JP2016060631A - 鋼材の持上げ用治具および搬送方法 - Google Patents

鋼材の持上げ用治具および搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016060631A
JP2016060631A JP2014192616A JP2014192616A JP2016060631A JP 2016060631 A JP2016060631 A JP 2016060631A JP 2014192616 A JP2014192616 A JP 2014192616A JP 2014192616 A JP2014192616 A JP 2014192616A JP 2016060631 A JP2016060631 A JP 2016060631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
steel material
fork
forklift
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014192616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6416569B2 (ja
Inventor
誠 大和田
Makoto Owada
誠 大和田
弘一 小沼
Koichi Konuma
弘一 小沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Nippon Steel Spiral Pipe Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumikin Spiral Pipe Co Ltd
Nippon Steel and Sumikin Texeng Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumikin Spiral Pipe Co Ltd, Nippon Steel and Sumikin Texeng Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumikin Spiral Pipe Co Ltd
Priority to JP2014192616A priority Critical patent/JP6416569B2/ja
Publication of JP2016060631A publication Critical patent/JP2016060631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6416569B2 publication Critical patent/JP6416569B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

【課題】スパイラル鋼管を、建屋内のみならず強風等の悪天候の屋外であっても、少ない作業工数で、低コストで、クレーンの搬送可能範囲よりも広い範囲で、安全、迅速かつ確実に持上げる。
【解決手段】スパイラル鋼管2をフォークリフト3で持上げる持上げ用治具1である。本体4と、本体4に移動自在に配置されてスパイラル鋼管2の一方の端部2−1の内面2aに係止される第1のフック5と、本体4に配置されてスパイラル鋼管2の他方の端部2−2の内面2aに係止される第2のフック6と、本体4に形成されてフォークリフト3のフォーク3a,3bが挿入されるフォーク挿入部7a,7bとを備える。さらに本体4に搭載されて第1フックを駆動する油圧アクチュエータ8を備える。油圧アクチュエータ8は、フォークリフト3に搭載されてフォーク3a,3bを昇降または傾斜させる油圧発生源10に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼材の持上げ用治具および搬送方法に関し、具体的には、例えばスパイラル鋼管のような大型かつ大重量の鋼管を持ち上げることに好適な鋼材の持上げ用治具と、この持上げ用治具を用いる鋼材の搬送方法に関する。
主に、鋼管杭等の土木・建築用材として用いられるスパイラル鋼管は、素材である熱延コイルをらせん状(スパイラル)に丸めて成形しながら、継目部の内外面を連続溶接することにより、製造される。製造されるスパイラル鋼管の寸法は、製品のスペックに応じて、外径:400〜2700mm,肉厚:6.0〜25.4mm,長さ:最大61mであり、その重量は最大40トンである。
スパイラル鋼管は、その製造工程(完成後の仮置き時や出荷時等)や、出荷後の搬送時、さらには現地施工時等に、搬送する必要を生じる。スパイラル鋼管は、上述のように大型かつ大重量の鋼管であるため、これまでは、クレーンにより吊上げられて搬送されてきた。このため、これまでにもスパイラル鋼管等の鋼材をクレーンにより吊上げられて搬送することに関する発明が多数開示される。
例えば、特許文献1には、大型の形鋼や条鋼等の長尺材をクレーンで吊り上げるための吊上げ用治具が開示され、特許文献2には、細径の丸棒鋼を適当本数結束したものなどの長尺材をクレーンで吊上げる際に用いる治具が開示され、特許文献3には、鋼管をクレーンで吊上げる際に用いるパイプ吊上げ機具が開示され、特許文献4には、棒鋼等の重量長尺物をクレーンにより吊上げるための自動玉掛け吊具が開示され、特許文献5には、H形鋼、鋼管、シームレス管等の長尺物の搬送に使用する吊り具装置が開示され、特許文献6には、鋼管をクレーンで吊上げる際に使用する管体吊り込み用把持装置が開示され、さらに、特許文献7には、クレーンにより鋼板を吊上げて運ぶ際に用いられる吊りビーム装置が開示される。
特開平6−271273号公報 実開平7−40673号公報 特開2002−274774号公報 特開2004−35195公報 特開2007−210772号公報 特開2009−286610号公報 特開2010−24005号公報
特許文献1〜6により開示された発明は、いずれも、搬送対象である鋼材をクレーンにより吊上げて搬送するものである。このため、クレーンの設置作業に工数を要するとともに、特に強風等の悪天候の屋外での搬送には細心の注意を要する。また、クレーンの設置に伴って設置費用の上昇は避けられない。さらに、クレーンが有する搬送可能範囲内でしか、鋼材を搬送することができず、鋼材の搬送範囲についての制限が大きい。
本発明は、従来の技術が有するこれらの課題に鑑みてなされたものであり、例えばスパイラル鋼管といった大型かつ大重量の鋼材を、建屋内のみならず強風等の悪天候の屋外であっても、少ない作業工数で、低コストで、さらにはクレーンの搬送可能範囲よりも広い範囲で、安全、迅速かつ確実に持上げることができる鋼材の持上げ用治具および搬送方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下に列記の知見A〜Dを得て、本発明を完成した。
(A)被搬送物であるスパイラル鋼管等の鋼材を、クレーンで吊上げて搬送するのではなく、フォークリフトで持上げて搬送することにより、クレーンで吊上げて搬送することに起因する課題を解決できる。
(B)鋼材をフォークリフトで持上げて搬送するためには、鋼材の軸方向の両端部内面ににそれぞれ引っ掛けることができるフックを二つ備える持上げ用治具を用い、この持上げ用治具をフォークリフトのフォークで持上げればよい。
(C)鋼材の全長は、鋼材の仕様により変動するために、全長が異なる複数種の鋼材(例えばスパイラル鋼管の全長は上述のように最大61mの範囲で変動する)を上述の持上げ用治具で持上げるためには、二つのフックの間の、鋼材の軸方向へ距離を可変とすることが望ましい。
(D)上記距離を可変とするには、二つのフックそれぞれを鋼材の軸方向へ移動自在に配置するとともに、二つのフックの駆動源として油圧アクチュエータを持上げ用治具に搭載し、さらに、この油圧アクチュエータを、フォークリフトに搭載されてフォーク等を昇降・傾斜させるための油圧源で駆動することが、持上げ用治具の構造を簡素化できるとともにフォークリフトによる鋼材の搬送範囲を制限せず拡大できるために、望ましい。
本発明は以下に列記の通りである。
(1)鋼材をフォークリフトで持上げる際に用いる鋼材の持上げ用治具であって、
一の方向へ延びて存在する本体と、
該本体に配置されて前記鋼材の長手方向の一方の端部内面に係止される第1のフックと、
前記本体に配置されて前記鋼材の長手方向の他方の端部内面に係止される第2のフックと、
前記本体に前記一の方向と略直交する方向へ延びて形成されて前記フォークリフトのフォークが挿入されるフォーク挿入部と
を備えることを特徴とする鋼材の持上げ用治具。
(2)前記第1のフックは、前記一の方向と平行な方向へ移動自在に、配置される1項に記載された鋼材の持上げ用治具。
(3)前記本体に搭載されて前記第1フックを前記平行な方向へ駆動する油圧アクチュエータを備えることを特徴とする1項または2項に記載された鋼材の持上げ用治具。
(4)該油圧アクチュエータは、前記フォークリフトに搭載されて該フォークリフトのフォークを昇降または傾斜させる油圧発生源に接続される3項に記載された鋼材の持上げ用治具。
(5)前記第2のフックは、前記一の方向と平行な方向へ移動自在に、配置される1項から4項までのいずれか1項に記載された鋼材の持上げ用治具。
(6)前記油圧アクチュエータは、前記第2のフックを前記平行な方向へ駆動する5項に記載された鋼材の持上げ用治具。
(7)前記鋼材はスパイラル鋼管である1項から6項までのいずれか1項に記載された鋼材の持上げ用治具。
(8)1項から7項までのいずれか1項に記載された持上げ用治具における前記フォーク挿入部にフォークリフトのフォークを挿入し、前記第1のフックを前記鋼材の前記一方の端部内面に係止するとともに前記第2のフックを前記鋼材の前記他方の端部内面に係止し、前記フォークを上昇することにより前記鋼材を持ち上げた後、前記フォークリフトを走行し、前記フォークを下降して前記鋼材を所定の位置に降ろした後、前記フォークを前記フォーク挿入部から引き抜くことを特徴とする鋼材の搬送方法。
(9)4項から7項までのいずれか1項に記載された持上げ用治具における前記フォーク挿入部にフォークリフトのフォークを挿入するとともに該フォークリフトに搭載されて該フォークリフトのフォークを昇降または傾斜させる油圧発生源を前記油圧アクチュエータに接続し、少なくとも前記第1のフックを前記平行な方向へ駆動して、該平行な方向への前記第1のフックおよび前記第2のフックの間の距離を調整することによって、前記第1のフックを前記鋼材の前記一方の端部内面に係止するとともに前記第2のフックを前記鋼材の前記他方の端部内面に係止し、前記フォークを上昇することにより前記鋼材を持ち上げた後、前記フォークリフトを走行し、前記フォークを下降して前記鋼材を所定の位置に下した後、前記フォークを前記フォーク挿入部から引き抜くことを特徴とする鋼材の搬送方法。
(10)前記鋼材はスパイラル鋼管である8項または9項に記載された鋼材の搬送方法。
本発明により、例えばスパイラル鋼管といった大型かつ大重量の鋼材を、建屋内のみならず強風等の悪天候の屋外であっても、少ない作業工数で、低コストで、さらにはクレーンの搬送可能範囲よりも広い範囲で、安全、迅速かつ確実に持上げることができるようになる。
図1は、本発明に係る持上げ用治具を用いてスパイラル鋼管を搬送する状況を分解して示す斜視図である。
本発明を、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る持上げ用治具1を用いてスパイラル鋼管2をフォークリフト3により搬送する状況を分解して示す斜視図である。以下、持上げ用治具1および搬送方法を順次説明する。なお、以降の説明では、搬送される鋼材がスパイラル鋼管2である場合を例にとるが、本発明の搬送対象は、スパイラル鋼管2に限定されるものではなく、例えば、溶接鋼管、UOE鋼管、継目無鋼管、形鋼、条鋼、軌条等の、スパイラル鋼管以外の長尺かつ大重量の鋼材に同様に適用される。
1.スパイラル鋼管2の持上げ用治具1
持上げ用治具1は、本体4、第1のフック5と、第2のフック6と、フォーク挿入部7と、油圧アクチュエータ8とを備えるので、これらの構成要素を順次説明する。
[本体4]
本体4は、第1のフック5、第2のフック6、フォーク挿入部7および油圧アクチュエータ8を搭載するための長尺かつ金属製(例えば鋼製)の中空の箱体であって、一の方向(図1における両矢印方向)へ延びて存在する。本体4の底部4aには、内蔵する第1のフック5および第2のフック6を下方へ導くための開口(図示を省略する)が設けられている。
本体4は、図1に示すような長尺の箱体であることにより、屋外での作業の際に、第1のフック5、第2のフック6、フォーク挿入部7および油圧アクチュエータ8を保護することができるが、このような箱体である必要は必ずしもなく、第1のフック5、第2のフック6、フォーク挿入部7および油圧アクチュエータ8を所定の位置で支持できる構造体であればよい。
[第1のフック5]
第1のフック5は、本体4の内部から外部下方へ突き出て配置される。第1のフック5は、縦断面で略L字の外形を有する。第1のフック5は、金属製(例えば鋼製)の角材より構成される。
第1のフック5における長辺部分5aは本体の内部の底部4aであって上記開口を避けた位置に、底部4aに対して適宜手段により移動自在に配置される。
長辺部分5aにつながって下方へ向けて延びる懸垂部分5bが形成される。さらに、懸垂部分5bにつながって第2のフック6が存在する側へ向けて略水平方向へ延びる係止部分5cが形成される。係止部分5cは、搬送するスパイラル鋼管2の長手方向の一方の端部2−1の内面2aに引っ掛かることができる形状を有する。
長辺部分5aの上面には、本体4の内部の所定位置に支持された後述する油圧アクチュエータ8の外周面に刻まれた歯8aと噛み合う歯5dが刻まれている。油圧アクチュエータ8が回転することにより、油圧アクチュエータ8は一の方向(図1における両矢印方向)へ移動することができる。
このように、第1のフック5は、一の方向(図1における両矢印方向)と平行な方向へ移動自在に本体4に内部に配置され、搬送するスパイラル鋼管2の長手方向の一方の端部2−1の内面5aに係止できるように、構成される。
なお、鋼管ではなく形鋼、条鋼、軌条等の鋼材を、持上げ用治具1を用いて持ち上げる場合には、第1のフック5のフック5の係止部分5cおよび後述する第2のフック6の係止部分6cそれぞれの形状を、持上げる鋼材に係止できるように適宜設定すればよい。
[第2のフック6]
第2のフック6は、本体4の内部から外部へ突き出て配置される。第2のフック6は、縦断面で略L字の外形を有する。第2のフック6は、金属製(例えば鋼製)の角材より構成される。
第2のフック6における長辺部分6aは、本体4の内部の天井面4bに配置される。長辺部分6aにつながって下方へ向けて延びる懸垂部分6bが形成される。さらに、懸垂部分6bにつながって第1のフック6が存在する略水平方向へ延びる係止部分6cが形成される。係止部分6cは、搬送するスパイラル鋼管2の長手方向の他方の端部2−2の内面2aに引っ掛かることができる形状を有する。さらに、第1のフック5の係止部分5cと、第2のフック6の係止部分6cとは、略同じ高さに位置する。
第2のフック6の長辺部分6aは、本体4の内部の天井面4bに固定して配置されてもよいが、これとは異なり、第1のフック5の長辺部分5aと同様に、適宜手段により一の方向(図1における両矢印方向)と平行な方向へ移動自在に配置されるとともに、油圧アクチュエータ8が第2のフック6を一の平行へ駆動するように、構成してもよい。
この場合、長辺部分6aの下面には、本体4の内部の所定位置に支持された後述する油圧アクチュエータ8の外周面に刻まれた歯8aと噛み合う歯6dが刻まれ、油圧アクチュエータ8が回転することにより、油圧アクチュエータ8は一の方向(図1における両矢印方向)へ移動することができる。特に、第1のフック5の長辺部分5aと、第2のフック6の長辺部分6aとは、油圧アクチュエータ8がある方向へ回転することにより互いに反対方向へ、すなわち接近する方向または離反する方向へ移動する。
このように、第2のフック6は、スパイラル鋼管2の長手方向の他方の端部2−2の内面2aに係止できるように、構成される。
[フォーク挿入部7]
フォーク挿入部7aは、中空の二つのフォーク収容部7a,7bにより構成される。フォーク収容部7a,7bは、本体4の外部の底部4aに、一の方向(図1における両矢印方向)と略直交する方向へ延びて、固定配置される。フォーク収容部7a,7bには、フォークリフト3のフォーク3a,3bが挿入される。
[油圧アクチュエータ8]
油圧アクチュエータ8は、本体4の内部に固定されて搭載される。油圧アクチュエータ8の外周面には歯8aが刻まれており、歯8aは、第1のフック5の長辺部分5aの上面に形成された歯5dと噛み合い、第2のフック6の長辺部分6aの上面に歯6dが刻まれている場合にはさらに歯6dとも噛み合う。
油圧アクチュエータ8は、油圧を与えられて起動して正転または逆転することにより、上述のように、第1のフック5および第2のフック6を、一の方向(図1における両矢印方向)について互いに反対方向へ、すなわち接近する方向または離反する方向へ移動させる。
本発明では、油圧アクチュエータ8は、フォークリフト3に搭載されてフォークリフト3のフォーク3a,3bを昇降または傾斜させる油圧発生源10に接続される。これにより、油圧発生源を本体4に搭載することなく、第1のフック5および第2のフック6を、一の方向(図1における両矢印方向)について互いに反対方向へ、すなわち接近する方向または離反する方向へ移動させることができる。
持上げ用治具1は以上のように構成される。次に、スパイラル鋼管2の搬送方法を説明する。
2.スパイラル鋼管2の搬送方法
本発明では、スパイラル鋼管2の搬送に、従来のようにクレーンではなく、フォークリフト3を用いる。
本明細書では、フォークリフト3とは、(a)持上げ用治具1を保持する装置であるフォーク3a,3bを有すること、(b)フォーク3a,3bの昇降を案内するマスト9を有すること、(c)動力を有して走行可能であること、および(d)フォーク3a,3bの昇降を行う油圧を発生する油圧発生源10を搭載することという条件を全て備える産業用車両を意味する。なお、図1における符号11はバックレストを示し、符号12はヘッドガードを示す。図11では、リフトチェーンやフォーク3a,3bのティルトシリンダは省略している。
フォークリフト3は、スパイラル鋼管2を持ち上げることが可能なものであれば、如何なる外観形状(カウンターバランス式等)、動力形式(内燃機関式、電気式等)、操縦方式(座席式等)であってよく、特に制限を要さない。
はじめに、持上げ用治具1におけるフォーク挿入部7a,7bにフォークリフト3のフォーク3a,3bを挿入するとともに油圧発生源10を油圧アクチュエータ8に接続する。
次に、油圧発生源10からの油圧を油圧アクチュエータ8に与えて、第1のフック5、若しくは第1のフック5および第2のフックを一の方向(図1における両矢印方向)へ適宜駆動して、第1のフック5および第2のフック6の間の距離を、スパイラル鋼管2の長さに応じて調整することによって、第1のフック5をスパイラル鋼管2の一方の端部2−1の内面2aに引っ掛けるとともに、第2のフック6をスパイラル鋼管2の他方の端部2−2の内面2aに引っ掛ける。
次に、フォーク3a,3bを上昇することによりスパイラル鋼管2を所定の高さに持ち上げる。
そして、フォークリフト3を走行して所定の位置へ移動し、フォークリフト3を停止した後にフォーク3a,3bを下降してスパイラル鋼管2を所定の位置に下した後、フォーク3a,3bをフォーク挿入部7a,7bから引き抜く。
このように、本発明によれば、スパイラル鋼管2といった大型かつ大重量の鋼材を、建屋内のみならず強風等の悪天候の屋外であっても、少ない作業工数で、低コストで、さらには従来用いていたクレーンの搬送可能範囲よりも広い範囲で、安全、迅速かつ確実に搬送することができるようになる。
なお、本発明を用いてスパイラル鋼管2を、ヤード等に段積みする場合等には、フォークリフト3のフォーク3a,3bやマスト9の寸法を適宜設定したり、作業に適する性能を有するフォークリフト3を選定して用いればよいことは、言うまでもない。
1 持上げ用治具
2 スパイラル鋼管
2−1 一方の端部
2−2 他方の端部
2a 内面
3 フォークリフト
3a,3b フォーク
4 本体
5 第1のフック
6 第2のフック
7a,7b フォーク挿入部
8 油圧アクチュエータ
10 油圧発生源

Claims (10)

  1. 鋼材をフォークリフトで持上げる際に用いる鋼材の持上げ用治具であって、
    一の方向へ延びて存在する本体と、
    該本体に配置されて前記鋼材の長手方向の一方の端部内面に係止される第1のフックと、
    前記本体に配置されて前記鋼材の長手方向の他方の端部内面に係止される第2のフックと、
    前記本体に前記一の方向と略直交する方向へ延びて形成されて前記フォークリフトのフォークが挿入されるフォーク挿入部と
    を備えることを特徴とする鋼材の持上げ用治具。
  2. 前記第1のフックは、前記一の方向と平行な方向へ移動自在に、配置される請求項1に記載された鋼材の持上げ用治具。
  3. 前記本体に搭載されて前記第1フックを前記平行な方向へ駆動する油圧アクチュエータを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された鋼材の持上げ用治具。
  4. 該油圧アクチュエータは、前記フォークリフトに搭載されて該フォークリフトのフォークを昇降または傾斜させる油圧発生源に接続される請求項3に記載された鋼材の持上げ用治具。
  5. 前記第2のフックは、前記一の方向と平行な方向へ移動自在に、配置される請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された鋼材の持上げ用治具。
  6. 前記油圧アクチュエータは、前記第2のフックを前記平行な方向へ駆動する請求項5に記載された鋼材の持上げ用治具。
  7. 前記鋼材はスパイラル鋼管である請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された鋼材の持上げ用治具。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載された持上げ用治具における前記フォーク挿入部にフォークリフトのフォークを挿入し、前記第1のフックを前記鋼材の前記一方の端部内面に係止するとともに前記第2のフックを前記鋼材の前記他方の端部内面に係止し、前記フォークを上昇することにより前記鋼材を持ち上げた後、前記フォークリフトを走行し、前記フォークを下降して前記鋼材を所定の位置に降ろした後、前記フォークを前記フォーク挿入部から引き抜くことを特徴とする鋼材の搬送方法。
  9. 請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載された持上げ用治具における前記フォーク挿入部にフォークリフトのフォークを挿入するとともに該フォークリフトに搭載されて該フォークリフトのフォークを昇降または傾斜させる油圧発生源を前記油圧アクチュエータに接続し、少なくとも前記第1のフックを前記平行な方向へ駆動して、該平行な方向への前記第1のフックおよび前記第2のフックの間の距離を調整することによって、前記第1のフックを前記鋼材の前記一方の端部内面に係止するとともに前記第2のフックを前記鋼材の前記他方の端部内面に係止し、前記フォークを上昇することにより前記鋼材を持ち上げた後、前記フォークリフトを走行し、前記フォークを下降して前記鋼材を所定の位置に下した後、前記フォークを前記フォーク挿入部から引き抜くことを特徴とする鋼材の搬送方法。
  10. 前記鋼材はスパイラル鋼管である請求項8または請求項9に記載された鋼材の搬送方法。
JP2014192616A 2014-09-22 2014-09-22 鋼材の持上げ用治具および搬送方法 Active JP6416569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192616A JP6416569B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 鋼材の持上げ用治具および搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192616A JP6416569B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 鋼材の持上げ用治具および搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016060631A true JP2016060631A (ja) 2016-04-25
JP6416569B2 JP6416569B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=55797060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014192616A Active JP6416569B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 鋼材の持上げ用治具および搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6416569B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485075Y1 (ko) * 2016-05-24 2017-11-24 전영인 강판 코일 로딩용 지그
JP2020132289A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 日鉄テックスエンジ株式会社 鋼材搬送器
JP2020132288A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 日鉄テックスエンジ株式会社 鋼材搬送器
GB2612145A (en) * 2021-10-21 2023-04-26 Bamford Excavators Ltd Attachment for working machine

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813976U (ja) * 1971-06-30 1973-02-16
JPS647195U (ja) * 1987-07-02 1989-01-17
JP2002234698A (ja) * 2001-02-06 2002-08-23 Tcm Corp 横行システムを持った作業車両
JP2009057165A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toyota Industries Corp フォークリフトの油圧配管構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813976U (ja) * 1971-06-30 1973-02-16
JPS647195U (ja) * 1987-07-02 1989-01-17
JP2002234698A (ja) * 2001-02-06 2002-08-23 Tcm Corp 横行システムを持った作業車両
JP2009057165A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toyota Industries Corp フォークリフトの油圧配管構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485075Y1 (ko) * 2016-05-24 2017-11-24 전영인 강판 코일 로딩용 지그
JP2020132289A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 日鉄テックスエンジ株式会社 鋼材搬送器
JP2020132288A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 日鉄テックスエンジ株式会社 鋼材搬送器
JP7176970B2 (ja) 2019-02-13 2022-11-22 日鉄テックスエンジ株式会社 鋼材搬送器
JP7176971B2 (ja) 2019-02-13 2022-11-22 日鉄テックスエンジ株式会社 鋼材搬送器
GB2612145A (en) * 2021-10-21 2023-04-26 Bamford Excavators Ltd Attachment for working machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP6416569B2 (ja) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6416569B2 (ja) 鋼材の持上げ用治具および搬送方法
CN103111778B (zh) 吸盘吊装装置及板件拼焊物流输送系统
JP5700446B2 (ja) 筒体用反転治具及び筒体の反転方法
CN108726359B (zh) 一种吊机翻身工艺
CN105480688B (zh) 一种升降式往复自动翻板方法
CN110884989B (zh) 快速装卸吊装设备及其吊装方法
JP2016124678A (ja) 線材コイルの吊上げ用の吊上げ装置
KR20120114106A (ko) 대차 레일 이동용 지그
CN206244334U (zh) 织轴提升车
JP2009249823A (ja) 管搬送用台車
JP6504946B2 (ja) 流体機材搬出設備及び流体機材搬出方法
CN105417397B (zh) 一种移动式起重吊装运输设备及方法
KR20140122488A (ko) 회전형 리프트 크레인
CN201646790U (zh) 一种翻板伸缩型工件装运车
EP3336025B1 (en) A dynamic storage system
TWI557299B (zh) 圓筒型槽的建構方法
CN209760046U (zh) 运输支架以及运输设备
CN108100896B (zh) 一种管道提升输送装置及方法
CN207104203U (zh) 一种新型钢结构焊接链式旋转变位机
CN205397240U (zh) 管桩出坑传送线
TW202106596A (zh) 姿態變換裝置
CN214141429U (zh) 建筑工程机电管道便捷式起吊安装设备
CN204748596U (zh) 专用于管桩端板的搬运工具
CN210594309U (zh) 一种莲花形抓取机构
KR20140003936U (ko) H빔 운반용 지그

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6416569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250