JP2016061992A - 調光装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数で構成された調光装置を提供する。
【解決手段】入射する光の通過光量を調整する調光装置5は、モーター51と、モーター51の回転軸に取り付けられ、この回転軸と共に回転するウォーム52と、ウォーム52に噛合する歯部を有し、ウォーム52を挟み、回転中心軸が互いに平行となるように配置される回転部8A,8Bと、モーター51および回転部8A,8Bを支持する支持体7と、光を遮光する部材で形成され、回転部8A,8Bにそれぞれ個別に接続された遮光部6A,6Bと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、調光装置およびプロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置にて変調された光を投写する投写レンズとを備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、投写される画像のコントラストの向上等を目的として、光源装置から射出された光の一部を遮光し、光変調装置に入射する光量を調整する調光装置を備えたプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の調光装置は、光源装置からの光を部分的に遮光可能な一対の遮光シャッターと、一対の遮光シャッターを動作させる駆動部とを備える。駆動部は、モーターと、4つのギア部(第1ギア部、第2ギア部、第3ギア部、第4ギア部)と、これらを保持する板部材とを備える。第4ギア部は、モーターの回転軸に取り付けられた駆動歯車であって、正逆回転する。第1ギア部〜第3ギア部は従動歯車であって、第4ギア部の回転を一対の遮光シャッターに伝える。
特開2013−44931号公報
しかしながら、特許文献1に記載の調光装置は、モーターの回転を一対の遮光シャッターに伝える輪列部品(ギア部)の点数が多く、製造が煩雑になることや装置が大型化するという課題がある。また、輪列部品が多いため、遮光シャッターからの熱による輪列部品の劣化が調光装置の性能悪化に顕著に表れる恐れがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る調光装置は、入射する光の通過光量を調整する調光装置であって、モーターと、前記モーターの回転軸に取り付けられ、前記回転軸と共に回転するウォームと、前記ウォームに噛合する歯部を有し、前記ウォームを挟んで配置される一対の回転部と、前記モーターおよび前記一対の回転部を支持する支持体と、光を遮光する部材で形成され、前記一対の回転部にそれぞれ個別に接続された一対の遮光部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、モーターが駆動されると、ウォームを介して一対の回転部が互いに反対方向に回転する。一対の回転部にそれぞれ接続されている一対の遮光部は、ウォームの回転に応じて互いの離間距離が変更されるので、入射する光の通過光量を調整できる。よって、ウォーム、および一対の回転部という少ない部品点数の輪列部品でモーターの回転を遮光部に伝える調光装置を構成することができる。また、輪列部品が少ない部品点数で構成されるので、小型で製造が容易な調光装置を提供することが可能となる。
また、一対の回転部に形成される歯部として、ウォームに噛合するウォームホイールやはすば歯車が有する歯部を用いることができる。これによって、平歯車同士が噛合する構成に比べて噛み合いが滑らかになるので、動作時における低騒音化が可能となる。
さらに、ゴミが侵入した場合、平歯車同士が噛合する構成においては、歯部がゴミを噛み込む方向に回転するので、回転不良が生じやすくなるが、上述したようにウォームとウォームホイールやはすば歯車が有する歯部が噛合する構成においては、ゴミが歯部に沿って移動可能なので、回転不良の抑制が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る調光装置において、前記一対の回転部と前記一対の遮光部とをそれぞれ個別に接続する一対の接続部をさらに備え、前記支持体は、前記一対の回転部をそれぞれ回転可能に支持する支持軸と、前記支持軸が固定される支持基板と、を備え、前記支持基板には、前記一対の接続部が挿通される開口部が形成され、前記ウォームおよび前記一対の回転部と、前記一対の遮光部とは、前記支持基板を挟んで互いに反対側に配置されることが好ましい。
遮光部は、光を遮光することによって発熱する。
この構成によれば、回転部は、接続部を介して遮光部に接続され、ウォームおよび一対の回転部と、一対の遮光部との間には、支持基板が介在している。これによって、遮光部から回転部への熱伝達の抑制、および遮光部に向かう光のウォームおよび一対の回転部への照射の抑制が可能となる。よって、ウォームおよび一対の回転部の熱による劣化を抑制できるので、調光装置は、長期に亘って通過光量を調整することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る調光装置において、前記開口部は、前記一対の接続部それぞれが個別に挿通されるように分離して形成され、当該開口部に挿通される前記接続部に接続される前記遮光部が挿通不能な大きさに形成されていることが好ましい。
この構成によれば、開口部は、一対の接続部それぞれが個別に挿通されるように分離して形成されているので、支持基板には、開口部を分離する仕切部が設けられることになる。また、挿通される接続部に接続される遮光部が挿通できない大きさに形成されている。これによって、支持基板に開口部が形成されていても、支持基板の厚みの増加や平面サイズの拡大を抑制して支持基板の強度を確保することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係る調光装置において、前記一対の回転部それぞれは、前記支持基板側から見て先端が前記開口部から露出する突起部を有し、前記一対の接続部は、前記一対の回転部における前記突起部にそれぞれ固定されていることが好ましい。
この構成によれば、接続部を複雑な形状にすることなく、また、大型化を抑制して回転部と遮光部とを容易に接続できる。
[適用例5]上記適用例に係る調光装置において、前記一対の回転部が有する歯部の形状は、はすば歯車が有する歯部の形状であることが好ましい。
この構成によれば、複雑な構造の金型を用いることや、成形後の追加工を必要とすることなく、容易に歯部を形成できる。よって、ウォームに噛合する歯部を有する回転部を合成樹脂等で容易に製造することが可能となる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、上記に記載の調光装置と、前記調光装置を通過した光を変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、上述した調光装置を備えるので、大型化の抑制や低騒音化が図られるとともに、コントラストが向上された画像の投写が可能となる。また、プロジェクターは、調光装置がゴミの影響を受けにくく、ウォームや回転部の劣化が抑制されるので、長期に亘ってコントラストが向上された画像の投写が可能となる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の調光装置の斜視図。 本実施形態の調光装置の分解斜視図。 本実施形態の全閉状態における調光装置の平面図。 本実施形態における調光装置の本体部の斜視図。 本実施形態の接続部および遮光部を示す斜視図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、光源装置31や制御部等に電力を供給する電源装置PS、および冷却装置4を備える。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、複数の部材で構成され、外気を取り込む吸気口、および外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置35、投写レンズ36、調光装置5、およびこれらの光学部品を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光学ユニット3は、図1に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。なお、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光が射出される方向を+X方向、投写レンズ36から光が射出される方向を+Y方向(前方向)、プロジェクター1が机上等に据え置かれる姿勢における上側を+Z側として記載する。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311、リフレクター312および平行化レンズ313等を備える。光源装置31は、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射した後、平行化レンズ313よって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光の光軸Ax方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光を複数の部分光に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光を後述する液晶パネルの表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネルで利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有している。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶パネルまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
光学装置35は、各色光用に設けられた光変調装置351(R光用の光変調装置を351R、G光用の光変調装置を351G、B光用の光変調装置を351Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム352を備える。
各光変調装置351は、透過型の液晶パネル、液晶パネルの光入射側に配置された入射側偏光板、および液晶パネルの光射出側に配置された射出側偏光板を備え、各色光を画像情報に応じて変調する。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、誘電体多層膜が光変調装置351R,351Bにて変調されたR光およびB光を反射し、光変調装置351Gにて変調されたG光を透過して、3色の変調光を合成する。
投写レンズ36は、複数のレンズを備え、ズーム調整およびフォーカス調整の機能を有している。投写レンズ36は、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光をスクリーン上に拡大投写する。
調光装置5は、図1に示すように、一対の遮光部6A,6B、および後述するモーター51や支持基板71等(図2参照)を備え、遮光部6A,6Bが光学部品用筐体37の側壁に設けられた開口部(図示省略)から挿入され、支持基板71が光学部品用筐体37にネジ固定される。そして、遮光部6A,6Bは、第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間に、光軸Axを挟んで対向配置される。
調光装置5は、制御部の指示に基づいてモーター51が駆動することにより遮光部6A,6Bの互いの距離が変更され、第1レンズアレイ321を透過した光の通過光量を調整する。調光装置5は、遮光部6A,6Bの通過光量が最も少ない(光を最も遮光する)全閉状態から遮光部6A,6Bの通過光量が最も多い全開状態の間で通過光量を調整する。
そして、調光装置5は、第2レンズアレイ322に入射する光量、ひいては、光変調装置351に入射する光量を調整し、投写される画像のコントラスト向上に寄与する。調光装置5については、後で詳細に説明する。
冷却装置4は、図1に示すように、吸気ファン41、ダクト部材42、ランプファン(図示省略)、および排気ファン43等を備える。
吸気ファン41は、外装筐体2の吸気口から外部の空気を取り込み、取り込んだ空気をダクト部材42を介して光学装置35や偏光変換素子323等に送風し、これらの部材を冷却する。
ランプファンは、光源装置31に冷却空気を送風し、光源311等を冷却する。
排気ファン43は、光学装置35、偏光変換素子323や光源311等を冷却して暖まった空気を外装筐体2の排気口から外部に排出する。
〔調光装置の構成〕
ここで、調光装置5について詳細に説明する。
図2は、調光装置5の斜視図であり、(a)は一方側から見た図、(b)は他方側から見た図である。
調光装置5は、図2に示すように、一対の遮光部6A,6Bに加え、モーター51、ウォーム52、支持体7、一対の回転部8A,8B、止め輪SR、一対の接続部9A,9B、および回路ユニット10(図3参照)を備える。調光装置5は、制御部の制御に基づいてモーター51が駆動し、ウォーム52等の部材を介して遮光部6A,6Bが回転して、遮光部6A,6B間の離間距離が変更されることにより通過光量を調整する。
図3は、調光装置5の分解斜視図である。
モーター51は、図示しないケーブルによって制御部に接続されており、制御部の指示により駆動する。本実施形態のモーター51は、ステッピングモーターが用いられている。また、モーター51は、回転軸511およびフランジ512を有し、回転軸511が飛び出る方向に付勢されて組み立てられている。
ウォーム52は、圧入等によりモーター51の回転軸511に取り付けられ、回転軸511と共に回転する。ここで、モーター51に取り付けられたウォーム52をウォーム52側から見て、図3に示すように、ウォーム52の時計回りの回転方向を第1回転方向R1とし、ウォーム52の反時計回りの回転方向を第2回転方向R2とする。
支持体7は、図3に示すように、板金で形成された支持基板71、および支持基板71に固定される金属製の支持軸72a,72bを有し、モーター51および回転部8A,8Bを支持する。
支持基板71は、外形が略矩形状のベース部711、およびベース部711の一部が切り起こされた起立部712を有している。起立部712は、ベース部711に対し、90°屈曲されており、ベース部711には、起立部712が形成されることにより開口部711Hが設けられている。起立部712は、中央にスリット712Sが形成され、スリット712Sの両側にネジ孔712Nが設けられている。
ウォーム52が取り付けられたモーター51は、図2に示すように、一部が開口部711H内に配置され、回転軸511(図3参照)がスリット712S内に配置され、フランジ512に設けられた孔から挿通されたネジがネジ孔712Nに螺合されて起立部712に固定される。そして、ウォーム52は、ベース部711の一方の側に位置し、起立部712から支持軸72a,72b側に突出して配置される。
支持軸72a,72bは、図3に示すように、起立部712の開口部711Hとは反対側のベース部711に、起立部712と同じ方向に突出するように取り付けられる。支持軸72a,72bは、ウォーム52の中心軸52jを通り、起立部712に直交する仮想平面を挟んで配置される。ここで、支持体7を支持軸72a,72b側から見て、支持軸72a,72bの上方に起立部712が位置する姿勢において、仮想平面の右方に位置する支持軸を支持軸72a、仮想平面の左方に位置する支持軸を支持軸72bとする。
また、支持軸72a,72bは、起立部712のモーター51が取り付けられる面、すなわちウォーム52の中心軸52jに直交する面に対するそれぞれの回転中心軸72ax,72bxの距離が異なるように配置される。本実施形態では、中心軸52jに直交する平面からの距離が支持軸72aの回転中心軸72axの距離より支持軸72bの回転中心軸72bxの距離の方が小さく、その差がウォーム52の歯部のピッチの1/2の距離に設定されている。
また、ベース部711には、図3に示すように、起立部712に対して開口部711Hの反対側に開口部71a,711cおよび丸孔711d,711eが形成されている。
開口部71aは、接続部9A,9Bが挿通される孔であり、仕切部711xによって、開口部711aと開口部711bとに分離されている。
開口部711aは、回転中心軸72axを中心とする円弧状の孔であり、接続部9Aが挿通される。開口部711aは、調光装置5の動作時に回転する接続部9Aが接触せず、遮光部6Aが挿通不能な大きさに形成されている。
開口部711bは、回転中心軸72bxを中心とする円弧状の孔であり、接続部9Bが挿通される。開口部711bは、調光装置5の動作時に回転する接続部9Bが接触せず、遮光部6Bが挿通不能な大きさに形成されている。
また、開口部711bの支持軸72b側の内面には、支持軸72bに向かって窪む凹部711bxが形成されており、この凹部711bxによって、開口部711bには、回転中心軸72bxを中心とする回転方向に2つの段差711byが設けられている。
開口部711cは、支持軸72aの近傍に矩形状を有して形成されており、この開口部711cから回路ユニット10の後述するフォトセンサー11が露出している。
丸孔711dは、図3に示すように、支持軸72aを挟んで一対設けられ、丸孔711eは、支持軸72bを挟んで一対設けられている。
図3に示すように、回転部8Aは、歯部8Agを有する本体部80A、および本体部80Aに圧入される軸受Buを備える。回転部8Bは、歯部8Bgを有する本体部80B、および本体部80Bに圧入される軸受Buを備える。本体部80A,80Bは、例えば、PPS(Poly Phenylene Sulfide)等の耐熱性が高い合成樹脂で形成されている。軸受Buは、銅等を基材とする燒結含油金属で支持軸72a,72bが挿通される内径の形状を有している。
図4は、全閉状態における調光装置5の平面図であり、(a)は、ウォーム52側から見た図、(b)は、(a)とは反対側から見た図である。
回転部8A,8Bは、図4(a)に示すように、ウォーム52を挟んで配置され、それぞれの歯部8Ag,8Bgがウォーム52に噛合して支持軸72a,72bそれぞれに回転可能に支持される。また、回転部8A,8Bは、それぞれの回転中心軸が中心軸52jに直交する面に沿い、それぞれの回転中心軸が互いに平行となるように配置される。そして、回転部8A,8Bは、止め輪SRが支持軸72a,72bに取り付けられて、ベース部711から離間する方向の移動が規制される。
そして、回転部8A,8Bは、ウォーム52の回転を減速して遮光部6A,6Bを回転させる。ここで、図4(a)の図面視において、回転部8A,8Bの時計回りの回転方向を第3回転方向R3とし、回転部8A,8Bの反時計回りの回転方向を第4回転方向R4とする。
図5は、本体部80A,80Bの斜視図であり、(a)は、図3における本体部80A,80Bを拡大した図、(b)は、(a)とは反対側から本体部80A,80Bを見た図である。
本体部80Aは、図5に示すように、中央に軸受Bu(図3参照)が圧入される丸孔が形成されており、外周の一部には、軸受Buの中心軸を中心とする歯部8Agが形成され、外周の歯部8Agが形成されていない領域の一部に突起部8Apが設けられている。
歯部8Agは、調光装置5の全閉状態から全開状態までの間でウォーム52と噛合するような領域に形成されている。そして、歯部8Agの形状は、はすば歯車が有する歯部の形状であり、ウォーム52が第2回転方向R2(図3参照)に回転すると、回転部8Aは、第4回転方向R4に回転する。
突起部8Apは、図5(a)に示すように、先端に平坦部を有し、この平坦部には、円柱状の2つのリブ8Ax、および2つのリブ8Axの間に設けられたネジ穴8Ayが形成されている。また、突起部8Apは、図4(b)に示すように、支持体7に支持された回転部8Aを、支持基板71側から見て、先端が開口部711aから露出するように形成されている。
また、本体部80Aには、図5(b)に示すように、支持基板71の一対の丸孔711d(図3参照)に対応し、内径が丸孔711dの内径と略同径の一対の丸孔81a、およびベース部711側に突出する検出用突起82が設けられている。
検出用突起82は、軸受Buの中心軸を中心とする円弧状に形成されており、回転部8Aの回転により、所定の位置でフォトセンサー11の凹部に挿通する。
本体部80Bは、本体部80Aと同様に、中央に軸受Buが圧入される丸孔が形成されており、図5に示すように、外周の一部には、軸受Buの中心軸を中心とする歯部8Bgが形成され、外周の歯部8Bgが形成されていない領域の一部に突起部8Bpが設けられている。
歯部8Bgは、歯部8Agと同様に、調光装置5の全閉状態から全開状態までの間でウォーム52と噛合するような領域に形成されている。そして、歯部8Bgの形状は、はすば歯車が有する歯部の形状であり、ウォーム52が第2回転方向R2(図3参照)に回転すると、回転部8Bは、第3回転方向R3に回転する。すなわち、回転部8Aと回転部8Bとは、ウォーム52の回転により互いに反対方向に回転する。
突起部8Bpは、先端の形状が、図5(a)に示すように、回転部8Aの突起部8Apの先端の形状と同様に形成されており、円柱状の2つのリブ8Bx、およびネジ穴8Byを有し、支持基板71側から見て、先端が開口部711bから露出する(図4(b)参照)ように形成されている。
また、本体部80Bには、図5(b)に示すように、支持基板71の一対の丸孔711e(図3参照)に対応し、内径が丸孔711eの内径と略同径の一対の丸孔81b、およびベース部711側に突出する円柱状の突起83が設けられている。
突起83は、図4(b)に示すように、凹部711bx内に配置され、回転部8Bの回転に応じて凹部711bxの両側の段差711by間を移動する。そして、調光装置5は、回転部8Bが所定以上回転した場合に、突起83と段差711byとが当接し、回転部8Bのそれ以上の回転を規制するように構成されている。回転部8Bの所定以上の回転が規制されることで、回転部8Aも所定以上の回転が規制される。
回転部8A,8Bは、それぞれ、治具を用いて位置決めされて、支持体7に組み込まれる。具体的に、支持基板71の一対の丸孔711dから治具(ピン)が突出され、回転部8Aは、一対の丸孔81aにピンが挿通され、歯部8Agがウォーム52に噛合して組み込まれる。回転部8Bは、回転部8Aと同様に、一対の丸孔81bに支持基板71の一対の丸孔711eから突出された治具(ピン)が挿通され、歯部8Bgがウォーム52に噛合して組み込まれる。
また、モーター51の回転軸511が付勢されているので、回転部8A,8Bは、回転軸511に取り付けられているウォーム52と、中心軸52jに沿う方向の噛み合いのガタツキ、すなわちウォーム52と回転部8A,8Bとのバックラッシュを含むガタツキが抑制されて組み込まれる。
接続部9A,9Bは、図2(a)に示すように、回転部8A,8Bと遮光部6A,6Bとをそれぞれ個別に接続する。
図6は、全閉状態から全開状態の方向に回転部8A,8Bが僅かに回転された状態における接続部9A,9Bおよび遮光部6A,6Bを示す斜視図であり、(a)は、光が入射する側から見た図、(b)は光が射出する側から見た図である。
接続部9A,9Bは、熱伝導率が遮光部6A,6Bの熱伝導率より低い材料、例えばステンレス等の板材で形成されている。
接続部9Aは、回転部8Aと遮光部6Aとを接続する。接続部9Aは、図6(a)に示すように、長尺状に形成されており、長手方向の一端側に設けられた駆動側取付部9Aa、他端側に設けられた遮光側取付部9Ab、および駆動側取付部9Aaと遮光側取付部9Abとを繋ぐ延出部9Acを有している。そして、接続部9Aは、駆動側取付部9Aaが回転部8Aの突起部8Ap(図5(a)参照)に固定され、遮光側取付部9Abが遮光部6Aに固定されて、回転部8Aと遮光部6Aとを接続する。
具体的に、駆動側取付部9Aaは、平面視矩形状に形成され、突起部8Apの2つのリブ8Axが挿通されるリブ用孔、およびネジ穴8Ayに対応する挿通孔が設けられている。遮光側取付部9Abは、平面サイズが駆動側取付部9Aaの平面サイズより大きく形成されている。延出部9Acは、幅(接続部9Aの短手方向における大きさ)が、駆動側取付部9Aaおよび遮光側取付部9Abの幅より小さく形成されている。
そして、接続部9Aは、遮光側取付部9Abがカシメ加工等により遮光部6Aに固定される。遮光部6Aに固定された接続部9Aは、駆動側取付部9Aaのリブ用孔にリブ8Axが挿通されて回転部8Aに位置決めされ、駆動側取付部9Aaの挿通孔にネジが挿通されて回転部8Aの突起部8Apにネジ固定される。また、接続部9Aは、遮光部6Aに固定された後、駆動側取付部9Aaおよび延出部9Acの一部が支持基板71の開口部711aに挿通されて回転部8Aにネジ固定される。
接続部9Bは、図6(a)に示すように、接続部9Aと同様に形成され、駆動側取付部9Ba、遮光側取付部9Bb、および延出部9Bcを有し、駆動側取付部9Baが回転部8Bの突起部8Bp(図5(a)参照)に固定され、遮光側取付部9Bbが遮光部6Bに固定されて、回転部8Bと遮光部6Bとを接続する。そして、接続部9Bは、接続部9Aと同様に、遮光部6Bに固定された後、駆動側取付部9Baおよび延出部9Bcの一部が支持基板71の開口部711bに挿通されて回転部8Bにネジ固定される。
このように、ウォーム52および回転部8A,8Bと、遮光部6A,6Bとは、支持基板71におけるベース部711を挟んで互いに反対側に配置される。
遮光部6A,6Bは、入射する光を遮光する部材、例えば、アルミニウム等の板材で形成され、図2(a)に示すように、接続部9A,9Bを介して回転部8A,8Bにそれぞれ接続される。そして、遮光部6Aは、回転部8Aと共に回転中心軸72axを中心に回転し、遮光部6Bは、回転部8Bと共に回転中心軸72bxを中心に回転する。そして、遮光部6A,6Bは、回転した位置で入射する光を遮光する。
具体的に、遮光部6Aは、図6(b)に示すように、第1遮光板61aおよび第2遮光板62aを有し、第2遮光板62aが第1遮光板61aの光射出側に一部が重なって結合されている。
第1遮光板61aは、図6(a)に示すように、全閉状態において光軸Axに略直交する方向に延在することになる平面視矩形状の平坦部611a、および平坦部611aの光軸Ax側とは反対側から光入射側に屈曲された屈曲部612aを有している。そして、平坦部611aの光軸Ax側における先端部の両側には、矩形状に切り欠かれた角切欠部613aが形成されている。
第2遮光板62aは、図6(b)に示すように、平面視矩形状の結合部621aおよび結合部621aから屈曲された屈曲部622aを有し、結合部621aが第1遮光板61aの平坦部611aに結合されている。具体的に、第2遮光板62aは、平坦部611aの光軸Ax側の先端が結合部621aから飛び出し、屈曲部622aが光軸Ax側に位置して、平坦部611aの光射出側に結合されている。また、結合部621aは、第1遮光板61aから接続部9A側に突出する部位を有し、この部位がカシメ加工等により接続部9Aの遮光側取付部9Abに接続される。また、屈曲部622aの端部中央には、円弧状の切欠き623aが形成されている。
遮光部6Bは、図6(b)に示すように、第1遮光板61bおよび第2遮光板62bを有し、第2遮光板62bが第1遮光板61bの光射出側に一部が重なって結合されている。
第1遮光板61bは、全閉状態において光軸Axに略直交する方向に延在するように形成されており、図6(a)に示すように、光軸Ax側における先端部の両側には、矩形状に切り欠かれた角切欠部611bが形成されている。
第2遮光板62bは、図6(b)に示すように、平面視矩形状の結合部621bおよび結合部621bから屈曲された屈曲部622bを有し、結合部621bが第1遮光板61bに結合されている。具体的に、第2遮光板62bは、第1遮光板61bの光軸Ax側の先端が結合部621bから飛び出し、屈曲部622bが光軸Ax側に位置して、第1遮光板61bの光射出側に結合されている。また、結合部621bは、第1遮光板61bから接続部9B側に突出する部位を有し、この部位がカシメ加工等により接続部9Bの遮光側取付部9Bbに接続される。また、屈曲部622bの端部中央には、円弧状の切欠き623bが形成されている。
回路ユニット10は、フォトセンサー11およびフォトセンサー11が実装される回路基板(図示省略)を備え、回転部8Aの位置、すなわち、回転部8Aに接続されている遮光部6Aの位置を検出する。
フォトセンサー11は、発光部および受光部を有し、発光部と受光部との間に凹部を有する形状に形成されている。フォトセンサー11は、凹部に回転部8Aの検出用突起82が挿通されることにより、発光部から射出される光が遮光される。そして、回路ユニット10は、フォトセンサー11における受光部の光の受光状態が変化することにより、遮光部6Aの位置を検出し、検出した結果に対応する検出信号を制御部に出力する。
調光装置5は、制御部の指示に基づいてモーター51が駆動することにより遮光部6A,6Bがそれぞれ回転部8A,8Bと共に回転して互いの距離が変更され、第1レンズアレイ321を透過した光の通過光量を調整する。
具体的に、遮光部6A,6Bは、全閉状態において、図4(b)に示すように、第1遮光板61aの平坦部611a、および第1遮光板61bが光軸Axに対して略直交するように配置される。また、遮光部6A,6Bは、全閉状態において、第1遮光板61bが第1遮光板61aより光入射側に位置し、光軸Axに沿う方向から見て、平坦部611aの先端と、第1遮光板61bの光軸Ax側の先端とが重なるように配置される。
この全閉状態においては、第1レンズアレイ321から射出される光は、殆どが第1遮光板61a,61bで遮光され、一部が第1遮光板61aの角切欠部613a、および第1遮光板61bの角切欠部611b(いずれも図6参照)を通過して第2レンズアレイ322に射出される。
調光装置5は、全閉状態からウォーム52が第2回転方向R2(図3参照)に回転されると、回転部8Aが第4回転方向R4に回転し、回転部8Bが第3回転方向R3に回転し、遮光部6A,6Bは、光軸Axから離間する方向、つまり、より通過光量を増やす方向に回転する。また、遮光部6A,6Bは、それぞれの回転中心軸72ax,72bxに対し、第1遮光板61a,61bが第2遮光板62a,62bの外側に位置して回転する。そして、遮光部6A,6Bは、所定の位置まで回転されると、それぞれの先端部が光軸Axから離間し、第1遮光板61aと第1遮光板61bとの間から光を通過させる。
図は省略するが、ウォーム52がさらに第2回転方向R2に回転されると、遮光部6A,6Bは、第1遮光板61a,61bと第2遮光板62a,62bとで通過光量を調整し、この状態から、ウォーム52がさらに第2回転方向R2に回転されると、第1遮光板61a,61bが有効領域(第1レンズアレイ321から射出される部分光の領域)外に位置し、第2遮光板62a,62bで通過光量を調整する。そして、第2遮光板62a,62bで通過光量を調整する状態からウォーム52がさらに第2回転方向R2に回転されると、第2遮光板62a,62bも有効領域外に位置し、調光装置5は、通過光量が最も多い全開状態となる。
調光装置5は、ウォーム52が第1回転方向R1(図3参照)に回転されると、回転部8Aが第3回転方向R3に回転し、回転部8Bが第4回転方向R4に回転し、遮光部6A,6Bは、光軸Axに近づく方向、つまり、より通過光量を減らす方向に回転する。
このように、調光装置5は、制御部の指示に基づいてモーター51が駆動してウォーム52の回転を回転部8A,8Bに伝え、接続部9A,9Bを介して遮光部6A,6Bを開閉させることによりに通過光量を調整する。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ウォーム52、および回転部8A,8Bという少ない部品点数の輪列部品でモーター51の回転を遮光部6A,6Bに伝える調光装置5を構成することができる。また、輪列部品が少ない部品点数で構成されるので、小型で製造が容易な調光装置5を提供することが可能となる。
(2)調光装置5は、ウォーム52と回転部8A,8Bの歯部8Ag,8Bg(すば歯車が有する歯部の形状)とが噛合する構成なので、平歯車同士が噛合する構成に比べて噛み合いが滑らかになる。よって、調光装置5の動作時における低騒音化が可能となる。
さらに、ゴミが侵入した場合、平歯車同士が噛合する構成においては、歯部がゴミを噛み込む方向に回転するので、回転不良が生じやすくなるが、調光装置5においては、ゴミがウォーム52や歯部8Ag,8Bgに沿って移動可能なので、回転不良の抑制が可能となる。
(3)回転部8A,8Bは、接続部9A,9Bを介して遮光部6A,6Bに接続され、ウォーム52および回転部8A,8Bと、遮光部6A,6Bとは、支持基板71を挟んで互いに反対側に配置される。これによって、光を遮光することによって温度が上昇する遮光部6A,6Bから回転部8A,8Bへの熱伝達の抑制、および支持基板71の遮光部6A,6B側からウォーム52および回転部8A,8B側への光の照射の抑制が可能となる。よって、ウォーム52や回転部8A,8Bの熱による劣化を抑制できるので、調光装置5は、長期に亘って通過光量を調整することが可能となり、プロジェクター1は、長期に亘ってコントラストが良好な画像の投写が可能となる。
さらに、接続部9A,9Bにおいては、熱伝導率が遮光部6A,6Bの熱伝導率より低い材料が用いられ、駆動側取付部9Aa,9Baと遮光側取付部9Ab,9Bbとの間には、幅が駆動側取付部9Aa,9Baおよび遮光側取付部9Ab,9Bcの幅より小さな延出部9Ac,9Bcが設けられているので、遮光部6A,6Bの熱がさらに伝わりにくく構成されている。よって、ウォーム52や回転部8A,8Bの熱による劣化をさらに抑制することが可能となる。
(4)支持基板71には、開口部71aを分離する仕切部711xが設けられ、開口部711a、711bは、遮光部6A,6Bがそれぞれ挿通できない大きさに形成されている。これによって、支持基板71に開口部71aが形成されていても、支持基板71の厚みの増加や平面サイズの拡大を抑制して支持基板71の強度を確保することが可能となる。
(5)回転部8A,8Bそれぞれは、支持基板71側から見て先端が開口部711a,711bから露出する突起部8Ap,8Bpを有し、接続部9A,9Bは、突起部8Ap,8Bpにそれぞれ固定されている。これによって、接続部9A,9Bを複雑な形状にすることなく、また、大型化を抑制して回転部8A,8Bと遮光部6A,6Bとを容易に接続できる。
(6)回転部8A,8Bは、歯部8Ag,8Bgの形状が、はすば歯車が有する歯部の形状なので、複雑な構造の金型を用いることや、成形後の追加工を必要とすることなく、容易に歯部8Ag,8Bgを形成できる。よって、回転部8A,8Bにおける本体部80A,80Bを合成樹脂等で容易に製造することが可能となる。
(7)回転部8A,8Bは、金属製の軸受Buを備えるので、長期に亘って安定した回転が可能となる。
(8)プロジェクター1は、調光装置5を備えるので、大型化の抑制や低騒音化が図られるとともに、コントラストが向上された画像の投写が可能となる。また、プロジェクター1は、調光装置5がゴミの影響を受けにくく、ウォーム52や回転部8A,8Bの劣化が抑制されるので、長期に亘ってコントラストが向上された画像の投写が可能となる。
(9)調光装置5は、遮光部6A,6Bそれぞれが2つの遮光板を備えるので、通過光量の変化をなだらかなものとすることができ、また、全閉状態で漏れ光を抑制できる。よって、プロジェクター1は、さらにコントラストが向上された画像の投写が可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
回転部8A,8Bをベース部711側や、ウォーム52側に付勢する付勢部を備える構成としてもよい。これによって、ウォーム52と、回転部8A,8Bとのガタツキをさらに低減できるので、遮光部6A,6Bの位置をより高精度に制御することや、調光装置5のより低騒音化が可能となる。
開口部711a,711bに冷却空気を流通させて、遮光部6A,6Bを冷却するように構成してもよい。例えば、光学部品用筐体37に取り付けられた調光装置5に対し、回転部8A,8B側から開口部711a,711bに冷却空気を導入させて遮光部6A,6Bを冷却し、光学部品用筐体37の調光装置5が取り付けられた側とは反対側に形成された開口部から遮光部6A,6Bを冷却した空気を光学部品用筐体37外に流出させる。そして、光学部品用筐体37外に流出させた空気を、排気ファン43によってプロジェクター1の外部に排出するように構成してもよい。
前記実施形態の歯部8Ag,8Bgの形状は、はすば歯車が有する歯部の形状であるが、ウォームホイールが有する歯部の形状であってもよい。
前記実施形態の回転部8A,8Bは、材料が異なる本体部80A,80Bと軸受Buとを有して構成されているが、本体部80A,80Bと軸受Buとを同じ材料で一体的に形成してもよい。
前記実施形態では、ウォーム52および回転部8A,8Bと、遮光部6A,6Bとが支持基板71を挟んで互いに反対側に配置されるように構成されているが、同一側に配置されるように構成してもよい。
また、接続部9A,9Bを備えない構成とし、回転部8A,8Bと、遮光部6A,6Bとをそれぞれ個別に直接接続するように構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置351として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
前記実施形態の光変調装置351は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
光源装置31は、放電型のランプを用いたものに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオードやレーザー等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、5…調光装置、6A,6B…遮光部、7…支持体、8A,8B…回転部、8Ag、8Bg…歯部、8Ap,8Bp…突起部、9A,9B…接続部、11…フォトセンサー、31…光源装置、36…投写レンズ、51…モーター、52…ウォーム、52j…中心軸、71…支持基板、71a,711a,711b…開口部、72a,72b…支持軸、72ax,72bx…回転中心軸、80A,80B…本体部、311…光源、321…第1レンズアレイ、322…第2レンズアレイ、351,351B,351G,351R…光変調装置、511…回転軸、711…ベース部。

Claims (6)

  1. 入射する光の通過光量を調整する調光装置であって、
    モーターと、
    前記モーターの回転軸に取り付けられ、前記回転軸と共に回転するウォームと、
    前記ウォームに噛合する歯部を有し、前記ウォームを挟んで配置される一対の回転部と、
    前記モーターおよび前記一対の回転部を支持する支持体と、
    光を遮光する部材で形成され、前記一対の回転部にそれぞれ個別に接続された一対の遮光部と、
    を備えることを特徴とする調光装置。
  2. 請求項1に記載の調光装置であって、
    前記一対の回転部と前記一対の遮光部とをそれぞれ個別に接続する一対の接続部をさらに備え、
    前記支持体は、
    前記一対の回転部をそれぞれ回転可能に支持する支持軸と、前記支持軸が固定される支持基板と、を備え、
    前記支持基板には、前記一対の接続部が挿通される開口部が形成され、
    前記ウォームおよび前記一対の回転部と、前記一対の遮光部とは、前記支持基板を挟んで互いに反対側に配置されることを特徴とする調光装置。
  3. 請求項2に記載の調光装置であって、
    前記開口部は、前記一対の接続部それぞれが個別に挿通されるように分離して形成され、当該開口部に挿通される前記接続部に接続される前記遮光部が挿通不能な大きさに形成されていることを特徴とする調光装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の調光装置であって、
    前記一対の回転部それぞれは、前記支持基板側から見て先端が前記開口部から露出する突起部を有し、
    前記一対の接続部は、前記一対の回転部における前記突起部にそれぞれ固定されていることを特徴とする調光装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の調光装置であって、
    前記一対の回転部が有する歯部の形状は、はすば歯車が有する歯部の形状であることを特徴とする調光装置。
  6. 光源と、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の調光装置と、
    前記調光装置を通過した光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置で変調された光を投写する投写レンズと、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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