JP2016054725A - 植物の育成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】収穫することができる花などがなる陽光桜2の収穫時期を、陽光桜2を栽培する栽培地全体で延長することができる陽光桜2の栽培方法を提供することを目的とする。
【解決手段】この発明は、収穫することができる花などがなる陽光桜2の樹高の上方において、水平方向に対して所定の大きさを有するとともに、所定の間隔を空けて配置された板状のパネル13を備える日陰栽培地Yと、収穫可能な陽光桜2を露地栽培する日向栽培地Xとで陽光桜2を育成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、露地栽培において収穫可能な植物の収穫時期を調整する植物の育成方法に関する。
植物の収穫時期は、気温や日照時間などの生育条件と関係があることが知られており、生育条件が同じ場合には、その植物は同時期に一斉に開花し結実する。一般に、同じ農家で栽培している植物の栽培条件は同じであるため、収穫時期は、その植物の開花時期などに応じて集中することとなり、収穫のために人手を集中する必要があった。
特に、収穫に適した花や実を結ぶ期間が短い植物の花や果実などを収穫する場合には、収穫時期に人手をより集中させる必要がある。このことは、農家の負担が増すこととなるため、収穫時期を調整することが課題となっている。
このような課題に対し、例えば特許文献1に開示されているような、人工光を植物に照射することで、植物の育成が健全に促進されるような植物の育成方法が提供されており、これにより、植物の収穫時期を調整することができると考えられる。
詳述すると、特許文献1に記載する発明には、曇りや降雨で太陽光が弱くなる時や、朝夕の時間帯や夜間に人工光を照射することにより、日照不足の改善や日照時間を延長することができるとされている。これにより、茎や根の成長を促し、収穫時期を早めることができるとされている。
しかしながら、このような植物の育成方法は、植物の成長を促進し収穫時期を早めることなどができるが、収穫時期が集中することには変わりがなく、収穫時期に人手を集中させる必要があった。
特開2012−128018号公報
この発明は、上述した問題を鑑み、収穫可能な植物の収穫時期を延長することができる植物の育成方法を提供することを目的とする。
この発明は、収穫可能な植物の高さに対して上方において、所定の大きさを有するとともに、所定の間隔で配置する遮蔽物を備える日陰栽培地と、前記植物を露地栽培する日向栽培地とで前記植物を育成する育成方法であることを特徴とする。
前記収穫可能な植物とは、穀物、野菜、果物、花などが成る植物を含む概念であり、草本植物のみならず、木本植物も含まれる。具体的には、日向植物のみならず、半日陰でも育成できる植物、例えば、紫蘇、榊、樒、椿、菊芋、センリョウ、マンリョウ、ナンテン、ケール、ニンニク、ハーブ類などを含む概念である。
なお、前記収穫可能な植物としては数年間植え替えを必要としない永年植物が好ましい。植え替え作業などを行う必要が少ないためである。
ここで木本植物は、低木、中木、高木を含めた概念であり、本明細書において、樹高が1.0m以下に調整可能な木を低木、1.0〜4.0m未満の樹高に調整可能な木を中木、樹高が4.0m以上となる木を高木と定義する。
この発明により、収穫可能な前記植物の収穫時期を延長することができる。
詳述すると、前記植物の上方において、所定の大きさを有するとともに、所定の間隔で配置する前記遮蔽物により、日陰栽培地に日陰を作ることができる。前記日陰は、太陽の移動に伴って移動するため、前記遮蔽物の大きさ、高さ及び間隔を調整することにより、前記植物の日照時間を調整することができる。
また、前記日陰栽培地に前記遮蔽物を設置し日陰を作ることにより、前記日陰栽培地の気温を日向培地に比べ低くすることができる。
前記植物の日照時間を調整すること及び前記日陰栽培地の気温を日向培地に比べ低くすることにより、日陰栽培地で栽培する前記植物の開花時期などを日向栽培地に対して遅らせることができ、日向栽培地と日陰栽培地全体での収穫時期を延長することができる。したがって、先に収穫時期を向かえた栽培地で栽培した前記植物の花などを収穫し、その後に、後に収穫時期を向かえた前記植物の花などを収穫することができ、栽培地全体での収穫時期を延長することができるとともに、収穫に要する人手を分散することができる。
またこの発明の態様として、所定の高さを有するとともに、所定の間隔で配設した前記遮蔽物を支える支柱と、前記遮蔽物より下方において、所定の高さを有し、前記支柱間を連接する誘引連結材を備える構成とすることができる。
前記誘引連結材とは、紐状、棒状及び板状のものを含む概念であり材質は問わない。具体的には、繊維を束ねた紐や縄などの他、ワイヤーなどであってもよく、木製や金属製、高分子樹脂からなる棒状や板状のものであってもよい。
この発明により、前記植物を所定の高さに誘引することができ、収穫の対象である植物の花や果実を所定の高さで開花、結実させることができる。したがって、収穫する際に、例えば、収穫者は脚立に登るなどすることなく、花や果実を効率的にかつ安全に収穫することができる。
またこの発明の態様として、前記遮蔽物の面積を、前記日陰栽培地の面積に対して25%以上40%以下とした構成とすることができる。
この発明により、前記日陰栽培地で栽培する前記植物の収穫時期を前記日向栽培地での収穫時期に比べて遅らせることができるとともに、前記植物の収穫量を一定以上確保することができる。
詳述すると、前記遮蔽物の面積が前記日陰栽培地の面積の25%未満である場合、前記日向栽培地の日照量と比べ前記日陰栽培地の一日当たりの日照量を十分に低減することができず、前記日陰栽培地で栽培する前記植物の収穫時期が、前記日向栽培地で栽培している前記植物の収穫時期に対して優位な差が得られないこととなる。
また、遮蔽物の面積が前記日陰栽培地の面積の40%よりも大きい場合、前記植物の成長に必要な日照量が十分に確保されないため、前記日陰栽培地で栽培される前記植物の収穫量が、例えば二割以上減ることとなる。
このことから、前記日陰栽培地に備えた前記遮蔽物を、前記日陰栽培地の面積に対して該遮蔽物の面積が25%以上40%以下とすることで、前記日陰栽培地で栽培する前記植物の収穫時期を前記日向栽培地での収穫時期に比べて遅らせることができるとともに、前記植物の収穫量を一定以上確保することができる。
なお、より好ましくは前記遮蔽物の面積が、前記日陰栽培地の面積の30%以上35%以下であるほうがよい。前記遮蔽物の面積を、前記日陰栽培地の面積に対して30%以上35%以下とすることにより、より確実に前記日陰栽培地で栽培する前記植物の収穫時期を前記日向栽培地での収穫時期に比べて遅らせることができるためである。
またこの発明の態様として、前記植物の生殖生長期における植物の高さと東西方向に対する葉張りを設定するとともに、前記植物の高さ及び東西方向に対する葉張りと前記植物に必要な日照時間に基づいて、前記遮蔽物の東西方向に対する幅及び間隔並びに前記遮蔽物の高さのうち少なくとも一つに関して設定することができる。
前記植物の生殖生長期における高さとは、前記植物が開花や結実することが可能な状態の植物の高さをいうが、自然な状態で成長した場合の高さだけでなく、例えば剪定により調整した高さや、誘引することにより調整した高さを含む概念である。
また前記葉張りとは、前記植物を中木などとした場合における、枝張りを含む概念である。
これにより、日陰栽培地で栽培する前記植物の日照時間を、所望の日照時間となるように調整して前記植物を栽培することができる。
具体的には、前記植物の高さ及び東西方向に対する葉張りを、生殖生長期における前記植物の高さ及び東西方向に対する葉張りと設定し、前記植物の生育に必要な日照時間を考慮し、前記遮蔽物の東西方向に対する幅及び間隔並びに高さのいずれか一つに関して設定することにより、日陰栽培地で栽培する前記植物が日光に照射される時間を、前記植物の成長に必要な最低限以上の日照時間とするとともに、日陰栽培地で栽培する前記植物の日照時間が、日向栽培地で栽培する植物の日照時間と比較して、少なくなるように前記植物を栽培することができる。
したがって、日陰栽培地で栽培する植物の成長に必要な日照時間を確保しつつ、前記日向栽培地で栽培する前記植物と比較して、収穫時期を遅らせることなどができ、収穫に必要な人手を分散することができる。
これにより、日陰栽培地で栽培する植物を良質な状態としつつ、日陰栽培地で栽培する前記植物の成長を段階的に調整することができ、収穫に要する人手をより分散することができる。
またこの発明の態様として、生殖生長期における前記植物の高さと南北方向に対する葉張りを設定するとともに、前記植物の高さ及び南北方向に対する葉張りと前記日陰栽培地の緯度とに基づいて、南北方向に対する前記遮蔽物の幅及び隣り合う前記遮蔽物との間隔並びに前記遮蔽物の高さのうち少なくとも一つに関して設定することができる。
これにより、緯度を考慮し、時期に合わせて日照時間を調整することができる。
具体的には、前記植物の高さ及び葉張りを、生殖生長期における前記植物の高さ及び南北方向に対する葉張りと設定し、前記日陰栽培地の緯度、前記遮蔽物の高さ及び南北方向に対する葉張りに基づいて、前記植物の樹高に対する、前記遮蔽物の南北方向に対する幅及び間隔並びに前記遮蔽物の高さのいずれか一つに関して設定することができる。すなわち、前記日陰栽培地の緯度に基づいて算出した太陽高度を考慮して、前記植物の高さに対する、前記遮蔽物の南北方向の幅及び間隔並びに高さを設定することができ、栽培地の緯度に適した遮蔽物の高さ並びに南北方向に対する幅及び間隔を考慮して遮蔽物を設置することができる。
したがって、日照時間が短い冬場には、可能な限り植物が日陰に入らないように調整するとともに、夏場には必要以上に日光が当たらないように調整することができる。
またこの発明の態様として、前記植物の生殖生長期における植物の高さと南北方向に対する葉張りを設定するとともに、前記日陰栽培地の緯度と南北方向に対する前記遮蔽物の高さ及び幅並びに前記遮蔽物と南北方向に隣り合う前記遮蔽物との間隔のうち少なくとも一つに関する配置に基づいて、前記遮蔽物に対する南北方向の前記植物を植える位置を定めることができる。
この発明により、前記植物の生殖生長期の高さ及び葉張り並びに栽培地の緯度に基づいて、時期に応じて所定の日照時間を確保することができる位置に前記植物を栽培する位置を決めることができる。
具体的には、前記日陰栽培地の緯度に基づいて、前記遮蔽物の高さ及び南北方向に対する幅及び間隔のいずれか一つに関する配置と、前記植物の生殖生長期の高さ及び葉張りに基づいて、時期によっては、日陰栽培地であっても日陰とならない位置を求めることができる。これにより、ある時期は、日陰に隠れることなく日光を浴び、それ以外の時期は日照時間を調整することができる場所に前記植物を植えることができる。
これにより、例えば、日照時間が短い冬場には、可能な限り日陰とならない位置であるとともに、夏場には必要以上に日光が当たらないような位置に前記植物を植えることができる。
またこの発明の態様として、前記遮蔽物を、太陽光パネルとすることができる。
この発明により、従来から存在する太陽光パネルを遮蔽物として利用することにより、日陰栽培地を作成するために新たな設備投資をする必要がない。
また、植物の育成に必要な機器に用いる電力のランニングコストを削減することができる。
具体的には、太陽光パネルにより発電した電気を用いて、例えばスクリンプラなどに電気を供給し、水を撒くことができる。これにより、働き手の負担を軽減するとともにコストを削減することができ、効率的に植物を栽培することができる。
なお、前記機器とは、植物の栽培を行うにあたって用いる機器であり、スクリンプラに限定する物でなく、動力ポンプや動力噴霧機などでもよく、また、前記太陽光パネルで生成した電気を用いて充電できる草刈り機などであっても良い。
またこの発明の態様として、前記植物を、陽光桜とすることができる。
この発明により、比較的に収穫期間が短い陽光桜の収穫時期を延長することができ、陽光桜の花の収穫にかかる人手を分散して収穫することができる。また、陽光桜は、誘引することにより、陽光桜の成長を促進することができるため、日向栽培地及び日陰栽培地の全体に対する収穫量を増やすことができるとともに、収穫時期を延長することができる。
本発明により、収穫可能な植物の収穫時期を延長することができる植物の育成方法を提供することができる。
植物の育成方法の概略図。 パネルにより作られる日陰の説明図。 太陽の移動に伴う日陰の移動の説明図。 太陽の移動に伴う日陰の移動の説明図。 誘引連結材を用いた植物の誘引の説明図。 東西方向に対する日照時間の計算の説明図。 東西方向に対する日照時間の計算の説明図。 南北方向に関する日照時間の計算の説明図。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を詳しく説明する。
図1は陽光桜2の育成方法の概略図を示し、図2はパネル13により作られる日陰の説明図を示し、図3及び図4は太陽の移動に伴う日陰の移動の説明図を示し、図5は誘引紐14を用いた陽光桜2の誘引の説明図を示し、図6及び図7は東西方向に対する日照時間の計算の説明図を示し、図8は南北方向に関する日照時間の計算の説明図を示している。
栽培地Zは、図1に示すように、日向栽培地Xと日陰栽培地Yとに区分けされ、日陰栽培地Yには、日陰生成ユニット1、陽光桜2、電流変換ユニット4及びスクリンプラ5を備えている。
日向栽培地Xと日陰栽培地Yは、南北方向に配列しており、日向栽培地Xを南側に、日陰栽培地Yを北側に配置する。また、日向栽培地X及び日陰栽培地Yのそれぞれには、収穫可能な花のなる陽光桜2が規則正しく植えられている。
なお、本実施例において、日向栽培地Xと日陰栽培地Yは南北方向に並べているが、日向栽培地X及び日陰栽培地Yを東西方向に並べても良いし、日向栽培地Xを北側に配置し、日陰栽培地Yを南側に配置しても良い。
また、本実施例において、収穫する植物を陽光桜2としているが、収穫可能な植物は陽光桜以外の木本植物のであっても良いし、穀物、野菜、果物、花などが収穫可能な草本植物であっても良い。
収穫する植物は、陽光桜や八重桜、山椒などの永年植物であることが好ましく、また、例えば、紫蘇、榊、樒、椿、菊芋、センリョウ、マンリョウ、ナンテン、ケール、ニンニク、ハーブ類など、半日陰において十分に生育する植物とすることもできる。
また、日向栽培地Xと日陰栽培地Yに植える植物が同じであるならば、日向栽培地Xと日陰栽培地Yのそれぞれで複数種類の植物を配置しても良い。
なお、日向栽培地X及び日陰栽培地Yに植える植物を木本植物とする場合は、樹高が1.0m以下である低木や樹高が4.0m未満となる中木であることが好ましいが、樹高が1.0m未満となる低木であっても良く、4.0m以上となる高木であっても良い。
また、本実施例において、日向栽培地Xと日陰栽培地Yの広さは、略同一の広さを想定しているが、略同一の大きさに限られるものではなく、日向栽培地Xと日陰栽培地Yのそれぞれにおいて、同一の植物を栽培できる程度の広さをそれぞれが有しておれば、広さを適宜変更しても良く、例えば、日陰栽培地Yの広さを日向栽培地Xの広さの2倍とするなどしても良い。また、例えば、収穫量が同程度となるようになど、収穫量に基づいて日向栽培地Xと日陰栽培地Yの面積を設定しても良い。
上述のように、日陰栽培地Yには、日陰を作るための日陰生成ユニット1が備えており、日陰生成ユニット1は、支柱11、横材12、パネル13及び誘引紐14で構成されている。支柱11は、日陰栽培地Yに対して鉛直方向に建ててある支柱であり、所定の間隔で配置している。なお、支柱11の高さは、陽光桜2の樹高よりも高い。
横材12は、隣接する支柱11を繋ぐ横木であり、支柱11を東西方向に繋ぐ東西方向横材12aと南北方向に繋ぐ南北方向横材12bとで構成している。また、東西方向横材12aは隣り合う支柱11をつなぐほか、隣り合う支柱11bの中点同士も繋いでいる。
パネル13は所定の大きさを有する太陽光パネルであり、東西方向横材12aに沿って等間隔で並んでいる。本実施例において、隣り合う南北方向横材12bの間にパネル13を三つ並べているが、パネル13によりできる日陰の大きさなどに基づいて設置する個数を適宜変更しても良い。
なお、パネル13は必ずしも太陽光パネルである必要はなく、材質を問わず、板状体であればよい。例えば、金属製であっても、木製であっても良いし、高分子化合物であっても良いが、相当数のパネル13を横材12に沿って並べるため、パネル13は、支柱11及び横材12で支えることが可能な程度に軽量であることを要する。また、長時間直射日光を浴びるため、耐熱性を有する方が好ましい。
誘引紐14は、支柱11及び陽光桜2を結ぶ紐状の連結部材であり、幹連結用誘引紐14aと枝用誘引紐14bとで構成する。幹連結用誘引紐14aは東西方向及び南北方向に並ぶ支柱11同士を連結しており、枝用誘引紐14bは幹連結用誘引紐14aと陽光桜2とを結んでいる。
なお、誘引紐14は、陽光桜2の枝などを誘引することができれば、紐状である必要はなく、棒状及び板状でもよく、その材質は問わない。具体的には、繊維を束ねた紐や縄などの他、ワイヤーなどであってもよく、木製や金属製、高分子樹脂からなる棒状や板状のものであってもよい。
電流供給ユニット4は、パネル13で生成する電気を直流から交流電源に変換するためのパワーコンディショナー、電力量計、パネル13で生成する電気を蓄える蓄電池などから構成する電力供給システムであり、これらを備える本体41は直流ケーブル42を介してパネル13と接続している。
スクリンプラ5は、交流ケーブル43を介して本体41と繋がれており、パネル13で生成する電気を利用する電動スクリンプラである。
先ず、太陽の移動に伴う日陰栽培地Yに作られるパネル13の日陰の移動について、図2、図3及び図4に基づいて説明する。
図2、図3及び図4は、日陰栽培地Yを北側から南側に向かって見た図であり、左側が東方向となり、右側が西方向、正面は南方向となる。パネル13は、隣り合う支柱11aと支柱11bとの間に、東西方向横材12aに沿って所定の間隔で三つ設置されている。なお、隣り合う支柱11aと支柱11bとの間に設置されたパネル13を、東側からパネル13a、パネル13b、パネル13cとする。
また、図2において、左上にある円は太陽3を示し、太陽光線31は平行光線である太陽光を表示し、日陰32は、パネル13が太陽光線31を遮ることによりできる日陰を表す。
詳述すると、太陽3から照射された太陽光線31は、平行光線として地表に届くが、日陰栽培地Yには、図2などに示すように、規則正しくパネル13が設置されているため、太陽3から照射された太陽光線31は、パネル13により遮られ、地表に届かない。そのため、太陽光線31をパネル13により遮った部分が、日陰32となる。
このように作られた日陰32が、太陽の移動に伴って移動し、時間経過に伴い陽光桜2は日陰に入る(図3及び図4参照)。
詳述すると、図3(a)に示すように、太陽3が太陽3aの位置にあるときは、太陽光線31がパネル13aにより遮られ、日陰32が日陰32aの位置にできるが、この場合において陽光桜2は日陰に入らず、日光を浴びている。
時間の経過により、太陽3は移動し、それに伴い日陰32は日陰32aの位置から日陰32bの位置に移動するため、日陰32は西側から徐々に陽光桜2を覆い、太陽3が太陽3bの位置となるときに、陽光桜2は大部分が日陰に隠れることとなる(図3(b)参照)。
その後、陽光桜2は西側部分から日光を浴び、太陽3が太陽3cの位置にあるときには陽光桜2の大部分は日光を浴びることとなる(図3(c)参照)。
また、太陽3が太陽3dの位置に移動するまでは、陽光桜2は日光を浴びているが(図4(a)参照)、太陽3dを過ぎると西方向から徐々に日陰となり(図4(b)参照)、太陽3eの位置に来るまで陽光桜2は全体的に日陰に覆われた状態となる(図4(c)参照)。その後の太陽3移動に伴い、陽光桜2の全体的に日が当たることとなる。
これにより、陽光桜2は一日の中で日陰になる時間と日向になる時間とができ、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の日照時間を、日向栽培地Xで育てる陽光桜2よりも減らことができる。したがって、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の生育を、日向栽培地Xで栽培する陽光桜2の生育よりも遅らせることができる。よって、日陰栽培地Yで育てる陽光桜2の開花や結実時期が、日向栽培地Xで育てる陽光桜2よりも遅くなり、栽培地Z全体で陽光桜2の収穫時期を延長することができる。
このため、例えば、先に陽光桜2が開花した日向栽培地Xに人手を集中させ収穫した後に、遅れて陽光桜2が開花した日陰栽培地Yで、人手を集中させて陽光桜2の花などを収穫することができる。これにより、人手を収穫時期に合わせて分散し、農家の負担が軽減する。
また、図1に示すように、誘引紐14を用いることで、日陰栽培地Yで栽培している陽光桜2を所定の高さに誘引することができ、収穫の対象である植物の花や果実を所望の高さで開花、結実させることができる。したがって、収穫する際に、例えば、収穫者は脚立に登るなどすることなく、花などを効率的に収穫することができる。
この際に、例えば図5に示すように、枝用誘引紐14bの陽光桜2と連結する側を幹連結用誘引紐14aよりも陽光桜2の低い位置と結びつけたり(図5参照)、逆に、陽光桜2と連結する側を幹連結用誘引紐14aよりも高い位置で結びつけたりすることにより(図示省略)、所定の位置よりも低い位置又は高い位置で成長する枝を所定の高さに誘引することができ、安全で効率よく花などを収穫することができる。特に、陽光桜2は誘引によって効率的に成長するため、収穫量を増やすことができる。
さらに、例えば、陽光桜2の枝を成長に適した最低限の日照時間を得られるとともに、日向栽培地Xに比べて日照時間が短い場所に、陽光桜2の枝を誘引することができるため、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の成長に必要な日照時間を確保しつつ、日向栽培地Xで栽培する陽光桜2よりも収穫時期を遅らせることができる。
なお、この誘引紐14は日向栽培地Xに植えてある陽光桜2同士を繋げて、日向栽培地で栽培する陽光桜を誘引しても良い。
また、従来から存在する太陽光パネルを遮蔽物として利用することにより、日陰栽培地Yを作成するために新たな設備投資をする必要がなく、さらに、パネル13で生成した電気を用いてスクリンプラ5を作動することで、従来人の手で行っていた水撒きにかかる働き手の負担を解消するとともに、水撒きなどに使用していたコストを削減することができ、効率的に植物を栽培することができる。
次に、陽光桜2に当たる日照時間と、隣り合うパネル13同士の間隔、パネル13の高さ及び幅との関係について、図6に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、パネル13は、東西方向に伸びる東西方向横材12aに沿って、長さ2bの間隔で並んでおり、それぞれを東側からパネル13a、パネル13b、13cとする。
また、図6(a)に示すように、パネル13の下方には1本の陽光桜2は植えられており(以下、『陽光桜2a』とする)、陽光桜2aの間には、1本の陽光桜2が植えられている(以下、『陽光桜2b』とする)。
図6(a)に示すように、パネル13aの西側端点を点Aとし、パネル13cの東側端点を点Dとする。そして、陽光桜2aの葉張り21の最東端となる点を点B、最西端となる点を点Eとする。点Bから垂直上方延ばした直線と、陽光桜2aの上方にあるパネル13bとの交点を点Cとし、点Eから垂直上方延ばした直線と、パネル13bとの交点を点Fとする。
さらに、パネル13bの東側端点を点Mとし、パネル13bの西側端点を点Nとする。
ここで、図6(b)で示すように、点Aと点Bを結んだ直線と、点Bと点Cとを結んだ直線のなす角度をθとし、点Dと点Eを結んだ直線と、点Eと点Fとを結んだ直線のなす角をφとする。
また、点Mと点Bを結んだ直線と、点Bと点Cとを結んだ直線のなす角度をηとし、点Nと点Eを結んだ直線と、点Eと点Fとを結んだ直線のなす角をιとする。
ここで、陽光桜2aの大部分が日に当たるのは、太陽3の高度が、点Bと点Aを結んだ直線の延長線上となる時から、点Bと点Mを結んだ直線の延長線上にある時までと、点Eと点Nを結んだ直線の延長線上となる時から、点Eと点Dを結んだ直線の延長線上にある時までである。
その際の、陽光桜2aの日照時間は、陽光桜2aが日光を浴びる時間に対応する角度であるθとφの和から、パネル13により、陽光桜2aが日陰となる時間に対応する角度であるηとιの和を減算した値を、1時間当たりの太陽の移動角度である15度で除算することにより計算することができる。すなわち、以下の数式1で表すことができる。
Figure 2016054725
また、三角形ABCは∠ACBが、三角形DEFは∠DFEが直角の直角三角形であるため、θ及びφはそれぞれ以下の数式2及び数式3で表すことができる。
Figure 2016054725
Figure 2016054725
同様に、三角形MBCは角Cが、三角形NEFは角Fが直角の直角三角形であるため、η及びιはそれぞれ以下の数式4及び数式5で表すことができる。
Figure 2016054725
Figure 2016054725
上記数式を用いることにより、日照時間に対すると陽光桜2の樹高、パネル13の高さ、幅及び13a同士の間隔の関係を求めることができる。
同様に、陽光桜2aの間に植えられている陽光桜2bの日照時間と、パネル13の幅、高さ及び隣り合うパネル13の間隔の関係について説明する。
図6(b)に示すように、パネル13aの西側端の点をGとし、パネル13bの東側端点を点Jとする。また、陽光桜2の葉張り21の最東端となる点を点H、最西端となる点を点Kとし、点Hから垂直上方に延ばした直線と、パネル13aの上端面を西方向水平に延ばした線との交点を点Iとし、点Kから垂直上方延ばした直線と、パネル13bの上端面を東方向水平に延ばした線との交点を点Iとする。
そして、点Gと点Hを結んだ直線と、点Hと点Iを結んだ直線の成す角度をψとし、点Jと点Kを結んだ直線と、点Kと点Lを結んだ直線の成す角度をεとする。
陽光桜2bに日が当たるのは、太陽3の高度が、点Hと点Gを結んだ直線の延長線上にある時から、点Kと点Jを結んだ直線の延長線上にある時までと考えられるため、陽光桜2bの日照時間は、∠GHIの値であるψと∠JKLの値であるεの和を、1時間当たりの太陽の移動角度である15度で除算することにより計算することができる。すなわち、以下の数式6で表すことができる。
Figure 2016054725
また、三角形GHIと三角形JKLとがそれぞれ∠HIG及び∠KLJを直角とする直角三角形であるため、ψとεは、それぞれ以下の数式7及び数式8で表すことができる。
Figure 2016054725
Figure 2016054725
以上、数式1乃至8を用いて、陽光桜2の高さ及び葉張りを設定することにより、パネル13の高さ、東西方向の幅及び間隔に基づいて、陽光桜2a及び陽光桜2bの日照時間を求めることができる。
なお、上記算出式は一例であり、状況に合わせて、適宜必要な数式を用いても良い。
以下、陽光桜2の日照時間と陽光桜2の高さ、パネル13の高さ、パネル13の東西方向の幅及びパネル13の間隔の関係について、図7に基づいて説明する。
例えば、図7(a)で示すように、パネル13の中心点から降ろした垂線と日陰栽培地Yの地平線が交わる点に陽光桜2が植えられており(以下、『陽光桜2a』とする)、陽光桜2が陽光桜2aの間に等間隔となる、すなわち、パネル13同士の間隔の中心点から降ろした垂線と日陰栽培地Yの地平線とが交わる点に陽光桜2が植えられている(以下、『陽光桜2b』とする)とする。
なお、計算の便宜上、陽光桜2を植える位置については南北方向を考慮していない。以下についても同様とする。
図7(a)に示すように、パネル13の東西方向の幅を2aとし、日陰栽培地Yに対する鉛直方向の高さをhとする。また、パネル13は、東西方向横材12aに沿って等間隔で並んでおり、東側から、パネル13a、パネル13bとし、隣り合うパネル13同士の間隔を2bとする。
また、陽光桜2の樹高はlとし、陽光桜2の葉張り21を、便宜上、陽光桜2の高さlの3分の2倍とし、陽光桜2の葉張り21の形状は球状とすると、陽光桜2の葉張り21の半径cは、(1/3)×lと表すことができる。したがって、図7(a)における、長さBCは、以下の数式9で表すことができる。
Figure 2016054725
次に、図7(b)に基づいて、陽光桜2aの高さとパネル13の高さ並びに幅及び間隔に対する陽光桜2aの日照時間を数式3〜数式5に基づいて求める。
陽光桜2aは、パネル13の中心から下した垂線と日陰栽培地Yとが交わる点に植えたものとしているため、長さACと長さDFはともに、AC=DF=2b+a−cとなる。また、長さMCと長さNFも同様に、MC=NF=a−cとなる(図7(b)参照)。また、∠DEFは∠ABCと同じ角度θと、∠NEFは∠MBCと同じ角度ηとなる。このことから、数式2及び数式3は、以下に示す数式10と表せ、数式4及び数式5は以下に示す数式11として表せることができる。
Figure 2016054725
Figure 2016054725
したがって、日照時間を求める数式1は、数式12となる。
Figure 2016054725
例えば、パネル13の高さhを陽光桜2の樹高lの倍数とした場合に、パネル13の幅aと隣り合うパネル13の間隔bと、陽光桜2の日照時間との関係を上記数式10乃至数式12に基づいて計算した結果を表1に示す。
具体的には、パネル13の高さhを、それぞれ樹高lの1.5倍、1.7倍、2.0倍、2.5倍とした場合に、パネル13の幅aを樹高の0.5〜2.0倍とし、隣り合うパネル13の間隔bを樹高lの0.5〜2.0倍とした際の日照時間の計算結果を示す。
なお、日照時間の単位は『時間』である。
Figure 2016054725
例えば、日照時間が6時間以上必要な陽性植物を、陽光桜2a位置に植える場合、パネル13の高さを陽光桜2の樹高の2.0倍とすると、パネル13の東西方向に対する幅を樹高の1.5倍以下とすることで、陽光桜2aの日照時間を6時間以上とすることができる。
また、パネル13の高さを低くした場合であっても、パネル13の東西方向に対する幅を狭くすることにより、日照時間を6時間以上確保することができる。
次に、図7(c)に基づいて、陽光桜2bの日照時間と、陽光桜2の樹高、パネル13の高さ及び間隔の関係を式で表す。
陽光桜2bは、陽光桜2aの間に等間隔で並ぶため、長さGIと長さJLは、GI=JL=b−cとなる。また、∠JKLは∠GHIと同じ角度ψとなり、数式5及び数式6は以下に示す数式13となる。また、陽光桜2bの日照時間を求める数式4は、数式14となる。
Figure 2016054725
Figure 2016054725
なお、陽光桜2の樹高lに対して、パネル13の高さhを固定した場合のパネル13の幅bと陽光桜2の日照時間との関係を表2に示す。
Figure 2016054725
例えば、パネル13の高さが陽光桜2の樹高lの2倍ならば(h=2.0×l)、パネル13の間隔bを陽光桜2の樹高の1.7倍以上にすることにより日照時間を6時間以上確保することができる。逆に、パネル13の間隔bを陽光桜2の樹高の1.2倍程度にすることにより日照時間が4時間半程度となり、パネル13の間隔が陽光桜2の樹高の1.7倍のときと比べて、植物の光合成量を減少し生育を遅らせることができる。
また、日照時間が6時間以上必要な陽性植物を、陽光桜2aと陽光桜2bの位置に植える場合において、パネル13の高さを陽光桜2の樹高の1.7倍とする。この場合、パネル13の間隔を樹高の1.5倍以上とするとともに、パネル13aの東西方向の幅を陽光桜2の樹高の0.5倍から1.2倍程度とすることで、陽光桜2a及び陽光桜2bの日照時間を6時間以上とすることができる。また、陽光桜2bの日照時間が陽光桜2aの日照時間と同程度にするには、隣り合うパネル13同士の間隔を陽光桜2の樹高の1.7倍とし、パネル13の幅方向の長さを、陽光桜2の樹高と同程度とするとよい。
これにより、日陰栽培地Yに植える陽光桜2に当たる日照時間を計算し、パネル13の高さや東西方向に対する幅および間隔を調節することにより、適当な日照時間とすることできる。したがって、陽光桜2の開花時期などを日向栽培地Xで栽培する陽光桜2に比べて調整することができ、陽光桜2の花などを収穫するに際し、収穫時期を分散することができる。したがって、収穫に必要な人手を分散することができ、働き手の負担を軽減することができる。
次に、図8に基づいて、南北方向に等間隔で陽光桜2を植えた場合における、陽光桜2の日照時間と、日陰栽培地Yの緯度、隣り合うパネル13の間隔、パネル13の高さ及び幅の関係について説明する。
図8は、日陰栽培地Yを東側から西側に向けて見た図であり、左側が南を、右側が北を示し、正面が西を示す。
また、パネル13は、南北方向横材12bに沿って、南北方向に等間隔で並んでおり、左側からそれぞれパネル13a、パネル13bとする。なお、パネル13の高さをhとし、南北方向に対する幅は2dと、南北方向に対して隣り合うパネル13同士の間隔をeとする。
また、陽光桜2は、図8に示すように、パネル13の鉛直下方に下した直線と、日陰栽培地Yの地平線との交点から北方向にxずれた位置に植えられており、左から陽光桜2a、陽光桜2bとする。また、図7と同様に、陽光桜2の樹高をl、陽光桜2の葉張り21の大きさを陽光桜2の樹高lの3分の2倍とし、陽光桜2の葉張り21の形状は半径cの球状とする。すなわち、陽光桜2の葉張り21の半径cは、(1/3)×lと表すことができる。
図8(a)に示すように、パネル13aの南側端点を点Oとし、パネル13aの北側端点を点Rとする。また陽光桜2aの葉張り21の中心点を点Pとし、点Oから鉛直下向きに下した直線と、点Pから南方向へ水平に引いた直線との交点を点Qとする。
さらに、陽光桜2bの葉張り21の北側端点を点Sとし、点Rから鉛直下向きに下した直線と、日向栽培地Xから南方向へ水平に引いた直線との交点を点Tとする。
なお、以下において、日陰栽培地Yの緯度を(90−ξ)度とし、地軸の傾きを23.4度として考える。
始めに、昼及び夜の長さが同じ日において、陽光桜2aが昼の間、日光を浴びることができる位置であるとともに、昼が一番長い日において、陽光桜2aが日陰となる位置について説明する。
先ず、昼及び夜の長さが同じである日において、陽光桜2aが略全体に日光を浴びるのは、陽光桜2aの葉張り21の中心点Pと点Oを結んだ延長線上に、太陽3の正中高度がある場合である。この場合、正中をピークに太陽高度は低くなるため、陽光桜2aは、太陽光線31がパネル13aに遮られることなく、昼の間、日光を浴びることができる。なお、点Oと点Pとを結んだ直線と、点Pと点Qとを結んだ直線のなす角∠OPQは、90度から日陰栽培地Yの緯度を減算した角度ξとなる。
この場合において、長さPQがPQ=x+d、長さOQがOQ=h−l+cと表せるため、日陰栽培地Yの緯度、陽光桜2aの樹高l、植樹位置xとパネル13の高さh及び南北方向の幅dの関係は、数式15により表すことができる。
Figure 2016054725
次に、昼の長さが一番長い日において、陽光桜2aがパネル13aの日陰に入る陽光桜2aの植樹位置xについて考える。
陽光桜2aがパネル13aの日陰に入るには、図8(a)に示すように、点Sと点Rとを結んだ直線上に太陽3の正中高度がある場合である。即ち、点Rと点Sを結んだ直線と、点Tと点Sとを結んだ直線のなす角∠RSTが、∠RST≧(ξ+23.4)となる場合である。
したがって、昼の長さが一番長い日におけては、長さSTがST=x+c−dと表せるため、日陰栽培地Yの緯度、陽光桜2aの樹高l、植樹位置xとパネル13の高さh及び南北方向の幅dの関係は、数式16により表すことができる。
Figure 2016054725
この数式15及び16に基づいて、昼の時間が夜の時間よりも長い場合に、パネル13の高さ及び日陰栽培地Yの緯度に対する、陽光桜2aがパネル13aの日陰となるように陽光桜2aを植える位置および、パネル13の幅の最小値を求めることができる。
昼の時間が夜の時間よりも長い時期に、日陰栽培地Yの緯度とパネル13の高さに対して、陽光桜2aがパネル13aの日陰となるような陽光桜2aの植える位置を表3に示す。
なお、表3は緯度0度以上、60以下を表示している。
Figure 2016054725
また、表3に示した位置に陽光桜2aを植えた場合における、パネル13の南北方向に対する幅の最小値を表4で示す。
Figure 2016054725
例えば、日陰栽培地Yの緯度が40度であって、パネル13aの高さを陽光桜2の樹高の2.0倍とした場合、陽光桜2を植える位置はパネル13の中央真下から北側に樹高の0.59倍の位置となる。その場合において、パネル13aの南北方向に対する幅は、最低でも、陽光桜2の樹高の1.04倍とする必要がある。
なお、表5に示すパネル13の幅は、昼の時間が夜の時間よりも長い場合において、陽光桜2が正中時に日陰となるために必要な最小値である。したがって、パネル13の南北方向の幅はこの値よりも大きくしてもよく、パネル13aの値を大きくした場合には、陽光桜2aの植える位置を、数式15を満たすような位置に動かせばよい。
次に、昼の時間が一番短い日において、陽光桜2bがパネル13aの日陰とならない場合の、日陰栽培地Yの緯度、陽光桜2aの樹高、植樹位置とパネル13の高さ及び南北方向のパネル13同士の間隔の関係について説明する。
なお、昼の時間が一番短い日とは、正中高度が一年で最も低くなる日であるため、太陽光線31をパネル13aが遮ることによってできる日陰が、最も北側にまで届く日となる。
したがって、昼の時間が一番短い日において、陽光桜2bがパネル13aの日陰とならないのは、正中時に、太陽3が、陽光桜2bの葉張り21の点Uから点Rを結んだ延長線上にある場合である(図9(b)参照)。
ここで、図8(b)に示すように、パネル13aの北側端点を、図8(a)と同様に点Rとし、陽光桜2aの葉張り21の最下点を点Uとする。そして、点Rから鉛直下向きに下した直線と、点Uから南方向へ水平に引いた直線との交点を点Vとする。
この場合において、点Rと点Uとを結ぶ直線と、点Vと点Uとを結ぶ直線とのなす角∠RUVは、∠RUV=(ξ―23.4)となり、また、長さRVはRV=h−cと、長さUVは、UV=e+d+xと表すことができる。
したがって、陽光桜2bの植える位置は、数式17により表すことができる。
Figure 2016054725
表3及び表4で求めた陽光桜2aの植樹位置及びパネル13の幅と数式17に基づいて、日陰栽培地Yの緯度及びパネル13の高さに対するパネル13の間隔を表5に示す。
Figure 2016054725
表5に示すように、昼の時間の長さが一番短い日である場合において、日陰栽培地Yの緯度が40度、パネル13の高さを陽光桜2の樹高の2.0倍とした場合、陽光桜2bがパネル13aに基づいて日陰とならないためには、隣り合うパネル13の間隔を陽光桜2の樹高の2.30倍以上とする必要がある。
以上の数式15、数式16及び数式17に基づいて、昼が夜に比べて短い時は、陽光桜2aが昼の間、日光を浴びることができ、逆に、昼の時間が夜の時間に比べて長い時は、太陽3が正中の位置近辺にある時に陽光桜2が日陰となるようにすることができる位置に陽光桜2を植えることができる。
以上の計算式を用いて、昼の短い時期は、昼の間中、陽光桜2を日光に当てることができ、逆に昼が長い時期は、太陽3が正中の位置近辺にある時に日陰となるようでき、陽光桜2aの日照時間を調整することができる。
このように、収穫時期を調整する植物の育成方法は、収穫可能な陽光桜2の高さに対して上方において、所定の大きさを有するとともに、所定の間隔で配置するパネル13を備える日陰栽培地Yと、陽光桜2を露地栽培する日向栽培地Xとで構成することにより、収穫可能な陽光桜2の収穫時期を延長することができる。
詳述すると、陽光桜2の高さに対して上方において、所定の大きさを有するとともに、所定の間隔で配置するパネル13により、日陰栽培地Yに日陰を作ることができる。日陰32は、太陽3の移動に伴って移動するため、パネル13の大きさ、高さ及び間隔を調整することにより、陽光桜2の日照時間を調整することができる。
また、日陰栽培地Yにパネル13を設置し日陰32を作ることにより、日陰栽培地Yの気温を日向培地に比べ低くすることができる。
陽光桜2の日照時間を調整すること及び日陰栽培地Yの気温を日向培地に比べ低くすることにより、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の開花時期などを日向栽培地Xに対して遅らせることができ、日向栽培地Xと日陰栽培地Y全体での収穫時期を延長することができる。したがって、先に収穫時期を向かえた栽培地で栽培した陽光桜2の花などを収穫し、その後に、後に収穫時期を向かえた陽光桜2の花などを収穫することができ、収穫に要する人手を分散することができる。
また、所定の高さを有するとともに、所定の間隔で配設したパネル13を支える支柱11と、パネル13より下方において、所定の高さを有し、支柱間を連接する誘引紐14を備えることにより、陽光桜2を所定の高さに誘引することができ、収穫の対象である陽光桜2の花や果実を所定の高さで開花、結実させることができる。したがって、収穫する際に、例えば、収穫者は脚立に登るなどすることなく、花や果実を効率的にかつ安全に収穫することができる。
また、パネル13の面積を、日陰栽培地Yの面積の25%以上40%以下とした構成とすることにより、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の収穫時期を日向栽培地Xでの収穫時期に比べて遅らせることができるとともに、陽光桜2の収穫量を一定量以上確保することができる。
詳述すると、パネル13の面積が日陰栽培地Yの面積の25%未満である場合、日陰栽培地Yの一日当たりの日照量が日向栽培地Xの日照量と比べて十分に少なくならず、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の収穫時期が、日向栽培地Xで栽培している陽光桜2の収穫時期に対して優位な差が得られないこととなる。
また、パネル13の面積が日陰栽培地Yの面積の40%よりも大きい場合、陽光桜2の成長に必要な日照量が十分に確保されないため、日陰栽培地Yで栽培される陽光桜2の収穫量が二割以上下がることとなる。
このことから、日陰栽培地Yに備えたパネル13を、日陰栽培地Yの面積に対してパネル13との面積が25%以上40%以下とすることで、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の収穫時期を日向栽培地Xでの収穫時期に比べて遅らせることができるとともに、陽光桜2の収穫量を一定以上確保することができる。
なお、好ましくはパネル13の面積が、日陰栽培地Yの面積の30%以上35%以下となるほうがよい。30%以上35%以下とすることにより、より確実に日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の収穫時期を日向栽培地Xでの収穫時期に比べて遅らせることができるとともに、陽光桜2の収穫量を一定以上確保することができるためである。
また、陽光桜2の生殖生長期における陽光桜2の高さと東西方向に対する葉張り21を設定するとともに、陽光桜2の高さ及び東西方向に対する葉張り21と陽光桜2に必要な日照時間に基づいて、パネル13の東西方向に対する幅及び間隔並びにパネル13の高さのうち少なくとも一つに関して設定することにより、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の日照時間を、所望の日照時間となるように調整して陽光桜2を栽培することができる。
具体的には、陽光桜2の高さ及び東西方向に対する葉張り21を、生殖生長期における陽光桜2の高さ及び東西方向に対する葉張り21と設定し、陽光桜2の生育に必要な日照時間を考慮し、パネル13の東西方向に対する幅及び間隔並びに高さのいずれか一つに関して設定することにより、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2が日光に照らされる時間を、前記植物の成長に必要な最低限以上の日照時間とするとともに、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の日照時間が、日向栽培地Xで栽培する陽光桜2の日照時間と比較して、少なくなるように陽光桜2を栽培することができる。
したがって、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の成長に必要な日照時間を確保しつつ、日向栽培地Xで栽培する陽光桜2と比較して、収穫時期を遅らせることなどができ、収穫に必要な人手を分散することができる。
これにより、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2を良質な状態としつつ、日陰栽培地Yで栽培する陽光桜2の成長を段階的に調整することができ、収穫に要する人手をより分散することができる。
また、生殖生長期における陽光桜2の高さと南北方向に対する葉張り21を設定するとともに、陽光桜2の高さ及び南北方向に対する葉張り21と日陰栽培地Yの緯度とに基づいて、南北方向に対するパネル13の幅及び隣り合うパネル13との間隔、並びにパネル13の高さのうち少なくとも一つに関して設定することにより、緯度を考慮し、時期に合わせて日照時間を調整することができる。
具体的には、陽光桜2の高さ及び葉張り21を、生殖生長期における陽光桜2の高さ及び南北方向に対する葉張り21を設定し、日陰栽培地Yの緯度、パネル13の高さ及び南北方向に対する葉張り21に基づいて、陽光桜2の樹高に対する、パネル13の南北方向に対する幅及び間隔並びにパネル13の高さのいずれか一つに関して設定することができる。すなわち、日陰栽培地Yの緯度に基づいて算出した太陽高度を考慮して、陽光桜2の高さに対する、パネル13の南北方向の幅及び間隔並びに高さを設定することができ、栽培地の緯度に適した遮蔽物の高さ並びに南北方向に対する幅及び間隔を考慮して遮蔽物を設置することができる。
したがって、日照時間が短い冬場には、可能な限り陽光桜2が日陰32に入らないように調整するとともに、夏場には必要以上に日光が当たらないように調整することができる。
また、陽光桜2の生殖生長期における陽光桜2の高さと南北方向に対する葉張り21を設定するとともに、日陰栽培地Yの緯度と、南北方向に対するパネル13の高さ及び幅、並びにパネル13と南北方向に隣り合うパネル13との間隔のうち少なくとも一つに関する配置に基づいて、パネル13に対する南北方向の陽光桜2を植える位置を定めることにより、陽光桜2の生殖生長期の高さ及び葉張り21に基づいて、時期に応じて所定の日照時間を確保することができる位置に陽光桜2を栽培する位置を決めることができる。
具体的には、日陰栽培地Yの緯度に基づいて、パネル13の高さ及び南北方向に対する幅及び間隔のいずれか一つに関する配置と、陽光桜2の生殖生長期の高さ及び葉張り21に基づいて、時期によっては、日陰栽培地Yであっても日陰32とならない位置を求めることができる。これにより、ある時期は、日陰32に隠れることなく日光を浴び、それ以外の時期は日照時間を調整することができる場所に陽光桜2を植えることができる。
これにより、例えば、日照時間が短い冬場には、可能な限り日陰とならない位置であるとともに、夏場には必要以上に日光が当たらないような位置に陽光桜2を植えることができる。
また、パネル13が、太陽光パネルで構成することにより、従来から存在する太陽光パネルをパネル13として利用でき、日陰栽培地Yを作成するために新たな設備投資をする必要がない。
また、陽光桜2の育成に必要な機器に用いる電力のランニングコストを削減することができる。
具体的には、太陽光パネルにより発電した電気を用いて、例えばスクリンプラ5などに電気を供給し、水を撒くことができる。これにより、働き手の負担を軽減するとともにコストを削減することができ、効率的に陽光桜2を栽培することができる。
また、収穫可能な植物を、陽光桜2とすることにより、比較的に収穫期間が短い陽光桜2の収穫時期を延長することができ、陽光桜2の花の収穫にかかる人手を分散して収穫することができる。また、陽光桜2は、誘引することにより、陽光桜2の成長を促進することができるため、日向栽培地X及び日陰栽培地Yの全体に対する収穫量を増やすことができるとともに、収穫時期を延長することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の植物は、陽光桜2に対応し、
遮蔽物は、パネル13に対応し、
誘引連結材は、誘引紐14に対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上記実施例において、収穫する植物を陽光桜2としているが、収穫可能な植物は陽光桜以外の木本植物のであっても良いし、穀物、野菜、果物、花などが収穫可能な草本植物であっても良い。また、日向栽培地Xと日陰栽培地Yに植える植物が同じであるならば、日向栽培地Xと日陰栽培地Yのそれぞれの中で複数種類の植物を配置しても良い。
具体的には、陽光桜、紫蘇、榊、樒、椿、菊芋、センリョウ、マンリョウ、ナンテン、ケール、ニンニク、ハーブ類などのうち一種類又は複数種類の植物を育てても良い。
また、例えば、日向栽培地Xにはパネル13を考慮する必要がないため、陽光桜2の生育に影響がない範囲で密に植えることができるが、日陰栽培地Yにおいては、日照時間などを考慮する必要があるため密に陽光桜2を植えることができない。そこで、日向栽培地Xと日陰栽培地Yとの収穫量が同程度となるように、収穫量に基づいて日向栽培地Xと日陰栽培地Yの面積を設定しても良い。
なお、パネル13は必ずしも太陽光パネルである必要はなく、材質を問わず、板状体であればよい。例えば、金属製であっても、木製であっても良いし、高分子化合物であっても良いが、相当数のパネル13を横材12に沿って並べるため、パネル13は、支柱11及び横材12で支えることが可能な程度に軽量であり、また、長時間直射日光を浴びるため、例えば、カーボン樹脂による板材のように、耐熱性を有する方が好ましい。
11…支柱
13…パネル
14…誘引紐
2…陽光桜
21…葉張り
3…太陽
32…日陰
5…スクリンプラ
X…日向栽培地
Y…日陰栽培地

Claims (8)

  1. 収穫可能な植物の高さに対して上方において、所定の大きさを有するとともに、
    所定の間隔で配置する遮蔽物を備える日陰栽培地と、
    前記植物を露地栽培する日向栽培地と、
    前記植物を育成する
    植物の育成方法。
  2. 所定の高さを有するとともに、所定の間隔で配設した前記遮蔽物を支える支柱と、
    前記遮蔽物より下方において、所定の高さを有し、前記支柱間を連接する誘引連結材を備えた
    請求項1に記載の植物の育成方法。
  3. 前記遮蔽物の面積を、
    前記日陰栽培地の面積に対して25%以上40%以下とした
    請求項1又は2に記載の植物の育成方法。
  4. 前記植物の生殖生長期における植物の高さと東西方向に対する葉張りを設定するとともに、
    前記植物の高さ及び東西方向に対する葉張りと前記植物に必要な日照時間に基づいて、
    前記遮蔽物の東西方向に対する幅及び間隔並びに前記遮蔽物の高さのうち少なくとも一つに関して設定する
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の植物の育成方法。
  5. 生殖生長期における前記植物の高さと南北方向に対する葉張りを設定するとともに、
    前記植物の高さ及び南北方向に対する葉張りと前記日陰栽培地の緯度とに基づいて、
    南北方向に対する前記遮蔽物の幅及び隣り合う前記遮蔽物との間隔、並びに前記遮蔽物の高さのうち少なくとも一つに関して設定する
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載の植物の育成方法。
  6. 前記植物の生殖生長期における植物の高さと南北方向に対する葉張りを設定するとともに、
    前記日陰栽培地の緯度と、南北方向に対する前記遮蔽物の高さ及び幅、並びに前記遮蔽物と南北方向に隣り合う前記遮蔽物との間隔のうち少なくとも一つに関する配置に基づいて、
    前記遮蔽物に対する南北方向の前記植物を植える位置を定める
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載の植物の育成方法。
  7. 前記遮蔽物が、太陽光パネルであることを特徴とする
    請求項1乃至6のうちいずれかに記載の植物の育成方法。
  8. 前記植物を、陽光桜とする
    請求項1乃至7のうちいずれかに記載の植物の育成方法。
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