JP2016054600A - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2016054600A
JP2016054600A JP2014179252A JP2014179252A JP2016054600A JP 2016054600 A JP2016054600 A JP 2016054600A JP 2014179252 A JP2014179252 A JP 2014179252A JP 2014179252 A JP2014179252 A JP 2014179252A JP 2016054600 A JP2016054600 A JP 2016054600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive mechanism
battery
power
ecu
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014179252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6449598B2 (ja
Inventor
祐一 林
Yuichi Hayashi
祐一 林
只一 松本
Tadaichi Matsumoto
只一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014179252A priority Critical patent/JP6449598B2/ja
Publication of JP2016054600A publication Critical patent/JP2016054600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6449598B2 publication Critical patent/JP6449598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】過充電に起因するバッテリの破損を回避することのできる電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両10は、第1駆動機構100と、第2駆動機構200と、それらの動力を駆動輪11,12に伝達する動力伝達機構300とを備える。駆動機構100,200は、バッテリ121,221と、充電状態検出部130,230と、モータジェネレータ150,250と、ECU160,260とをそれぞれ備える。ECU160は、第1駆動機構100に異常が生じた場合、充電状態検出部130によりバッテリ121の充電状態を監視し、バッテリ121に過充電が生じると判断される場合には、第2駆動機構200に停止指令を通知する。また、ECU160は、第2駆動機構200から送信される停止指令を受信した場合には、第1駆動機構100を停止させる。ECU260も同様の処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータジェネレータを動力源として用いる電動車両に関する。
この種の電動車両としては、例えば特許文献1に記載の車両がある。特許文献1に記載の電動車両は、バッテリからの電力に基づき駆動する走行用動力源としてのモータジェネレータを備える。モータジェネレータは、車両走行のための動力を発生する一方、制動時等の減速時において車両の運動エネルギを電気エネルギに変換する回生発電を行う。このような電動車両では、モータジェネレータにより生成される回生電力をバッテリに充電して回収することでエネルギ効率の向上が図られている。
特開2010−36594号公報
上記のような電動車両を例えばバス等の大型車両に適用する場合、車両走行に必要な動力が大きくなるため、例えばバッテリとモータジェネレータとにより構成される駆動機構(バンク)を2組搭載することが考えられる。より詳しくは、ギアを介して2組の駆動機構を直結し、2組の駆動機構からギアを介して車両の駆動輪に動力を伝達することにより駆動輪を駆動させる。このような構成によれば、駆動輪に伝達される動力が増加するため、大型車両を走行させることが可能となる。
一方、このような電動車両では、片方の駆動機構に異常が生じた場合、当該駆動機構のモータジェネレータを停止させ、正常な一つの駆動機構のみにより走行することが考えられる。ところで、一つの駆動機構のみが駆動している場合でも、正常な駆動機構の動力がギアを介して異常な駆動機構のモータジェネレータに伝達されるため、異常な駆動機構のモータジェネレータが連れ回りする。異常な駆動機構における異常の発生がインバータやモータジェネレータの失陥である場合、この連れ回りによる逆起電力を弱めるための弱め界磁制御が不能になるため、モータジェネレータに発生する逆起電力がバッテリに継続的に充電されることになる。この継続的な充電がバッテリに対する過充電にならないようにするためには、バッテリとモータジェネレータとの間に介在するメインリレーを遮断することが必要であるが、電動車両が走行中の場合はメインリレーの焼損防止といった観点からメインリレーの遮断を先送りにする場合があり、バッテリが過充電により破損するおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、2組以上の駆動機構を搭載する電動車両において、いずれか一つの駆動機構に異常が発生した場合であっても、過充電に起因するバッテリの破損を回避することのできる電動車両を提供することにある。
上記課題を解決する電動車両は、再充電可能なバッテリ(121,221)と、前記バッテリからの電力に基づき車両走行に必要な動力を生成するとともに回生電力を前記バッテリに充電するモータジェネレータ(150,250)と、前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出部(130,230)と、前記モータジェネレータの駆動を制御する制御部(160,260)と、を有する複数の駆動機構(100,200)と、前記複数の駆動機構のそれぞれのモータジェネレータにより生成される動力を車両の駆動輪に伝達する動力伝達機構(300)と、を備え、前記制御部は、自身の駆動機構に異常が生じた場合、前記充電状態検出部により前記バッテリの充電状態を監視し、前記バッテリに過充電が生じると判断される場合には、他の駆動機構に停止指令を通知するとともに、前記他の駆動機構から送信される停止指令を受信した場合には、自身の駆動機構を停止させる。
この構成によれば、複数の駆動機構のうちのいずれかに異常が生じた後、異常の生じた駆動機構のバッテリに過充電が生じた場合には、正常な駆動機構のモータジェネレータが停止する。これにより、正常な駆動機構のモータジェネレータの動作に連動して異常な駆動機構のモータジェネレータが連れ回りしなくなるため、異常な駆動機構のモータジェネレータからバッテリに回生電力が充電されることがない。したがって、過充電に起因するバッテリの破損を回避することができる。
本発明によれば、2組以上の駆動機構を搭載する電動車両において、いずれか一つの駆動機構に異常が発生した場合であっても、過充電に起因するバッテリの破損を回避することができる。
電動車両の一実施形態についてその概略構成を示すブロック図。 実施形態の電動車両についてその蓄電装置の電気的構成を示す回路図。 実施形態の電動車両についてECUにより実行される異常監視処理の手順を示すフローチャート。 実施形態の電動車両についてECUにより実行される駆動機構停止処理の手順を示すフローチャート。 実施形態の電動車両についてその動作例を示すシーケンスチャート。
以下、電動車両の一実施形態について説明する。はじめに、本実施形態の電動車両の概要について説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動車両10は、例えば大型バスからなり、第1駆動機構100と、第2駆動機構200と、動力伝達機構300とを備える。動力伝達機構300は、第1駆動機構100及び第2駆動機構200により生成される動力を車両の左右の駆動輪11,12に伝達する。すなわち、電動車両10は、第1駆動機構100及び第2駆動機構200を動力源として走行する。
第1駆動機構100は、燃料電池装置110と、蓄電装置120と、充電状態検出部130と、インバータ140と、モータジェネレータ150と、制御部としてのECU(電子制御装置)160とを備える。
燃料電池装置110は、燃料タンク111と、燃料電池スタック112と、コンバータ113とを有する。燃料タンク111には、水素等のガス燃料が高圧の状態で貯蔵されている。燃料タンク111は、貯蔵されたガス燃料を減圧して燃料電池スタック112に供給する。燃料電池スタック112は、燃料タンク111から供給されるガス燃料と、ブロア(図示略)から供給される空気との化学反応により発電する。コンバータ113は、燃料電池スタック112により発電される直流電力を、インバータ140の供給に適した電圧まで昇圧し、インバータ140に印加する。
蓄電装置120は、バッテリ121と、断続回路122と、コンバータ123とを有する。
図2に示すように、バッテリ121の高電位側端子及び低電位側端子には、高電位側配線126及び低電位側配線127がそれぞれ接続されている。高電位側配線126及び低電位側配線127は断続回路122を介してコンバータ123に接続されている。なお、低電位側配線127には、プリチャージ抵抗Rが並列に接続されている。また、高電位側配線126と低電位側配線127との間には平滑コンデンサC1が接続されている。
断続回路122は、高電位側配線126を断続させる第1リレー122aと、低電位側配線127を断続させる第2リレー122bと、プリチャージ抵抗Rに直列接続されるプリチャージリレー122cとから構成される。断続回路122では、各リレー122a〜122cのオン/オフ状態を切り替えることにより、バッテリ121とコンバータ123との間の給電経路を断続させることができる。
コンバータ123は、リアクトルLと、スイッチング素子SW1,SW2と、平滑コンデンサC2とを有する。スイッチング素子SW1,SW2は、インバータ140の高電位側配線141と低電位側配線142との間に直列に接続されている。なお、断続回路122の第2リレー122b及びプリチャージリレー122cの少なくとも一方がオン状態である場合、インバータ140の低電位側配線142の電位は、バッテリ121の低電位側配線127と同一の電位となる。また、スイッチング素子SW1,SW2は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等からなる。スイッチング素子SW1,SW2には還流ダイオードD1,D2がそれぞれ並列に接続されている。リアクトルLは、バッテリ121の高電位側配線126とスイッチング素子SW1,SW2の接続点Pとの間に配置されている。平滑コンデンサC2は、インバータ140の高電位側配線141と低電位側配線142との間に配置されている。コンバータ123は、スイッチング素子SW1,SW2のオン/オフ制御により、バッテリ121の電圧を昇圧してインバータ140に供給する。
また、蓄電装置120は、第1電圧センサ124と、第2電圧センサ125とを備える。第1電圧センサ124は、バッテリ121の高電位側配線126と低電位側配線127との間の電位差(バッテリ電圧)VLを検出する。第2電圧センサ125は、インバータ140の高電位側配線141と低電位側配線142との間の電位差(インバータ電圧)VHを検出する。各電圧センサ124,125は、検出した電圧値をECU160に出力する。
充電状態検出部130はバッテリ121の状態量、例えばバッテリ121の出力電圧や出力電流、温度を検出し、検出したバッテリ121の状態量をECU160に出力する。
図1に示すように、インバータ140は、燃料電池装置110あるいは蓄電装置120から供給される直流電力を三相交流電力に変換してモータジェネレータ150に供給することにより、モータジェネレータ150を駆動させる。また、インバータ140は、モータジェネレータ150からの回生電力(三相交流電力)を直流電力に変換し、コンバータ123に供給する。このとき、コンバータ123は、インバータ140から供給される直流電力を、バッテリ121への供給に適した電圧まで降圧し、バッテリ121に供給する。これにより、バッテリ121の充電が行われる。
ECU160は、燃料電池スタック112及びコンバータ113の駆動を制御することにより、燃料電池装置110からインバータ140に供給される直流電力を制御する。また、ECU160は、断続回路122及びコンバータ123の駆動を制御することにより、蓄電装置120からインバータ140に供給される直流電力を制御する。
例えば、ECU160は、モータジェネレータ150が回生を行っている際、充電状態検出部130により検出されるバッテリ121の状態量に基づき充電電力制限値Winを設定する。充電電力制限値Winは、バッテリ121の充電電力の制限値を示したものであり、バッテリ121が満充電状態の場合、その値が「0」に設定される。また、充電電力制限値Winは、バッテリ121の充電電力が低下するほど、所定値(<0)まで漸減するように設定されている。ECU160は、モータジェネレータ150により回生電力が生成される際、バッテリ121に充電される電力が充電電力制限値Winの範囲内となるようにモータジェネレータ150の駆動を制御する。これにより、バッテリ121に供給される回生電力が過大となることが防止される。
なお、モータジェネレータ150が回生を行っている際に充電電力制限値Winが正の値を示した場合、バッテリ121に過充電が生じるおそれがあることを示す。よってECU160は、モータジェネレータ150が回生を行っている際に充電電力制限値Winが正の値になることをもって、バッテリ121に過充電が生じると判断することができる。
また、ECU160は、第1電圧センサ124により検出されるバッテリ電圧VL、及び第2電圧センサ125により検出されるインバータ電圧VHに基づきインバータ電圧VHを目標電圧に制御する。目標電圧は、インバータ140の供給に適した値に設定されている。
さらに、ECU160は、インバータ140の駆動を制御することにより、モータジェネレータ150に供給される電圧をPWM(パルス幅変調)制御する。ECU160は、このPWM制御を通じてモータジェネレータ150の駆動を制御する。
第2駆動機構200は第1駆動機構100と同一の構成からなる。すなわち、第2駆動機構200も第1駆動機構100と同様に、燃料電池装置210と、蓄電装置220と、充電状態検出部230と、インバータ240と、モータジェネレータ250と、ECU260とを備える。燃料電池装置210は、燃料タンク211と、燃料電池スタック212と、コンバータ213とを有する。また、蓄電装置220は、バッテリ221と、断続回路222と、コンバータ223とを有する。第2駆動機構200のこれら要素の構造及び動作は、第1駆動機構100の各要素の構造及び動作と同一であるため、それらの説明は割愛する。
動力伝達機構300は、ギア301と、プロペラシャフト302と、デファレンシャルギア303とを備える。ギア301には、第1駆動機構100のモータジェネレータ150の出力軸151と、第2駆動機構200のモータジェネレータ250の出力軸251とが連結されている。ギア301は、各モータジェネレータ150,250の出力軸151,251の回転をプロペラシャフト302に伝達することによりプロペラシャフト302を回転させる。なお、各モータジェネレータ150,250の出力軸151,251はギア301を介して機械的に連結されているため、それらのうちの一方の出力軸が回転した場合には、それに連動して他方の出力軸も回転する、いわゆる連れ回りが発生する。
デファレンシャルギア303は、プロペラシャフト302の回転を車両の左右のドライブシャフト13,14に伝達することにより各ドライブシャフト13,14を回転させる。ドライブシャフト13,14の回転により、それらの先端にそれぞれ連結された駆動輪11,12が回転し、車両が走行する。
次に、第1駆動機構100及び第2駆動機構200に異常が生じた場合の動作について説明する。
例えば第1駆動機構100のみに異常が生じた場合、第1駆動機構100のECU160は、その異常を検出すると、第1駆動機構100を停止させる。具体的には、ECU160は、モータジェネレータ150の駆動を停止させる等の処理を行う。したがって、この状況では、第2駆動機構200の駆動のみにより車両の走行が行われることとなる。また、ECU160は、モータジェネレータ150に対して弱め界磁制御を実行することで、連れ回りによりモータジェネレータ150に発生する逆起電力を抑制する。これにより、モータジェネレータ150が走行の負荷となることを抑制することが可能となる。
一方、第2駆動機構200のみに異常が生じた場合、第2駆動機構200のECU260は、その異常を検出すると、同様に第2駆動機構200を停止するとともに、第2モータジェネレータ250に対して弱め界磁制御を実行する。
ところで、例えば第1駆動機構100のみに異常が発生し、第2駆動機構200のみで車両走行が行われている場合、第1駆動機構100のモータジェネレータ150あるいはインバータ140に異常が生じると、ECU160は弱め界磁制御を適切に実行することができない。このような状況では、連れ回りによりモータジェネレータ150に発生する逆起電力を抑制することができない。このとき、ECU160は、インバータ電圧VHを目標電圧に制御するため、モータジェネレータ150に発生した逆起電力はバッテリ121に充電される。このような充電が継続すると、過充電によりバッテリ121に異常が生じるおそれがある。同様の課題は、第1駆動機構100のみで車両走行が行われている場合にも生じ得る。
そこで、本実施形態の電動車両10では、第1駆動機構100及び第2駆動機構200のいずれか一方に異常が生じた場合には、異常の生じた駆動機構のECUがバッテリの充電状態を監視する。そして、異常の生じた駆動機構のECUがバッテリに過充電が生じることを検出した場合には、相手方の正常な駆動機構を停止させることにより、異常な駆動機構のバッテリに過充電状態を継続しないようにする。以下、その詳細を説明する。
各ECU160,260は、図3に示す処理を所定の周期で繰り返し実行する。以下では、便宜上、第1駆動機構100のECU160が実行する処理のみについて説明する。
図3に示すように、ECU160は、まず、第1駆動機構100に異常が生じているか否かを判断する(S10)。ECU160は、第1駆動機構100の異常を検出した場合(S10:YES)、第1駆動機構100の駆動を停止するとともに(S11)、その旨を第2駆動機構200に通知する(S12)。続いて、ECU160は、充電電力制限値Winが零以上であるか否かを判断する(S13)。ECU160は、充電電力制限値Winが零以上である場合(S13:NO)、第1駆動機構100のバッテリ121に過充電が生じると判定し、停止指令を第2駆動機構200のECU260に通知し(S14)、一連の処理を終了する。
また、ECU160は、第1駆動機構100の異常を検出できなかった場合(S10:NO)、あるいは充電電力制限値Winが零よりも小さい負の値である場合(S13:YES)には、一連の処理を終了する。
また、各ECU160,260は、図4に示す処理も所定の周期で繰り返し実行する。以下では、便宜上、第1駆動機構100のECU160が実行する処理のみについて説明する。
図4に示すように、ECU160は、まず、第2駆動機構200に異常が生じたか否かを判断する(S20)。ECU160は、第2駆動機構200から停止の旨の通知があった場合には、第2駆動機構200に異常が生じたと判断し(S20:YES)、続いて第2駆動機構200から停止指令が通知されたか否かを判断する(S21)。そして、ECU160は、第2駆動機構200から停止指令が通知された場合には(S21:YES)、第1駆動機構100を停止させる(S22)。
また、ECU160は、第2駆動機構200に異常が生じていない場合(S20:NO)、あるいは第2駆動機構200から停止指令が無い場合には(S21:NO)、一連の処理を終了する。
次に、図5を参照して、本実施形態の電動車両10の動作例について説明する。
図5に示すように、例えば第1駆動機構100に異常が生じた場合、第1駆動機構100のECU160が異常を検出すると(S30)、ECU160は第1駆動機構100を停止するとともに(S31)、その旨を第2駆動機構200に通知する(S32)。このとき、第2駆動機構200のECU260は、第1駆動機構100の停止の旨の通知を受信すると(S40)、第1駆動機構100に異常が生じたと判断する(S41)。
一方、ECU160は、第1駆動機構100の停止の旨を通知した後(S32)、充電電力制限値Winが零以上になると(S33)、すなわちバッテリ121に過充電が生じる状況になると、停止指令を第2駆動機構200に通知する(S34)。このとき、第2駆動機構200のECU260は、停止指令を受信すると(S42)、第2駆動機構200を停止させる(S43)。これにより、第1駆動機構100のモータジェネレータ150が連れ回りしなくなるため、モータジェネレータ150からバッテリ121に回生電力が充電されなくなる。したがって、過充電に起因するバッテリ121の破損を未然に回避することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・ECU160は、充電電力制限値Winとは別の値に基づいてバッテリ121に過充電が生じるか否かを判断してもよい。例えばECU160は、充電状態検出部130により検出されるバッテリ121の状態量に基づいてバッテリ121の充電量を推定し、当該充電量が所定値を超えることをもってバッテリ121に過充電が生じると判断してもよい。なお、ECU260についても同様である。
・断続回路122の構造は適宜変更可能である。例えば低電位側配線127にプリチャージ抵抗Rが設けられていない場合には、断続回路122からプリチャージリレー122cを排除してもよい。また、断続回路122は、バッテリ121とコンバータ123との間の給電経路を断続させるものに限らない。断続回路122は、例えばコンバータ123とインバータ140との間の給電経路を断続する構成や、インバータ140とモータジェネレータ150との間の給電経路を断続する構成であってもよい。要は、断続回路122は、バッテリ121とモータジェネレータ150との間の給電経路を断続させるものであればよい。
・動力伝達機構300の構造は、各モータジェネレータ150,250により生成される動力を車両の駆動輪11,12に伝達できるものであれば、適宜変更可能である。
・燃料電池装置110,210及び蓄電装置120,220のそれぞれの構造は適宜変更可能である。例えば燃料電池装置110,210及び蓄電装置120,220はコンバータを有しない構造であってもよい。
・第1駆動機構100は、燃料電池装置110と蓄電装置120とを有する構成に限らず、例えばエンジンと蓄電装置とを有する構成であってもよい。また、第1駆動機構100は、蓄電装置120のみを有する構成であってもよい。第2駆動機構200についても同様である。
・電動車両10は、2つの駆動機構100,200を備える構造に限らず、3つ以上の駆動機構を備える構造であってもよい。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10:電動車両
11,12:駆動輪
100:第1駆動機構
200:第2駆動機構
121,221:バッテリ
130,230:充電状態検出部
150,250:モータジェネレータ
300:動力伝達機構
160,260:ECU160(制御部)

Claims (3)

  1. 再充電可能なバッテリ(121,221)と、前記バッテリからの電力に基づき車両走行に必要な動力を生成するとともに回生電力を前記バッテリに充電するモータジェネレータ(150,250)と、前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出部(130,230)と、前記モータジェネレータの駆動を制御する制御部(160,260)と、を有する複数の駆動機構(100,200)と、
    前記複数の駆動機構のそれぞれのモータジェネレータにより生成される動力を車両の駆動輪に伝達する動力伝達機構(300)と、を備え、
    前記制御部は、
    自身の駆動機構に異常が生じた場合、前記充電状態検出部により前記バッテリの充電状態を監視し、前記バッテリに過充電が生じると判断される場合には、他の駆動機構に停止指令を通知するとともに、
    前記他の駆動機構から送信される停止指令を受信した場合には、自身の駆動機構を停止させることを特徴とする電動車両。
  2. 前記バッテリと前記モータジェネレータとの間の給電経路を断続させる断続回路(122,222)を更に備え、
    前記制御部は、
    前記バッテリに過充電が生じると判断される場合、前記断続回路により前記給電経路を遮断することにより自身の駆動機構を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記制御部は、
    前記充電状態検出部を通じて検出される前記バッテリの充電状態に基づき前記バッテリへの充電電力の制限値を示す充電電力制限値を演算するものであり、
    前記充電電力制限値に基づき前記バッテリに過充電が生じたか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両。
JP2014179252A 2014-09-03 2014-09-03 電動車両 Active JP6449598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179252A JP6449598B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179252A JP6449598B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016054600A true JP2016054600A (ja) 2016-04-14
JP6449598B2 JP6449598B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=55744401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014179252A Active JP6449598B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6449598B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018112480A1 (de) 2017-06-29 2019-01-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brennstoffzellensystem und Verfahren zur Steuerung eines Brennstoffzellensystems

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787602A (ja) * 1993-09-17 1995-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自動車の保護装置
JPH10244858A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Toyota Motor Corp 車両の減速エネルギ回生装置
JP2000297669A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Fuji Heavy Ind Ltd ハイブリッド車の制御装置
JP2000324615A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびそれを搭載したハイブリッド車両並びに動力出力装置の制御方法
JP2006014387A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2007014077A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Toyota Motor Corp 電動車両
JP2007028733A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Toyota Motor Corp モータ駆動装置およびハイブリッド駆動装置
JP2008043119A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Fujitsu Ten Ltd 制御システム、及び電動車両
JP2009113619A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Toyota Motor Corp ハイブリッド車およびその制御方法
JP2013162704A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Toyota Motor Corp 電動車両

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787602A (ja) * 1993-09-17 1995-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気自動車の保護装置
JPH10244858A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Toyota Motor Corp 車両の減速エネルギ回生装置
JP2000297669A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Fuji Heavy Ind Ltd ハイブリッド車の制御装置
JP2000324615A (ja) * 1999-05-14 2000-11-24 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびそれを搭載したハイブリッド車両並びに動力出力装置の制御方法
JP2006014387A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2007014077A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Toyota Motor Corp 電動車両
JP2007028733A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Toyota Motor Corp モータ駆動装置およびハイブリッド駆動装置
JP2008043119A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Fujitsu Ten Ltd 制御システム、及び電動車両
JP2009113619A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Toyota Motor Corp ハイブリッド車およびその制御方法
JP2013162704A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Toyota Motor Corp 電動車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018112480A1 (de) 2017-06-29 2019-01-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brennstoffzellensystem und Verfahren zur Steuerung eines Brennstoffzellensystems
US10811710B2 (en) 2017-06-29 2020-10-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system and method of controlling fuel cell system
DE102018112480B4 (de) 2017-06-29 2023-08-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Brennstoffzellensystem und Verfahren zur Steuerung eines Brennstoffzellensystems

Also Published As

Publication number Publication date
JP6449598B2 (ja) 2019-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5510283B2 (ja) 車両用蓄電部保護システム
US9197085B2 (en) Control device for vehicle
JP2011135657A (ja) バッテリシステム及びこれを備える車両並びにバッテリシステムの電流制限状態検出方法
JP2013098170A (ja) 親環境車両のメインリレーモニタリング装置および方法
EP2851229B1 (en) Control device for hybrid vehicle and control method for hybrid vehicle
JP2017229132A (ja) 車輌の電源装置、及び電源制御装置
JP2017152079A (ja) 電力供給方法及び電力供給システム
US10099680B2 (en) Hybrid vehicle
WO2012032398A2 (en) Load driving device, vehicle equipped with load driving device, and method of controlling load driving device
JP2013255325A (ja) 蓄電システム
JP2013103660A (ja) 電気自動車
JP6256384B2 (ja) 電源装置
JP5699930B2 (ja) 電源システムおよびそれを搭載する車両、ならびに電源システムの制御方法
JP6314788B2 (ja) 電動車両
JP6449598B2 (ja) 電動車両
JP6087753B2 (ja) 電力システム
JP5849888B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2016054599A (ja) 電動車両
JP6402679B2 (ja) 電源装置
JP6055703B2 (ja) 電力システム
JP2017073916A (ja) 駆動装置、輸送機器及び制御方法
JP2020162375A (ja) 車両
JP6310369B2 (ja) 電動車両
JP6322417B2 (ja) 電圧変動制御装置
JP6034734B2 (ja) 電力システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6449598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250