上記の課題を解決すべく本開示の一局面に係る経路表示方法は、出発地から目的地までの経路を表示する経路表示システムにおける経路表示方法であって、前記出発地に関する出発地情報及び前記目的地に関する目的地情報を取得し、前記出発地情報及び前記目的地情報に基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を検索して、検索した前記経路を構成する複数の通過地点の集合を経路情報として抽出し、複数の撮影地点において撮影された複数の撮影画像と、前記複数の撮影地点の地図上の位置とをそれぞれ対応付けて記憶するデータベースから、前記複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の前記撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出し、ユーザが前記出発地から前記目的地へ移動する前に、前記経路情報に基づいて前記出発地から前記目的地までの経路を示す地図画像を表示するとともに、前記経路上の前記出発地から前記目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された前記複数の撮影画像を順次表示する。
この構成によれば、出発地に関する出発地情報及び目的地に関する目的地情報が取得される。出発地情報及び目的地情報に基づいて、出発地から目的地までの経路が検索されて、検索された経路を構成する複数の通過地点の集合が経路情報として抽出される。複数の撮影地点において撮影された複数の撮影画像と、複数の撮影地点の地図上の位置とをそれぞれ対応付けて記憶するデータベースから、複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の撮影地点に対応する複数の撮影画像が抽出される。そして、ユーザが出発地から目的地へ移動する前に、経路情報に基づいて出発地から目的地までの経路を示す地図画像が表示されるとともに、経路上の出発地から目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された複数の撮影画像が順次表示される。
したがって、ユーザが出発地から目的地へ移動する前に、経路情報に基づいて出発地から目的地までの経路を示す地図画像が表示されるとともに、経路上の出発地から目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された複数の撮影画像が順次表示されるので、現在の道路状況又は交通状況を事前に確認して適切な経路を選択することができるとともに、ユーザが初めて通過する経路を事前に画像で確認しながら移動を疑似体験させユーザの初めての経路に対する不安を払拭させることができる。
また、上記の経路表示方法において、前記出発地情報及び前記目的地情報のうちの少なくとも一方のユーザによる入力を受け付けてもよい。この構成によれば、ユーザが所望する出発地情報及び目的地情報のうちの少なくとも一方を設定することができる。
また、上記の経路表示方法において、前記出発地情報を、予め記憶されている位置情報又はユーザの現在位置情報に基づいて決定し、前記目的地情報を、前記ユーザの行動履歴に基づいて予測してもよい。
この構成によれば、出発地情報は、予め記憶されている位置情報又はユーザの現在位置情報に基づいて決定され、目的地情報は、ユーザの行動履歴に基づいて予測されるので、出発地情報又は目的地情報をユーザが入力する手間を省くことができ、利便性を向上させることができる。
また、上記の経路表示方法において、前記データベースは、前記撮影画像と、前記撮影地点の地図上の位置と、撮影日時とをそれぞれ対応付けて記憶し、前記通過地点を中心とする所定の範囲内に存在する1以上の前記撮影地点に対応する1以上の前記撮影画像の中から、前記撮影日時が最新である撮影画像を抽出してもよい。
この構成によれば、通過地点を中心とする所定の範囲内に存在する1以上の撮影地点に対応する1以上の撮影画像の中から、撮影日時が最新である撮影画像が抽出されるので、ユーザは最新の道路状況を確認することができる。
また、上記の経路表示方法において、前記出発地に対応する撮影画像が前記データベースに存在しない場合、前記出発地に最も近い撮影地点を仮想出発地に決定し、前記目的地に対応する撮影画像が前記データベースに存在しない場合、前記目的地に最も近い撮影地点を仮想目的地に決定し、前記出発地、前記仮想出発地、前記目的地及び前記仮想目的地をそれぞれ異なるマーカーで前記地図画像上に表示してもよい。
この構成によれば、出発地に対応する撮影画像がデータベースに存在しない場合、出発地に最も近い撮影地点が仮想出発地に決定される。また、目的地に対応する撮影画像がデータベースに存在しない場合、目的地に最も近い撮影地点が仮想目的地に決定される。そして、出発地、仮想出発地、目的地及び仮想目的地をそれぞれ異なるマーカーで地図画像上に表示される。
したがって、出発地に対応する撮影画像がデータベースに存在しない場合、又は目的地に対応する撮影画像がデータベースに存在しない場合であっても、出発地又は目的地の近傍の仮想出発地又は仮想目的地の撮影画像が表示されるとともに、それぞれの位置がマーカーにより地図画像上に表示されるので、ユーザは、出発地、仮想出発地、目的地及び仮想目的地のそれぞれの位置を確認することができる。
また、上記の経路表示方法において、撮影日時、撮影地点、撮影時の天候、及び、前記撮影画像を撮影したカメラが搭載されていた車両の車種の少なくとも1つに基づいて、前記データベースから、前記複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の前記撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出してもよい。
この構成によれば、撮影日時、撮影地点、撮影時の天候、及び、撮影画像を撮影したカメラが搭載されていた車両の車種の少なくとも1つを条件として、撮影画像を抽出することができ、ユーザの希望に応じた撮影画像を表示することができる。
また、上記の経路表示方法において、前記通過地点と同一又は近傍の前記撮影地点に対応する撮影画像が存在しない場合、前記撮影画像が存在しないことを示す画像を表示してもよい。
この構成によれば、通過地点と同一又は近傍の撮影地点に対応する撮影画像が存在しない場合、撮影画像が存在しないことを示す画像が表示されるので、撮影画像が存在しないことをユーザに通知することができる。
また、上記の経路表示方法において、前記経路上の前記複数の通過地点のうちの隣り合う2つの通過地点の間の距離が長い場合、前記撮影画像を表示するタイミングを遅くし、前記経路上の前記複数の通過地点のうちの隣り合う2つの通過地点の間の距離が短い場合、前記撮影画像を表示するタイミングを速くしてもよい。
この構成によれば、経路上の複数の通過地点のうちの隣り合う2つの通過地点の間の距離が長い場合、撮影画像を表示するタイミングを遅くすることができ、経路上の複数の通過地点のうちの隣り合う2つの通過地点の間の距離が短い場合、撮影画像を表示するタイミングを速くすることができる。
また、上記の経路表示方法において、予め定められた区間、予め定められた条件を満たす区間、予め定められた場所の周辺、又は予め定められた条件を満たす場所の周辺において抽出される前記複数の通過地点の数を、他の区間又は他の周辺よりも増加又は減少させてもよい。
この構成によれば、予め定められた区間、予め定められた条件を満たす区間、予め定められた場所の周辺、又は予め定められた条件を満たす場所の周辺において抽出される複数の通過地点の数が、他の区間又は他の周辺よりも増加又は減少されるので、例えば、有る区間の通過地点の数が増えることにより、より多くの撮影画像を表示することができ、ユーザは、より多くの撮影画像を確認することができる。
また、上記の経路表示方法において、前記出発地から前記目的地まで移動するマーカーを前記地図画像上に表示し、前記マーカーの移動に連動させて、抽出された前記複数の撮影画像を順次表示し、前記経路上の任意の位置へのユーザによる前記マーカーの移動を受け付け、移動された前記マーカーの地図上の位置に最も近い撮影地点に対応する撮影画像を表示してもよい。
この構成によれば、出発地から目的地まで移動するマーカーが地図画像上に表示され、マーカーの移動に連動させて、抽出された複数の撮影画像が順次表示される。また、経路上の任意の位置へのユーザによるマーカーの移動が受け付けられ、移動されたマーカーの地図上の位置に最も近い撮影地点に対応する撮影画像が表示される。
したがって、ユーザによって移動されたマーカーの地図上の位置に最も近い撮影地点に対応する撮影画像が表示されるので、ユーザは地図上における任意の地点の撮影画像を確認することができる。
また、上記の経路表示方法において、前記地図画像上の任意の地点のユーザによる入力を受け付け、受け付けた前記任意の地点に対応する撮影地点において異なる時刻に撮影された複数の撮影画像を前記データベースから抽出し、抽出した前記複数の撮影画像を最新の撮影画像から時系列順に表示してもよい。
この構成によれば、地図画像上の任意の地点のユーザによる入力が受け付けられる。そして、受け付けられた任意の地点に対応する撮影地点において異なる時刻に撮影された複数の撮影画像がデータベースから抽出される。その後、抽出された複数の撮影画像が最新の撮影画像から時系列順に表示される。
したがって、ユーザによって入力された地図画像上の任意の地点において、複数の撮影画像が最新の撮影画像から時系列順に表示されるので、過去の道路状況を時系列に確認することができる。
本開示の他の局面に係る経路表示装置は、出発地から目的地までの経路を表示する経路表示装置であって、前記出発地に関する出発地情報及び前記目的地に関する目的地情報をサーバへ送信する送信部と、前記出発地情報及び前記目的地情報に基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を検索して、検索した前記経路を構成する複数の通過地点の集合を経路情報として抽出し、複数の撮影地点において撮影された複数の撮影画像と、前記複数の撮影地点の地図上の位置とをそれぞれ対応付けて記憶するデータベースから、前記複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の前記撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出したサーバから、前記経路情報及び前記複数の撮影画像を受信する受信部と、ユーザが前記出発地から前記目的地へ移動する前に、前記経路情報に基づいて前記出発地から前記目的地までの経路を示す地図画像を表示するとともに、前記経路上の前記出発地から前記目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された前記複数の撮影画像を順次表示する表示部と、を備える。
この構成によれば、出発地に関する出発地情報及び目的地に関する目的地情報がサーバへ送信される。サーバは、出発地情報及び目的地情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を検索して、検索した経路を構成する複数の通過地点の集合を経路情報として抽出し、複数の撮影地点において撮影された複数の撮影画像と、複数の撮影地点の地図上の位置とをそれぞれ対応付けて記憶するデータベースから、複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出する。サーバから、経路情報及び複数の撮影画像が受信される。そして、ユーザが出発地から目的地へ移動する前に、経路情報に基づいて出発地から目的地までの経路を示す地図画像が表示されるとともに、経路上の出発地から目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された複数の撮影画像が順次表示される。
したがって、ユーザが出発地から目的地へ移動する前に、経路情報に基づいて出発地から目的地までの経路を示す地図画像が表示されるとともに、経路上の出発地から目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された複数の撮影画像が順次表示されるので、現在の道路状況又は交通状況を事前に確認して適切な経路を選択することができるとともに、ユーザが初めて通過する経路を事前に画像で確認しながら移動を疑似体験させユーザの初めての経路に対する不安を払拭させることができる。
本開示の他の局面に係るデータベース作成方法は、移動しているカメラの進行方向を撮影した撮影画像を取得し、前記撮影画像の撮影日時を取得し、前記撮影画像を撮影した地点の位置情報を取得し、前記位置情報と、前記撮影画像に対して時間的に前後する2つの撮影画像のいずれかの位置情報とに基づいて算出された前記撮影画像の撮影方向を取得し、取得した前記撮影画像、前記撮影日時、前記位置情報及び前記撮影方向を対応付けてデータベースに記憶する。
この構成によれば、移動しているカメラの進行方向を撮影した撮影画像が取得され、撮影画像の撮影日時が取得され、撮影画像を撮影した地点の位置情報が取得され、位置情報と、撮影画像に対して時間的に前後する2つの撮影画像のいずれかの位置情報とに基づいて算出された撮影画像の撮影方向が取得される。そして、取得された撮影画像、撮影日時、位置情報及び撮影方向が対応付けられてデータベースに記憶される。
したがって、撮影画像、撮影日時、位置情報及び撮影方向が対応付けられたデータベースを用いて、出発地から目的地までの経路を構成する複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出することができ、ユーザが初めて通過する経路を事前に画像で確認しながら移動を疑似体験させユーザの初めての経路に対する不安を払拭させることができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
1.1 経路表示システムの構成
図1は、本実施の形態における経路表示システムの構成を示す図である。本実施の形態における経路表示システムは、図1に示すように、サーバ装置101及び表示装置102を備える。また、サーバ装置101は、画像データベース(後述する画像蓄積部202)を備える。
サーバ装置101は、出発地に関する出発地情報及び目的地に関する目的地情報を受信する。サーバ装置101は、出発地情報及び目的地情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を検索して、検索した経路を構成する複数の通過地点の集合を経路情報として抽出する。サーバ装置101は、複数の撮影地点において撮影された複数の撮影画像と、複数の撮影地点の地図上の位置とをそれぞれ対応付けて記憶する画像データベースから、複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出する。
画像データベースは、複数のユーザの車載カメラ、ドライブレコーダ又はスマートフォンのカメラなどで撮影された画像及び街頭カメラなどのインフラ設備で撮影された画像を、撮影日時、撮影位置(例えば、緯度及び経度)及び進行(撮影)方向などと関連付けて管理している。ここで、種々のカメラでの画像の撮影方法及び撮影画像のサーバ装置101へのアップロード方法については、後述する。
表示装置102は、ネットワーク104を介してサーバ装置101と通信可能に接続されている。表示装置102は、出発地情報及び目的地情報をサーバ装置101へ送信する。サーバ装置101は、受信した出発地情報及び目的地情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を算出する。また、サーバ装置101は、当該経路上の複数の通過点に対応付けられている撮影画像を検索及び抽出する。さらに、サーバ装置101は、算出した経路を示す経路情報と、抽出した撮影画像とを表示装置102へ送信する。
1.2 サーバ装置101の構成
続いて、サーバ装置101の詳細な構成を説明する。
図2は、本実施の形態におけるサーバ装置の構成を示す図である。サーバ装置101は、図2に示すように、送受信部201、画像蓄積部202、経路検索部203、画像検索部204及び制御部205を備える。
サーバ装置101は、具体的には図示されていないマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びハードディスクなどから構成される。RAM、ROM又はハードディスクは、コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサがコンピュータプログラムに従って動作することにより、サーバ装置101の機能が実現される。
なお、サーバ装置101の送受信部201、画像蓄積部202、経路検索部203、画像検索部204及び制御部205等の各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。各機能ブロックは、個別に1チップ化されてもよいし、1以上の機能ブロック又は一部の機能ブロックを含むように1チップ化されてもよい。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI製造後にLSI内部の回路セルの接続又は設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。LSIに置き換わる集積回路化の技術としては、例えばバイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
最後に、各機能ブロックは、ソフトウェアで実現されてもよいし、LSIとソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。また、ソフトウェアは耐タンパ化されていてもよい。
(1)送受信部201
送受信部201は、表示装置102から、表示装置102によって受け付けられた出発地に関する出発地情報及び目的地に関する目的地情報を受信する。送受信部201は、出発地に関する出発地情報及び目的地に関する目的地情報を取得する。出発地情報及び目的地情報とは、例えば、住所、建物の名称、緯度及び経度などである。また、出発地情報としては、ユーザが直接入力する情報以外に、表示装置102に予め記憶されているユーザの自宅の位置情報、又は表示装置102が備えるGPS(Global Positioning System)から取得する現在位置情報であってもよい。また、目的地情報は、ユーザの行動履歴に基づいて予測されてもよい。日々のユーザの行動履歴から職場、学校又はスーパーなどユーザの行き先が予測され、予測された行き先が目的地として自動設定されてもよい。
また、送受信部201は、表示装置102へ、後述する経路検索部203によって検索された経路情報と、後述する画像検索部204によって検索された経路上の複数の撮影画像とを送信する。
(2)画像蓄積部202
画像蓄積部(データベース)202は、車載カメラによって撮影された映像、ドライブレコーダによって撮影された映像、街頭カメラによって撮影された映像、スマートフォンのカメラによって撮影された映像など、交通情報又は道路情報に関する映像から切り出した静止画を蓄積し、管理する。画像蓄積部202は、複数の撮影地点において撮影された複数の撮影画像と、複数の撮影地点の地図上の位置とをそれぞれ対応付けて記憶する。また、画像蓄積部202は、撮影画像と、撮影地点の地図上の位置と、撮影日時とをそれぞれ対応付けて記憶してもよい。
図3は、本実施の形態における画像蓄積部202に記憶される画像管理情報の一例を示す図である。図3の例では、静止画(撮影画像)は、撮影された日時と、撮影地点の位置情報(緯度及び経度)と、進行方向(撮影方向)とを示すタグ情報と共に管理されている。例えば、ファイル名が「00231924.jpg」である静止画は、「2014年6月3日19時16分21秒」に撮影された画像であり、撮影地点の緯度は「+34.750631」であり、撮影地点の経度は「+135.579582」であり、進行方向(撮影方向)は「45度」である。
ここで、位置情報は、60進数(度分秒)で表される座標を10進数に変換したものである。また、進行方向(撮影方向)は、北向きを0度とし、東向きを90度とし、南向きを180度とし、西向きを270度とした場合の進行方向(方角)を角度で表現している。なお、動画から静止画が切り出される場合、進行方向は、切り出された静止画の位置情報と、切り出された静止画の1つ前のフレーム又は1つ後のフレームの位置情報とに基づいて算出されてもよい。
(3)経路検索部203
経路検索部203は、出発地情報及び目的地情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を検索して、検索した経路を構成する複数の通過地点の集合を経路情報として抽出する。経路検索部203は、送受信部201によって受信された出発地情報及び目的地情報に基づいて、少なくとも1つの経路を検索する。経路は複数の通過地点の集合である。経路情報は、それぞれの通過地点の位置座標を表す緯度及び経度と、出発地から目的地までの経路に沿って移動する場合のそれぞれの通過地点における進行方向とを含む。ここで、進行方向は、北向きを0度とし、東向きを90度とし、南向きを180度とし、西向きを270度とした場合の進行方向(方角)を角度で表現している。
(4)画像検索部204
画像検索部204は、画像蓄積部202から、複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出する。画像検索部204は、経路検索部203で検索した複数の通過地点に対して、位置情報(緯度及び経度)及び進行(撮影)方向を検索キーとして、画像蓄積部202に蓄積されている撮影画像を検索する。検索の方法としては、画像検索部204は、通過地点を中心とする所定の範囲内に存在する1以上の撮影地点に対応する1以上の撮影画像の中から、撮影日時が最新である撮影画像を抽出する。画像検索部204は、例えば、通過地点を中心とする半径5mの円内に存在する1以上の撮影地点に対応する1以上の撮影画像の中から、撮影日時が最新である撮影画像を検索結果として抽出する。
(5)制御部205
制御部205は、上記の送受信部201、画像蓄積部202、経路検索部203及び画像検索部204を管理及び制御して、サーバ装置101の機能を実現する。
1.3 表示装置102の構成
続いて、表示装置102の詳細な構成を説明する。
図4は、本実施の形態における表示装置の構成を示す図である。表示装置102は、図4に示すように、送受信部301、入力受付部302、表示部303及び制御部304を備える。表示装置102は、例えば、カーナビゲーションシステム、スマートフォン、携帯電話機、テレビジョン、パーソナルコンピュータ又はタブレット型コンピュータなどである。
表示装置102は、具体的には図示されていないマイクロプロセッサ、RAM、ROM及びハードディスクなどから構成される。RAM、ROM及びハードディスクは、コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサがコンピュータプログラムに従って動作することにより、表示装置102の機能が実現される。
なお、送受信部301、入力受付部302、表示部303及び制御部304等の各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現されてもよい。各機能ブロックは、個別に1チップ化されてもよいし、1以上の機能ブロック又は一部の機能ブロックを含むように1チップ化されてもよい。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA、又はLSI製造後にLSI内部の回路セルの接続又は設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。LSIに置き換わる集積回路化の技術としては、例えばバイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
最後に、各機能ブロックは、ソフトウェアで実現されてもよいし、LSIとソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。また、ソフトウェアは耐タンパ化されていてもよい。
(1)送受信部301
送受信部301は、サーバ装置101へ、入力受付部302によって受け付けられた出発地情報及び目的地情報を送信する。出発地情報及び目的地情報とは、例えば、住所、建物の名称、緯度及び経度などである。また、出発地情報としては、ユーザが直接入力する情報以外に、表示装置102に予め記憶されているユーザの自宅の位置情報、又は表示装置102が備えるGPS(Global Positioning System)から取得する現在位置情報であってもよい。また、目的地情報は、ユーザの行動履歴に基づいて予測されてもよい。日々のユーザの行動履歴から職場、学校又はスーパーなどユーザの行き先が予測され、予測された行き先が目的地として自動設定されてもよい。
また、送受信部301は、サーバ装置101から、サーバ装置101によって検索された経路情報と、サーバ装置101によって検索された経路上の複数の撮影画像とを受信する。
(2)入力受付部302
入力受付部302は、出発地情報及び目的地情報のうちの少なくとも一方のユーザによる入力を受け付ける。また、入力受付部302は、撮影画像を表示する表示指示又は撮影画像を再生する再生指示を含む、表示装置102に対する操作指示を受け付ける。
(3)表示部303
表示部303は、ユーザが出発地から目的地へ移動する前に、経路情報に基づいて出発地から目的地までの経路を示す地図画像を表示するとともに、経路上の出発地から目的地への仮想的な移動と連動させて、抽出された複数の撮影画像を順次表示する。表示部303は、送受信部301によって受信された経路情報に基づき、画面の地図画像上に出発地から目的地までの経路を表示すると共に、経路を構成する任意の通過地点上にマーカーを表示する。同様に、表示部303は、送受信部301によって受信された複数の撮影画像を順次表示する。
図5は、本実施の形態における表示画面の一例を示す図である。図5の例では、表示画面500は、第1の表示領域501、第2の表示領域502及び第3の表示領域503を含む。第1の表示領域501には、出発地情報514及び目的地情報515が表示される。第2の表示領域502には、経路上の所定の通過地点における撮影画像が表示される。第3の表示領域503には、出発地を示す出発地マーカー511と、目的地を示す目的地マーカー512と、経路上を出発地から目的地まで移動する通過地点マーカー513とを含む地図画像が表示される。通過地点マーカー513は、第2の表示領域502に表示される撮影画像に対応する地図画像の経路上の通過地点を示す。
また、再生指示を受け付ける再生ボタン(不図示)がユーザによって押下され、入力受付部302によって再生指示の入力が受け付けられた場合、表示部303は、出発地に最も近い通過地点から、目的地に最も近い通過地点に向かって、経路に従い通過地点を示す通過地点マーカー513を移動させると共に、通過地点マーカー513が指し示す通過地点に関連付けられた撮影画像を第2の表示領域502に順次表示する。
このように、出発地から目的地までの通過地点に関連付けられた撮影画像が順次表示されるので、ユーザは、出発地から目的地までの経路の道路状況又は交通状況などを、実際に撮影された画像を用いて目視により確認することができ、かつ早送りで確認することができる。
なお、本実施の形態において、出発地から目的地までの複数の撮影画像を再生する再生時間が予め決められている場合、表示部303は、出発地から目的地までの距離に応じて、再生速度を変化させてもよい。すなわち、第1の経路の距離が第2の経路の距離より長い場合、第1の経路の複数の撮影画像を再生する再生速度は、第2の経路の複数の撮影画像を再生する再生速度よりも速くなる。
また、複数の撮影画像を再生する再生時間は、ユーザにより設定されてもよい。さらに、複数の撮影画像を再生する再生速度は、ユーザにより設定されてもよい。
(4)制御部304
制御部304は、上記の送受信部301、入力受付部302及び表示部303を管理及び制御して、表示装置102の機能を実現する。
また、制御部304は、予め記憶されている位置情報又はユーザの現在位置情報に基づいて出発地情報を決定してもよい。また、制御部304は、ユーザの行動履歴に基づいて目的地情報を予測してもよい。
1.4 経路表示システムの動作
表示装置102がネットワーク104に接続され、サーバ装置101から経路情報及び複数の撮影画像を受信し、地図画像及び複数の撮影画像を表示する経路表示システムの動作の一例について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、本実施の形態における経路表示システムの動作の一例を示すフローチャートであり、図7は、本実施の形態における経路表示システムの動作を説明するための模式図である。
まず、表示装置102の入力受付部302は、出発地情報及び目的地情報のユーザによる入力を受け付ける(ステップS1)。例えば、図7の地図711に示すように、入力受付部302は、表示部303に地図画像を表示し、地図画像上において出発地721と目的地722との入力を受け付けてもよい。また、入力受付部302は、地図画像を表示するのではなく、住所又は施設名などの文字の入力を受け付けることにより、出発地721と目的地722との入力を受け付けてもよい。
次に、送受信部301は、入力受付部302によって受け付けられた出発地情報及び目的地情報をサーバ装置101へ送信する(ステップS2)。
次に、サーバ装置101の送受信部201は、表示装置102によって送信された出発地情報及び目的地情報を受信する(ステップS3)。
次に、経路検索部203は、送受信部201によって受信された出発地情報及び目的地情報に基づき、出発地から目的地までの経路を検索する(ステップS4)。例えば、図7の地図712に示すように、経路検索部203は、出発地721から目的地722までの経路731を検索する。なお、経路の検索方法については、一般的な技術であるので、詳細な説明は省略する。
次に、経路検索部203は、検索した経路を構成する複数の通過地点に関する情報(緯度、経度及び進行方向)を経路情報として抽出する(ステップS5)。例えば、図7の地図713に示すように、経路検索部203は、検索した経路731を構成する複数の通過地点741〜746を抽出する。なお、通過地点は、例えば30メートル毎など、所定の間隔毎に抽出されてもよい。また、経路検索部203は、抽出する通過地点の数を予め決めておき、経路を通過地点の数で分割した分割点を通過地点として抽出してもよい。この場合、予め決められる通過地点の数は、撮影画像を再生する再生時間に応じて変化させてもよい。例えば、再生時間が長ければ、通過地点の数を多くし、再生時間が短ければ、通過地点の数を少なくしてもよい。
次に、画像検索部204は、経路検索部203によって抽出された1以上の通過地点情報のそれぞれにおいて、緯度、経度及び進行方向(撮影方向)を検索キーとして、画像蓄積部202に蓄積されている複数の撮影画像の中から、それぞれの通過地点と同一又は近傍の撮影地点に対応する撮影画像を検索して抽出する(ステップS6)。このとき、画像検索部204は、出発地に最も近い通過地点から目的地に最も近い通過地点まで順に、通過地点を中心とする所定の半径(例えば5m)の円内に存在する1以上の撮影地点に対応する1以上の撮影画像の中から、撮影日時が最新である撮影画像を抽出する。なお、画像検索部204は、通過地点と撮影画像とを対応付ける。
例えば、図7の地図714に示すように、画像検索部204は、画像蓄積部202に蓄積されている複数の撮影画像の中から、通過地点741と同一又は近傍の撮影地点に対応する撮影画像を検索する。図7では、6つの撮影画像751が、通過地点741に対応する撮影画像の候補として抽出されている。そして、図7の地図715に示すように、画像検索部204は、6つの撮影画像751の中から最も撮影日時が最新である撮影画像761を抽出する。これにより、ユーザは、最新の道路状況を確認することができる。その後、画像検索部204は、他の通過地点742〜746についても同様に撮影画像を抽出する。
なお、画像検索部204は、通過地点を中心とする所定の半径(例えば5m)の円内に存在する1以上の撮影地点のうち、最も通過地点に近い撮影地点と特定し、特定した撮影地点に対応する1以上の撮影画像の中から、撮影日時が最新である撮影画像を抽出してもよい。
次に、送受信部201は、経路検索部203によって抽出された経路情報(通過地点情報の集合)、及び地点情報に対応付けられた複数の撮影画像を表示装置102へ送信する(ステップS7)。
次に、表示装置102の送受信部301は、サーバ装置101によって送信された経路情報及び複数の撮影画像を受信する(ステップS8)。
次に、表示部303は、送受信部301によって受信された経路情報に基づき、出発地から目的地までの経路を示す地図画像を表示する(ステップS9)。
次に、入力受付部302は、経路上の撮影画像の表示を開始するための再生指示のユーザによる入力を受け付ける(ステップS10)。
次に、表示部303は、出発地に最も近い地点情報から、目的地に最も近い通過地点に向かって、通過地点を示す通過地点マーカーを経路に従い移動させながら表示すると共に、通過地点マーカーが示す通過地点に対応付けられた撮影画像を順次表示する(ステップS11)。
例えば、図7の地図716に示すように、表示部303は、各通過地点741〜746に対して抽出された撮影画像761〜766を順次表示する。
このように、本実施の形態では、移動中のユーザが各通過地点を通過する際に、当該通過地点を撮影した撮影画像が表示されるのではない。本実施の形態では、ユーザが目的地へ移動する前に、出発地から目的地までの経路上を撮影した撮影画像が順次表示される。そのため、ユーザは、出発地から目的地までの経路上を仮想的に移動し、実際の道路状況又は交通状況を確認することができる。これにより、現在の道路状況又は交通状況を事前に確認して適切な経路を選択することができるとともに、ユーザが初めて通過する経路を事前に画像で確認しながら移動を疑似体験させユーザの初めての経路に対する不安を払拭させることができる。
1.5 システムの全体像
図8Aは、本実施の形態における経路表示システムが提供するサービスの全体像の一例を示す図であり、図8Bは、機器メーカがデータセンタ運営会社に該当する例を示す図であり、図8Cは、機器メーカ及び管理会社の両者又はいずれか一方がデータセンタ運営会社に該当する例を示す図である。経路表示システムは、グループ100、データセンタ運営会社110及びサービスプロバイダ120を備える。
グループ100は、例えば企業、団体又は家庭等であり、その規模を問わない。グループ100には、複数の表示装置102及び通信装置103が存在する。複数の表示装置102は、インターネットと直接接続可能な機器(例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)、TV、又は通信モジュールを備えるカーナビゲーションシステム等)、及びそれ自身ではインターネットと直接接続不可能な機器(例えば、通信モジュールを備えないカーナビゲーションシステム等)を含む。複数の表示装置102は、それ自身ではインターネットと直接接続不可能な機器であっても、通信装置103を介してインターネットと接続可能となる機器を含んでもよい。また、ユーザ10は、グループ100内の複数の表示装置102を使用する。
データセンタ運営会社110は、サーバ装置101を備える。サーバ装置101は、インターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。サーバ装置101は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社110は、データの管理、サーバ装置101の管理、及びそれらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社110が行っている役務の詳細については後述する。
ここで、データセンタ運営会社110は、データの管理又はサーバ装置101の運営等のみを行っている会社に限らない。例えば、図8Bに示すように、複数の表示装置102のうちの一つの機器を開発及び製造している機器メーカが、データの管理又はサーバ装置101の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社110に該当する。また、データセンタ運営会社110は一つの会社に限らない。例えば、図8Cに示すように、機器メーカ及び他の管理会社が共同又は分担してデータの管理又はサーバ装置101の運営を行っている場合は、両者又はいずれか一方がデータセンタ運営会社110に該当する。
サービスプロバイダ120は、サーバ装置121を備える。ここで言うサーバ装置121とは、その規模は問わず、例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダ120がサーバ装置121を備えていない場合もある。
次に、上記サービスにおける情報の流れを説明する。
まず、グループ100の表示装置102は、出発地情報及び目的地情報をデータセンタ運営会社110のサーバ装置101に送信する。サーバ装置101は、表示装置102によって送信された出発地情報及び目的地情報を集積する(図8Aの矢印131)。ここで、出発地情報及び目的地情報とは、住所、建物の名称、緯度及び経度などである。出発地情報及び目的地情報は、インターネットを介して複数の表示装置102自体から直接サーバ装置101に提供されてもよい。また、出発地情報及び目的地情報は、複数の表示装置102から一旦通信装置103を介して、通信装置103からサーバ装置101に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社110のサーバ装置101は、集積した出発地情報及び目的地情報を一定の単位でサービスプロバイダ120に提供する。ここで、一定の単位とは、データセンタ運営会社110が集積した情報を整理してサービスプロバイダ120に提供することのできる単位でもよいし、サービスプロバイダ120が要求する単位でもよい。また、一定の単位で提供するとしているが、一定の単位でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化してもよい。出発地情報及び目的地情報は、必要に応じてサービスプロバイダ120が保有するサーバ装置121に保存される(図8Aの矢印132)。
そして、サービスプロバイダ120は、出発地情報及び目的地情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。サービスが提供されるユーザは、複数の表示装置102を使用するユーザ10でもよいし、外部のユーザ20でもよい。ユーザ10,20へのサービス提供方法としては、例えば、サービスプロバイダ120から直接ユーザ10,20へサービスが提供されてもよい(図8Aの矢印133,134)。また、ユーザ10へのサービス提供方法としては、例えば、データセンタ運営会社110のサーバ装置101を再度経由して、ユーザ10にサービスが提供されてもよい(図8Aの矢印135,136)。また、データセンタ運営会社110のサーバ装置101は、出発地情報及び目的地情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ120に提供してもよい。
なお、図8Aにおいて、サービスプロバイダ120が提供するサービスは、出発地から目的地までの経路の検索である。データセンタ運営会社110のサーバ装置101は、出発地情報及び目的地情報をサービスプロバイダ120のサーバ装置121へ送信する。サーバ装置121は、出発地情報及び目的地情報に基づいて、出発地から目的地までの経路を検索し、検索結果である経路情報をサーバ装置101へ送信する。サーバ装置101は、受信した経路情報に基づいて、複数の撮影画像を抽出する。そして、サーバ装置101は、経路情報及び複数の撮影画像を表示装置102へ送信する。表示装置102は、ユーザ10が出発地から目的地へ移動する前に、経路情報に基づいて出発地から目的地までの経路を示す地図画像を表示するとともに、経路上の出発地から目的地への仮想的な移動と連動させて、複数の撮影画像を順次表示する。
なお、ユーザ10は、ユーザ20と異なっていても同一であってもよい。
続いて、本実施の形態におけるデータベース作成方法について説明する。
図9は、本実施の形態におけるデータベース作成方法について説明するためのフローチャートである。
まず、送受信部201は、移動しているカメラの進行方向を撮影した撮影画像を取得する(ステップS21)。カメラは、例えば車載カメラである。カメラは、動画を撮影し、撮影した動画から例えば1秒ごとに静止画を抽出し、抽出した静止画をサーバ装置101へ送信する。送受信部201は、カメラによって送信された、進行方向を撮影した撮影画像を受信する。
次に、送受信部201は、撮影画像の撮影日時を取得する(ステップS22)。カメラは、撮影画像(静止画)の撮影日時をサーバ装置101へ送信する。送受信部201は、カメラによって送信された、撮影画像の撮影日時を受信する。なお、撮影画像には、当該撮影画像を識別可能な画像識別情報が付与されており、カメラは、画像識別情報とともに撮影日時を送信する。
次に、送受信部201は、撮影画像を撮影した地点の位置情報を取得する(ステップS23)。カメラは、例えば現在位置の位置情報を取得するGPSを備えており、撮影画像(静止画)を撮影した地点の位置情報(緯度及び経度)をサーバ装置101へ送信する。送受信部201は、カメラによって送信された、撮影画像を撮影した地点の位置情報を受信する。なお、撮影画像には、当該撮影画像を識別可能な画像識別情報が付与されており、カメラは、画像識別情報とともに位置情報を送信する。
次に、送受信部201は、位置情報と、撮影画像に対して時間的に前後する2つの撮影画像のいずれかの位置情報とに基づいて算出された撮影画像の撮影方向を取得する(ステップS24)。カメラは、現在抽出された撮影画像の位置情報(緯度及び経度)と、1つ前に抽出された撮影画像の位置情報とから、現在抽出された撮影画像の撮影方向を算出する。つまり、現在抽出された撮影画像の位置情報と、1つ前に抽出された撮影画像の位置情報とから、カメラが移動した方向を算出することができる。そのため、カメラは、カメラの移動方向を撮影方向としてサーバ装置101へ送信する。送受信部201は、カメラによって送信された、撮影画像の撮影方向を受信する。なお、撮影画像には、当該撮影画像を識別可能な画像識別情報が付与されており、カメラは、画像識別情報とともに撮影方向を送信する。また、本実施の形態では、カメラにおいて撮影方向を算出しているが、本開示は特にこれに限定されず、サーバ装置101において撮影方向を算出してもよい。この場合の撮影方向の算出方法は、上記と同じである。
次に、制御部205は、取得した撮影画像、撮影日時、位置情報及び撮影方向を対応付けて画像蓄積部202(データベース)に記憶する。
なお、本実施の形態では、サーバ装置101は、撮影画像、撮影日時、位置情報及び撮影方向を個別に取得しているが、本開示は特にこれに限定されず、サーバ装置101は、全てを同時に取得してもよく、撮影画像、撮影日時、位置情報及び撮影方向のうちの2つ又は3つを同時に取得してもよい。
(変形例)
以下に、本開示の変形例について説明する。
(1)経路の始点(出発地)及び終点(目的地)の設定は、それぞれを示すマーカー(図5における出発地マーカー511及び目的地マーカー512)を直接地図画像上で移動させてもよい。また、経路の始点(出発地)及び終点(目的地)の設定は、住所、建物の名称又は電話番号をテキストで入力したり、選択肢の中から選んだりしてもよい。
また、ユーザにより指定された出発地及び目的地の最も近傍であり、かつ撮影画像が存在する地点を、撮影画像の表示を開始する出発地及び目的地としてもよい。従って、ユーザにより指定された出発地及び目的地と、撮影画像が存在し、かつ撮影画像の表示を開始する出発地及び目的地とが異なる場合、それぞれを異なるマーカーで表示してもよい。
図10は、ユーザにより指定された出発地及び目的地に対応する撮影画像が存在しない場合に表示される表示画面の一例を示す図である。図10の例では、表示画面500は、第1の表示領域501、第2の表示領域502及び第3の表示領域503を含む。
図10に示すように、第3の表示領域503には、ユーザにより指定された出発地を示す出発地マーカー511と、ユーザにより指定された目的地を示す目的地マーカー512とが表示されている。
このとき、制御部304は、出発地に対応する撮影画像が画像蓄積部202に存在しない場合、出発地に最も近い撮影地点を仮想出発地に決定する。また、制御部304は、目的地に対応する撮影画像が画像蓄積部202に存在しない場合、目的地に最も近い撮影地点を仮想目的地に決定する。そして、表示部303は、出発地、仮想出発地、目的地及び仮想目的地をそれぞれ異なるマーカーで地図画像上に表示する。図10に示すように、第3の表示領域503には、出発地に最も近い撮影地点を示す仮想出発地マーカー521と、目的地に最も近い撮影地点を示す仮想目的地マーカー522とが表示されている。
例えば、出発地マーカー511には、「S」という文字が表示され、目的地マーカー512には、「E」という文字が表示され、仮想出発地マーカー521には、「VS」という文字が表示され、仮想目的地マーカー522には、「VE」という文字が表示される。
なお、出発地マーカー511、目的地マーカー512、仮想出発地マーカー521及び仮想目的地マーカー522は、それぞれ異なる色で表示されてもよく、それぞれ異なる形状で表示されてもよい。
(2)図5及び図10に示す第2の表示領域502及び第3の表示領域503のサイズは可変であってもよく、画面全体のサイズに対する割合で定義して表示されてもよい。また、第1の表示領域501、第2の表示領域502及び第3の表示領域503は、それぞれ独立した(重ならない)表示領域であってもよい。また、第1の表示領域501、第2の表示領域502及び第3の表示領域503は、互いに重なってもよい。
(3)本実施の形態では、出発地及び目的地から決定される経路情報(複数の通過地点情報)に基づき撮影画像を検索する場合、撮影日時が最新であることを検索条件としているが、別の検索条件を追加設定してもよい。
例えば、画像検索部204は、ユーザによる時間帯の指定を受け付け、昼間の撮影画像のみ又は夜間の撮影画像のみを検索してもよい。昼間の撮影画像と夜間の撮影画像とが混在している場合、複数の撮影画像を順次切り替えた際に見づらくなる。そこで、昼間の撮影画像のみ又は夜間の撮影画像のみが抽出されることにより、複数の撮影画像を順次切り替えた際に見やすくなる。
また、画像検索部204は、ユーザによる曜日の指定を受け付け、特定の曜日の撮影画像のみを検索してもよい。また、画像検索部204は、晴れの日のみ又は雨の日のみなどユーザによる天候の指定を受け付け、特定の天候の撮影画像を検索してもよい。また、画像検索部204は、5日又は10日などユーザによる特定の日付の指定を受け付け、特定の日付の撮影画像を検索してもよい。
さらに、一般道と高速道路とが水平方向に並んで存在する場合、又は一般道と高速道路とが高さ方向に並んで存在する場合に、画像検索部204は、一般道のみ又は高速道路のみなどユーザによる道路の種別の指定を受け付け、特定の道路の種別に応じた撮影画像を検索してもよい。また、道路が、複数の車線を有している場合、画像検索部204は、走行する車線(右車線、左車線又は中央車線など)のユーザによる指定を受け付け、特定の車線に応じた撮影画像を検索してもよい。
図11は、本実施の形態における画像蓄積部202に記憶される画像管理情報の他の例を示す図である。図11の例では、各撮影画像に対して、天候、道路種別及び車線のメタデータが画像管理情報に追加されている。なお、天候に関する情報は、位置情報から天候に関する情報を提供する外部サーバへ、撮影位置を示す位置情報を送信し、外部サーバから取得してもよい。道路種別に関する情報は、高さを含む位置情報から一般道及び高速道路のいずれであるかを特定してもよい。また、道路種別に関する情報は、電子料金収受システム(ETC)により高速道路の料金所を通過したか否かに基づいて特定してもよい。また、車線に関する情報は、緯度及び経度を含む位置情報からどの車線を走行していたかに基づいて特定してもよい。また、車線に関する情報は、画像認識技術により走行中の車線を認識することにより特定してもよい。
また、撮影画像を撮影した車両の車種(一般車、バス又はトラックなど)のメタデータが画像管理情報に追加されてもよく、表示する撮影画像の撮影された高さを指定して表示してもよい。車両の車種を検索条件に含めることにより、撮影画像の撮影位置の高さが一定となり、複数の撮影画像を順次切り替えた際に見やすくなる。さらに、画像管理情報に追加するメタデータは上記に限定されず、道路の混雑具合(混雑レベル)を示すメタデータ、又は右左折する車が多い画像というメタデータなど撮影済みの撮影画像に関連する如何なる情報でもよい。
このように、画像検索部204は、撮影日時、撮影地点、撮影時の天候、及び、撮影画像を撮影したカメラが搭載されていた車両の車種の少なくとも1つに基づいて、画像蓄積部202から、複数の通過地点のそれぞれと同一又は近傍の撮影地点に対応する複数の撮影画像を抽出してもよい。
また、検索条件の設定は、ユーザが自ら指定する構成、システムが過去の履歴などに応じて自動設定する構成、及びそれらを組み合わせた構成のいずれであってもよい。
(4)表示部303は、経路に従い順次通過地点を示す通過地点マーカーを表示させるとともに、通過地点に関連付けられた撮影画像を表示する場合に、撮影画像を表示する速度(表示の切り替え速度)を変化させてもよい。また、表示部303は、経路上の複数の通過地点のうちの隣り合う2つの通過地点の間の距離が長い場合、撮影画像を表示するタイミングを遅くしてもよい。また、表示部303は、経路上の複数の通過地点のうちの隣り合う2つの通過地点の間の距離が短い場合、撮影画像を表示するタイミングを速くしてもよい。
また、表示部303は、経路に従い順次通過地点を示す通過地点マーカーを表示させるとともに、通過地点に関連付けられた撮影画像を表示する場合に、ある特定の区間又は特定の場所において通過地点の数を増やして通過地点の密度を上げ、表示する撮影画像の数を増やしてもよい。経路検索部203は、予め定められた区間、予め定められた条件を満たす区間、予め定められた場所の周辺、又は予め定められた条件を満たす場所の周辺において抽出される複数の通過地点の数を、他の区間又は他の周辺よりも増加又は減少させてもよい。
図12は、複数の経路が検索された場合に表示される表示画面の一例を示す図である。経路検索部203は、出発地から目的地までの複数の経路を検索してもよい。例えば、図12に示すように、出発地から目的地までの経路の候補が複数存在する場合は、表示部303は、2つの経路の分岐点530より先の経路、すなわち、第1の経路531を選択した場合にだけ走行する経路又は第2の経路532を選択した場合にだけ走行する経路に対して、撮影画像の表示密度を上げて(撮影画像のコマ数を増やして)再生してもよい。
その他、ユーザが途中で立ち寄る予定のスポット、目的地の周辺、事故の多い危険なスポット、交差点の周辺、渋滞が多発する区間、現在渋滞している区間、又は目印となるような特徴的な建物の周辺などにおいて、表示部303は、撮影画像の表示密度を上げて再生してもよい。この場合、サーバ装置101は、危険スポットに関する情報又は渋滞に関する情報等を外部から取得したり、内部に保持したり、ユーザ入力により取得したりしてもよい。
(5)画像検索部204は、通過地点の近傍に検索条件を満たす撮影画像が存在しない場合、検索条件を緩和し、緩和した検索条件を満たす撮影画像を抽出してもよい。例えば、夜間の撮影画像しか蓄積されておらず、昼間の時間帯を検索条件として撮影画像を検索したとしても、通過地点の近傍に検索条件を満たす撮影画像が存在しない場合、画像検索部204は、昼間の時間帯という検索条件を削除することで検索条件を緩和し、夜間の時間帯の撮影画像を抽出してもよい。なお、検索条件が、特定の日付、特定の曜日、特定の天候、又は特定の車線等である場合についても上記と同様である。また、検索条件が緩和され、緩和された検索条件を満たす撮影画像が抽出された場合に、表示部303は、表示される撮影画像に対して、ユーザが指定した検索条件と異なる旨を示すテキスト画像を重畳して表示してもよい。
あるいは、検索条件を満たす撮影画像が存在しない場合、表示部303は、当該通過地点の直前(又は直後)に撮影画像を表示する速度(表示の切り替え速度)を遅らせたり、一時停止させたり、撮影画像が存在しないことを示す画像を表示させたりしてもよい。また、このような場合、表示部303は、地図画像上で撮影画像が存在しない区間を色付けして表示し、検索条件を満たす撮影画像が存在しないことをユーザに明示的に提示してもよい。
図13は、検索条件を満たす撮影画像が存在しない場合に表示される表示画面の一例を示す図である。図13に示すように、検索条件を満たす撮影画像が存在しない場合、表示部303は、第2の表示領域502に、撮影画像が存在しないことを示す画像を表示してもよい。このように、通過地点と同一又は近傍の撮影地点に対応する撮影画像が存在しない場合、表示部303は、撮影画像が存在しないことを示す画像を表示してもよい。
(6)表示部303は、出発地から目的地まで移動するマーカー(通過地点マーカー513)を地図画像上に表示し、マーカー(通過地点マーカー513)の移動に連動させて、複数の撮影画像を順次表示してもよい。また、入力受付部302は、経路上の任意の位置へのユーザによるマーカー(通過地点マーカー513)の移動を受け付けてもよい。表示部303は、移動されたマーカー(通過地点マーカー513)の地図上の位置に最も近い撮影地点に対応する撮影画像を表示してもよい。
図5において、表示部303は、第2の表示領域502に表示される撮影画像に対応する通過地点マーカー513を地図画像上で移動可能に表示してもよい。その場合、表示部303は、通過地点マーカー513を移動させる動作に連動して、表示される撮影画像を通過地点マーカー513の地図上の位置に対応する撮影画像に切り替えてもよい。また、表示部303は、左端が出発地(始点)であり右端が目的地(終点)であるスクロールバーを画面上に表示し、通過地点マーカー513の移動に伴いスクロールバーも移動させてもよい。また、表示部303は、スクロールバーをスライドさせる動作、すなわちスクロールバーを右端へ進めたり左端へ戻したりする動作に連動して、地図画像上の通過地点マーカー513を移動させ、表示される撮影画像を通過地点マーカー513の地図上の位置に対応する撮影画像に切り替えてもよい。
(7)表示部303は、表示する撮影画像に対して、車のナンバープレートをモザイク処理したり、映り込んだ人をモザイク処理又は削除したりしてもよい。この場合、表示部303は、画像認識技術により、撮影画像の中から車のナンバープレート又は人物の顔を認識し、認識した車のナンバープレート又は人物の顔に対してモザイク処理を施してもよい。あるいは、表示部303は、車などの移動物体又は建物の影など、道路状況又は運転を疑似体験する際に不要となるオブジェクトを削除してもよい。この場合、表示部303は、画像認識技術により、撮影画像の中から車などの不要なオブジェクトを認識し、認識した不要なオブジェクトを削除する処理を施してもよい。
図14は、車を削除した撮影画像の一例を示す図である。図14に示すように、表示部303は、画像処理技術により、撮影画像に含まれる車を削除してもよい。なお、本実施の形態では、表示部303が撮影画像を表示する際に、撮影画像に含まれる不要な物体をモザイク処理又は削除しているが、本開示は特にこれに限定されず、サーバ装置101の制御部205が、撮影画像を取得した際に、画像処理技術により、撮影画像に含まれる不要な物体をモザイク処理又は削除し、加工した撮影画像を画像蓄積部202に記憶してもよい。
(8)表示部303は、現在時刻又は指定した検索条件(例えば、日時に関する条件)と、実際に表示される撮影画像の撮影日時との差分を算出し、算出した差分に関する情報(撮影画像の新しさ)を撮影画像に重畳して表示してもよい。
(9)表示装置102は、音声出力部をさらに備えてもよい。経路上の通過地点に応じて撮影画像が表示されると共に、音声出力部は、走行すべき車線、又は車線変更のタイミングなどを音声で指示してもよい。また、表示装置102は、移動前に撮影画像を表示(再生)するだけでなく、移動中に移動位置に応じて撮影画像を表示してもよい。この場合、音声出力部は、走行すべき車線、又は車線変更のタイミングなどを音声で指示してもよい。
(10)入力受付部302は、地図画像上の任意の地点のユーザによる入力を受け付けてもよく、送受信部301は、受け付けられた任意の地点に関する情報をサーバ装置101へ送信してもよい。サーバ装置101の画像検索部204は、受け付けられた任意の地点に対応する撮影地点において異なる時刻に撮影された複数の撮影画像を画像蓄積部202(データベース)から抽出してもよく、送受信部201は、抽出された複数の撮影画像を表示装置102へ送信してもよい。表示装置102の表示部303は、抽出された複数の撮影画像を最新の撮影画像から時系列順に表示してもよい。
表示部303は、出発地から目的地までの経路上の通過地点に関する情報に基づき、通過地点と同一又は近傍の撮影地点に対応する撮影画像を順次表示するだけでなく、入力受付部302は、ユーザによる任意の通過地点の指定を受け付けてもよく、表示部303は、指定された通過地点における最新の撮影画像を表示する共に、指定された通過地点における例えば5分前、10分前及び15分前の撮影画像など、指定された通過地点の撮影画像を時系列で過去に戻って順次表示してもよい。また、表示部303は、指定された通過地点における過去の撮影画像を表示する共に、指定された通過地点における例えば10分前、5分前及び最新の撮影画像など、指定された通過地点の撮影画像を時系列で過去から現在に向かって順次表示してもよい。
あるいは、入力受付部302は、ユーザによる任意の通過地点の指定を受け付けてもよく、表示部303は、指定された通過地点における最新の撮影画像を表示した後、最新の撮影画像が更新されるごとに、例えば1分後及び2分後の撮影画像など、指定された通過地点の撮影画像を最新の撮影画像に差し替えて表示(定点観測)してもよい。
(11)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM及びRAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールは、上記の超多機能LSIを含んでもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はモジュールは、耐タンパ性を有してもよい。
(12)本開示は、上記に示す方法であってもよい。また、本開示は、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであってもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号であってもよい。
また、本開示において、コンピュータプログラム又はデジタル信号は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)又は半導体メモリなどであってもよい。また、本開示は、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号であってもよい。
また、本開示において、コンピュータプログラム又はデジタル信号は、電気通信回線、無線通信回線、有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、又はデータ放送等を経由して伝送されてもよい。
また、本開示は、マイクロプロセッサ及びメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムにしたがって動作してもよい。
また、コンピュータプログラム又はデジタル信号は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施してもよい。また、コンピュータプログラム又はデジタル信号は、ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施してもよい。
(13)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせてもよい。