JP2016056509A - 締固め機械の走行油圧回路 - Google Patents

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定芳 鈴木
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【課題】従来に比して走行用油圧モータ駆動時の圧力損失を低減して作動油の温度上昇を抑制する。【解決手段】油圧回路は、油圧ポンプ1と、一端部を油圧ポンプ1に接続する第1供給管路4と、第1供給管路4の他端部に接続し、該第1供給管路4からの作動油を第2供給管路6及び第3供給管路7に分流、若しくは第2供給管路6及び第3供給管路7からの作動油を第1供給管路4に集流する分流・集流弁5と、第2供給管路6に接続する第1走行用油圧モータ2と、第3供給管路7に接続する第2走行用油圧モータ3と、第2供給管路6と第3供給管路7とを連通する連通路10と、連通路10に介挿され該連通路10を流通する作動油を調整する第1電磁弁11と、を備える。そして第1電磁弁11と第2電磁弁9は、連動して動作する。【選択図】 図1

Description

本発明は、締固め機械の走行油圧回路に関する。
締固め機械の走行油圧回路としては、例えば特許文献1に記載の油圧回路がある。特許文献1に記載の油圧回路は、油圧ポンプと、2つの走行用油圧モータと、油圧ポンプと2つの油圧モータとを連結し2つの油圧モータの双方に送られる作動油が通る2つの供給管路を含む並列油圧閉回路と、油圧ポンプから送られてくる作動油を分流し2つの油圧モータに対して実質的に等量に流す分流・集流弁と、分流・集流弁からそれぞれ2つの油圧モータへと接続する2つの供給管路を接続する連通路と、その連通路を開閉する電磁弁とを有する。
締固め機械の走行には、締固め現場で被締固め材料の転圧作業をする場合の走行と、自走によって既設道路を締固め現場へ移動したり、一の締固め現場と他の締固め現場との現場間を移動する場合の走行とが想定される。
上記従来の走行油圧回路を備えた締固め機械では、連通路を開閉することで、走行シーンに応じて差動状態での走行と非差動(デフロック)状態での走行との切替が可能となっている。
特公昭52−48406号公報
しかし、上記従来の油圧回路では、差動状態、非差動(デフロック)状態に関係なく、走行に関わる全作動油が、常に、絞りを有する分流・集流弁を通過する。
すなわち、特許文献1に記載の油圧回路では、走行に関わる全作動油が分流・集流弁の絞り(オリフィス)の通過による圧力損失によって、作動油の温度が上昇し、作動油の適正作動油温を越える原因にもなりかねない。ここで、作動油が適正な温度範囲に納まらない場合には、作動油が劣化/潤滑性能の不良などの問題へと発展してしまう。
本発明は、上記のような点に鑑み、従来に比して締固め機械の走行中の油圧回路の圧力損失を低減して、作動油の温度上昇を抑制することを目的とする。
課題を解決するために、本発明の一態様である締固め機械の走行油圧回路は、油圧ポンプと、一端部を上記油圧ポンプに接続する第1供給管路と、上記第1供給管路の他端部に接続し、該第1供給管路からの作動油を第2供給管路及び第3供給管路に分流、若しくは上記第2供給管路及び上記第3供給管路からの作動油を上記第1供給管路に集流する分流・集流弁と、上記第2供給管路に接続する第1走行用油圧モータと、上記第3供給管路に接続する第2走行用油圧モータと、上記第2供給管路と上記第3供給管路とを連通する連通路と、上記連通路に介挿され該連通路を流通する作動油を調整する第1電磁弁と、上記分流・集流弁を迂回して、上記第1供給管路と、上記第2供給管路及び上記第3供給管路の少なくとも一方の管路とを連通するバイパス路と、上記バイパス路を流れる作動油の流通を調整する第2電磁弁と、を備えることを特徴とする。
このとき、上記第1電磁弁と上記第2電磁弁は、連動して動作するように構成するとよい。
本発明によれば、差動状態での走行と非差動(デフロック)状態での走行との切替を可能としつつ、分流・集流弁を迂回するバイパス路を設けることで、分流・集流弁を通過する作動油の割合を減少させて圧力損失を緩和することで、作動油の温度上昇を抑制可能として、作動油の劣化を防止する。
本発明に基づく実施形態に係る油圧回路の例を示す回路図である。 本発明に基づく実施形態に係る油圧回路を適用する車両の例を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
「油圧回路」
まず本実施形態の走行油圧回路について説明する。
本実施形態の走行油圧回路は、HST(Hydro Static Transmission)を採用している。HSTは、走行系において、油圧ポンプと油圧モータとを閉回路で繋ぎ、前進・停止(中立)・後進を無段階で切替可能な油圧回路である。そして、本実施形態の油圧回路は、図1に示すように、油圧ポンプ1と2つの走行用油圧モータ2,3とを繋ぎ、油圧ポンプ1からの作動油がバルブブロックBを介して2つの走行用油圧モータ2,3に供給可能となっている。
油圧ポンプ1は、エンジンなどの動力源15によって駆動される。油圧ポンプ1は、図1のとおり、第1ポート16,第2ポート17を有し、一方のポートが作動油の吐出ポートとなったときには、他方のポートは、作動油の吸入ポートとなる。逆に他方のポートが吐出ポートとなったときは、一方のポートは吸入ポートとなる。例えば、油圧ポンプ1の第1ポート16が吐出ポートとなったときには、2つの走行用油圧モータ2,3は、順方向に回転駆動され、第2ポート17が吸入ポートとなる。油圧ポンプ1の第2ポート17が吐出ポートとなったときには、2つの走行用油圧モータ2,3は、逆方向に回転駆動され、第1ポート16が吸入ポートとなる。
図1に示す油圧ポンプ1は、可変容量型のアキシャルピストンポンプを例示したもので、油圧ポンプ1内の斜板角度を変えると油圧ポンプ1の1回転当たりの吐出流量が変わり、斜板角度の傾き角度が増えると吐出流量が増える。逆に、斜板角度を傾き角度を小さくすると吐出流量は減少し、斜板角度が0度の中立状態となると吐出流量は0となり、走行用油圧モータ2,3は、停止する。更に、斜板角度の傾きを中立状態から反射方向に変えると、第2ポート17は吐出ポートに、第1ポート16は吸入ポートにと、切り替わる。
更に、本実施形態の回路構成について説明する。
油圧ポンプ1の第1ポート16に、第1供給管路4の一端部が接続され、その第1供給管路4の他端部は、分流・集流弁5に接続する。分流・集流弁5は、第1供給管路4からの作動油を、第2供給管路6及び第3供給管路7に予め設定した比で分流する。若しくは、分流・集流弁5は、第2供給管路6及び第3供給管路7からの作動油を予め設定した比で集流して第1供給管路4に供給する。予め設定した比は、例えば1:1、つまり等量に分流・集流するように設定されるが、駆動対象となる転圧輪の径の違いなどにより、違った値に設定される。
第2供給管路6及び第3供給管路7の他端部はそれぞれ第1走行用油圧モータ2及び第2走行用油圧モータ3に接続される。更に、第1走行用油圧モータ2及び第2走行用油圧モータ3は、復路用管路14を通じて油圧ポンプ1の第2吐出口に連結する。これによって、並列閉回路が形成される。
第2供給管路6の途中と第3供給管路7の途中とを接続する第1連通路10を備える。第1連通路10の途中には、第1電磁弁11が配置されている。この第1電磁弁11は、切替弁から成り、非通電状態では開状態となっているが、ソレノイドに通電することで閉状態に切り替わる。この第1電磁弁11が開状態の場合には、分流・集流弁5があるにも関わらず、2つの走行用油圧モータ2、3を差動状態で駆動可能となる。第1電磁弁11が閉状態の場合には、2つの走行用油圧モータ2、3が非差動状態(デフロック状態)に切り替わり、分流・集流弁5の作動によって、例えば分流時には、2つの走行用油圧モータ2、3に所定の割合の流量を流すことが可能となる。集流時には、分流・集流弁5は、第1走行用油圧モータ2,第2走行用油圧モータ3からの作動油を所定割合にて作動油を受け入れて第1供給管路4に流し、油圧ポンプ1の吸入ポートとしての第1ポート16に戻すことが可能となる。
本実施形態では、更にバイパス路8及び第2電磁弁9を備える。
バイパス路8は、分流・集流弁5を迂回して、第1供給管路4と、第2供給管路6、第3供給管路7の少なくとも一方の管路とを連通する。本実施形態のバイパス路8は、第1供給管路4の途中位置と、第2供給管路6の途中位置とを接続する。
ここで、油圧ポンプ1の第1ポート16が吐出ポートのときは、第1供給管路4に供給された作動油の一部は、分流・集流弁5を経ずに、
「第1供給管路4の途中→バイパス路8→第2供給管路6→第1走行用油圧モータ2」のルートと、「第1供給管路4の途中→バイパス路8→第2供給管路6の途中→第1連通路10→第3供給管路7→第2走行用油圧モータ3」のルートの、2手に分かれて流れて、復路用管路14で合流して、油圧ポンプ1の吸入ポートとしての第2ポート17へ戻る。
一方、油圧ポンプ1の斜板を中立状態から反対方向に傾転することにより、油圧ポンプ1の第2ポート17が吐出ポートとなった場合の、バイパス路8に関する作動油の流れは、次の通りである。
すなわち、油圧ポンプ1の吐出ポートとしての第2ポート17からの作動油は、復路(この場合、実際は往路だが、)用管路14経由で、第1走行用油圧モータ2と第2走行用油圧モータ3へと供給される。
また、第1走行用油圧モータ2から油圧ポンプ1へ戻る作動油の一部は、「第2供給管路(この場合、実際は復路だが、)6の途中→バイパス路8→第1供給管路4」を経る流れとなり、第2走行用油圧モータ3から油圧ポンプ1へ戻る作動油の一部は、「第3供給管路(この場合、実際は復路だが、)7の途中→第1連通路10→第2供給管路(この場合、実際は復路だが、)6の途中→バイパス路8→第1供給路(この場合、実際は復路だが、)4」を経る流れとなる。
集流の場合も、作動油の一部については、分流・集流弁5を経ずに、油圧ポンプ1のポート16の吸入ポートとしての第1ポート16への戻ることとなる。
このように、バイパス路8の他端部を第2供給管路6及び第3供給管路7の一方の管路にだけ接続する構成でも、バイパス路8は、第1連通路10を通じて他方の管路にも接続された回路構成となっている。
更に、バイパス路8の途中に第2電磁弁9が介挿されている。この第2電磁弁9は、切替弁からなり、非通電状態では開状態となっているが、ソレノイドに通電することで閉状態に切り替わる。これによって、第2電磁弁9は、バイパス路8の流通を制御する。
そして、第1電磁弁11を通電して閉としたときに、手動で又は連動して、第2電磁弁9を協調させて通電して閉とすることにより、デフロック状態とするようにする。逆に、第1電磁弁11を非通電状態して開としたときに、手動で又は連動して、第2電磁弁9を協調させて非通電として開とすることにより、差動状態とするようにする。
更に、第2供給管路6の途中と第3供給管路7の途中とを接続する第2連通路12を備える。その第2連通路12の途中には、絞り13が設けられている。この絞り13は、第1電磁弁11及び第2電磁弁9が閉位置になって、非差動状態(ロック状態)でいるときの、分流・集流弁5の分配誤差を補正して、引き摺りを低減するために設けられている。
「締固め機械の例」
本実施形態の油圧回路は、例えば、図2に示すような、産業車両である締固め機械20(タイヤローラ)に適用される。図2に示す締固め機械の例では、車体前部に締固め用のローラ21が前輪として装着される。車体後部側には、全部で4つのタイヤ輪があり、その左側寄りの2輪は走行用油圧モータ2の駆動軸に、その右側寄りの輪は走行用油圧モータ3の駆動軸に連結されている。
なお、上記の例では、第1走行用油圧モータ2及び第2走行用油圧モータ3を、左右の駆動輪22に連結する場合を例示したが、特許文献1のように、駆動輪を前後に配置するような車両であっても、本実施形態の走行用油圧モータ駆動用の油圧回路は適用可能である。
「動作例その他」
<差動状態>
通常時(第1電磁弁11及び第2電磁弁9が非通電状態)では、第1電磁弁11及び第2電磁弁9は共に開位置となっており、油圧ポンプ1からの作動油は、一部分が分流・集流弁5を介して第2供給管路6及び第3供給管路7に配分されると共に、一部分がバイパス路8を通じて、第2供給管路6及び第3供給管路7に供給される。
油圧ポンプ1から供給される作動油のうちバイパス路8を流れる量は、例えば全量の2割から5割の範囲とする。バイパス路8を流れる量は、採用する分流・集流弁5及び第2電磁弁9の諸元によって決定される。もっとも大型の第2電磁弁9を使用すれば、5割よりも多くバイパス路8側に流れるように設定することも出来るが、第2電磁弁9及びバルブブロックBがその分、大型化し、車両の限られた配置スペースに収め難くなり、コストも高くする原因になる。
油圧ポンプ1から供給される作動油のうちバイパス路8に流れる量は、分流・集流弁5、第1電磁弁11、及び第2電磁弁9の仕様の相互関係と、油圧回路内の圧力損失をどのくらいに抑えるかにより決まる。バイパス路8に流す量を多くすると、圧力損失は小さくすることが出来るが、その分、第1電磁弁11及び第2電磁弁9を大きくしなければならない。
上記の差動状態で走行する際には、分流・集流弁5を通過する作動油の量が減少して、全量が分流・集流弁5を通過する場合に比べて、圧力損失(エネルギー損失)が減少し、作動油の温度上昇を抑えることが出来る。すなわち、デフロックが不要な際は、作動油の全量が分流・集流弁5を流れるのではなく、一部がバイパス路8を経由して流すことができるので、作動油の過度な温度上昇を防ぐことが出来る。
これにより、分流・集流弁5内の絞りでのエネルギー損失を少なくして、作動油の潤滑に必要な許容温度範囲に油温を抑えることが出来て、作動油が劣化して潤滑性能が低下することを防止出来る。
締固め機械の場合、差動状態で走行する頻度が高い。その理由は、まだ柔らかい被転圧路面を転圧する際には、引き摺りをとても嫌うからである。そして、この差動状態では、例えば締固め機械が、カーブに沿って締固め作業を行う際には、内輪側と外輪側の転圧輪のスムーズな走行を可能として、引き摺りのない、きれいな被転圧面となる転圧作業を行うことができる。
また締固め機械が自走により既設道路を移動する場合でも、複数車輪の強制的な同期回転は、路面状態に合わない不自然な運転感覚ともなり、タイヤであればタイヤ磨り減りにもつながることから、差動状態の方が好ましい。
<片輪が空転する可能性がある状態>
一方、車両がぬかるみの路面やでこぼこの路面を走行する場合には、車輪の負荷状態によって、片方の走行用油圧モータのみが回転し且つもう一方の走行用油圧モータが回転しないような、つまり片輪のみが回転駆動される状態となった場合、若しくはそのような空転状態となる恐れがある場合には、運転者は、第1電磁弁11及び第2電磁弁9を閉状態に切り替えてデフロック状態とする。
第1電磁弁11及び第2電磁弁9が閉状態では、バイパス路8及び第1連通路10が閉じた状態となっていて、油圧ポンプ1からの作動油は、全量、分流・集流弁5を介して第2供給管路6及び第3供給管路7に所定比率で分流、若しくは分流・集流弁5を介して第1供給管路4に所定比率で集流されるように調整される。この結果、片輪の空転が解除若しくは回避されて、悪路であっても走行が可能となる。
以上のように、本発明に基づく本実施形態では、デフロックが不要な通常走行時は、圧力損失が減少して作動油の温度上昇を抑えると共に、エネルギー損失を減少させることが出来る。
ここで、車両が後進する場合には、油圧ポンプ1からの吐出方向を切り替えて、駆動輪の回転を逆回転で駆動する。この場合には、作動油は、復路用管路14を通じて第1及び第2走行用油圧モータ2,3に供給され、分流・集流弁5は集流状態で作動する。
「本実施形態の効果」
(1)油圧ポンプ1と、一端部を油圧ポンプ1に接続する第1供給管路4と、第1供給管路4の他端部に接続し、該第1供給管路4からの作動油を第2供給管路6及び第3供給管路7に分流、若しくは第2供給管路6及び第3供給管路7からの作動油を第1供給管路4に集流する分流・集流弁5と、第2供給管路6に接続する第1走行用油圧モータ2と、第3供給管路7に接続する第2走行用油圧モータ3と、第2供給管路6と第3供給管路7とを連通する連通路10と、連通路10に介挿され該連通路10を流通する作動油を調整する第1電磁弁11と、を備える。
この構成によれば、走行状態に応じて、差動状態と非差動状態(デフロック状態)との切替が可能となる。
(2)分流・集流弁5を迂回して、第1供給管路4と第2供給管路6とを連通するバイパス路8と、バイパス路8を流れる作動油の流通を調整する第2電磁弁9と、を備える。
この構成によれば、第2電磁弁9が開状態の場合に、分流・集流弁5による圧力損失が減少して作動油の温度上昇を抑え、エネルギー損失を減少することが出来る。
(3)第1電磁弁11と第2電磁弁9は、連動して動作する。
この構成によれば、差動状態での走行時にバイパス路8を通じた作動油の流通を可能として、差動状態における作動油の温度上昇を簡単な操作にて抑えることが出来る。
ここで、第2電磁弁9を、油圧ポンプ1からの作動油の全量をバイパス路8と分流・集流弁5の一方にだけ流れるように切り替える切替弁としても良い。但しこの場合には、その分、第2電磁弁9が大型化する。
1 油圧ポンプ
2 第1走行用油圧モータ
3 第2走行用油圧モータ
4 第1供給管路
5 分流・集流弁
6 第2供給管路
7 第3供給管路
8 バイパス路
9 第2電磁弁
10 第1連通路
11 第1電磁弁
12 第2連通路
14 復路用管路
15 動力源
20 締固め機械
21 ローラ
22 後輪(駆動輪)
課題を解決するために、本発明の一態様である締固め機械の走行油圧回路は、油圧ポンプと、一端部を上記油圧ポンプに接続する第1供給管路と、上記第1供給管路の他端部に接続し、該第1供給管路からの作動油を第2供給管路及び第3供給管路に分流、若しくは上記第2供給管路及び上記第3供給管路からの作動油を上記第1供給管路に集流する分流・集流弁と、上記第2供給管路に接続する第1走行用油圧モータと、上記第3供給管路に接続する第2走行用油圧モータと、上記第2供給管路と上記第3供給管路とを連通する連通路と、上記連通路に介挿され該連通路を流通する作動油を調整する第1電磁弁と、上記分流・集流弁を迂回して、上記第1供給管路と、上記第2供給管路及び上記第3供給管路の少なくとも一方の管路とを連通するバイパス路と、上記バイパス路を流れる作動油の流通を調整する第2電磁弁と、を備え、上記分流・集流弁、上記連通路、上記第1電磁弁、上記バイパス路、及び上記第2電磁弁は、バルブブロックの一部を構成することを特徴とする。
このとき、上記第1電磁弁と上記第2電磁弁は、連動して動作するように構成するとよい。
油圧ポンプ1から供給される作動油のうちバイパス路8を流れる量は、例えば全量の2割から5割の範囲とする。バイパス路8を流れる量は、採用する分流・集流弁5及び第2電磁弁9の諸元によって決定される。もっとも大型の第2電磁弁9を使用すれば、5割よりも多くバイパス路8側に流れるように設定することも出来るが、バルブブロックBの一部を構成する第2電磁弁9バルブブロックBがその分、大型化し、車両の限られた配置スペースに収め難くなり、コストも高くする原因になる。
油圧ポンプ1から供給される作動油のうちバイパス路8に流れる量は、分流・集流弁5、第1電磁弁11、及び第2電磁弁9の仕様の相互関係と、油圧回路内の圧力損失をどのくらいに抑えるかにより決まる。バイパス路8に流す量を多くすると、圧力損失は小さくすることが出来るが、その分、第1電磁弁11及び第2電磁弁9を大きくしなければならない。

Claims (2)

  1. 油圧ポンプと、
    一端部を上記油圧ポンプに接続する第1供給管路と、
    上記第1供給管路の他端部に接続し、該第1供給管路からの作動油を第2供給管路及び第3供給管路に分流、若しくは上記第2供給管路及び上記第3供給管路からの作動油を上記第1供給管路に集流する分流・集流弁と、
    上記第2供給管路に接続する第1走行用油圧モータと、
    上記第3供給管路に接続する第2走行用油圧モータと、
    上記第2供給管路と上記第3供給管路とを連通する連通路と、
    上記連通路に介挿され該連通路を流通する作動油を調整する第1電磁弁と、
    上記分流・集流弁を迂回して、上記第1供給管路と、上記第2供給管路及び上記第3供給管路の少なくとも一方の管路とを連通するバイパス路と、
    上記バイパス路を流れる作動油の流通を調整する第2電磁弁と、
    を備えることを特徴とする締固め機械の走行油圧回路。
  2. 上記第1電磁弁と上記第2電磁弁は、連動して動作することを特徴とする請求項1に記載の締固め機械の走行油圧回路。
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