JP2016056782A - 過給機 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受面への異物の進入を抑制する。
【解決手段】過給機は、ハウジングと、ハウジングに収容され、内周に軸受面17cが形成された中空形状の本体部17aを有するセミフローティングメタル17と、本体部に挿通され、軸受面に対向する対向面8bが軸受面に回転自在に軸支されるシャフト8、および、シャフトの両端それぞれに設けられたインペラを有するタービン軸と、シャフトの対向面に形成され、シャフトの回転方向前方側に位置する前壁面20aおよびシャフトの回転方向後方側に位置する後壁面20bを含んで構成される逃げ溝と、を備え、後壁面は、シャフトの径方向外側の端部20cよりも径方向内側の方が、シャフトの回転方向後方側に位置する。
【選択図】図3
【解決手段】過給機は、ハウジングと、ハウジングに収容され、内周に軸受面17cが形成された中空形状の本体部17aを有するセミフローティングメタル17と、本体部に挿通され、軸受面に対向する対向面8bが軸受面に回転自在に軸支されるシャフト8、および、シャフトの両端それぞれに設けられたインペラを有するタービン軸と、シャフトの対向面に形成され、シャフトの回転方向前方側に位置する前壁面20aおよびシャフトの回転方向後方側に位置する後壁面20bを含んで構成される逃げ溝と、を備え、後壁面は、シャフトの径方向外側の端部20cよりも径方向内側の方が、シャフトの回転方向後方側に位置する。
【選択図】図3
Description
本発明は、セミフローティングメタルによってシャフトが軸支される過給機に関する。
従来、一端にタービンインペラが設けられ他端にコンプレッサインペラが設けられたシャフトが、ベアリングハウジングに回転自在に軸支された過給機が知られている。こうした過給機をエンジンに接続し、エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラを回転させるとともに、このタービンインペラの回転によって、シャフトを介してコンプレッサインペラを回転させる。こうして、過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い空気を圧縮してエンジンに送出する。
ベアリングハウジングには軸受孔が形成され、当該軸受孔の中には軸受が配される。軸受は、シャフトが挿通される挿通孔を有し、その内周面にラジアル荷重を受ける軸受面が形成される。特許文献1に記載の過給機には、このような軸受の一種であるセミフローティングメタルが設けられている。セミフローティングメタルの内周面には軸受面が形成されており、軸受面に供給された潤滑油の油膜圧力によってシャフトが軸支される。
ところで、潤滑油には稀に異物が含まれる場合がある。そのため、潤滑油を供給する際に、異物が軸受面に進入し難くなる機構の開発が希求されている。
本発明の目的は、軸受面への異物の進入を抑制することが可能な過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の過給機は、ハウジングと、ハウジングに収容され、内周に軸受面が形成された中空形状の本体部を有するセミフローティングメタルと、本体部に挿通され、軸受面に対向する対向面が軸受面に回転自在に軸支されるシャフト、および、シャフトの両端それぞれに設けられたインペラを有するタービン軸と、シャフトの対向面に形成され、シャフトの回転方向前方側に位置する前壁面およびシャフトの回転方向後方側に位置する後壁面を含んで構成される逃げ溝と、を備え、後壁面は、シャフトの径方向外側の端部よりも径方向内側の方が、シャフトの回転方向後方側に位置することを特徴とする。
逃げ溝は、シャフトの回転方向に離隔して複数形成され、複数の逃げ溝におけるシャフトの回転方向の間隔は、不均一であってもよい。
軸受面は、シャフトの軸方向に離隔して2つ形成され、シャフトは、2つの軸受面に対向する2つの対向面と、2つの対向面に対し、シャフトの軸方向の中心側に位置し、対向面よりも外径が小さい小径部と、を有し、2つの対向面のうち少なくともいずれか一方の対向面は、対向する軸受面よりも、2つの対向面の近接方向に延在してもよい。
本発明によれば、軸受面への異物の進入を抑制することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印L方向を過給機Cの左側とし、矢印R方向を過給機Cの右側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の左側に締結機構3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の右側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング6と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2のタービンハウジング4近傍の外周面には、ベアリングハウジング2の径方向に突出する突起2aが設けられている。また、タービンハウジング4のベアリングハウジング2近傍の外周面には、タービンハウジング4の径方向に突出する突起4aが設けられている。ベアリングハウジング2とタービンハウジング4は、突起2a、4aを締結機構3によってバンド締結して固定される。締結機構3は、突起2a、4aを挟持する締結バンド(Gカップリング)で構成される。
ベアリングハウジング2には軸受構造7が設けられている。具体的に、ベアリングハウジング2には、過給機Cの左右方向(シャフト8の軸方向)に貫通する貫通孔2bが形成されており、シャフト8は、貫通孔2b内において、軸受構造7によって回転自在に軸支される。軸受構造7については後に詳述する。
シャフト8の左端部にはタービンインペラ9が一体的に固定されており、このタービンインペラ9がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、シャフト8の右端部にはコンプレッサインペラ10が一体的に固定されており、このコンプレッサインペラ10がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。このように、シャフト8、タービンインペラ9、および、コンプレッサインペラ10はタービン軸を構成している。
コンプレッサハウジング6には、過給機Cの右側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口11が形成されている。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面によって、空気を昇圧するディフューザ流路12が形成される。このディフューザ流路12は、シャフト8の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ10を介して吸気口11に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、ディフューザ流路12よりもシャフト8(コンプレッサインペラ10)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路13が設けられている。コンプレッサスクロール流路13は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路12にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ10が回転すると、吸気口11からコンプレッサハウジング6内に空気が吸気されるとともに、当該吸気された空気は、コンプレッサインペラ10の翼間を流通する過程において増圧増速され、ディフューザ流路12およびコンプレッサスクロール流路13で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
タービンハウジング4には、過給機Cの左側に開口するとともに不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口14が形成されている。また、タービンハウジング4には、流路15と、この流路15よりもシャフト8(タービンインペラ9)の径方向外側に位置する環状のタービンスクロール流路16とが設けられている。タービンスクロール流路16は、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれる不図示のガス流入口と連通するとともに、上記の流路15にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路16に導かれた排気ガスは、流路15およびタービンインペラ9を介して吐出口14に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ9を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ9の回転力は、シャフト8を介してコンプレッサインペラ10に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ10の回転力によって、上記のとおりに、空気が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
図2は、軸受構造7を説明するための説明図であり、図1の破線部分を抽出して示す。図2に示すように、軸受構造7は、ベアリングハウジング2の貫通孔2b内に収容されたセミフローティングメタル17を含んで構成される。
セミフローティングメタル17は、中空円筒形状の本体部17aを有し、本体部17aにシャフト8が挿通されている。本体部17aの内周には軸受面17b、17cが形成され、両軸受面17b、17cはシャフト8の軸方向に離隔している。
また、本体部17aには、シャフト8の径方向に規制部材の一例としてのピン18が挿入されており、本体部17aは、ピン18によって、シャフト8の回転方向および軸方向の移動が規制される。
油孔17dは、本体部17aの外周面から内周面まで貫通する孔である。ベアリングハウジング2には、ベアリングハウジング2の外部から貫通孔2bに潤滑油を導く導油路2cが設けられており、導油路2cを通じて貫通孔2bに導かれた潤滑油が、油孔17dを通って本体部17aの内周面側に流入する。
シャフト8には、2つの軸受面17b、17cに対向する2つの対向面8a、8bが形成されている。対向面8aは軸受面17bにシャフト8の径方向に対向し、対向面8bは軸受面17cにシャフト8の径方向に対向している。
また、シャフト8のうち、2つの対向面8a、8bに対してシャフト8の軸方向の中心側には、小径部8cが形成されている。小径部8cは、対向面8a、8bよりも外径が小さい。
セミフローティングメタル17の油孔17dは、シャフト8の小径部8cの径方向外側に位置しており、油孔17dから本体部17aの内周面側に導かれた潤滑油は、小径部8cの径方向外側から軸受面17b、17cへそれぞれ導かれる。
そして、潤滑油は軸受面17b、17cに油膜を形成し、潤滑油の油膜圧力によってシャフト8の対向面8a、8bが回転自在に軸支されることとなる。
また、セミフローティングメタル17の本体部17aは、シャフト8の軸方向の両端の端面17e、17fがそれぞれスラスト軸受面となっている。具体的に、図2中、左側の端面17eは、シャフト8に形成された環状突起8dとシャフト8の軸方向に対向しており、シャフト8に対し、図2中、右側にスラスト荷重が作用すると、環状突起8dが端面17eを押圧し、端面17eがスラスト荷重を受ける軸受面として機能する。
一方、図2中、右側の端面17fは、シャフト8に固定された油切り部材19とシャフト8の軸方向に対向しており、シャフト8に対し、図2中、左側にスラスト荷重が作用すると、油切り部材19が端面17fを押圧し、端面17fがスラスト荷重を受ける軸受面として機能する。
そして、セミフローティングメタル17は、上記のようにピン18によってシャフト8の軸方向の移動が規制されていることから、両端面17e、17fを介して、シャフト8の軸方向の移動が規制されることとなる。
ところで、軸受面17b、17cを潤滑する潤滑油には、稀に異物が含まれる場合がある。そこで、本実施形態では、軸受面17b、17cと対向するシャフト8の対向面8a、8bに逃げ溝を形成している。対向面8aに形成された逃げ溝と対向面8bに形成された逃げ溝20は、実質的に等しい構成であることから、以下の説明では、対向面8bに形成された逃げ溝20について詳述し、対向面8aに形成された逃げ溝については説明を省略する。
図3は、逃げ溝20を説明するための説明図である。図3中、黒丸は潤滑油に含まれる異物を示す。また、図3(a)には、シャフト8およびセミフローティングメタル17について、図2のIII(a)−III(a)線断面を示す。
図3(a)に示すように、潤滑油中に異物が含まれている場合、異物の軸受面17cへの進入(厳密には、軸受面17cと対向面8bとの間への進入)を防ぐ必要がある。そこで、軸受面17cに対向する対向面8bに逃げ溝20が形成されている。逃げ溝20は、シャフト8の回転方向に離隔して複数、大凡等間隔に形成されている。
図3(b)は、図3(a)における破線部分の抽出図である。図3(b)に示すように、逃げ溝20は、前壁面20aおよび後壁面20bを有する。そして、逃げ溝20を形成する壁面のうち、前壁面20aは、シャフト8の回転方向(図3(a)中、実線の矢印aで示す)前方側に位置し、後壁面20bは、シャフト8の回転方向後方側に位置する。
図3(d)には、比較例における前壁面Wa、および、後壁面Wbを示す。図3(d)に示すように、後壁面Wbは、対向面Wcに連続する境界部分Xが最もシャフトSの回転方向後方側に位置している。そして、後壁面Wbは、境界部分XからシャフトSの径方向内側(図3(d)中、破線の矢印bで示す)に向かうにしたがって、シャフトSの回転方向前方側(図3(d)中、白抜き矢印で示す)に延在している。すなわち、後壁面Wbは、シャフトSの径方向外側の端部Wdよりも径方向内側の方が、シャフトSの回転方向前方側に位置する。
潤滑油に異物が含まれている場合、図3(d)に実線の矢印cで示すように、シャフトSの回転に伴って、異物がシャフトSの回転方向後方側に相対移動する。その結果、図3(e)に示すように、後壁面Wbの傾斜によって異物が後壁面WbからシャフトSの径方向外側に導かれ、軸受面Mへ異物が進入してしまうおそれがある。
本実施形態では、図3(b)に示すように、後壁面20bは、対向面8bに連続する境界部分Xが最もシャフト8の回転方向前方側に位置している。そして、後壁面20bは、境界部分Xからシャフト8の径方向内側(図3(b)中、破線の矢印bで示す)に向かうにしたがって、シャフト8の回転方向後方側(図3(b)中、白抜き矢印で示す)に位置している。すなわち、後壁面20bは、シャフト8の径方向外側の端部20cよりも径方向内側の方が、シャフト8の回転方向後方側に位置する。ここで、シャフト8の対向面8bと後壁面20bとの境界部分Xは、鋭角の角部形状である場合を例に挙げたが、例えば、逃げ溝20の加工方法などに応じ、面取り形状やR形状となっていてもよい。
換言すれば、シャフト8は、対向面8bと逃げ溝20の連続部分のうち、シャフト8の回転方向後方側の部分8eが成す角dが鋭角となっている。
潤滑油に異物が含まれている場合、図3(b)に実線の矢印cで示すように、シャフト8の回転に伴って、異物がシャフト8の回転方向後方側に相対移動する。その結果、図3(c)に示すように、後壁面20bの傾斜によって異物が後壁面20bをシャフト8の径方向内側(すなわち、逃げ溝20の底側)に導かれる。こうして、軸受面17cへの異物の進入を抑制することが可能となる。
このとき、逃げ溝20の底面の曲面の曲率半径は、大凡、異物の外径よりも大きく、異物が逃げ溝20に保持され易くなっている。
図4は、異物の軸方向の動きを説明するための説明図である。図4(a)、(b)には、図2の一点鎖線部分を抽出して示し、図4(c)、(d)には、比較例における図4(a)、(b)に対応する部位を示す。図4中、異物を黒丸で示す。ここでは、対向面8aおよび対向面8bは、実質的に等しい構成であることから、以下の説明では、対向面8aについて詳述し、対向面8bについては説明を省略する。
比較例においては、図4(c)に示すように、異物がシャフトSの軸方向に軸受面Mに向かって移動すると、図4(d)に示すように、図4(d)中、左側に向かってシャフトSの外径が漸増する傾斜面Saによって、異物が軸受面Mに導かれてしまう。
一方、本実施形態では、対向面8aは、シャフト8の径方向に対向する軸受面17bよりも、2つの対向面8a、8bの近接方向(図4(a)、(b)中、右側)に延在している。
そのため、図4(a)に示すように、異物がシャフト8の軸方向に軸受面17bに向かって移動すると、傾斜面8fによって異物が軸受面17bに導かれるものの、軸受面17bよりも手前(図4(a)中、右側)で傾斜面8fが途切れ、図4(b)に示すように、異物が軸受面17bまで到達せず、シャフト8の回転に伴い周方向に移動して、そのまま押し戻され易い。その結果、軸受面17bへの異物の進入が抑制されることとなる。
上述した実施形態では、逃げ溝20は、シャフト8の回転方向に離隔して複数形成され、複数の逃げ溝20におけるシャフト8の回転方向の間隔は大凡等間隔である場合について説明した。しかし、逃げ溝20は、1つのみ形成してもよい。また、逃げ溝20を複数設ける場合、図5に示す変形例のシャフト28ように、逃げ溝20のシャフト28の回転方向の間隔は不均一であってもよい。複数の逃げ溝20について、シャフト28の回転方向の間隔を不均一とすることで、軸受面17b、17cに形成される油膜圧力の分布が回転方向に不均一となる。その結果、セミフローティングメタル17のオイルホワールの発生を抑制することが可能となる。
また、上述した実施形態では、2つの対向面8a、8bの両方が、シャフト8の径方向に対向する軸受面17cよりも、2つの対向面8a、8bの近接方向に延在する場合について説明した。しかし、2つの対向面8a、8bのうち少なくともいずれか一方の対向面8a、8bが、シャフト8の径方向に対向する軸受面17b、17cよりも、2つの対向面8a、8bの近接方向に延在していてもよく、エンジン仕様などに応じて選択することができる。
また、上述した実施形態では、逃げ溝20をシャフト8の対向面8a、8bに形成する場合について説明したが、セミフローティングメタル17の軸受面17b、17cに逃げ溝20を形成してもよい。ただし、シャフト8の対向面8a、8bに逃げ溝20を設けることで、逃げ溝20の加工性が向上し、生産性の低下を抑制することが可能となる。
また、上述した実施形態では、セミフローティングメタル17の本体部17aは、シャフト8の軸方向の両端の端面17e、17fがそれぞれスラスト軸受面となっている場合について説明した。しかし、スラスト軸受をセミフローティングメタル17とは別体に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、2つの対向面8a、8bそれぞれに逃げ溝20が形成される場合について説明したが、対向面8a、8bのうち少なくともいずれか一方の対向面8a、8bに逃げ溝20が形成されていればよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、セミフローティングメタルによってシャフトが軸支される過給機に利用することができる。
C 過給機
2 ベアリングハウジング(ハウジング)
8 シャフト
8a 対向面
8b 対向面
8c 小径部
9 タービンインペラ(インペラ)
10 コンプレッサインペラ(インペラ)
17 セミフローティングメタル
17a 本体部
17b 軸受面
17c 軸受面
20 逃げ溝
20a 前壁面
20b 後壁面
20c 端部
28 シャフト
2 ベアリングハウジング(ハウジング)
8 シャフト
8a 対向面
8b 対向面
8c 小径部
9 タービンインペラ(インペラ)
10 コンプレッサインペラ(インペラ)
17 セミフローティングメタル
17a 本体部
17b 軸受面
17c 軸受面
20 逃げ溝
20a 前壁面
20b 後壁面
20c 端部
28 シャフト
Claims (3)
- ハウジングと、
前記ハウジングに収容され、内周に軸受面が形成された中空形状の本体部を有するセミフローティングメタルと、
前記本体部に挿通され、前記軸受面に対向する対向面が該軸受面に回転自在に軸支されるシャフト、および、該シャフトの両端それぞれに設けられたインペラを有するタービン軸と、
前記シャフトの対向面に形成され、該シャフトの回転方向前方側に位置する前壁面および該シャフトの回転方向後方側に位置する後壁面を含んで構成される逃げ溝と、
を備え、
前記後壁面は、前記シャフトの径方向外側の端部よりも径方向内側の方が、該シャフトの回転方向後方側に位置することを特徴とする過給機。 - 前記逃げ溝は、前記シャフトの回転方向に離隔して複数形成され、複数の該逃げ溝における該シャフトの回転方向の間隔は、不均一であることを特徴とする請求項1に記載の過給機。
- 前記軸受面は、前記シャフトの軸方向に離隔して2つ形成され、
前記シャフトは、
2つの前記軸受面に対向する2つの前記対向面と、
前記2つの対向面に対し、前記シャフトの軸方向の中心側に位置し、該対向面よりも外径が小さい小径部と、
を有し、
前記2つの対向面のうち少なくともいずれか一方の対向面は、対向する前記軸受面よりも、該2つの対向面の近接方向に延在することを特徴とする請求項1または2に記載の過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014186139A JP2016056782A (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | 過給機 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016056782A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017203880A1 (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社Ihi | 軸受、および、過給機 |
-
2014
- 2014-09-12 JP JP2014186139A patent/JP2016056782A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017203880A1 (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社Ihi | 軸受、および、過給機 |
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