JP2016054183A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】並列トランジスタの特性を安定化する半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置は、半導体基板の表面に活性領域と、第1の方向に配置される複数の第1半導体ピラーと、第1の方向に配置される複数の第2半導体ピラーと、下部拡散層と、下部拡散層の上面に立設される第1プラグと、を備える。複数の第1半導体ピラーは、第1の方向に等間隔に配置され、複数の第2半導体ピラーは、第1の方向に等間隔に配置されると共に、複数の第1半導体ピラーとは、第1の方向に半ピッチずれて配置される。第1プラグは、複数の第1半導体ピラーの中心点を結ぶ第1中心線を挟んで第2半導体ピラー群に含まれる1つの第2半導体ピラーと対峙し、第1プラグの一部分が、第1半導体ピラー群に含まれる2つの第1半導体ピラーの中心の中間点と第2半導体ピラーの中心点を結ぶ、第1の方向に直交する第2の方向の第2中心線と、重なるように第1プラグは配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。特に、複数のトランジスタを並列接続し、1つのトランジスタとして用いる半導体装置に関する。
近年、トランジスタを微細化するための技術として、縦型トランジスタが提案されている。縦型トランジスタは、半導体基板の主面に対して垂直方向に延びる半導体(シリコン)ピラーをチャネルとして用いるトランジスタである。より具体的には、縦型トランジスタは、半導体基板から立ち上がるように半導体ピラー(基柱)が設けられ、半導体ピラーの側面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が設けられる構造を有している。
半導体ピラーの下部の横側にはドレイン領域(下部拡散層)が設けられ、半導体ピラーの上部にはソース領域(上部拡散層)が設けられる。また、半導体ピラーと隣接するように、ゲート電極へ給電するためのゲート吊り半導体(シリコン)ピラーが設けられる。
この縦型トランジスタは、チャネルを基板平面に平行に配置する従来のトランジスタと比べて、平面上の占有面積が小さく、チャネル長(ゲート長)を長くしてもトランジスタの平面上の占有面積の増加がない。そのため、トランジスタの平面上の占有面積を大きくしなくとも短チャネル効果が抑制できる。また、チャネルの完全空乏化が可能となり、縦型トランジスタは、良好なS値(Subthreshold swing value)及び大きなドレイン電流が得られるという利点を有する。
ここで、縦型トランジスタを使用する半導体装置において、個々のトランジスタの特性を維持しつつ、高い電流駆動能力性及び高耐圧性を得るために、半導体ピラーを複数設けて並列トランジスタとし、その並列トランジスタをさらに直列に接続して用いる場合がある。特許文献1には、5個の半導体ピラーで構成される第1の並列トランジスタと、同じく5個の半導体ピラーで構成される第2の並列トランジスタと、が直列に接続される例が開示されている。
また、特許文献2には、特許文献1に開示された直並列トランジスタを各々異なる活性領域に配置して、それらをさらに直列に接続する例が開示されている。特許文献1及び特許文献2に開示された直並列トランジスタを構成する個々の半導体ピラーは、いずれの場合もX方向及びY方向にマトリクス状に配置されている。
特開2013−102136号公報 特開2013−131737号公報
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
例えば、特許文献1に開示された直並列トランジスタを1つの単体並列トランジスタとして用いる場合を考える。この場合、10個の縦型トランジスタの上部拡散層は1つの共通する上部配線に接続され、活性領域に配置される下部拡散層は複数のコンタクトプラグを介して上層の別配線に接続される構成となる。その際、特許文献1、2に記載されているように半導体ピラーがX方向、Y方向に整列して配置されると、平面視においてコンタクトプラグから見た場合、コンタクトプラグから遠い側に配置される半導体ピラーは近い側に配置される半導体ピラーが障害となり迂回した電流通路を形成せざる得なくなる。そのため、拡散層抵抗が増大し、個々のトランジスタの特性がばらつきやすくなる。即ち、縦型トランジスタをなす半導体ピラーがマトリクス状に配置されると、複数の縦型トランジスタにより構成される1つの並列トランジスタの特性がばらつくという問題がある。
本発明の一視点によれば、半導体基板の表面に配置される素子分離領域により区画される活性領域と、前記活性領域において、第1の方向に配置される複数の第1半導体ピラーからなる第1半導体ピラー群と、前記活性領域において、前記第1の方向に配置される複数の第2半導体ピラーからなる第2半導体ピラー群と、前記活性領域の領域であって、前記複数の第1及び第2半導体ピラーが配置されていない領域の表面に配置される下部拡散層と、前記下部拡散層の上面に立設される第1プラグと、を備え、前記複数の第1半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置され、前記複数の第2半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置されると共に、前記複数の第1半導体ピラーとは、前記第1の方向に半ピッチずれて配置され、前記第1プラグは、前記複数の第1半導体ピラーの中心点を結ぶ第1中心線を挟んで前記第2半導体ピラー群に含まれる1つの前記第2半導体ピラーと対峙し、前記第1プラグの一部分が、前記第1半導体ピラー群に含まれる2つの前記第1半導体ピラーの中心の中間点と前記第2半導体ピラーの中心点を結ぶ、前記第1の方向に直交する第2の方向の第2中心線と、重なるように前記第1プラグは配置される、半導体装置が提供される。
本発明の一視点によれば、並列トランジスタの特性を安定化することに寄与する半導体装置が提供される。
第1の実施形態に係る半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図である。 図1の破線により囲まれた領域を説明するための図である。 図1のX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。 図1のY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図5に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図7に示すX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。 図7に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図10に示すX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。 図10に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面模式図の一例である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面模式図の一例である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図15に示すX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。 図15に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。 第1の比較例に係る半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図である。 第1の変形例に係る半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図である。 第2の変形例に係る半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図である。
一実施形態に係る半導体装置は、半導体基板の表面に配置される素子分離領域(例えば、図1の素子分離領域2)により区画される活性領域(例えば、図1の活性領域1A)と、活性領域において、第1の方向に配置される複数の第1半導体ピラー(例えば、図1のトランジスタピラー5A1〜5A5)からなる第1半導体ピラー群と、活性領域において、第1の方向に配置される複数の第2半導体ピラー(例えば、図1のトランジスタピラー5B1〜5B5)からなる第2半導体ピラー群と、活性領域の領域であって、複数の第1及び第2半導体ピラーが配置されていない領域の表面に配置される下部拡散層(例えば、図1のピラー下部拡散層9)と、下部拡散層の上面に立設される第1プラグ(例えば、図1の第1コンタクトプラグ31A1)と、を備える。複数の第1半導体ピラーは、第1の方向に等間隔に配置され、複数の第2半導体ピラーは、第1の方向に等間隔に配置されると共に、複数の第1半導体ピラーとは、第1の方向に半ピッチずれて配置される。また、第1プラグは、複数の第1半導体ピラーの中心点を結ぶ第1中心線(例えば、図2(a)のピラー中心線C1)を挟んで第2半導体ピラー群に含まれる1つの第2半導体ピラーと対峙し、第1プラグの一部分が、第1半導体ピラー群に含まれる2つの第1半導体ピラーの中心の中間点と第2半導体ピラーの中心点を結ぶ、第1の方向に直交する第2の方向の第2中心線(例えば、図2(a)の中心線C2)と、重なるように第1プラグは配置される。
一実施形態に係る半導体装置は、第1半導体ピラー群に含まれる第1半導体ピラーと第2半導体ピラー群に含まれる第2半導体ピラーが、互いに半ピッチずれるように配置される構成を有する。つまり、複数の半導体ピラーが千鳥状に配置される。このような半導体装置の構成により、下部拡散層における、第1プラグから第1プラグからみて遠い側に配置される第2半導体ピラー群に含まれる第2半導体ピラーまでの電流通路は、第1半導体ピラー群に含まれる第1半導体ピラーにより阻害されないので、第2半導体ピラーと第1プラグ間の拡散層抵抗を安定させることができる。その結果、複数の半導体ピラー(第1及び第2の半導体ピラー)を含んで構成される並列トランジスタの特性を安定化させることができる。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。なお、各実施形態において同一構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いて説明する。
<半導体装置100の構成>
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置100の平面レイアウトの一例を示す図である。なお、以降の説明において、Y方向を「第1方向」、X方向を「第2方向」とそれぞれ表記する場合がある。
図1を参照すると、半導体装置100は、シリコン単結晶からなる半導体基板の上面において、素子分離領域2と、素子分離領域2で囲まれた半導体基板からなる活性領域1Aと、を備える。素子分離領域2は、シリコン酸化膜等からなる絶縁膜2bにより構成される。
活性領域1Aには、半導体基板表面から突き出るように、第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5がそれぞれ配置されている。第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5は、XY平面上にて、Y方向に配置されている。なお、以降の説明において、第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5をまとめて、第1トランジスタピラー群と称する場合がある。第1トランジスタピラー群をなす各トランジスタピラーは、それぞれ縦型トランジスタを構成する。
第1トランジスタピラー5A1を含むトランジスタが、第1トランジスタ50A1である。第2トランジスタピラー5A2を含むトランジスタが、第2トランジスタ50A2である。第3トランジスタピラー5A3を含むトランジスタが、第3トランジスタ50A3である。第4トランジスタピラー5A4を含むトランジスタが、第4トランジスタ50A4である。第5トランジスタピラー5A5を含むトランジスタが、第5トランジスタ50A5である。
第1トランジスタピラー群と同様に、活性領域1Aには、半導体基板表面から突き出るように、第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5がそれぞれ配置されている。第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5も、XY平面上にて、Y方向に配置されている。なお、以降の説明において、第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5をまとめて、第2トランジスタピラー群と称する場合がある。第2トランジスタピラー群をなす各トランジスタピラーは、それぞれ縦型トランジスタを構成する。
第6トランジスタピラー5B1を含むトランジスタが、第6トランジスタ50B1である。第7トランジスタピラー5B2を含むトランジスタが、第7トランジスタ50B2である。第8トランジスタピラー5B3を含むトランジスタが、第8トランジスタ50B3である。第9トランジスタピラー5B4を含むトランジスタが、第9トランジスタ50B4である。第10トランジスタピラー5B5を含むトランジスタが、第10トランジスタ50B5である。
なお、第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5を総称してトランジスタピラー5と称する場合がある。同様に、第1トランジスタ50A1〜第10トランジスタ50B5を総称してトランジスタ50と称する場合がある。
図1では、1つのトランジスタピラー群は、5つの縦型トランジスタにより構成される構造を例示しているが、1つのトランジスタピラー群に含まれる縦型トランジスタの個数を限定する趣旨ではない。5個より多くの、又は5個よりも少ないトランジスタピラーにより各トランジスタピラー群が構成されていてもよい。
各トランジスタピラーの周囲に位置する活性領域1Aの表面部分には不純物拡散層が設けられる。この不純物拡散層は、各々の縦型トランジスタに共有されるピラー下部拡散層9を構成する。
活性領域1Aには、ピラー下部拡散層9に接続され、各縦型トランジスタに共有される第1コンタクトプラグ31A1〜31A5が配置される。なお、以降の説明において、5つの第1コンタクトプラグ31A1〜31A5を第1プラグ31と称する場合がある。
各縦型トランジスタの上部には、第2コンタクトプラグ30が配置される。半導体装置100は、各縦型トランジスタに対応する第2コンタクトプラグ30の上面に接して配置される配線33により、各縦型トランジスタは相互に接続される構成を有している。なお、以降の説明において、第2コンタクトプラグ30を第2プラグ30と称する場合がある。
上記の構成により、10個の縦型トランジスタの各々は、ピラー下部拡散層9を共有することになり、それぞれの下部が接続され、配線33によりそれぞれの上部が接続される。即ち、半導体装置100は、10個の縦型トランジスタが並列接続された一つの並列トランジスタを有する。
活性領域1Aと、活性領域1AのY方向における素子分離領域2の一部と、によりピラー溝形成領域1Bが構成される。
ピラー溝形成領域1B内の素子分離領域2には、Y方向に整列する複数のトランジスタピラー5Aの1つに隣接してダミーピラー6が配置される。ダミーピラー6の実質的な形状は矩形である。つまり、半導体装置100に実際に形成されたダミーピラー6の角が丸い場合もある。
ダミーピラー6は、活性領域1Aの一端部に位置する第1トランジスタピラー5A1に隣接して配置される。ダミーピラー6は、ピラー溝形成領域1Bにおける活性領域1Aと素子分離領域2の境界に跨るように配置される。ダミーピラー6は、活性領域1A側に配置されるダミーシリコンピラー6Aと素子分離領域2側に配置されるダミー絶縁膜ピラー6Bとから構成される。
ダミーピラー6は、ダミーシリコンピラー6Aとダミー絶縁膜ピラー6Bそれぞれの一側面が接して合体した複合ピラーである。ダミーピラー6は、各々の縦型トランジスタを構成するゲート電極に給電する給電用ピラーとして機能する。
縦型のトランジスタ50のチャネルを構成する各トランジスタピラー5(第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5)を形成する際には、Y方向(第1方向)の幅及びY方向に垂直なX方向(第2方向)の幅が同一の矩形のマスクを使用する。矩形状のマスクを用いたリソグラフィを実行すると、半導体基板上には円形のトランジスタピラー5が形成される。トランジスタピラー5は、平面視において所定の直径(例えば50nm)を持つ円柱として半導体基板に形成される。但し、トランジスタピラー5の平面形状は、リソグラフィにおけるパターン転写の精度に依存するため、トランジスタピラー5の平面形状は円形に限らず、角が丸くなった矩形形状の場合もある。
第1、第2トランジスタピラー群を構成する5つのトランジスタピラーは、平面視でY方向の同一線上に中心が位置するように一定の間隔で配置される。なお、以降の説明において、トランジスタピラー5の中心が位置するY方向の直線をピラー中心線と称する場合がある。
第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5とダミーピラー6は、その中心点がピラー中心線上に位置し、且つ、Y方向に一定の間隔となるように配置される。第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5それぞれの間隔は、例えば、30nmである。
トランジスタ50それぞれの直上には、シリコンプラグ19、第2プラグ30及び配線33が配置される。
第1トランジスタピラー5A1の中心と第2トランジスタピラー5A2の中心を結ぶ直線(ピラー中心線の一部)の中間点46に対して、X方向の一方に隣接するように第6トランジスタピラー5B1が配置される。中間点46と第6トランジスタピラー5B1のX方向の間隔は、第1トランジスタピラー5A1の直径を基準にして1.5倍に設定され、上記の例では75nm(50×1.5)となる。
第2トランジスタピラー5A2の中心と第3トランジスタピラー5A3の中心を結ぶ直線の中間点47に対して、X方向の一方に隣接するように第7トランジスタピラー5B2が配置される。第8トランジスタピラー5B3〜第10トランジスタピラー5B5に関しても、第6トランジスタピラー5B1と同様に配置される。
第2トランジスタピラー群を構成する第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5は、第1トランジスタピラー群を構成する第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5に対して、Y方向に半ピッチずらして配置される。
中間点46に対して、X方向の他方にて隣接するように円形の第1プラグ31A1が配置される。第1プラグ31A1は、中間点46に対して、第6トランジスタピラー5B1が点対称の位置になるように配置される。中間点46と第1プラグ31A1のX方向の間隔は、第1トランジスタピラー5A1の直径を基準にして1.5倍に設定され、上記の例では75nm(50×1.5)となる。
中間点47に対して、X方向の他方にて隣接するように、円形の第1プラグ31A2が配置される。第1プラグ31A3〜第1プラグ31A5に関しても、第1プラグ31A1と同様に配置される。
なお、第1トランジスタピラー群に含まれるトランジスタピラー5A、第2トランジスタピラー群に含まれるトランジスタピラー5B及び第1プラグ31の詳細な位置関係については後述する。
ダミー絶縁膜ピラー6Bの上方には、第3コンタクトプラグ41が配置される。なお、以降の説明において、第3コンタクトプラグ41を第3プラグ41と称する場合がある。第3プラグ41は、平面視において、ダミー絶縁膜ピラー6Bと部分的に重なる位置に配置されている。第3プラグ41は、Y方向において、ダミー絶縁膜ピラー6Bの外側に一部はみ出して配置される。図1においては、第3プラグ41がダミー絶縁膜ピラー6Bに対して、Y方向にオフセットしている。しかし、第3プラグ41の配置を限定する趣旨ではなく、活性領域1A及び各々のトランジスタピラーに接触しない任意の範囲でX方向にオフセットされていてもよい。
第3プラグ41の上面には、配線42が配置される。
ゲート電極11aは、各トランジスタピラー5の全側面を囲むようにゲート絶縁膜を介して配置される。ゲート電極11aは、各々隣接するトランジスタピラー間の隙間を埋設することで相互接続され、複数のトランジスタピラーに共有される1つのゲート電極を構成する。
給電用ゲート電極11bは、ダミーピラー6の全側面を囲むように配置される。ゲート電極11aと給電用ゲート電極11bは、ダミーピラー6に最も近接するトランジスタピラー(図1では、第1トランジスタピラー5A1)との間の隙間を埋設することで接続される。
第3プラグ41は、平面視において、ダミーピラー6からオフセットした部分(はみ出した部分)にて、給電用ゲート電極11bと接続される。ゲート電極11aと給電用ゲート電極11bの平面視における厚み(図3におけるゲート電極11bのX方向の長さ)は、例えば、20nmに設定される。なお、以降の説明において、ゲート電極11aと給電用ゲート電極11bを総称し、ゲート電極11と称する場合がある。
例えば、ゲート電極11の厚みを20nmとすると、上述のように30nmとした各々のトランジスタピラー同士の間隔、及び35nmとした第1トランジスタピラー5A1とダミーピラー6の間隔は、いずれもゲート電極11の厚みの2倍以下(40nm以下)となる。従って、各ピラー間の隙間は、埋設されたゲート電極11により接続され、ゲート電極11a及び給電用ゲート電極11bは1つのゲート電極として機能する。つまり、ダミーピラー6の給電用ゲート電極11bに供給されたゲート電圧は、第1トランジスタピラー5A1に対応するゲート電極11aを初めとした各ゲート電極に供給される。
5つの第1プラグ31Aの直上には、配線34が配置される。配線34は、5つの第1プラグ31Aを介して、各トランジスタを構成するピラー下部拡散層9と接続されており、ピラー下部拡散層9への給電配線となる。
次に、図2を参照しつつ、第1トランジスタピラー群に含まれるトランジスタピラー5A、第2トランジスタピラー群に含まれるトランジスタピラー5B及び第1プラグ31の位置関係について説明する。
図2(a)は、図1の破線により囲まれた領域の拡大図の一例である。図2(a)を参照すると、第1トランジスタピラー群に含まれる第1トランジスタピラー5A1の中心点A1と第2トランジスタピラー5A2の中心点A2の上をピラー中心線C1がY方向(第1の方向)に延伸する。第1プラグ31A1は、ピラー中心線C1を挟んで第2トランジスタピラー群に含まれる第6トランジスタピラー5B1と対峙する。また、第1プラグ31A1の中心点D1は、ピラー中心線C1上の中間点46と第6トランジスタピラー5B1の中心点B1を結び、X方向(第2の方向)に延伸する中心線C2の上にある。また、第1プラグ31A1の中心点D1と中間点46の距離と、第1プラグ31A1と対峙する第6トランジスタピラー5B1の中心点B1と中間点46の距離が等しくなるように第1プラグ31A1は配置される。
但し、第1プラグ31A1の中心点D1が必ずしも中心線C2上にある必要はなく、第1プラグ31A1が配置できる場所には幅がある。具体的には、第1プラグ31A1の少なくとも一部が、中心線C2上にあればよい。
トランジスタピラー5A、トランジスタピラー5B及び第1プラグ31の位置関係は、トランジスタピラー5A及び5Bを形成する際に使用するマスクの形状により規定することができる。
図2(b)は、トランジスタピラー5A及び5Bを形成する際に使用するマスクパターンと第1プラグ31の位置関係の一例を示す図である。図2(b)において、マスクパターン7A1は第1トランジスタピラー5A1に、マスクパターン7A2は第2トランジスタピラー5A2に、マスクパターン7B1は第6トランジスタピラー5B1にそれぞれ対応するマスクパターンである。
マスクパターン7A1は、第1頂点60と第2頂点61を具備する。マスクパターン7A2は、第3頂点62と第4頂点63を具備する。マスクパターン7B1は、第5頂点64と第6頂点65を具備する。
図2(b)のY方向(第1の方向)において、第1頂点60は第3頂点62と対峙しており、第2頂点61は第4頂点63と対峙している。ピラー中心線C1上の中間点46と対峙するように、一方のX方向(第2の方向)にて、マスクパターン7B1は位置する。他方のX方向には、第1プラグ31A1が配置されている。第5頂点64は第1頂点60と対峙しており、第6頂点65は第3頂点62と対峙している。
第1プラグ31A1は、第2頂点61又は第4頂点63と対峙して配置される。第1プラグ31A1は、第6頂点65を始点として第2頂点61を通る第1仮想直線57と、第5頂点64を始点として第4頂点63を通る第2仮想直線58で挟まれた領域59に、少なくとも一部が重なるように配置する。
なお、以降の説明において、マスクパターン7A1、7A2及び7B1の各頂点により構成される領域59を、第1領域59A1と称する場合がある。同様に、第2トランジスタピラー5A2、第3トランジスタピラー5A3及び第7トランジスタピラー5B2に対応するマスクパターンの各頂点により構成される領域59を第2領域59A2(図示せず)と称する場合がある。他のトランジスタピラー5Aとトランジスタピラー5Bに対応するマスクパターンの各頂点により構成される領域も同様に、第3領域59A3や第4領域59A4(いずれも図示せず)と称する場合がある。
次に、図3及び図4を参照しつつ、半導体装置100の断面構造について説明する。
シリコン基板1の上面には絶縁膜2bからなる素子分離領域2が配置される。素子分離領域2に囲まれたシリコン基板1からなる活性領域1Aには、半導体の基柱(半導体ピラー)である第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5(図4参照)と、第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5(図4には図示せず)が立設されている。
各トランジスタピラー5(第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5)は、対応するトランジスタ50のチャネル部を構成する柱状の半導体である。10個の各トランジスタピラー5は、素子分離領域2に区画された活性領域1Aに、その全ての高さが同一となるように配置される。各トランジスタピラー5の太さ(シリコン基板1の基板表面に平行な面での断面の直径)は、完全空乏化が可能な太さに設定される。
各トランジスタ50は、対応するトランジスタピラー5の上端部と下端部のそれぞれに配置された不純物拡散層を有する。トランジスタピラー5の上端部に位置するピラー上部拡散層16は、ソース/ドレインの一方である。トランジスタピラー5の下端部に位置するピラー下部拡散層9はソース/ドレインの他方である。ピラー上部拡散層16とピラー下部拡散層9の間に挟まれたトランジスタピラー5の中央部は、チャネル部を構成する。
図4に示すように、トランジスタピラーのうち、Y方向の一方の端部となっている第1トランジスタピラー5A1に対して、Y方向に隣接するようにダミーピラー6が配置される。
トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aは、シリコン基板1の表面をエッチングすることで設置される。ダミー絶縁膜ピラー6Bは、素子分離領域2の表面をエッチングすることで設置される。
ダミーシリコンピラー6Aは、シリコン基板1の表面から突出する柱状の半導体である。一方、ダミー絶縁膜ピラー6Bは、素子分離領域2において突出する柱状の絶縁体である。ダミーピラー6は、給電用ゲート電極11bの高さを嵩上げして、給電用ゲート電極11bと上層の配線42との距離を小さくするための突起層として機能する。
複数のトランジスタピラー5の側面を囲むゲート電極11aと、ダミーピラー6の側面を囲む給電用ゲート電極11bは、各ピラー間の隙間を埋設することにより接続され、連続する1つのゲート電極11を構成する。
トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aの周囲に位置する活性領域1A(シリコン基板1)の上面には、絶縁膜8が配置される。絶縁膜8は、トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aの周囲を覆って、素子分離領域2に到達する。
ピラー下部拡散層9は、絶縁膜8の下方にて絶縁膜8と重なるように配置される。絶縁膜8は、ピラー下部拡散層9とゲート電極11を電気的に絶縁する。ピラー下部拡散層9は、10個のトランジスタピラー5同士を電気的に接続しており、10個のトランジスタ50に共通の下部拡散層を構成する。
素子分離領域2の底部は、ピラー下部拡散層9よりも深い位置に到達するように設けられており、素子分離領域2を挟んで隣接する活性領域同士の導通を防止する。
トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aの側面には、ゲート絶縁膜10が配置される。ゲート絶縁膜10を介して、トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aの各々の側面に所定の厚さ(例えば、20nm;図3のX方向の厚さ)を有するゲート電極11a及び給電用ゲート電極11bが配置される。ダミー絶縁膜ピラー6Bの側面には、ゲート絶縁膜10は配置されず、給電用ゲート電極11bのみが配置される構成である。ゲート絶縁膜10は、トランジスタピラー5の外周面を覆って絶縁膜8と接続される。
各トランジスタピラー5のチャネル部、ピラー上部拡散層16及び絶縁膜8の下方に配置されたピラー下部拡散層9は、ゲート絶縁膜10と絶縁膜8によりゲート電極11と電気的に絶縁される。
図3に示すように、例えば、第8トランジスタ50B3は、ピラー下部拡散層9、ピラー上部拡散層16、ゲート絶縁膜10、ゲート電極11aにより構成される。
素子分離領域2とダミーピラー6の上面には、絶縁膜3とマスク膜4が配置される。ゲート電極11と絶縁膜8を覆うように、第1層間絶縁膜12が配置され、第1層間絶縁膜12はピラー溝形成領域1Bを埋設する。即ち、第1層間絶縁膜12は、素子分離領域2と絶縁膜3とマスク膜4の壁面に囲まれた領域に配置される。
マスク膜4と第1層間絶縁膜12の上面には、第2層間絶縁膜20が配置される。さらに、第2層間絶縁膜20を覆うようにストッパー膜21が配置される。第3層間絶縁膜24は、ストッパー膜21を覆うように配置される。
図4を参照すると、第3層間絶縁膜24の上面には、配線42が配置される。配線42は、第3層間絶縁膜24、ストッパー膜21、第2層間絶縁膜20及び第1層間絶縁膜12を貫通する第3プラグ41により、給電用ゲート電極11bと接続される。また、第3層間絶縁膜24の上面には、配線33と配線34が配置される(図3参照)。配線33は、第1層間絶縁膜12とゲート電極11で取り囲まれたシリコンプラグ19と、第3層間絶縁膜24、ストッパー膜21及び第2層間絶縁膜20を貫通する第2プラグ30と、を介して各トランジスタピラー5のピラー上部拡散層16と接続される。
シリコンプラグ19は、シリコン中にヒ素等の不純物を注入(拡散)したものであり、ピラー上部拡散層16と共にトランジスタ50のソース/ドレインの一方を構成する。シリコンプラグ19の側面には、サイドウォール膜18と絶縁膜17が配置される。サイドウォール膜18と絶縁膜17は、シリコンプラグ19とゲート電極11aを電気的に絶縁する。
図3を参照すると、配線34は、第3層間絶縁膜24、ストッパー膜21、第2層間絶縁膜20、第1層間絶縁膜12及び絶縁膜8を貫通する第1プラグ31Aにより、ピラー下部拡散層9と接続される。
<半導体装置100の製造方法>
次に、第1の実施形態に係る半導体装置100の製造方法について、図5〜図17を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いるシリコン基板1は、p型の単結晶基板であるとするが、シリコン基板1を限定する趣旨ではない。
図5は、半導体装置100の製造方法を説明するための図である。図6は、図5に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。
図6を参照すると、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて、シリコン基板1に溝2aが形成される。溝2aの深さは、例えば、250nmとする。
その後、溝2aの内部を埋め込むように(充填するように)シリコン基板1の全面にシリコン窒化膜やシリコン酸化膜からなる絶縁膜2bをCVD(Chemical Vapor Deposition)法により堆積する。その後、シリコン基板1の上面に形成された不要な絶縁膜2bをCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により除去し、絶縁膜2bを溝2aの内部だけに残すことにより、素子分離領域2を形成する。その結果、素子分離領域2により囲まれた活性領域1Aが形成される(図5、図6参照)。
図7は、半導体装置100の製造方法を説明するための図である。図8は、図7に示すX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。図9は、図7に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。
CVD方により、シリコン基板1の上面にシリコン酸化膜からなり、所定の厚み(例えば、2nm)を有する絶縁膜3を形成する。その後、絶縁膜3の上面にシリコン窒化膜からなり、所定の厚み(例えば、120nm)を有するマスク膜4を形成する。
その後、フォトリソグラフィ法により、ホトレジストマスク36を形成する。なお、ホトレジストマスク36は、非晶質カーボン膜などのハードマスクを下層に含む積層膜としても良い。ホトレジストマスク36を用いた異方性ドライエッチング法により、マスク膜4と絶縁膜3にホトレジストマスク36のパターンを転写する。その結果、パターニングした開口部(ピラー溝形成領域1B)内には、シリコン基板1の上面と素子分離領域2の上面が露出する。その後、ホトレジストを含むハードマスクを除去する。
次に、マスク膜4をマスクとして用いて、露出させたシリコン基板1と素子分離領域2が所定の深さ(例えば、150nm)となるように、異方性ドライエッチング法により掘り下げる。シリコン基板1と素子分離領域2を掘り下げることにより、トランジスタのチャネルとなるトランジスタピラー5(第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5)と、給電用ゲート電極を上層の配線に接続するためのダミーピラー6と、が形成される。その際、第2トランジスタピラー群を構成する第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5は、第1トランジスタピラー群を構成する第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5に対して、Y方向へ半ピッチずらして形成する。各々のピラーは、掘り下げられたシリコン基板1の上面及び素子分離領域2の上面から、上方に突き出るように形成する。その結果、各トランジスタピラー5は、例えば、直径50nmとする円形にて形成される。
図9を参照すると、ダミーピラー6は、活性領域1A側に立設するダミーシリコンピラー6Aの一側面と、素子分離領域2側に立設するダミー絶縁膜ピラー6Bの一側面と、が接して合体する複合ピラーとして形成される。
図10は、半導体装置100の製造方法を説明するための図である。図11は、図10に示すX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。図12は、図10に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。
トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aの側面を熱酸化法により、例えば5nm厚となるように酸化する(図示せず)。その後、CVD法によりシリコン窒化膜を、例えば20nm厚となるように成膜後、全面エッチバックを行ってトランジスタピラー5とダミーピラー6とマスク膜4の側面にサイドウォール膜(図示せず)を形成する。その後、熱酸化法により、各々のトランジスタピラー5の周辺に位置して上面が露出している活性領域1Aに、所定の厚み(例えば、30nm)を持つ絶縁膜8を形成する。その際、トランジスタピラー5とダミーピラー6の側面はシリコン窒化膜で覆われているので酸化されることはない。
その後、イオン注入法により、絶縁膜8の下方にピラー下部拡散層9を形成する。ピラー下部拡散層9は、10個のトランジスタピラー5(第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5)により共有される。なお、イオン注入時には、n型不純物となるヒ素を用いることができる。
その後、ドライエッチング法又はウェットエッチング法により、トランジスタピラー5とダミーピラー6の側面に形成したサイドウォール膜と熱酸化膜を除去する。その後、熱酸化法により、トランジスタピラー5とダミーシリコンピラー6Aの側面に、例えば3nm厚のシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜10を形成する。
その後、シリコン基板1の全面にゲート電極となる所定の厚み(例えば、20nm)を持つポリシリコン膜(多結晶シリコン膜)をCVD法により成膜する。その後、全面エッチバックを実施する。その結果、トランジスタピラー5の側面にゲート電極11aが形成される。また、同時に、ダミーピラー6の側面に給電用ゲート電極11bが形成される。ダミーピラー6は、トランジスタピラーとしては機能しないが、ゲート電極11aと給電用ゲート電極11bを接続するためのゲート電極接続ピラーとして機能する。
図12を参照すると、トランジスタピラー5同士の間隔、及びトランジスタピラー5とダミーピラー6の間隔は、上述のように、ゲート電極11の膜厚の2倍以下に設定しているので、各々のトランジスタピラー5の間、及び第1トランジスタピラー5A1とダミーピラー6の間は、ゲート電極11a及び給電用ゲート電極11bにより埋められ一体化して接続される。
図13は、半導体装置100の製造方法を説明するための断面模式図の一例である。図13を参照すると、トランジスタピラー5とダミーピラー6を埋め込むように、CVD法により、シリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜12を形成する。その後、CMP法により、第1層間絶縁膜12をマスク膜4が露出するように平坦化する。
その後、CVD法により、シリコン酸化膜からなる所定の厚み(例えば、50nm)を持つマスク膜13を成膜する。その後、フォトリソグラフィ法及びエッチング法を用いて、マスク膜13の一部を除去する。なお、除去するマスク膜13は、平面視において、トランジスタピラー5を配置した部分に限定する。その結果、マスク膜13を除去した開口部14には、トランジスタピラー5の上方におけるマスク膜4が露出する。
その後、露出したマスク膜4をウェットエッチング法により選択的に除去する。その後、新たに露出した絶縁膜3を除去するこことで、トランジスタピラー5の上方に開口部15を形成する。開口部15の底面には、トランジスタピラー5の上面が露出しており、側面にはゲート電極11aの一部が露出する。
図14は、半導体装置100の製造方法を説明するための断面模式図の一例である。図14を参照すると、熱酸化法により、開口部15の内壁へシリコン酸化膜からなる絶縁膜17を形成する。その後、開口部15からトランジスタピラー5の上部に不純物(N型トランジスタとするのであれば、燐やヒ素等)をイオン注入し、ピラー上部拡散層16を形成する。
その後、CVD法により、例えば厚さ10nmのシリコン窒化膜を成膜する。その後、エッチバックを行うことにより、開口部15の内壁へサイドウォール膜18を形成する。このサイドウォール膜18を形成する際に、トランジスタピラー5の上面に形成されていた絶縁膜17を除去し、トランジスタピラー5の上面を露出する。このとき絶縁膜17は、サイドウォール膜18の下方と開口部15におけるゲート電極11aの露出面に残留する。サイドウォール膜18は、その後に形成するシリコンプラグとゲート電極11aの間の絶縁を確保する役割を果たす。
その後、選択エピタキシャル成長法を用いて、開口部15を塞ぐようにトランジスタピラー5の上面へシリコンプラグ19を成長させる。その後、ヒ素などをイオン注入して、シリコンプラグ19内をn型の導電体とし、トランジスタピラー5の上部に形成したピラー上部拡散層16と電気的に接触させる。
図15は、半導体装置100の製造方法を説明するための図である。図16は、図15に示すX1−X1間の断面模式図の一例を示す図である。図17は、図15に示すY1−Y1間の断面模式図の一例を示す図である。
CVD法によって、図13に示す開口部14を埋め込むようにシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜20を形成する。このとき、シリコン酸化膜からなるマスク膜13は、第2層間絶縁膜20と一体化するので、以降の説明では、マスク膜13も含めて第2層間絶縁膜20と称する場合がある。
その後、CVD法により、例えば厚さ20nmのシリコン窒化膜からなるストッパー膜21を成膜する。その後、CVD法により、例えば厚さ150nmのシリコン酸化膜からなる第3層間絶縁膜24を成膜する。
その後、フォトリソグラフィ法及びドライエッチング法を用いて、コンタクト孔27〜コンタクト孔29を形成する。図15を参照すると、形成された5つのコンタクト孔29(コンタクト孔29A1〜29A5)のうちコンタクト孔29A1は、活性領域1Aにおいて、第1トランジスタピラー5A1及び第2トランジスタピラー5A2の中間点46と隣接するように、円形として形成される。同様に、コンタクト孔29A2は、第2トランジスタピラー5A2及び第3トランジスタピラー5A3の中間点47と隣接するように形成される。コンタクト孔29A3〜29A5も同様に、円形として形成される。
ここで、コンタクト孔29A1と中間点46の間隔は、トランジスタピラー5の直径の1.5倍(例えば、75nm)に設定されている。他のコンタクト孔29と中間点の間隔も同様である。コンタクト孔27は、ダミー絶縁膜ピラー6Bの端部に形成されるので、その底部には、ダミーピラー6の上方に形成したマスク膜4と、ダミーピラー6の側面に形成した給電用ゲート電極11bの一部と、が露出する(図17参照)。
また、コンタクト孔28の底部には、シリコンプラグ19の少なくとも一部が露出し、コンタクト孔29の底部には、ピラー下部拡散層9の一部が露出する。なお、コンタクト孔28を形成する際には、ドライエッチングをストッパー膜21で一旦止めることで、シリコンプラグ19までの深さを制御する。コンタクト孔27〜コンタクト孔29は同時に形成しても良いが、別々に形成しても良い。
その後、CVD法により、第3層間絶縁膜24を覆うようにタングステン(W)、窒化チタン(TiN)及びチタン(Ti)で構成された金属膜を成膜し、コンタクト孔27〜コンタクト孔29の内部を埋設する。その後、CMP法により、第3層間絶縁膜24の上面における金属膜を除去し、シリコンプラグ19に対する第2プラグ30と、ピラー下部拡散層9に対する第1プラグ31Aと、給電用ゲート電極11bに対する第3プラグ41と、をそれぞれ形成する。
コンタクト孔29A1に埋め込まれた金属膜が第1プラグ31A1となり、コンタクト孔29A2における金属膜が第1プラグ31A2となる。コンタクト孔29A3〜29A5に関しても同様である。
図1、図3、図4を参照すると、スパッタ法によりタングステン(W)と窒化タングステン(WN)で構成された配線33、配線34及び配線42を形成する。第3プラグ41は、配線42と接続する。ピラー下部拡散層9に接続している第1プラグ31Aは、配線34と接続する。トランジスタピラー5に形成されたピラー上部拡散層16に接続している第2プラグ30は、配線33に接続する。
[第1比較例]
次に、第1の比較例について説明する。
図18は、第1の比較例に係る半導体装置150の平面レイアウトの一例を示す図である。
図18を参照すると、活性領域1Aに、第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5がY方向(第1方向)に一定の間隔で配置されている。第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5も、Y方向に一定の間隔で配置されている。同様に、第1プラグ31A1〜31A5が、Y方向に配置されている。
第1トランジスタピラー5A1におけるX方向(第2方向)の一方には、第6トランジスタピラー5B1が配置され、X方向の他方には第1プラグ31A1が配置される。第2トランジスタピラー5A2におけるX方向の一方には、第7トランジスタピラー5B2が配置され、X方向の他方には第1プラグ31A2が配置される。その他のトランジスタピラー及び第1プラグの配置も同様である。
各トランジスタピラーの周辺領域には下部拡散層が配置されており、下部拡散層を介して、各トランジスタピラーと第1プラグ31が電気的に接続される。
図18に示す半導体装置150のレイアウト構成では、例えば、第6トランジスタピラー5B1と第1プラグ31A1は、第1トランジスタピラー5A1により阻害されて直線的に接続できない。そのため、第1トランジスタピラー5A1の周囲における下部拡散層を迂回するルートで、第6トランジスタピラー5B1と第1プラグ31A1は電気的に接続されることになる。このような迂回ルートは、直線的に接続する場合と比較し、電気抵抗が増大する。その結果、第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5を含んで構成される並列トランジスタ全体の特性がばらつく。
一方、第1の実施形態に係る半導体装置100では、複数のトランジスタピラー(第1トランジスタピラー5A1〜第10トランジスタピラー5B5)のそれぞれが千鳥の位置関係となるように配置している。即ち、第2トランジスタピラー群をなす第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5は、第1トランジスタピラー群をなす第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5に対して半ピッチずれて配置される。このような半導体装置100の構成により、第1プラグ31から個々の半導体ピラーが直線で見通せるので、各縦型トランジスタは最短の電流通路が確保できる。つまり、ピラー下部拡散層9における拡散層抵抗に起因するトランジスタの特性がばらつくことを抑制できる。その結果、並列トランジスタの特性が安定する。
次に、第1の実施形態に係る半導体装置100の変形例について説明する。
[第1変形例]
図19は、第1の変形例に係る半導体装置200の平面レイアウトの一例を示す図である。
図19を参照すると、第1プラグ31A1は、第1領域59A1及び第2領域59A2と少なくとも一部が重なるように配置される。第1プラグ31A3は、第2領域59A2〜第4領域59A4と少なくとも一部が重なるように配置される。第1プラグ31A5は、第4領域59A4及び第5領域59A5と少なくとも一部が重なるように配置される。
このような構成により、第1トランジスタピラー群を構成する各トランジスタピラーに阻害されることなく、第1プラグ31A1と第6トランジスタピラー5B1、及び第1プラグ31A1と第7トランジスタピラー5B2は直線的に接続される。つまり、第1プラグ31A1と第6トランジスタピラー5B1は直線で接続される。また、第1プラグ31A1と第7トランジスタピラー5B2は、第6トランジスタピラー5B1周辺のゲート電極11aを通るルートを除き、ほぼ直線にて接続される。
同様に、第1プラグ31A3と第7トランジスタピラー5B2、第1プラグ31A3と第8トランジスタピラー5B3、第1プラグ31A3と第9トランジスタピラー5B4が、それぞれ直線的に接続される。さらに、第1プラグ31A5と第9トランジスタピラー5B4、及び第1プラグ31A5と第10トランジスタピラー5B5が、それぞれ直線的に接続される。
第1の実施形態に係る半導体装置100と同様に、第1の変形例に係る半導体装置200の構成によれば、並列トランジスタの特性を安定化することができる。さらに、半導体装置200では、第1プラグ31の配置数を必要最低限まで低減できる。
[第2変形例]
図20は、第2の変形例に係る半導体装置300の平面レイアウトの一例を示す図である。
第1プラグ31A1は、第1領域59A1及び第2領域59A2と少なくとも一部が重なるように配置される。第1プラグ31A2は、第2領域59A2及び第3領域59A3と少なくとも一部が重なるように配置される。第1プラグ31A4は、第3領域59A3及び第4領域59A4と少なくとも一部が重なるように配置される。第1プラグ31A5は、第4領域59A4及び第5領域59A5と少なくとも一部が重なるように配置される。
このような構成により、第1トランジスタピラー群を構成する各トランジスタピラーに阻害されることなく、第1プラグ31A1と第6トランジスタピラー5B1、第1プラグ31A1と第7トランジスタピラー5B2が、それぞれ直線的に接続される。同様に、第1プラグ31A2と第7トランジスタピラー5B2、第1プラグ31A2と第8トランジスタピラー5B3が、それぞれ直線的に接続される。
さらに、第1プラグ31A4と第8トランジスタピラー5B3、第1プラグ31A4と第9トランジスタピラー5B4が、それぞれ直線的に接続される。さらにまた、第1プラグ31A5と第9トランジスタピラー5B4、第1プラグ31A5と第10トランジスタピラー5B5が、それぞれ直線的に接続される。
第1の実施形態に係る半導体装置100と同様に、第1の変形例に係る半導体装置200の構成によれば、並列トランジスタの特性を安定化することができる。さらに半導体装置300では、第1プラグの配置数を低減すると共に、1つの第1プラグに対して直線上に配置するトランジスタピラーの数を2個に平均化し、それぞれのトランジスタピラーに対する電気抵抗のばらつきを低減している。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図21は、第2の実施形態に係る半導体装置400の平面レイアウトの一例を示す図である。
図21を参照すると、活性領域1A内には、半導体基板表面から突き出るように設けられた第11トランジスタピラー5C1、第12トランジスタピラー5C2、第13トランジスタピラー5C3、第14トランジスタピラー5C4、第15トランジスタピラー5C5が、Y方向に配置される。なお、以降の説明において、第11トランジスタピラー5C1〜第15トランジスタピラー5C5をまとめて、第3トランジスタピラー群と称する場合がある。
第3トランジスタピラー群をなす各トランジスタピラーは、それぞれ縦型トランジスタを構成する。第11トランジスタピラー5C1を含むトランジスタが、第11トランジスタ50C1である。第12トランジスタピラー5C2を含むトランジスタが、第12トランジスタ50C2である。第13トランジスタピラー5C3を含むトランジスタが、第13トランジスタ50C3である。第14トランジスタピラー5C4を含むトランジスタが、第14トランジスタ50C4である。第15トランジスタピラー5C5を含むトランジスタが、第15トランジスタ50C5である。
活性領域1Aには、ピラー下部拡散層9に接続され、各縦型トランジスタに共有される第1プラグ31A1〜31A5及び第1プラグ31B1〜31B5が配置される。15個の縦型トランジスタそれぞれは、ピラー下部拡散層9を共有することにより下部が接続され、配線33を配置することにより上部が接続される構成を有する。即ち、半導体装置400は、15個の縦型トランジスタが並列接続された一つの並列トランジスタを有する構成である。
5つの第1プラグ31Aの直上には、配線34Aが配置される。5つの第1プラグ31Bの直上には、配線34Bが配置される。ピラー中心線において、第11トランジスタピラー5C1の中心と第12トランジスタピラー5C2の中心を結ぶ直線の中間点となる中間点48に対して、一方のX方向で隣接するように、円形の第6トランジスタピラー5B1が配置される。
中間点48と第6トランジスタピラー5B1のX方向の間隔は、トランジスタピラー5Aの直径を基準にして1.5倍に設定されており、例えば、75nmである。第12トランジスタピラー5C2の中心と第13トランジスタピラー5C3の中心を結ぶ直線の中間点となる中間点49に対して、一方のX方向で隣接するように、円形の第7トランジスタピラー5B2が配置される。第8トランジスタピラー5B3〜第10トランジスタピラー5B5に関しても、第6トランジスタピラー5B1と同様に配置される。
第3トランジスタピラー群を構成する第11トランジスタピラー5C1〜第15トランジスタピラー5C5は、第2トランジスタピラー群を構成する第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5に対して、Y方向へ半ピッチずらして配置されると共に、第1トランジスタピラー群を構成する第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5に対しては、ピッチを同期して配置される。
中間点48に対して、他方のX方向で隣接するように、円形の第1プラグ31B1が配置される。第1プラグ31B1は、中間点48に対して、第6トランジスタピラー5B1が点対称の位置になるように配置される。中間点48と第1プラグ31B1のX方向の間隔は、トランジスタピラー5Aの直径を基準にして1.5倍としており、例えば、75nmである。
中間点49に対して、他方のX方向で隣接するように、円形の第1プラグ31B2が配置される。第1プラグ31B3〜31B5に関しても、第1プラグ31B1と同様に配置される。第1プラグ31B1の少なくとも一部は、第11トランジスタピラー5C1、第12トランジスタピラー5C2及び第6トランジスタピラー5B1それぞれのマスクパターンの各頂点で構成される第1領域59A1に相当する領域に配置される。第1プラグ31B2〜31B5に関しても同様である。
第1の実施形態に係る半導体装置100と同様に、第2の実施形態に係る半導体装置400の構成によれば、並列トランジスタの特性を安定化することができる。さらに、半導体装置400では、並列トランジスタを構成するトランジスタピラー数を増やして合計3列としているので、半導体装置100よりも電流駆動能力を高めることができる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図22は、第3の実施形態に係る半導体装置500の平面レイアウトの一例を示す図である。
活性領域1Aには、半導体基板表面から突き出るように設けられた第16トランジスタピラー5D1、第17トランジスタピラー5D2、第18トランジスタピラー5D3、第19トランジスタピラー5D4、第20トランジスタピラー5D5が、Y方向に配置される。なお、以降の説明において、第16トランジスタピラー5D1〜第20トランジスタピラー5D5をまとめて、第4トランジスタピラー群と称する場合がある。
第4トランジスタピラー群をなす各トランジスタピラーは、それぞれ縦型トランジスタを構成する。第16トランジスタピラー5D1を含むトランジスタが、第16トランジスタ50D1である。第17トランジスタピラー5D2を含むトランジスタが、第17トランジスタ50D2である。第18トランジスタピラー5D3を含むトランジスタが、第18トランジスタ50D3である。第19トランジスタピラー5D4を含むトランジスタが、第19トランジスタ50D4である。第20トランジスタピラー5D5を含むトランジスタが、第20トランジスタ50D5である。
第11トランジスタピラー5C1に対して、一方のX方向で隣接するように、円形の第6トランジスタピラー5B1が配置される。第11トランジスタピラー5C1と第6トランジスタピラー5B1のX方向の間隔は、トランジスタピラー5Aの直径を基準にして1倍としており、例えば、50nmである。第12トランジスタピラー5C2に対して、一方のX方向で隣接するように、円形の第7トランジスタピラー5B2が配置される。第8トランジスタピラー5B3〜第10トランジスタピラー5B5に関しても、第6トランジスタピラー5B1と同様に配置される。
ピラー中心線において、第16トランジスタピラー5D1の中心と第17トランジスタピラー5D2の中心を結ぶ直線の中間点となる中間点70に対して、一方のX方向で隣接するように、円形の第11トランジスタピラー5C1が配置される。
中間点70と第11トランジスタピラー5C1のX方向の間隔は、トランジスタピラー5Aの直径を基準にして1.5倍としており、例えば、75nmである。また、第17トランジスタピラー5D2の中心と第18トランジスタピラー5D3の中心を結ぶ直線の中間点となる中間点71に対して、一方のX方向で隣接するように、円形の第12トランジスタピラー5C2が配置される。第13トランジスタピラー5C3〜第15トランジスタピラー5C5に関しても、第11トランジスタピラー5C1と同様に配置される。
第3トランジスタピラー群を構成する第11トランジスタピラー5C1〜第15トランジスタピラー5C5は、第2トランジスタピラー群を構成する第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5に対して、ピッチを同期させている。一方、第11トランジスタピラー5C1〜第15トランジスタピラー5C5は、第1トランジスタピラー群を構成する第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5に対して、Y方向へ半ピッチずらして配置される。
第4トランジスタピラー群を構成する第16トランジスタピラー5D1〜第20トランジスタピラー5D5は、第2トランジスタピラー群を構成する第6トランジスタピラー5B1〜第10トランジスタピラー5B5に対して、Y方向へ半ピッチずらして配置される。一方、第16トランジスタピラー5D1〜第20トランジスタピラー5D5は、第1トランジスタピラー群を構成する第1トランジスタピラー5A1〜第5トランジスタピラー5A5に対して、ピッチを同期させている。
中間点70に対して、他方のX方向で隣接するように、円形の第1プラグ31B1が配置される。第1プラグ31B1は、中間点70に対して、第11トランジスタピラー5C1が点対称の位置になるように配置される。中間点70と第1プラグ31B1のX方向の間隔は、トランジスタピラー5Aの直径を基準にして1.5倍としており、例えば、75nmである。
中間点71に対して、他方のX方向で隣接するように、円形の第1プラグ31B2が配置される。第1プラグ31B3〜31B5に関しても、第1プラグ31B1と同様に配置される。
第1プラグ31B1の少なくとも一部は、第16トランジスタピラー5D1、第17トランジスタピラー5D2及び第11トランジスタピラー5C1それぞれのマスクパターンの各頂点で構成される第1領域59A1に相当する領域に配置される。第1プラグ31B2〜31B5に関しても同様である。
第1の実施形態に係る半導体装置100と同様に、第3の実施形態に係る半導体装置500の構成によれば、並列トランジスタの特性を安定化することができる。さらに、半導体装置500では、並列トランジスタを構成するトランジスタピラー数を増やして合計4列としているので、半導体装置100よりも電流駆動能力を高めることができる。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1 シリコン基板
1A 活性領域
1B ピラー溝形成領域
2 素子分離領域
2a 溝
2b、3、8、17 絶縁膜
4 マスク膜
5、5A1〜5A5、5B1〜5B5、5C1〜5C5、5D1〜5D5 トランジスタピラー
6 ダミーピラー
6A ダミーシリコンピラー
6B ダミー絶縁膜ピラー
7A1、7A2、7B1 マスクパターン
9 ピラー下部拡散層
10 ゲート絶縁膜
11a ゲート電極
11b 給電用ゲート電極
12 第1層間絶縁膜
13 マスク膜
14、15 開口部
16 ピラー上部拡散層
18 サイドウォール膜
19 シリコンプラグ
20 第2層間絶縁膜
21 ストッパー膜
24 第3層間絶縁膜
27〜29、27A1〜29A5 コンタクト孔
30 第2コンタクトプラグ(第2プラグ)
31A1〜31A5、31B1〜31B5 第1コンタクトプラグ(第1プラグ)
33、34、34A、34B、42 配線
36 ホトレジストマスク
41 第3コンタクトプラグ(第3プラグ)
46、47、48、49、70、71 中間点
50A1〜50A5、50B1〜50B5、50C1〜50C5、50D1〜50D5 トランジスタ
57 第1仮想直線
58 第2仮想直線
59 領域
60〜66 頂点
100、150、200〜500 半導体装置

Claims (10)

  1. 半導体基板の表面に配置される素子分離領域により区画される活性領域と、
    前記活性領域において、第1の方向に配置される複数の第1半導体ピラーからなる第1半導体ピラー群と、
    前記活性領域において、前記第1の方向に配置される複数の第2半導体ピラーからなる第2半導体ピラー群と、
    前記活性領域の領域であって、前記複数の第1及び第2半導体ピラーが配置されていない領域の表面に配置される下部拡散層と、
    前記下部拡散層の上面に立設される第1プラグと、
    を備え、
    前記複数の第1半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置され、
    前記複数の第2半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置されると共に、前記複数の第1半導体ピラーとは、前記第1の方向に半ピッチずれて配置され、
    前記第1プラグは、前記複数の第1半導体ピラーの中心点を結ぶ第1中心線を挟んで前記第2半導体ピラー群に含まれる1つの前記第2半導体ピラーと対峙し、
    前記第1プラグの一部分が、前記第1半導体ピラー群に含まれる2つの前記第1半導体ピラーの中心の中間点と前記第2半導体ピラーの中心点を結ぶ、前記第1の方向に直交する第2の方向の第2中心線と、重なるように前記第1プラグは配置される、半導体装置。
  2. 前記第1プラグの中心点と前記中間点の距離と、前記第1プラグと対峙する第2半導体ピラーの中心点と前記中間点の距離と、が等しい請求項1の半導体装置。
  3. 前記活性領域において、複数の前記第1プラグが前記第1の方向に配置される請求項1又は2の半導体装置。
  4. 前記複数の第1及び第2半導体ピラーそれぞれの側面を囲みつつ、隣接する前記第1及び第2半導体ピラー間の隙間を埋設するように第1ゲート電極が形成され、
    前記複数の第1及び第2半導体ピラーそれぞれの側面であって、前記半導体基板からみて上部に上部拡散層が形成され、
    前記下部拡散層は、前記複数の第1及び第2半導体ピラーそれぞれの側面であって、前記半導体基板からみて下部に共通接続される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記複数の第1及び第2半導体ピラーそれぞれの上方に形成され、一端が前記上部拡散層に接続される第2プラグをさらに備える、請求項4の半導体装置。
  6. 前記活性領域と前記素子分離領域の境界に跨がるように配置されるダミーピラーと、
    前記ダミーピラーの側面を囲むように形成される第2ゲート電極と、
    をさらに備え、
    前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極が電気的に接続される、請求項4又は5の半導体装置。
  7. 前記ダミーピラーは、
    前記活性領域側に配置される半導体ピラーと、前記素子分離領域側に配置される絶縁膜ピラーと、からなる請求項6の半導体装置。
  8. 前記絶縁膜ピラーの上方に形成され、一端が前記絶縁膜ピラーの周囲に形成された前記第2ゲート電極と接続される第3プラグをさらに備える、請求項7の半導体装置。
  9. 前記活性領域において、前記第1の方向に配置される複数の第3半導体ピラーからなる第3半導体ピラー群をさらに備え、
    前記複数の第3半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置されると共に、前記複数の第1半導体ピラーとはピッチを同期し、且つ、前記複数の第2半導体ピラーとは前記第1の方向に半ピッチずれて配置される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記活性領域において、前記第1の方向に配置される複数の第3半導体ピラーからなる第3半導体ピラー群と、
    前記活性領域において、前記第1の方向に配置される複数の第4半導体ピラーからなる第4半導体ピラー群と、
    をさらに備え、
    前記複数の第3半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置されると共に、前記複数の第2半導体ピラーとはピッチを同期し、且つ、前記複数の第1半導体ピラーとは前記第1の方向に半ピッチずれて配置され、
    前記複数の第4半導体ピラーは、前記第1の方向に等間隔に配置されると共に、前記複数の第1半導体ピラーとはピッチを同期し、且つ、前記複数の第2半導体ピラーとは前記第1の方向に半ピッチずれて配置される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体装置。
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