JP2016051371A - 巻き込み防止警報装置 - Google Patents

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俊典 安
Toshinori Yasu
俊典 安
相澤 伸幸
Nobuyuki Aizawa
伸幸 相澤
徹弥 青柳
Tetsuya Aoyagi
徹弥 青柳
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Abstract

【課題】カメラから入る画像を処理し、動く物体を検知し、ドライバーに注意を喚起し、危険回避の補助を行うシステムを提供する。【解決手段】2台のカメラ3、4を車両1の荷台の前後端の頂部近傍に設ける。カメラ3、4から入力される画像を処理し、歩行者、自転車、オートバイ等の動く物体を検知する。これら動く物体が車両1から所定の範囲内11〜14にあるときに、車両1のドライバーに対して注意を喚起する信号を送出し、巻き込みの危険を回避する動作の補助を行わせる。カメラ3、4による検出範囲11〜14は、重複させてある。例えば検出範囲11、13(1次警告範囲)の半径を7mとし、検出範囲12、14(2次警告範囲)の半径を2mとし、互いに重複させる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両による巻き込みを防止し、警報する装置に関し、詳細にはカメラから入る画像を処理し、歩行者、自転車、オートバイ等(以下、これらを総称して動く物体と記載する)を検出し、ドライバーに注意を喚起して動く物体の巻き込みを防止し、危険を回避するための補助を行うものに関する。
3輪車、4輪車あるいはそれ以上の多軸の車両(以下、車両と記載する)が右、左折する場合、歩行者、自転車等の物体を主に後輪に巻き込んでしまう事故について考慮する必要がある。
従来の巻き込み防止装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、TVカメラによって車両側面と縁石の間に位置する二輪車等の障害物を検知し、障害物を検知したときに車両が左折のためにステアリングを切っていたりウインカーを出したりしていれば、ドライバーに対して警報を出すものがある。
しかしながらこの従来の装置は、TVカメラで歩行者や障害物の検知を行うだけである。そのため、歩行者や障害物を誤検知し、警報を誤って出す可能性がある。
特開平5−105104号公報
本発明は、カメラから入る画像を処理し、動く物体を検知し、ドライバーに注意を喚起して危険回避の補助を行う装置を提供することを目的とする。
本発明に係る巻き込み防止警報装置は、前記目的を達成するために、2台以上のカメラを車両の適宜箇所に設け、これらカメラから入力される画像を処理し、歩行者、自転車、オートバイ等の動く物体を検知し、これら動く物体が前記車両から所定の範囲内にあるときに、前記車両のドライバーに注意を喚起する信号を送出し、巻き込みの危険を回避する動作の補助を行うことを特徴とする。
本発明によれば、動く物体を検知してドライバーに注意喚起し、それにより危険を回避する行動の補助を行える。
本発明に係る巻き込み防止警報装置の一実施形態装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した2つのカメラの検出範囲を示す図である。 図1に示した2つのカメラの具体的な取付箇所を示す図である。 図1に示した2つのカメラによる検出画像を示す図である。 本発明に係る巻き込み防止警報装置の一例の仕様を示す図である。
本発明の実施の形態を説明する。本発明に係る巻き込み防止警報装置は、カメラから入る画像を処理し、動く物体を検知し、ドライバーに注意を喚起し、危険回避の補助を行うシステムである。
その主な特徴は、動く物体に対して警告するというもので、例えば、本装置が設置された自車の速度が15km/時以下の時、検出範囲内の動く物体に対して反応し警告をだす。
図1は、本発明に係る巻き込み防止警報装置の一実施形態装置の構成を示すブロック図である。図中1はインターフェースボックス、2はLCDモニター(例えば7インチTFTデジタルのもの)、3、4はカメラである。また図中5はインターフェースボックス1に入力する車両信号、6はLCDモニターに入力する車両信号を示す。車両信号5は、図示の例ではACC、アース、車速、ウインカーに係る信号である。また車両信号6は、ACC、アースに係る信号である。
図2は、図1に示したカメラ3、4の検出範囲を示す図である。1つのカメラでは検出範囲が限定されるが、2つ用いることでカメラ3、4が互いに検出範囲をカバーしあうようにしている。
図中10は車両であり、カメラ3、4はそれぞれ荷台部分の前後端部近傍に設けてある。図示の例ではカメラ3は搭乗席と荷台の境部分で搭乗席部分の頂部に、カメラ4は荷台部分の後端部の頂部に固設してある。カメラ3、4の検出範囲を符号11〜14で示す。カメラ3による検出範囲11が1次警告範囲、12が2次警告範囲、カメラ4による検出範囲13が1次検出範囲、14が2次警告範囲となる。これら検出範囲は、図示のように重複させてある。
なお、カメラ3、4による検出範囲11、13(1次警告範囲)の半径を例えば7mとし、検出範囲12、14(2次警告範囲)の半径を例えば2mとすることが提案される。図3は、カメラ3、4の具体的な取付箇所を示す図である。またカメラ3、4は、車両に課されている外装の技術基準を満たすように設置する必要がある。なお、カメラ3、4の視野角、すなわち検出範囲11、13の、検出範囲12、14の角度は車両1の一側(図の例では荷台の左側の側面)を基準として170度である。
本実施形態装置では、動きを検知出来るシステムとしてMOD(Moving Object Detection)を使用しており、上述した検出範囲11〜14内で物体が移動すると、それを検出してアラームが鳴るようにしている。
また本実施形態装置では、物体までの距離を推測するシステムであるDE(Distance Estimation)を使用して、距離の近さに応じて、警告音を変化させ、ドライバーの注意を喚起させ得るようにしている。
また本実施形態装置では、2つのカメラ3、4を一つのインターフェースボックス1で処理するようにしている。既述のように1つのカメラでは検出範囲に制限があり、例えばバックモニター等としてしか用いられないが、2つのカメラ3、4で得た画像を処理することで、図示の例では左折巻き込み防止を図れるようになっている。
図4はカメラ3、4による検出画像を示す。図4(A)がカメラ4による検出画像、図4(B)がカメラ3による検出画像である。なおLCDモニター2は、2つのカメラ3、4で得た画像を同時に映し出せるものが好ましい。
なお、複数のカメラから時間差を設けて画像を得て、検出範囲内の動く物体を検知する構成としてもよい。
図5は、本発明に係る巻き込み防止警報装置の一例の仕様を示す図であるが、もちろん一例であって、本発明がこれに限定されることはない。
また本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、例えばカメラの個数を3台位上とするなど多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
1:インターフェースボックス
2:LCDモニター
3、4:カメラ
5、6:車両信号
10:車両
11〜14:カメラの検出範囲

Claims (6)

  1. 2台以上のカメラを車両の適宜箇所に設け、
    これらカメラから入力される画像を処理し、歩行者、自転車、オートバイ等の動く物体を検知し、
    これら動く物体が前記車両から所定の範囲内にあるときに、前記車両のドライバーに注意を喚起する信号を送出し、巻き込みの危険を回避する動作の補助を行う、
    ことを特徴とする巻き込み防止警報装置。
  2. 前記車両の一側の側面に前記カメラのうちの少なくとも2台を設けてあることを特徴とする請求項1に記載の巻き込み防止警報装置。
  3. 前記車両の両側面にそれぞれ前記カメラを少なくとも2台ずつ設けてあることを特徴とする請求項1に記載の巻き込み防止警報装置。
  4. 前記カメラの少なくとも2台による検出範囲が重複させてあることを特徴とする請求項2または3に記載の巻き込み防止警報装置。
  5. 前記2台以上のカメラから時間差を設けて画像を得て、前記動く物体を検知可能としたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の巻き込み防止装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の巻き込み防止警報装置を備えた車両。
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