JP2016053852A - 電子棚札システム及び電子棚札システムを用いたサービス提供方法 - Google Patents

電子棚札システム及び電子棚札システムを用いたサービス提供方法 Download PDF

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Hideji Takahashi
秀治 高橋
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Hiroki Mochizuki
啓希 望月
立 守田
Tatsu Morita
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喜彦 池田
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Abstract

【課題】スタンプラリーを簡単に実施する電子棚札システム及びそのサービス提供方法を提供する。【解決手段】電子棚札システムは、棚札装置とサーバとを有する。棚札装置は、第1通信部と、第1記憶部と、第1制御部とを備える。サーバは、第2記憶部と、第2通信部と、第2制御部とを備える。第1通信部は、携帯端末と近距離通信する。第1記憶部は、識別情報を格納する。第1制御部は、第1通信部により携帯端末から受信する識別情報の読出要求に応じて第1記憶部が格納する識別情報を携帯端末へ送信する。第2記憶部は、複数の棚札装置うち特定の棚札装置の識別情報に対応づけたスタンプ設定情報を記憶する。第2制御部は、第2通信部により携帯端末が近距離通信により1つの棚札装置から読み取った識別情報を受信した場合、受信した識別情報が第1記憶部に記憶したスタンプ設定情報によってスタンプに設定されていれば、スタンプ情報を携帯端末へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電子棚札システム及び電子棚札システムを用いたサービス提供方法に関する。
商品の販売促進などのためのサービスの1つとして、スタンプラリーがある。従来のスタンプラリーは、個々の参加者(利用者)が店舗内などに設置した複数のスタンプを紙に押す。スタンプラリーの参加者は、複数のスタンプを押した紙を運営者に提示することにより様々なサービスを受ける。しかしながら、従来のスタンプラリーは、複数のスタンプを各所に設置したり、複数のスタンプを押すための用紙を用意したりする必要がある。このため、商品の販売促進などのためのスタンプラリーを無駄なく簡単に実施できるシステムが要望されている。
特願2008−521963号
上記の課題を解決するために、スタンプラリーを簡単に実施できる電子棚札システム及び電子棚札システムを用いたサービス提供方法を提供する。
実施形態によれば、電子棚札システムは、棚札装置とサーバとを有する。棚札装置は、第1通信部と、第1記憶部と、第1制御部とを備える。サーバは、第2記憶部と、第2通信部と、第2制御部とを備える。第1通信部は、携帯端末と近距離通信する。第1記憶部は、識別情報を格納する。第1制御部は、第1通信部により携帯端末から受信する識別情報の読出要求に応じて第1記憶部が格納する識別情報を携帯端末へ送信する。第2記憶部は、複数の棚札装置うち特定の棚札装置の識別情報に対応づけたスタンプ設定情報を記憶する。第2制御部は、第2通信部により携帯端末が近距離通信により1つの棚札装置から読み取った識別情報を受信した場合、受信した識別情報が第1記憶部に記憶したスタンプ設定情報によってスタンプに設定されていれば、スタンプ情報を携帯端末へ送信する。
図1は、実施形態に係る電子棚札システムの全体構成を概略的に示す図である。 図2は、実施形態に係る電子棚札システムの各装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る電子棚札システムにおけるPOS端末の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る電子棚札システムにおけるスタンプラリーの動作例を示すシーケンス図である。 図5は、実施形態に係る電子棚札システムにおけるスタンプラリーの動作例を示すシーケンス図である。
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、実施形態に係る電子棚札を用いたスタンプラリーシステムとしての電子棚札システム100の概略図である。
図1が示すように、電子棚札システム100は、棚札装置(電子棚札)10、棚札サーバ22、携帯端末30、スタンプサーバ40、及び、POS端末(確認端末)50などを有する。棚札装置10と棚札サーバ22、および、POS端末50と棚札サーバ22とは、内部ネットワーク23を介して接続される。携帯端末30とスタンプサーバ40とは、ネットワーク21を介して通信する。棚札装置10は、電子棚札システム100を設置する店舗内に設置される。各棚札装置10は、当該店舗が取り扱う商品などに応じて設置される。
棚札装置10は、各商品の近傍に設置される。棚札装置10は、商品の値段或いは商品名などを表示する。たとえば、棚札装置10は、店舗内の陳列棚に陳列される各商品に対応づけて、陳列棚などに取り付けられる。棚札装置10は、陳列棚に陳列される商品に関する情報(値段、商品名など)を示す棚札画像を表示する。棚札装置10は、棚札サーバ22からの要求に応じて表示内容を制御する。また、棚札装置10は、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信機能を有する。各棚札装置10は、少なくとも1つのユニークな識別情報を有する。例えば、各棚札装置10は、近距離無線通信機能における識別情報としてNFC番号を有する。NFC番号は、各棚札装置10を識別する識別情報として用いられる。
ネットワーク21は、携帯端末30とスタンプサーバ40との間のデータ通信を可能にするネットワークである。たとえば、ネットワーク21は、インターネットなどの広域のネットワーク、あるいは、LANなどのネットワークである。
棚札サーバ22は、各棚札装置10に対応する情報を管理する。たとえば、棚札サーバ22は、各棚札装置10が対応する商品を示す情報(商品コード)を管理する。また、棚札サーバ22は、各棚札装置10が表示する情報を管理する。各棚札装置10が表示する情報として、棚札サーバ22は、各棚札装置10が対応する商品に関する情報(値段、商品名など)を示す棚札画像などを管理する。棚札サーバ22は、各棚札装置10と内部ネットワーク23を介して通信可能である。棚札サーバ22は、各棚札装置10に対して表示すべき棚札画像を配信する。
携帯端末30は、電子棚札システム100が設置される店舗内の利用者が所持する端末装置である。携帯端末30は、ネットワーク21に接続可能な通信機能を有する。携帯端末30は、ネットワーク21を介してスタンプサーバ40と通信する。携帯端末30は、各棚札装置10およびPOS端末50と個々に通信が可能な通信機能を有する。たとえば、携帯端末30は、各棚札装置10およびPOS端末50と近距離無線通信が可能な近距離無線通信機能を有する。
スタンプサーバ40は、店舗内でのスタンプラリーに関する情報を記憶する。スタンプサーバ40は、スタンプラリーにおけるスタンプ対象となる商品又は棚札装置10などを示すスタンプ設定情報を記憶する。また、スタンプサーバ40は、ネットワーク21を介して携帯端末30と通信する機能を有する。例えば、スタンプサーバ40は、携帯端末30からの要求に応じて携帯端末30が通信した棚札装置10が対応する商品がスタンプ対象であるかを確認する。また、スタンプサーバ40は、棚札サーバ22と通信可能としても良い。たとえが、スタンプサーバ40は、棚札装置のNFC番号に対応する商品(商品コード)を棚札サーバ22に問い合わせる機能を有する。
POS端末50は、店舗内の商品の精算処理を行う。また、POS端末50は、商品の精算処理を行う機能に加えて、携帯端末30との通信機能を有する。例えば、POS端末50は、携帯端末30と近距離無線通信を行う近距離無線通信機能を有する。POS端末50は、棚札サーバ22あるいはスタンプサーバ40と通信可能に構成して良い。また、POS端末50は、棚札サーバ22あるいはスタンプサーバ40との通信機能を持たない物であっても良い。
次に、実施形態に係る電子棚札システム100の制御系の構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る電子棚札システム100の構成例を示すブロック図である。
図2が示すように、電子棚札システム100は、棚札装置10、ルータ20、棚札サーバ22、携帯端末30、スタンプサーバ40、および、POS端末50などを備える。
図2が示すように、棚札装置10は、棚札コントローラ11、通信デバイス12、近距離通信部13、メモリ14、表示デバイス15および伝送システム16などを備える。
棚札コントローラ11は、CPU(central processing unit)、ROM(read-only memory)およびRAM(random-access memory)などから構成される。棚札コントローラ11は、棚札装置10としての所期の機能を実現するべく各部を制御する。たとえば、棚札コントローラ11は、表示デバイス15の表示制御を行う。棚札コントローラ11は、棚札サーバ22からの指示に従って表示デバイス15に表示する棚札画像を制御する。
通信デバイス12は、内部ネットワークを介して通信を行うためのインターフェースである。通信デバイス12は、棚札コントローラ11と棚札サーバ22とのデータ通信を可能とする。通信デバイス12は、例えばIEEE802.15.4に準拠したデバイスなどである。
近距離通信部13は、棚札装置10に近接する携帯端末30とデータ通信(近距離無線通信)を行うためのインターフェースである。近距離通信部13は、たとえば、携帯端末30と数センチ程度範囲内(近距離)で通信を行う。例えば、近距離通信部13は、NFC(Near Field Communication)と称される通信規格に準ずる無線通信(以下、NFC通信とも称する)によって携帯端末30との近距離通信を行う。NFC(Near Field Communication)は、非接触ICカードなども適用される通信規格であり、国際標準規格として認証された通信規格である。なお、近距離通信部13は、携帯端末30と近距離又は物理的に接触して通信を行うインターフェースであっても良い。
メモリ14は、不揮発性のメモリである。メモリ14は、各棚札装置10(又は近距離通信部13)に割り振られたNFC番号(又は棚札コード)を格納する記憶領域14aなどを備える。NFC番号は、各棚札装置10を識別するたまえのユニークな識別情報である。なお、NFC番号は、近距離通信部13内に設けたメモリなどに記憶するようにしても良い。
表示デバイス15は、棚札コントローラ11の制御に基づいて、棚札画像を表示する。たとえば、表示デバイス15は、棚札コントローラ11の制御に基づいて、表示内容を変更することができる。表示デバイス15は、例えば電子ペーパー又は液晶パネルなどである。表示デバイス15は、たとえば、商品に関する情報として商品の値段、商品名などを表示する。
伝送システム16は、棚札コントローラ11、通信デバイス12、近距離通信部13、メモリ14および表示デバイス15の間でデータを伝送する。伝送システム16は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインターフェース回路とを含む周知のものであって良い。
また、棚札コントローラ11は、携帯端末30との近距離通信部13による通信に応じた処理を行う機能を有する。たとえば、棚札コントローラ11は、近距離通信部13を通じて、携帯端末30からNFC番号を取得する命令を受信する。棚札コントローラ11は、当該命令を受信すると、メモリ14内の記憶領域14aからNFC番号を取得する。棚札コントローラ11は、近距離通信部13を通じて、記憶領域14aに格納したNFC番号を携帯端末30へ送信する。
ルータ20は、電子棚札システム100内にネットワークを形成する。ルータ20は、たとえば、無線又は有線LANを構築する。ルータ20は、無線又は有線で、棚札サーバ22、スタンプサーバ40、及び、POS端末50などを通信接続する。なお、POS端末50は、内部ネットワーク23に接続するようにしても良いし、各サーバとは切り離して構成しても良い。
棚札サーバ22は、内部ネットワーク23を通じて、複数の棚札装置10のそれぞれと通信する。棚札サーバ22は、たとえば、無線通信により各棚札装置10と通信するようにしても良い。棚札サーバ22は、内部ネットワーク23を通じて各棚札装置10と通信することにより、各棚札装置10が表示する情報(棚札画像)を管理する。また、棚札サーバ22は、NFC番号と個々の商品を識別するための商品コードとを関連付けた情報を管理する。たとえば、商品コードとNFC番号との関連づけが変更された場合(つまり、商品が入れ替えられた場合)、棚札サーバ22は、商品コードとの関連づけが変更されたNFC番号の棚札装置10が表示する棚札画像を変更する。これにより、棚札装置10は、新たな商品(新たに関連付けられる商品コードで識別される商品)に関する情報を示す棚札画像を表示できる。
内部ネットワーク23は、棚札サーバ22と各棚札装置10とが通信可能となるネットワークであれば良い。たとえば、内部ネットワーク23は、棚札サーバ22が棚札装置10へ送信するデータを無線中継器で構成しても良い。この場合、内部ネットワーク23を構成する無線中継器は、無線通信にて各棚札装置10と通信する。
次に、携帯端末30の構成例について説明する。
図2が示すように、携帯端末30は、CPU31、ROM32、RAM33、不揮発性メモリ34、近距離通信部35、タッチパネル36、表示部37、通信デバイス38および伝送システム39などを備える。伝送システム39は、CPU31、ROM32、RAM33、不揮発性メモリ34、近距離通信部35、タッチパネル36および通信デバイス38の間でデータを伝送する。伝送システム39は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインターフェース回路とを含む周知のものであって良い。
CPU31は、携帯端末30の各部を統括的に制御する。CPU31は、ROM32又は不揮発性メモリ34に記憶されたオペレーティングシステム、及び/又は、ROM32または不揮発性メモリ34に記憶されたアプリケーションプログラムに基づいて、携帯端末30としての所期の機能を実現するための制御処理を実行する。上記の所期の機能の一部は、例えば既存のスマートフォンが備える周知の機能であって良い。また、上記の所期の機能の一部は、後述する制御処理により実現される。
ROM32は、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROM32に記憶される制御プログラム及び制御データは、予め携帯端末30の仕様に応じて組み込まれる。ROM32は、たとえば、携帯端末30の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAM33は、揮発性のメモリである。RAM33は、CPU31の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM33は、CPU31からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAM33は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
不揮発性メモリ34は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ34は、例えば、ハードディスク、SSD、EEPROM又はフラッシュメモリなどにより構成される。不揮発性メモリ34は、携帯端末30の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。また、不揮発性メモリ34は、CPU31での処理によって生成されたデータを保存する。
また、不揮発性メモリ34は、記憶領域34a、34bを有する。記憶領域34aは、スタンプラリーアプリケーションを記憶する。スタンプラリーアプリケーションは、携帯端末30を用いてスタンプラリーを実施するためのアプリケーションプログラムである。スタンプラリーアプリケーションは、CPU31が実行する。スタンプラリーアプリケーションは、スタンプ対象となる棚札装置10をスキャンした場合(NFC通信した場合)、スタンプ情報を取得するプログラムである。記憶領域34bは、スタンプラリーアプリケーションにより取得したスタンプ情報などの情報を記憶する。
近距離通信部35は、棚札装置10あるいはPOS端末50とデータ通信を行うインターフェースである。近距離通信部35は、携帯端末30が棚札装置10に近接された際(たとえば、数センチ以内)に、棚札装置10と近距離無線通信(非接触通信)を行う。たとえば、近距離通信部35は、NFC通信を用いて、棚札装置10からNFC番号を読み取るための通信を行う。なお、近距離通信部35は、1つの棚札装置10およびPOS端末50と通信できるインターフェースであれば良い。例えば、近距離通信部35は、棚札装置10と物理的に接触してデータ通信を行うインターフェースであってもよい。
タッチパネル36は、利用者が各種の操作を入力する入力装置である。タッチパネル36は、利用者が表面をタッチすることで操作の指示を受け付ける。タッチパネル36は、操作指示を入力するための操作部として機能する。なお、携帯端末30は、キーボード又はテンキーなどの他の操作部を備えてもよい。
表示部37は、CPU31の制御により種々の情報を表示する表示装置である。表示部37は、たとえば、液晶表示装置などで構成する。表示部37は、GUI画面などの任意の画面を表示する。タッチパネル36は、表示部37の表示面に重ねて配置されている。タッチパネル36は、表示部37の表示面への人間のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU31へと送信する。
通信デバイス38は、ルータ20及びネットワーク21を介してスタンプサーバ40と通信するためのインターフェースである。通信デバイス38は、スタンプサーバ40と通信できるものであれば良い。たとえば、通信デバイス38は、3G又は4G通信などのモバイル通信をサポートするインターフェースであっても良い。また、通信デバイス38は、たとえば、wifi通信などの無線通信をサポートするインターフェースであっても良い。
携帯端末30は、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのような、アプリケーションプログラムを任意にインストール可能なデバイスである。携帯端末30は、不揮発性メモリ34に、携帯端末30の製造者、運用者あるいは利用者によって、制御プログラムをインストールされることで、各種の機能を実現する。制御プログラムは、たとえば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して販売者あるいは使用者へと配布される。なお、制御プログラムは、ROM32に記憶されていても良い。
次に、スタンプサーバ40の構成について説明する。
図2に示すように、スタンプサーバ40は、CPU41、ROM42、RAM43、不揮発性メモリ44、通信デバイス45および伝送システム46などを有する。伝送システム46は、CPU41、ROM42、RAM43、不揮発性メモリ44および通信デバイス45の間でデータを伝送する。伝送システム46は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインターフェース回路とを含む周知のものであって良い。
CPU41は、スタンプサーバ40の各部を統括的に制御する。CPU41は、ROM42に記憶されたオペレーティングシステムや、ROM42または不揮発性メモリ44に記憶されたアプリケーションプログラムに基づいて、スタンプサーバ40としての所期の機能を実現するための制御処理を実行する。
ROM42は、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROM42に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めスタンプサーバ40の仕様に応じて組み込まれる。ROM42は、たとえば、スタンプサーバ40の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAM43は、揮発性のメモリである。RAM43は、CPU41の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM43は、CPU41からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAM43は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
不揮発性メモリ44は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ44は、例えば、ハードディスク、SSD、EEPROM又はフラッシュメモリなどにより構成される。不揮発性メモリ44は、スタンプサーバ40の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。また、不揮発性メモリ44は、CPU41での処理によって生成されたデータを保存する。
不揮発性メモリ44は、スタンプ設定テーブルを格納する記憶領域44aを備える。記憶領域44aのスタンプ設定テーブルは、スタンプの対象に設定した商品を示す商品コードを格納する。記憶領域44aのスタンプ設定テーブルは、スタンプの対象に設定した商品に対応する棚札装置10のNFC番号を格納しても良い。また、記憶領域44aのスタンプ設定テーブルは、複数種類のスタンプに対応づけて商品コード(又はNFC番号)を格納しても良い。
記憶領域44aに記憶するスタンプ設定テーブルは、管理者の指示などにより更新される。たとえば、CPU41は、図示しない操作部を用いて管理者が指定するスタンプの設定情報によりスタンプ設定テーブルを更新して良い。また、CPU41は、ネットワーク21を介して管理者権限でのアクセスを受け付け、管理者権限でのアクセスに対してスタンプ設定テーブルの更新を許可しても良い。
通信デバイス45は、ルータ20と通信するためのインターフェースである。通信デバイス45は、ルータ20およびネットワーク21を介して、携帯端末30とデータ通信する。また、通信デバイス45は、ルータ20を介して棚札サーバ22と通信する。また、通信デバイス45は、ルータ20を介してPOS端末50と通信するようにしても良い。通信デバイス45は、たとえば、イーサネット(登録商標)通信を用いてルータ20と通信を行うインターフェースである。通信デバイス45は、無線でルータ20と通信してもよい。
次に、POS端末50の構成について説明する。
図3は、POS端末50の制御系の構成例を概略的に示すブロック図である。
図3に示すように、POS端末50は、CPU51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、近距離通信部55、表示部56、操作部57、商品識別部58、精算部59、発券部60、通信デバイス61および伝送システム62などを有する。伝送システム62は、各部の間でデータを伝送する。伝送システム62は、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインターフェース回路とを含む周知のものであって良い。
CPU51は、POS端末50の各部を統括的に制御する。CPU51は、ROM52に記憶されたオペレーティングシステムや、ROM52または不揮発性メモリ54に記憶されたアプリケーションプログラムに基づいて、POS端末50としての所期の機能を実現するための制御処理を実行する。
ROM52は、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROM52に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めPOS端末50の仕様に応じて組み込まれる。ROM52は、たとえば、POS端末50の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAM53は、揮発性のメモリである。RAM53は、CPU51の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM53は、CPU51からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAM53は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
不揮発性メモリ54は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ54は、例えば、ハードディスク、SSD、EEPROM又はフラッシュメモリなどにより構成される。不揮発性メモリ54は、POS端末50の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。また、不揮発性メモリ54は、CPU51での処理によって生成されたデータを保存する。
不揮発性メモリ54は、記憶領域54aを備える。記憶領域54aは、スタンプラリーの達成状況および達成状況に応じて提供されるサービス(値引き、特典など)を確認するための情報(成立確認情報)を記憶する。記憶領域54aに記憶する成立確認情報は、スタンプサーバ40のスタンプ設定テーブルで設定されるスタンプ設定に応じたスタンプラリーの成立を確認するための情報である。たとえば、記憶領域54aに記憶する成立確認情報は、スタンプサーバ40のスタンプ設定テーブルにおけるスタンプ設定情報の更新に応じて更新される。
近距離通信部55は、携帯端末30とデータ通信を行うインターフェースである。近距離通信部55は、携帯端末30が近接された際(たとえば、数センチ以内)に、携帯端末30と近距離無線通信(非接触通信)を行う。たとえば、近距離通信部55は、NFC通信を用いて、携帯端末30からスタンプ情報を取得する。また、近距離通信部55は、携帯端末50から取得したスタンプ情報に対するスタンプラリーの達成状況を確認した結果を携帯端末30へ送信する。なお、近距離通信部55は、携帯端末30と通信できるインターフェースであれば良い。例えば、近距離通信部55は、携帯端末30と物理的に接触してデータ通信を行うインターフェースであってもよい。
表示部56は、CPU51の制御により種々の情報を表示する表示装置である。表示部56は、たとえば、液晶表示装置などで構成する。表示部56は、スタンプラリーの確認結果、あるいは、精算処理結果などを表示する。
操作部57は、利用者が各種の操作を入力する入力装置である。操作部57は、タッチパネル、キーボード又はテンキーなどにより構成する。たとえば、操作部57としてのタッチパネルは、表示部37の表示面に重ねて配置する。この場合、タッチパネルは、表示部56の表示面における人間のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU51へと送信する。
商品識別部58は、商品を識別するものである。たとえば、商品識別部58は、スキャナなどを有する。商品識別部58は、商品に貼り付けられたコード情報をスキャナで読み取り、読み取った画像から商品を識別する。商品識別部58は、商品そのもの画像をスキャンし、スキャン画像に対するパターン認識により商品を識別するようにしても良い。また、商品識別部58は、識別した商品の値段を図示しないデータベースにより判別する。商品識別部58は、商品の値段、商品名などを出力する。
精算部59は、商品識別部58により識別した商品の精算を行う。精算部59は、商品識別部58が識別した商品の値段を累積して合計金額を算出する。精算部59は、精算した商品の合計金額を利用者が提示する、現金、クレジットカード、あるいは電子マネーなどによって決済する。
発券部60は、レシートなどの媒体を発券する。たとえば、発券部60は、精算部59により決済した商品や金額などの情報を印刷したレシートを発券する。また、発券部60は、利用者に提供するサービス券などを発券しても良い。たとえば、スタンプラリーの達成状況によって提供されるサービスが確定した場合、発券部60は、提供されるサービスを受けるためのサービス券を発券しても良い。また、係員がサービスを提供した場合、発券部60は、係員の指示に応じてサービスが提供済みであることを示す券を発券しても良い。
通信デバイス61は、ルータ20と通信するためのインターフェースである。通信デバイス61は、ルータ20を介して、スタンプサーバ40とデータ通信する。また、通信デバイス61は、ルータ20を介して棚札サーバ22と通信するようにしても良い。通信デバイス61は、たとえば、イーサネット(登録商標)通信を用いてルータ20と通信を行うインターフェースである。また通信デバイス61は、無線でルータ20と通信してもよい。
次に、電子棚札システム(スタンプラリーシステム)100の動作例について説明する。
図4及び図5は、電子棚札システム100の動作例を示すシーケンス図である。
ここでは、スタンプラリーは、電子棚札システム100の棚札装置10が設置された店舗内で実施されるものとする。また、スタンプラリーに参加する利用者は、上記の機能を備えた携帯端末30を所持するものとする。利用者が所持する携帯端末30は、事前(スタンプラリーに参加する前)にスタンプラリーアプリケーションをインストールしているものとする。
まず、スタンプサーバ40では、CPU41によりスタンプラリーを実施するためのスタンプ設定テーブルの設定処理(スタンプ設定処理)を行う(ACT10)。スタンプラリーを企画する管理者(運用者)は、スタンプサーバ40において、スタンプの対象とする商品(又は棚札装置)を指定するスタンプ設定情報を指示する。例えば、スタンプの設定情報は、管理者が操作部によって入力するようにしても良いし、ネットワーク21を介して入力するようにしても良い。また、複数種類のスタンプを設定する場合、スタンプ設定情報は、商品(又は棚札装置)にスタンプの種類を対象づけた情報とする。管理者が指示するスタンプ設定情報を取得すると、スタンプサーバ40のCPU41は、当該スタンプ設定情報に基づいて記憶領域44aに記憶するスタンプ設定テーブルを更新する。スタンプ設定テーブルのスタンプ設定処理や更新処理は、適宜、実施して良い。
スタンプラリーに参加する利用者は、自身が所持する携帯端末30を操作することによりスタンプラリーアプリケーションを起動させる。携帯端末30のCPU31は、利用者の操作に応じて記憶領域34aに記憶したスタンプラリーアプリケーションを起動させる(ACT11)。利用者は、スタンプラリーアプリケーションが起動した携帯端末30を用いて店舗内でスタンプラリーを実施する。
スタンプラリーアプリケーションが動作している携帯端末30は、棚札装置10に近接すると、近距離通信部35により近距離無線通信(以下、NFCとする)を開始する(ACT12、YES)。たとえば、携帯端末30のCPU31は、近距離通信部35によりポーリング信号を送信する。棚札装置10の棚札コントローラ11は、近距離通信部13によりポーリング信号を受信する。ポーリング信号を受信すると、棚札コントローラ11は、近距離通信部13によりレスポンスを携帯端末30へ送信する。携帯端末30のCPU31は、近距離通信部35を通じてポーリング信号に対するレスポンスを受信する。棚札装置10からポーリング信号に対するレスポンスを受信すると、CPU31は、棚札装置10との近距離通信を確立する。
棚札装置10との通信状態が確立すると、携帯端末30のCPU31は、近距離通信部35により棚札装置10に対してNFC番号の読み出しを要求するコマンドを送信する(ACT13)。当該コマンドを送信した後、携帯端末30のCPU31は、棚札装置10からのレスポンス待ちの状態とする。
棚札装置10は、近距離通信部13により携帯端末30からのNFC番号の読出しを要求するコマンドを受信する(ACT14)。棚札装置10のCPU11は、受信したコマンドに従って記憶領域14aに記憶しているNFC番号を読み出す。棚札装置10のCPU11は、読み出したNFC番号を含むレスポンスデータを近距離通信部13により携帯端末30へ送信する(ACT15)。
レスポンス待ちの状態において、携帯端末30は、近距離通信部35により棚札装置10からのレスポンスデータを受信する(ACT16)。レスポンスデータを受信すると、携帯端末30のCPU31は、受信したレスポンスデータから棚札装置10のNFC番号を取得する。
NFC番号を取得すると、携帯端末30のCPU31は、NFC番号に対応する商品(又は棚札装置)がスタンプ対象であるかを確認する処理を行う。ここで、携帯端末30のCPU31は、NFC番号に対応する商品(又は棚札装置)がスタンプ対象であるかをスタンプサーバ40へ問合せるものとする。この場合、携帯端末30のCPU31は、通信デバイス38によりネットワーク21を介してスタンプ対象の確認依頼とNFC番号とを含む問合せをスタンプサーバ40へ送信する(ACT17)。
スタンプサーバ40は、通信デバイス45により携帯端末30からの問合せを受信する(ACT18)。スタンプサーバ40のCPU41は、受信した問合せからスタンプ対象の確認依頼を受けたNFC番号を取得する。スタンプ対象の確認依頼を受けたNFC番号を取得すると、スタンプサーバ40のCPU41は、NFC番号に対応する商品(商品コード)を棚札サーバ22へ問合せる。この場合、スタンプサーバ40のCPU41は、通信デバイス45によりルータ20を介してNFC番号に対応する商品コードの問合せを棚札サーバ22へ送信する(ACT19)。
なお、図4に示す動作例では、スタンプサーバ40の不揮発性メモリ44に記憶するスタンプ設定テーブルは、商品コードに対応づけてスタンプ対象の商品(又は棚札装置)を管理するものとする。これに対して、スタンプ設定テーブルがNFC番号に対応づけてスタンプ対象の商品(又は棚札装置)を管理する場合、CPU41による棚札サーバ22へ問い合わせは省略される。
棚札サーバ22は、スタンプサーバ40からの問合せを受信する(ACT20)。棚札サーバ22は、受信した問合せのNFC番号に対応する商品コードを検索する。なお、棚札サーバ22は、NFC番号と商品コードとを対応づけて管理しているものとする。問合せを受けたNFC番号に対応する商品コードを特定すると、棚札サーバ22は、特定した商品コードを含む応答データを、問合わせに対する応答としてスタンプサーバ40へ送信する(ACT21)。
商品コードの問合せを送信したスタンプサーバ40は、棚札サーバ22から問い合わせに対する応答としてNFC番号に対応する商品コードを含む応答データを受信する(ACT22)。問合せたNFC番号に対応する商品コードを受信すると、スタンプサーバ40のCPU41は、受信した商品コードがスタンプ対象であるか否かを確認(スタンプ成立確認)する(ACT23)。例えば、スタンプサーバ40のCPU41は、不揮発性メモリ44の記憶領域44aに記憶するスタンプ設定テーブルを参照して、受信した商品コードがスタンプ対象として設定(登録)されているか否かを確認する。
スタンプ成立確認によりスタンプ対象であると判断した場合、CPU41は、スタンプ対象である事、又は、スタンプとして付与するスタンプ情報を含む応答データを生成する。また、スタンプ成立確認によりスタンプ対象でないと判断した場合、CPU41は、スタンプ対象でないことを示す情報を含む応答データを生成する。スタンプ確認結果を含む応答データを生成すると、CPU41は、生成した応答データをスタンプ問合せに対する応答として通信デバイス45により携帯端末30へ送信する(ACT24)。
スタンプ問合せを行った後、携帯端末30は、スタンプ問合せに対するスタンプ確認結果を含む応答をスタンプサーバ40から通信デバイス38により受信する(ACT25)。スタンプ問合せに対する応答を受信すると、携帯端末30のCPU31は、応答に含まれるスタンプ確認結果からスタンプが成立(スタンプを獲得)したか否かを判断する(ACT26)。たとえば、受信した応答にスタンプ対象である事又はスタンプ情報が含まれる場合、CPU31は、読み取った棚札装置10に対応するスタンプが成立(スタンプを獲得)したことを判断する。また、受信した応答にスタンプ対象でない事を示す情報が含まれる場合、CPU31は、読み取った棚札装置10に対応するスタンプが成立しなかったことを判断する。
スタンプが成立したと判断した場合(ACT26、YES)、携帯端末30のCPU31は、スタンプサーバ40で確認したスタンプ(獲得したスタンプ)のスタンプ情報を記憶領域34bに蓄積する(ACT27)。また、携帯端末30のCPU31は、獲得したスタンプを表示部37に表示する(ACT28)。
たとえば、CPU31は、スタンプラリーの台紙に相当する台紙画像を表示部37に表示するとともに、獲得したスタンプを台紙画像上に表示させる。図1では、携帯端末30の表示部37が3つのスタンプのうち2つのスタンプを獲得している状態の表示例を示している。また、CPU31は、表示部37によりスタンプの種類に応じた表示を行ったり、未獲得のスタンプ対象となる商品又は棚札装置の案内を表示したりしても良い。
また、スタンプが成立しなかったと判断した場合(ACT26、NO)、携帯端末30のCPU31は、次の棚札装置10あるいはPOS端末50との通信(スキャン)待ち状態となる。
なお、ACT17のスタンプ問合せ以降の処理は、次の棚札装置10との通信(スキャン)処理を並行して実施しても良い。これにより、スタンプの成立確認に時間がかかる場合、あるいは、利用者が連続的に複数の棚札装置10をスキャンする場合であっても、上述した処理を円滑に実施できる。
上述したACT12−28の処理は、利用者がスタンプラリーを終了するまで実施される。これにより、携帯端末30には、利用者が店舗内でスキャンした棚札装置(携帯端末10を翳した棚札装置)10に対応するスタンプ情報が蓄積される。
スタンプラリーを終了する利用者あるいはスタンプラリーの成立を確認したい利用者は、携帯端末30をPOS端末50に翳すものとする。POS端末50は、近距離通信により携帯端末30と通信する。POS端末50は、携帯端末30から獲得したスタンプ(蓄積しているスタンプ情報)を取得し、スタンプラリーの達成状況を確認する。たとえば、スタンプラリー運用側の担当者(例えば、レジ担当者)は、POS端末50によるスタンプラリーの達成状況に応じて利用者にサービスを提供する。
すなわち、スタンプラリーアプリケーションが動作している携帯端末30は、POS端末50の近距離通信部55に近接すると、近距離通信部35によりPOS端末50との近距離無線通信(以下、NFC通信とする)を開始する(ACT29、YES)。たとえば、POS端末50のCPU51は、近距離通信部55によりポーリング信号を送信する。携帯端末30のCPU31は、近距離通信部35によりポーリング信号を受信する。ポーリング信号を受信すると、CPU31は、近距離通信部35によりレスポンスをPOS端末50へ送信する。POS端末50のCPU51は、近距離通信部55によりポーリング信号に対するレスポンスを受信する。POS端末50が携帯端末30からのポーリング信号に対するレスポンスを受信すると、POS端末50と棚札装置10とは近距離通信が確立する。
POS端末50との通信状態が確立すると、携帯端末30のCPU31は、近距離通信部35により記憶領域34bに蓄積しているスタンプ情報をPOS端末50へ送信する(ACT30)。例えば、携帯端末30のCPU31は、POS端末50からスタンプ情報の転送要求に応じてスタンプ情報を送信して良い。また、携帯端末30のCPU31は、利用者の操作に応じてスタンプ情報をPOS端末50へ送信するようにしても良い。
POS端末50は、携帯端末30からのスタンプ情報を近距離通信部55により受信する(ACT31)。スタンプ情報を受信すると、POS端末50のCPU51は、受信したスタンプ情報に基づいてスタンプラリーの達成状況(スタンプの獲得状況)あるいは獲得したスタンプに応じて提供されるサービスを確認(判断)する(ACT32)。
たとえば、CPU51は、サービスなどを提供する所定の条件に応じてスタンプの獲得状況をチェックする。店舗内に設定した全てのスタンプを獲得している場合、CPU51は、スタンプラリーの完成者に与えられるサービスの提供が可能であることを判断する。また、第1条件を満たすスタンプを獲得している場合、CPU51は、第1条件に応じたサービスの提供が可能であることを判断する。
なお、POS端末50のCPU51は、スタンプ情報だけなく、別の情報も取得して提供できるサービスを判断するようにしても良い。たとえば、POS端末のCPU51は、スタンプ情報とスタンプ対象商品の購入情報とを取得して良い。この場合、CPU51は、スタンプの獲得状況に加えて、スタンプ対象商品を購入状況に応じて提供できるサービスを判断するようにしても良い。これにより、スタンプを獲得するだけでなく、実際にスタンプ対象商品を購入した利用者に、さらなるサービスを提供するような運用が可能となる。
スタンプの獲得状況を確認すると、POS端末50のCPU51は、スタンプの獲得状況あるいは獲得したスタンプに応じて提供されるサービスを示す情報を表示部56に表示する(ACT33)。また、スタンプの獲得状況の確認結果に応じて、POS端末50のCPU51は、サービスの提供処理を行う(ACT34)。
たとえば、POS端末50のCPU51は、サービスの提供処理として獲得したスタンプに応じたサービスを受けられるサービス券を発行して良い。また、POS端末50のCPU51は、獲得したスタンプに応じて提供可能なサービスを示す情報を携帯端末30に通知するようにしても良い。また、獲得したスタンプに応じたサービス券や特典などを利用者に手渡しした係員が、サービスの提供完了(サービス受取済み)を操作部57で指示するようにしても良い。この場合、サービスの提供完了の指示を受けると、POS端末50のCPU51は、獲得したスタンプに対するサービスが提供済みである事を示す情報を携帯端末30に通知すれば良い。
サービスの提供処理が完了すると、CPU51は、スタンプラリーの確認結果を示す情報を近距離通信部55により携帯端末30へ送信する(ACT35)。たとえば、CPU51は、スタンプラリーの確認結果としてスタンプラリーの達成状況やサービスの提供結果などを示す情報を携帯端末30へ送信する。
携帯端末30は、近距離通信部35によりPOS端末50からのスタンプラリーの確認結果を示す情報を受信する(ACT36)。スタンプラリーの確認結果を示す情報を受信すると、携帯端末30のCPU31は、受信したスタンプラリーの確認結果を記憶領域34bに記憶する(ACT37)。たとえば、スタンプラリーの確認結果としてサービス受取済みである事を受信した場合、CPU31は、記憶領域31bに記憶しているスタンプ情報を使用済みに更新(または消去)しても良い。
また、スタンプラリーの確認結果を示す情報を受信すると、携帯端末30のCPU31は、受信したスタンプラリーの確認結果を表示部56により表示する(ACT38)。たとえば、スタンプラリーの確認結果としてサービスを受けられる権利を得た場合、CPU31は、獲得したサービスの詳細内容やサービスの受け取り方法の案内などを表示部56により表示しても良い。
上述したACT29−39の処理は、携帯端末30によるスタンプラリーの達成状況を確認する場合に実施される。また、上述したACT29−39の処理によれば、携帯端末30によるスタンプラリーの達成状況に応じたサービスが提供される。サービスを受け取った携帯端末30の所有者(利用者)は、スタンプラリーの終了をタッチパネル36などで指示するようにしても良い。スタンプラリーの終了が指示された場合、携帯端末30のCPU31は、スタンプラリーアプリケーションを終了する(ACT39、YES)。
また、スタンプラリーの終了が指示するまでは、携帯端末30のCPU31は、スランプラリーを継続して実行するようにして良い。これにより、複数日をかけてスタンプラリーを実施するという運用も可能である。たとえば、複数日連続してスタンプを獲得することを条件にサービスを提供するという運用によって、利用者が複数日連続して当該店舗に訪れることを促進できる。
上記のように、本実施形態によれば、スタンプサーバは、店舗に設置されたNFCを搭載した棚札装置(電子棚札)に対応する商品の何れかをスタンプ対象に設定する。スタンプラリーアプリケーションを実行する携帯端末は、NFCで棚札装置をスキャンする。スタンプサーバは、携帯端末がスキャンした棚札装置がスタンプ対象であれば、スタンプ情報を携帯端末へ送信する。携帯端末は、スタンプサーバから受信するスタンプ情報を蓄積する。
本実施形態によれば、運用者としては、スタンプラリーを実施するために、紙媒体でスタンプ押印用の台紙を用意したり、スタンプ台を配置したりする手間を省力化でき、紙資源の消費も抑制できる。また、運用者は、スタンプラリーをサーバ上にて企画(設定)するだけでスタンプラリーの実施が可能になり、頻繁に実施しやすくなる。スタンプラリーを頻繁に実施することにより、店舗への来店の促進や店舗内の買い回りを促進することにより販売チャンスを増やすことができる。さらに、利用者としては、自身が所持する携帯端末で簡単にスタンプラリーに参加でき、スタンプラリー用の台紙を受け取るなどの手間も省略できる。
さらに、本実施形態によれば、POS端末は、携帯端末で蓄積するスタンプ情報によりスタンプラリーの結果を判定する。これにより、スタンプラリーの結果を運用者側の係員が目視で確認することにより手間を省力化したり、不正を抑制したりできる。また、POS端末は、携帯端末で蓄積するスタンプ情報に応じて提供可能なサービスを提供する。これにより、運用者は、スタンプラリーの結果に応じたサービス(値引き、割引き、景品等の特典など)を省力化できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…棚札装置、11…棚札コントローラ(第1制御部)、13…近距離通信部(第1通信部)、14…メモリ、14a…記憶領域(第1記憶部)、30…携帯端末、31…CPU(第4制御部)、34…不揮発性メモリ、34a…記憶領域、34b…記憶領域(第3記憶部)、35…近距離通信部(第4通信部)、37…表示部、38…通信デバイス(第5通信部)、40…スタンプサーバ(サーバ)、41…CPU(第2制御部)、44…不揮発性メモリ、44a…記憶領域(第2記憶部)、45…通信デバイス(第2通信部)、50…POS端末(確認端末)、51…CPU(第3制御部)、55…近距離通信部(第3通信部)、100…電子棚札システム。

Claims (5)

  1. 複数の棚札装置とサーバとを有する電子棚札システムであって、
    前記棚札装置は、
    携帯端末と近距離通信する第1通信部と、
    識別情報を格納する第1記憶部と、
    前記第1通信部により前記携帯端末から受信する前記識別情報の読出要求に応じて前記第1記憶部が格納する前記識別情報を前記携帯端末へ送信する第1制御部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記複数の棚札装置うち特定の棚札装置の識別情報に対応づけたスタンプ設定情報を記憶する第2記憶部と、
    前記携帯端末とデータ通信する第2通信部と、
    前記第2通信部により前記携帯端末が近距離通信により前記棚札装置から読み取った前記識別情報を受信した場合、受信した前記識別情報が前記第1記憶部に記憶したスタンプ設定情報によってスタンプに設定されていれば、スタンプ情報を前記携帯端末へ送信する第2制御部と、を備える、
    電子棚札システム。
  2. さらに、確認端末を有し、
    前記確認端末は、
    携帯端末と近距離通信する第3通信部と、
    前記第3通信部により携帯端末から受信したスタンプ情報に対するスタンプラリーの結果を確認する第3制御部と、を備える、
    請求項1に記載の電子棚札システム。
  3. 前記確認端末の第3制御部は、前記携帯端末から受信したスタンプ情報に対するスタンプラリーの結果に応じてサービスを提供する、
    請求項2に記載の電子棚札システム。
  4. さらに、携帯端末を有し、
    前記携帯端末は、
    棚札装置の第1通信部に対応する通信方式の第4通信部と、
    前記サーバと通信する第5通信部と、
    前記第4通信部により棚札装置から識別情報を読み取り、読み取った識別情報に対するスタンプの問合せを前記第5通信部により前記サーバへ送信する第4制御部と、
    前記制御部による問合せに対して前記サーバから受信するスタンプ情報を蓄積する第3記憶部と、を有する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子棚札システム。
  5. 電子棚札システムに用いたサービス提供方法であって、
    店舗内における複数の棚札装置のうち特定の棚札装置の識別情報に対応づけたスタンプ設定情報を記憶しておき、
    携帯端末が近距離通信により1つの棚板装置から識別情報を読み取り、
    前記携帯端末が近距離通信により前記棚札装置から読み取った前記識別情報がスタンプに設定されている否かを前記スタンプ設定情報に基づいて確認し、
    前記携帯端末が近距離通信により前記棚板装置から読み取った前記識別情報がスタンプに設定されていることが確認された場合、スタンプ情報を前記携帯端末に蓄積する、
    電子棚札システムを用いたサービス提供方法。
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