JP2016059555A - O脚の人に適した靴および靴底 - Google Patents

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Abstract

【課題】膝の負担を軽減し易く、かつ、下腿の内側への倒れを期待し得る、O脚の人に適した靴および靴底を提供することである。
【解決手段】ミッドソール1は、踵骨Bcの下端を含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する後端領域Rと、後端領域Rの内側の前端から第1趾の基節骨B1の骨底まで延び、後端領域Rを除く足の内側を支持する内側領域Mと、後端領域Rの外側の前端から第4趾の基節骨B4の骨底および第5趾の基節骨B5の骨底まで延び後端領域Rを除く足の外側を支持する外側領域Lとを備え、外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、中央寄りの第2領域L2とを包含し、第1領域L1の圧縮剛性の平均値は、内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、後端領域Rの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、第2領域L2の圧縮剛性の平均値よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明はO脚の人に適した靴および靴底に関する。
O脚の人に適した靴や靴底は種々提案されている。先行技術としては靴底や中敷に足の内側が低く外側が高い傾斜を設けたり、膝の負担を軽減したり、快適で美しい歩行ができることを狙ったものが知られている。
また、プロネーションやサピネーションを抑制するための靴底も知られている。
また、靴底の外側に硬質部分を設けたものも知られている。
JP08−205904A(フロントページ) JP3049265Y(フロントページ) JP3031739Y(フロントページ) JP2008−295975A(フロントページ) JP59−38914Y(フロントページ) JP2011−520548W(フロントページ) JP2006−198007A(フロントページ) JP3106921Y(フロントページ) JP58−49101A(図2) JP2000−83704A(フロントページ) JP3047744Y(フロントページ) JP05−329005A(フロントページ) JP2007−135827A(フロントページ) JP2007−159597A(フロントページ) WO2007/046133A1(フロントページ) WO2010/137068A1(フロントページ) JP2013/46667A(フロントページ) JP62−200904Y(フロントページ) WO2013/168256A1(フロントページ) JP2004−216081A(図1、図2段落0006,0007))
前記特許文献20には、O脚を矯正することを狙ったサンダルが開示されている。同文献の図1に開示されたサンダルは、サンダル台の踵の部分の内側の一部が緩衝スペーサにより構成されている。一方、同サンダルの踵の部分の外側はサンダル台が配置されている。
しかし、同文献には同サンダルの前足部の内外において硬度差を設けることは開示されていない。また、踵の内側および外側の後端を硬度の小さい素材で支持する事も開示されていない。
前記特許文献20の図2に開示されたサンダルは、サンダル台または底板の上に耐圧スペーサまたは中間材が配置されている。中間材よりも硬くて変形しにくい耐圧スペーサは踵の部分の外側の一部を構成する。
しかし、同文献には同サンダルの前足部の内外において硬度差を設けることは開示されていない。また、踵の内側および外側の後端を硬度の小さい素材で支持することも開示されていない。
また、同文献の図2の発明は、踵の部分の外側の一部を耐圧スペーサ6等で支持することにより、踵の部分に加えられる圧迫力に対して外側の方が圧縮量が小さいことを特徴とする。したがって、同文献の発明に、踵後端の外側を柔らかい部材で支持する技術を取り込むには大きな阻害要因が存在する。
前足部が内外で均一の硬度である場合、下腿が内側へ倒れにくく、O脚矯正効果が少ないかもしれない。また、硬い踵の後端はファストストライクの際の衝撃が大きく、O脚で屈曲した膝に負担を加えるかもしれない。
特許文献19に開示された靴底の発明は、外側が硬く、内側が柔らかい。しかし、前足部の外側の上層部は後足部の内側と同様の通常の硬度である。そのため、O脚用の靴としては内側への倒れが不十分となるであろう。
更に、踵後端の外側が硬く、同靴底がスタビライザを設けて足の横振れ防止を目的としていることから、踵後端を柔構造とする技術と組み合わせるには、大きな阻害要因が存在する。
本発明の目的は、膝の負担を軽減し易く、かつ、下腿の内側への倒れを期待し得る、O脚の人に適した靴および靴底を提供することである。
本発明の靴底の共通の構成は、接地面を有するアウトソールと、前記アウトソールの上に配置されたミッドソールとを備えた靴底であって、
前記ミッドソールは、
踵骨の下端を含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する後端領域Rと、
前記後端領域Rの前記内側の前端から第1趾の基節骨の骨底まで延び、前記後端領域Rを除く足の内側を支持する内側領域Mと、
前記後端領域Rの前記外側の前端から第4趾の基節骨の骨底および第5趾の基節骨の骨底まで延び前記後端領域Rを除く足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
前記外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、中央寄りの第2領域L2とを包含する。
本靴底は1つの局面において、
前記第1領域L1の圧縮剛性の平均値が、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値よりも大きいことを特徴とする。
すなわち、本1つの局面においては、
前記第1領域L1の硬度の平均値が、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記第2領域L2の硬度の平均値よりも大きいであろう。
これらの局面においては、内側領域Mや第2領域L2よりも第1領域L1の方が圧縮剛性または硬度の平均値が大きい。そのため、歩行や走行時に、足裏の第5趾の部位やその後方が硬い第1領域L1により支持され、足裏の内反を防止し得るだろう。すなわち、図9の下腿傾き角θが小さくなるのを抑制し、O脚傾向となるのを抑制し得るだろう。
一方、後端領域Rは足の内側だけでなく、外側の後端も第1領域L1の圧縮剛性または硬度の平均値よりも小さく、柔軟である。したがって、歩行や走行の際に最大の衝撃力が生じるファストストライク時に、最初に接地する外側の後端において、前記衝撃力を吸収ないし散逸し、膝に加わる負荷を小さくすることができるだろう。
また、内側領域Mだけでなく第2領域L2の圧縮剛性または硬度の平均値は、前記第1領域L1のそれよりも小さい。そのため、前記ファストストライク後のフットフラットに至るまでの間やフットフラット時、更にはヒールライズ時において、足裏は外側の第5趾が硬い第1領域L1に支えられつつ、内側の第1趾が下方に変位し、そのため、足裏が外反するような傾向となる。すなわち、図9の下腿傾き角θが大きくなり易く、これにより、O脚傾向となるのを抑制し得るだろう。
前記1つの局面において、好ましくは、前記第2領域L2の圧縮剛性または硬度の平均値が、前記内側領域Mの圧縮剛性または硬度の平均値よりも大きい。
この場合、内側領域Mの圧縮剛性または硬度の平均値が第1領域L1だけでなく第2領域L2のそれよりも小さい。そのため、前記内側の第1趾が下方に変位する際に、第2趾や第3趾も下方に変位し易くなる。したがって、O脚傾向となるのを抑制し得るだろう。
本靴底は別の局面において、
前記第1領域L1の圧縮剛性の平均値が、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの圧縮剛性の平均値よりも大きく、
前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きいことを特徴とする。
すなわち、本別の局面においては、
前記第1領域L1の硬度の平均値が、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの硬度の平均値よりも大きく、
前記第2領域L2の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きいだろう。
これらの別の局面においては、内側領域Mよりも第1領域L1の方が圧縮剛性または硬度の平均値が大きい。そのため、歩行や走行時に、足裏の第5趾の部位やその後方が硬い第1領域L1により支持され、足裏の内反を防止し得るだろう。すなわち、図9の下腿傾き角θが小さくなるのを抑制し、O脚傾向となるのを抑制し得るだろう。
一方、後端領域Rは足の内側だけでなく、外側の後端も第1領域L1の圧縮剛性または硬度の平均値よりも小さく、柔軟である。したがって、前述と同様に膝に加わる負荷を小さくすることができるだろう。
また、内側領域Mの圧縮剛性または硬度の平均値が第1領域L1だけでなく第2領域L2のそれよりも小さい。そのため、前記内側の第1趾が下方に変位する際に、第2趾や第3趾も下方に変位し易くなる。したがって、O脚傾向となるのを抑制し得るだろう。
本発明において、圧縮剛性の平均値Eは、下記の(1)式で算出することができる。
E=σ/ε=PT/λA…(1)
σ:垂直応力(σ=P/A)の平均値
ε:縦ひずみ(ε=λ/T)の平均値
P:1つの領域に加わる荷重
A:1つの領域の面積
λ:ミッドソールの縮み
T:ミッドソールの圧縮前の厚さ
一方、本発明において、硬度の平均値Hについては以下のように把握することができる。
1つの領域が均一な硬度Hの発泡体で形成されている場合には、当該硬度が硬度の平均値Hとなる。
1つの領域において互いに異硬度の2以上の発泡体が積層されている場合には、下記の(2)式でおおよそ算出することができる。
H=(H+…+H+…H)/T…(2)
但し、
T=T+…+T+…T
:1つの層の硬度
:硬度Hの層の平均厚さ
:任意の層の硬度
:硬度Hの層の平均厚さ
:別の層の硬度
:硬度Hの層の平均厚さ
他方、1つの領域において部分的に低硬度又は高硬度の部位がある場合には、下記の(3)式でおおよそ算出することができる。
H=(H+…+H+…+H)/A…(3)
但し、
A=A+…+A+…+A
:1つの領域の一部分の硬度
:硬度Hの部分の面積
:任意の部分の硬度
:硬度Hの部分の面積
:別の一部分の硬度
:硬度Hの部分の面積
本発明において、各領域の硬度としては例えば下記の値を採用してもよい。
低硬度の内側領域Mの硬度範囲は、JISC硬度で40°〜60°程度が好ましく、42°〜55°程度がより好ましく、45°〜55°程度が最も好ましい。前記内側領域Mの硬度が小さすぎると足を支えにくく、一方、硬度が大きすぎると第1領域L1との硬度差が得にくい。
高硬度の第1領域L1の硬度範囲は、JISC硬度で55°〜75°程度が好ましく、60°〜72°程度がより好ましく、63°〜70°程度が最も好ましい。前記外側領域L1の硬度が大きすぎると膝への負担が増大し、一方、硬度が小さすぎると内側領域Mとの硬度差が得にくい。
前記第1領域L1と内側領域Mとの硬度差は、JISC硬度で8°〜30°程度が好ましく、10°〜25°程度が更に好ましい。硬度差が小さすぎると脚の倒れを期待しにくく、硬度差が大きすぎると足裏に違和感が生じ易い。
本ミッドソールは発泡体からなる粘弾性体で形成されるが、かかる粘弾性体の硬度と圧縮剛性との間には強い相関関係がある。すなわち、硬度が大きい場合は圧縮剛性も大きく、一方、硬度が小さい場合は圧縮剛性も小さい。なお、本発明の効果を阻害しない範囲で、ミッドソールの内部に、「発泡体からなる粘弾性体」以外の部材を配置してもよい。ミッドソールの内部に、「発泡体からなる粘弾性体」以外の部材、例えば、非発泡の樹脂部材等が配置されている場合、「発泡体からなる粘弾性体」以外の部材を除いて、ミッドソールの圧縮剛性または硬度を算出する。
高圧縮剛性の第1領域L1と低圧縮剛性の内側領域Mとの間の中間の剛性は、中間の硬度を有する素材で形成してもよいし、2種の硬度の発泡体を積層して形成してもよい。
本発明の実施例にかかるミッドソールの平面図および外側面図である。 同ミッドソールの第2および第1実施例の横断面図である。 第2実施例におけるミッドソールの上層を示す平面図、外側面図および背面図である。 第2実施例におけるミッドソールの下層を示す平面図、外側面図および背面図である。 第3実施例にかかるミッドソールを示す平面図および外側面図である。 同ミッドソールの横断面図である。 第4実施例にかかるミッドソールを示す平面図および外側面図である。 第5実施例にかかる靴の横断面図およびミッドソールの平面図である。 試験結果を示す図表である。 第5実施例にかかる中敷の平面図、側面図および横断面図である。 ミッドソールの他の実施例にかかる横断面図である。
好ましくは、前記第2領域L2は1つの層と、前記層よりも圧縮剛性または硬度の小さい別の層とが上下に互いに積層されて形成されている。
この場合、第2領域L2の圧縮剛性または硬度を積層状態により、任意に設定でき、前記効果を発揮し易い。すなわち、第2領域L2において、上下に互いに積層された各層が持つ各性質が発揮されるので、第2領域L2の設計自由度が向上するだろう。
好ましくは、前記第2領域L2は下層と、前記下層よりも圧縮剛性または硬度の小さい上層とが互いに積層されている。
この場合、第2領域L2において、柔軟な上層が足裏の近くに配置されるので、足裏に違和感を生じにくいだけでなく、第2領域L2の下層は硬いので、足裏が外反するのを助長するだろう。
好ましくは、前記後端領域Rは一部または全部の領域において、前記下層と、前記上層とが互いに積層されている。
この場合、第2領域L2において、柔軟な上層が足裏の近くに配置されるので、足裏に違和感や着地の衝撃を生じにくいだろう。別の効果としては、下層が硬いので、足裏が外反するのを助長するだろう。
好ましくは、前記第1領域L1は第5趾の基節骨の骨底を支持し、
前記第2領域L2は第3趾および/または第4趾の基節骨の骨底を支持する。
第5趾は歩行や走行のフットフラット等の際に足を支える重要な役割があり、この第5趾の基節骨の骨底を硬い第1領域L1で支持することにより、足裏の内反の抑制と外反の助長を図り得るだろう。
好ましくは、前記後端領域Rは後方に向かって拡がる扇状に形成されている。
この場合、扇状の柔軟な後端領域Rは、着地時に足の後端の外側から着地する着用者だけでなく、足の後端の中央部分から着地する着用者においても、前記衝撃の緩衝性を高めるだろう。別の効果としては、歩行や走行時に、踵から爪先へ向かって、重心が移動する際、硬度が徐々に変化するので、違和感が無く、体重移動がスムーズになるだろう。
好ましくは、前記第1領域L1の後端のラインは、ミッドソールの外縁から斜め前方に向かって延びている。
この場合、第1領域L1と後端領域Rとの境界は、前記斜め前方に向かって延びたラインとなる。そのため、前記衝撃を受け易い踵骨の下端を第1領域L1よりは柔軟な後端領域Rで支持し易くなり、第1領域L1を後方まで延ばして配置することができるだろう。別の効果としては、歩行や走行時に、踵から爪先へ向かって、重心が移動する際、硬度が徐々に変化するので、違和感が無く、体重移動がスムーズになるだろう。
好ましくは、前記後端領域Rの外側の前端部にはミッドソールの上面から下面に向かうに従い後方に向かって延び、互いに硬度の異なる発泡体の境界面による傾斜面が形成されている。
ファストストライク直後のフットフラットに移行する際に、後端領域Rから前方に負荷が移動する。前記傾斜面は後端領域Rと第1領域L1との硬さの違いを着用者に感じにくくさせるだろう。なお、「互いに硬度の異なる発泡体の境界面による傾斜面」には、互いに硬度の異なる発泡体同士が接着等により接していてもよいし、互いに硬度の異なる発泡体が溶着等によって混ざり合っている部分が存在していてもよい。
好ましくは、前記ミッドソールの硬度は前記アウトソールの硬度よりも小さい。
この場合、アウトソールよりも柔軟なミッドソールが足裏の近くに配置されるので、足裏に違和感を生じにくいだろう。別の効果としては、アウトソールよりも柔軟なミッドソールは膝への負担を小さくするだろう。
本発明にかかる靴は、接地面を有するアウトソールと、前記アウトソール上に配置されたミッドソールとを備え、
前記ミッドソールは、
足の内側を支持する内側領域Mと、
足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
前記外側領域Lの圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mのそれよりも大きく、
前記中敷は前記アッパー内に収納され、
前記中敷は内側部の厚さの平均値に比べ、外側部の厚さの平均値が大きく、かつ、踵骨の前端から第5趾の基節骨の骨底までの間において、前記外側部は内外の中心から外側縁に向かって徐々に厚く形成されている。
この場合、硬い外側領域Lから柔軟な内側領域Mに向かって脚が倒れ易いだろう。また、外側部の厚い中敷は前記脚の倒れを助長するであろう。したがって、O脚の着用者に適した靴となるであろう。
1つの前記各実施態様または下記の実施例に関連して説明および/または図示した特徴は、1つまたはそれ以上の他の実施態様または他の実施例において同一または類似な形で、および/または他の実施態様または実施例の特徴と組み合わせて、または、その代わりに利用することができる。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかし、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
以下、本発明の概念的な実施例を図1および図2Bにしたがって説明する。
図1および図2Bにおいて、靴底は路面に接地する接地面を持つアウトソール2と、前記アウトソール2の上に配置されたミッドソール1とを備える。
ミッドソール1は、たとえば、EVA(エチレン―酢酸ビニル共重合体)などの熱可塑性樹脂の発泡体などの衝撃吸収に適した素材で形成される。一方、アウトソール2は、たとえば、ゴムの発泡体や非発泡体などの耐摩耗性に優れた素材で形成される。
図1において、前記ミッドソール1は、前足部1F、中足部1Mおよび後足部1Rの全域にわたって設けられている。一方、図2Bのアウトソール2は少なくとも前足部および後足部に設けられている。
図1の前記前足部1F、中足部1Mおよび後足部1Rとは、それぞれ、図1の足の前足、中足および後足を覆う部位を意味する。前記前足は5本の中足骨と14個の趾骨からなる。前記中足は舟状骨、立方骨および3個の楔状骨からなる。前記後足は距骨および踵骨Bcからなる。
前記ミッドソール1は、後端領域R、内側領域Mおよび外側領域Lとを備える。内側領域Mと外側領域Lはミッドソール1を内外に概ね2等分する仮想の中心線CLによって、内外に区画されてもよい。
図1において前記後端領域Rは後方に向かって拡がる扇状に形成されており、踵骨Bcの下端Beを含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する。
前記内側領域Mは前記後端領域Rの前記内側の前端から少なくとも第1趾の基節骨B1の骨底まで延び、本実施例の場合、ミッドソール1の先端まで延び、前記後端領域Rを除く足の内側を支持する。すなわち内側領域Mは中足部1Mよりも後方から中足部1Mよりも前方まで延び、したがって、内側領域Mは後足部1Rの前端部、中足部1Mおよび前足部1Fの後部を含む。
前記外側領域Lは前記後端領域Rの前記外側の前端から第4趾の基節骨B4の骨底および第5趾の基節骨B5の骨底まで延び前記後端領域Rを除く足の外側を支持する。すなわち外側領域Lは中足部1Mよりも後方から中足部1Mよりも前方まで延び、したがって、外側領域Lは後足部1Rの前端部、中足部1Mおよび前足部1Fの後部を含む。
前記内側領域Mおよび外側領域Lは、それぞれ、踵骨Bcの内側および外側の前端部を覆い、一方、前記後端領域Rは踵骨Bcの後端部を覆う。
なお、骨底とは各趾節骨における後方の関節に近い部位で若干膨らんだ部位をいい、近位骨頭とも呼ばれている。
前記外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、前記第1領域L1に隣接した中央寄りの第2領域L2とを包含する。本実施例の場合、前記第1領域L1は第5趾の基節骨B5の骨底を支持し、
前記第2領域L2は第3趾および/または第4趾の基節骨B4の骨底を支持する。
本ミッドソール1は、図2において網点を施した硬度および圧縮剛性の大きい発泡体の層と、それらが小さい発泡体の層とを備える。前記第1領域L1はミッドソール1の下面から上面まで硬度および圧縮剛性の大きい発泡体で形成されている。
前記第2領域L2は硬度および圧縮剛性の大きい下層Lbと、前記下層Lbよりも硬度および圧縮剛性の小さい上層Luとが互いに積層され、図1および図2Bの例においては、第2領域L2の硬い下層Lbがミッドソール1の内外の中心から第1領域L1に向かうに従い徐々に厚く形成されている。
なお、各図において、圧縮剛性の大きい部位には大きな網点が付され、圧縮剛性が中間的である部位には小さな網点が付されている。
前記第1領域L1の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値よりも大きい。すなわち、前記第1領域L1の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記第2領域L2の硬度の平均値よりも大きい。
前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きい。すなわち、前記第2領域L2の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きい。
前記後端領域Rは一部または全部の領域において、下層Lbと、前記下層Lbよりも硬度の小さい上層Luとが互いに積層されている。たとえば、本例の場合、図1Aに示すように、外側領域Lの後端において、硬いミッドソールの層と柔軟なミッドソールの層と界面は傾斜面を形成している。すなわち、前記後端領域Rの外側の前端部にはミッドソール1の上面から下面に向かうに従い後方に向かって延びる傾斜面Rfが形成されている。
なお、前記第1領域L1の前端面Lfには、前記傾斜面Rfと逆の傾きの傾斜面が形成されていてもよい。
前記第1領域L1の後端のラインL11は、ミッドソール1の外縁から斜め前方に向かって延びている。なお、本例の場合、第1趾、第2趾、第3趾、第4趾の各末節骨を支持するミッドソール1の先端領域Fは、内側領域Mと同程度の硬度および圧縮剛性を有する。
前記実施例の場合、図1のミッドソール1は軟質の発泡体に予め凹所を設け、この凹所に硬質の発泡体嵌め込むように形成されている。しかし、図2Aに示すように、ミッドソール1は上下に積層された上ミッドソール3および下ミッドソール4を備えていてもよい。以下、その一例について説明する。
図3の上ミッドソール3と図4の下ミッドソール4とは互いに上下に積層される。なお、図4Aに示すように、下ミッドソール4には貫通孔4Hが設けられていてもよい。
図3Aにおいて、上ミッドソール3は、硬度の大きい第1領域L1と、硬度の小さい他の領域L2,M,Rとを備える。一方、図4Aにおいて、下ミッドソール4は硬度の小さい内側領域Mと、硬度の大きい他の領域L1,L2,Rとを備える。なお、本例の場合、先端領域Fの内側および外側は、それぞれ、内側領域Mおよび外側領域Lと同程度の硬度および圧縮剛性を有する。
したがって、上下に積層されたミッドソール1において、第1領域L1は最も圧縮剛性が大きく、内側領域Mは最も圧縮剛性が小さく、第2領域L2および後端領域Rはその中間の圧縮剛性となる。なお、図3Aおよび図4Aにおいて、積層した場合に圧縮剛性の互いに異なる境界ラインを二点鎖線で示した。
図5および図6は他の例を示す。
図5Bおよび図6に示すように、ミッドソール1の内外には上方に向かって巻き上げる巻上部を有していてもよい。
また、図6A〜図6Cに示すように、ミッドソール1の上面には、外側から内側に向かって緩やかに下る傾斜が設けられていてもよい。
図7は更に他の例を示す。本例においてはミッドソール1は上下に積層されておらず、3つの異なる硬度の発泡体が内外に互いに成型時に溶着されている。第1領域L1の発泡体は最も硬度および圧縮剛性が大きく、内側領域Mの発泡体は最も硬度および圧縮剛性が小さく、第2領域L2および後端領域Rの発泡体はその中間の硬度および圧縮剛性を有する。
図8Aおよび図8Bは本発明の実施例にかかる靴およびミッドソールを示す。
図8Aに示すように、靴底1,2とアッパー8と中敷9とを備える。アッパー8は足の甲を覆う。
前記ミッドソール1の上にはインソール(中底)7が接着される。前記インソール7の更に上には中敷9がアッパー8内に装着される。中敷9はインソール7の表面に粘着されていても、粘着および接着されていなくてもよい。
本例の場合、図8Bのミッドソール1は第1領域L1のみが硬度および圧縮剛性が大きく、その他の領域L2,M,Rは硬度および圧縮剛性が前記第1領域L1よりも小さい。
前記中敷9は前記アッパー8に着脱可能に収納されている。図10に示すように、前記中敷9は内側の中足部、後足部の巻上部分を除き、内側部9Mの厚さの平均値に比べ、外側部9Lの厚さの平均値が大きい。また、図10A、図10D、図10Eおよび図10Fに示すように、踵骨Bc(図1)の前端から小趾球O5(図1)までの間において、好ましくは、第5趾の基節骨B5の骨頭までの間において、前記外側部9Lは内外の中心から外側縁9Eに向かって徐々に厚く形成されている。
本例のような中敷9を採用する場合、ミッドソール1は図8Cのものも採用し得る。すなわち、図8Cにおいて、ミッドソール1は第1領域L1および第2領域L2の硬度および圧縮剛性が大きく、その他の領域M,Rの硬度および圧縮剛性が前記第1領域L1および第2領域L2よりも小さい。
図11はミッドソール1の他の例を示す。
図11Aのように、ミッドソール1の表面に低反発の発泡体10(いわゆるメモリーフォーム)を積層してもよい。
図11Bのように、第2領域L2の上層Luが高硬度で、下層Lbが低硬度であってもよい。
図11Cのように、第1領域L1を構成する高硬度の発泡体が内側領域Mの一部に延びていてもよい。
低硬度の発泡体は低反発の発泡体で形成されていてもよい。また、ミッドソールの硬度は無段階に異なっていてもよい。
つぎに、本発明の試験例および比較例を用いたテストについて説明する。
図9の図表に示すように、本テストでは2種類のミッドソール1,100および中敷9,90を用いた。
ミッドソール1としては図1のミッドソール1と硬度が均一の一般的なミッドソール100を用いた。中敷9としては図10の中敷9と一般的な中敷90を用いた。
テストは5人の着用者が約6km/hで歩行した際における図9の下腿傾き角θを測定した。測定結果を図9の折れ線グラフに示す。
この図表から、個人差があるものの、本ミッドソール1および中敷9を組み合わせたTest2や本ミッドソール1を用いたTest1には、下腿傾き角θを改善し得る可能性があることが分かる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、ミッドソールの下面に非発泡体の樹脂プレートが付着されてもよい。
また、ミッドソール第1領域L1の硬度はアウトソールの硬度以上であってもよい。
したがって、そのような変更および修正は、本発明の範囲のものと解釈される。
本発明はO脚の人に適した靴および靴底として用いることができる。
1:ミッドソール 1F:前足部 1M:中足部 1R:後足部
2:アウトソール
3:上ミッドソール
4:下ミッドソール 4H:貫通孔
6:スペーサ
7:インソール(中底)
8:アッパー
9:中敷 9M:内側部 9L:外側部
10:低反発の発泡体
90:中敷
100:ミッドソール
B1:基節骨 B4:基節骨 B5:基節骨 Bc:踵骨 Be:下端 O5:小趾球
L:外側領域 L1:第1領域 L11:ライン L2:第2領域 Lb:下層
Lu:上層 Lf:前端面
M:内側領域
R:後端領域 Rf:傾斜面
CL:中心線
θ:下腿傾き角

Claims (20)

  1. 接地面を有するアウトソールと、前記アウトソールの上に配置されたミッドソールとを備えた靴底であって、
    前記ミッドソールは、
    踵骨の下端を含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する後端領域Rと、
    前記後端領域Rの前記内側の前端から第1趾の基節骨の骨底まで延び、前記後端領域Rを除く足の内側を支持する内側領域Mと、
    前記後端領域Rの前記外側の前端から第4趾の基節骨の骨底および第5趾の基節骨の骨底まで延び前記後端領域Rを除く足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
    前記外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、中央寄りの第2領域L2とを包含し、
    前記第1領域L1の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値よりも大きい、靴底。
  2. 請求項1において、
    前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きい、靴底。
  3. 接地面を有するアウトソールと、前記アウトソールの上に配置されたミッドソールとを備えた靴底であって、
    前記ミッドソールは、
    踵骨の下端を含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する後端領域Rと、
    前記後端領域Rの前記内側の前端から第1趾の基節骨の骨底まで延び、前記後端領域Rを除く足の内側を支持する内側領域Mと、
    前記後端領域Rの前記外側の前端から第4趾の基節骨の骨底および第5趾の基節骨の骨底まで延び前記後端領域Rを除く足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
    前記外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、中央寄りの第2領域L2とを包含し、
    前記第1領域L1の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの圧縮剛性の平均値よりも大きく、
    前記第2領域L2の圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mの圧縮剛性の平均値よりも大きい、靴底。
  4. 請求項1,2もしくは3において、
    前記第2領域L2は1つの層と、前記層よりも圧縮剛性の小さい別の層とが上下に互いに積層されて形成されている、靴底。
  5. 請求項1,2もしくは3において、
    前記第2領域L2は下層と、前記下層よりも圧縮剛性の小さい上層とが互いに積層されている、靴底。
  6. 請求項5において、
    前記後端領域Rは一部または全部の領域において、前記下層と、前記上層とが互いに積層されている、靴底。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記第1領域L1は第5趾の基節骨の骨底を支持し、
    前記第2領域L2は第3趾および/または第4趾の基節骨の骨底を支持する、靴底。
  8. 接地面を有するアウトソールと、前記アウトソールの上に配置されたミッドソールとを備えた靴底であって、
    前記ミッドソールは、
    踵骨の下端を含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する後端領域Rと、
    前記後端領域Rの前記内側の前端から第1趾の基節骨の骨底まで延び、前記後端領域Rを除く足の内側を支持する内側領域Mと、
    前記後端領域Rの前記外側の前端から第4趾の基節骨の骨底および第5趾の基節骨の骨底まで延び前記後端領域Rを除く足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
    前記外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、中央寄りの第2領域L2とを包含し、
    前記第1領域L1の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記第2領域L2の硬度の平均値よりも大きい、靴底。
  9. 請求項8において、
    前記第2領域L2の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きい、靴底。
  10. 接地面を有するアウトソールと、前記アウトソールの上に配置されたミッドソールとを備えた靴底であって、
    前記ミッドソールは、
    踵骨の下端を含む足の内側の後端および足の外側の後端を支持する後端領域Rと、
    前記後端領域Rの前記内側の前端から第1趾の基節骨の骨底まで延び、前記後端領域Rを除く足の内側を支持する内側領域Mと、
    前記後端領域Rの前記外側の前端から第4趾の基節骨の骨底および第5趾の基節骨の骨底まで延び前記後端領域Rを除く足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
    前記外側領域Lは、外側縁を含む外側寄りの第1領域L1と、中央寄りの第2領域L2とを包含し、
    前記第1領域L1の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きく、かつ、前記後端領域Rの硬度の平均値よりも大きく、
    前記第2領域L2の硬度の平均値は、前記内側領域Mの硬度の平均値よりも大きい、靴底。
  11. 請求項8,9もしくは10において、
    前記第2領域L2は1つの層と、前記層よりも硬度の小さい別の層とが上下に互いに積層されて形成されている、靴底。
  12. 請求項8,9もしくは10において、
    前記第2領域L2は下層と、前記下層よりも硬度の小さい上層とが上下に互いに積層されて形成されている、靴底。
  13. 請求項12において、
    前記後端領域Rは一部または全部の領域において、下層と、前記下層よりも硬度の小さい上層とが互いに積層されている、靴底。
  14. 請求項8〜13のいずれか1項において、
    前記第1領域L1は第5趾の基節骨の骨底を支持し、
    前記第2領域L2は第3趾および/または第4趾の基節骨の骨底を支持する、靴底。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項において、
    前記後端領域Rは後方に向かって拡がる扇状に設定される、靴底。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項において、
    前記第1領域L1の後端のラインは、ミッドソールの外縁から斜め前方に向かって延びている、靴底。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項において、
    前記後端領域Rの外側の前端部にはミッドソールの上面から下面に向かうに従い後方に向かって延び、互いに硬度の異なる発泡体の境界面による傾斜面が形成されている、靴底。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項において、
    前記ミッドソールの硬度は前記アウトソールの硬度よりも小さい、靴底。
  19. 靴底とアッパーと中敷とを備えた靴において、
    前記靴底は接地面を有するアウトソールと、前記アウトソール上に配置されたミッドソールとを備え、
    前記ミッドソールは、
    足の内側を支持する内側領域Mと、
    足の外側を支持する外側領域Lとを備え、
    前記外側領域Lの圧縮剛性の平均値は、前記内側領域Mのそれよりも大きく、
    前記中敷は前記アッパー内に収納され、
    前記中敷は内側部の厚さの平均値に比べ、外側部の厚さの平均値が大きく、かつ、踵骨の前端から第5趾の基節骨の骨底までの間において、前記外側部は内外の中心から外側縁に向かって徐々に厚く形成されている、靴。
  20. 請求項19において、
    前記ミッドソールの硬度は前記アウトソールの硬度よりも小さい、靴。
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