JP2016059237A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の冷却効率をより向上できる電力変換装置を提供する。【解決手段】積層体10と、電子部品3と、ケース5と、隔壁部50と、加圧部材6とを備える。積層体10及び電子部品4は、ケース5に収容されている。隔壁部50の一部は、積層体10と電子部品4との間に介在している。加圧部材6は、隔壁部50と積層体10との間に介在している。加圧部材6は、積層体10をX方向に加圧することにより、該積層体10をケース5内に固定している。電子部品4は、隔壁部50に接触した状態で、ケース5内に収納されている。加圧部材6は、X方向への加圧力を生じる複数のばね部61と、該複数のばね部61を互いに連結する連結部62とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールと冷却管とを積層した積層体と、該積層体を収容するケースと、上記積層体をケース内に固定する加圧部材とを備える電力変換装置に関する。
例えば直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する複数の冷却管とを積層した積層体を備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。上記半導体モジュールには、コンデンサやリアクトル等の電子部品が接続している。これら上記電子部品と上記積層体とは、ケース内に収容されている。
ケース内には、電子部品と積層体との間に介在する隔壁部を形成してある。この隔壁部と積層体との間に、板ばね等の加圧部材が配されている。この加圧部材によって、積層体を積層方向に加圧することにより、上記積層体をケース内に固定するよう構成されている。
電力変換装置を稼働すると上記電子部品が発熱する。そのため、上記電力変換装置は、上記冷却管を用いて、電子部品を冷却できる構造になっている。すなわち、電子部品から発生した熱は、上記隔壁部に伝わり、さらに上記加圧部材に伝わる。その後、熱は、上記積層方向において加圧部材に隣り合う位置に配された冷却管である端部冷却管に伝わる。これにより、電子部品を冷却できるようになっている。
特開2013−55840号公報
しかしながら、上記電力変換装置は、電子部品の冷却効率が必ずしも充分に高いとは言えなかった。すなわち、上記電力変換装置では、電子部品と隔壁部との間に隙間が形成されているため、電子部品から発生した熱が隔壁部に伝わりにくい。
また、上記電力変換装置では、加圧部材として、金属板を大きく湾曲させた板ばねを用いている。そのため、加圧部材と端部冷却管とが熱的に接触している箇所の数、および加圧部材と隔壁部とが熱的に接触している箇所の数が少ない。したがって、隔壁部から端部冷却管への、熱の伝導経路の数が少ない。そのため、上記電力変換装置は、電子部品から発生し隔壁部に伝わった熱が、加圧部材を介して端部冷却管へ伝わる効率が充分に高くなかった。そのため、電子部品の冷却効率を充分に高めることができなかった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、電子部品の冷却効率をより向上できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する複数の冷却管とを積層してなる積層体と、
上記半導体モジュールに電気接続した電子部品と、
上記積層体及び上記電子部品を収容するケースと、
該ケース内に設けられ、その厚さ方向が上記積層体の積層方向と一致するように配されると共に、少なくとも一部が上記積層体と上記電子部品との間に介在した金属製の隔壁部と、
該隔壁部と上記積層体との間に介在し、上記積層体を上記積層方向に加圧することにより、上記積層体を上記ケース内に固定する金属製の加圧部材とを備え、
上記電子部品は、上記隔壁部に接触した状態で、上記ケース内に収納されており、
上記加圧部材は、上記積層方向への加圧力を生じる複数のばね部と、該複数のばね部を互いに連結する連結部とを備えることを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置の電子部品は、上記隔壁部に接触した状態で、ケース内に収容されている。そのため、電子部品から発生した熱を隔壁部に伝えやすくなり、電子部品の冷却効率を高めることが可能となる。
また、上記電力変換装置の加圧部材は、複数の上記ばね部を備える。このようにすると、個々のばね部を、熱伝導の経路とすることができ、隔壁部から端部冷却管への、熱伝導経路の数を増やすことができる。そのため、電子部品から発生し隔壁部に伝わった熱を、複数のばね部を介して端部冷却管に効率的に伝えることができる。これにより、電子部品の冷却効率を高めることが可能となる。
以上のごとく、本発明によれば、電子部品の冷却効率をより向上できる電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面図であって、図4のI-I断面図。 実施例1における、薄肉加圧部材の斜視図。 実施例1における、積層体を取り除いた状態での電力変換装置の要部拡大平面図。 図1のIV-IV断面図。 図1のV-V断面図。 実施例1における、電力変換装置の要部拡大断面図。 実施例1における、ケースの分解斜視図。 実施例1における、電力変換装置の回路図。 実施例1における、端部冷却管のモジュール隣接部のみに加圧部材が接触した電力変換装置の断面図。 実施例1における、端部冷却管のモジュール隣接部と上流部のみに加圧部材が接触した電力変換装置の断面図。 実施例1における、端部冷却管のモジュール隣接部と下流部のみに加圧部材が接触した電力変換装置の断面図。 実施例2における、加圧部材の平面図。 実施例3における、加圧部材の側面図。 図13のXIV矢視図。 実施例3における、ばね部の数を増やした加圧部材の平面図。 実施例4における、加圧部材の側面図。 図16のXVII矢視図。 実施例5における、加圧部材の側面図。 図18のXIX矢視図。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための車載用電力変換装置とすることができる。
(実施例1)
上記電力変換装置に係る実施例について、図1〜図11を用いて説明する。図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、積層体10と、電子部品4と、ケース5と、隔壁部50と、加圧部材6とを備える。積層体10は、半導体素子20(図8参照)を内蔵した複数の半導体モジュール2と、該半導体モジュール2を冷却する複数の冷却管3とを積層してなる。電子部品4は、図示しないバスバーによって、半導体モジュール2に電気的に接続されている。
積層体10及び電子部品4は、ケース5に収容されている。隔壁部50は、ケース5内に設けられている。隔壁部50は金属製であり、その厚さ方向が積層体10の積層方向(X方向)と一致するように配されている。隔壁部50の一部は、積層体10と電子部品4との間に介在している。
加圧部材6は金属製であり、隔壁部50と積層体10との間に介在している。加圧部材6は、積層体10をX方向に加圧することにより、該積層体10をケース5内に固定している。
電子部品4は、隔壁部50に接触した状態で、ケース5内に収納されている。
図1、図6に示すごとく、加圧部材6は、X方向への加圧力を生じる複数のばね部61と、該複数のばね部61を互いに連結する連結部62とを備える。
本例の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。
本例の電子部品4は、直流電源80(図8参照)の電圧を平滑化するためのコンデンサ4aである。図1、図5に示すごとく、コンデンサ4aは、コンデンサ素子41と、該コンデンサ素子41を封止する封止部材42とからなる。封止部材42は、隔壁部50に接触している。
また、図1に示すごとく、複数の冷却管3のうち、X方向において隔壁部50から最も遠い位置に配された他端側冷却管3bには、冷媒11を導入するための導入管12と、冷媒11を導出するための導出管13とが接続している。また、X方向に隣り合う2つの冷却管3は、連結管14によって連結されている。連結管14は、導入管12と導出管13との配列方向(Y方向)における、冷却管3の両端に設けられている。
上記導入管12から冷媒11を導入すると、冷媒11は、連結管14を通って全ての導入管12を流れ、導出管13から導出する。これにより、個々の半導体モジュール2を冷却するよう構成してある。また、積層体10と隔壁部50との間には、上記加圧部材6が配されている。この加圧部材6によって積層体10をX方向に加圧することにより、半導体モジュール2と冷却管3との接触圧を確保しつつ、積層体10をケース5内に固定している。
図1、図3、図6に示すごとく、本例では、加圧部材6よりもX方向における厚さが薄い薄肉加圧部材60を複数枚、X方向に重ね合わせることにより、加圧部材6を構成している。個々の薄肉加圧部材60は、図2に示すごとく、複数の薄肉ばね部610と、該複数の薄肉ばね部610を互いに連結する薄肉連結部620とを備える。薄肉加圧部材60は、一枚の金属板から構成されている。
薄肉ばね部610は、中央部611と、該中央部611から斜め方向に延出した一対のばね本体部611とからなる。個々のばね本体部611は、X方向から見たときの形状が台形状を呈する。また、ばね本体部611の先端には、Y方向に突出した突部613が形成されている。
上述したように、本例では、複数の薄肉加圧部材60をX方向に重ね合わせることにより、加圧部材6を構成している。図6に示すごとく、複数の薄肉連結部620が重なり合って、上記連結部62となっている。また、複数の薄肉ばね部610が重なり合って、ばね部61となっている。
加圧部材6を、隔壁部50に対してX方向に押圧すると、ばね部61の角度θが開く。ばね部61には、この角度θを元に戻す復元力が生じる。この復元力を用いて、積層体10をX方向に加圧するよう構成されている。
図6に示すごとく、冷却管3は、X方向において半導体モジュール2に隣り合う部位であるモジュール隣接部35と、該モジュール隣接部35よりも冷媒11の上流に位置する部位である上流部30と、モジュール隣接部35よりも冷媒11の下流に位置する部位である下流部31(図1参照)とを有する。加圧部材6は、複数の冷却管3のうちX方向において隔壁部50に最も近い位置に配された端部冷却管3aのモジュール隣接部35と上流部30とに接触している。また、図1に示すごとく、加圧部材6は、端部冷却管3aの下流部31にも接触している。
図6に示すごとく、本例の加圧部材6は、隔壁部50と端部冷却管3aとに接触している。すなわち、加圧部材6と隔壁部50との間、および加圧部材6と端部冷却管3aとの間には、補強板等の他の部材が介在していない。本例の加圧部材6は、複数のばね部61を備えるため、加圧力が一点に集中せず、加圧力を端部冷却管3aに分散させて伝えることができる。仮に、加圧力が一点に集中したとすると、この加圧力によって端部冷却管3aが凹まないように、加圧部材6と端部冷却管3aとの間に補強板等を介在させる必要が生じるが、本例の加圧部材6は、加圧力が一点に集中しないため、補強板等を必ずしも介在させる必要はない。
なお、加圧部材6の加圧力が大きい場合は、端部冷却管3aの変形を防止するために、補強板を介在させてもよい。
図6に示すごとく、冷却管3の内部には、冷媒11が流れる流路300が形成されている。また、冷却管3内には、流路300をX方向に分割する分割板39が設けられている。
一方、図4に示すごとく、本例の半導体モジュール2は、半導体素子20(図8参照)を内蔵した本体部21と、該本体部21から突出した複数のパワー端子22と、制御端子23とを備える。パワー端子22には、直流電圧が加わる正極端子22aおよび負極端子22bと、交流負荷81(図8参照)に接続される交流端子22cとがある。正極端子22aと負極端子22bは、図示しないバスバーによって、コンデンサ4aに接続される。また、制御端子23は、制御回路基板7に接続している。この制御回路基板7によって、半導体素子20のスイッチング動作を制御している。これにより、直流電源80(図8参照)から供給される直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を用いて、交流負荷81を駆動するよう構成されている。
図1、図5に示すごとく、ケース5内には、上記隔壁部50の他に、補助壁部51と底壁部55とが形成されている。ケース5の外壁部54と、隔壁部50と、補助壁部51と、底壁部55とによって囲まれた空間Sc内に、コンデンサ4aが収納されている。上記外壁部54と隔壁部50と補助壁部51と底壁部55とは金属からなり、一体的に形成されている。
コンデンサ4aは、上述したように、コンデンサ素子41と、該コンデンサ素子41を封止する封止部材42とを備える。コンデンサ素子41には、金属板43,44が接続している。この金属板43,44の一部は、封止部材42から突出し、コンデンサ端子430,440となっている。このコンデンサ端子430,440は、図示しないバスバーによって、半導体モジュール2の上記正極端子22a及び負極端子22bに接続される。
図1に示すごとく、ケース5内には、コンデンサ4aに対してY方向に隣り合う位置に、図示しない端子台を配置するための端子台配置空間Stが設けられている。この端子台を用いて、電力変換装置1を、直流電源80(図1参照)及び交流負荷81に電気接続するよう構成されている。
図7に示すごとく、ケース5は、外壁部54に形成されX方向に貫通した貫通穴53を備える。この貫通穴53を塞ぐように、蓋部52を取り付けてある。蓋部52は、外壁部54にボルト固定される。
電力変換装置1を製造する際には、加圧部材6と積層体10を、貫通穴53からケース5内に挿入する。そして、ボルト529(図1参照)を用いて、蓋部52をケース5の外壁部54に固定する。ボルト529の締結力を用いて、積層体10をX方向に圧縮すると共に、加圧部材6をX方向に圧縮する。これにより、加圧部材6を弾性変形させ、上記加圧力を生じさせている。
本例の作用効果について説明する。本例では、電子部品4を、隔壁部50に接触した状態で、ケース5内に収容してある。そのため、電子部品4から発生した熱を隔壁部50に伝えやすくなり、電子部品4の冷却効率を高めることが可能となる。
また、図6に示すごとく、本例の加圧部材6は、複数のばね部61を備える。このようにすると、個々のばね部61を、熱伝導の経路とすることができ、隔壁部50から端部冷却管3aへの、熱伝導経路の数を増やすことができる。そのため、電子部品4から発生し隔壁部50に伝わった熱を、複数のばね部61を介して、効率的に端部冷却管3aに伝えることができる。これにより、電子部品4の冷却効率を高めることが可能となる。
また、本例の加圧部材6は、端部冷却管3aと隔壁部50とに、それぞれ接触している。すなわち、加圧部材6と端部冷却管3aとの間、および加圧部材6と隔壁部50との間に、他の部材が介在していない。そのため、熱が、隔壁部50から加圧部材6に伝わりやすくなる。また、熱が、加圧部材6から端部冷却管3aに伝わりやすくなる。したがって、電子部品4の冷却効率をより高めることが可能となる。
また、図6に示すごとく、本例の加圧部材6は、端部冷却管3aのモジュール隣接部35と上流部30とに接触している。
そのため、電子部品4の冷却効率をより高めることができる。すなわち、上流部30を流れる冷媒11は、半導体モジュール2によって加熱されていないため、温度が比較的低い。したがって、加圧部材6を上流部30に接触させることにより、熱を効率的に上流部30に伝えることが可能となる。そのため、電子部品4の冷却効率を一層、向上させることができる。
また、図1に示すごとく、本例の加圧部材6は、端部冷却管3aのモジュール隣接部35と上流部30の他に、上記下流部31にも接触している。このようにすると、加圧部材6が端部冷却管3aに接触する面積を増やすことができる。したがって、隔壁部50から熱を、加圧部材6を介して、端部冷却管3aに効果的に伝えることができる。これにより、電子部品4の冷却効率を更に向上させることができる。
また、本例では、複数の薄肉加圧部材60をX方向に重ね合わせることにより、加圧部材6を構成している。
仮に、加圧部材を1個の部品によって構成したとすると、必要荷重を発生させるためには、積層方向における加圧部材の体格を大きくする必要が生じる。体格を大きくしないと、必要荷重を発生できなくなる場合がある。また、加圧部材に大きな応力が加わるおそれがある。これに対して、本例のように複数の薄肉加圧部材60を重ね合わせて加圧部材6を構成すれば、個々の薄肉加圧部材60の発生荷重は小さいが、複数枚重ねることで、並列作用により必要荷重を満足することができ、加圧部材6を変形させた際に、個々の薄肉加圧部材60に加わる応力を小さくすることができる。したがって、加圧部材6全体に大きな応力が加わることを抑制できる。また、積層方向における加圧部材6の体格を小さくすることができる。
以上のごとく、本例によれば、電子部品の冷却効率をより向上できる電力変換装置を提供することができる。
なお、本例では、電子部品4としてコンデンサ4aを用いているが、本発明はこれに限るものではなく、例えばリアクトルを用いることもできる。
また、本例では図6に示すごとく、複数の薄肉加圧部材60を積層して加圧部材6を構成しているが、本発明はこれに限るものではなく、加圧部材6を一枚の金属板によって形成することもできる。
また、本例では図1に示すごとく、端部冷却管3aのモジュール隣接部35と上流部30と下流部31とに、それぞれ加圧部材6が接触しているが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、図9に示すごとく、端部冷却管3aのモジュール隣接部35にのみ加圧部材6を接触させてもよく、また、図10に示すごとく、端部冷却管3aのモジュール隣接部35と上流部30のみに加圧部材6を接触させてもよい。さらには、図11に示すごとく、端部冷却管3aのモジュール隣接部35と下流部30のみに加圧部材6を接触させてもよい。
また、本例では図1に示すごとく、ケース5と各壁部50とを一体化しているが、これらを別体にしてもよい。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、薄肉加圧部材60の構造を変更した例である。図12に示すごとく、本例の薄肉加圧部材60は、実施例1と同様に、複数の薄肉ばね部610と、該複数の薄肉ばね部610を互いに連結する薄肉連結部620とを備える。薄肉ばね部610は、中央部612と、該中央部612から突出した一対のばね本体部611とからなる。この薄肉加圧部材60を複数枚、X方向に重ね合わせることにより、加圧部材60を構成してある。本例の薄肉ばね部610は、X方向から見たときの形状が長方形である。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、薄肉加圧部材60の構造を変更した例である。図13、図14に示すごとく、本例の薄肉加圧部材60は、薄肉ばね部610をコイルばねによって構成してある。個々の薄肉ばね部610は、薄肉連結部620の主面629に接続されている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
なお、上記薄肉加圧部材60では、複数の薄肉ばね部610を薄肉連結部620に、一列に配列させた状態で取り付けているが、本例はこれに限るものではなく、図15に示すごとく、複数の薄肉ばね部610を薄肉連結部620に互い違いに取り付けてもよい。
(実施例4)
本例は、薄肉加圧部材60の構造を変更した例である。図16、図17に示すごとく、本例では、薄肉ばね部610を皿ばねによって構成してある。個々の薄肉ばね部610は、薄肉連結部620の主面629に接続されている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例5)
本例は、薄肉加圧部材60の構造を変更した例である。図18、図19に示すごとく、本例では、薄肉ばね部610を板ばねによって構成してある。個々の薄肉ばね部610は、薄肉連結部620の主面629に接続されている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
10 積層体
2 半導体モジュール
20 半導体素子
3 冷却管
4 電子部品
5 ケース
50 隔壁部
6 加圧部材
61 ばね部
62 連結部

Claims (3)

  1. 半導体素子(20)を内蔵した複数の半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)を冷却する複数の冷却管(3)とを積層してなる積層体(10)と、
    上記半導体モジュール(2)に電気接続した電子部品(4)と、
    上記積層体(10)及び上記電子部品(4)を収容するケース(5)と、
    該ケース(5)内に設けられ、その厚さ方向が上記積層体(10)の積層方向と一致するように配されると共に、少なくとも一部が上記積層体(10)と上記電子部品(4)との間に介在した金属製の隔壁部(50)と、
    該隔壁部(50)と上記積層体(10)との間に介在し、上記積層体(10)を上記積層方向に加圧することにより、上記積層体(10)を上記ケース(5)内に固定する金属製の加圧部材(6)とを備え、
    上記電子部品(4)は、上記隔壁部(50)に接触した状態で、上記ケース(5)内に収納されており、
    上記加圧部材(6)は、上記積層方向への加圧力を生じる複数のばね部(61)と、該複数のばね部(61)を互いに連結する連結部(62)とを備えることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記加圧部材(6)は、上記複数の冷却管(3)のうち上記積層方向において上記隔壁部(50)に最も近い位置に配された端部冷却管(3a)と、上記隔壁部(50)とにそれぞれ接触していることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記冷却管(3)に冷媒(11)を流すことにより、上記半導体モジュール(2)を冷却するよう構成され、上記冷却管(3)は、上記積層方向において上記半導体モジュール(2)に隣り合うモジュール隣接部(35)と、該モジュール隣接部(35)よりも上記冷媒(11)の上流側に位置する上流部(30)と、上記モジュール隣接部(35)よりも上記冷媒(11)の下流側に位置する下流部(31)とを有し、上記加圧部材(6)は、上記複数の冷却管(3)のうち上記積層方向において上記隔壁部(50)に最も近い位置に配された端部冷却管(3a)の上記上流部(30)と上記モジュール隣接部(35)とに接触していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置(1)。
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