JP2016058944A - ノード - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト増大を抑制する簡易な方法でIDの自動的な再設定を可能とするノードを提供する。
【解決手段】ノードを識別するためのIDを取得するID取得部と、通信バスを介してデータの通信を行う通信部と、データの通信状態を監視する監視部と、監視したデータの通信状態に基づいて、取得したIDが適正なものか否かを判定するID判定部と、を備え、ID判定部が、取得したIDが適正なものでないと判定したとき、ID取得部は、IDを再取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信バスに接続されたノードに関する。
車両の各部に搭載され、車内LANなどの通信バスを介して接続されるECU(「ノード」ともいう)は、通信管理上の必要から、同じ機能を持つECUであっても、それぞれ固有のIDを付与している。
通信バスに接続される1つのマスタと2つ以上のスレーブとで構成される通信ネットワークシステムにおいて、バスに接続するスレーブの数が増加する場合でも、必要な信号線数を増加させることなく、ネットワーク上で異なるIDを確実に付与することを可能とする通信ネットワークシステムのID割付け方法が考案されている(特許文献1参照)。
また、1つのマスタと複数のスレーブとを、高電位側、低電位側の一対の通信バスでデイジーチェーン接続して構成される通信ネットワークに使用されるスレーブにおいて、高電位側バスの下流側に挿入される抵抗素子の上流側端子と、低電位側バスとの電位差のレベルに応じて、マスタと通信を行うためのIDを設定する通信用スレーブが考案されている(特許文献2参照)。
特開2005−229561号公報 特開2011−155356号公報
従来技術では、通信ネットワークシステム内で、ノイズ等の一時的な外乱によって一部のノードのIDが異常なものになった場合、該ノードの不作動や、他の正常なノードの動作の支障となる虞がある。また、従来技術では、エンジン始動時など特定の動作時にしか復帰動作を行えず、その場合も正常なIDのノードもIDの割り振りをし直すので、別のノードのIDの異常なものになる可能性もある。
特許文献1、2とも、1つのマスタノードと複数のスレーブノードを有する構成である。しかし、ノードのIDをソフトウエア、または接続されるハードウエア(ワイヤハーネス等)で判別・設定するといった、マスタノードの存在しない構成には適用できない。
上記問題点を背景として、本発明は、コスト増大を抑制する簡易な方法でIDの自動的な再設定を可能とするノードを提供する。
上記課題を解決するためのノードは、通信バスに接続されたノードであって、ノードを識別するためのIDを取得するID取得部と、通信バスを介してデータの通信を行う通信部と、データの通信状態を監視する監視部と、監視したデータの通信状態に基づいて、取得したIDが適正なものか否かを判定するID判定部と、を備え、ID判定部が、取得したIDが適正なものでないと判定したとき、ID取得部は、IDを再取得する。
IDが異常なものになると、当該ノードの動作が正常でなくなるだけではなく、他の正常なノードへ影響を及ぼすこともある。本発明では、IDが異常なものになることで起こることが予想される通信上のエラーを各ノードで検出することで、ノード単位でIDの自動復帰を実施できる。これにより、IDが異常となったノードによる、IDが正常であるノードへの影響を低減でき、通信ネットワークシステム(通信バスと、通信バスに接続されたノードを含んで構成されるもの)の信頼性向上が期待できる。また、IDが異常な状態から復帰させるには、従来ではエンジンの停止やバッテリのつなぎ直しが必要であったが、本発明では自動復帰するのでそれらの操作が不要になる。
ノードの接続構成例を示す図。 ノードの接続構成の別例を示す図。 ノードの構成例を示す図。 ID取得処理を示すフロー図。 ID取得異常時の例を示す図。 ID取得異常時の別例を示す図。 ID取得処理の別例を示すフロー図。
図1に、本発明のノードが通信バス60に接続された、例えば車両における通信ネットワークシステム1を示す。通信バス60にマスタノード10、ノード20、30、40、50が接続されている。ノード(20、30、40、50の総称、以下同じ)は、スレーブノードに相当する。図1では、各ノードは、LINプロトコルにしたがって通信を行う。ノード20、30、40、50には、それぞれ、ノード識別のためのIDとして、A、B、C、Dが割り当てられている。
LINプロトコルでは、マスタノード10が全体の通信を制御するマスタ−スレーブ方式を用いる。マスタノード10は、送信するIDや送信の順番、送信する時間間隔が定義されたLINスケジュールに基づいて、LINネットワーク全体の通信の制御を行う。マスタノード10は、LINスケジュールに基づいて、通信バス60に送信要求「トークン」を送信する。ノードは、マスタノード10から送信されるトークンを監視し、「トークン」にしたがって、データを送信するノードがトークンの後にデータを送信する。
上述の構成が、「通信バスにはマスタノードが接続され、ノードは、スレーブノードとして動作し、通信部は、LINプロトコルにしたがって、マスタノードと通信を行う」ものである。本構成によって、LINプロトコルを用いたマスタ−スレーブ方式の通信ネットワークシステムにおいても、本発明の構成を適用できる。
図2に、通信ネットワークシステム1の構成の別例を示す。図2の例は、CAN(Controller Area Network)のような、ライン型構造で通信バス60に接続されるノード(20、30、40、50)に、平等なバスアクセスが可能な「マルチマスタ方式」を用いている。また、IDの割り当ては、図1と同様である。本構成が、「ノードと通信バスは、マルチマスタ方式の通信ネットワークシステムを構成する」ものである。本構成によって、マルチマスタ方式の通信ネットワークシステムにおいても、本発明の構成を適用できる。
図3に、ノード20の構成例を示す。ノード20は、演算部21(本発明のID取得部、監視部、ID判定部)、入力回路22、ドライバ回路23、通信I/F24(本発明の通信部、監視部、ID取得部)、メモリ25、ID設定部26を含む。
演算部21は、CPUおよび周辺回路等を含む構成としてもよいし、論理回路等を含む1つあるいは複数のICあるいはASIC等としてハードウエア的に構成されていてもよい。
入力回路22は、スイッチ群27およびセンサ群28からの入力信号の波形整形やA/D変換等の信号処理を行う。ドライバ回路23は、アクチュエータ群29を駆動制御する。通信I/F24は、通信バス60を介して他のノードとのデータ通信を行うための通信インターフェース回路である。メモリ25は、例えば、不揮発性記憶媒体であるフラッシュメモリを含み、ノード20の動作に必要なデータを記憶する。
ID設定部26は、ハードウエアの状態に基づいてIDを取得するためのもので、例えば、ディップスイッチ群、または、電源側あるいは接地側に接続された抵抗素子を含む。ID設定部26は、演算部21のID設定用端子に接続され、演算部21がID設定部26の状態を検出することでIDを取得する。例えば、ID設定用端子毎にショート(接地側に接続)またはオープン(電源側に接続)の2通りに切り替え設定するので、ID設定端子数の2乗分のノードを識別できる。
上述の構成が、「IDを設定するID設定部を備え、ID取得部は、ID設定部からIDを取得する」ものである。本構成によって、通信ネットワークシステムの構成形態によらず、また、他のノードの動作状態によらず、確実にIDを取得することができる。
ノード20には、ユーザが操作入力を行うスイッチ群27、例えば、回転センサ、圧力センサ、温度センサ等を含むセンサ群28、例えば、モータ,ソレノイド等を含むアクチュエータ群29が接続される。
上記構成により、ノード20は、通信バス60を介して受信したマスタノード10からの制御指令あるいは他のノードから取得したデータ、入力回路33を介して取得したスイッチ群27、センサ群28、およびアクチュエータ群29の動作状態に基づいて動作制御指令値を演算し、ドライバ回路23を介してアクチュエータ群29の駆動制御を行う。
ノード(30、40、50)も、ノード20と概ね同様の構成であるが、ノードの実現する機能によって、構成(スイッチ群、センサ群、アクチュエータ群の有無あるいは構成内容)は異なる。
図4に、ノード20(他のノードも同様)のメモリ25に記憶された制御プログラムに含まれ、演算部21で実行するID取得処理を示す。まず、ノード20をバッテリに接続したとき、車両の原動機(エンジンまたはモータ)を始動許可状態とするイグニッションスイッチがオン状態に変化したとき、あるいは、ノード20を通信バス60に接続したときなど(すなわち、ID取得タイミング)に、以下のいずれかの方法を用いてIDを取得する(S11)。取得したIDは、メモリ25の所定領域に記憶する。
(ハードウエアの状態に基づいてIDを取得)
・上述したように、演算部21がID設定部26の状態を検出することでIDを取得する。
(ソフトウエアによりIDを取得)
・メモリ25に予めIDを記憶し、ID取得タイミングで読み出して取得する。この場合、メモリ25が、本発明のID設定部に相当する。
・図1の構成のとき、マスタノード10に各ノードのIDが記憶される。ノード20は、ID取得タイミングでマスタノード10に、ノード情報(例えば、メーカ情報や機能情報)を送信し、マスタノード10から自ノードのIDを受信して取得する。本構成が、「ID取得部は、マスタノードからIDを取得する」ものである。本構成によって、ノード(スレーブノード)は、自らのIDを保持する必要がなく、ID設定部が不要となる。また、通信ネットワークシステム上のノードに対するID設定の自由度が高くなり、マスタノードが適宜スレーブノードのIDを設定(変更を含む)できる。
次に、データ送信状態監視用のタイマA、および、データ受信状態監視用のタイマBをリセット(ゼロクリア)して、計測を開始する(S12)。
次に、データ送信状態を監視し、データ送信が正しく行われているか否かを判定する。送信データは通信I/F24に含まれるバッファ24a(本発明のデータ格納部)に格納され、通信バス60に送信される。通信I/F24あるいは演算部21は、バッファ24aに格納された送信データと、通信バス60をサンプリングしたデータ(すなわち、実際に送信されたデータ)との相違をチェックし、相違があればデータ送信が正しく行われなかったと判定する。
上述の構成が、「通信部は、送信用のデータを格納するデータ格納部を含み、監視は、データ送信時の通信バスの状態と、データ格納部に格納された送信用のデータとを比較することで、データの送信が適正に行われているか否かを監視する」ものである。本構成によって、いわゆる、通信部がビットモニタリング機能を有するときは、ビットモニタリング機能を用いて、取得したIDが適正なものか否かを判定できる。
データ送信が正しく行われたとき(S13:yes)、タイマAをリセットし(S14)、ステップS15に進む。タイマAは、ゼロから計測を再開する。一方、データ送信が正しく行われなかったとき(S13:no)、何もせずステップS15に進む。
ステップS15では、マスタノード10あるいは他のノード(30、40、50)からのデータを正しく受信しているか否かを判定する。CRCチェック、フォームチェック、スタッフチェック等を行って、正常データのみを判定の対象とする。また、ブロードキャストフレームのような、複数のノードを送信先とするデータは判定の対象とせず、自ノードのみを送信先とするデータのみを判定の対象とする。
上述の構成が、「監視部は、送信先がノードのみであるデータを受信したか否かに基づいて、データの受信が適正に行われているか否かを監視する」ものである。複数あるいは不特定のノードを送信先とするデータは、特定のノードを送信先とするデータとでは、データの構成が異なる場合があり、IDが異常となっているノードでも受信できることがある。本構成によって、送信先を自身のみのデータに限定することで、より確実に、データの受信が適正に行われているか否かを監視できる。
データ受信が正しく行われたとき(S15:yes)、タイマBをリセットし(S16)、ステップS17に進む。タイマBは、ゼロから計測を再開する。一方、データ送信が正しく行われなかったとき(S15:no)、何もせずステップS17に進む。
ステップS17では、タイマAがタイムアウト(予め定められた時間を経過)したか否かを判定する。タイマAがタイムアウトしたとき、すなわち、データの送信が適正に行われない状態が予め定められた時間を超えて継続したとき、(S17:yes)、ステップS11へ戻り、IDを再度取得する。
上述の構成が、「監視部は、データの送信が適正に行われているか否かを監視し、ID判定部は、データの送信が適正に行われていない状態が、予め定められた時間を超えて継続したとき、取得したIDが適正なものでないと判定する」ものである。本構成によって、別途、監視用の回路等を追加することなく、データ送信の際に、取得したIDが適正なものか否かを判定できる。また、判定するための時間を適切に設定することで、ノイズ等による一時的な送信エラーを、IDが適正なものでないことによるものと誤認することを防止できる。
一方、タイマAがタイムアウトしていないとき(S17:no)、タイマBがタイムアウトしたか否かを判定する。タイマBがタイムアウトしたとき、すなわち、データの受信が適正に行われていない状態が予め定められた時間を超えて継続したとき(S18:yes)、ステップS11へ戻り、IDを再度取得する。一方、タイマBがタイムアウトしていないとき(S18:no)、ステップS13へ戻る。
上述の構成が、「監視部は、データの受信が適正に行われているか否かを監視し、ID判定部は、データの受信が適正に行われていない状態が予め定められた時間を超えて継続したとき、取得したIDが適正なものでないと判定する」ものである。本構成によって、監視用の回路等を追加することなく、データ受信の際に、取得したIDが適正なものか否かを判定できる。また、判定するための時間を適切に設定することで、ノイズ等による一時的な受信エラーを、IDが適正なものでないことによるものと誤認することを防止できる。
タイマAおよびタイマBのタイムアウト判定値は、例えば、数秒のような比較的長い値に設定する。これは、ノイズ等の、IDが適正なものでないこと以外の原因で発生する、突発的で継続性のない通信エラーにより、IDを再取得することを防ぐためである。
図5および図6を用いて、ID取得異常時のID取得処理の流れを説明する。図5は、マスタ−スレーブ方式で、本来は「B」であるノード30のIDが、ノード40と同じ「C」となった場合、すなわち、通信バス60に、同一IDのノードが複数接続された状態である。
マスタノード10からの指令に基づいて、ノード30がデータを送信しようとすると、同じIDのノード40(こちらが正しいID)も、概ね同時にデータを送信するので、データの衝突が起き、データを送信できない。よって、上述のビットモニタリングで、送信データと、通信バス60上をサンプリングしたデータとが異なるので、データ送信に失敗する。図4のID取得処理では、ステップS13:noを通り、タイマAはリセットされない。
図2のような、マスタ−スレーブ方式でないとき、すなわち、各ノードが自発的にデータを送信する場合も、データの衝突が起こりうる、一度データの衝突が発生すると、データの再送を試みるので、さらにデータの衝突の可能性は高くなり、データ送信に失敗する。よって、タイマAはリセットされない。
一方、ノード30でのデータの受信は、送信元がノード40へ向けてデータを送信するので、これを受信するため正常に行われる。この結果、タイマBはリセットされるが、タイマAはタイムアウトし、図4のID取得処理では、ステップS17:yesを通り、IDの再取得が行われる。
このとき、ノード40でも、データ送信に失敗するので、ノード30と同様に、IDの再取得を行う。ノード20およびノード50の動作には影響を及ぼさないので、これら2つのノードは、IDの再取得は行わない。
上述のように、通信ネットワークシステム1の構成が、マスタ−スレーブ方式(図1)、マルチマスタ方式(図2)のいずれであっても、ノードIDの重複が発生したとき、重複したIDを取得したノードでIDの再取得が行われる。
図6は、マスタ−スレーブ方式で、本来は「B」であるノード30のIDが「E」となった場合、すなわち、通信バス60に、存在し得ないIDのノードが接続された状態である。
図6では、データ送信時には、以下の2通りの状況が考えられる。
・マスタノード10からの指令に基づいて、ノード30がデータを送信する場合、ID「E」に対する指令は送信されないので、データを全く送信しない。データを全く送信しないことを、データ送信失敗と判定すれば、タイマAはリセットされない。
・マスタノード10から、LINで、複数のノードからの送信を処理可能な、発生頻度の少ないイベントに使用するイベントトリガフレームが送信されたときには、データを送信できる。マスタノード10では、データが適正なものではないと判断するが、データの送信は正常に行われる。このとき、タイマAはリセットされる。
・図2のように、マスタ−スレーブ方式でないとき、すなわち、各ノードが自発的にデータを送信する場合、他のノードのIDと異なっているので、データの送信は正常に行われる可能性がある。このとき、タイマAはリセットされる。
よって、データ送信時は、ネットワークの構成によって、タイマAがリセットされる場合と、リセットされない場合がある。
一方、マスタノード10および他のノードから、ID「E」宛のデータは送信されないので、ノード30でのデータの受信は全く行われない。よって、図4のID取得処理では、ステップS15:noを通り、タイマBはリセットされない。その結果、タイマBはタイムアウトし、図4のID取得処理では、ステップS18:yesを通り、ノード30は、IDの再取得を行う、他のノード(20、40、50)は、IDの再取得を行わない。
図7に、ID取得処理の別例を示す。本処理は、図4の変形例であるため、図4と同様の処理ステップについては同様の符号を付与し、ここでの詳細な説明は割愛する。図4と異なる点は、タイマAに代えてカウンタAを用いることである。
ステップS11でIDを取得した後、カウンタAをリセット(ゼロクリア)する(S11A)。次に、タイマBのみ(タイマAは使用しない)をリセットして、計測を開始する(S12A)。
次に、ノードからのデータ送信が成功したとき(S13:yes)、カウンタAをデクリメント(現在のカウンタ値から、1のような所定値を減算)する(S14A)。一方、ノードからのデータ送信に失敗したとき(S13:no)、カウンタAをインクリメント(現在のカウンタ値に、8のような所定値を加算)する(S14B)。加算値および減算値は、同じ値でも異なる値でもよいが、エラー判定を確実に行うため、加算値を減算値よりも大きくすることが望ましい。
データの受信が成功したか否かの判定(ステップS15、S16)の後、ステップS17Aでは、カウンタAの値が予め定められた閾値を超えたか否かを判定する。例えば、正常時では起こりえない失敗回数(十数回〜数十回)となるように閾値を定める。
カウンタAの値が閾値を超えたとき(S17A:yes)、ステップS11へ戻り、IDを再取得する。一方、カウンタAの値が閾値を超えないとき(S17A:no)、ステップS18へ進み、タイマBの判定を行う。
上述の構成が、「監視部は、データの送信が適正に行われているか否かを監視し、ID判定部は、判定用カウンタを含み、データの送信が適正に行われなかったときに判定用カウンタを加算し、データの送信が適正に行われたときに判定用カウンタを減算し、判定用カウンタの値が、予め定められた閾値を超えたとき、取得したIDが適正なものでないと判定する」ものである。本構成によっても、別途、監視用の回路等を追加することなく、データ送信の際に、取得したIDが適正なものか否かを判定できる。また、判定するための閾値を適切に設定することで、ノイズ等による一時的な送信エラーを、IDが適正なものでないことによるものと誤認することを防止できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 通信ネットワークシステム
10 マスタノード
20、30、40、50 ノード(スレーブノード)
21 演算部(ID取得部、監視部、ID判定部)
24 通信I/F(通信部、監視部、ID取得部)
24a バッファ(データ格納部)
25 メモリ(ID設定部)
26 ID設定部
60 通信バス

Claims (9)

  1. 通信バスに接続されたノードであって、
    前記ノードは、
    前記ノードを識別するためのIDを取得するID取得部と、
    前記通信バスを介してデータの通信を行う通信部と、
    前記データの通信状態を監視する監視部と、
    監視した前記データの通信状態に基づいて、取得したIDが適正なものか否かを判定するID判定部と、
    を備え、
    前記ID判定部が、前記取得したIDが適正なものでないと判定したとき、ID取得部は、前記IDを再取得することを特徴とするノード。
  2. 前記監視部は、前記データの送信が適正に行われているか否かを監視し、
    前記ID判定部は、前記データの送信が適正に行われていない状態が、予め定められた時間を超えて継続したとき、前記取得したIDが適正なものでないと判定する請求項1に記載のノード。
  3. 前記監視部は、前記データの送信が適正に行われているか否かを監視し、
    前記ID判定部は、判定用カウンタを含み、
    前記データの送信が適正に行われなかったときに前記判定用カウンタを加算し、
    前記データの送信が適正に行われたときに前記判定用カウンタを減算し、
    前記判定用カウンタの値が、予め定められた閾値を超えたとき、前記取得したIDが適正なものでないと判定する請求項1に記載のノード。
  4. 前記通信部は、送信用のデータを格納するデータ格納部を含み、
    前記監視部は、データ送信時の前記通信バスの状態と、前記データ格納部に格納された送信用のデータとを比較することで、前記データの送信が適正に行われているか否かを監視する請求項2または請求項3に記載のノード。
  5. 前記監視部は、前記データの受信が適正に行われているか否かを監視し、
    前記ID判定部は、前記データの受信が適正に行われていない状態が予め定められた時間を超えて継続したとき、前記取得したIDが適正なものでないと判定する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のノード。
  6. 前記監視部は、送信先が前記ノードのみであるデータを受信したか否かに基づいて、データの受信が適正に行われているか否かを監視する請求項5に記載のノード。
  7. 前記通信バスにはマスタノードが接続され、
    前記ノードは、スレーブノードとして動作し、
    前記通信部は、LINプロトコルにしたがって、前記マスタノードと通信を行う請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のノード。
  8. 前記ID取得部は、前記マスタノードから前記IDを取得する請求項7に記載のノード。
  9. 前記IDを設定するID設定部を備え、
    前記ID取得部は、前記ID設定部から前記IDを取得する請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のノード。
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