JP2023070586A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Yosuke Moriuchi
遼 山田
Ryo Yamada
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隆 水野
Takashi Mizuno
貴美 菅原
Takami Sugawara
茂樹 松本
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Abstract

【課題】車両のユーザの利便性を高める情報処理装置および情報処理方法を提供する。【解決手段】動画共有システムにおいて、第一ユーザは、車両に備え付けられたドライブレコーダー100で、車載動画を撮影し、ユーザ端末200を利用して、サーバ装置300にアップロードする。第二ユーザは、アップロードされた車載動画に対して、評価を付与する行動を行う。第三ユーザは、第二ユーザが行った評価の結果を利用してサーバ装置300が生成した推奨経路を受信する。【選択図】図1

Description

本開示は、動画共有サービスに関する。
ドライブレコーダーによって撮影された車載動画を複数のユーザ間で共有するための技術が提案されている。これに関連して、特許文献1には、第一の車両によって撮影された動画を、第二の車両のユーザと共有するシステムが開示されている。
特開2019-106097号公報
本開示は、車両のユーザの利便性を高めることを目的とする。
本開示の第一の態様は、車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得することと、前記評価情報に基づいて、所定の車両の走行経路を生成することと、を実行する制御部を有する、情報処理装置である。
また、本開示の第二の態様は、車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得することと、前記動画のタイムライン上において前記評価行動が行われたタイミングに基づいて、前記動画に対応する走行経路の少なくとも一部分に対して評価を行うことと、を実行する制御部を有する、情報処理装置である。
また、本開示の第三の態様は、車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得するステップと、前記評価情報に基づいて、所定の車両の走行経路を生成するステップと、を含む、情報処理方法である。
また、本開示の第四の態様は、車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得するステップと、前記動画のタイムライン上において前記評価行動が行われたタイミングに基づいて、前記動画に対応する走行経路の少なくとも一部分に対して評価を行うステップと、を含む、情報処理方法である。
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
本開示によれば、車両のユーザの利便性を高めることができる。
動画共有システムの概要を説明する図。 ドライブレコーダー100の構成要素を示した図。 ドライブレコーダー100に記憶されるデータを説明する図。 ユーザ端末200の構成要素を示した図。 ユーザ端末200が提供する動画編集機能を説明する図。 ユーザ端末200が生成するドラレコデータを説明する図。 サーバ装置300の構成要素を示した図。 動画共有サービスの画面例。 車載動画に対応する経路を説明する図。 サーバ装置300が記憶する動画データベースの例。 サーバ装置300が記憶する評価データベースの例。 道路セグメントを説明する図。 ドライブレコーダー100が実行する処理のフローチャート。 ドラレコデータをアップロードする処理を示したシーケンス図。 車載動画に対して評価を行う処理を示したシーケンス図。 第一の実施形態において地図データベースを更新する処理のフローチャート。 サーバ装置300が経路を生成する処理を示したシーケンス図。 第二の実施形態において地図データベースを更新する処理のフローチャート。 ステップS45で行われる処理の結果を説明する図。 第三の実施形態における動画データベースの例。 第三の実施形態における地図データベースの例。
従来、ドライブレコーダーから動画を取り出すためには、メモリカード等のメディアを介してファイルをコピーする必要があった。一方、近年では、無線接続が可能なドライブレコーダーが多く販売されている。これにより、より気軽に、撮影した動画を他人と共有する(例えば、動画投稿サイトにアップロードする)ことが可能になってきている。以降の説明において、ドライブレコーダーをはじめとする車載カメラによって撮影された動画を、車載動画と称する。
複数の車載動画が公開されると、例えば、ドライブルートを事前に下見するといったことが可能になり、自動車を運転するユーザの利便性が向上する。
本開示に係る情報処理装置は、車載動画に対して第三者が付与した評価を利用することで、ユーザの利便性をさらに向上させる。
本開示の一態様に係る情報処理装置は、車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得することを特徴とする。
評価情報とは、アップロードされた車載動画に対して第二のユーザが行った評価行動に関する情報である。評価行動とは、車載動画を評価するためのアクションであって、典型的には、評価を行うためのボタン(例えば、いいねボタン)を押下する行動である。評価情報には、対象の車載動画を特定する情報のほか、評価の内容(高評価、低評価、または点数)などが含まれていてもよい。
また、本開示の一態様に係る情報処理装置は、前記動画のタイムライン上において前記評価行動が行われたタイミングに基づいて、前記動画に対応する走行経路の少なくとも一部分に対して評価を行うことを特徴とする。
評価情報は、動画のタイムライン上において評価行動が行われたタイミングに関する情報(例えば、タイムスタンプ情報)を含んでいてもよい。かかる形態によると、どの地点(または、道路区間)に対して評価が行われたかを特定することができる。これにより、経路に含まれる地点や道路区間に対してピンポイントで評価を行うことが可能になる。また、複数のユーザから寄せられた評価を統合することで、特定の地点や道路区間に対して総合的な評価値を付与することが可能になる。
また、本開示の一態様に係る情報処理装置は、前記評価情報に基づいて、所定の車両の走行経路を生成することを特徴とする。
生成された走行経路は、第三のユーザに提示されてもよい。評価値がより高い地点や道路区間を経由するように走行経路を生成することで、より高い満足度が得られる経路を第三のユーザに提示することが可能になる。
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る動画共有システムの概要について、図1を参照しながら説明する。
本実施形態に係る動画共有システムは、第一ユーザ、第二ユーザ、第三ユーザによって利用されるシステムである。第一ユーザは、車載動画を撮影し、サーバ装置300にアップロードするユーザである。第一ユーザには、ドライブレコーダー100とユーザ端末200が関連付いており、第一ユーザは、ユーザ端末200を利用して車載動画のアップロードを行う。
第二ユーザは、第一ユーザによってアップロードされた車載動画を視聴するユーザである。第二ユーザは、アップロードされた車載動画に対して、(例えば、高評価ボタンを押下することによって)評価を付与する行動(以下、評価行動)を行うことができる。
第三ユーザは、第二ユーザが行った評価の結果を利用してサーバ装置300が生成した経路を受信するユーザである。第三ユーザには、少なくともユーザ端末200が関連付いている。
ドライブレコーダー100は、車両に備え付けられた、動画を撮影する装置である。ドライブレコーダー100は、車両の走行中において、動画を連続して撮影し、記憶装置に蓄積する。
ユーザ端末200は、車両に関連付いたユーザが利用する携帯端末である。ユーザ端末200は、ドライブレコーダー100に接続して車載動画を取得する機能を備えている。ユーザ端末200は、無線接続によって、ドライブレコーダー100に接続し、車載動画を取得することができる。また、ユーザ端末200は、取得した車載動画をサーバ装置300にアップロードする機能を備えている。
さらに、ユーザ端末200は、サーバ装置300にアクセスすることで、経路探索を行う機能を備えている。第一ユーザは、ユーザ端末200を利用することで車載動画のアップロードを行うことができ、第三ユーザは、ユーザ端末200を利用することで経路探索を行うことができる。
サーバ装置300は、動画共有サービスと経路探索サービスを提供するサーバ装置である。サーバ装置300は、第一ユーザが所持するユーザ端末200によってアップロードされた車載動画を記憶し、公開することができる。サーバ装置300は、車載動画を共有するためのウェブサービスを実行可能に構成されてもよい。第二ユーザは、当該ウェブサ
ービスにアクセスすることで、複数の第一ユーザによってアップロードされた車載動画を閲覧することができる。
また、サーバ装置300は、第二ユーザによって行われた、車載動画に対する評価を取得可能に構成される。第二ユーザが、所定の車載動画に対して評価行動を行った場合、サーバ装置300は、当該評価の内容を取得し、車載動画と関連付けて記憶する。さらに、サーバ装置300は、第二ユーザによって行われた評価に基づいて、車載動画に対応する経路上の地点(ないし、道路セグメント)に対して評価値を付与する。
さらに、サーバ装置300は、複数の地点(ないし、道路セグメント)に付与された評価値に基づいて、第三ユーザに提供する経路を算出する。例えば、サーバ装置300は、より人気のある(評価の高い)道路セグメントを経由する経路を生成し、第三ユーザに対して提供する。これにより、よりユーザの満足度を高めることができる走行経路を提供することが可能になる。
ドライブレコーダー100、ユーザ端末200、サーバ装置300のそれぞれについて詳しく説明する。
ドライブレコーダー100は、車両に備え付けられた、車載動画を撮影する装置である。ドライブレコーダー100は、車両の前方にカメラを向けて固定されており、車両からの電源供給を受けて常時撮影を行い、得られた動画データを記憶装置に記録する。
図2は、ドライブレコーダー100のシステム構成を示した図である。
ドライブレコーダー100は、制御部101、記憶部102、通信部103、入出力部104、カメラ105、位置情報取得部106、および、加速度センサ107を有して構成される。
制御部101は、ドライブレコーダー100が行う制御を司る演算装置である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置によって実現するこ
とができる。
制御部101は、動作中において、後述するカメラ105を介して動画の撮影を行い、得られたデータを記憶部102に保存する機能を実行する。また、ユーザ端末200からの指示に基づいて、保存されたデータをユーザ端末200に転送する機能を実行する。
記憶部102は、主記憶装置および補助記憶装置を含むメモリ装置である。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。
主記憶装置は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含んでもよい。また、補助記憶装置は、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハード
ディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を含んでもよい。さらに、補助記憶装置
は、リムーバブルメディア、すなわち可搬記録媒体を含んでもよい。
記憶部102には、制御部101によって生成されたデータが保存される。
ここで、記憶部102に保存されるデータについて説明する。図3Aは、制御部101によって生成され、記憶部102に保存されるデータの構造を説明する図である。
なお、以降の説明において、トリップという語を、車両のシステム電源が投入されてから、システム電源が遮断されるまでにおける走行の単位を表す語として用いる。
制御部101は、車両のシステム電源が投入されると、新しいトリップに対応する記憶領域(例えば、フォルダ、ディレクトリ等)を生成する。車両のシステム電源が遮断されるまで、生成されたデータは、当該記憶領域に保存される。
制御部101は、ドライブレコーダー100の通電中において、カメラ105を介して動画の撮影を行い、得られたデータ(動画データ)を記憶部102に保存する。動画データは、ファイル単位で保存される。一つのファイルに対応する動画の長さには上限(例えば、1分,5分)があり、上限を超えると、新たなファイルが生成される。なお、記憶容量が不足した場合、制御部101は、最も古いファイルを削除して空き容量を確保したうえで撮影を続行する。
さらに、制御部101は、所定の周期で(例えば、1秒おきに)、位置情報取得部106を介して車両の位置情報を取得し、位置情報データとして保存する。
動画データおよび位置情報データは、図3に示したように、トリップごとに保存される。動画データと位置情報データの双方を保存することで、事後的に車両の走行位置を特定することが可能になる。
通信部103は、ドライブレコーダー100をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部103は、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの通信規格によって、ユーザ端末200と通信可能に構成される。
入出力部104は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示するユニットである。入出力部104は、例えば、液晶ディスプレイ、タッチパネルディスプレイや、ハードウェアスイッチを有して構成される。
カメラ105は、画像を取得するための画像センサを含む光学ユニットである。
位置情報取得部106は、測位衛星(GNSS衛星とも称する)から送信された測位信号に基づいて、位置情報を算出する。位置情報取得部106は、GNSS衛星から送信された電波を受信するアンテナを含んでいてもよい。
加速度センサ107は、装置に加わった加速度を計測するセンサである。計測結果は制御部101に供給され、これにより、制御部101は、車両に衝撃が加わったことを判定することができる。
次に、ユーザ端末200について説明する。
ユーザ端末200は、車両に関連付いたユーザが利用するコンピュータである。ユーザは、ユーザ端末200を介して、ドライブレコーダー100から動画をダウンロードし、当該動画を、サーバ装置300が提供する動画共有サービスにアップロードすることができる。また、ユーザは、ユーザ端末200を介して、サーバ装置300に経路探索をリクエストすることができる。ユーザ端末200は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、タブレットコンピュータ、個人情報端末等である。
図4は、ユーザ端末200のシステム構成を示した図である。
ユーザ端末200は、制御部201、記憶部202、通信部203、および、入出力部204を含んで構成される。
制御部201は、ユーザ端末200が行う制御を司る演算装置である。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置によって実現することができ
る。
制御部201は、サーバ装置300にアクセスして、サーバ装置300とインタラクションを行う機能を実行する。当該機能は、ユーザ端末200で動作するウェブブラウザや、専用のアプリケーションソフトウェアによって実現されてもよい。
本実施形態では、制御部201は、サーバ装置300と対話を行うためのアプリケーションソフトウェアを実行可能に構成される。
制御部201は、アップロード部2011および経路案内部2012の二つの機能モジ
ュールを有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
アップロード部2011は、ドライブレコーダー100から動画データを取得し、サーバ装置300にアップロードする。
具体的には、(1)ドライブレコーダー100に記憶されたデータに基づいて、動画のカット編集を行う機能と、(2)カット後の動画をサーバ装置300にアップロードする機能と、を提供する。
それぞれの機能について、順に説明する。
アップロード部2011は、ドライブレコーダー100に記憶されたデータに基づいて、走行経路をユーザに提示し、カット編集を行う範囲の指定を受け付ける。図3を示して説明したように、ドライブレコーダー100には、トリップごとに動画データと位置情報データが関連付いて記憶されている。アップロード部2011は、これらのデータに基づいて、走行経路を表すユーザインタフェースを生成し、動画のカット編集を行うことができる。図5は、カット編集を行う際に出力されるユーザインタフェース画面の例である。
ユーザが、トリップおよび動画の範囲を指定すると、対応する範囲が切り取られ、サーバ装置300に送信するデータが生成される。
図6は、アップロード部2011によって生成されるデータを説明する図である。ここでは、サーバ装置300に送信するデータのセットをドラレコデータと称する。ドラレコデータは、カット編集後の動画データと、当該動画データに対応する位置情報データを含む。位置情報データは、カット編集後のタイムスタンプ情報を含む。この二つを関連付けることで、サーバ装置300は、車載動画のタイムライン上における任意の時点(タイムスタンプ)に対応する位置情報を取得することが可能になる。
経路案内部2012は、サーバ装置300に対して経路探索をリクエストする。経路案内部2012は、ユーザから出発地および目的地の指定を受け付け、当該出発地と目的地を結ぶ経路の生成をサーバ装置300にリクエストする。また、生成された経路をサーバ装置300から受信し、入出力部204を介して出力する。
記憶部202は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部201によって実行されるプログラムや、当該プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部201において実行されるプログラムや、当該プログラムが利用するデータが記憶される装置である。補助記憶装置には、制御部201で実行されるプログラムをアプリケーションとしてパッケージ化したものを記憶してもよい。また、これらのアプリケーションを実行するためのオペレーティングシステムを記憶してもよい。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、制御部201によって実行されることで、以降に説明する処理が行われる。
主記憶装置は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含んでもよい。また、補助記憶装置は、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハード
ディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を含んでもよい。さらに、補助記憶装置
は、リムーバブルメディア、すなわち可搬記録媒体を含んでもよい。
通信部203は、ユーザ端末200をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部203は、例えば、無線LANや3G、LTE、5G等の移動体通信サービスを介して、ドライブレコーダー100およびサーバ装置300と通信可能に構成される。なお、通信部203は、ドライブレコーダー100と通信を行うための通信インタフェースと、サーバ装置300と通信を行うための通信インタフェースの双方を有し
ていてもよい。前者は、近距離無線通信等を利用する通信インタフェースであってもよく、後者は移動体通信等を利用する通信インタフェースであってもよい。
入出力部204は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示するユニットである。本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。すなわち、液晶ディスプレイとその制御手段、タッチパネルとその制御手段から構成される。
次に、サーバ装置300について説明する。
図7は、本実施形態に係る動画共有システムに含まれる、サーバ装置300の構成要素を詳細に示した図である。
サーバ装置300は、ユーザ端末200からアップロードされた動画を、複数のユーザ間で共有するサービス(動画共有サービス)を提供するサーバ装置である。
また、サーバ装置300は、動画共有サービス上にて、車載動画に対して行われた評価に基づいて、経路探索を行う機能を有する。具体的な処理については後述する。
サーバ装置300は、汎用のコンピュータにより構成することができる。すなわち、サーバ装置300は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
本実施形態では、サーバ装置300は、ユーザ端末200とのインタラクションを行うためのソフトウェアサーバを実行可能に構成されてもよい。この場合、例えば、ユーザ端末200が、ブラウザや、専用のアプリケーションソフトウェアを用いてサービスにアクセスすることで、情報の入出力を行うことができる。
サーバ装置300は、制御部301、記憶部302、および、通信部303を有して構成される。
制御部301は、サーバ装置300が行う制御を司る演算装置である。制御部301は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部301は、動画管理部3011および経路生成部3012の二つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
動画管理部3011は、動画共有サービスを提供する。具体的には、動画管理部3011は、第一ユーザが利用するユーザ端末200から車載動画のアップロードを受け付ける処理と、アップロードされた車載動画を公開する処理を実行する。図8は、動画共有サービスにおいて提供される画面の一例である。図示したように、当該画面には、車載動画の検索を行うためのパーツ(符号801)、車載動画に対して評価を行うためのパーツ(符号802)、再生コントローラ、関連動画を出力するエリアなどが配置されている。
動画管理部3011は、ユーザ端末200によって生成されたドラレコデータを取得する。図6を参照して説明したように、ドラレコデータには、カット編集を行った後の動画データと、当該動画データに対応する位置情報データが含まれる。これにより、タイムライン上における経過時間(タイムスタンプ)と、位置情報とを関連付けることができる。
図9は、ある車載動画に関連付いた走行経路の一例を示す図である。図示した例では、Sが車載動画の開始地点を意味し、Gが車載動画の終了地点を意味する。タイムライン上における経過時間と、位置情報とを関連付けることで、サーバ装置300側で、車載動画に対応する走行経路を把握することが可能になる。なお、車載動画の再生画面に、図示したような地図情報を出力してもよい。
また、動画管理部3011は、車載動画に対して第二ユーザが行った評価を取得し、当該評価に基づいて、経路上にある地点(ないし、道路セグメント)に対して評価を付与する。前述したように、車載動画のタイムラインには、位置情報が関連付いているため、「評価行動がタイムライン上のどこで行われたか」に基づいて、評価行動を行ったタイミングに対応する地点(道路セグメント)を特定することができる。図9の例では、黒丸が、高評価が行われた地点を表す。
このような処理を行うことで、動画管理部3011は、経路上のどの地点(道路セグメント)に対して高い評価が行われたかといった情報を蓄積することができる。
経路生成部3012は、ユーザ端末200からのリクエストに基づいて、出発地と目的地を結ぶ経路を探索し、生成した経路をユーザ端末200に提供する。経路の探索は既知の手法によって行うことができる。また、経路生成部3012は、動画管理部3011が付与した評価を参照し、より人気のある地点(道路セグメント)を経由するような経路を生成する。
図7に戻り、説明を続ける。
記憶部302は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部301によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部301において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
また、記憶部302は、動画データベース302A、評価データベース302B、および、地図データベース302Cを有して構成される。
動画データベース302Aは、ユーザ端末200からアップロードされた車載動画を記憶するデータベースである。動画データベース302Aには、図6を参照して説明したドラレコデータのほか、車載動画に関する付加的なデータが含まれる。
図10は、動画データベース302Aに記憶されるデータの例である。動画データベース302Aには、車載動画をアップロードしたユーザのID、サーバ装置300が付与した動画のID、車載動画のアップロード日、第一ユーザによって入力された車載動画のタイトルおよび概要テキストなどが記憶される。また、動画データベース302Aにはドラレコデータ、すなわち、動画データと位置情報データが記憶される(点線で図示)。
評価データベース302Bは、第二ユーザが車載動画に対して行った評価の内容を記憶するデータベースである。図11は、評価データベース302Bの一例である。評価データベース302Bには、車載動画に対して評価を行ったユーザのID、評価が行われた日時に関する情報、対象の車載動画のID、評価内容、タイムスタンプ等を記録するフィールドが含まれる。
評価の内容は、例えば、「高評価」「低評価」などが例示できるが、これに限られない。例えば、点数や星の数によって評価が行える場合、評価内容フィールドには数値が格納されてもよい。タイムスタンプには、第二ユーザが評価を行った(例えば、評価ボタンを押下した)タイミングが記録される。本例では、車載動画のタイムライン上における、再生開始からの秒数が記録される。例えば、車載動画の再生開始から30秒後に第二ユーザが評価ボタンを押下した場合、タイムスタンプには、「0:00:30」が記録される。
地図データベース302Cは、道路マップを記憶するデータベースである。道路マップは、道路セグメントの定義を含む。道路セグメントとは、道路を所定の長さに区切った単位区間である。図12は、道路セグメントを説明する図である。図中の点線が道路セグメントを表す。
複数の道路セグメントのそれぞれには、サーバ装置によって算出された評価値(後述)が関連付いている。評価データベース302Bが、車載動画のタイムライン上で評価が行われたタイミングを記録するものであるのに対し、地図データベース302Cは、複数のユーザが行った評価を統合して算出された評価値を道路セグメントごとに記録するものである。各道路セグメントに対応する評価値は、評価データベース302Bの内容を反映する形で周期的に更新される。
図7に戻り、説明を続ける。
通信部303は、サーバ装置300をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部303は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
なお、図2、図4、および図7に示した構成は一例であり、図示した機能の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。また、図示した以外の、主記憶装置および補助記憶装置の組み合わせによってプログラムの記憶ないし実行を行ってもよい。
次に、動画共有システムに含まれる各装置が実行する処理の詳細を説明する。
図13は、ドライブレコーダー100が実行する処理のフローチャートである。図示した処理は、ドライブレコーダー100に電源が供給されている間において、制御部101によって反復して実行される。
ステップS11では、制御部101が、カメラ105を用いて動画の撮影を行う。本ステップでは、制御部101が、カメラ105から出力された映像信号を動画データとしてファイルに記録する。図3を参照して説明した通り、ファイルは所定の長さごとに分割される。なお、記憶部102の記憶領域が不足した場合、最も古いファイルから順に上書きされる。また、本ステップでは、制御部101が、位置情報取得部106を介して周期的に位置情報を取得し、取得した位置情報を、位置情報データに記録する(図3参照)。
ステップS12では、制御部101が、保護トリガが発生したか否かを判定する。例えば、加速度センサ107によって衝撃が検知された場合や、ユーザがドライブレコーダー本体に設けられた保存ボタンを押下した場合、保護トリガが発生する。この場合、処理はステップS13へ遷移し、制御部101が、現在記録中であるファイルを保護領域に移動させる。保護領域とは、ファイルに対する自動的な上書きが行われない領域である。これにより、重要なシーンを記録したファイルを保護することができる。保護トリガが発生していない場合、処理はステップS11へ戻り、撮影を継続する。
次に、ドライブレコーダー100によって撮影された車載動画をサーバ装置300にアップロードする処理について説明する。図14は、当該処理において、ドライブレコーダー100、ユーザ端末200、サーバ装置300が実行する処理のシーケンス図である。
まず、ユーザ端末200が、ドライブレコーダー100との間で接続を確立する。接続は、例えば、アドホック無線によって行うことができる。
接続が確立すると、ドライブレコーダー100が、記録された動画情報をトリップごとに取得する(ステップS21)。動画情報として、例えば、撮影日時、位置情報の集合などが挙げられる。取得された動画情報は、ユーザ端末200に送信される。
ステップS22では、ユーザ端末200が、動画情報に基づいて、車載動画のカット編集を行うためのユーザインタフェースを出力する。本ステップでは、図5に示したようなユーザインタフェース画面が出力され、ユーザが、当該ユーザインタフェース画面を用いて、車載動画のカット編集を行う。ユーザは、例えば、トリップを指定し、次いで、指定したトリップに対応する経路から始点と終点を指定する。これにより、ユーザが所望する区間の車載動画をカットすることができる。なお、ユーザ端末200上において、ユーザが経路上の地点を指定した場合、ドライブレコーダー100が、当該地点に対応する動画のプレビュー画面を提供してもよい。
カット編集の指示はドライブレコーダー100へ送信され、ドライブレコーダー100が、指示に従って動画データをカットする(ステップS23)。制御部101は、位置情報データに、カット後の動画データに対応するタイムスタンプを付加し、ドラレコデータを生成する。生成されたドラレコデータは、ユーザ端末200に送信される。
次に、ステップS24で、ユーザ端末200が、付加情報を取得する。付加情報とは、車載動画を説明するための付加的な情報である。付加情報には、例えば、車載動画のタイトル、概要を記した文章、検索用のタグなどが含まれる。これらの情報は、ユーザに入力させてもよい。ドラレコデータと付加情報は、サーバ装置300に送信される。
ステップS25では、サーバ装置300(動画管理部3011)が、アップロードされたドラレコデータおよび付加情報を動画データベース302Aに格納し、動画の公開を行う。これにより、第二ユーザが、当該車載動画を検索および閲覧できるようになる。
本実施形態では、第二ユーザが、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末などの汎用コンピュータ上で動作するウェブブラウザを用いて、動画共有サービスにアクセスするものとする。
次に、第二ユーザが、車載動画に対する評価を行った際の処理を説明する。
図15は、第二ユーザが利用するコンピュータと、サーバ装置300との間で行われる処理のシーケンス図である。
第二ユーザが、コンピュータを用いてサーバ装置300が提供する動画共有サービスにアクセスすると、サーバ装置300は、車載動画の検索を行うためのユーザインタフェース画面を提供する。これにより、第二ユーザは、所望する車載動画を検索することができる。検索は、キーワードによって行ってもよいし、経路や経由地点などを指定することで行ってもよい。第二ユーザが、所望する車載動画を選択すると、サーバ装置300は、動画プレイヤーを含むユーザインタフェース画面を生成し、車載動画の再生を開始する。
第二ユーザが、車載動画の再生中において、当該車載動画を評価するアクション(評価行動)を行うと(ステップS31)、評価の内容を表すデータがサーバ装置300に送信される。当該アクションとして、例えば、図8の符号802で示したアイコン(高評価アイコン、または、低評価アイコン)を押下するアクションなどが例示できる。当該データには、評価の内容(例えば、「高評価」「低評価」など)と、評価を行ったタイミングに関する情報(例えば、タイムスタンプ情報)が含まれる。
ステップS32では、サーバ装置300(動画管理部3011)が、受信したデータに基づいて、評価データベース302Bを更新する。具体的には、動画管理部3011が、評価データベース302Bに、評価を行った第二ユーザのID、評価が行われた日時、対象の車載動画のID、評価の内容、および、タイムスタンプを記録する。
サーバ装置300が有する動画管理部3011は、評価データベース302Bに所定量のデータが蓄積されたタイミングで、当該蓄積されたデータに基づいて、複数の道路セグメントのそれぞれに対応する評価値を算出し、地図データベース302Cを更新する。図
16は、当該処理のフローチャートである。当該処理は、所定の周期で実行される。
まず、ステップS41で、評価データベース302Bに記録されたレコードのうち、未処理のものを抽出する。ここでは、評価データベース302Bに記録されるレコードのそれぞれを評価データと称する。
ステップS42~S43の処理は、抽出された複数の評価データのそれぞれについて反復して実行される。
ステップS42では、評価対象である道路セグメントを特定する。本ステップでは、まず、評価データに含まれる動画のIDとタイムスタンプをキーとして、動画データベース302Aを検索する。この結果、評価を行ったタイミングに対応する地点の位置情報(例えば、緯度,経度)が取得される。次いで、取得した位置情報に基づいて道路セグメントを特定する。位置情報と道路セグメントとの対応付けは、地図データベース302Cを利用して行ってもよい。
なお、本実施形態では、道路セグメントに対して評価値を付与するものとしたが、評価の対象はメッシュ等であってもよい。
ステップS43では、評価データに含まれる評価を数値化し、評価値に置き換える。例えば、評価が星の数などで表されている場合、これを値に置き換えてもよい。また、評価が、「高評価(肯定的な評価)」「低評価(否定的な評価)」などで表されている場合、これらを数値化してもよい。
道路セグメント、および、当該道路セグメントに対して算出された評価値の組み合わせは、一時的に記憶される。
処理対象である全ての評価データに対して処理が行われると、処理はステップS44へ遷移する。
ステップS44では、ステップS43で得られた評価値に基づいて、地図データベース302Cを更新する。具体的には、ステップS43で得られた評価値を用いて、複数の道路セグメントについて既に記録されている評価値を修正する。道路セグメントごとの評価値は、複数のユーザが行った評価に対応する評価値の加重平均などであってもよい。加重平均を取る際の重みは、ユーザのアクティブ度に基づいて決定してもよい。例えば、評価をより多く行っているユーザであるほど、大きい重みを与えてもよい。また、重みは、評価を行った日付に基づいて決定してもよい。例えば、評価を行った日付からの経過日数が小さいほど、大きい重みを与えてもよい。反対に、評価時期が古いほど重みを小さくするようにしてもよい。
以上に説明した処理によって、地図データに含まれる複数の道路セグメントについて、評価値が付与される。付与された評価値は、肯定的な評価が多くなるほど値が大きくなるため、各道路セグメントに対する人気度を表す値であると言える。
次に、サーバ装置300が有する経路生成部3012が、地図データベース302Cに記憶された評価値に基づいて経路を生成する処理について説明する。図17は、当該処理のフローチャートである。
まず、ステップS51で、ユーザ端末200(経路案内部2012)が、出発地および目的地の指定をユーザ(第三ユーザ)から受け付ける。本ステップでは、経路案内部2012が、記憶された地図データを用いてユーザインタフェース画面を生成し、ユーザに提供してもよい。指定された出発地および目的地は、サーバ装置300(経路生成部3012)へ送信される。
次に、ステップS52で、経路生成部3012が、出発地と目的地を結ぶ複数の経路の候補(以下、経路候補)を生成する。経路候補は、公知の方法で生成することができる。
次に、ステップS53で、複数の経路候補から、最も評価の高い経路を選択する。経路の選択は、例えば、以下のような手法で行うことができる。
(1)生成された複数の経路候補に含まれる複数の道路セグメントを特定する
(2)複数の道路セグメントに割り当てられた評価値を合計し、平均を取得する
(3)評価値の平均が最も高い経路候補を選択する
なお、上記の手法は一例であり、他の手法を採用することもできる。例えば、複数の道路セグメントに割り当てられた評価値の最大値に基づいて経路候補を選択してもよいし、複数の道路セグメントに割り当てられた評価値の合計値に基づいて経路候補を選択してもよい。この場合、より高い評価値を持つ道路セグメントを経由するような経路を選択すればよい。決定された経路はユーザ端末200へ送信され、ユーザに提示される。
なお、本ステップでは、複数の経路候補をユーザ端末200に送信し、ユーザによって選択可能にしてもよい。この場合、経路候補に関連付いた評価値や、経由する地点についての情報を同時に出力するようにしてもよい。
以上説明したように、第一の実施形態に係るサーバ装置300は、第一ユーザがアップロードした車載動画に対して、第二ユーザが行った評価を取得し、当該評価が行われたタイミングに基づいて、複数の道路セグメントに対して評価値を付与する。これにより、より人気がある道路セグメントを通過する経路を生成し、第三ユーザに提案できるようになる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、第二ユーザが車載動画に対して行った評価行動に基づいて、複数の道路セグメントに評価値を付与した。しかし、かかる構成では、不適切な評価値が付与されてしまう場合がありうる。
例えば、ある車載動画に、交通事故や交通トラブルなどが含まれていた場合、このような事象が発生した地点に対して評価がなされる場合がある。このような評価は、車両の走行環境とは無関係であるため、評価値の算出に利用しないことが好ましい。
一般的に、風景が良いといったポジティブな要素を含む車載動画に対しては、高評価が集まる。一方、交通事故といったネガティブな要素を含む車載動画に対しては、高評価だけでなく、低評価が集まる場合がある。そこで、本実施形態では、サーバ装置300が、所定数以上の否定的な評価がなされた動画がある場合に、当該動画について行われた評価の少なくとも一部を除外して、道路セグメントに対する評価値の付与を行う。
図18は、第二の実施形態において、動画管理部3011が、複数の道路セグメントごとの評価値を算出し、地図データベース302Cを更新する処理のフローチャートである。ステップS41~S43の処理は、第一の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
第二の実施形態では、評価データベースから抽出した複数の評価データに対する処理が終わると、ステップS45で、動画管理部3011が、以下の処理を実行する。
(1)ステップS42~S43で処理された評価データを、車載動画ごとにグループ化する
(2)同一の車載動画においてなされた評価を、道路セグメントごとにグループ化する
(3)各道路セグメントについて、評価の分散を算出する。例えば、高評価を1点、低評価を-1点と置き換え、その分散を算出する。評価が点数によって行われている場合、点数の分散を算出する。図19は、ステップS45において行われる処理の結果を説明する図である。
ここで得られた評価の分散が所定値(例えば、1.0)以上である場合、対応する道路
セグメントについて、動画内において評価が割れていることを意味する。図示した例では、道路セグメントAがこれに該当する。この場合、処理はステップS46へ進み、該当する車載動画の、該当する道路セグメントに対する評価を除外して、地図データベース302Cを更新する。評価の分散が所定値を下回る場合、第一の実施形態と同様の方法によって、地図データベース302Cを更新する(ステップS44)。
なお、本実施形態では、道路セグメントごとに評価の分散を算出したが、算出は道路セグメントごとに行わなくてもよい。また、分散以外の指標によって、同一の車載動画内において評価が割れていることを判定してもよい。例えば、ある動画について行われた高評価の数に対する低評価の数の割合が、所定値以上であるか否かを判定してもよい。
かかる構成によると、高評価と低評価の双方がなされている道路セグメントがある場合に、当該道路セグメントに対して行われた評価を除外することができる。すなわち、特定の車載動画において、ネガティブなシーンが含まれる場合であっても、この影響を最小化することができる。
(第三の実施形態)
第一および第二の実施形態では、複数の道路セグメントに対して単純に評価値を付与した。しかし、道路セグメントに対する評価は、走行環境(時間帯、季節、天候など)によって変わりうる。例えば、晴天時において評価が高い道路セグメントが、降雪時において評価が高いとは限らない。第三の実施形態では、これに対応するため、予め設定された複数の走行環境ごとに評価値を付与し、走行環境を考慮して経路探索を行う。
走行環境として、例えば、時間帯(朝、昼、夕方、夜、深夜)、季節(春、夏、秋、冬)、天候(晴れ、曇り、雨、雪、霧など)などが例示できる。本実施形態では、ドラレコデータにこれらの走行環境を表すデータ(環境データ)を付加し、サーバ装置300に記憶させる。走行環境は、動画のアップロード時にユーザに指定させてもよいし、外部装置(例えば、気象情報を提供するサーバ装置など)から取得した情報によってサーバ装置300が生成してもよい。
例えば、ドラレコデータに含まれている日時情報と位置情報に基づいて、撮影当日の天候に関するデータを外部装置から取得し、取得した情報を動画データベース302Aに記憶してもよい。図20は、第三の実施形態において動画データベース302Aに記憶されるデータの一例である。
また、第三の実施形態では、図21に示したように、予め定義された走行環境ごとに地図データベースが設けられており、サーバ装置300が、走行環境ごとに評価値の算出を行う。例えば、サーバ装置300は、予め定義された複数の走行環境のそれぞれについて、図16に示した処理を実行し、対応する地図データベースを更新する。
また、経路探索を行う際に、利用する走行環境(換言すると、第三ユーザが車両を走行させる際の環境)を特定し、対応する地図データベースを用いて、図17に示した処理を行う。
これにより、走行環境を考慮して適切な経路を生成することが可能になる。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、実施形態の説明では、第一ユーザ、第二ユーザ、第三ユーザを別々に記載したが
、各ユーザは必ずしも別人物である必要はない。
また、実施形態の説明では、第二ユーザが評価行動を行ったタイミングに基づいて、評価対象の道路セグメントを決定したが、評価対象は、車載動画に対応する経路全体であってもよい。また、評価対象は、対応する経路が含む全ての道路セグメントであってもよい。この場合、図16のステップS43で、全ての道路セグメントに対応する評価値を一律に決定してもよい。また、この場合、第二ユーザが評価行動を行ったタイミングを特定する必要はない。
また、実施形態の説明では、第三ユーザが指定した出発地と目的地を結ぶ経路をサーバ装置300が探索したが、第三ユーザに提供する経路を生成することができれば、必ずしも二点を結ぶ経路を探索する必要はない。例えば、サーバ装置300が、指定されたエリア内で評価が高い地点(または、道路セグメント)を抽出し、抽出した地点等を経由する推奨ドライブルートを第三ユーザに提供するサービスを実行してもよい。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
100・・・ドライブレコーダー
101,201,301・・・制御部
102,202,302・・・記憶部
103,203,303・・・通信部
104,204・・・入出力部
105・・・カメラ
106・・・位置情報取得部
107・・・加速度センサ
200・・・ユーザ端末
300・・・サーバ装置

Claims (20)

  1. 車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得することと、
    前記評価情報に基づいて、所定の車両の走行経路を生成することと、
    を実行する制御部を有する、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記動画を前記第二のユーザに視聴させるためのインタフェース画面をさらに生成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記評価情報は、前記動画のタイムライン上において前記第二のユーザが評価行動を行ったタイミングに関する情報を含む、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記動画に、走行経路が関連付いており、
    前記制御部は、前記第二のユーザが評価行動を行ったタイミングに基づいて、前記動画に対応する走行経路の少なくとも一部分に対して評価を行う、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記動画に、タイムスタンプごとの走行地点が関連付いている、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第二のユーザが評価行動を行ったタイミングに対応する第一の道路区間に対して評価値を付与する、
    請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記評価行動は、肯定的な評価を行う行動、または、否定的な評価を行う行動のいずれかであり、
    前記制御部は、前記評価の内容に基づいて、前記評価値を決定する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、所定数以上の否定的な評価がなされた動画がある場合に、当該動画について行われた評価の少なくとも一部を除外して、前記評価値の付与を行う、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記付与された評価値に基づいて、第三のユーザに提案する走行経路を生成する、
    請求項6から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記第三のユーザから出発地および目的地を取得し、
    前記出発地および目的地を結ぶ複数の経路のうち、より評価値の高い道路区間を含む経路を生成する、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得することと、
    前記動画のタイムライン上において前記評価行動が行われたタイミングに基づいて、前
    記動画に対応する走行経路の少なくとも一部分に対して評価を行うことと、
    を実行する制御部を有する、情報処理装置。
  12. 前記動画を前記第二のユーザに視聴させるためのインタフェース画面を生成するステップをさらに含む、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記動画に、タイムスタンプごとの走行地点が関連付いている、
    請求項11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記第二のユーザが評価行動を行ったタイミングに対応する第一の道路区間に対して評価値を付与する、
    請求項11から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記評価行動は、肯定的な評価を行う行動、または、否定的な評価を行う行動のいずれかであり、
    前記制御部は、前記評価の内容に基づいて、前記評価値を決定する、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、所定数以上の否定的な評価がなされた動画がある場合に、当該動画について行われた評価の少なくとも一部を除外して、前記評価値の付与を行う、
    請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記制御部は、前記付与された評価値に基づいて、第三のユーザに提案する走行経路を生成する、
    請求項14から16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記制御部は、前記第三のユーザから出発地および目的地を取得し、
    前記出発地および目的地を結ぶ複数の経路のうち、より評価値の高い道路区間を含む経路を生成する、
    請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得するステップと、
    前記評価情報に基づいて、所定の車両の走行経路を生成するステップと、
    を含む、情報処理方法。
  20. 車載カメラによって撮影され、第一のユーザによって動画共有サービスにアップロードされた動画に対して、第二のユーザが行った評価行動に関する情報である評価情報を取得するステップと、
    前記動画のタイムライン上において前記評価行動が行われたタイミングに基づいて、前記動画に対応する走行経路の少なくとも一部分に対して評価を行うステップと、
    を含む、情報処理方法。
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