JPH0923904A - 履 物 - Google Patents

履 物

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JPH0923904A
JPH0923904A JP7199290A JP19929095A JPH0923904A JP H0923904 A JPH0923904 A JP H0923904A JP 7199290 A JP7199290 A JP 7199290A JP 19929095 A JP19929095 A JP 19929095A JP H0923904 A JPH0923904 A JP H0923904A
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JP
Japan
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footwear
side part
sole
legs
person
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JP7199290A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hatano
倫 波多野
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Nihon Solid Co Ltd
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Nihon Solid Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人のO脚(オー脚)の矯正、脚部の筋力の増
強、ヒップアップ効果、姿勢の良好化などに効果のある
履物を提供すること。 【解決手段】 履物の底を、その内側部の方が外側部に
比べて圧縮され易くして、履物を履いたときに履物の底
の内側部の方が外側部の厚さよりも薄くなるようにする
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の底を有する
履物、および履物用の底部材に関する。より詳細には、
本発明は、O脚(オー脚)の矯正に効果があり、また歩
行時や立っている時の姿勢を良くすることができ、しか
も脚筋力の増強、ヒップアップなどにも有効な履物、お
よびそのための履物用の底部材に関する。
【0002】
【従来の技術】日本人にはO脚(オー脚)が多いと言わ
れている。O脚はそれ自体で見た目が悪く、外観上およ
び美容上好ましくないばかりでなく、上半身の体重が下
肢に不自然にかかる状態となり易いために、歩行時や立
ったりしている時に疲れ易くなったり、姿勢が悪くなり
易いという欠点がある。O脚を矯正するための道具や方
法が従来からも色々提案されているが、複雑であった
り、高価なものが多く、日常的に簡単に実施できるO脚
の矯正方法やそのための手段の開発が求められている。
【0003】また、O脚でない人の場合であっても、肉
体的および精神的な疲労、背筋力の低下、下肢の筋力低
下などに伴って、歩行時や立っている時などに良好な姿
勢を保ち得ない人が最近多くなっている。姿勢の悪化
は、胃などの内臓を圧迫して健康上も問題があり、しか
も落ち込んだ気分になり易くて精神衛生上も望ましくな
い。また中年になると、肥満などに伴って臀部に肉のつ
いたヒップダウンの生じた体形となり易く、外観の不良
や、動作の緩慢化などの原因ともなっている。そして、
背筋力や下肢の筋力の強化などを含めた体力増強、ヒッ
プアップなどをも含めたシェイプアップなどのために
は、スポーツ、筋力トレーニング、各種の美容体操など
が好ましいとされ、そのため最近は各種のスポーツ施設
やトレーニング施設に通ったりする人の数や、独自に運
動をする人の数が増えており、さらに各種の健康器具な
ども多く販売されている。しかしながら、それらの施設
に通ったり、独自に運動したり、または従来市販の健康
器具を用いたりするトレーニングは、時間および経費が
かかり、簡単に実施できず、長続きしない場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高価
なO脚矯正器具を使用したり、複雑なO脚矯正体操など
を行わなくても、日常的に簡単にO脚を無理なく徐々に
矯正することのできる手段を提供することである。そし
て、本発明の目的は、O脚でない人の場合にも、高価な
健康器具などを使用したり、スポーツ施設などに通わな
くても、日常的に簡単に下肢の筋力や背筋力などを向上
させて、歩行時や立っている時などに、真っすぐで良好
な姿勢を保ち得ることができ、ヒップアップなども可能
で美容上にも有効な手段を提供することである。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者は色々検討を重ねてきた。その結果、歩いた
り、走ったり、立ったりしている時に、履いている靴な
どの履物の底がやや内側部分に傾斜した状態になるよう
にすると、O脚の人の場合にオー(O)の字型になって
いる左右の下肢(脚部)がやや内側に反る(内側に向か
う)状態となって、O脚が矯正され易い状態になるこ
と、したがってそのような履物を日常的に履くようにす
ると、O脚の矯正のための特別の器具を購入したり特別
のトレーニングなどを行わなくても、日常的に継続し
て、極めて簡単にO脚を徐々に矯正できることを見出し
た。
【0006】さらに、本発明者は、O脚の人は言うに及
ばず、O脚でない人が歩いたり、走ったり、立ったりし
ている時にも、その底がやや内側部分に傾斜した状態に
なるような履物を履くと、足がやや内側に傾斜する結
果、左右の下肢(脚部)の内側(内股)の筋肉に力がか
かって、左右の脚部の筋肉が適度に緊張した状態になる
ために、臀部の筋肉も緊張してヒップアップに効果があ
ること、また左右の下肢(脚部)の緊張や臀部の筋肉の
緊張に伴って上半身にも適度な緊張がもたらされて、背
筋が伸びて姿勢が良好になることを見出した。
【0007】そこで、本発明者は、上記の知見に基づい
て、履物の底を内側に傾斜した状態にするために、履物
の底を、そのまま外側部から内側部に向かってその厚さ
が徐々に薄くなっているテーパー状(傾斜状)の形状と
して、そのようなテーパー状履物を作製して着用してみ
た。その結果、そのようなテーパー状の底を有する履物
は、O脚の矯正、O脚の人およびO脚でない人における
下肢の筋力の増強、ヒップアップ、姿勢の良好化には確
かに効果があることが判明した。しかしながら、履物の
底がそのままテーパー状をなしているために、外部から
みたとき、特に靴などを脱いだときに、傾いた状態にな
っていて、ややもすれば底が不自然に擦り減ったものと
見誤られて、外観的にも不良であり、商品価値の低いも
のであった。
【0008】そこで、本発明者は、外観的にも良好で、
履いていないときには通常の履物と同様に底が内側に傾
斜しておらず、一方その履物を履いて歩いたり、走った
り、立ったりしている時には、履物の底がやや内側部分
に傾斜した状態になるようにな履物を得るためにさらに
検討を重ねた。その結果、履物の底を弾力性のある発泡
体などの圧縮できる素材から形成して、履物を履いて履
物の底に上部から体重がかかったときに、内側部の方が
外側部に比べてより多く圧縮されて薄くなるようにする
と、その履物を履いて歩いたり、走ったり、立ったりし
ている時には底がやや内側部分に傾斜した状態になり、
しかも履物を履いていないときには通常の履物と同様に
底が内側に傾斜していない、外観的にも良好な履物が得
られることを見出して本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、内側部の方が外側部
に比べて高圧縮性である底を有していることを特徴とす
る履物である。そして、本発明は、内側部の方が外側部
に比べて高圧縮性になっていることを特徴とする履物用
の底部材である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明において、「内側部の方が外側部に比べて
高圧縮性である底」とは、人が履物を履いて履物の底に
上部から人の体重がかかったときに、底の内側部の方が
外側部に比べて大きく圧縮されて、内側部の厚さが外側
部よりも薄くなり得るような底を意味する。限定される
ものではないが、この点について図を参照して具体的に
説明すると、図1の(a)(履物の底のみを上面より見
た図)に示すような履物の左右一対の底Aおよび底A’
をその切断線X−Xの断面図(厚さ方向の断面図)で見
たときに、底Aおよび底A’に人の体重がかかっていな
い場合は図1の(b)に示すように、その外側部1と内
側部2とはほぼ同じ厚さになっているが、人が履物を履
いて、人の体重が上部からかかっている場合には、図1
の(c)に示すように(なおBは人の脚の一部と足を示
す)、内側部2の方が外側部1よりも高圧縮性であるこ
とによって、内側部2の方が外側部1よりも大きく圧縮
されて、底の厚さが内側部2で薄くなり、底Aおよび底
A’が外側部1から内側部2に向かって傾斜した状態に
なり得る底を本発明の履物は備えている。
【0011】上記した本発明の履物の底Aおよび底A’
において、外側部1と内側部2との間(境界部)の圧縮
率に大きなギャップがあると、人が履物を履いて、底A
および底A’に上部から人の体重がかかったときに、外
側部1から内側部2に向けて底Aおよび底A’の厚みが
徐々に低下してゆかずに、外側部1と外側部2との間
(境界部)で底Aおよび底A’の厚さが急激に変化する
ので、履き心地が悪くなり、しかも足や脚部にも余分な
負担がかかるようになり、望ましくない。そのため、本
発明の履物では、その底Aおよび底A’が、その外側部
1から内側部2に向けて徐々に圧縮性が増す(圧縮率が
大きくなる)ようにしておくのが好ましい。また、本発
明の履物では、底Aおよび底A’は、人が履物をはか
ず、人の体重がかかっていないとき(圧縮状態が解除さ
れたとき)には、元の厚さに復元し得る材質や構造にし
ておくのがよい。
【0012】履物の底は、履物の種類などによって形状
および構造が色々あるが、典型的には、下記の; (1) 図2に示すような、通常の紳士用靴などに多く
見られる、つま先から土踏まずの前までの部分3までが
地面に接し、土踏まずの部分4は地面に接しておらず上
方にせりあがっており、そしてカカトの部分5で地面に
接するようになっている底; (2) 図3に示すような、スポーツシューズやサンダ
ルなどに多く見られる、底A、底A’が土踏まずの部分
も含めてほぼ平坦になっている底; (3) 図4に示すような、ヒールのある婦人靴などに
多く見られる、つま先から土踏まずの前までの部分3ま
でが地面に接し、土踏まずの部分4は地面に接しておら
ず上方にせりあがっており、そして細いヒール6部分で
地面に接するようになっている底;などを挙げることが
できる。
【0013】そして、本発明では、上記(1)に挙げた
ような構造を有する底の場合は、履物の底全体(つまさ
きからカカトの端部まで)にわたってその内側部2を外
側部1よりも高圧縮性であるようにしても、つま先から
土踏まずの前までの部分3だけをその内側部2が外側部
1よりも高圧縮性であるようにしても、またはつま先か
ら土踏まずの前までの部分3とカカトの部分5だけをそ
の内側部2が外側部1よりも高圧縮性であるようにして
もよい。また、上記(2)に挙げたような全体にわたっ
てほぼ平坦な底の場合は、履物の底全体(つまさきから
カカトの端部まで)にわたってその内側部2を外側部1
よりも高圧縮性であるようにするのが底の製造工程が簡
単になるなどの点から好ましい。しかしながら、それに
限定されるわけではなく、上記(1)の構造の底と同様
に、つま先から土踏まずの前までの部分に相当する部分
だけをその内側部2が外側部1よりも高圧縮性であるよ
うにしても、またはつま先から土踏まずの前までの部分
とカカトに相当する部分だけをその内側部2が外側部1
よりも高圧縮性であるようにしてもよい。そして、上記
(3)に挙げたような、細いヒールを有する底の場合
は、つま先から土踏まずの前までの部分3だけをその内
側部2が外側部1よりも高圧縮性であるようにするの
が、歩行時の安定性や安全性などの点から好ましい。
【0014】そして、履物の底A、底A’の内側部2の
圧縮率、外側部1の圧縮率、内側部2の圧縮率と外側部
1の圧縮率との差、外側部1から内側部2に向けての圧
縮率の勾配の持たせ方などは履物の種類、履物における
底の厚さ、履物の底の形状などの種々の要件に応じて調
節することができるが、一般に、人が履物を履いて立っ
たときに、外側部1の最端部の厚さと内側部2の最端部
の厚さとの差[図1の(c)で示す(L1−L2の値)]
が、約5〜20mm程度になるようにするのが好まし
く、5〜15mm程度であるのがより好ましい。L1
2の値が5mm未満であると、履物を履いた時に履物
の底の外側部から内側部に向けての傾斜が不十分であ
り、上記したO脚の矯正効果、脚力の増強効果、姿勢の
良好化、ヒップアップ効果などが奏されにくくなる。一
方、L1−L2の値が20mmを超えると、履物を履いた
時に履物の底の外側部から内側部に向けて傾斜が大きく
なり過ぎて、足が履物内で内側部の方向に滑ってしまっ
て、履物の履き心地が不良になり、しかも足や脚部に不
自然で余分な力がかかって、健康の点や安全性の点で不
良になり易い。
【0015】本発明では、履物の底Aおよび底A’にお
いて、その内側部2が外側部1よりも高圧縮性であれ
ば、底の細部構造、底の製法、そのような底を有する履
物の構造や製法などは特に制限されないが、本発明の履
物の底の代表例としては、下記の(i)および(ii)の
ものを挙げることができる。
【0016】(i) 履物の底Aおよび底A’を、弾力
性のあるゴムや弾力性のある熱可塑性重合体の発泡体か
ら製造し、その発泡体の密度を底Aおよび底A’の外側
部1から内側部2に向けて徐々に小さくして(発泡倍率
を底Aおよび底A’の外側部1から内側部2に向けて徐
々に大きくして)、外側部1から内側部2に向けてその
圧縮率が徐々に高くなるようにした(徐々に高圧縮性に
した)履物の底。
【0017】そして、上記(i)に挙げた履物の底は、
例えば、 図5の(a)に示すように、発泡性ゴムや発泡性弾
性熱可塑性樹脂などの弾力性のある発泡体を形成し得る
発泡性熱可塑性重合体材料7を射出、注入、充填などに
よって型8内に入れて、型8の温度を履物の底の外側部
1に相当する部分9では低くしてその部分での発泡を抑
制し(発泡倍率を低くしたり未発泡にする)、一方履物
の底の内側部2に相当する部分10に向かって型の温度
を徐々に高くして発泡を促進させて(発泡倍率が内側部
2に向かって徐々に高くなるようにして)、図5の
(b)に示すような、外側部1が低発泡状態又は気泡の
ない無発泡状態で且つ内側部2が高発泡になっていて、
外側部1から内側部2に向けて徐々に圧縮性が増してい
る(徐々に圧縮され易くなっている)履物の底を形成す
る方法; 発泡倍率が全体にほぼ均一な熱可塑性の弾性発泡体
から、図6の(a)に示すように、履物の底の外側部1
に相当する部分の方が厚く、内側部2に相当する部分の
方が薄い底用材料11を予め作製しておき、その底用材
料11を図6の(b)に示すような厚さがほぼ均一な圧
縮装置や圧縮金型12などに入れて加熱下に圧縮して、
外側部1に相当する部分をより多く圧縮して高密度化
し、内側部2に相当する部分を少なく圧縮して密度の低
い状態にし、その状態で冷却・固定して、外側部1から
内側部2に向けて徐々に圧縮性が増している(徐々に高
圧縮性になっている)履物の底を形成する方法;などに
より製造することができる。しかしながら、勿論、上記
およびの方法に限定されるものではない。
【0018】(ii) 図7に示すように、圧縮率の低い
材料(非圧縮性または圧縮されにくい材料)13と圧縮
率の高い材料(圧縮され易い材料)14とのテーパー状
積層体構造からなる履物の底。この図7に示す履物の底
Aでは、底A上に人の体重がかかったときに、圧縮率の
高い材料14の部分で圧縮が行われ且つ内側部1に向け
て材料14の厚さが徐々に厚くなっているために、外側
部1から内側部2に向けて徐々に圧縮性が増しており
(徐々に高圧縮性になっており)、人がこの図7の底を
有する履物を履いた時にその底が内側部2に向けて徐々
に傾斜した状態となる。
【0019】そして、履物の底が厚い場合には、内側部
を外側部に比べて高圧縮性にするに当たって、履物の底
の厚さ方向の全体が圧縮されるようにしても、または例
えば上記した図7にも示すように履物の底の地面に接す
る部分を強度を保つために非圧縮性とし、履物の厚さ方
向の中央部または中央部と上部とで圧縮し得るようにし
てもよい。
【0020】また、履物には、底の全体が甲皮部分のほ
ぼ外側に設けられている通常の履物と共に、甲皮の内部
にも底の一部が存在するようにして設けられている履物
(例えば外部から見られないようにして身長を高くみせ
るための履物など)などもあるが、本発明は、そのいず
れの履物をも包含する。
【0021】そして、本発明では、内側部の方が外側部
に比べて高圧縮性である底を有している履物をそのまま
流通、販売してもよく、また内側部の方が外側部に比べ
て高圧縮性である底を単独で製造して、履物用の底部材
として流通、販売してもよく、したがって、本発明は、
上記した内側部の方が外側部に比べて高圧縮性である底
を有している履物、および内側部の方が外側部に比べて
高圧縮性である履物用の底部材の両方を包含する。
【0022】そして、上記した底を有する履物の製造に
当たっては、底部材を予め製造しておいて、それを甲皮
部分に接着剤などを用いて後から接着して一体化するよ
うにしても、または甲皮部分を型などに配置しておい
て、そこに底用の材料を射出、注入、その他の適当な方
法で導入して、底の成形とその甲皮への接合を同時に行
うようにしてもよい。
【0023】本発明の履物の底の形成に用いる材料の種
類は特に制限されず、内側部2の方が外側部1に比べて
高圧縮性であって、しかも人が履物を履いて履物の底に
上部から人の体重がかかったときに、底の内側部の方が
外側部に比べて大きく圧縮されて外側部1よりもその厚
さの減少が大きくなり(薄くなり)、一方人が履物を履
いておらず、人の体重がかかっていないとき(圧縮状態
が解除されたとき)には、元の厚さに復元し得る材料か
らなっていればいずれでもよい。限定されるものではな
いが、本発明の履物の底は、例えば、天然ゴム発泡体、
ジエン系ゴム発泡体、熱可塑性ポリウレタン発泡体、熱
可塑性で弾力性のあるエチレン/酢酸ビニル共重合体発
泡体、エチレン/プロピレンゴム発泡体、エチレン/プ
ロピレン/ジエンゴム発泡体などから製造することがで
きる。
【0024】本発明では、履物の種類は何ら制限され
ず、例えば靴、サンダル、草履、スリッパなどのいずれ
であってもよい。また、本発明では履物が例えば靴であ
る場合も、靴の種類は何ら制限されず、通常の紳士用
靴、婦人用靴、スポーツシューズ、運動靴、ゴルフシュ
ーズ、レインシューズ、ベビーシューズ、長靴などのい
ずれであってもよい。また、靴などの履物における底以
外の甲皮などの部分の素材も何ら制限されず、例えば、
皮革、合成皮革、ゴム、ズック布、それらの複合材料な
どのいずれから製造されていてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の履物では、人が履物を履いて履
物の底に体重がかかっているときには、履物の底がやや
内側部分に傾斜した状態になるために、O脚の人の場合
にオーの字型になっている左右の下肢(脚部)がやや内
側に反った(内側に向かう)状態となって、O脚が矯正
され易い状態になるので、O脚を徐々に矯正できること
ができる。また、本発明の履物では、O脚の人は言うに
及ばずO脚でない人でも、本発明の履物を履いて歩いた
り、走ったり、立ったりしている時に、その底がやや内
側部分に傾斜した状態になっているために、足がやや内
側に傾斜する結果、左右の下肢(脚部)の内側(内股)
の筋肉に力がかかって、左右の脚部の筋肉が適度に緊張
した状態になって、脚部の筋力の増強、臀部の筋肉の緊
張に伴うヒップアップ効果、左右の下肢(脚部)の緊張
や臀部の筋肉の緊張に伴う姿勢の良好化などをもたらす
ことができる。
【0026】しかも本発明による場合は、本発明の履物
を日常的に継続して履くだけで、スポーツ施設に通った
り、高価な健康器具などを購入したり、特別な運動など
を行ったりしなくても、上記したO脚の矯正や、脚力の
増強、ヒップアップ、姿勢の良好化などを、日常の生活
のなかで、極めて簡単に継続して行うことができる。そ
して、本発明の履物は、人が本発明の履物を履いておら
ず履物の底に体重がかかっていないとき(履物を脱いで
いるとき)、また人が本発明の履物を履いていても腰掛
けたり座ったりしていて履物の底に体重があまりかかっ
ていないときには、履物の底が内側部に向けて圧縮傾斜
していないので、外観的にも良好であり、しかも履物を
はいていても自然な状態で腰掛けたり、座ったりするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の履物の底の特性を説明するための図で
ある。
【図2】履物の底の典型的な一つの例を示す図である。
【図3】履物の底の典型的な別の例を示す図である。
【図4】履物の底の典型的な更に別の例を示す図であ
る。
【図5】本発明の履物の底の製造法の一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の履物の底の製造法の別の例を示す図で
ある。
【図7】本発明の履物の底の製造法の更に別の例を示す
図である。
【符号の説明】
A 履物の底 A’履物の底 B 足および脚の一部 1 履物の底の外側部 2 履物の底の内側部 3 履物の底のつま先から土踏まずの前までの部分 4 履物の底の土踏まずの部分 5 履物の底のカカトの部分 6 細いヒール 7 発泡性熱可塑性重合体材料 8 型 9 履物の底の外側部1に相当する型の部分 10 履物の底の内側部2に相当する型の部分 11 底用材料 12 圧縮装置または圧縮金型 13 圧縮率の低い材料 14 圧縮率の高い材料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側部の方が外側部に比べて高圧縮性で
    ある底を有していることを特徴とする履物。
  2. 【請求項2】 外側部から内側部に向けて徐々に圧縮性
    が増している底を有している請求項1の履物。
  3. 【請求項3】 外側部から内側部に向けて密度が徐々に
    低下している弾性のある重合体よりなる発泡体製の底を
    有している請求項1または2の履物。
  4. 【請求項4】 内側部の方が外側部に比べて高圧縮性に
    なっていることを特徴とする履物用の底部材。
  5. 【請求項5】 外側部から内側部に向けて徐々に圧縮性
    が増している請求項3の履物用の底部材。
  6. 【請求項6】 外側部から内側部に向けて密度が徐々に
    低下している弾性のある重合体よりなる発泡体から製造
    されている請求項4または5の履物用の底部材。
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