JP2016062988A - 半導体発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い発光効率が得られる半導体発光素子を提供する。【解決手段】実施形態の半導体発光素子は、第1導電形の第1半導体層、発光層、および第2導電形の第2半導体層の順に積層された積層体と、前記第2半導体層に電気的に接続された電極パッドと、前記電極パッドと前記第2半導体層とに電気的に接続され、幅が前記電極パッドに近い側と前記電極パッドに遠い側とで異なってる配線と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体発光素子に関する。
LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子は、p形半導体層とn形半導体層との間に挟まれた発光層を有する。p形半導体層とn形半導体層との間に順バイアスを印加することにより、発光層内で正孔と電子とが再結合し、発光層から光が放出される。
例えば、n形半導体層がp形半導体層よりも上層に位置している構造では、n形半導体層上に電極パッドが設けられている。この電極パッドには、外部から所定の電位が供給される。さらに、n形半導体層上には、電極パッドに接続された配線が引き回され、この配線には電極パッドの電位が印加される。ここで、配線の全域に満遍なく電極パッドの電位を印加するには、配線の幅を広くして配線の抵抗を下げることが望ましい。
しかし、配線の幅を広くし過ぎると、発光層から放出される光が配線自体によって遮られる。このため、配線の幅は所定の幅以下に設定する必要がある。しかし、配線の幅が狭くなると配線の抵抗が高まり、配線の電圧降下が起き易くなる。配線の電圧降下が起きると、n形半導体層に均一に電位が印加され難くなる。これにより、高い発光効率が得られなくなる場合がある。
特開2007−287842号公報
本発明が解決しようとする課題は、高い発光効率が得られる半導体発光素子を提供することである。
実施形態の半導体発光素子は、第1導電形の第1半導体層、発光層、および第2導電形の第2半導体層の順に積層された積層体と、前記第2半導体層に電気的に接続された電極パッドと、前記電極パッドと前記第2半導体層とに電気的に接続され、幅が前記電極パッドに近い側と前記電極パッドに遠い側とで異なってる配線と、を備える。
図1(a)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図1(b)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の模式的断面図であり、図1(c)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の模式的下面図である。 図2(a)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の作用を表す模式的上面図であり、図2(b)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の配線の幅と、発光効率との関係の一例を表す図である。 図3(a)は、第1実施形態の第1変形例に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図3(b)は、第1実施形態の第2変形例に係る半導体発光素子の模式的上面図である。 図4(a)は、第2実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図4(b)は、第2実施形態に係る半導体発光素子の模式的断面図であり、図4(c)は、第2実施形態に係る半導体発光素子の模式的下面図である。 図5は、第2実施形態の第1変形例に係る半導体発光素子の模式的下面図である。 図6(a)は、第3実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図6(b)は、第3実施形態に係る半導体発光素子の模式的下面図である。 図7は、第4実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1(a)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図1(b)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の模式的断面図であり、図1(c)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の模式的下面図である。
ここで、図1(b)には、図1(a)および図1(c)のA−A’線に沿った位置での断面が表されている。
第1実施形態に係る半導体発光素子1Aは、LEDを備えた上下電極構造の半導体発光素子である。半導体発光素子1Aは、基板10と、発光層30eを有する積層体30と、金属含有層40と、光反射膜41と、電極50と、電極パッド51pa、51pbと、配線51aa、51ab、51b、51c、51dと、保護層70と、を備える。
基板10は、シリコン(Si)を含んでいる。基板10は、例えば、シリコンウェーハを個片化したシリコン基板である。基板10は、第1面(以下、例えば、下面10d)と、下面10dとは反対側の第2面(以下、例えば、上面10u)と、を有する。基板10に含まれる不純物の濃度を適宜調整することにより、基板10は所定の導電率を有している。
電極50は、基板10の下面10dの側に設けられている。電極50は、金属膜であり、単層でもよく、多層でもよい。電極50は、基板10に電気的に接続されている。電極50は、例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、金(Au)等の群から選ばれる少なくとも1つを含む。
積層体30は、基板10の上面10uの側に設けられている。積層体30においては、基板10の側から第1半導体層(以下、例えば、p形半導体層30p)、発光層(活性層)30e、および第2半導体層(以下、例えば、n形半導体層30n)の順に積層されている。ここで、p形半導体層30pは、p側のクラッド層であり、n形半導体層30nは、n側のクラッド層である。実施形態では、例えば、p形を第1導電形、n形を第2導電形とする。
p形半導体層30pは、窒化物半導体を含む。p形半導体層30pは、例えば、ドーパントとしてマグネシウム(Mg)を含む。n形半導体層30nは、窒化物半導体を含む。n形半導体層30nは、例えば、ドーパントとしてシリコン(Si)を含む。発光層30eは、窒化物半導体を含む。発光層30eは、例えば、単一量子井戸(SQW:Single Quantμm Well)構造を有してもよく、多重量子井戸(MQW:Multi Quantμm Well)構造を有してもよい。n形半導体層30nの上面30nuは、発光層30eから放出される光の取り出し効果を上げるために凹凸になっている。
電極パッド51pa、51pbは、積層体30のn形半導体層30nに電気的に接続されている。基板10の下面10dから上面10uに向かうZ方向から半導体発光素子1Aを見た場合、電極パッド51pa、51pbのそれぞれは、半導体発光素子1Aの角付近に位置している。電極パッド51pa、51pbは、例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、金(Au)等の群から選ばれる少なくとも1つを含む。
配線51aaは、電極パッド51paとn形半導体層30nとに電気的に接続されている。配線51aaにおいては、電極パッド51paに近い側と、電極パッド51paに遠い側と、で幅が異なっている。例えば、配線51aaにおいては、電極パッド51paに近い側よりも電極パッド51paに遠い側の方が幅が広くなっている。具体的には、配線51aaにおいては、位置P1における幅W1(例えば、5μm)よりも位置P2における幅W2(例えば、8μm)がより広くなっている。ここで、配線51aaの位置P2は、半導体発光素子1Aの角付近の位置である。また、「幅」とは、配線が延在する方向に対して垂直な方向における配線の幅で定義される。また、位置P1は、配線51aaが電極パッド51paに接続された位置であり、位置P2は、位置P1から所定の距離だけ離れた位置である。例えば、位置P1から位置P2にかけて、配線51aaの幅は連続的に広くなっている。つまり、配線51aaの幅は、電極パッド51paから離れるにつれ、広くなっている。
配線51abは、電極パッド51pbとn形半導体層30nとに電気的に接続されている。配線51abにおいては、電極パッド51pbに近い側と、電極パッド51pbに遠い側と、で幅が異なっている。例えば、配線51abにおいても、電極パッド51pbに近い側よりも電極パッド51pbに遠い側の方が幅が広くなっている。具体的には、配線51abにおいては、位置P1における幅W1よりも位置P2における幅W2がより広くなっている。ここで、配線51abの位置P2は、半導体発光素子1Aの角付近の位置である。位置P1は、配線51abが電極パッド51pbに接続された位置であり、位置P2は、位置P1から所定の距離だけ離れた位置である。位置P1から位置P2にかけて、配線51abの幅は連続的に広くなっている。つまり、配線51abの幅は、電極パッド51pbから離れるにつれ、広くなっている。
位置P2における配線51aaと位置P2における配線51abとは、配線51dによって繋がれている。配線51dの幅W3は、幅W2よりも広い。位置P1近傍における配線51aaと位置P1近傍における配線51abとは、配線51bによって繋がれている。配線51bの幅は、例えば、幅W1である。また、配線51bと配線51dとは、配線51cによって繋がっている。配線51cが配線51bに接続された位置での幅は、例えば、幅W1である。配線51cが配線51dに接続された位置での幅は、例えば、幅W2である。配線51cの幅は、配線51bに配線51cが接続された位置から配線51dに配線51cが接続された位置にかけて連続的に広くなっている。
配線51aa、51abと同様に、配線51b、51c、51dは、n形半導体層30nに電気的に接続されている。配線51aa、51ab、51b、51c、51dは、一体になっている。
配線51aa、51ab、51b、51c、51dをまとめて配線51とした場合、配線51のそれぞれが延伸する方向に対して平行な方向(X方向およびY方向)における配線51の断面(図1(b)のP−P’線の位置での断面)の全面積S51は、この平行な方向における発光層30eの断面(図1(b)のQ−Q’線の位置での断面)の全面積S30eの40%以下である。配線51は、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)の少なくとも1つを含む。
金属含有層40は、積層体30と基板10との間に設けられている。金属含有層40は、積層体30と基板10とを接合する接合材である。金属含有層40は、金属、または金属の化合物を含む。
光反射膜41は、積層体30と金属含有層40との間に設けられている。光反射膜41は、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、銅(Cu)、錫(Sn)、炭素(C)、マグネシウム(Mg)、クロム(Cr)、テルル(Te)、セレン(Se)、チタン(Ti)、酸素(O)、水素(H)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)の群から選択される少なくとも1つの元素を含む。
光反射膜41は、多層であってもよい。この場合、多層のそれぞれの層には、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、銅(Cu)、錫(Sn)、炭素(C)、マグネシウム(Mg)、クロム(Cr)、テルル(Te)、セレン(Se)、チタン(Ti)、酸素(O)、水素(H)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)の群から選択される少なくとも1つの元素が含まれる。
光反射膜41の耐熱性、耐薬品性を向上させるには、光反射膜41の材料として、上述した金属群の少なくとも2つを含む合金であってもよい。
また、保護層70は、積層体30の側部の上、および積層体30の側部から積層体30の内部の一部にかけて設けられている。
図2(a)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の作用を表す模式的上面図であり、図2(b)は、第1実施形態に係る半導体発光素子の配線の幅と、発光効率との関係の一例を表す図である。
ここで、発光効率とは、半導体発光素子から発せられる全光束を半導体発光素子に投入する電力で割った値で定義される。
図2(a)に表す半導体発光素子1Aにおいては、電極パッド51pa、51pbに、電位Vが印加されると、この電位Vは、配線51(配線51aa、51ab、51b、51c、51d)に伝導する。電位Vは、下部電極である電極50に印加される電位Vよりも低い電位である。これにより、p形半導体層30pとn形半導体層30nとの間には、順バイアスが印加される。
ここで、配線51aaでは、位置P1における幅W1よりも位置P2における幅W2が広くなっている。つまり、配線51aaでは、位置P1における抵抗Rよりも位置P2における抵抗Rが小さくなっている(R<R)。従って、配線51aaでは、位置P1と位置P2との間における電圧降下が起き難くなっている。
また、配線51abでは、位置P1における幅W1よりも位置P2における幅W2が広くなっている。つまり、配線51abでは、位置P1における抵抗Rよりも位置P2における抵抗Rが小さくなっている(R<R)。従って、配線51abでは、位置P1と位置P2との間における電圧降下が起き難くなっている。
さらに、配線51aaと配線51abとに繋がれた配線51dの幅W3は、幅W2より広い。また、配線51dには、配線51aaと配線51abとの双方から電位が供給される。このため、配線51aa、51abから配線51dに電位が印加される際の電圧降下が起き難くなっている。
また、配線51aaと配線51abとに繋がれた配線51bには、配線51aaと配線51abとの双方から電位が供給される。そして、配線51bと配線51dとの間には、配線51cが繋がれている。配線51cにおいては、配線51bから配線51dに向かうにつれ、幅がW1からW2になっている。従って、配線51c内においても、電圧降下が起き難くなっている。
従って、半導体発光素子1Aでは、電極パッド51pa、51pbに、電位Vが印加されると、配線51の全域に略同じ電位が行き渡ることになる。これにより、n形半導体層30nにも略均一に電位が印加され、発光層30eから放出される光強度が高くなり、発光効率が向上する。
但し、配線51の幅W1〜W3のそれぞれには、最適値がある。例えば、配線51aaの位置P2における幅W2を例にとり、配線51のそれぞれの幅に最適値があることを説明する。
例えば、図2(b)に表すように、幅W2の幅を徐々に広くしていくと、配線51aaにおける電圧降下がより緩和されて、発光効率が上昇する。しかし、配線51aaの幅W2を広くし過ぎると、配線51aa自体によってn形半導体層30nの露出面積が減少し、発光層30eから放出される光が遮られてしまう。
従って、発光効率は、幅W2がある幅以上になったとき、電圧降下の緩和よりも配線自体による遮蔽効果が強くなり減少し始める。そして、幅W2がさらに広くなると、発光効率はさらに減少する。
半導体発光素子1Aでは、発光効率が最大になるように幅W2が最適値に調整されているとともに、幅W1、W3のそれぞれについても発光効率が最大になるように調整されている。
幅W1〜W3のそれぞれが最適値に調整されることにより、配線51内における電圧降下が緩和されて、且つ、配線51自体による光の遮蔽効果も抑えられている。例えば、上述した全面積S51は、全面積S30eの40%以下に設定されている。これにより、半導体発光素子1Aでは、高い発光効率が得られている。
(第1実施形態の変形例)
図3(a)は、第1実施形態の第1変形例に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図3(b)は、第1実施形態の第2変形例に係る半導体発光素子の模式的上面図である。
図3(a)に表す半導体発光素子1Bにおいては、配線51aa’の位置P1から位置P2にかけて、配線51aa’の幅が段階的に広くなっている。つまり、配線51aa’の幅は、電極パッド51paから離れるにつれ、段階的に広くなっている。また、配線51ab’の位置P1から位置P2にかけて、配線51ab’の幅が段階的に広くなっている。つまり、配線51ab’の幅は、電極パッド51pbから離れるにつれ広くなっている。さらに、配線51c’においては、配線51bから配線51dに向かって幅が段階的に広くなっている。
このような構造でも、配線51aa’、配線51ab’、および配線51c’のそれぞれにおける電圧降下がより緩和されて、発光効率が上昇する。
図3(b)に表す半導体発光素子1Cにおいては、電極パッドとして1個の電極パッド51pbが配置されている。
電極パッド51pbには、配線51abが接続されている。配線51abの位置P1近傍には、配線51b’が接続されている。配線51b’は、配線51abに対して略直交している。配線51b’の幅は、例えば、幅W2と同じか、或いは、幅W2よりも広い。また、配線51b’には、配線51aaと配線51cとが接続されている。
このような構造においても、配線51abの位置P1から位置P2にかけて、配線51abの幅が連続的に広くなっている。また、配線51aaの幅と配線51cの幅とは、配線51b’から遠ざかるにつれ連続的に広くなっている。従って、配線51ab内、配線51aa内、および配線51c内における電圧降下が緩和される。これにより、発光効率が上昇する。
(第2実施形態)
図4(a)は、第2実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図4(b)は、第2実施形態に係る半導体発光素子の模式的断面図であり、図4(c)は、第2実施形態に係る半導体発光素子の模式的下面図である。
ここで、図4(b)には、図4(a)および図4(c)のB−B’線における矢視断面が表されている。
半導体発光素子2Aは、基板10と、積層体30と、金属含有層40と、光反射膜41と、第1電極パッド(以下、例えば、電極パッド50p)と、第1配線(以下、例えば、配線52aa、52ab)と、第2配線(以下、例えば、配線52ba、52bb)と、配線53aa、53ab、53ba、53bbと、第1電極層(以下、例えば、電極層54aa、54ab)、第2電極層(以下、例えば、電極層54ba、54bb)と、第2電極パッド(以下、例えば、電極パッド51p)と、保護層70と、を備える。ここで、配線52aa、52ab、52ba、52bbをまとめて配線52とする。
電極パッド50pは、基板10の下面10dの側に設けられている。電極パッド50pは、基板10に電気的に接続されている。電極パッド50pは、半導体発光素子2Aの角と角との間に位置している。電極パッド51pは、n形半導体層30nに電気的に接続されている。電極パッド51pは、半導体発光素子2Aの角付近に位置している。
電極層54aaは、配線52aaおよび配線53aaを経由して電極パッド50pに電気的に接続されている。電極層54aaの上端55auは、基板10内に位置している。電極層54aaの下端55adには、配線53aaが接続されている。配線52aaの幅は、電極パッド50pから電極層54aaにかけて連続的に広くなっている。
電極層54abは、配線52abおよび電極層54abを経由して電極パッド50pに電気的に接続されている。電極層54abの上端55buは、基板10内に位置している。電極層54abの下端55bdには、配線53abが接続されている。配線52abの幅は、電極パッド50pから電極層54abにかけて連続的に広くなっている。
電極層54baは、配線53ba、配線52ba、配線53aa、および配線52aaを経由して電極パッド50pに電気的に接続されている。電極層54baの上端56auは、基板10内に位置している。電極層54baの下端56adには、配線53baが接続されている。電極層54baと電極パッド50pとの間の距離は、電極層54aaと電極パッド50pとの間の距離よりも長い。
Z方向に対して垂直に切断した電極層54baの切断面の面積は、Z方向に対して垂直に切断した電極層54aaを切断した切断面の面積よりも大きい。例えば、切断面が円である場合に、電極層54aaの径は、20μmであり、電極層54baの径は、25μmである。配線52baは、電極層54aaと電極層54baとを電気的に接続している。配線52baの幅は、電極層54aaから電極層54baにかけて連続的に広くなっている。
電極層54bbは、配線53bb、配線52bb、配線53ab、および配線52abを経由して電極パッド50pに電気的に接続されている。電極層54bbの上端56buは、基板10内に位置している。電極層54bbと電極パッド50pとの間の距離は、電極層54abと電極パッド50pとの間の距離よりも長い。電極層54bbの下端56bdには、配線53bbが接続されている。
Z方向に対して垂直に切断した電極層54bbの切断面の面積は、Z方向に対して垂直に切断した電極層54abを切断した切断面の面積よりも大きい。例えば、切断面が円である場合に、電極層54abの径は、20μmであり、電極層54bbの径は、25μmである。配線52bbは、電極層54abと電極層54bbとを電気的に接続している。配線52bbの幅は、電極層54abから電極層54bbにかけて連続的に広くなっている。
半導体発光素子2Aにおいては、電極パッド50pに、電位Vが印加されると、電位Vは、配線52aa、53aa、52ba、53baに印加されるとともに、配線52ab、53ab、52bb、53bbに印加される。ここで、電位Vは、上部電極である電極パッド51pに印加される電位Vよりも高い電位である。これにより、p形半導体層30pとn形半導体層30nとの間には、順バイアスが印加される。
配線52aaでは、電極パッド50p付近における幅よりも電極層54aa付近における幅が広くなっている。つまり、配線52aaでは、電極パッド50p付近における抵抗よりも電極層54aa付近における抵抗が小さい。従って、配線52aaでは、電極パッド50pと電極層54aaとの間における電圧降下が起き難くなっている。
また、配線52abでは、電極パッド50p付近における幅よりも電極層54ab付近における幅が広くなっている。つまり、配線52abでは、電極パッド50p付近における抵抗よりも電極層54ab付近における抵抗が小さい。従って、配線52abでは、電極パッド50pと電極層54abとの間における電圧降下が起き難くなっている。
また、配線52baでは、電極層54aa付近における幅よりも電極層54ba付近における幅が広くなっている。つまり、配線52baでは、電極層54aa付近における抵抗よりも電極層54ba付近における抵抗が小さい。従って、配線52baでは、電極層54aaと電極層54baとの間における電圧降下が起き難くなっている。
また、配線52bbでは、電極層54ab付近における幅よりも電極層54bb付近における幅が広くなっている。つまり、配線52bbでは、電極層54ab付近における抵抗よりも電極層54bb付近における抵抗が小さい。従って、配線52bbでは、電極層54abと電極層54bbとの間における電圧降下が起き難くなっている。
また、基板10内に埋め込まれた電極層54aa、54baにおいては、電極層54baの径が電極層54aaの径よりも大きい。同様に、基板10内に埋め込まれた電極層54ab、54bbにおいては、電極層54bbの径が電極層54abの径よりも大きい。
従って、半導体発光素子2Aでは、電極パッド50に電位Vが印加されると、配線52の全域に略同じ電位が行き渡るとともに、電極層54aa、54ab、54ba、54bbに略同じ電位が行き渡る。これにより、電位Vは、基板10に略均一に印加され、発光層30eから放出される光強度が略均一になる。
また、基板10がシリコンを含む場合、基板10の抵抗率は一般的な金属よりも高くなってしまう。第2実施形態では、基板10内に、ピン状の電極層54aa、54ab、54ba、54bbを埋め込むことで、基板10側から注入される電流を効率よく基板10内で分散させている。これにより、半導体発光素子2Aでは、高い発光効率が得られる。
(第2実施形態の第1変形例)
図5は、第2実施形態の第1変形例に係る半導体発光素子の模式的下面図である。
図5に表す半導体発光素子2Bにおいては、配線52aa’の幅は、電極パッド50pから電極層54aaにかけて段階的に広くなっている。また、配線52ab’の幅は、電極パッド50pから電極層54abにかけて段階的に広くなっている。また、配線52ba’の幅は、電極層54aaから電極層54baにかけて段階的に広くなっている。また、配線52bb’の幅は、電極層54abから電極層54bbにかけて段階的に広くなっている。
このような構造でも、配線52aa’、52ab’、52ba’、52bb’のそれぞれにおける電圧降下がより緩和されて、発光効率が上昇する。
(第3実施形態)
図6(a)は、第3実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図であり、図6(b)は、第3実施形態に係る半導体発光素子の模式的下面図である。
図6(a)および図6(b)に表す半導体発光素子3は、第1実施形態に係る半導体発光素子1Aの上側の電極構造と、第2実施形態に係る半導体発光素子2Aの下側の電極構造と、を複合させた構造を有している。このような構造でも高い発光効率が得られる。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態に係る半導体発光素子の模式的上面図である。
第4実施形態に係る半導体発光素子4では、配線51aaにおいて、電極パッド51paに近い側よりも電極パッド51paに遠い側の方が幅が狭くなっている。具体的には、配線51aaにおいては、位置P1における幅W1よりも位置P2における幅W2がより狭くなっている。例えば、位置P1から位置P2にかけて、配線51aaの幅は連続的に狭くなっている。つまり、配線51aaの幅は、電極パッド51paから離れるにつれ、狭くなっている。
配線51abにおいても、電極パッド51pbに近い側よりも電極パッド51pbに遠い側の方が幅が狭くなっている。具体的には、配線51abにおいては、位置P1における幅W1よりも位置P2における幅W2がより狭くなっている。位置P1から位置P2にかけて、配線51abの幅は連続的に狭くなっている。つまり、配線51abの幅は、電極パッド51pbから離れるにつれ、狭くなっている。
位置P2における配線51aaと位置P2における配線51abとは、配線51dによって繋がれている。配線51dの幅W3は、幅W2よりも狭い。位置P1近傍における配線51aaと位置P1近傍における配線51abとは、配線51bによって繋がれている。配線51bの幅は、例えば、幅W1である。また、配線51bと配線51dとは、配線51cによって繋がっている。配線51cが配線51bに接続された位置での幅は、例えば、幅W1である。配線51cが配線51dに接続された位置での幅は、例えば、幅W2である。配線51cの幅は、配線51bに配線51cが接続された位置から配線51dに配線51cが接続された位置にかけて連続的に狭くなっている。
例えば、配線51の抵抗が比較的低い場合、配線51の幅がどの場所でも同じであるとすると、電極パッド51pa、51pbからn形半導体層30nに注入される電流は、配線51よりも、電極パッド51pa、51pb下のn形半導体層30nに優先的に流れる可能性がある。
第4実施形態では、例えば、配線51aa、51abの幅を、電極パッド51pa、51pbから離れるにつれ狭くしている。これにより、電極パッド51pa、51pb近傍の配線51の抵抗が電極パッド51pa、51pbから離れた場所での配線51の抵抗よりも下がる。これにより、配線51の全域に略同じ電位が行き渡ることになる。これにより、n形半導体層30nにも略均一に電位が印加され、発光層30eから放出される光強度が高くなり、発光効率が向上する。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも実施形態の特徴を含む限り実施形態の範囲に包含される。その他、実施形態の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても実施形態の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A、1B、1C、2A、2B、3 半導体発光素子、 10 基板、 10d 下面、 10u 上面、 30 積層体、 30e 発光層、 30n n形半導体層、 30nu 上面、 30p p形半導体層、 40 金属含有層、 41 光反射膜、 50 電極、 51、51aa、51aa’、51ab、51ab’、51b、51b’、51c、51c’、51d、52aa、52ab、52ba、52bb、52aa’、52ab’、52ba’、52bb’、53aa、53ab、53ba、53bb 配線、 50p、51p、51pa、51pb 電極パッド、 54aa、54ab、54ba、54bb 電極層、 55ad、55bd、56ad、56bd 下端、 55au、55bu、56au、56bu 上端、 70 保護層、 W1、W2、W3 幅

Claims (11)

  1. 第1導電形の第1半導体層、発光層、および第2導電形の第2半導体層の順に積層された積層体と、
    前記第2半導体層に電気的に接続された電極パッドと、
    前記電極パッドと前記第2半導体層とに電気的に接続され、幅が前記電極パッドに近い側と前記電極パッドに遠い側とで異なってる配線と、
    を備えた半導体発光素子。
  2. 前記配線の延伸方向に対して平行な方向における前記配線の断面の全面積は、前記平行な方向における前記発光層の断面の全面積の40%以下である請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記幅は、前記電極パッドに近い側よりも、前記電極パッドに遠い側の方が幅が広い請求項1または2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記電極パッドから離れるにつれ、前記配線の前記幅は連続的に広くなっている請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  5. 前記電極パッドから離れるにつれ、前記配線の前記線は段階的に広くなっている請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  6. 前記幅は、前記電極パッドに近い側よりも、前記電極パッドに遠い側の方が幅が狭い請求項1または2に記載の半導体発光素子。
  7. 第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を有する基板と、
    前記基板の前記第1面側に設けられ、前記基板に電気的に接続された第1電極パッドと、
    前記第1電極パッドに電気的に接続され、その上端が前記基板内に位置する第1電極層と、
    前記第1電極パッドに電気的に接続され、その上端が前記基板内に位置し、前記第1電極パッドとの間の距離が前記第1電極層と前記第1電極パッドとの間の距離よりも長く、前記第1面から前記第2面に向かう方向に対して垂直に切断した切断面の面積が前記垂直に前記第1電極層を切断した切断面の面積よりも大きい第2電極層と、
    を含む複数の電極層と、
    前記基板の前記第2面側に設けられ、前記基板側から第1導電形の第1半導体層、発光層、および第2導電形の第2半導体層の順に積層された積層体と、
    前記第2半導体層に電気的に接続された第2電極パッドと、
    を備えた半導体発光素子。
  8. 前記第1電極パッドと前記第1電極層とを電気的に接続する第1配線をさらに備え、
    前記第1配線の幅は、前記第1電極パッドから前記第1電極層にかけて連続的に広くなっている請求項7に記載の半導体発光素子。
  9. 前記第1電極パッドと前記第1電極層とを電気的に接続する第1配線をさらに備え、
    前記第1配線の幅は、前記第1電極パッドから前記第1電極層にかけて段階的に広くなっている請求項7に記載の半導体発光素子。
  10. 前記第1電極層と前記第2電極層とを電気的に接続する第2配線をさらに備え、
    前記第2配線の幅は、前記第1電極層から前記第2電極層にかけて連続的に広くなっている請求項7〜9のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
  11. 前記第1電極層と前記第2電極層とを電気的に接続する第2配線をさらに備え、
    前記第2配線の幅は、前記第1電極層から前記第2電極層にかけて段階的に広くなっている請求項7〜9のいずれか1つに記載の半導体発光素子。
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