JP2016059228A - バスダクトの封止装置及び貫通部構造 - Google Patents

バスダクトの封止装置及び貫通部構造 Download PDF

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裕亮 深尾
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雄基 佐々木
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Abstract

【課題】火災区域を分離する隔壁を貫通するバスダクトと前記隔壁との間の、火災時における封止性能を向上させることのできるバスダクトの封止装置及び貫通部構造を得る。【解決手段】封止装置10は、断面がL形とZ形の鋼材を溶接して構成された保持部材11の枠材12が隔壁としての耐火壁1を貫通する断面矩形のバスダクト4の外周部を取り囲んで設けられるとともに、枠材12がボルト14にてバスダクト4に固定され、バスダクト4との間に収容部13を形成している。収容部13には、弾性を有する不燃性ブランケット18が弾性変形可能にかつ保持部材11とバスダクト4との間の隙間およびバスダクト4と耐火壁1あるいはモルタル2との間の隙間を封止するようにして圧縮された状態で収容され、火災区域に火災が発生してバスダクト4が変形しても、不燃性ブランケット18が弾性変形して隙間が生じるのを防止するので、封止性能が向上する。【選択図】図1

Description

本発明は、火災区域を分離する隔壁を貫通するバスダクトの封止装置及び貫通部構造に関する。
従来の封止装置及び貫通部構造としての防火区画貫通部構造は、防火区画を画成する仕切り部に形成された貫通孔を貫通するケーブル・配管類及び前記ケーブル・配管類を支持するケーブラックと貫通孔(仕切り部)との隙間に複数個の成形充填材が互いに密接するように配置され、最初にあった隙間が閉塞された状態となっているものがある。なお、成形充填材は、熱膨張性耐火材の小片を内包する発泡体を含んでいる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−291795号公報(段落番号0009〜0013及び図1〜図3)
従来の防火区画貫通部構造は以上のように構成され、配管やケーブル及びこれらを支持するケーブルラックに対しての適用を想定したものである。これをバスダクトが貫通する隔壁に適用した場合には、火炎の熱の影響でバスダクトの筐体(ケース)が変形して、隔壁に充填された充填剤との間に隙間が生じてしまい、長時間の遮炎性が得られなかった。
この発明は前記のような問題点を解決するためになされたものであり、火災区域を分離する隔壁をバスダクトが貫通する貫通部の遮炎性能(通常の火災時における火炎を有効に遮るために防火設備に必要とされる性能)を向上させることのできるバスダクトの封止装置及び貫通部構造を得ることを目的とする。
この発明に係るバスダクトの封止装置においては、
バスダクトが貫通する隔壁と前記バスダクトとの間を封止するバスダクトの封止装置であって、
保持部材と封止部材とを備え、
前記保持部材は、前記バスダクトの外側にあって、前記バスダクトと前記隔壁との少なくとも一方に固定されるものであり、
前記封止部材は、遮炎性を有しかつ前記バスダクトの貫通方向と直交する方向に弾性変形可能であり、前記保持部材と前記バスダクトとの間に配置され前記保持部材により前記貫通方向と直交する方向に押圧され弾性変形した状態で前記バスダクトに接触するものである。
この発明に係るバスダクトの貫通部構造においては、
建築物に設けられた火災区域を画成する隔壁に形成された貫通孔をバスダクトが貫通する構造であって、
前記バスダクトが貫通する隔壁の少なくとも一方面側と前記バスダクトとの間は、前段に記載のバスダクトの封止装置で封止されるものである。
この発明に係るバスダクトの封止装置は、以上のように構成され、バスダクトが貫通する隔壁とバスダクトとの間を封止するバスダクトの封止装置であって、封止部材が保持部材とバスダクトとの間に配置されるとともに、保持部材によりバスダクトの貫通方向と直交する方向に押圧され弾性変形した状態でバスダクトに接触するものであるので、火災時の隔壁におけるバスダクトの貫通部の遮炎性能を向上させることができる。
この発明に係るバスダクトの貫通部構造は、バスダクトが貫通する隔壁とバスダクトとの間が前記のような封止装置により封止されるので、火災時の隔壁におけるバスダクトの貫通部の遮炎性能を向上させることができる。
この発明の実施の形態1であるバスダクトの封止装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1であるバスダクトの封止装置の要部の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2であるバスダクトの封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明を実施するための実施の形態1であるバスダクトの封止装置を示すものであり、図1(a)は全体を示す全体構成図、図1(b)は図1(a)の要部Aの詳細構成を示す要部構成図、図2は要部の構成を示す斜視図である。図1において、建築物における耐火性を有する耐火壁1は、火災区域を他の区域と分離するため、または防火区画を画成するために設けられたものである。耐火壁1は、図1における左右方向に貫通する断面矩形の貫通孔を形成する貫通孔形成部1aを有する。バスダクト4は、ケース4a及び導体4b(図2参照)を有する。ケース4aは、鋼板で断面矩形に形成されている。導体4bは、断面が矩形であり、ケース4aに収容され、ケース4aの長手方向すなわちバスダクトの長手方向に延在している。バスダクト4のケース4aは、貫通孔形成部1aを貫通している。バスダクト4と貫通孔形成部1aとの隙間にモルタル2が充填されている。なお、耐火壁1及びモルタル2が本発明における隔壁である。バスダクトの封止装置10は、保持部材11、収容部13、ボルト14、粘着テープ15、封止部材としての不燃性ブランケット18を有する。不燃性ブランケット18は、例えば、分類温度が1300℃で発がん性分類の対象とならない生体溶解性繊維であるアルカリアースシリケートウールを用い、繊維を積層しブランケット状とすることで弾性を持たせている。封止装置10は、耐火壁1の左右両側に設けられている。なお、バスダクト4と貫通孔形成部1aとの間の充填材として、モルタルの代わりに、他のものを用いてもよい。
保持部材11は、4個の枠材12を有する。各枠材12は、2個の鋼材すなわちL形鋼12aとZ形鋼12bとを、互いの面を突き合わせて段違いに溶接して構成されている。4個の枠材12は、矩形に組み合わされて、バスダクト4の外周部に、図2に示すようにバスダクト4を図2における上下左右から挟んですなわちバスダクト4の外周部を取り囲んで設けられている。固定部としてのL形鋼12aの一辺がそれぞれボルト14にて固定され、バスダクト4との間に断面が矩形の収容部13を形成している。1つの枠材12につき複数のボルト14でバスダクト4に固定することが望ましい。また枠材12は粘着剤が塗布された耐熱性の粘着テープ15(例えば粘着アルミテープ)により耐火壁1に接着固定され、枠材12と耐火壁1との間が封止されている。収容部13には、封止部材としての弾性を有する断面矩形の不燃性ブランケット18が収容されている。不燃性ブランケット18は、バスダクト4の貫通方向とそれに直交する方向とに弾性変形可能な状態で圧縮されかつバスダクト4と保持部材11との間の隙間、およびバスダクト4と耐火壁1あるいはモルタル2との間の隙間を封止するようにして収容部13に収容されている。
このように構成されたバスダクトの封止装置10は、不燃性ブランケット18が、弾性変形可能な状態でかつバスダクト4と保持部材11との間の隙間、およびバスダクト4と耐火壁1あるいはモルタル2との間の隙間を封止するようにして収容部13に収容されているので、バスダクト4と耐火壁1との間の隙間が不燃性ブランケット18により封止されることになり遮炎性能が向上し、隔壁の一方側に火災が発生したときに、他方側へ炎が侵入するのを防止することができる。また、火熱による熱膨張によりバスダクト4が貫通方向と直交する方向に変形(特にケース4aがへこむような変形)したり、バスダクト4がその貫通方向に伸びた場合でも、その変形に追随して弾性変形して保持部材11とバスダクト4との間の隙間およびバスダクト4と耐火壁1あるいはモルタル2との間に隙間が生じるのを防止する。すなわち、バスダクト4と耐火壁1との間に隙間が発生するのを防止する。また、前述のように保持部材11がバスダクト4に複数のボルト14にて固定されているのでバスダクト4が補強され、貫通方向と交差する方向の熱変形(例えばケース4aに湾曲が生じるような変形)が抑制され封止性能が向上し、遮炎性が向上する。
なお、封止部材は不燃性ブランケット18に限らず遮炎性能を有する遮炎性ブランケット、さらに、火熱が定められた時間加えられた場合に溶融や破壊を生じることがない材料であればよい。封止部材としての不燃性ブランケット18を含む前記のようなバスダクトの封止装置10及び貫通部構造は、原子力規制委員会が規定する3時間以上の耐火能力を有する。
本実施の形態では保持部材11はL形鋼12aとZ形鋼12bとで構成されるとしたが、それぞれ断面が図1(b)に示すようなL形、Z形の鋼材であればよく、平板状の鋼材をL字形またはZ字形に曲げたものを用いてもよい。また保持部材11は、1枚の平板状の鋼材に曲げ加工を施して図1(b)に示すような封止部材を収容する収容部とバスダクト及び耐火壁に固定される固定部とを有する形状としたものであってもよいし、2つのL形鋼を段違いに溶接したものであってもよい。
また、封止装置は火災から守りたい区画側のみ、すなわち隔壁の片側のみに取り付けることでもよい。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2であるバスダクトの封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。前記実施の形態1では、保持部材11を耐火壁1に耐熱性の粘着テープ15で接着固定する例を示したが、この実施の形態である図3において、バスダクトの封止装置20は、耐熱性の粘着テープ15による接着に加えてボルト24を有し、ボルト24を用いて保持部材11の枠材12を耐火壁1に固定している。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。これにより、バスダクトの封止装置20がより強固に固定され、ケース4aの変形や伸びに対しても一層封止性能が向上し、遮炎性が向上する。
なお、前記各実施の形態においては、保持部材11がバスダクト4を図2における上下左右から枠材12で挟むようにして取り囲む例を示したが、枠材を額縁状に構成して額縁状に取り囲むようにしてもよい。
また、本発明は、その発明の範囲内において、上述した各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略したりすることが可能である。
1 耐火壁、2 モルタル、4 バスダクト、4a ケース、10 封止装置、
11 保持部材、12 枠材、12a L形鋼、12b Z形鋼、
14 ボルト、15 粘着テープ、18 不燃性ブランケット、20 封止装置、
24 ボルト。

Claims (10)

  1. バスダクトが貫通する隔壁と前記バスダクトとの間を封止するバスダクトの封止装置であって、
    保持部材と封止部材とを備え、
    前記保持部材は、前記バスダクトの外側にあって、前記バスダクトと前記隔壁との少なくとも一方に固定されるものであり、
    前記封止部材は、遮炎性を有しかつ前記バスダクトの貫通方向と直交する方向に弾性変形可能であり、前記保持部材と前記バスダクトとの間に配置され前記保持部材により前記貫通方向と直交する方向に押圧され弾性変形した状態で前記バスダクトに接触するものである
    バスダクトの封止装置。
  2. 前記封止部材は、前記貫通方向にも弾性変形可能で前記保持部材によって前記貫通方向にも押圧され弾性変形した状態で前記隔壁に接触するものである
    請求項1に記載のバスダクトの封止装置。
  3. 前記保持部材は、前記封止部材を収容する封止部材収容部と、前記バスダクトに固定される固定部とを有するものである
    請求項1又は請求項2に記載のバスダクトの封止装置。
  4. 前記保持部材は、断面がL形の鋼材と断面がZ形の鋼材とを溶接して構成されたものである
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバスダクトの封止装置。
  5. 前記封止部材は、遮炎性ブランケットである
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバスダクトの封止装置。
  6. 前記封止部材は、アルカリアースシリケートウールにより形成された遮炎性ブランケットである
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバスダクトの封止装置。
  7. 建築物に設けられた火災区域を画成する隔壁に形成された貫通孔をバスダクトが貫通する構造であって、
    前記バスダクトが貫通する隔壁の少なくとも一方面側と前記バスダクトとの間は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のバスダクトの封止装置で封止されるものである
    バスダクトの貫通部構造。
  8. 前記バスダクトの前記保持部材は、前記バスダクトの外周部を取り囲んで設けられるとともに前記バスダクトに固定されるものである
    請求項7に記載のバスダクトの貫通部構造。
  9. 前記バスダクトの前記保持部材は、前記バスダクトにボルトにより固定されるものである
    請求項7又は請求項8に記載のバスダクトの貫通部構造。
  10. 前記バスダクトの前記保持部材は、前記隔壁に耐熱性粘着テープ及びボルトのうち少なくとも一方により固定されるものである
    請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のバスダクトの貫通部構造。
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