JP2016054815A - ハーネス型安全帯の装着形状保持プレート - Google Patents

ハーネス型安全帯の装着形状保持プレート Download PDF

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Abstract

【課題】 ハーネス型安全帯の背部リング部に取り付けることでハーネス型安全帯の装着形状を保持できる装着形状保持プレートを提供する。【解決手段】 背部リング部に着脱できる互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部から肩掛けベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ延尺したベルト支持片とから構成される装着形状保持プレート。ベルト支持片をベルトと人体の間、或いはベルトの外側に配置してベルトを把持し、取付部の突出片をベルト交差箇所と交差箇所を位置決めしている固定板の間に挿入、或いは取付部と固定板を連結部材によって連結することで、ハーネス型安全帯の装着形状が保持される装着形状保持プレート。【選択図】図1

Description

本発明は、高所作業時の作業者が身体に装着し、墜落防止を図るハーネス型安全帯に関するものであり、特に、ハーネス型安全帯の装着時の形状を保持するハーネス型安全帯の装着形状保持プレートに係るものである。
高所で作業を行う場合には墜落防止用安全帯を装着する必要があるが、この墜落防止用安全帯は、胴ベルトのみから構成された胴ベルト型安全帯と、肩掛けベルトと腿掛けベルトから構成されたハーネス型安全帯に大別される。この胴ベルト型安全帯は、墜落阻止時、荷重が胴ベルトに集中するので身体が損傷する可能性はあるが、ハーネス型安全帯の場合、荷重は肩掛けベルトと腿掛けベルトに分散するので身体が損傷する可能性は少ない。
このようなことから、近年ではハーネス型安全帯を使用することが増加してきた。
しかしながら、ハーネス型安全帯は肩掛けベルトと腿掛けベルトから構成されていることから、胴ベルトのみから構成された胴ベルト型安全帯と比べると構造が複雑であり、きちんと折りたたんで保管していてもその状態が維持できず、肩掛けベルトと腿掛けベルトが絡まってしまうことがあった。この絡まった状態のハーネス型安全帯を装着する場合、装着しやすい状態、すなわち、ハーネス型安全帯を装着した時と近似した形状にするために、肩掛けベルトの背中の交差箇所、すなわち連結環を中心として、左右の腕が入れられるように肩掛けベルトの形状を整形し、左右の腿を固定できるように腿掛けベルトを整形していた。
このことより、ハーネス型安全帯をもつれ難くするには、肩掛けベルトと腿掛けベルトを装着した時の状態に保持することが必要であり、そのために、ベルトの表面に樹脂を施してベルトを硬くしたり、特許文献1に示すようにベルトの必要箇所に形状記憶部材を縫い合わせたりしていた。
特開2009−261537号
ベルト自体を硬くすると、雑な保管状態でも肩掛けベルトや腿掛けベルトの湾曲形状を保持することができる。
しかしながら、ベルトは硬いので作業者の体にフィットし難く、又ベルト端部と肌の接触による擦れで肌が傷つくことがあった。しかも、ベルトが硬いのでいつもゴワゴワした感じであり、装着感はよくなかった。
特許文献1に示すように、その肩部と腿部の湾曲形状が必要な箇所に形状記憶部材を縫い合わせると、形状記憶部材の特性により肩掛けベルトと腿掛けベルトの湾曲形状は保持できる。
この形状記憶部材は、ばね鋼、硬鋼線材、形状記憶合金などの金属性ワイヤー芯や形板、ポリアミド、ポリカーボネートなどの樹脂性ワイヤー芯や形板であり、その芯材が曲がったり、劣化して形状保持特性が失われることがある。このような場合、ハーネス型安全帯としての機能は満たしているので、引き続いて形状保持機能がないままのハーネス型安全帯を継続して使用していた。このため、作業前に毎回、煩わしい思いをしたまま、ハーネス型安全帯を装着していた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ベルトの風合いを変えることなく肩掛けベルトの湾曲形状を保持でき、また、その湾曲形状の維持機能が失われた際は新しいものと取り替えが可能なハーネス型安全帯の装着形状保持プレートを提供することをその目的とする。
本発明は、2本のベルトの中間部を背部にて交差させ、交差箇所に連結環を挿通して固定板で位置決めした背部リング部を設け、当該ベルトの一端を肩部を越して胸前より腰部へ延ばした肩掛けベルト部と、ベルトの他端を交差箇所から腰部を通過して腿部へ延ばして腿を緊縛する腿掛けベルト部を構成し、腰部で互いのベルト部を連結した構成のハーネス型安全帯の背部リング部に配置する装着形状保持プレートである。
装着形状保持プレートは、背部リング部に着脱できる取付部と、取付部から所定長延尺したベルト支持片とから構成される。
装着形状保持プレートを取り付けることでハーネス型安全帯の背部リング部近辺の装着形状が保持されることを特徴とするハーネス型安全帯の装着形状保持プレートである。
請求項2の発明の装着形状保持プレートは、合成樹脂、金属、合成ゴム、重合紙、あるいはそれらの複合材で、ハーネス型安全帯の重量に抗して所定湾曲形状を保持できる。
請求項3の発明の装着形状保持プレートは、互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺したベルト支持片とから構成される。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置して、取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
請求項4の発明の装着形状保持プレートは、固定板と取付部を連結部材によって連結し、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺したベルト支持片とから構成される。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
請求項5の発明の装着形状保持プレートは、互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺し、互いに相対してベルトを抱持するベルト抱持片を有するベルト支持片とから構成される。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置してベルト抱持片でベルトを抱持する。
取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と前記固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
請求項6の発明の装着形状保持プレートは、固定板と取付部を連結部材によって連結し、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺し、互いに相対してベルトを抱持するベルト抱持片を有するベルト支持片とから構成される。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置して、ベルト抱持片でベルトを抱持することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
本発明のハーネス型安全帯の装着形状保持プレートは着脱自在であり、肩掛けベルトの背部の交差箇所に取り付けることによって、装着時の形状が保持できるものである。
本発明の第1−1実施例である、装着形状保持プレート1をハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着した時の正面図である。 図1のC−C断面図 図1の右側面図である。 本発明の第1−1実施例である、装着形状保持プレート1の正面図である。 本発明の第1−1実施例である、装着形状保持プレート1をハーネス型安全帯70に装着した時の全景である。 本発明の第1−2実施例である、装着形状保持プレート1をハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着した時の正面図である。 本発明の第1−3実施例である、装着形状保持プレート1をハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着した時の正面図である。 本発明の第2−1実施例である、装着形状保持プレート2をハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着した時の正面図である。 図8の右側面図である。 図8のD矢視図及びその底面図である。 取付部20の爪222が固定板86の爪係止溝861に挿入している状態を示す説明図である。 本発明の第3−1実施例である、装着形状保持プレート3をハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着した時の正面図である。 図12の右側面図である。 本発明の第4−1実施例である、装着形状保持プレート4をハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着した時の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1から図7は、ハーネス型安全帯の装着形状保持プレートの第1実施例で、ベルト支持片30をベルトと人体の間に配置したものであり、ベルト支持片30の延尺方向により、第1−1実施例、第1−2実施例、第1−3実施例となっている。図8から図11は第2実施例、図12と図13は第3実施例、図14は第4実施例である。第2実施例では、第1実施例と同様、ベルト支持片の延尺方向によりそれぞれ第2−1実施例、第2−2実施例、第2−3実施例であり、第1実施例と同様、ベルト支持片30をベルトと人体の間に配置したものである。第3実施例、第4実施例の場合も延尺方向によりそれぞれ第3−1実施例、第3−2実施例、第3−3実施例、第4−1実施例、第4−2実施例、第4−3実施例であり、ベルト支持片40をベルトの外側に配置したものである。
本発明の装着形状保持プレート1は、図1に示すように、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト部71の背部リング部75に取り付けられる構造であり、取付部10とベルト支持片30で構成されている。
この背部リング部75とは、肩掛けベルト71,71を連結環77に挿通して交差させるとともに、固定板76に設けたベルト挿通孔761、762、763に挿通し、さらにそれぞれのベルトを振り分けてX字構成孔764、764’に挿通することで位置決めした箇所である。
(第1実施例)
装着形状保持プレート1の取付部10は、互いに相対する突出片11、11と、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761、762、763若しくは、ベルト挿通孔763とX字構成孔764、764’、若しくはその両方の孔で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間とから構成される。突出部形成空間は、ベルト支持片の延尺方向により形状が異なるので、実施例ごとに記載する。
第1−1実施例は、図1及び図4に示すように、2本のベルト支持片30、30が取付部10から肩掛けベルト71、71に沿って、略ベルト幅で両肩方向へV字形状に延尺している。この延尺長さは、肩部の湾曲開始地点近傍から肩部のトップ地点までの長さとする。
突出部形成空間13(図4参照)は、図1の肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762で位置決めした箇所を収納できる大きさである。
第1−2実施例は、図6に示すように、2本のベルト支持片30,30が取付部10から肩掛けベルト71、71に沿って、略ベルト幅で左右腰部方向へ逆V字形状に延尺している。この延尺長さは、腰上部までの長さとする。
突出部形成空間は、図6に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔763とX字構成孔764、764’で位置決めした箇所を収納できる大きさである。(図4に示す、第1−1実施例の突出部形成空間13の形状を参照のこと。)
第1−3実施例は、図7に示すように、4本のベルト支持片30、30、30’、30’が取付部10を中心として、肩掛けベルト71に沿って両肩部方向と左右腰部方向にX字形状に延尺している。この延尺長さは、上部方向へは肩部の湾曲開始地点近傍から肩部のトップ地点までの長さ、下部方向へは腰上部までの長さとする。
突出部形成空間は、図7に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762、763とX字構成孔764、764’で位置決めした箇所を収納できる大きさである。(図4に示す、第1−1実施例の突出部形成空間13の形状を参照のこと。)
第1−1実施例、第1−2実施例、第1−3実施例は、ベルト支持片の延尺方向が違うだけで、ハーネス型安全帯への取り付け方は同じであるので、第1−1実施例で説明する。
図2は、図1のC−C断面図である。また、参考の為、図4(装着形状保持プレート)にも、図1のC−C線と同様の箇所にC’−C’線を記載した。図2に示すように、ベルト支持片30が人体側(図2、図3のM側)に位置するように配置して、図1に示すように肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762で位置決めした箇所が取付部10の突出部形成空間13に収納される。
図1及び図2に示すように、突出片11、11を固定板76と連結環77の間に左右から挿入することで、装着状態保持プレート1は背部リング部75に取り付けることができる。
第1−1実施例において、背部リング部75に取り付けた状態でハーネス型安全帯70の連結環77を持ち上げると、ベルト支持片30はハーネス型安全帯70の重量を受けることから撓んで、図3に示すように、肩掛けベルト71、71は湾曲形状となる。
第1−2実施例において、背部リング部75に取り付けた状態で連結環77を持ち上げると、図示しないが、ベルト支持片30は、ハーネス型安全帯70の重量により撓んで、装着状態における肩位置ではないが、固定板76の上部とベルト支持片30により肩掛けベルト71、71は湾曲形状となる。
第1−3実施例において、上記と同様に連結環77を持ち上げると、ベルト支持片30はハーネス型安全帯70の重量を受けることから撓んで、肩掛けベルト71、71は湾曲形状となる。
このように、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート1を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確となり、ハーネス型安全帯が装着しやすくなる。
装着形状保持プレート1は、柔らかくて変形が元に戻る弾性率の高い素材、例えば、ポリエチレンの発泡シートを使用している。
また、アルミ材など変形が元に戻る弾性率の高い金属や、合成ゴム、金属とポリエチレンを重合したものを使用してもよい。
(第2実施例)
第1実施例と第2実施例は、装着形状保持プレートの取付部の形態が異なるがベルト支持片の形状は同一であり、図8に示すように、第2−1実施例のベルト支持片は取付部から両肩部方向へ所定長延尺し、図示しないが、第2−2実施例では取付部から左右腰部方向へ所定長延尺し、第2−3実施例では取付部から両肩部及び左右腰部方向へ所定長延尺した構造である。
従って、第2実施例の取付部20の連結部材22は、第2−1実施例、第2−2実施例、第2−3実施例と共通であるので、代表例として第2−1実施例で説明する。
図10は図8のD矢視で、連結部材22を拡大している。この連結部材22はハーネス型安全帯70の固定板86に設けた複数の爪係止溝861と、装着形状保持プレート2の取付部20に設けた爪222とから構成され、爪222を爪係止溝861に挿入することで、取付部20と固定板86が連結できる方法である。
爪係止溝861は、両側に係止辺862、862を有し、矩形形状である。
爪222は、取付部20に直立して形成された柔軟性を有する片持ち梁型フック形状であり、爪係止溝861の係止辺862に引っ掛かる抜止片224を有する。
図11(a)に示すように、爪222はその弾力により爪係止溝861に挿通可能な寸法まで変形して、(b)に示すように爪222の抜止片224が爪係止溝861を通過すると、爪222は元の形状に戻る。そして、爪係止溝861の係止辺862に爪222の抜止片224が添うことで、装着形状保持プレート2は、ハーネス型安全帯70の固定板86に取り付けられる。
また、取付部20には、図8に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761,762で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間を有する。(この形状は、図4に示す第1−1実施例の突出部形成空間13を参照のこと。)
図9に示すように、ベルト支持片30を肩掛けベルト71の人体側(図9のM側)に位置するように配置し、図10に示すように、取付部20の爪222を固定板86の爪係止溝861に挿入することで取り付けることができる。
図示しないが、第2−2実施例、第2−3実施例においても、第2−1実施例と同様の方法で装着形状保持プレート2を取り付けることができる。
この結果、第2実施例においても、第1実施例と同様、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート2を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は図9に示すように、湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確となり、ハーネス型安全帯が装着しやすくなる。
尚、図示しないが、連結部材は固定板に設けた取付孔Aと取付部に設けた取付孔Bとから構成され、取付孔Aと取付孔Bをねじ等により軸着して装着形状保持プレートを固定板に連結してもよい。
(第3実施例)
図12に示すように、第3実施例の装着形状保持プレート3の取付部10は、第1実施例と同様、互いに対向する突出片11、11と、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761、762、763若しくは、ベルト挿通孔763とX字構成孔764、764’、若しくはその両方の孔で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間とから構成される。突出部形成空間は、ベルト支持片の延尺方向により形状が異なるのである。
ベルト支持片40の構成は第1実施例及び第2実施例と異なるが、ベルト支持片の延尺方向は第1実施例及び第2実施例と同様である。
このベルト支持片40は、肩掛けベルト71が挿入できる大きさの肩ベルト挿入孔43と、肩ベルト挿入孔43の両側のベルト支持片40の長さ方向に対して直角に位置しているベルト把持辺45、45と、ベルト把持辺45、45の中央に位置し、ベルト把持辺45、45方向に互いに相対する抱持片41、41とから構成される。
第3−1実施例の延尺方向は第1−1実施例と同様であり、2本のベルト支持片40、40は、取付部10から肩掛けベルト71、71に沿って両肩方向へV字形状に延尺している。延尺長さは、肩部の湾曲開始地点近傍から肩部のトップ地点までの長さとする。
第3−2実施例と第3−3実施例のベルト支持片の延尺方向は図示しないが、第3−2実施例は第1−2実施例、第3−3実施例は第1−3実施例と同様であり、第3−2実施例は、取付部から左右腰部方向へ所定長延尺し、第3−3実施例では取付部から両肩部及び左右腰部方向へ所定長延尺した構造である。
また、第3−1実施例の取付部10の突出部形成空間は、第1−1実施例と同様(図4参照)、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761、762を収納できる形状とする。
図示しないが、第3−2実施例の突出部形成空間は第1−2実施例と同様の形状であり、第3−3実施例の突出部形成空間は
第1−3実施例と同様の形状である。
第3−1実施例、第3−2実施例、第3−3実施例は、ベルト支持片の延尺方向が違うだけで、ハーネス型安全帯への取り付け方は同じであるので、第3−1実施例で説明する。
図12および図13に示すように、ベルト支持片40が肩掛けベルト71の外側(図13のO側)に位置するように配置して、肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762で位置決めした箇所を取付部10の突出部形成空間に挿入する。この突出部形成空間は図示していないが、その形状は図4と同様である。
突出片11、11を固定板76と連結環77の間に左右から挿入し、ベルト支持片40の肩ベルト挿入孔43に肩掛けベルト71を挿入し、ベルト把持辺45、45とベルト抱持片41、41で把持することで、装着形状保持プレート3はハーネス型安全帯70に取り付けることができる。
この結果、第3実施例においても、第1実施例及び第2実施例と同様、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート3を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確になり、ハーネス型安全帯70が装着しやすくなる。
尚、図示しないが、ベルト支持片40が肩掛けベルト71の人体側(図13のM側)に位置するように配置した状態で取り付けても、同様の効果を得られる。
(第4実施例)
図14に示すように、第4実施例の装着形状保持プレート4の取付部20は、第2実施例と同様で、連結部材22はハーネス型安全帯70の固定板86に設けた複数の爪係止溝861(図10参照)と、装着形状保持プレート4の取付部20に設けた爪222(図10参照)とから構成され、爪222を爪係止溝861に挿入することで、取付部20と固定板86が連結できる構造である。
また、取付部20は、第2実施例と同様、図8に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761,762で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間を有する。
同様に、第4実施例のベルト支持片40の形状は、第3実施例と同様であり、第4−1実施例のベルト支持片40は、取付部20から両肩部方向へ所定長延尺する。図示しないが、第4−2実施例では取付部20から左右腰部方向へ所定長延尺し、第4−3実施例では取付部20から両肩部及び左右腰部方向へ所定長延尺した構造である。
装着形状保持プレート4のベルト支持片40は第3実施例と同様に、肩掛けベルト71の外側に位置するように配置する。取付部20を固定板76へ取り付ける方法は第2実施例と同様であり、ベルト支持片40を肩掛けベルト71へ取り付ける方法は第3実施例と同様である。
この結果、第4実施例においても、第1実施例、第2実施例、第3実施例と同様、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート4を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確となり、ハーネス型安全帯が装着しやすくなる。
尚、図示しないが、第3実施例と同様に、ベルト支持片40が肩掛けベルト71の人体側に位置するように配置した状態で取り付けても、同様の効果を得られる。
本発明は、ハーネス型安全帯70の背部リング部75に装着形状保持プレート1を取り付けることで、ハーネス型安全帯の装着時の形状が保持できるものである。図示しないが、背部リング部75の固定板76に両肩方向、あるいは両腰方向、あるいは両肩方向と両腰方向の両方向に延尺するベルト支持片を設けても同様の効果が得られる。
1 装着形状保持プレートの第1実施例
2 装着形状保持プレートの第2実施例
3 装着形状保持プレートの第3実施例
4 装着形状保持プレートの第4実施例
10 取付部
11 突出片
13 突出部形成空間
20 取付部
22 連結部材
222 爪
224 抜止片
25 突出部形成空間
30 ベルト支持片
40 ベルト支持片
41 ベルト抱持片
43 肩ベルト挿入孔
45 ベルト把持辺
70 ハーネス型安全帯
71 肩掛けベルト
73 腿掛けベルト
75 背部リング部
76 固定板
761 ベルト挿通孔
762 ベルト挿通孔
763 ベルト挿通孔
764 X字構成孔
77 連結環
86 固定板
861 爪係止溝
862 係止辺

Claims (6)

  1. 2本のベルトの中間部を背部にて交差させ、交差箇所に連結環を挿通して固定板で位置決めした背部リング部を設け、当該ベルトの一端を肩部を越して胸前より腰部へ延ばした肩掛けベルト部と、ベルトの他端を交差箇所から腰部を通過して腿部へ延ばして腿を緊縛する腿掛けベルト部を構成し、腰部で互いのベルト部を連結した構成のハーネス型安全帯の背部リング部に配置する装着形状保持プレートであって、
    前記装着形状保持プレートは、背部リング部に着脱できる取付部と、取付部から所定長延尺したベルト支持片とから構成され、
    前記装着形状保持プレートを取り付けることでハーネス型安全帯の背部リング部近辺の装着形状が保持されることを特徴とするハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
  2. 前記装着形状保持プレートは、合成樹脂、金属、合成ゴム、重合紙、あるいはそれらの複合材で、ハーネス型安全帯の重量に抗して所定湾曲形状を保持することを特徴とする請求項1に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
  3. 前記装着形状保持プレートは、互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺したベルト支持片とから構成され、
    前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置し、
    取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と前記固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
  4. 前記装着形状保持プレートは、前記固定板と取付部を連結部材によって連結し、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺したベルト支持片とから構成され、
    前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
  5. 前記装着形状保持プレートは、互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺し、互いに相対してベルトを抱持するベルト抱持片を有するベルト支持片とから構成され、
    前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置してベルト抱持片でベルトを抱持し、
    取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と前記固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
  6. 前記装着形状保持プレートは、前記固定板と取付部を連結部材によって連結し、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺し、互いに相対してベルトを抱持するベルト抱持片を有するベルト支持片とから構成され、
    前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置して、ベルト抱持片でベルトを抱持することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
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