JP2016057899A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理システムは、ユーザの電子商取引に関する行動履歴を検出する行動履歴検出手段と、対象商品の電子商取引が可能な複数の電子商取引サイトを取得するサイト取得手段と、サイト取得手段により取得された複数の電子商取引サイトから、行動履歴に基づいた電子商取引サイトを選択するサイト選択手段132と、を備える。
【選択図】図2
Description
以下、本発明の第一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の情報処理システムの概略構成を示す図である。
本実施形態の情報処理システム1は、図1に示すように、広告を配信するサーバ装置10と、当該サーバ装置10にネットワーク(例えば、インターネット等のWAN(Wide Area Network))を介して通信可能に接続された端末装置20と、により構成される。これらサーバ装置10及び端末装置20は、本発明の情報処理装置に相当する。
本実施形態の情報処理システム1では、端末装置20から広告配信に係る配信リクエストがサーバ装置10に送信されると、サーバ装置10は、当該サーバ装置10内に記憶された広告データのうち、配信リクエストに応じた広告データを端末装置20に送信する。広告データを取得した端末装置20は、表示画面に広告データに基づく広告を表示する。この広告がユーザに選択されると、ユーザの行動履歴に基づいて当該広告に表示された商品を購入可能な電子商取引サイトが選択され、当該電子商取引サイトのページに表示画面が遷移する。
また、上記ユーザの行動履歴には、ユーザの電子商取引に関する行動履歴、すなわち、電子商取引サイトの使用実績が含まれている。行動履歴についての詳細は後述する。
図2は、本実施形態のサーバ装置の概略構成を示す図である。
本実施形態のサーバ装置10は、コンピュータであり、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、例えばLAN等を介してネットワークに接続されており、当該ネットワークを介して端末装置20と通信する。
この記憶部12には、端末装置20に送信する広告データの配信や当該広告データに行動履歴に応じたデータを付与するプログラム等の各種プログラムや、各種データが記録される。具体的には、記憶部12には、複数の端末装置20から送信された行動履歴に関するデータ(以下、行動履歴データという場合がある。)をユーザごとに記憶した行動関連DB(データベース)を備えている。
なお、表1に示す例では、閲覧日時を記録したが、実際に電子商取引が実施された行動履歴のみが蓄積されて記憶されていてもよい。この場合、取引フラグを記録しなくてもよい。また、各電子商取引サイトにおいて、商品を選択したが、取引を行わなかった場合(商品を買物カゴに入れたが決済をしていない場合等)等の買物かごフラグ等を別途設けてもよい。さらには、ユーザID毎に、所定期間における、閲覧先への閲覧回数、取引回数(使用回数)、総使用金額、平均使用金額、総付与ポイント等が記録されていてもよい。
広告内容としては、例えば、広告画像や音声データが記憶されるコンテンツ用ウェブサーバへのリンク先等が記録されていてもよい。
電子商取引サイトのリンク先としては、対象商品を電子商取引により取引可能な複数の電子商取引サイトのリンク先が記録されている。
また、対象商品を紹介するランディングページのリンク先が別途記録されていてもよい。
サイト選択手段132は、広告DBから、広告に対応した対象商品を購入可能な複数の電子商取引サイトのリンク先を取得し、行動履歴データに基づいて、複数の電子商取引サイトのうち、広告に表示される商品の電子商取引が可能な電子商取引サイトを選択して、遷移データ(リンク情報)を生成する。
遷移データ送信手段133は、生成された遷移データを送信する。
広告配信手段134は、広告データを端末装置20に配信する。
図3は、本実施形態の端末装置の概略構成を示す図である。
端末装置20は、例えば、携帯電話、スマートフォン(多機能携帯電話)、タブレット、パーソナルコンピュータ(personal computer)等であり、ネットワークを介してサーバ装置10と通信可能に接続されている。この端末装置20は、図3に示すように、端末通信部21と、端末記憶部22と、表示部(表示手段)23と、入力操作部24と、端末制御部25と、を備える。
端末通信部21は、サーバ装置10やネットワーク上の所定の装置と通信する。
また、端末記憶部22には、電子取引サイトの使用実績データを含むユーザの行動履歴データが記憶される。この行動履歴データは、例えば上記表1に示すような、行動履歴を含む。
入力操作部24は、例えば表示部23と一体に設けられたタッチパネルにより構成されてもよく、キーボードやマウス等の入力装置により構成されていてもよい。この入力操作部24は、ユーザ操作による操作信号を端末制御部25に出力する。
判定手段252は、表示部23の画面に表示された広告が入力操作部24の操作(例えば、タッチ若しくはクリック)により、ユーザに当該広告が選択されたか否かを判定する。
表示制御手段253は、広告データに基づいた広告を表示部23の表示画面に表示させる他、遷移データに基づいて表示部23の表示画面を遷移させる。
次に、上記のような情報処理システム1における情報処理方法、及びサーバ装置10及び端末装置20の動作について、図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態の情報処理システム1では、前処理として以下の処理が実行される。
端末装置20の行動履歴検出手段251は、随時ユーザの行動履歴(行動履歴データ)を検出し、端末記憶部22に記憶する。
具体的には、行動履歴検出手段251は、ユーザの入力操作部24の操作により、表示制御手段253により電子商取引サイトが表示されると、その閲覧日時を取得する。表示(閲覧)されたサイトが電子商取引サイトであるか否かは、例えば、閲覧されたサイトの内容を解析することで判定することができる。また、複数の電子商取引サイトのリンク先(URL)を記録したリストを端末記憶部22に記憶しておき、表示されたサイトの例えばドメイン名がリストに含まれるか否かを判定してもよい。
また、当該電子商取引サイトにおいて、ユーザの入力操作部24の操作により商品が購入されたか否かを検出する。商品を購入したか否かの判定は、例えば、クレジットカード等により電子決済処理が実施されたか否かを判定すればよい。さらに、検索サイトでの検索ワード入力行動等を実行した際の行動履歴を検出してもよい。
そして、行動履歴検出手段251は、行動履歴データを検出すると、端末通信部21を介して当該検出された行動履歴データをユーザIDとともにサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の行動履歴データ取得手段131は、端末装置20から送信された行動履歴データを取得すると、記憶部12の行動履歴DBに記憶される。すなわち、サーバ装置10の記憶部12には、各端末装置20を所持するユーザの行動履歴データが蓄積される。
なお、行動履歴データの送信は、行動履歴データが検出される毎であってもよく、予め設定された所定時刻までの間、行動履歴データを端末記憶部22に記憶しておき、前記所定タイミング(例えば、予め設定された周期等)において、サーバ装置10に送信してもよい。
まず、サーバ装置10の広告配信手段134は、端末装置20から広告の配信リクエストを受け付けると、記憶部12の広告DBから広告データを選択し、通信部11を介して当該広告データを端末装置20に送信する(ステップS11)。なお、当該広告データの選択は、例えば、前処理において、ユーザの検索行動履歴を取得している場合では、その検索キーワードに対応した対象商品の広告や、キーワードに対応した対象商品と同じカテゴリの商品の広告を選択することができる。また、ユーザ属性(例えば、性別や年齢、居所、嗜好性等)を配信リクエストとともにサーバ装置10に送信したり、サーバ装置10にユーザ属性が記録されていたりする場合では、当該ユーザ属性に対応した広告を選択してもよい。
そして、端末装置20の判定手段252は、表示部23の表示画面に表示された広告が入力操作部24の操作によりユーザに選択されたか否かを判定する(ステップS13)。例えば、端末装置20がタッチパネルを備えている場合には、判定手段252は、表示部23に表示された広告がユーザによりタッチされたか否かを判定する。
ステップS13において、「Yes」と判定された場合(広告が選択された場合)、端末制御部25は、広告がユーザにより選択されたことを示す選択データをユーザIDとともにサーバ装置10に送信する(ステップS14)。
なお、ステップS13において、「No」と判定された場合(広告が選択されなかった場合)は、処理を終了させる。
次に、サイト選択手段132は、記憶部12の行動関連DBからステップS14において、選択データを送信したユーザIDに対応する行動履歴データを読み込む。そして、当該行動履歴データの中に、ステップS15にて取得した取引可能サイトが含まれているか否かを判定する(ステップS16)。
なお、本実施形態では、行動履歴における使用金額を使用実績として対象取引サイトを選択する例を示す。具体的には、サイト選択手段132は、抽出された取引可能サイトから、直近所定期間(例えば3カ月)以内に電子商取引が実行され、かつ、総使用金額が最大となる電子商取引サイトを対象取引サイトとして抽出(選択)する。そして、サイト選択手段132は、選択した対象取引サイトのリンク先(より具体的には、当該対象取引サイトにおける対象商品の販売ページのリンク先)を取得し、端末装置20において当該リンク先に表示画面を遷移させる旨の遷移データを生成する(ステップS19)。
そして、遷移データ送信手段133は、ステップS19により生成された遷移データを、端末通信部21を介して端末装置20に送信する(ステップS20)。
なお、広告DBに対象商品のランディングページが記録されている場合では、当該ランディングページに対する遷移データを生成して端末装置20に送信してもよい。
本実施形態における情報処理システム1では、サイト選択手段132が広告に表示された商品(対象商品)の電子商取引が可能な複数の電子商取引サイトから、ユーザの電子商取引に関する行動履歴に基づいた電子商取引サイトを選択する。これにより、ユーザの意図しない電子商取引サイトが選択されることを抑制するので、例えば、ユーザが普段利用している電子商取引サイトで再度商品を検索する等の煩雑な手間の発生を抑制できる。換言すると、ユーザの意図する電子商取引サイトが選択されるので、ユーザは容易に当該対象商品を購入することができる。したがって、ユーザの意図するウェブページで電子商取引を容易に実施できる。
以下、本発明に係る第二実施形態について説明する。
上記第一実施形態では、サイト選択手段132により1つの対象取引サイトを選択し、その遷移データを端末装置20に送信した。これに対して、本実施形態では、サイト選択手段132により複数の対象取引サイトを選択し、各対象取引サイトのリンク先を示す遷移データを広告データに関連付けて送信する点で、上記第一実施形態と相違する。
図5は、第二実施形態に係る情報処理システムのサーバ装置の構成を示すブロック図である。
具体的には、本実施形態では、サーバ装置10は、遷移データ送信手段133に代えて、遷移データ付与手段135を備える。また、本実施形態と第一実施形態とでは、情報処理方法が異なる。これらの点で本実施形態の情報処理システムは、第一実施形態と異なる。なお、以下の説明では、上記第一実施形態と同様の構成については同一番号を付し、説明を省略または簡略化し、異なる点のみ詳しく説明する。
遷移データ付与手段135は、サイト選択手段132により選択された複数の電子商取引サイトの名称及びリンク先を示す遷移データを、広告データに関連付ける。
また、端末装置20の表示制御手段253は、サーバ装置10から送信された広告データを表示させるとともに、ユーザの入力操作部24の操作により広告が選択されると、広告データに関連付けられた遷移データに基づいて、複数の電子商取引サイトを使用実績順に並べて表示部23の表示画面に表示する。
まず、情報処理システム1Aのサーバ装置10において、広告配信手段134は、端末装置20から広告の配信リクエストを受け付けると、記憶部12の広告DBから広告データを選択する(ステップS31)。
サイト選択手段132は、広告DBから、ステップS31で選択された広告データの対象商品に対する複数の取引可能サイトのリンク先を取得する(ステップS32)。
次に、サイト選択手段132は、記憶部12の行動関連DBから配信リクエストを受信したユーザIDに対応する行動履歴データを読み込む。そして、当該行動履歴データの中に、ステップS32にて取得した取引可能サイトが含まれているか否かを判定する(ステップS33)。
上記第一実施形態と同様、使用実績として使用金額を用いる場合では、例えば、サイト選択手段132は、抽出された取引可能サイトから、直近所定期間(例えば3カ月)以内に電子商取引が実行され、かつ、総使用金額が最も多い順に3つの電子商取引サイトを対象取引サイトとして抽出(選択)する。
そして、サイト選択手段132は、選択された所定数の対象取引サイトのリンク先を取得し、端末装置20において当該所定数のリンク先のそれぞれに表示画面を遷移させるデータ、及び、所定数の対象取引サイトの名称を上記順序で並べて表示する画像データを遷移データとして生成する(ステップS35)。
一方、ステップS33において、「No」と判定された場合、サイト選択手段132は、例えば、予め設定された電子商取引サイトを対象取引サイトとして3つ選択した後、ステップS35に進む。
なお、ステップS34において、例えば、広告に表示された商品の電子商取引が実行できる電子商取引サイトが2つしかない場合は、当該2つの電子商取引サイトと、予め設定された電子商取引サイトのうち1つの電子商取引サイトを対象取引サイトとして選択してもよく、当該2つの電子商取引サイトのみを選択してもよい。
ステップS39では、図7に示すように、表示画面上の広告表示画面(Bookの広告)の直下に、上記使用金額が最も高い電子商取引サイトAが表示され、使用金額が2番目に高い電子商取引サイトBが当該電子商取引サイトAの直下に表示され、使用金額が3番目に高い電子商取引サイトCが当該電子商取引サイトBの直下に表示される。これらのサイト名は、例えば、ボタン表示等、ユーザにより選択可能な表示形式としてリンク表示される。
これらの電子商取引サイトA〜Cの名称が表示されたリンク表示には、それぞれの電子商取引サイトA〜CのURL(具体的には、それぞれの電子商取引サイトにおける広告に表示された商品の販売ページのURL)が対応付けられている。このため、ユーザが当該リンク表示のいずれかを選択(タップ操作やクリック操作等)した際に、選択したリンク表示に表示された電子商取引サイトA〜Cのいずれかのウェブページに移行するようになっている。
本実施形態の情報処理システム1Aでは、上記第一実施形態の情報処理システム1と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態では、表示制御手段253は、遷移データ(リンク情報)が付与された(関連付けられた)広告データに基づく広告を表示部23に表示させる。すなわち、本実施形態では、ユーザが表示部23に表示された広告を選択する前に、サイト選択手段132による対象取引サイトの選択が完了している。したがって、ユーザが画面上に表示されたリンク表示を選択した後、サイト選択手段132によるサイト選択処理を実施する必要がなく、迅速にユーザの意図する電子商取引サイトに表示を遷移させることができる。したがって、ユーザの当該情報処理システム1A(端末装置20)を使用する際のユーザビリティを向上できるので、より商品の購入意欲を高め、かつ、容易に対象商品を購入することができる。
以下、本発明に係る第三実施形態について説明する。
上記第二実施形態では、サイト選択手段132により複数の対象取引サイトを選択し、各対象取引サイトのリンク先を示す遷移データを広告データに関連付けて送信した。これに対して本実施形態では、端末装置20から送信される検索キーワードに基づいて、サイト選択手段132により複数の対象選択サイトを選択し、当該対象選択サイトを検索結果ページとして生成し、当該検索結果ページを端末装置20の表示部23に表示する点で、上記第二実施形態と相違する。
図8は、第三実施形態に係る情報処理システムのサーバ装置の構成を示すブロック図である。
具体的には、本実施形態では、サーバ装置10は、遷移データ付与手段135に代えて、検索結果生成手段136を備える。また、本実施形態と第二実施形態とでは、情報処理方法が異なる。これらの点で本実施形態の情報処理システムは、第二実施形態と異なる。なお、以下の説明では、上記第一及び第二実施形態と同様の構成については同一番号を付し、説明を省略または簡略化し、異なる点のみ詳しく説明する。
また、端末装置20の表示制御手段253は、サーバ装置10から送信された検索結果ページを表示させるとともに、ユーザの入力操作部24の操作により複数の電子商取引サイトにおける対象商品のいずれかが選択されると、当該選択された対象商品(電子商取引サイト)に関連付けられた遷移データに基づいて、当該選択された対象商品の購入ページを表示部23の表示画面に表示する。
まず、情報処理システム1Bの端末装置20において、ユーザ操作により、例えばサーバ装置10が提供する検索ページを表示する旨の要求信号が入力されると、表示制御手段253は、表示部23に、図10に示すような、キーワード入力欄31が設けられた検索ページ30を表示させる。そして、ユーザ操作により、キーワード入力欄31に検索キーワードが入力され、検索ボタン32が選択されると、端末装置20は、当該検索キーワードをサーバ装置10に送信する(ステップS51)。
次に、サイト選択手段132は、記憶部12の行動関連DBから配信リクエストを受信したユーザIDに対応する行動履歴データを読み込む。そして、当該行動履歴データの中に、ステップS52にて取得した取引可能サイトが含まれているか否かを判定する(ステップS53)。
ステップS34の後、検索結果生成手段136は、ステップS34で選択された所定数の対象取引サイトにおける検索キーワードに対応する対象商品の名称を、上記順序で並べて表示する検索結果ページを生成する(ステップS54)。
例えば、図11に示すように、キーワードに対応する対象商品(ボールペン、名入りボールペン、高級ボールペン等)、及び当該対象商品の購入画面のアドレス(各電子商取引サイトA〜Cのリンク先)が、上記行動履歴(使用実績)に応じた順に配列された検索結果ページ40を生成する。各検索結果には、それぞれ対応した電子商取引サイトへのリンク先が関連付けられている。この検索結果ページ40は、本発明の遷移データに相当する。
一方、ステップS53において、「No」と判定された場合(行動履歴データに取引可能な電子商取引サイトがない場合)、サイト選択手段132は、例えば、予め設定された電子商取引サイトを対象取引サイトとして3つ選択した後、ステップS54に進む。
なお、ステップS34において、例えば、検索キーワードに対応する対象商品の電子商取引が実行できる電子商取引サイトが2つしかない場合は、当該2つの電子商取引サイトと、予め設定された電子商取引サイトのうち1つの電子商取引サイトを対象取引サイトとして選択してもよく、当該2つの電子商取引サイトのみを選択してもよい。
本実施形態の情報処理システム1Bでは、上記第一及び第二実施形態の情報処理システム1,1Aと同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
本発明の第一実施形態では、サーバ装置10及び端末装置20により情報処理装置である情報処理システム1が構成されるが、制御部13及び端末制御部25の各手段(各機能構成)がいずれの制御部13及び端末制御部25に備えられていてもよい。第二及び第三実施形態の情報処理システム1A,1Bにおいても、同様である。このような構成であっても、上記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
例えば、上記第一実施形態では、サーバ装置10の制御部13がサイト選択手段132として機能する例を示したが、端末装置20の端末制御部25が、サイト選択手段132として機能してもよい。この場合、例えば、端末装置20において、ユーザにより広告が選択されると、行動履歴データに基づいて、電子商取引サイトを選択し、当該サイトのURLを送信するようにサーバ装置10に対して要求信号を出力する。そして、サーバ装置10は、当該電子商取引サイトにおける広告に対応した取引ページを取得し、端末装置20に送信する。このような構成では、ユーザの行動履歴データをサーバ装置10に送信することがなく、例えば、個人情報を送信したくないユーザにとって好適な構成となる。
また、上記実施形態では、情報処理システム1,1Aを本発明の情報処理装置として機能させる例を示したが、例えば、サーバ装置10単体、または、端末装置20単体により、本発明の情報処理装置として機能させることもできる。
例えば、上記第一実施形態では、サーバ装置10の制御部13が行動履歴データ取得手段131、サイト選択手段132、遷移データ送信手段133、及び広告配信手段134として機能する例を示したが、端末装置20の端末制御部25が、行動履歴データ取得手段131、サイト選択手段132、及び遷移データ送信手段133として機能してもよい。
上記各実施形態では、使用実績は、所定期間内に使用された電子商取引サイトの使用金額であることとしたが、本発明は、これに限定されない。例えば、上記使用実績は、電子商取引サイトの使用回数(所定期間内における使用回数)であってもよい。
これによれば、取引金額によらず、ユーザが頻繁にアクセスする電子商取引サイトを選択することができる。例えば、広告に対する商品を購入するサイトとは別に、商品の購入はしないが商品内容を頻繁に確認するサイトが存在する場合等において、広告を選択することで、後者のサイトに誘導されることで、ユーザは容易に意図する電子商取引サイトで商品内容を確認することができる。
使用実績として、ユーザの複数の電子商取引サイトごとに蓄積されたサービスポイントの総数であってもよい。
すなわち、各電子商取引サイトにおいて、電子商取引を実施したユーザに対してサービス特典を付与するためのポイントを付与する場合がある。この場合、行動関連DBとして、表1に示すように、ポイントが記録されていれば、当該ポイントを使用実績として電子商取引サイトを選択することもできる。
このようなポイントに応じたサイト選択により、ユーザが意図した電子商取引サイトの選択をより好適に実施することができる。例えば、ポイントの使用により、より安く広告に表示された商品を購入できる可能性が高まるため、ユーザの購買意欲をさらに高めることができる。
なお、上記使用実績は、ポイントの総数に限らず、例えば、有効期限が最も近いポイントの総数であってもよい。この場合、例えば、行動関連DBに記録される行動履歴として、ポイントの有効期限や、ポイントの最終付与日が記録されていることが好ましい。これにより、サイト選択手段132は、ポイント有効期限が近い(現日時からポイント有効期限までの日数が少ない、または、ポイントの最終付与日から現日時までの日数が多い)電子商取引サイトを選択することができる。
これによれば、ユーザの有効期限が近いポイントを使用したいという欲求がさらに強まるため、ユーザの購買意欲をより一層高めることができる。
上記各実施形態の使用実績としては、電子商取引サイト内の買い物かごに商品を投入した回数や、商品の詳細を説明するページの閲覧回数、電子商取引サイトへのアクセス回数等であってもよい。いずれの場合であっても、ユーザの購買意欲を高めることができる。
また、上記使用実績として例示した使用金額、使用回数、買い物かごへ商品を投入した回数等を複合的に指標として用いてもよい。特に、第二実施形態や、第三実施形態に示すように、複数の電子商取引サイトを選択する場合に、複合的な指標を用いることで、ユーザが意図する電子商取引サイトを精度よく選択することが可能となる。
例えば、サイト選択手段132は、各指標のそれぞれに対して重み値を設定し、各指標の実際の値に対して重み値をかけ合せて、それらの和を算出することで、スコアリングを実行し、総合的に電子商取引サイトを選択するようにしてもよい。これによれば、より詳細に、かつ、ユーザの意図する電子商取引サイトを精度よく選択できる。また、商品の種類によって、各指標の重み付けを変更するようにしてもよく、例えば、所定の第一金額範囲(例えば高額商品)の商品に対しては、使用金額の重み値を大きくして、使用回数の重み値を小さくし、第二金額範囲(例えば少額商品)の商品に対しては、使用金額の重み値を小さくして、使用回数の重み値を大きくする。このように、商品の種類ごとに指標を変化させることで、ユーザが意図する電子商取引サイトをより高精度に選択することが可能となる。
一方、当該変形例において、上記スコアリングがなされ、当該スコアが拮抗している際に、優先する電子商取引サイトを広告主(クライアント)が予め設定できるようにしてもよい。これによれば、広告主側の意見を反映することができる。
上記各実施形態では、使用実績は、直近所定期間内に使用された電子商取引サイトの使用金額、使用回数、ポイントの総数としたが、これに限らない。例えば、直近所定期間を設けることなく、現在までの電子商取引サイトの使用金額、使用回数、ポイントの総数のいずれかであってもよい。
さらに、サイト選択手段132が前回使用した電子商取引サイトを選択するようにしてもよい。これによれば、前回使用した電子商取引サイトが選択されるので、ユーザは、当該電子商取引サイトを記憶している可能性が高いので、安心して電子商取引を実行できる。
さらに、サイト選択手段132は、対象商品のカテゴリにより、対象取引サイトを選択するようにしてもよい。例えば、サイト選択手段132は、行動履歴データから、家具の購入が多い電子商取引サイト、貴金属の購入が多い電子商取引サイト等、対象商品のカテゴリ別の使用実績に基づいて、対象取引サイトを選択するようにしてもよい。
加えて、サイト選択手段132は、対象商品の金額の大小に応じて、対象取引サイトを選択するようにしてもよい。例えば、10万円を超える商品の購入が多い電子商取引サイト、1000円以下の商品の購入が多い電子商取引サイト等、対象商品の金額の大小別の使用実績に基づいて、対象取引サイトを選択してもよい。
これによれば、ユーザの決済手段及び商品のカテゴリ別の使用実績に基づいて、対象取引サイトが選択されるので、広告をタッチ若しくはクリックしたユーザの購買意欲をさらに高めることができる。
また、上記各実施形態において、ユーザにより使用実績を選択可能な構成としてもよい。これによれば、ユーザがサイト選択手段132における対象取引サイトの選択の指標を自ら選択できるので、よりユーザの意図した電子商取引サイトでの対象商品の電子商取引が容易にできる。
上記第一実施形態では、ステップS16において、サイト選択手段132は、ステップS15により抽出された電子商取引サイトから、直近3カ月以内における当該サイト内での使用金額が最も多く、かつ、広告に表示された商品の取引が実行できる電子商取引サイトを1つ選択することとしたが、本発明はこれに限らない。
例えば、第二実施形態と同様に複数の電子商取引サイトを選択することとしてもよい。この場合、ステップS18に代えて、第二実施形態におけるステップS34、ステップS35、及びステップS36を実行すればよい。これによれば、第二実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
上記第二及び第三実施形態のステップS34において、サイト選択手段132は、ステップS17により抽出された電子商取引サイトから、使用実績(使用金額)に基づいて上位から所定個数(例えば、3つ)の電子商取引サイトを選択することとしたが、本発明はこれに限らない。
例えば、上記所定個数は、ユーザが自由に選択できるようにしてもよい。これによれば、ユーザの所望の数の電子商取引サイトが対象取引サイトとして選択されるので、例えば2つの対象取引サイトが選択されれば、より容易に対象選択サイトを選択できる。
上記第二実施形態のステップS36において、遷移データ付与手段135は、サイト選択手段132により選択された電子商取引サイトの名称を表示する画像データを遷移データとして付与することとしたが、本発明は、これに限られない。
例えば、電子商取引サイトを表示するロゴマーク等を表示する画像データであってもよい。要すれば、選択された電子商取引サイトをユーザが認識できる画像であれば、どのような画像データであってもよい。
上記第三実施形態では、表示制御手段253は、図11に示すように、検索ページ30において検索されたキーワード「ボールペン」を表示する検索結果画面の直下に検索結果ページ40を表示することとしたが、本発明は、これに限られない。検索ページ30や検索結果ページ40の具体的な画面構成は適宜変更することができる。例えば、表示部23の表示画面の右側若しくは左側のいずれかに当該検索結果ページを表示するようにしてもよい。すなわち、検索結果ページは、表示部23の表示画面に表示されればよい。
また、検索結果ページは、図11に示したものに限定されない。例えば、対象商品の右側にアドレスが表示されることとしたが、これに代えて、対象取引サイトを表示するようにしてもよいし、対象商品及び対象取引サイトをバナー形式で表示するようにしてもよい。さらに、これらに加えて、対象商品の写真を表示するようにしてもよい。
Claims (11)
- ユーザの電子商取引に関する行動履歴を検出する行動履歴検出手段と、
対象商品の電子商取引が可能な複数の電子商取引サイトを取得するサイト取得手段と、
前記サイト取得手段により取得された前記複数の電子商取引サイトから、前記行動履歴に基づいた電子商取引サイトを選択するサイト選択手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記対象商品の広告を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記ユーザにより前記広告が選択されたか否かを判定する判定手段と、
前記サイト選択手段により選択された前記電子商取引サイトのリンク情報を出力するリンク出力手段を備え、
前記サイト選択手段は、前記判定手段により、前記ユーザにより前記広告が選択されたと判定された場合に、前記電子商取引サイトを選択する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記対象商品の広告を表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記サイト選択手段により選択された前記電子商取引サイトのリンク情報が関連付けられた前記広告を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記行動履歴は、前記ユーザの前記複数の電子商取引サイトごとの使用実績である
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4に記載の情報処理装置において、
前記使用実績は、各電子商取引サイトにおいて、前記ユーザが電子商取引で使用した使用金額である
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4に記載の情報処理装置において、
前記使用実績は、各電子商取引サイトにおいて、前記ユーザが電子商取引を使用した使用回数である
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4に記載の情報処理装置において、
前記電子商取引サイトは、電子商取引の使用実績に応じたサービス特典を提供するためのサービスポイントをユーザ毎に付与し、
前記使用実績は、各電子商取引サイトにおける、前記ユーザに対する前記サービスポイントである
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記サイト選択手段は、前記複数の電子商取引サイトのうちのいずれか1つを選択し、選択した前記電子商取引サイトのリンク先を示すリンク情報を生成する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記サイト選択手段は、前記複数の電子商取引サイトから、前記行動履歴に基づいた順序で所定数の電子商取引サイトを選択し、選択した前記所定数の電子商取引サイトのリンク先を前記順序で並列させたリンク情報を生成する
ことを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータにより、電子商取引を実行する際の情報処理方法であって、
前記コンピュータは、
ユーザの電子商取引に関する行動履歴を検出し、
対象商品の電子商取引が可能な複数の電子商取引サイトを取得し、
取得された前記複数の電子商取引サイトから、前記行動履歴に基づいた電子商取引サイトを選択する
ことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータにより読み込み実行される情報処理プログラムであって、
前記コンピュータを、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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