JP2016051818A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016051818A
JP2016051818A JP2014176421A JP2014176421A JP2016051818A JP 2016051818 A JP2016051818 A JP 2016051818A JP 2014176421 A JP2014176421 A JP 2014176421A JP 2014176421 A JP2014176421 A JP 2014176421A JP 2016051818 A JP2016051818 A JP 2016051818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light guide
housing
light
display device
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6327068B2 (ja
Inventor
康史 山本
Yasushi Yamamoto
康史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014176421A priority Critical patent/JP6327068B2/ja
Publication of JP2016051818A publication Critical patent/JP2016051818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6327068B2 publication Critical patent/JP6327068B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】表示ランプ部の防水性能を維持しつつ支持部材を不要としたレンズ導光部品を採用して、装置の厚さを小さくできる表示装置を提供する。
【解決手段】表示器40が上部に取り付けられる筐体2と、筐体内に実装されたLED10と、LED10に対向する受光部21、筐体2に設けられた貫通孔2Hに挿通される胴体部23、筐体2から露呈してLED10が発した光を透過する出光部22を有する導光部材20Aとを備える表示装置1であって、導光部材20Aを弾性材料から形成して導体部23に貫通孔2Hの内径よりも大きい外径を備える環状の突条25を設け、胴体部23と受光部21の間には斜面24を形成して、前記斜面24が、表示器の端部42Cによって押し付けられることで、防水性能を確保する。
【選択図】図9

Description

本出願は防水構造を備えた表示装置に関する。
従来、電子機器の中には、屋外での使用を考慮して、電子機器の筐体内に水が浸入しないようにした防水構造を備えるものがある。このような防水構造を備える電子機器には一般に、電子機器の動作状態等を表示する表示ランプが筐体に設けられており、この表示ランプの部分も防水構造になっている。表示ランプは、筐体内部に設けられた発光ダイオード(LED)等の発光素子の光を導光部材を用いて筐体の外表面に導くことによって表示を行っているので、防水構造は導光部材と筐体との間に設けられている。例えば、特許文献1には、LEDから放出された光をライトパイプで筐体の外部に導くに際して、ライトパイプを通す筐体に開けた孔の内側に接着剤を塗布する防水構造が開示されている。
これに対して、電子機器において導光部材と筐体との間の防水を両面テープで行う防水構造がある。ここで、両面テープを使用した比較技術の防水構造を、タブレットのような表示装置を例にとって図1から図3を用いて説明する。
図1(a)は上側に画像の表示部4を備える表示装置1を、表示部4側から見たものであり、図1(b)は図1(a)に示した表示装置1を裏蓋5側から見たものである。表示装置1の筐体2には一般に、表示装置1の動作状態や充電状態等を表示する幾つかの表示ランプ部3が設けられている。この例の表示装置1には、表示ランプ部3は筐体2の一方の側面2Sに設けられており、3つのランプ(インジケータ)がある。表示ランプ部3にはLED等の発光素子が直接取り付けられる場合もあるが、一般的には表示装置1に内蔵された回路基板上に実装された発光素子が発する光を、導光部材で筐体の側面2Sに導いて表示することが行われている。
ここでは、表示装置1に内蔵された回路基板上に実装された発光素子が発する光を、導光部材で筐体の側面2Sに導く比較技術について説明する。図2(a)は図1(b)に示した表示装置1の筐体2の側面2Sに設けられた表示ランプ部3の筐体の内側を示すものである。図1(b)に示した表示装置1の側2S面に設けられた表示ランプ部3には、3つの表示ランプがあり、筐体の内側には導光部材6を挿通するための貫通孔2Hが3箇所に設けられている。導光部材6は通常、取付板7を備えるレンズ導光部品8として形成されており、3つの導光部材6が3つの貫通孔2Hと同じ間隔で取付板7に固定されている。取付板7を備えたレンズ導光部品8は、導光部材6を金型に入れた状態で樹脂を注入するインサート成型によって形成することができる。
図2(b)は図2(a)に示したレンズ導光部品8の導光部材6がそれぞれ貫通孔2Hに挿入され、取付板7が筐体2の側面2Sに固着されてレンズ導光部品8が筐体2の側面2Sに取り付けられた状態を示すものである。レンズ導光部品8が筐体2の側面2Sに取り付けられた状態を筐体2の外側から見ると、図3(a)に示すように、筐体2の側面2Sから導光部材6の先端部が露出している。
図3(b)は、図1(b)に示した表示装置1における表示ランプ部3の内部に、比較技術のレンズ導光部品8が取り付けられた場合の、図1(b)のX部における断面を示すものである。図3(b)に示す断面図には、必要な部分だけにハッチングを施してある。表示装置1の筐体2の上部には、液晶表示器(LCD)14とタッチパネル15を備えた表示部4が両面テープ17で固着され、筐体2の内部には、回路部品11が実装された回路基板9、金属部13、及び内部筐体12が設けられている。そして、筐体2の裏面側には裏蓋5が取り付けられている。
また、表示ランプ部3の内部には、前述のように、導光部材6と取付板7を備えるレンズ導光部品8が両面テープ17で筐体2に固着されている。導光部材6の先端部は筐体2の側面2Sから露出しており、導光部材6の後端部は、回路基板9の上に取り付けられた発光素子であるLED10に対向している。このため、LED10が発光すると、LED10から出射された光は導光部材6の後端部から導光部材6の内部に入り、内部を乱反射して導光部材6の先端部から外部に出射される。
実用新案登録第3150365号公報
ところが、比較技術のレンズ導光部品8が取り付けられた表示装置1では、レンズ導光部品8を筐体2に固着する際に、表示装置1の防水仕様の観点から、取付板7を防水両面テープ17で筐体2の貫通孔2Hの周囲に水密に貼り付けている。両面テープ17の代わりにシール材が使用されることもある。このため、防水両面テ―プ17の防水性能を出すためには、筐体2の貫通孔2Hの周囲における取付板7の幅と、防水両面テ―プ17とのそれぞれの厚みによって、表示装置1の高さが増すという課題がある。
また、図3(b)に示す構造では、表示装置1の水没時にレンズ導光部品8を内側に押す水圧に対してレンズ導光部品8を筐体2の内部で支える支持部材が必要であるが、装置の内部スペースには限りがあり、支持部材の設置が困難であるという課題がある。
1つの側面では、本出願は、防水仕様の表示装置の動作表示をする表示ランプ部に使用するレンズ導光部品を新規な構造にして、表示ランプ部の防水性能を維持し且つ支持部材を設けずに装置の厚さを小さくできる表示装置を提供することを目的とする。
1つの形態によれば、収容されるユニットが上部に取り付けられる筐体と、筐体内に実装された発光部材と、一端が発光部材に対向し、中間部は筐体に設けられた貫通孔を挿通し、他端が筐体から露呈して発光部材が発した光を透過する導光部材とを備え、導光部材により筐体に表示ランプ部が形成された表示装置であって、導光部材を弾性体で形成すると共に、中間部に貫通孔の内径よりも大きい外径を備える環状の突条を設け、導光部材の中間部と一端との間の、筐体の上部側に斜面を形成し、斜面が、ユニットの端部によって押さえ付けられることを特徴とした表示装置が提供される。
開示の表示装置によれば、表示ランプ部に使用するレンズ導光部品に斜面と突条を設け、表示器で斜面を押して突条で表示ランプ部の防水性能を維持するようにしたので、レンズ導光部品の支持部材を設けずに表示装置の厚さを小さくできるという効果がある。
(a)は本出願を適用する表示装置の一実施例を、表示部を上側にして右上側から見た斜視図、(b)は(a)に示した表示装置の背面を左下側から見た斜視図である。 (a)は図1(b)に示した表示装置の側面に設けられた表示ランプ部の筐体の内側に、比較技術のレンズ導光部品を取り付ける工程を示す組立斜視図、(b)は(a)に示したレンズ導光部品が筐体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 (a)は図2(b)に示したレンズ導光部品が筐体に取り付けられた状態を、筐体の外側から見た部分斜視図、(b)は図1(b)に示す表示ランプ部の内部に比較技術のレンズ導光部品が取り付けられた場合の、図1(b)のX部における断面図である。 (a)は図1(b)に示した表示装置の側面に設けられた表示ランプ部に使用する本出願の第1の実施例の導光部材の第1の形態を背面側から見た斜視図、(b)は(a)に示した導光部材に切欠部を設けた本出願の第1の実施例の導光部材の第2の形態を背面側から見た斜視図、(c)は(a)に示した導光部材2個と(b)に示した導光部材1個を使用してインサート成型により形成された本出願の第1の実施例のレンズ導光部品を背面側から見た斜視図である。 (a)は図4(c)に示したレンズ導光部品を正面側から見た斜視図、(b)は(a)に示したレンズ導光部品を側面側から見た側面図である。 (a)は図1(b)に示した表示装置の側面に設けられた表示ランプ部の筐体の内側に、本出願のレンズ導光部品を取り付ける工程を示す組立斜視図、(b)は(a)に示したレンズ導光部品が筐体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 (a)は図6(b)に示したレンズ導光部品が筐体に取り付けられた状態を、筐体の外側から見た部分斜視図、(b)は(a)のY部における断面図である。 (a)はレンズ導光部品が取り付けられた図6(b)及び図7(b)に示した筐体に、表示器アッセンブリを組み込む工程を示す断面図、(b)は(a)に示した表示器アッセンブリが表示装置の筐体に組み込まれた状態を示す断面図である。 (a)は図8(b)に示した表示器アッセンブリが組み込まれた状態の筐体に、表示器アッセンブリの反対側から回路基板アッセンブリと裏蓋を組み込む工程を示す断面図、(b)は表示装置の筐体に表示器アッセンブリ、回路基板アッセンブリ及び裏蓋が組み込まれた状態の断面図であり、図1(b)に示したX部に本出願のレンズ導光部品が取り付けられた状態の断面図である。 図5(a)に示した本出願の第1の実施例のレンズ導光部品の変形例のレンズ導光部品を正面側から見た斜視図である。 図1(b)に示したX部に、本出願の第2の実施例のレンズ導光部品が取り付けられた状態の断面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本出願の表示装置において使用されるレンズ導光部品以外の部材であって、比較技術のレンズ導光部品を用いた表示装置でも用いられる同じ部材については、同じ符号を付して説明する。
本出願の表示装置の具体的な実施例としては、図1(a)、(b)に示したタブレットのような防水仕様の表示装置1を使用して説明する。即ち、図1(a)、(b)に示した表示装置1において、内蔵された回路基板上に実装された発光素子が発する光を、レンズ導光部品で筐体の側面2Sに導いて発光する表示ランプ部3の構造を例にとって説明する。なお、表示装置はタブレットに限定されるものではなく、表示ランプ部にレンズ導光部品が使用され、表示器を備える他の種類の表示装置でも良い。
図4(a)は図1(b)に示した表示装置1の側面2Sに設けられた表示ランプ部3に使用する本出願の第1の実施例の導光部材20の第1の形態を背面側から見たものである。導光部材20は透光性を備える材料を成型して作ることができ、出来上がった導光部材20は柔軟性を備える。このような材料としては、例えばシリコンがある。導光部材20には、光が入射される入射面を備える受光部21、光が出射される出光部22、筐体に設けられた貫通孔に挿入される胴体部23及び受光部21と胴体部23の間に設けられた斜面24がある。また、胴体部23の出光部22に近い側には、胴体部23を周回する断面が半円形の突条25が設けられている。
図4(b)は図4(a)に示した第1の形態の導光部材20の受光部21に、切欠部26を設けた本出願の第1の実施例の第2の形態の導光部材20Aを背面側から見たものである。第2の形態の導光部材20Aには、第1の形態の導光部材20と同様の受光部21、出光部22、胴体部23、斜面24及び突条25が設けられている。切欠部26は受光部21に設けられており、これは導光部材20Aの胴体部23が筐体に設けられた貫通孔に挿入された時に、筐体との干渉を避けるためのものである。筐体の形状によっては、第1の形態の導光部材20だけで済み、第2の形態の導光部材20Aが不要の場合がある。
図1(b)に示した表示装置1の側2S面に設けられた表示ランプ部3には、3つの表示ランプがある。そこで、第1の実施例では、第1の形態の導光部材20を2個と、第2の形態の導光部材20Aを1個用いて、図4(c)に示すようなレンズ導光部品30を形成する。図4(c)はレンズ導光部品30を背面側(筐体の内側)から見たものであり、図5(a)はレンズ導光部品30を正面側から見たものであり、図5(b)はレンズ導光部品30を側面側から見たものである。
レンズ導光部品30は、第1の形態の導光部材20を2個と、第2の形態の導光部材20Aを1個、金型の中に並べ、金型内に樹脂を充填するインサート成型により形成することができる。この時、3つの導光部材20,20Aは、筐体にある貫通孔の位置に対応させて金型内に配置する。図4(b)及び図5(a)、(b)から分かるように、レンズ導光部品30は、2個の導光部材20と1個の導光部材20Aの受光部21と斜面24が樹脂で覆われた本体部31を備えているが、受光部21の光の入射面は本体部31から露出している。また、斜面24の外側には樹脂により斜面24に沿って傾斜した斜面34が形成されている。斜面24と斜面34の傾斜角度は同じでなくても良い。導光部材20と導光部材20Aの胴体部23は本体部31から突出しており、樹脂で覆われていない。
図6(a)は図1(b)に示した表示装置の筐体2の側面2Sに設けられた表示ランプ部3筐体の内側に、レンズ導光部品30を取り付ける工程を示すものである。レンズ導光部品30は、その出光部22と胴体部23が、側面2Sに形成された貫通孔2Hに挿入されて側面2Sに内側から取り付けられる。胴体部23に設けられた突条25の外径は、側面2Sに形成された貫通孔2Hの内径よりも僅かに大きく形成されているが。導光部材20、20Aが柔軟性を備えているので、突条25は圧縮された状態で貫通孔2Hに進入する。貫通孔2Hは先細孔(テーパー孔)であり、その内径は、筐体2の外側に近いほど小さく形成されている。
また、本実施例の筐体2の側面2Sの内側には斜めに傾斜するリブ2Rが設けられており、導光部材20Aの切欠部26は、このリブ2Rとの干渉を避けるために設けられている。筐体2の側面2Sの内側には斜めに傾斜するリブ2Rがなければ、レンズ導光部品30には3個の導光部材20を用いることができる。
図6(b)は図6(a)に示したレンズ導光部品30が筐体2の側面2Sに取り付けられた状態を示している。切欠部26により、導光部材20Aは筐体2の側面2Sの内側に設けられた斜めに傾斜するリブ2Rに干渉していない。また、受光部21の光の入射面が筐体2の内側に露出している。
図7(a)は、図6(b)に示したレンズ導光部品30が筐体2の側面2Sに取り付けられた状態を、筐体2の外側から見たものであり、図6(b)に示した筐体2の上下を逆にして示してある。即ち、図7(a)に示す筐体2は、図の上側が後述する表示器が取り付けられる側である。筐体2の側面2Sからは、導光部材20、20Aの出光部22が露出していることが分る。図7(b)は図7(a)のY部における断面を、図6(b)と同じ方向から見たものである。この図から、突条25は圧縮された状態で貫通孔2Hの中に位置していることが分る。
図8(a)は、レンズ導光部品30が取り付けられた図6(b)及び図7(b)に示した筐体2に、表示器アッセンブリ40を組み込む工程を示すものである。表示器アッセンブリ40は図1(a)に示した表示部4を形成するものであり、タッチパネル41と液晶表示器(LCD)42を備えている。タッチパネル41は両面テープ17で液晶表示器42に接合されている。また、液晶表示器42のレンズ導光部品30に対向する側の端部42Cは、レンズ導光部品30の斜面34に当接した時に、斜面34を滑らかに押圧するように湾曲形状に形成されている。筐体2の表示器アッセンブリ40を接合する部位には、両面テープ17が貼り付けられている。
図8(a)に示した状態から、液晶表示器42を筐体2に近づけると、液晶表示器42の端部42Cがレンズ導光部品30の斜面34に当接する。このとき、液晶表示器42は両面テープ17によって完全に筐体2に接合された状態ではない。この状態から液晶表示器42を更に筐体2側に移動させ、液晶表示器42を両面テープ17によって筐体2に接合すると、液晶表示器42の端部42Cがレンズ導光部品30の斜面34を押し、レンズ導光部品30を貫通孔2H内に押し込む。
図8(b)は図8(a)に示した液晶表示器42が両面テープ17によって筐体2に接合された状態を示すものである。貫通孔2Hは筐体2の内側に比べて外側の内径が小さく形成されているので、レンズ導光部品30が貫通孔2H内に更に押し込まれると、胴体部23に設けられた突条25が更に押し潰される。
図9(a)は図8(b)に示した表示器アッセンブリ40が組み込まれた状態の筐体2に、表示器アッセンブリ40の反対側から回路基板アッセンブリ50と裏蓋5を組み込む工程を示すものである。回路基板アッセンブリ50には、発光素子(LED)10や回路部品11が実装された回路基板9、縁部にゴムパッキン18を備える内部筐体12、金属部13、及びヒートパイプ16が設けられている。発光素子10は、筐体2に組み込まれたレンズ導光部品30の受光部21に対向する位置の回路基板9に実装されている。発光素子10には発光ダイオード(LED)を使用することができる。また、内部筐体12の縁部に設けられたゴムパッキン18は、筐体2のリブ2Rの側面に対向する位置に設けられている。
図9(b)は筐体2にレンズ導光部品30、表示器アッセンブリ40、回路基板アッセンブリ50及び裏蓋5が組み込まれた状態の断面を示すものであり、この状態は、図1(b)に示したX部の断面に対応する。レンズ導光部品30の突条25が筐体2の貫通孔2Hの内周面に強固に圧着しているので、貫通孔2Hから水が筐体2の内部に浸入することが防止される。また、レンズ導光部品30の出光部22に水圧が印加されても、レンズ導光部品30の斜面34が表示器アッセンブリ40の液晶表示器42の端部42Cによって押圧されているので、レンズ導光部品30が水圧で筐体2の内部に移動することがない。このため、筐体2の内部に、レンズ導光部品30の水圧による移動を防止する他のストッパ構造を設ける必要がない。
更に、レンズ導光部品30の上下方向にはレンズ導光部品30を筐体に接合する両面テープを貼り付ける部分が不要である。レンズ導光部品30の胴体部23に設けた突条25の高さは、比較技術のレンズ導光部品のようにレンズ導光部品を防水両面テープで筐体に取り付ける場合に比べて低くできるので、レンズ導光部品30の高さを低くすることができる。この結果、レンズ導光部品30を使用した表示装置1の厚さを小さくすることができる。
ここで、図4および図7を併用して、レンズ導光部品30について説明する。発光素子10は、電源のON状態、バッテリ残量が閾値を下回っている要充電状態、防水レベルの状態など、回路基板9による所定の状態の遷移を検出したことに応じて光を発する。発光素子10が発した光は、発光素子10と対向して配置された受光部21から入光され、胴体部23、出光部22に導かれる。このとき、本体部31は、導光部材20の相互間に位置し、入光された受光部21とは異なる受光部に向く表面で光の透過を阻害する。具体的には、レンズ導光部品30は、受光部21からの入光を導光部材20に導く。そして、レンズ導光部品30は、導光部材20を透過する光を出光部22に導く。このとき、本体部31は、発光素子10に対応する導光部材20または発光素子10に対応する出光部22と隣り合った、導光部材20または出光部22への光の漏れを抑制する。これにより、筐体2の小型化、薄型化による出光部22の配置間隔が短い場合であっても、レンズ導光部品30は、発光素子10の発した光を発光素子10に対応した出光部22にのみ導くことができる。
レンズ導光部品30の斜面34が表示器アッセンブリ40の液晶表示器42の端部42Cによって押圧されているが、当該押圧する対象は液晶表示器42には限られない。つまり、液晶表示器42は「ユニット」の一例であって、当該「ユニット」は、筐体2に収容された状態において、当該筐体2に対して固定された状態でその一部がレンズ導光部品30の斜面34を押圧すればよい。バッテリユニット、ファンユニット、光ディスクドライブ(ODD:Optical Disk Drive)ユニット、ハードディスクドライブ(HDD: Hard Disk Drive)ユニット等は、当該「ユニット」の一例に相当する。なお、当該「ユニット」は、筐体2の側面2Sの内側から延出するリブ2Rまたは筐体2の側面2Sによって側面方向の両側から挟持される。これにより、当該「ユニット」の側面方向の移動を抑制することができる。
以上説明した実施例のレンズ導光部品30では、胴体部23に1条の突条25が設けられていたが、胴体部23に設ける突条25の数は特に限定されるものではない。図10は図5(a)に示した第1の実施例のレンズ導光部品30の変形例のレンズ導光部品30Aを正面側から見たものであり、この例のレンズ導光部品30Aには、胴体部23に2条の突条25が設けられている。
図11は、図1(b)に示した表示装置1のX部に、本出願の第2の実施例のレンズ導光部品30Bが取り付けられた状態を示すものであり、図9(b)に示した断面に対応している。表示装置1のレンズ導光部品30B以外の構成部材については、図9(b)に示した表示装置1の構成部材と同じで良いので、同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
第2の実施例のレンズ導光部品30Bが第1の実施例のレンズ導光部品30と異なる点は、導光部材20,20Aに設けた斜面24の角度を胴体部23の軸線、或いは受光部21の光の入射面に対して45度に形成した点である。そして、導光部材20,20Aに設けた斜面24と、導光部材20,20Aの受光部21の光の入射面との重なりを第1の実施例のレンズ導光部品30と比べて大きくしている。
更に、レンズ導光部品30Bの斜面34と導光部材20,20Aの斜面24の間にミラー27を内蔵させた点も異なる。レンズ導光部品30Bの斜面34と導光部材20,20Aの斜面24の間にミラー27を内蔵させる場合は、導光部材20,20Aの斜面24にミラー27を取り付けた状態でインサート成型を行えば良い。また、ミラー27を内蔵させる代わりに、導光部材20,20Aの斜面24に蒸着を行ってミラー面を形成しても良い。
このように、斜面24の角度を受光部21の光の入射面に対して45度に形成してミラー27を内蔵させ、導光部材20,20Aの受光部21の光の入射面との重なりを大きくすると、LED10から入射した光が破線で示すようにミラー27で反射して出光部22から出射する。このため、LED10から入射した光が導光部材内で反射を繰り返して出光部22から出射する場合に比べて、出光部22から出射する光の強度を増大させることができ、ランプを明るく点灯させることができる。
なお、上記各実施形態は、その目的を逸脱しない範囲において、互いに組み合わせて実施することが可能である。さらに、本出願は上記各実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他の変形例や応用例を含むことは言うまでもない。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1)収容されるユニットが上部に取り付けられる筐体と、前記筐体内に実装された発光部材と、一端が前記発光部材に対向し、中間部は前記筐体に設けられた貫通孔を挿通し、他端が前記筐体から露呈して前記発光部材が発した光を透過する導光部材とを備え、前記導光部材により前記筐体に表示ランプ部が形成された表示装置であって、
前記導光部材を弾性体で形成すると共に、前記中間部に前記貫通孔の内径よりも大きい外径を備える環状の突条を設け、
前記導光部材の前記中間部と前記一端との間の、前記筐体の上部側に斜面を形成し、
前記斜面が、前記ユニットの端部によって押さえ付けられる表示装置。
(付記2) 前記貫通孔が前記筐体の外面に向かって内径が小さくなるテーパ孔であり、前記発光部材が前記筐体に内蔵された回路基板上に実装されている付記1に記載の表示装置。
(付記3) 前記導光部材の前記中間部には、前記突条が複数条設けられている付記1又は2に記載の表示装置。
(付記4) 前記表示ランプ部には複数のランプがあり、各ランプを形成する複数の前記導光部材は、前記貫通孔の位置に合わせて樹脂部材で一体的に成型され、
前記斜面の外側には、前記樹脂部材によって前記斜面に沿った斜面が形成されている付記1から3の何れかに記載の表示装置。
(付記5) 前記導光部材の前記斜面は前記導光部材の一端の光の入射面に重なる部分を備えており、前記光の入射面に対して45度傾斜している付記4に記載の表示装置。
(付記6) 前記導光部材の前記斜面と前記樹脂部材との間に鏡面が形成されている付記5に記載の表示装置。
(付記7) 前記鏡面は、複数の前記導光部材が前記樹脂部材で一体的に成型される際に前記斜面にミラーを取り付けることによって形成される付記6に記載の表示装置。
(付記8) 前記ユニットの前記斜面への当接部は湾曲形状に形成されている付記4から7の何れかに記載の表示装置。
1 表示装置
2 筐体
3 表示ランプ部
5 裏蓋
9 回路基板
10 発光素子(LED)
17 両面テープ
20,20A 導光部材
21 受光部
22 出光部
23 胴体部
24、34 斜面
25 突条
27 ミラー
30、30A、30B レンズ導光部品
40 表示器アッセンブリ
42 液晶表示器(LCD)
50 回路基板アッセンブリ

Claims (5)

  1. 収容されるユニットが上部に取り付けられる筐体と、前記筐体内に実装された発光部材と、一端が前記発光部材に対向し、中間部は前記筐体に設けられた貫通孔を挿通し、他端が前記筐体から露呈して前記発光部材が発した光を透過する導光部材とを備え、前記導光部材により前記筐体に表示ランプ部が形成された表示装置であって、
    前記導光部材を弾性体で形成すると共に、前記中間部に前記貫通孔の内径よりも大きい外径を備える環状の突条を設け、
    前記導光部材の前記中間部と前記一端との間の、前記筐体の上部側に斜面を形成し、
    前記斜面が、前記ユニットの端部によって押さえ付けられる表示装置。
  2. 前記貫通孔が前記筐体の外面に向かって内径が小さくなるテーパ孔であり、前記発光部材が前記筐体に内蔵された回路基板上に実装されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示ランプ部には複数のランプがあり、各ランプを形成する複数の前記導光部材は、前記貫通孔の位置に合わせて樹脂部材で一体的に成型され、
    前記斜面の外側には、前記樹脂部材によって前記斜面に沿った斜面が形成されている請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記導光部材の前記斜面は前記導光部材の前記一端の光の入射面に重なる部分を備えており、前記光の入射面に対して45度傾斜している請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記導光部材の前記斜面と前記樹脂部材との間に鏡面が形成されている請求項4に記載の表示装置。
JP2014176421A 2014-08-29 2014-08-29 表示装置 Expired - Fee Related JP6327068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176421A JP6327068B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176421A JP6327068B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016051818A true JP2016051818A (ja) 2016-04-11
JP6327068B2 JP6327068B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=55659102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176421A Expired - Fee Related JP6327068B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6327068B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11774659B1 (en) 2022-03-09 2023-10-03 Ricoh Company, Ltd. Display device and image forming apparatus

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07273846A (ja) * 1994-03-29 1995-10-20 Kyocera Corp 携帯移動電話機用着信ランプ導光体の固定構造
JP2005294191A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Funai Electric Co Ltd 発光ガイド体及びスイッチ部付きフロントパネル嵌合装置
JP2006345391A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Nec Saitama Ltd 小型無線機、携帯電話機の着信表示発光部及びその取り付け方法
JP2007273705A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Saxa Inc Led用導光体の取付構造
JP2012230998A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Saxa Inc Led用レンズの取付構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07273846A (ja) * 1994-03-29 1995-10-20 Kyocera Corp 携帯移動電話機用着信ランプ導光体の固定構造
JP2005294191A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Funai Electric Co Ltd 発光ガイド体及びスイッチ部付きフロントパネル嵌合装置
JP2006345391A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Nec Saitama Ltd 小型無線機、携帯電話機の着信表示発光部及びその取り付け方法
JP2007273705A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Saxa Inc Led用導光体の取付構造
JP2012230998A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Saxa Inc Led用レンズの取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11774659B1 (en) 2022-03-09 2023-10-03 Ricoh Company, Ltd. Display device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP6327068B2 (ja) 2018-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4993096B2 (ja) 面状照明装置及びその透明樹脂基板と、透明樹脂基板の射出成形方法
JP6412175B2 (ja) バックライトアセンブリ、及びバックライトアセンブリを含む表示装置
WO2010026810A1 (ja) 照明装置およびそれを備えた液晶表示装置
US8210718B2 (en) Light source module
WO2010026811A1 (ja) 照明装置およびそれを備えた液晶表示装置
JP2008277110A (ja) 面状照明装置
WO2016149966A1 (zh) 背光模组及显示装置
JP4900054B2 (ja) 照明装置、電気光学装置及び電子機器
JP4912230B2 (ja) 面発光装置および電子機器
JP4829811B2 (ja) 照光ユニット
JP2009146874A (ja) 照明装置及び照明装置の製造方法
JP2009081089A (ja) 面状照明装置
JP6327068B2 (ja) 表示装置
JP4840129B2 (ja) バックライト装置およびバックライト装置を有する表示装置
JP5946655B2 (ja) 発光モジュール
JP2007087782A (ja) 面状光源装置
WO2015118813A1 (ja) 液晶表示装置
JP2008164688A (ja) バックライトユニット及びこれを有する液晶表示装置
JP2006270885A (ja) 電子機器
CN109798463B (zh) 电子装置发光结构
KR200485851Y1 (ko) 면상 발광 장치
JP2003297125A (ja) 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置
JP4581728B2 (ja) 照明装置およびこれを用いた液晶表示装置
JP5394906B2 (ja) 照光式電子機器
JP2011095450A (ja) 表示モジュール及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6327068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees