JP2013255325A - 蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 並列に接続された複数の蓄電装置において、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断するときにリレーの溶着を抑制する。
【解決手段】 蓄電システムは、並列に接続され、充放電を行う複数の蓄電装置(10,20)と、複数の蓄電装置のそれぞれと直列に接続されており、各蓄電装置を負荷(60)と接続したり、各蓄電装置および負荷の接続を遮断したりする複数のリレー(SMR−B1,SMR−B2)と、各リレーの駆動を制御するコントローラ(100)と、を有する。コントローラは、負荷と接続されている複数の蓄電装置に異常状態の蓄電装置が含まれているとき、複数の蓄電装置に流れる電流を低下させた状態において、異常状態の蓄電装置に対応したリレーを駆動して、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、並列に接続された複数の蓄電装置のうち、異常状態の蓄電装置を並列接続から切り離す蓄電システムに関する。
特許文献1には、複数の電池モジュールを並列に接続したシステムが記載されている。ここで、複数の電池モジュールのうち、いずれかの電池モジュールが故障したときには、スイッチを制御することにより、故障した電池モジュールを通電経路から切り離すようにしている。
特開2010−273417号公報 特開2008−288109号公報 特開2007−282375号公報 特開2010−233367号公報 特開2004−006138号公報
特許文献1に記載のシステムにおいて、故障した電池モジュールを通電経路から切り離すとき、複数の電池モジュールに流れる電流によっては、スイッチが溶着してしまうおそれがある。
本願第1の発明である蓄電システムは、並列に接続され、充放電を行う複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置のそれぞれと直列に接続された複数のリレーと、各リレーの駆動を制御するコントローラと、を有する。複数のリレーのそれぞれは、各リレーに対応する蓄電装置を負荷と接続したり、各リレーに対応する蓄電装置および負荷の接続を遮断したりする。コントローラは、負荷と接続されている複数の蓄電装置に異常状態の蓄電装置が含まれているとき、複数の蓄電装置に流れる電流を低下させた状態において、異常状態の蓄電装置に対応したリレーを駆動して、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断する。
リレーを駆動して蓄電装置および負荷の接続を遮断するとき、リレーの構造によっては、リレーに流れる電流が大きくなるほど、リレーが溶着しやすいことがある。本願第1の発明では、蓄電装置および負荷の接続を遮断するとき、複数の蓄電装置に流れる電流、言い換えれば、リレーに流れる電流を低下させている。このように電流を低下させた状態において、リレーを駆動して蓄電装置および負荷の接続を遮断することにより、リレーの溶着を抑制することができる。
また、異常状態の蓄電装置に対応したリレーを駆動して、異常状態の蓄電装置を負荷から切り離すことにより、異常状態の蓄電装置に電流が流れ続けてしまうのを防止することができる。異常状態とは、蓄電装置を使用(充放電)し続けることができない状態であり、例えば、蓄電装置の温度や抵抗値を用いて、異常状態を特定することができる。
複数の蓄電装置からの電力を受けてモータが動作するときには、モータのトルクを制御する指令値を低下させることができる。モータのトルクを低下させれば、複数の蓄電装置からモータに供給される電流を低下させることができ、この状態において、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断することができる。
複数の蓄電装置の出力電圧を変換するDC/DCコンバータを備えているとき、DC/DCコンバータの動作を停止させることができる。また、複数の蓄電装置から出力された直流電力を交流電力に変換するインバータを備えているとき、インバータの動作を停止させることができる。DC/DCコンバータやインバータの動作を停止させることにより、複数の蓄電装置からDC/DCコンバータやインバータに供給される電流を低下させることができる。この状態であれば、リレーの溶着を抑制して、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断することができる。
一方、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断するとき、複数の蓄電装置を充電させないことができる。例えば、モータは、運動エネルギを電気エネルギに変換することができ、モータが生成した電力を蓄電装置に蓄えることができる。この場合において、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断するときには、モータが生成した電力を複数の蓄電装置に供給させないことができる。複数の蓄電装置を充電しなければ、リレーに流れる電流(充電電流)を低下させることができ、リレーの溶着を抑制することができる。
異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断するためにリレーを駆動した後においては、異常状態の蓄電装置および負荷の接続が遮断されているか否かを判別することができる。具体的には、各蓄電装置に流れる電流を検出する電流センサを用いることにより、蓄電装置および負荷の接続が遮断されているか否かを判別することができる。これにより、異常状態の蓄電装置が負荷から切り離されているか否かを確認することができる。
蓄電装置および負荷の接続が遮断されていれば、蓄電装置に電流が流れなくなり、この状態を電流センサの検出結果から特定することができる。一方、蓄電装置および負荷の接続が遮断されていなければ、蓄電装置に電流が流れており、この状態を電流センサの検出結果から特定することができる。
異常状態の蓄電装置および負荷の接続が遮断されていないとき、複数の蓄電装置および負荷の接続を遮断して、すべての蓄電装置における充放電を行わないようにすることができる。これにより、異常状態の蓄電装置に電流が流れるのを防止することができる。ここで、複数の蓄電装置と直列に接続されたリレーを設けておけば、このリレーを用いることにより、複数の蓄電装置および負荷を同時に接続したり、複数の蓄電装置および負荷の接続を同時に遮断したりすることができる。
異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断したときには、負荷と接続されたままの蓄電装置の充放電を制限することができる。充放電を制限することとは、充放電を許容する上限電力を低下させることである。負荷と接続されたままの蓄電装置の充放電を制限すれば、例えば、蓄電装置から負荷に供給される電力が低下することになる。負荷に供給される電力が低下すれば、負荷の動作も変化しやすくなるため、負荷の動作状態に基づいて、蓄電装置に異常状態が発生していることをユーザなどに認識させることができる。
異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断した後においては、異常状態の蓄電装置を負荷と再び接続させないことができる。これにより、異常状態の蓄電装置に再び電流が流れてしまうことを防止することができる。複数の蓄電装置は、車両に搭載することができ、車両の走行に用いられるエネルギを出力することができる。
本願第2の発明は、並列に接続され、充放電を行う複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置のそれぞれと直列に接続されており、各蓄電装置を負荷と接続したり、各蓄電装置および負荷の接続を遮断したりする複数のリレーと、を有する蓄電システムにおいて、各蓄電装置および負荷の接続を遮断する遮断方法である。ここで、負荷と接続されている複数の蓄電装置に異常状態の蓄電装置が含まれているとき、複数の蓄電装置に流れる電流を低下させた状態において、リレーを駆動して、異常状態の蓄電装置および負荷の接続を遮断する。本願第2の発明によれば、本願第1の発明と同様の効果を得ることができる。
電池システムの構成を示す図である。 モータ・ジェネレータの駆動制御を説明する図である。 組電池の異常検出処理を説明するフローチャートである。 異常状態の組電池に関して、充放電制御で用いられる上限電力の変化を示す図である。 正常状態の組電池に関して、充放電制御で用いられる上限電力の変化を示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池システムについて説明する。図1は、本実施例である電池システムの構成を示す図である。本実施例の電池システムは、車両に搭載することができる。なお、車両以外であっても、本発明を適用することができる。
電池システムが搭載される車両としては、電気自動車やハイブリッド自動車がある。電気自動車は、車両を走行させる動力源として、後述する組電池だけを備えている。ハイブリッド自動車は、車両を走行させる動力源として、後述する組電池の他に、エンジンや燃料電池などを備えている。
第1組電池(蓄電装置に相当する)10は、直列に接続された複数の単電池11を有する。ここで、第1組電池10には、並列に接続された複数の単電池11を含めることもできる。第2組電池(蓄電装置に相当する)20は、直列に接続された複数の単電池21を有する。ここで、第2組電池20には、並列に接続された複数の単電池21を含めることもできる。
組電池10,20を構成する単電池11,21の数は、組電池10,20の要求出力などを考慮して適宜設定することができる。また、本実施例では、2つの組電池10,20を並列に接続しているが、3つ以上の組電池を並列に接続することもできる。並列に接続される組電池の数は、適宜設定することができる。複数の組電池を並列に接続することにより、電池容量を増やすことができ、組電池の出力を用いて車両を走行させるときの走行距離を延ばすことができる。
単電池11,21としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。単電池11,21としては、同一構成の単電池を用いたり、互いに異なる構成の単電池を用いたりすることができる。単電池11,21の構成を互いに異ならせることにより、単電池11,21の特性を互いに異ならせることができる。
例えば、単電池11は、単電池21よりも大きな電流で充放電を行うことができるようにすることができる。このような単電池11を高出力型電池という。また、単電池21には、単電池11よりも大きなエネルギ容量を持たせることができる。このような単電池21を高容量型電池という。
高出力型電池の出力密度は、高容量型電池の出力密度よりも高くなる。出力密度は、例えば、単電池の単位質量当たりの電力(単位[W/kg])や、単電池の単位体積当たりの電力(単位[W/L])として表すことができる。一方、高容量型電池の電力容量密度は、高出力型電池の電力容量密度よりも高くなる。電力容量密度は、例えば、単電池の単位質量当たりの容量(単位[Wh/kg])や、単電池の単位体積当たりの容量(単位[Wh/L])として表すことができる。
第1監視ユニット31は、第1組電池10の電圧を検出したり、各単電池11の電圧を検出したりし、検出結果をコントローラ100に出力する。ここで、第1組電池10を構成する複数の単電池11が複数の電池ブロックに分けられているとき、第1監視ユニット31は、各電池ブロックの電圧を検出することもできる。各電池ブロックは、直列に接続された複数の単電池11によって構成されており、複数の電池ブロックが直列に接続されることにより、第1組電池10が構成される。
第2監視ユニット32は、第2組電池20の電圧を検出したり、各単電池21の電圧を検出したりし、検出結果をコントローラ100に出力する。ここで、第1組電池10の電池ブロックと同様に、第2組電池20を構成する複数の単電池21が複数の電池ブロックに分けられているとき、第2監視ユニット32は、各電池ブロックの電圧を検出することもできる。
第1電流センサ33は、第1組電池10に流れる電流を検出し、検出結果をコントローラ100に出力する。本実施例において、第1電流センサ33は、第1組電池10の正極端子およびシステムメインリレーSMR−B1の間に設けられている。なお、第1電流センサ33は、第1組電池10に流れる電流を検出できればよく、この要件を満たす範囲内において、第1電流センサ33を適宜配置することができる。本実施例では、第1組電池10を放電しているときの電流値を正の値とし、第1組電池10を充電しているときの電流値を負の値としている。
第2電流センサ34は、第2組電池20に流れる電流を検出し、検出結果をコントローラ100に出力する。本実施例において、第2電流センサ34は、第2組電池20の正極端子およびシステムメインリレーSMR−B2の間に設けられている。第2電流センサ34は、第2組電池20に流れる電流を検出できればよく、この要件を満たす範囲内において、第2電流センサ34を適宜配置することができる。本実施例では、第2組電池20を放電しているときの電流値を正の値とし、第2組電池20を充電しているときの電流値を負の値としている。
本実施例では、第1電流センサ33および第2電流センサ34に加えて、第3電流センサ35を設けている。第3電流センサ35は、組電池10,20の両方に流れる電流を検出し、検出結果をコントローラ100に出力する。第3電流センサ35は、組電池10,20の負極端子と、システムメインリレーSMR−Gとの間に設けられている。なお、第3電流センサ35は、組電池10,20に流れる電流を検出できればよく、この要件を満たす範囲内において、第3電流センサ35を適宜配置することができる。
コントローラ100は、メモリ101を有しており、メモリ101は、コントローラ100が所定の処理を行うときに用いられる情報を記憶する。本実施例では、メモリ101がコントローラ100に内蔵されているが、コントローラ100の外部にメモリ101を設けることもできる。
ディスプレイ102は、コントローラ100からの制御信号を受けて、所定の情報を表示する。例えば、ディスプレイ102は、組電池10,20のSOC(State of Charge)や航続可能距離を表示することができる。なお、ディスプレイ102に表示させる内容は、適宜設定することができる。
SOCは、満充電容量に対する現在の充電容量の割合である。ここで、ディスプレイ102は、各組電池10,20のSOCを表示することもできるし、組電池10,20のSOCを併合した値を表示することもできる。航続可能距離とは、車両を走行させることができる残りの距離である。組電池10,20の出力を用いて車両を走行させるとき、航続可能距離は、組電池10,20における満充電容量およびSOCから算出することができる。
第1組電池10および第2組電池20は、並列に接続されている。第1組電池10の正極端子および第2組電池20の正極端子には、正極ライン(ケーブル)PLが接続されている。正極ラインPLの一部は分岐しており、分岐部分が、組電池10,20の正極端子にそれぞれ接続されている。
また、第1組電池10に対応した正極ラインPL(分岐部分)には、システムメインリレーSMR−B1が設けられており、第2組電池20に対応した正極ラインPL(分岐部分)には、システムメインリレーSMR−B2が設けられている。システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2は、コントローラ100からの制御信号を受けて、オンおよびオフの間で切り替わる。
システムメインリレーSMR−B1をオンにすれば、第1組電池10を充放電させることができる。システムメインリレーSMR−B1をオフにすれば、第1組電池10の充放電が行われなくなり、第1組電池10を電池システムから切り離すことができる。システムメインリレーSMR−B2をオンにすれば、第2組電池20を充放電させることができる。システムメインリレーSMR−B2をオフにすれば、第2組電池20の充放電が行われなくなり、第2組電池20を電池システムから切り離すことができる。
第1組電池10の負極端子および第2組電池20の負極端子には、負極ライン(ケーブル)NLが接続されている。負極ラインNLの一部は、分岐しており、分岐部分が、組電池10,20の負極端子にそれぞれ接続されている。負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−Gが設けられている。システムメインリレーSMR−Gは、コントローラ100からの制御信号を受けることにより、オンおよびオフの間で切り替わる。
システムメインリレーSMR−Pおよび電流制限抵抗R1は、互いに直列に接続されているとともに、システムメインリレーSMR−Gに対して並列に接続されている。システムメインリレーSMR−Pは、コントローラ100からの制御信号を受けることにより、オンおよびオフの間で切り替わる。電流制限抵抗R1は、組電池10,20を負荷と接続するときに、後述するコンデンサCなどに突入電流が流れることを抑制するために用いられる。
本実施例の電池システムでは、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gおよび電流制限抵抗R1が、組電池10,20に対して共通に用いられているが、これに限るものではない。すなわち、組電池10,20のそれぞれに対して、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gおよび電流制限抵抗R1を設けることができる。ここで、本実施例のように、システムメインリレーSMR−P,SMR−Gおよび電流制限抵抗R1を、組電池10,20に対して共通に用いることにより、部品点数を減らすことができ、コストを低減することができる。
正極ラインPLおよび負極ラインNLには、DC/DCコンバータ41が接続されている。DC/DCコンバータ41は、組電池10,20の出力電圧を変更(降圧)し、変更後の電力を補機に供給する。補機とは、車両に搭載され、DC/DCコンバータ41からの電力を受けて動作する電子機器であり、例えば、ディスプレイ102が含まれる。コントローラ100は、DC/DCコンバータ41の動作を制御する。システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2,SMR−Gがオンであるとき、組電池10,20の電力がDC/DCコンバータ41に供給される。
正極ラインPLおよび負極ラインNLには、A/C(エアコンディショナー)インバータ42が接続されている。A/Cインバータ42は、組電池10,20から出力された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をA/C(エアコンディショナー)コンプレッサ43に出力する。コントローラ100は、A/Cインバータ42の動作を制御する。A/Cコンプレッサ43は、車室内の空気を調節するエアコンディショナシステムで用いられ、A/Cインバータ42からの交流電力を受けて動作する。ここで、車室とは、乗員の乗車するスペースである。
正極ラインPLおよび負極ラインNLには、コンデンサCが接続されている。コンデンサCは、正極ラインPLおよび負極ラインNLの間における電圧を平滑化するために用いられる。また、正極ラインPLおよび負極ラインNLには、抵抗R2が接続されている。
組電池10,20は、正極ラインPLおよび負極ラインNLを介して、インバータ50と接続されている。このため、組電池10,20の出力電力は、インバータ50に供給されたり、インバータ50の出力電力が組電池10,20に供給されたりする。インバータ50は、組電池10,20から出力された直流電力を交流電力に変換して、交流電力をモータ・ジェネレータ(三相交流モータ)60に出力する。
また、モータ・ジェネレータ60は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換し、交流電力をインバータ50に出力する。インバータ50は、モータ・ジェネレータ60が生成した交流電力を直流電力に変換し、直流電力を組電池10,20に出力する。
インバータ50は、U相アームと、V相アームと、W相アームとを有する。U相アーム、V相アームおよびW相アームは、並列に接続されている。
U相アームは、トランジスタ511,512およびダイオード513,514を有する。トランジスタ511,512は、正極ラインPLおよび負極ラインNLの間で、直列に接続されている。ダイオード513,514は、トランジスタ511,512に対して、それぞれ並列に接続されている。具体的には、ダイオード513,514のアノードは、トランジスタ511,512のエミッタと接続され、ダイオード513,514のカソードは、トランジスタ511,512のコレクタと接続されている。
V相アームは、トランジスタ521,522およびダイオード523,524を有する。トランジスタ521,522は、正極ラインPLおよび負極ラインNLの間で、直列に接続されている。ダイオード523,524は、トランジスタ521,522に対して、それぞれ並列に接続されている。具体的には、ダイオード523,524のアノードは、トランジスタ521,522のエミッタと接続され、ダイオード523,524のカソードは、トランジスタ521,522のコレクタと接続されている。
W相アームは、トランジスタ531,532およびダイオード533,534を有する。トランジスタ531,532は、正極ラインPLおよび負極ラインNLの間で、直列に接続されている。ダイオード533,534は、トランジスタ531,532に対して、それぞれ並列に接続されている。具体的には、ダイオード533,534のアノードは、トランジスタ531,532のエミッタと接続され、ダイオード533,534のカソードは、トランジスタ531,532のコレクタと接続されている。
モータ・ジェネレータ60は、インバータ50から供給された電気エネルギ(交流電力)を運動エネルギに変換する。モータ・ジェネレータ60は、車輪と接続されており、モータ・ジェネレータ60によって生成された運動エネルギ(回転力)は、車輪に伝達される。これにより、車両を走行させることができる。また、車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータ60は、車輪からの回転力を受けて発電する。モータ・ジェネレータ60によって生成された交流電力は、インバータ50に出力される。
第1組電池10をインバータ50と接続するとき、コントローラ100は、まず、システムメインリレーSMR−B1,SMR−Pをオフからオンに切り替える。これにより、電流制限抵抗R1に電流を流しながら、コンデンサCをプリチャージすることができる。次に、コントローラ100は、システムメインリレーSMR−Gをオフからオンに切り替えた後に、システムメインリレーSMR−Pをオンからオフに切り替える。これにより、第1組電池10およびインバータ50の接続が完了する。
第2組電池20をインバータ50と接続するとき、コントローラ100は、まず、システムメインリレーSMR−B2,SMR−Pをオフからオンに切り替える。これにより、電流制限抵抗R1に電流を流しながら、コンデンサCをプリチャージすることができる。次に、コントローラ100は、システムメインリレーSMR−Gをオフからオンに切り替えた後に、システムメインリレーSMR−Pをオンからオフに切り替える。これにより、第2組電池20およびインバータ50の接続が完了する。
第1組電池10および第2組電池20の少なくとも一方がインバータ50と接続されたとき、図1に示す電池システムは、起動状態(Ready-On)となる。また、第1組電池10および第2組電池20がインバータ50と接続されていないとき、電池システムは停止状態(Ready-Off)となる。電池システムが停止状態にあるとき、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2,SMR−P,SMR−Gは、オフとなっている。
本実施例の電池システムでは、組電池10,20の出力を用いて、車両を走行させることができる。また、組電池10,20の一方が異常状態であるときには、他方の組電池の出力だけを用いて車両を走行させることができる。すなわち、組電池10,20の一方が異常状態であるとき、コントローラ100は、異常状態である組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオンからオフに切り替えて、異常状態の組電池(10又は20)を電池システムから切り離す。これにより、異常状態である組電池(10又は20)が充放電され続けるのを防止することができる。
異常状態とは、組電池10,20を使用し続けることができない状態をいう。例えば、各組電池10,20の抵抗値が予め設定した閾値(抵抗値)よりも高くなったり、組電池10,20を構成する単電池11,21の抵抗値が予め設定した閾値(抵抗値)よりも高くなったりしたとき、組電池10,20が異常状態であると判別することができる。組電池10,20に対応した閾値(抵抗値)と、単電池11,21に対応した閾値(抵抗値)とは、互いに異なる。
閾値(抵抗値)は、組電池10,20や単電池11,21の寿命などを考慮して適宜設定することができる。閾値(抵抗値)に関する情報は、メモリ101に記憶することができる。組電池10,20が寿命に到達したり、組電池10,20に含まれる少なくとも1つの単電池11,21が寿命に到達したりしたときには、組電池10,20を充放電させないことが好ましい。このため、上述したように、異常状態の組電池10,20を電池システムから切り離すようにしている。
抵抗値は、監視ユニット31,32による検出電圧と、電流センサ33,34による検出電流とに基づいて算出することができる。例えば、第1組電池10の抵抗値を算出するときには、第1監視ユニット31によって検出された第1組電池10の電圧と、第1電流センサ33によって検出された電流とを、電圧および電流を座標軸とした座標系にプロットする。複数のプロットにおける近似直線を求めれば、近似直線の傾きが第1組電池10の抵抗値となる。第2組電池20の抵抗値や、単電池11,21の抵抗値も、同様の方法によって算出することができる。
一方、組電池10,20又は単電池11,21の温度が予め設定した閾値(温度)よりも高くなったときに、組電池10,20が異常状態であると判別することができる。組電池10,20や単電池11,21の温度は、温度センサを用いて検出することができる。閾値(温度)は、単電池11,21の過度の発熱を抑制する観点に基づいて適宜設定することができ、閾値(温度)に関する情報は、メモリ101に記憶することができる。単電池11,21が過度に発熱しているときには、更なる発熱を抑制するために、組電池10,20を充放電させないことが好ましい。このため、上述したように、異常状態の組電池10,20を電池システムから切り離すようにしている。
異常状態にある組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオンからオフに切り替えるとき、異常状態の組電池(10又は20)に流れる電流によっては、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)が溶着してしまうおそれがある。すなわち、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)に流れる電流が大きくなるほど、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)は溶着しやすくなってしまう。溶着によって、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)がオンのままに維持されると、異常状態の組電池(10又は20)に電流が流れ続けてしまう。
システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2は、電流にかかわらず、溶着し難い構成とすることができる。ただし、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2の構成によっては、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2が溶着してしまうおそれもある。
本実施例では、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)を溶着させずに、オンからオフに切り替えるために、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流、言い換えれば、組電池10,20に流れる電流を制限するようにしている。これにより、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を低下させることができ、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)の溶着を抑制することができる。
システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を制限する方法としては、例えば、以下に説明する方法がある。電流を制限する処理は、少なくとも、異常状態の組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオフに切り替える間に行われていればよい。
コントローラ100は、DC/DCコンバータ41の動作を停止させたり、A/Cインバータ42の動作を停止させたりすることができる。これにより、組電池10,20の電力がDC/DCコンバータ41やA/Cインバータ42に供給されなくなり、組電池10,20の放電を制限することができる。
組電池10,20の放電を制限すれば、組電池10,20に流れる放電電流、言い換えれば、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を低下させることができる。ここで、DC/DCコンバータ41およびA/Cインバータ42の少なくとも一方の動作を停止させるだけで、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を低下させることができる。
一方、コントローラ100は、組電池10,20の充放電制御で用いられる上限電力を低下させることにより、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を制限することができる。上限電力は、充電および放電のそれぞれで設定されており、充電(入力)や放電(出力)を許容する上限値である。組電池10,20の入力電力又は出力電力が上限電力を超えないように、組電池10,20の充放電が制御される。上限電力を低下させれば、組電池10,20の充電や放電を制限することができ、組電池10,20に流れる電流を低下させることができる。すなわち、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を低下させることができる。
また、コントローラ100は、車両の制動時に発生する電力を回収する制御を停止させることができる。回生電力を組電池10,20に供給してしまうと、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2にも電流が流れてしまい、異常状態の組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオフに切り替えるときに、溶着してしまうおそれがある。
回生電力を組電池10,20に供給しなければ、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流が増加してしまうこともなく、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)の溶着を抑制することができる。モータ・ジェネレータ60において、回生電力を発生させないときには、車両に設けられた油圧ブレーキを用いて、車両を停止させたり、減速させたりすることができる。
また、モータ・ジェネレータ60の駆動制御において、コントローラ100は、モータ・ジェネレータ60を駆動しないことができる。図2において、アクセルポジションセンサ103は、運転者のアクセルペダルの操作に応じた信号をコントローラ100に出力する。コントローラ100の第1算出部110は、アクセルポジションセンサ103の出力に基づいて、モータ・ジェネレータ60に要求されるトルクTpaを算出する。
第2算出部120は、第1算出部110が算出した要求トルクTpaを受けて、モータ・ジェネレータ60を駆動するための指令トルクTmを算出する。ここで、要求トルクTpaから指令トルクTmへの変換は、車両の走行性能などを考慮して適宜設定することができる。なお、指令トルクTmとしては、要求トルクTpaを用いることもできる。この場合には、第1算出部110および第2算出部120をまとめることができる。コントローラ100は、指令トルクTmを出力することにより、モータ・ジェネレータ60の駆動を制御する。
要求トルクTpaおよび指令トルクTmの少なくとも一方を低下させれば、組電池10,20からモータ・ジェネレータ60に供給される電力を低減することができる。すなわち、要求トルクTpaや指令トルクTmを、アクセルポジションセンサ103の出力に対応したトルク、言い換えれば、アクセルペダルの操作に応じた走行を確保するためのトルクよりも小さくすることができる。
このように組電池10,20の放電を制限することにより、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流(放電電流)を低下させることができる。例えば、アクセルポジションセンサ103の出力にかかわらず、第1算出部110は、要求トルクTpaを0に設定することができる。一方、第1算出部110が、アクセルポジションセンサ103の出力に対応した要求トルクTpaを算出しても、第2算出部120は、要求トルクTpaにかかわらず、指令トルクTmを0に設定することができる。
なお、組電池10,20の放電を制限するとき、要求トルクTpaや指令トルクTmは、0以外の値に設定することもできる。すなわち、要求トルクTpaや指令トルクTmを、アクセルペダルの操作に応じたトルクよりも低くすればよい。これにより、組電池10,20の放電を制限でき、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を低下させることができる。
ここで、組電池10,20の放電を制限するために、インバータ50の動作を停止させることも考えられる。しかし、この場合には、モータ・ジェネレータ60からの逆起電力が組電池10,20に作用してしまい、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2が溶着してしまうおそれがある。
そこで、本実施例では、要求トルクTpaおよび指令トルクTmの少なくとも一方を低下させるようにしている。低下させた要求トルクTpaや指令トルクTmは、アクセルペダルの操作に対応したトルクからずれるため、車両の走行中において、運転者に違和感を与えることができる。要求トルクTpaや指令トルクTmを低下させる処理は、異常状態の組電池(10又は20)を電池システムから切り離すときに行われるため、組電池10,20のいずれかが異常状態であることを、運転者に認識させることができる。
上述したように、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を制限する処理を行った後は、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を確認することができる。具体的には、コントローラ100は、電流センサ33,34の出力に基づいて、各組電池10,20に流れる電流、言い換えれば、各システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流を監視することができる。システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2に流れる電流が低下していることを確認したとき、コントローラ100は、異常状態の組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオンからオフに切り替えることができる。
このように、電流が低下していることを確認した後に、異常状態の組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオフに切り替えることにより、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)の溶着を抑制することができる。
次に、本実施例における電池システムの動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。図3に示す処理は、コントローラ100によって実行される。
ステップS101において、コントローラ100は、組電池10,20が異常状態であるか否かを判別するための情報を取得する。この情報は、上述したように組電池10,20の抵抗値や温度、又は単電池11,21の抵抗値や温度である。ステップS102において、コントローラ100は、ステップS101の処理で得られた情報に基づいて、組電池10,20が異常状態であるか否かを判別する。
組電池10,20の両方が異常状態でなければ、図3に示す処理を終了する。一方、組電池10,20の少なくとも一方が異常状態であるときには、ステップS103の処理に進む。組電池10,20の一方だけが異常状態であるときには、以下に説明するように、異常状態である組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)がオンからオフに切り替えられる。
また、組電池10,20の両方が異常状態であるときには、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2がオンからオフに切り替えられる。システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2をオフに切り替えるときには、システムメインリレーSMR−Gもオフに切り替えられる。すなわち、組電池10,20およびインバータ50の接続が遮断され、図1に示す電池システムは、停止状態(Ready-Off)となる。
異常状態の組電池10,20に関する情報は、メモリ101に記憶することができる。ここで、異常状態の組電池10,20に関する情報は、異常状態の組電池10,20を交換するまで、メモリ101に記憶させ続けることができる。言い換えれば、異常状態の組電池10,20を交換したときには、異常状態の組電池10,20に関する情報をメモリ101から削除することができる。
コントローラ100は、メモリ101に記憶された情報を確認し、異常状態の組電池10,20が交換されるまで、すなわち、異常状態の組電池10,20に関する情報がメモリ101から削除されるまで、異常状態の組電池10,20を充放電させないことができる。すなわち、コントローラ100は、異常状態の組電池10,20に関する情報がメモリ101に記憶されているとき、異常状態の組電池10,20をインバータ50と接続させないことができる。これにより、異常状態の組電池10,20に電流が流れ続けてしまうのを防止することができる。
ステップS103において、コントローラ100は、組電池10,20に流れる電流を制限する。組電池10,20に流れる電流を制限する方法としては、上述した方法がある。上述した複数の方法をまとめて行ってもよいし、一部の方法だけを行うようにしてもよい。これにより、組電池10,20に流れる電流を低下させることができる。
ステップS104において、コントローラ100は、電流センサ33,34を用いて、異常状態である組電池10,20に流れる電流IBを検出する。ステップS101の処理によって、異常状態である組電池10,20を特定できるため、コントローラ100は、異常状態であると特定した組電池10,20に対応する電流センサ33,34を用いて、電流IBを検出することができる。
そして、コントローラ100は、検出した電流IBが閾値Ithよりも小さいか否かを判別する。閾値Ithとは、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2の溶着を発生させない電流の上限値であり、予め定めておくことができる。閾値Ithに関する情報は、メモリ101に記憶することができる。組電池10,20を放電しているときには、電流IBが正の値となり、組電池10,20を充電しているときには、電流IBが負の値となる。ステップS104の処理では、電流IBの絶対値と閾値Ith(正の値)とを比較することができる。
ステップS103の処理によって、組電池10,20に流れる電流が低下するため、コントローラ100は、検出電流IBが閾値Ithよりも小さくなるまで待機する。そして、検出電流IBが閾値Ithよりも小さいときには、ステップS105の処理に進む。
本実施例では、電流センサ33,34を用いて、組電池10,20のそれぞれに流れる電流を検出しているが、これに限るものではない。具体的には、第3電流センサ35を用いて、組電池10,20に流れる電流を検出することもできる。ここで、組電池10,20は並列に接続されているため、各組電池10,20に流れる電流は、第3電流センサ35によって検出された電流よりも小さくなる。
ステップS105において、コントローラ100は、異常状態である組電池(10又は20)に対応したシステムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオンからオフに切り替える。システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)をオフに切り替えるときには、組電池10,20に流れる電流IBが閾値Ithよりも小さくなっているため、システムメインリレー(SMR−B1又はSMR−B2)が溶着してしまうのを抑制することができる。
ステップS106において、コントローラ100は、組電池10,20の充放電を制御するときに用いられる上限電力Win,Woutを制限する。上限電力Winは、組電池10,20の充電を許容する上限値(電力)である。上限電力Woutは、組電池10,20の放電を許容する上限値(電力)である。具体的には、異常状態の組電池10,20については、上限電力Win,Woutを図4の実線で示すように変化させている。
異常状態の組電池10,20については、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2がオフに切り替えられることによって電流が流れなくなる。このため、異常状態の組電池10,20に関する上限電力Win,Woutは、例えば、0[kW]に設定することができる。
なお、異常状態の組電池10,20は、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2をオフに切り替えることにより、電池システムから切り離されるため、異常状態の組電池10,20に関する上限電力Win,Woutを0[kW]に設定しなくてもよい。ただし、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2が溶着することにより、異常状態の組電池10,20を電池システムから切り離すことができないときには、上限電力Win,Woutに基づいて、組電池10,20の充放電が制御されてしまう。
この場合には、異常状態の組電池10,20に電流が流れ続けてしまうことになり、好ましくない。そこで、本実施例のように、異常状態の組電池10,20に対応したシステムメインリレーSMR−B1,SMR−B2をオフに切り替えるときには、異常状態の組電池10,20に関する上限電力Win,Woutを0[kW]に設定しておくことが好ましい。上限電力Win,Woutを0[kW]に設定することにより、仮にシステムメインリレーSMR−B1,SMR−B2が溶着してしまっても、異常状態の組電池10,20が充放電されるのを防止することができる。
ここで、図4の点線で示すように、上限電力Win,Woutを徐々に低下させることもできる。ただし、上限電力Win,Woutを徐々に低下させると、上限電力Win,Woutが0[kW]に到達するまでに時間がかかってしまう。異常状態の組電池10,20に対応したシステムメインリレーSMR−B1,SMR−B2が溶着してしまったときには、上限電力Win,Woutが0[kW]に到達するまで、異常状態の組電池10,20に電流が流れ続けてしまう。このため、図4の実線で示すように、上限電力Win,Woutを0[kW]に即座に変更することが好ましい。
なお、本実施例では、異常状態の組電池10,20に関する上限電力Win,Woutを0[kW]に設定しているが、これに限るものではない。例えば、上限電力Win,Woutを低下させて、0[kW]に近づけるだけでもよい。
一方、正常状態の組電池10,20については、図5に示すように、上限電力Win,Woutを低下させることができる。正常状態とは、異常状態にはなっていない状態である。上限電力Win,Woutを低下させると、例えば、正常状態の組電池10,20からモータ・ジェネレータ60に供給される電力が低下しやすくなる。この場合には、運転者がアクセルペダルを操作しても、アクセルペダルの操作に応じた走行が確保されず、運転者に違和感を与えることができる。これにより、組電池10,20が異常状態であることを運転者に認識させることができる。
なお、本実施例では、正常状態の組電池10,20について、上限電力Win,Woutを低下させているが、これに限るものではない。正常状態の組電池10,20については、充放電を制限する必要が無いため、上限電力Win,Woutを低下させなくてもよい。すなわち、上限電力Win,Woutを事前に設定された値に維持することができる。
ステップS107において、コントローラ100は、所定時間が経過したか否かを判別する。具体的には、コントローラ100は、異常状態の組電池10,20に対応したシステムメインリレーSMR−B1,SMR−B2をオフに切り替える制御信号を出力したときから、タイマを用いて時間を計測する。そして、コントローラ100は、計測時間が所定時間よりも長いか否かを判別する。所定時間とは、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2をオンからオフに切り替えるための処理を確保する時間であり、予め設定することができる。所定時間に関する情報は、メモリ101に記憶することができる。
ここで、所定時間が経過するまでの間、言い換えれば、異常状態の組電池10,20に対応したシステムメインリレーSMR−B1,SMR−B2がオフに切り替わるまでの間、コントローラ100は、上限電力Win,Woutを補正する処理を中止することができる。上限電力Win,Woutを補正する処理とは、組電池10,20の状態に応じて上限電力Win,Woutを変更する処理である。組電池10,20の状態としては、例えば、組電池10,20の温度やSOCがある。
例えば、組電池10,20の温度に応じて上限電力Win,Woutを変更するときには、組電池10,20の温度と、上限電力Win,Woutとの関係を予め決めておく。ここで、組電池10,20のSOCも考慮して、上限電力Win,Woutを予め決めておくことができる。そして、組電池10,20の温度を検出することにより、検出温度に対応した上限電力Win,Woutを設定することができる。ここで、組電池10,20のSOCも考慮するときには、組電池10,20のSOCを推定しておけばよい。
異常状態の組電池10、20を電池システムから切り離すときには、図4および図5に示すように、上限電力Win,Woutを制限するようにしている。このため、異常状態の組電池10,20を電池システムから切り離す間は、上限電力Win,Woutを補正する必要もない。このため、所定時間が経過するまでの間は、上限電力Win,Woutを補正する処理を中止することができる。
コントローラ100は、計測時間が所定時間に到達するまで待機し、計測時間が所定時間よりも長いときには、ステップS108の処理を行う。ステップS108において、コントローラ100は、異常状態の組電池10,20に対応したシステムメインリレーSMR−B1,SMR−B2をオフに切り替える制御を行った後、異常状態の組電池10,20に電流が流れているか否かを判別する。具体的には、コントローラ100は、電流センサ33,34を用いて、異常状態の組電池10,20に電流が流れているか否かを判別することができる。
異常状態の組電池10,20に電流が流れていないときには、ステップS109の処理に進み、異常状態の組電池10,20に未だ電流が流れているときには、ステップS110の処理に進む。ステップS109において、コントローラ100は、ディスプレイ102に表示されるSOCや航続可能距離を補正する。
異常状態の組電池10,20が電池システムから切り離されたときには、組電池10,20の両方を使用しているときと比べて、SOCが変化したり、航続可能距離が低下したりする。そこで、本実施例では、異常状態の組電池10,20を電池システムから切り離した後に、SOCや航続可能距離を補正している。これにより、ディスプレイ102に表示されるSOCや航続可能距離を、異常状態の組電池10,20が電池システムから切り離された状態に対応させることができ、正確なSOCや航続可能距離を運転者などに認識させることができる。
組電池10,20の両方を使用しているときには、各組電池10,20のSOCに基づいて、組電池10,20の全体におけるSOCを算出することができる。例えば、各組電池10,20のSOCに対して加重平均を行うことにより、組電池10,20の全体におけるSOCを算出することができる。各組電池10,20のSOCは、監視ユニット31,32によって検出された電圧から推定したり、電流センサ33,34によって検出された電流の積算値から推定したりすることができる。SOCの推定方法としては、公知の技術を適宜採用することができる。
組電池10,20の全体におけるSOCは、各組電池10,20のSOCと異なることがある。組電池10,20の一方だけを電池システムから切り離したときには、他方の組電池のSOCをディスプレイ102に表示させることになる。また、組電池10,20の両方を電池システムから切り離したときには、SOCは0[%]となる。
航続可能距離は、組電池10,20の容量に基づいて算出することができる。組電池10,20は並列に接続されているため、組電池10,20の全体における電池容量は、各組電池10,20の電池容量よりも大きくなる。ここで、組電池10,20の一方だけが電池システムから切り離されると、組電池10,20の全体における電池容量は、他方の組電池の電池容量となり、結果として、電池容量が低下してしまう。航続可能距離は、電池容量に基づいて算出されるため、電池容量が低下することにより、航続可能距離も短くなってしまう。
ステップS110において、コントローラ100は、電池システムの動作を停止させる。ステップS108からステップS110の処理に進むときには、異常状態の組電池10,20に電流が流れ続けていることになる。この場合には、電池システムの動作を停止させることにより、異常状態の組電池10,20に電流が流れ続けるのを防止することができる。
具体的には、コントローラ100は、システムメインリレーSMR−B1,SMR−B2,SMR−Gをオンからオフに切り替える。ここで、システムメインリレーSMR−Gをオフに切り替えることにより、異常状態の組電池10,20に電流が流れるのを防止することができる。また、システムメインリレーSMR−Gをオフに切り替えることにより、正常状態の組電池10,20にも電流が流れなくなる。
10:第1組電池、20:第2組電池、11,21:単電池、
31:第1監視ユニット、32:第2監視ユニット、33:第1電流センサ、
34:第2電流センサ、35:第3電流センサ、41:DC/DCコンバータ、
42:A/Cインバータ、43:A/Cコンプレッサ、50:インバータ、
511,512,521,522,531,532:トランジスタ、
513,514,523,524,533,534:ダイオード、
60:モータ・ジェネレータ、100:コントローラ、101:メモリ、
102:ディスプレイ、PL:正極ライン、NL:負極ライン、
SMR−B1,SMR−B2,SMR−G,SMR−P:システムメインリレー、
R1:電流制限抵抗、R2:抵抗、C:コンデンサ

Claims (10)

  1. 並列に接続され、充放電を行う複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置のそれぞれと直列に接続されており、前記各蓄電装置を負荷と接続したり、前記各蓄電装置および前記負荷の接続を遮断したりする複数のリレーと、
    前記各リレーの駆動を制御するコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、前記負荷と接続されている前記複数の蓄電装置に異常状態の前記蓄電装置が含まれているとき、前記複数の蓄電装置に流れる電流を低下させた状態において、異常状態の前記蓄電装置に対応した前記リレーを駆動して、異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続を遮断することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記複数の蓄電装置からの電力を受けて動作するモータを有しており、
    前記コントローラは、前記モータのトルクを制御する指令値を低下させることにより、前記複数の蓄電装置における放電電流を低下させることを特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記複数の蓄電装置の出力電圧を変換するDC/DCコンバータを有しており、
    前記コントローラは、前記DC/DCコンバータの動作を停止させることにより、前記複数の蓄電装置における放電電流を低下させることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電システム。
  4. 前記複数の蓄電装置から出力された直流電力を交流電力に変換するインバータを有しており、
    前記コントローラは、前記インバータの動作を停止させることにより、前記複数の蓄電装置における放電電流を低下させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  5. 前記コントローラは、異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続を遮断するとき、前記複数の蓄電装置を充電させないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  6. 前記複数の蓄電装置と直列に接続されており、前記複数の蓄電装置を前記負荷と同時に接続したり、前記複数の蓄電装置および前記負荷の接続を同時に遮断したりするためのリレーと、
    前記各蓄電装置に流れる電流を検出する電流センサと、を有しており、
    前記コントローラは、
    前記電流センサを用いて、異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続が遮断されているか否かを判別し、
    異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続が遮断されていないとき、前記複数の蓄電装置および前記負荷の接続を遮断するように前記リレーを駆動する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  7. 前記コントローラは、異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続を遮断したとき、前記負荷と接続されたままの前記蓄電装置の充放電を制限することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  8. 前記コントローラは、異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続を遮断した後、異常状態の前記蓄電装置を前記負荷と再び接続させないことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  9. 前記複数の蓄電装置は、車両に搭載され、前記車両の走行に用いられるエネルギを出力することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  10. 並列に接続され、充放電を行う複数の蓄電装置と、前記複数の蓄電装置のそれぞれと直列に接続されており、前記各蓄電装置を負荷と接続したり、前記各蓄電装置および前記負荷の接続を遮断したりする複数のリレーと、を有する蓄電システムにおいて、前記各蓄電装置および前記負荷の接続を遮断する遮断方法であって、
    前記負荷と接続されている前記複数の蓄電装置に異常状態の前記蓄電装置が含まれているとき、前記複数の蓄電装置に流れる電流を低下させた状態において、異常状態の前記蓄電装置に対応したリレーを駆動して、異常状態の前記蓄電装置および前記負荷の接続を遮断することを特徴とする遮断方法。
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