JP2016051575A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体マニホールド内部を冷却媒体が円滑且つ均等に流通することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する第2エンドプレート18bには、一対の冷却媒体供給連通孔50aに連通する樹脂製の冷却媒体供給マニホールド部材72aが取り付けられる。冷却媒体供給マニホールド部材72aには、流路幅方向の中央部に入口管路部78aが設けられる一方、前記入口管路部78aの両側には、マニホールド内部72ainに向かって膨出する凸部82aが設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルを構成している。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして、燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池では、セパレータの面内に、アノード電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。また、互いに隣接するセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
燃料電池では、さらに積層方向に貫通して燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔と、酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔と、冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔とを設けた内部マニホールド型燃料電池が採用されている。燃料ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔を有し、酸化剤ガス連通孔は、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有し、冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有している。
上記の燃料電池では、少なくとも一方のエンドプレートには、各連通孔に連なって流体(燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体)を供給又は排出する流体マニホールドが設けられている。さらに、流体マニホールドには、流体供給管や流体排出管が接続されている。
ところで、セパレータの互いに対向する一方の2辺に、積層方向に貫通し、それぞれ各辺に振り分けられて冷却媒体を流すための一対の冷却媒体供給連通孔及び一対の冷却媒体排出連通孔が設けられている場合がある。その際、一対の冷却媒体供給連通孔同士及び一対の冷却媒体排出連通孔同士を、それぞれ単一の冷却媒体マニホールドで連通する構成が採用されている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックでは、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向両端に長方形状のエンドプレートが配設されている。燃料電池スタックの互いに対向する長辺側の2辺には、それぞれの一端側に積層方向に連通して冷却媒体供給連通孔が互いに対向して一対設けられている。さらに、長辺側の2辺には、それぞれの他端側に冷却媒体排出連通孔が互いに対向して一対設けられている。
そして、一方のエンドプレートには、少なくとも一対の冷却媒体供給連通孔又は一対の冷却媒体排出連通孔のいずれかに連通する一対のマニホールド部が設けられている。さらに、一対のマニホールド部同士を連結し且つ長辺側に沿う幅寸法が、前記一対のマニホールド部の寸法よりも小さく設定される連結部を設けている。
特許第5054080号公報
上記のように、一対のマニホールド部が、幅寸法の小さな連結部により連結されるため、マニホールド全体として矩形状を有することがない。従って、マニホールド内部に流入する冷却媒体の圧損の増加を有効に抑制することができ、前記冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池に供給流通させることが可能になる、としている。
本発明は、この種の技術に関連してなされたものであり、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体マニホールド内部を冷却媒体が円滑且つ均等に流通することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されている。積層方向両端には、エンドプレートが配設されるとともに、互いに隣接するセパレータ間には、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成されている。
冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体供給連通孔が設けられ、且つ、前記冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を前記流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体排出連通孔が設けられている。そして、一方のエンドプレートには、一対の冷却媒体供給連通孔又は一対の冷却媒体排出連通孔に連通する冷却媒体マニホールドが設けられている。冷却媒体マニホールドには、流路幅方向の中央部に冷却媒体供給口又は冷却媒体排出口である管路部が設けられる一方、前記管路部の両側には、冷却媒体マニホールド内部に向かって膨出する凸部が設けられている。
また、この燃料電池スタックでは、管路部は、冷却媒体流路の冷却媒体流れ方向に対して傾斜することが好ましい。
本発明によれば、冷却媒体マニホールドに管路部が設けられるとともに、前記管路部の両側には、冷却媒体マニホールド内部に向かって膨出する凸部が設けられている。このため、例えば、単一の冷却媒体供給口から冷却媒体マニホールド内部に供給される冷却媒体は、凸部の案内作用下に各冷却媒体供給連通孔に向かって振り分けられる。一方、各冷却媒体排出連通孔から冷却媒体マニホールドに排出された冷却媒体は、凸部の案内作用下に単一の冷却媒体排出口に向かって流動することができる。
従って、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体マニホールド内部に導入された冷却媒体が一対の冷却媒体供給連通孔に対して円滑且つ均等に流通することが可能になる。一方、一対の冷却媒体排出連通孔から冷却媒体マニホールドに冷却媒体が円滑且つ均等に流通することができる。これにより、各燃料電池の冷却性能が良好に向上する。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの冷却媒体マニホールド部材側の斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの前記冷却媒体マニホールド部材側の正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの冷却媒体マニホールド部材側の正面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印B方向)に積層される(図2参照)。なお、複数の燃料電池12を重力方向(矢印C方向)に積層して燃料電池スタック10を構成してもよい。
図2に示すように、燃料電池12の積層方向一端には、第1ターミナルプレート14a、第1絶縁プレート16a及び第1エンドプレート18aが、外方に向かって、順次、配設される。燃料電池12の積層方向他端には、第2ターミナルプレート14b、第2絶縁プレート16b及び第2エンドプレート18bが、外方に向かって、順次、配設される。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート18aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート14aに接続された第1電力出力端子20aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート18bの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第2ターミナルプレート14bに接続された第2電力出力端子20bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート18aと第2エンドプレート18bとの各辺間には、それぞれ各辺の中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー22が配置される。連結バー22の両端は、ねじ24により固定され、複数の積層された燃料電池12に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
燃料電池スタック10は、必要に応じてケーシング26を備える。ケーシング26は、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺(面)が第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bにより構成される。ケーシング26の車長方向(矢印A方向)両端の2辺(面)は、横長プレート形状の前方サイドパネル28a及び後方サイドパネル28bにより構成される。ケーシング26の車高方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bにより構成される。上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bは、横長プレート形状を有する。
第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bには、各辺にねじ穴32が設けられる。前方サイドパネル28a、後方サイドパネル28b、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bには、各ねじ穴32に対向して孔部34が形成される。各孔部34に挿入されるねじ36は、各ねじ穴32に螺合することにより、ケーシング26が一体に固定される。
図3に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体40と、前記電解質膜・電極構造体40を挟持する第1金属セパレータ(カソード側セパレータ)42及び第2金属セパレータ(アノード側セパレータ)44とを備える。
第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池12の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス供給連通孔48aが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔46aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス供給連通孔48aは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給する。
燃料電池12の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔48bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔46bとが設けられる。
燃料電池12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(水平方向一端側)には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス供給連通孔48a側には、一対の冷却媒体供給連通孔50aが設けられる。一対の冷却媒体供給連通孔50aは、冷却媒体を供給するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に設けられる。
燃料電池12の短辺方向の両端縁部他方側(水平方向他端側)には、すなわち、燃料ガス排出連通孔48b及び酸化剤ガス排出連通孔46b側には、一対の冷却媒体排出連通孔50bが設けられる。一対の冷却媒体排出連通孔50bは、冷却媒体を排出するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に設けられる。
電解質膜・電極構造体40は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子は、ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより、電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1金属セパレータ42の電解質膜・電極構造体40に向かう面42aには、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとを連通する酸化剤ガス流路58が形成される。酸化剤ガス流路58は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ44の電解質膜・電極構造体40に向かう面44aには、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとを連通する燃料ガス流路60が形成される。燃料ガス流路60は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ44の面44bと隣接する第1金属セパレータ42の面42bとの間には、冷却媒体供給連通孔50a、50aと冷却媒体排出連通孔50b、50bとに連通する冷却媒体流路62が形成される。この冷却媒体流路62は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体40の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ42の面42a、42bには、この第1金属セパレータ42の外周端縁部を周回して第1シール部材64が一体成形される。第2金属セパレータ44の面44a、44bには、この第2金属セパレータ44の外周端縁部を周回して第2シール部材66が一体成形される。
第1シール部材64及び第2シール部材66としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、第1エンドプレート18aには、酸化剤ガス供給マニホールド部材68a、酸化剤ガス排出マニホールド部材68b、燃料ガス供給マニホールド部材70a及び燃料ガス排出マニホールド部材70bが取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド部材68aと酸化剤ガス排出マニホールド部材68bとは、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとに連通する。燃料ガス供給マニホールド部材70aと燃料ガス排出マニホールド部材70bとは、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとに連通する。
図1に示すように、第2エンドプレート18bには、対向する長辺の上下に一対の冷却媒体供給連通孔50aに連通する樹脂製の冷却媒体供給マニホールド部材(冷却媒体マニホールド)72aが取り付けられる。第2エンドプレート18bには、対向する長辺の上下に一対の冷却媒体排出連通孔50bに連通する樹脂製の冷却媒体排出マニホールド部材(冷却媒体マニホールド)72bが取り付けられる。
図1及び図4に示すように、冷却媒体供給マニホールド部材72aは、それぞれ複数のボルト73を介して第2エンドプレート18bに固定される上下一対のフランジ部74a、74aを有する。フランジ部74a、74aは、上下の冷却媒体供給連通孔50a、50aに連通する略角筒形状の供給本体部76aに一体化される。供給本体部76aの中間位置(冷却媒体流路62の流路幅方向中央部)には、冷却媒体供給口である入口管路部78aが設けられる。
供給本体部76aの入口管路部78aに対向するマニホールド内面部72asには、前記入口管路部78aに向かって膨出する凸部80aが、上下の冷却媒体供給連通孔50aの略中央に設けられる。凸部80aは、供給本体部76aの外壁面を入口管路部78aに向かって窪ませることにより、円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有してマニホールド内部72ainに膨出する。
凸部80aは、上下対称形状を有しているが、上下非対称形状であってもよい。その際、図4中、二点鎖線で示すように、上方側の傾斜を急に且つ下方側の傾斜を上方側よりもなだらかに形成することが好ましい。なお、凸部80aは、必要に応じて設ければよく、不要にすることもできる。
供給本体部76aの入口管路部78aの両側には、マニホールド内部72ainに向かって膨出する凸部82aが設けられる。各凸部82aは、マニホールド内面部72asに円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有して形成される。
冷却媒体排出マニホールド部材72bは、それぞれ複数のボルト73を介して第2エンドプレート18bに固定される上下一対のフランジ部74b、74bを有する。フランジ部74b、74bは、上下の冷却媒体排出連通孔50b、50bに連通する略角筒形状の排出本体部76bに一体化される。排出本体部76bの中間位置(冷却媒体流路62の流路幅方向中央部)には、冷却媒体排出口である出口管路部78bが設けられる。
排出本体部76bの出口管路部78bに対向するマニホールド内面部72bsには、前記出口管路部78bに向かって膨出する凸部80bが、上下の冷却媒体排出連通孔50bの略中央に設けられる。凸部80bは、排出本体部76bの外壁面を出口管路部78bに向かって窪ませることにより、円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有してマニホールド内部72binに膨出する。なお、排出本体部76bには、必要に応じて凸部80bを設ければよく、前記凸部80bを不要にすることができる。
排出本体部76bの出口管路部78bの両側には、マニホールド内部72binに向かって膨出する凸部82bが設けられる。各凸部82bは、マニホールド内面部72bsに円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有して形成される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2に示すように、第1エンドプレート18aの酸化剤ガス供給マニホールド部材68aから酸化剤ガス供給連通孔46aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート18aの燃料ガス供給マニホールド部材70aから燃料ガス供給連通孔48aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
さらに、図1に示すように、第2エンドプレート18bでは、冷却媒体供給マニホールド部材72aから上下一対の冷却媒体供給連通孔50aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔46aから第1金属セパレータ42の酸化剤ガス流路58に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路58に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔48aから第2金属セパレータ44の燃料ガス流路60に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路60に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体40では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔46bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔48bに沿って矢印B方向に排出される。
また、対向する長辺の上下に設けられた一対の冷却媒体供給連通孔50aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44間の冷却媒体流路62に導入される。図3に示すように、冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体40を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、上下一対の冷却媒体排出連通孔50bに沿って矢印B方向に排出される。
この場合、第1の実施形態では、図1及び図4に示すように、第2エンドプレート18bには、冷却媒体供給マニホールド部材72a及び冷却媒体排出マニホールド部材72bが設けられている。冷却媒体供給マニホールド部材72aでは、供給本体部76aの入口管路部78aの上下両側には、マニホールド内部72ainに向かって膨出する凸部82aが設けられている。
このため、図4に示すように、入口管路部78aから供給本体部76a内(マニホールド内部72ain)に供給された冷却媒体は、前記入口管路部78aの上下両側に設けられている凸部82aの形状に沿って流通する。従って、冷却媒体は、凸部82aの案内作用下に、鉛直方向上方(矢印C1方向)と鉛直方向下方(矢印C2方向)とに振り分けられる。
これにより、冷却媒体は、矢印C1方向及び矢印C2方向に良好且つ円滑に分配供給され、前記冷却媒体の分配不良(分配の不安定性)が確実に抑制される。このため、冷却媒体は、上方の冷却媒体供給連通孔50aと、下方の冷却媒体供給連通孔50aとに確実に供給される。
従って、第1の実施形態では、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体供給マニホールド部材72aの内部に導入された冷却媒体が、上下一対の冷却媒体供給連通孔50a、50aに対して円滑且つ均等に流通することが可能になる。これにより、各燃料電池12の冷却性能が良好に向上するという効果が得られる。
一方、冷却媒体排出マニホールド部材72bでは、排出本体部76bの出口管路部78bの上下両側に、マニホールド内部72binに向かって膨出する凸部82bが設けられている。
このため、図4に示すように、上方の冷却媒体排出連通孔50b及び下方の冷却媒体排出連通孔50bから排出本体部76b内に導入された冷却媒体は、凸部82bの形状に沿って流通する。従って、冷却媒体は、凸部82bの案内作用下に、鉛直下方向から水平方向に、又は鉛直上方向から水平方向に沿って流通する。これにより、冷却媒体は、凸部80bに対向する出口管路部78bから良好に排出される。
従って、簡単且つ経済的な構成で、上下一対の冷却媒体排出連通孔50b、50bから冷却媒体排出マニホールド部材72b内に冷却媒体を円滑且つ均等に流通させ、出口管路部78bに排出させることができる。これにより、各燃料電池12の冷却性能が良好に向上するという効果が得られる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック100の冷却媒体マニホールド部材側の正面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック100では、第2エンドプレート18bに樹脂製の冷却媒体供給マニホールド部材(冷却媒体マニホールド)102及び冷却媒体排出マニホールド部材72bが取り付けられる。冷却媒体供給マニホールド部材102は、供給本体部76aの下方の冷却媒体供給連通孔50a寄りに、冷却媒体供給口である入口管路部104を設ける。
入口管路部104は、冷却媒体流路62の冷却媒体流れ方向(矢印A方向)に対して、角度α゜だけ下方に傾斜する。供給本体部76aの入口管路部104に対向するマニホールド内面部102sには、前記入口管路部104に向かって膨出する凸部106が設けられる。凸部106の中心は、上方の冷却媒体供給連通孔50a寄りに配置される。凸部106は、供給本体部76aの外壁面を入口管路部104に向かって(すなわち、傾斜して)窪ませることにより、円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有してマニホールド内部102inに膨出する。凸部106は、上方側の傾斜が下方側の傾斜よりも急になっている。
供給本体部76aの入口管路部104の両側には、マニホールド内部102inに向かって膨出する凸部108、110が設けられる。各凸部108、110は、マニホールド内面部102sに円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有して形成される。
なお、冷却媒体供給マニホールド部材102において、入口管路部104が上方の冷却媒体供給連通孔50a寄りに設けられる場合、前記入口管路部104、凸部106及び凸部108、110の角度は、上記とは逆になる(図5中、二点鎖線参照)。
このように構成される第2の実施形態では、入口管路部104から供給本体部76a内(マニホールド内部102in)に斜め上方に向かって(角度α゜)供給された冷却媒体は、凸部108、110の形状に沿って流通する。従って、冷却媒体は、凸部108、110の案内作用下に、鉛直方向上方(矢印C1方向)と鉛直方向下方(矢印C2方向)とに振り分けられる。
これにより、冷却媒体は、矢印C1方向及び矢印C2方向に良好に分配供給され、前記冷却媒体の分配不良(分配の不安定性)が確実に抑制される。このため、冷却媒体は、上方の冷却媒体供給連通孔50aと、下方の冷却媒体供給連通孔50aとに確実に供給される。従って、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。なお、冷却媒体排出マニホールド部材72bは、上記の冷却媒体供給マニホールド部材102と同様に構成してもよい。
10、100…燃料電池スタック 12…燃料電池
18a、18b…エンドプレート 26…ケーシング
40…電解質膜・電極構造体 42、44…金属セパレータ
46a…酸化剤ガス供給連通孔 46b…酸化剤ガス排出連通孔
48a…燃料ガス供給連通孔 48b…燃料ガス排出連通孔
50a…冷却媒体供給連通孔 50b…冷却媒体排出連通孔
52…固体高分子電解質膜 54…カソード電極
56…アノード電極 58…酸化剤ガス流路
60…燃料ガス流路 62…冷却媒体流路
68a…酸化剤ガス供給マニホールド部材
68b…酸化剤ガス排出マニホールド部材
70a…燃料ガス供給マニホールド部材
70b…燃料ガス排出マニホールド部材
72a、102…冷却媒体供給マニホールド部材
72ain、72bin、102in…マニホールド内部
72as、72bs、102s…マニホールド内面部
72b…冷却媒体排出マニホールド部材
74a、74b…フランジ部 76a…供給本体部
76b…排出本体部 78a、104…入口管路部
78b…出口管路部
80a、80b、82a、82b、106〜110…凸部

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて積層方向両端にエンドプレートが配設されるとともに、互いに隣接する前記セパレータ間には、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体供給連通孔が設けられ、且つ、前記冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を前記流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体排出連通孔が設けられる燃料電池スタックであって、
    一方のエンドプレートには、前記一対の冷却媒体供給連通孔又は前記一対の冷却媒体排出連通孔に連通する冷却媒体マニホールドが設けられるとともに、
    前記冷却媒体マニホールドには、前記流路幅方向の中央部に冷却媒体供給口又は冷却媒体排出口である管路部が設けられる一方、前記管路部の両側には、冷却媒体マニホールド内部に向かって膨出する凸部が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記管路部は、前記冷却媒体流路の冷却媒体流れ方向に対して傾斜することを特徴とする燃料電池スタック。
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