WO2021130903A1 - シューズ用部材およびシューズ - Google Patents

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Definitions

  • the cell diameter distribution (ratio of large diameter cells) of the foam can be controlled by controlling the depressurization rate (foaming rate) when the foam cells are generated in the foam by physical foaming or chemical foaming. Usually, by slowing down the foaming rate, the ratio of large-diameter cells (the peak value of dispersion is 0.5 mm or more) can be increased.
  • the sole 20 has an outsole 21 and a midsole 22 as described above.
  • the outsole 21 has an upper surface 21a and a ground contact surface 21b as a lower surface, and constitutes a lower portion of the sole 20.
  • the midsole 22 has an upper surface 22a and a lower surface 22b, and constitutes an upper portion of the sole 20.
  • the shoe When the shoe is provided with a light source as described above, it is preferable to further include a member (shielding member) that shields at least a part of the light emitted from the light source.
  • the shielding member is provided, for example, on the side surface side or the bottom side side of the light source in the midsole.
  • the shielding member has a notch portion having a predetermined shape or the like, it is possible to display a pattern due to light emitted to the outside of the shoe.
  • the foam (member for shoes) of Example 1 was produced by cross-linked physical foaming.
  • a foaming agent gas supercritical (SCF) gas
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Abstract

熱可塑性樹脂を含む発泡体からなるシューズ用部材であって、前記発泡体は、スキン層を除くセル径分布が少なくとも2つの主分散を有する、シューズ用部材。

Description

シューズ用部材およびシューズ
 本発明は、シューズ用部材およびシューズに関する。
[規則91に基づく訂正 28.05.2020] 
 例えば、特許文献1(実開平5-65205号公報)に開示されるような光源を埋設して光を発するシューズのソールに用いたり、シューズの意匠性(外観デザイン)を高めたりするために、シューズ用部材の材質として、高い光透過性を有する発泡体が求められている。
 ここで、大径の発泡セルの比率が高い発泡体は、光透過性が高いと考えられるが、大径の発泡セルが潰れやすいため、耐久性(機械強度)が低いという問題がある。
 なお、特許文献2(特開平9-241413号公報)には、シューズの中敷などに適用される軟質合成樹脂発泡体が開示される。ここでは、植物粉の配合により発泡体の一部に大径(大口径)の発泡セルを生成させている。しかし、特許文献1に開示される発泡体は、植物粉が配合されており、また、大径セルの比率が低いため、光透過性が高いものとは考えられない。
[規則91に基づく訂正 28.05.2020] 
実開平5-65205号公報 特開平9-241413号公報
 本発明は、上記の課題に鑑み、光透過性と耐久性を兼ね備えるシューズ用部材を提供することを目的とする。
 熱可塑性樹脂を含む発泡体からなるシューズ用部材であって、
 前記発泡体は、スキン層を除くセル径分布が少なくとも2つの主分散を有する、シューズ用部材。
 本発明においては、シューズ用部材の材質として大径セルと小径セルの両方を含む発泡体(バイモーダル発泡体)を用いることにより、粉体のような発泡体の光透過性を損ねる材料を配合せずに、光透過性と耐久性を兼ね備えたシューズ用部材を提供することができる。
実施例1の発泡体におけるセル径分布を示すグラフである。 実施例1の発泡体の厚み方向に直交する方向の断面を示すSEM像である。 実施例2の発泡体におけるセル径分布を示すグラフである。 実施例2の発泡体の厚み方向に直交する方向の断面を示すSEM像である。 比較例1の発泡体におけるセル径分布を示すグラフである。 比較例1の発泡体の厚み方向に直交する方向の断面を示すSEM像である。 比較例2の発泡体におけるセル径分布を示すグラフである。 比較例2の発泡体の厚み方向に直交する方向の断面を示すSEM像である。 実施例1および比較例1の発泡体におけるセル径分布を示すグラフである。 光源を備えるシューズを説明するための概略断面図である。 光源を備えるシューズを説明するための平面図である。 実施形態に係るシューズ用部材を備えるシューズを示す斜視図である。 図12に示すシューズのソールを外足側から見た側面図である。
 本発明の実施形態の概要は、以下のとおりである。
 (1) 熱可塑性樹脂を含む発泡体からなるシューズ用部材であって、
 前記発泡体は、スキン層を除くセル径分布が少なくとも2つの主分散を有する、シューズ用部材。
 (2) 前記セル径分布において、最大の主分散のピーク値が0.5mm以上である、(1)に記載のシューズ用部材。
 (3) 前記セル径分布において、
 前記主分散が2つであり、
 最大の主分散のピーク面積が全ピーク面積の20~60%である、(1)または(2)に記載のシューズ用部材。
 (4) 熱可塑性樹脂は、EVAと、OBCおよびスチレン系エラストマーの少なくとも1種と、を含む、(1)~(3)のいずれかに記載のシューズ用部材。
 (5) 前記発泡体は、さらに架橋剤を含み、
 前記架橋剤の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して0.1~0.8質量部である、(1)~(4)のいずれかに記載のシューズ用部材。
 (6) 透明または半透明である、(1)~(5)のいずれかに記載のシューズ用部材。
 (7) (6)に記載のシューズ用部材を備える、シューズ。
 (8) 前記シューズ用部材はソールに用いられる、(7)に記載のシューズ。
 (9) さらに光源を備える、(7)または(8)に記載のシューズ。
 (10) 前記光源からの出射光の少なくとも一部を遮蔽する部材をさらに備える、(9)に記載のシューズ。
 以下、本発明の実施形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
 <シューズ用部材>
 本実施形態のシューズ用部材は、熱可塑性樹脂を含む発泡体からなる。なお、シューズ用部材として、熱可塑性樹脂を含む発泡体を用いることにより、シューズ用部材に高い緩衝機能を付与することができる。
 (発泡体)
 発泡体は、スキン層を除くセル径分布が少なくとも2つの主分散を有する。
 ここで、「スキン層」とは、発泡体表面付近において優先的に冷却固化された非発泡層を含む発泡度が内部に比べて有意に小さい層である。
 セル径分布は、発泡体のサンプルの厚み方向に直交する方向の断面における個々の発泡セルの面積を画像処理によって求め、その面積について円相当径を求め、円相当径の集計結果かセル径分布を求めることができる(表2参照)。
 セル径分布における確率(probability)は、ヒストグラム(度数)をセル径で重み付けし、各サンプルごとにヒストグラムの総和値を100%としたときの各セル径の比率(%)である。
 「主分散」とは、上記のセル径分布における明確なピーク径を有し,その前後の分布からなる分散である。なお、セル径分布における主分散の総数は、上記の主分散に合致する主分散の数としてカウントされる。
 セル径分布が少なくとも2つの主分散を有するバイモーダルな発泡体により、光透過性と耐久性を兼ね備えたシューズ用部材を提供することができる。
 (セル系分布)
 セル径分布において、最大の主分散のピーク値は、好ましくは0.5mm以上であり、より好ましくは1mm以上である。ここで、発泡体のセル径分布における「最大の主分散」とは、複数の主分散のうちピーク値のセル径が最も大きい主分散である。このような最大の主分散に相当する大径セルの存在により、発泡体(シューズ用部材)の透光性を高めることができる。
 なお、最大の主分散のピーク値は、シューズ用部材に必要な機械強度を維持する観点からは、好ましくは5mm以下であり、より好ましくは3mm以下である。
 一方、最大の主分散以外の主分散のピーク値は、好ましくは0.5mm未満であり、より好ましくは0.1~0.3mmである。
 このように、発泡体が、最大の主分散に相当する大径セルとそれ以外の小径セルとの両方を含むことにより、光透過性と耐久性を兼ね備えた発泡体(シューズ用部材)を得ることができる。
 セル径分布において、各主分散の面積(ピーク面積)の比率は特に限定されない。例えば、主分散が2つである場合は、最大の主分散のピーク面積は、全ピーク面積(各主分散のピーク面積の合計)に対して、好ましくは20~60%であり、より好ましくは30~50%である。
 このように、発泡体が、最大の主分散に相当する大径セルとそれ以外の小径セルとの両方を適切な比率で含むことにより、光透過性と耐久性を兼ね備えた発泡体(シューズ用部材)をより確実に得ることができる。
 なお、大径セルのセル径が大きいほど、発泡体の光透過性が高くなる。また、小径セルのセル径が小さいほど、発泡体の耐久性(機械強度)が高くなる。このため、大径セルと小径セルとの間で、セル径が離れているほど本発明の効果が高くなる。
 また、発泡体において、例えば、目視で確認できる1mm以上の大径セルと、その周辺に目視で確認できない小径セルが存在することで、ユニークな外観を呈することができる。
 (熱可塑性樹脂)
 本実施形態で用いられる熱可塑性樹脂は、特に限定されないが、例えば、エチレンビニルアクリレート(EVA:ethylene-vinyl acrylate)、オレフィン系ポリマー、スチレン系エラストマー、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリウレタン(PU)などが挙げられる。
 オレフィン系ポリマーとしては、例えば、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等)、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、プロピレン-1-ヘキセン共重合体、プロピレン-4-メチル-1-ペンテン共重合体、プロピレン-1-ブテン共重合体、エチレン-1-ヘキセン共重合体、エチレン-4-メチル-ペンテン共重合体、エチレン-1-ブテン共重合体、1-ブテン-1-ヘキセン共重合体、1-ブテン-4-メチル-ペンテン共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体、エチレン-メタクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸ブチル共重合体、エチレン-メチルアクリレート共重合体、エチレン-エチルアクリレート共重合体、エチレン-ブチルアクリレート共重合体、プロピレン-メタクリル酸共重合体、プロピレン-メタクリル酸メチル共重合体、プロピレン-メタクリル酸エチル共重合体、プロピレン-メタクリル酸ブチル共重合体、プロピレン-メチルアクリレート共重合体、プロピレン-エチルアクリレート共重合体、プロピレン-ブチルアクリレート共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、プロピレン-酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
 オレフィンポリマーは、好ましくはオレフィンブロックコポリマー(OBC:olefin block copolymer)である。
 オレフィンブロックコポリマー(OBC)としては、例えば、ダウ社製「インフューズ」などが挙げられる。
 スチレン系エラストマーとしては、例えば、スチレン-イソプレン-スチレン共重合体(SIS)、スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体(SBS)、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン共重合体(SEBS)、スチレン-エチレン-ブチレン共重合体(SEB)、スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体(SEPS)、スチレン-イソブチレン-スチレン共重合体(SIBS)、スチレン-ブタジエン-スチレン-ブタジエン共重合体(SBSB)、スチレン-ブタジエン-スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体(SBSBS)などが挙げられる。スチレン系エラストマーは、SIS、SBSおよびSEBSの少なくともいずれかであることが好ましい。
 本実施形態において、熱可塑性樹脂は、エチレンビニルアクリレート(EVA)、オレフィンブロックコポリマー(OBC)およびスチレン系エラストマーからなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
 熱可塑性樹脂は、エチレンビニルアクリレート(EVA)と、オレフィンブロックコポリマー(OBC)およびスチレン系エラストマー(例えば、SIS、SBS、SEBS等)の少なくとも1種と、を含むことがより好ましい。
 この場合、発泡体の原料中で、EVAとOBC(またはスチレン系エラストマー)とは相分離している。例えば、発泡工程の温度を、OBCの結晶融解温度(約120℃)より低く、かつ、EVAの結晶融解温度(80~90℃程度)より高い温度に設定することで、EVAとOBCとの間に溶融粘度差が生じ、低粘度のEVAは大径セル、高粘度のOBCは小径セルとなる。これにより、大径セルと小径セルの両方を有する発泡体を得ることが可能となる。
 なお、原理的にはOBCまたはスチレン系エラストマーに代えてポリオレフィンエラストマー(POE)を用いた場合でも、同様に大径セルと小径セルの両方を有する発泡体を得ることができる。ただし、規則的な結晶セグメントが疑似架橋点として働くOBCおよびスチレン系エラストマーの方が、融点(結晶融解温度)未満での溶融粘度が高く、よりEVAとの間でセル径に差が出やすい。
 発泡体の原料中において、EVAと、OBCおよびスチレン系エラストマーの少なくとも1種と、の総量を100質量部としたときに、OBCおよびスチレン系エラストマーの少なくとも1種の量は、好ましくは10~50質量部であり、より好ましくは20~40質量部である。この場合、光透過性と耐久性を兼ね備えた発泡体(シューズ用部材)をより確実に得ることができる。
 なお、発泡体は、本発明の効果を奏する範囲において、熱可塑性樹脂以外の他の樹脂またはゴムをさらに含んでいてもよく、可塑剤、補強剤、架橋剤等を含んでいてもよい。その場合、発泡体の全材料に対する熱可塑性樹脂の比率は、好ましくは70~100質量%であり、より好ましくは85~99質量%である。
 発泡体(の原料)中には、架橋剤が含まれていることが好ましい。架橋剤が含まれている場合、発泡体の機械強度をより確実に高めることができる。
 架橋剤としては、例えば、DCP(dicumyl peroxide)、BIPB(di-(tert-butylperoxyisopropyl)benzene)などが挙げられる。
 熱可塑性樹脂100質量部に対する架橋剤の添加量は、好ましくは、0.1~0.8質量部(phr)であり、より好ましくは0.2~0.6phrである。熱可塑性樹脂100質量部に対するDCP(dicumyl peroxide)の添加量は、好ましくは0.3~0.4質量部である。熱可塑性樹脂100質量部に対するBIPB(di-(tert-butylperoxyisopropyl)benzene)の添加量は、好ましくは0.2~0.3質量部である。
 シューズ用部材(発泡体)は、透明または半透明であることが好ましい。これにより、光源を埋設して光を発するシューズのソールに用いたり、シューズの意匠性(外観デザイン)を高めたりすることができる。
 (製造方法)
 発泡体(シューズ用部材)の製造方法としては、種々公知の方法を用いることができる。
 なお、物理発泡または化学発泡により発泡体内に発泡セルを発生させる際の減圧速度(発泡速度)を制御することにより、発泡体のセル径分布(大径セルの比率)を制御することができる。通常は、発泡速度を遅くすることにより、大径セル(分散のピーク値が0.5mm以上)の比率を高めることができる。
 物理発泡の方が発泡速度を制御し易いため、本実施形態の発泡体の作製には物理発泡を用いることが好ましいが、化学発泡でも発泡速度(減圧速度)を制御することに本実施形態の発泡体を作製することは可能である。
 <シューズ>
 本発明は、上記のシューズ用部材を備える、シューズにも関する。
 まず、本実施形態のシューズの一般的構成の一例について、図12および図13を参照して説明する。
 図12に示されるように、シューズ1は、アッパー10と、ソール(靴底)20とを備えている。アッパー10は、挿入された足の甲側の部分の全体を覆う形状を有している。ソール20は、足の足裏を覆うようにアッパー10の下方に位置している。
 なお、中敷きが、アッパー10の内底面を覆うようにアッパー10の内部に収容されていてもよい。
 アッパー10は、アッパー本体11と、シュータン12と、爪先側補強部13と、踵側補強部14と、アイレット補強部15と、シューレース16とを含んでいる。このうち、シュータン12、爪先側補強部13、踵側補強部14、アイレット補強部15およびシューレース16は、いずれもアッパー本体11に固定または取り付けられている。
 アッパー本体11の下部には、ソール20によって覆われる下側開口部が設けられており、他の例としては、当該アッパー本体11の下端が袋縫いされることで底部(中底)が形成されている。ここで、アッパー本体11の下部に底部を設ける場合としては、上述した袋縫いを適用する以外にも、靴下編みや丸編み等によってアッパー本体11の全体を予め袋状に形成してもよい。アッパー本体11の上部には、足首の上部と足の甲の一部とを露出させる上側開口部が設けられている。シュータン12は、アッパー本体11に設けられた上側開口部のうち、足の甲の一部を露出させる部分を覆うようにアッパー本体11に縫製、溶着あるいは接着またはこれらの組み合わせ等によって固定されている。アッパー本体11およびシュータン12としては、例えば織地や編地、合成皮革、樹脂等が用いられ、特に通気性や軽量性が求められる靴においては、ポリエステル糸を編み込んだダブルラッセル経編地が利用される。
 爪先側補強部13および踵側補強部14は、特に耐久性が求められる部分であるアッパー本体11の足の爪先を覆う部分および足の踵を覆う部分をそれぞれ補強するために設けられたものであり、これら部分のアッパー本体11の外表面を覆うように位置している。
 アイレット補強部15は、爪先側補強部13および踵側補強部14と同様に、特に耐久性が求められる部分である、アッパー本体11に設けられた足の甲の一部を露出させる上側開口部の周縁(すなわち、シューレース16が取り付けられる部分)を補強するために設けられたものであり、当該部分のアッパー本体11の外表面を覆うように位置している。
 これら爪先側補強部13、踵側補強部14およびアイレット補強部15は、アッパー本体11の外表面に縫製、溶着あるいは接着またはこれらの組み合わせ等によって固定された例えば織地や編地、合成皮革、樹脂等からなる。これら爪先側補強部13、踵側補強部14およびアイレット補強部15は必須の構成ではなく、一部又は全部が省略されていてもよい。
 シューレース16は、アッパー本体11に設けられた足の甲の一部を露出させる上側開口部の周縁を足幅方向において互いに引き寄せるための紐状の部材からなり、当該上側開口部の周縁に設けられた複数の孔部に挿通されている。アッパー本体11に足が挿入された状態においてこのシューレース16を締め付けることにより、アッパー本体11を足に密着させることが可能になる。シューレース16も必須の構成ではなく、アッパー本体が面ファスナによって足に密着させられるように構成された靴としてもよいし、シュータンを備えないソック状のアッパー本体11とすることで足をアッパー本体11に挿入するのみでアッパー本体11が足に密着させられるように構成された靴としてもよい。
 アウトソール21およびミッドソール22は、これらが一体化されてなる全体として略偏平な形状を有している。アウトソール21は、その下面に接地面21b(図13参照)を有しており、ミッドソール22は、アウトソール21の上方に位置している。
 中底3は、上述したアッパー本体11の下側開口部を覆うようにアッパー本体11に取り付けられている。より詳細には、中底3は、アッパー本体11の下縁に縫製によって固定されている。また、中底3は、ミッドソール22の上面に接着または溶着等によって固定されている。中底3は、例えばポリエステル等の合成樹脂繊維で構成された織地、編地または不織布、あるいは、主成分としての樹脂材料と、副成分としての発泡剤や架橋剤とを含む樹脂製のフォーム材からなる。なお、中底3は、上述のようにソール20の一部を構成する部材となり得るが、必須の構成ではなく、必ずしも設けなくてもよい。
 図示しない中敷きは、上述したようにアッパー10の内部に収容されており、アッパー10の内底面上に着脱自在に取り付けられるか、あるいは、アッパー10の内底面に溶着または接着等によって固定されている。中敷きは、例えばポリエステル等の合成樹脂繊維で構成された織地、編地または不織布、あるいは、主成分としての樹脂材料と、副成分としての発泡剤や架橋剤とを含む樹脂製のフォーム材からなり、足当たりをよくする目的で配置されるものである。なお、中敷きは、必須の構成ではなく、これを設けないこととしてもよい。
 図13に示されるように、ソール20は、上述したようにアウトソール21とミッドソール22とを有している。アウトソール21は、上面21aと、下面としての接地面21bとを有しており、ソール20の下部側の部分を構成している。ミッドソール22は、上面22aおよび下面22bを有しており、ソール20の上部側の部分を構成している。
 ソール20は、例えば、その上面を規定するミッドソール22の上面22aの周縁部が周囲に比して盛り上がった形状を有しており、これにより当該上面22aには、凹状の部位が設けられている。この凹状の部位は、アッパー10および中敷き3を受け入れるための部位であり、当該凹状の部位の底面である上記周縁部を除く上面22aは、足裏の形状にフィットするように滑らかな曲面形状を有している。なお、ミッドソール22は凹状の部位を備えないフラットな形状としてもよい。
 アウトソール21は、耐摩耗性やグリップ性に優れていることが好ましい。このため、アウトソール21は、一般にミッドソール22よりもヤング率が大きくかつ硬質の部材にて構成される。なお、図13に示されるように、アウトソール21の接地面21bには、グリップ性を向上させるために、その露出面に凹凸が形成されることでトレッドパターンが付与されていてもよい。
 ミッドソール22は、適度な強度を有しつつも緩衝性に優れていることが好ましい。ミッドソール22は、一般にアウトソール21よりもヤング率が小さくかつ軟質の部材にて構成される。
 上記のシューズ用部材は、特にシューズのソールに用いられることが好ましい。上記の光透過性と機械強度を兼ね備えるシューズ用部材は、光源を埋設して光を発するシューズのソールに用いたり、シューズの意匠性を高めるために有用である。
 シューズは、さらに光源を備えることが好ましい。
 例えば、光源24はシューズのソール20(例えば、ミッドソール22)の内部に埋設されている(図10(b))。
 このようなシューズの製造方法の一例としては、図10(a)に示されるように、中底3から発泡体で構成されたミッドソール22にかけて設けられた凹部114aに光源24を収容し、その後、ミッドソール22および中底3で蓋をする方法が挙げられる。シューズが中敷きを備える場合、当該蓋による段差が足裏に接触しないため、不快感が起こりにくい。
 光源24としては、任意の色や明るさの光源(LEDなど)を用いることができる。なお、光源24は交換可能なようにシューズに設けられていることが好ましい。また、光源24は、例えば、ミッドソール22の外側(アウトソール21と接する面)から内側(中敷き3側)に10mm~35mmの距離離れた範囲内に設置される。
 シューズは複数の光源24を備えていてもよい。複数の光源24は、例えば、ミッドソール22全体の任意の場所に設置可能であり、例えば、図11に示されるように配置されてもよい。なお、図11は、図12に示すシューズを上面から見た透視図である。
 なお、図10~図13に示されるように、ソール20がアウトソール21とミッドソール22とから構成され、光源24がミッドソール22内に設置される場合は、アウトソール21とミッドソール22のいずれか一方または両方に、光透過性の材料である上記の発泡体(シューズ用部材)が用いられることが好ましい。ソールは、単層の部材から構成されてもよく、そのようなソールに上記の発泡体が用いられてもよい。
 上記のようにシューズが光源を備える場合、光源からの出射光の少なくとも一部を遮蔽する部材(遮蔽部材)をさらに備えることが好ましい。遮蔽部材は、例えば、ミッドソールおいて、光源より側面側または底部側に設けられる。例えば、遮蔽部材が所定の形状の切り欠き部等を有することにより、シューズの外部への出射光による模様を表示させることができる。
 以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
 (実施例1)
 表1に示されるように、熱可塑性樹脂(EVA80質量%とOBC20質量%の混合樹脂)および架橋剤(DCP:dicumyl peroxide)を含む原料を用意した。架橋剤の配合量は、熱可塑性樹脂100質量部に対して0.3質量部(0.3phr)とした。
 上記の原料を用いて、架橋物理発泡により、実施例1の発泡体(シューズ用部材)を作製した。架橋物理発泡としては、高圧釜(オートクレーブ)により発泡剤ガス(超臨界(SCF)ガス)を熱可塑性樹脂架橋体に浸漬させ、減圧により発泡する方法を用いた。
 (実施例2)
 表1に示される実施例2の組成を有する原料を用いた点以外は実施例1と同様にして、実施例2の発泡体(シューズ用部材)を作製した。
 (比較例1)
 表1に示される比較例1の組成を有する原料を用いて、架橋化学発泡により、実施例2の発泡体を作製した。なお、架橋化学発泡としては、架橋剤および発泡剤を含んだ熱可塑性樹脂をプレス成形により加熱し、架橋および発泡を行う方法を用いた。
 (比較例2)
 表1に示される比較例2の組成を有する原料を用いた点以外は実施例1と同様にして、比較例2の発泡体を作製した。
 [評価]
 (セル径分布)
 実施例および比較例の発泡体の各サンプルについて、セル径分布を測定した。
 具体的には、セル径は、実施例および比較例の発泡体の各サンプルについて、厚み方向に直交する方向の断面における個々の発泡セルの面積について円相当径を求め、円相当径の集計結果から、表2、表3、図1、図3、図5および図7に示されるセル径分布を得た。
 確率(probability)は、ヒストグラム(度数)をセル径で重み付けし、各サンプルごとにヒストグラムの総和値を100%としたときの各セル径の比率(%)である。
 なお、表1において、「分散2」は、各発泡体のセル径分布における最大の主分散であり、「分散1」は、それ以外の分散である。また、「分散1のピーク値」は、分散1のピークにおけるセル径であり、「分散2のピーク値」は、分散2のピークにおけるセル径である。
 「分散2の比率」は、全ピーク面積(分散1と分散2のピーク面積の合計)に対する分散2(最大の主分散)のピーク面積の比率であり、下記式より算出される値である。
分散2の比率(%)=〔分散2のピーク面積/(分散1のピーク面積+分散2のピーク面積)〕×100
 表1には、各サンプルの比重も併記している。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 表1~表3および図1~図4に示されるように、セル径分布が2つの主分散を有する実施例1および2の発泡体は、光透過性と耐久性(機械強度)の両方に優れているものであった。ここで、光透過性に優れるとは、例えば、全光線透過率(JIS K7375、厚み2mm)が40%以上であることを意味する。また、機械強度に優れるとは、例えば、引張強度(JIS K6301)が1.5MPa以上であることを意味する。
 なお、実施例2は、実施例1よりも分散2のピークが小さいものの、2つの分散があることが分かる。分散2がこの程度であっても、セル径分布における明確なピーク径を有しているため、セル径分布における主分散が2つあると判断できる。この場合には、光透過性と耐久性(機械強度)の両方に優れていることが分かる。
 これに対して、セル径分布が単分散である(セル径分布の主分散が1つである)比較例1の発泡体は、光透過性が低かった。
 比較例2の発泡体は、比較例1よりもセル径が大きいため光透過性は高いが、セル径分布が単分散であるため機械強度は低く、光透過性と機械強度を兼ね備えたものではなかった。
 今回開示した上記実施形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は請求の範囲によって画定され、また請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
 また、上記実施形態および実施例において開示した個々の特徴的な構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、相互に組み合わせることが可能である。
 1 シューズ、10 アッパー、11 アッパー本体、12 シュータン、13 爪先側補強部、14 踵側補強部、15 アイレット補強部、16 シューレース、20 ソール、21 アウトソール、21a 上面、21b 接地面、22 ミッドソール、22a 上面、22b 下面、24 光源、24a 凹部、3 中敷き。

Claims (10)

  1.  熱可塑性樹脂を含む発泡体からなるシューズ用部材であって、
     前記発泡体は、スキン層を除くセル径分布が少なくとも2つの主分散を有する、シューズ用部材。
  2.  前記セル径分布において、最大の主分散のピーク値が0.5mm以上である、請求項1に記載のシューズ用部材。
  3.  前記セル径分布において、
     前記主分散が2つであり、
     最大の主分散のピーク面積が全ピーク面積の20~60%である、請求項1または2に記載のシューズ用部材。
  4.  熱可塑性樹脂は、エチレンビニルアクリレート(EVA)と、オレフィンブロックコポリマー(OBC)およびスチレン系エラストマーの少なくとも1種と、を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のシューズ用部材。
  5.  前記発泡体は、さらに架橋剤を含み、
     前記架橋剤の含有量が、前記熱可塑性樹脂100質量部に対して0.1~0.8質量部である、請求項1~4のいずれか1項に記載のシューズ用部材。
  6.  透明または半透明である、請求項1~5のいずれか1項に記載のシューズ用部材。
  7.  請求項6に記載のシューズ用部材を備える、シューズ。
  8.  前記シューズ用部材はソールに用いられる、請求項7に記載のシューズ。
  9.  さらに光源を備える、請求項7または8に記載のシューズ。
  10.  前記光源からの出射光の少なくとも一部を遮蔽する部材をさらに備える、請求項9に記載のシューズ。
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