JP2016050717A - ハイブリッド給湯システム - Google Patents

ハイブリッド給湯システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016050717A
JP2016050717A JP2014176719A JP2014176719A JP2016050717A JP 2016050717 A JP2016050717 A JP 2016050717A JP 2014176719 A JP2014176719 A JP 2014176719A JP 2014176719 A JP2014176719 A JP 2014176719A JP 2016050717 A JP2016050717 A JP 2016050717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
heating
tank
temperature
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6344156B2 (ja
Inventor
泰成 松村
Yasunari Matsumura
泰成 松村
風間 史郎
Shiro Kazama
史郎 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014176719A priority Critical patent/JP6344156B2/ja
Publication of JP2016050717A publication Critical patent/JP2016050717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344156B2 publication Critical patent/JP6344156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】システム全体でのエネルギー効率を高めることが可能なハイブリッド給湯システムを提供する。
【解決手段】ハイブリッド給湯システム1は、タンク8の水を第一加熱手段(ヒートポンプ装置2)で加熱する第一加熱運転と、タンク8の水を第二加熱手段(ボイラ3)で加熱する第二加熱運転と、タンク8の水を第一加熱手段及び第二加熱手段で加熱する併用加熱運転とのうちのいずれかを選択する制御手段30と、タンク8にある水の温度及び量を検知する水温・水量検知手段と、を備え、第一加熱手段は、入水温度が高くなるにつれてエネルギー効率が低下し、かつ、起動から定格運転状態になるまでに要する時間が第二加熱手段に比べて長く、制御手段30は、第一加熱運転、第二加熱運転、及び併用加熱運転のうちのいずれかを選択するときに、水温・水量検知手段の検知結果に基づいた判断を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、第一加熱手段及び第二加熱手段を備えるハイブリッド給湯システムに関する。
下記特許文献1に開示された従来のハイブリッド給湯システムは、ボイラ及びヒートポンプ装置を備え、ヒートポンプ装置への入水温度と外気温とに基づいてヒートポンプ装置のCOP(Coefficient Of Performance)を算定し、目標COPとの比較結果に応じて、ヒートポンプ装置の運転制御を行う。
特開2010−117083号公報
上記特許文献1のシステムによれば、ヒートポンプ装置への入水温度と外気温とに応じて、ヒートポンプ装置が発停する。ヒートポンプ装置は、圧縮機を用いた冷凍サイクルで構成されるため、その構造上、停止状態から起動した場合に、定格出力が得られる状態になるまでに時間がかかる。その時間の間は、本来の高効率な加熱能力を享受できるわけではない。貯湯タンクから給湯負荷へ給湯中のときには、給水源からの水がヒートポンプ装置へ入る。給湯負荷へ給湯中でないときは、貯湯タンクの下部の水がヒートポンプ装置へ入る。このため、給湯負荷への給湯の開始時及び終了時に、ヒートポンプ装置への入水温度が大きく変化する場合がある。特許文献1のシステムでは、そのような入水温度の大きな変化に伴い、ヒートポンプ装置の発停が短期間のうちに繰り返されるおそれがある。その結果、効率の悪い状態でヒートポンプ装置が動作する時間が増え、結果としてCOPが極端に低下してしまうおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、システム全体でのエネルギー効率を高めることが可能なハイブリッド給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係るハイブリッド給湯システムは、給湯負荷に接続されるタンクと、タンクの下部及び上部に接続され、水を加熱する第一加熱手段と、タンクの下部及び上部に接続され、水を加熱する第二加熱手段と、タンクの下部から取り出された水を第二加熱手段で加熱せずに第一加熱手段で加熱してタンクの上部に戻す第一加熱運転と、タンクの下部から取り出された水を第一加熱手段で加熱せずに第二加熱手段で加熱してタンクの上部に戻す第二加熱運転と、タンクの下部から取り出された水を第一加熱手段及び第二加熱手段で加熱してタンクの上部に戻す併用加熱運転とのうちのいずれかを選択する制御手段と、タンクにある水の温度及び量を検知する水温・水量検知手段と、を備え、第一加熱手段は、入水温度が高くなるにつれてエネルギー効率が低下し、かつ、起動から定格運転状態になるまでに要する時間が第二加熱手段に比べて長く、制御手段は、第一加熱運転、第二加熱運転、及び併用加熱運転のうちのいずれかを選択するときに、水温・水量検知手段の検知結果に基づいた判断を行うものである。
本発明のハイブリッド給湯システムによれば、システム全体でのエネルギー効率を高めることが可能となる。
本発明の実施の形態1のハイブリッド給湯システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態1の制御動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。なお、本明細書で「水」とは、冷水に限らず、温水、湯など、あらゆる温度の水を含む概念である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のハイブリッド給湯システムを示す構成図である。図1に示すように、本実施の形態1のハイブリッド給湯システム1は、ヒートポンプ装置2(第一加熱手段)、ボイラ3(第二加熱手段)、タンク8、制御手段30、及び操作手段31を備える。制御手段30は、例えばマイクロコンピュータ等を用いて構成される。制御手段30は、ROM、RAM、不揮発性メモリ等を含む記憶部と、記憶部に記憶されたプログラムに基いて演算処理を実行する演算処理装置(CPU)と、演算処理装置に対して外部の信号を入出力する入出力ポートとを有する。ハイブリッド給湯システム1が備えるアクチュエータ類及びセンサ類は、制御手段30に電気的に接続される。操作手段31は、制御手段30と通信可能に接続される。使用者は、操作手段31を操作することで、給湯温度、加熱温度、貯湯温度、貯湯量などに関する設定を行うことができる。制御手段30は、センサ類の検知値及び操作手段31からの信号などに基づいて、ハイブリッド給湯システム1の動作を制御する。
タンク8内には、水が貯留される。タンク8は、ヒートポンプ装置2及びボイラ3にそれぞれ接続される。タンク8内には、温度による水の密度差により、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成できる。タンク8には、タンク温度センサ8aが取り付けられている。タンク温度センサ8aは、高さが異なる位置に配置された複数の温度センサを含む。タンク温度センサ8aにより、タンク8内の高さ方向の温度分布を検知できる。制御手段30は、タンク温度センサ8aで検知される温度分布に基づいて、タンク8の貯湯量(残湯量)、貯湯温度、蓄熱量、加熱前の水の量等を演算できる。本実施の形態1では、タンク温度センサ8a及び制御手段30により、タンク8にある水の温度及び量を検知する水温・水量検知手段が構成される。
給水流路4の一端は、水道等の給水源に接続される。給水流路4の他端は、タンク8の下部に接続される。給水源からの水は、給水流路4を通って、タンク8の下部に流入する。タンク8は、給湯流路5を介して、給湯負荷6に接続される。給湯負荷6は、例えば、蛇口、シャワーなどの出湯端末である。給湯流路5は、タンク8の上部と、給湯負荷6との間を接続する。図示を省略するが、給湯流路5の途中に、給水流路4から分岐させた給水分岐管からの水を給湯流路5内の湯水と混合する混合弁を設けても良い。
ハイブリッド給湯システム1は、タンク8の水を加熱する運転として、ヒートポンプ単独運転(第一加熱運転)、ボイラ単独運転(第二加熱運転)、及び、ヒートポンプ・ボイラ併用運転(併用加熱運転)のうちのいずれかを選択できる。ヒートポンプ単独運転は、タンク8の下部から取り出された水を、ボイラ3で加熱せずに、ヒートポンプ装置2で加熱してタンク8の上部に戻す運転である。ボイラ単独運転は、タンク8の下部から取り出された水を、ヒートポンプ装置2で加熱せずに、ボイラ3で加熱してタンク8の上部に戻す運転である。ヒートポンプ・ボイラ併用運転は、タンク8の下部から取り出された水を、ヒートポンプ装置2及びボイラ3で加熱してタンク8の上部に戻す運転である。
図示を省略するが、ヒートポンプ装置2は、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒と水とを熱交換させる水−冷媒熱交換器、冷媒を減圧させる減圧装置、及び、低温熱源(本実施の形態1では外気)の熱を冷媒に吸収させる低温側熱交換器(蒸発器)を含む冷媒回路を備える。ヒートポンプ装置2は、この冷媒回路でヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)の運転を行うことで水を加熱する。本実施の形態1のヒートポンプ装置2は、低温熱源である外気を利用するために、屋外など、外気の流出入が可能な場所に設置される。ヒートポンプ装置2には、吸入する外気の温度を検知する外気温センサ2a(外気温検知手段)が備えられている。
ヒートポンプ入流路10は、タンク8の下部とヒートポンプ装置2(水−冷媒熱交換器)の水入口との間を接続する。ヒートポンプ入流路10の途中にはヒートポンプ循環ポンプ13が配置されている。流路切替弁18は、aポート、bポート、及びcポートを有する。流路切替弁18は、aポートとbポートとを導通させてcポートを遮断する状態と、aポートとcポートとを導通させてbポートを遮断する状態とに切り替え可能である。ヒートポンプ出流路11は、ヒートポンプ装置2(水−冷媒熱交換器)の水出口と、流路切替弁18のaポートとの間を接続する。タンク上部流路12は、流路切替弁18のbポートと、タンク8の上部との間を接続する。タンク上部流路12とタンク8の上部との接続部の近傍には、タンク上部流路12からタンク8の上部に流入する湯の温度を検知する加熱温度センサ20が設けられている。
ヒートポンプ単独運転では、流路切替弁18のaポートとbポートとを導通させてcポートを遮断する状態とし、ヒートポンプ装置2及びヒートポンプ循環ポンプ13を働かせる。ヒートポンプ単独運転では、タンク8の下部から取り出された水がヒートポンプ入流路10を通ってヒートポンプ装置2に導かれ、ヒートポンプ装置2で加熱された湯がヒートポンプ出流路11、流路切替弁18、及びタンク上部流路12を通ってタンク8の上部に流入する。これにより、タンク8内の貯湯量及び蓄熱量が増加する。制御手段30は、ヒートポンプ単独運転のとき、ヒートポンプ装置2及びヒートポンプ循環ポンプ13の動作を制御することで、ヒートポンプ装置2による加熱温度及びタンク8の貯湯量を制御できる。
ボイラ3は、例えばガス、灯油、重油、石炭、または、その他の燃料を燃焼させることで、水を加熱する。ボイラ入流路15は、タンク8の下部からボイラ3の水入口との間を接続する。ボイラ入流路15の途中にはボイラ循環ポンプ17が配置されている。ボイラ出流路16は、ボイラ3の水出口とタンク8の上部との間を接続する。本実施の形態1では、ボイラ出流路16のタンク8側の一部分と、タンク上部流路12のタンク8側の一部分とが共通の流路になっており、その共通部分に前述した加熱温度センサ20が配置されている。このため、ボイラ出流路16からからタンク8の上部に流入する湯の温度を加熱温度センサ20で検知できる。このような構成と異なり、ボイラ出流路16をタンク上部流路12とは別個にタンク8の上部に接続し、ボイラ出流路16からからタンク8の上部に流入する湯の温度を検知する加熱温度センサを別個に設けても良い。
ボイラ単独運転では、ボイラ3及びボイラ循環ポンプ17を働かせる。この場合、ボイラ単独運転では、タンク8の下部から取り出された水がボイラ入流路15を通ってボイラ3に導かれ、ボイラ3で加熱された湯がボイラ出流路16を通ってタンク8の上部に流入する。これにより、タンク8内の貯湯量及び蓄熱量が増加する。制御手段30は、ヒートポンプ単独運転のとき、ボイラ3及びボイラ循環ポンプ17の動作を制御することで、ボイラ3による加熱温度及びタンク8の貯湯量を制御できる。
本実施の形態1では、ヒートポンプ入流路10のタンク8側の一部分と、ボイラ入流路15のタンク8側の一部分とが共通の流路になっている。その共通部分に入水温度センサ19が配置される。入水温度センサ19は、タンク8の下部から取り出された水の温度を検知する。本実施の形態1では、ヒートポンプ装置2またはボイラ3で加熱される前の水の温度、すなわち入水温度を、入水温度センサ19により検知できる。ボイラ経由流路14の一端は流路切替弁18のcポートに接続され、ボイラ経由流路14の他端はボイラ循環ポンプ17とボイラ3との間のボイラ入流路15の途中に合流する。流路切替弁18は、aポート(ヒートポンプ出流路11)から流入する水を、bポート(タンク上部流路12)とcポート(ボイラ経由流路14)とに配分する配分比率を調整できるように構成されていても良い。
ヒートポンプ・ボイラ併用運転では、流路切替弁18のaポートとcポートとを導通させてbポートを遮断する状態とし、ヒートポンプ装置2、ヒートポンプ循環ポンプ13、及びボイラ3を働かせる。ヒートポンプ・ボイラ併用運転では、タンク8の下部から取り出された水がヒートポンプ入流路10を通ってヒートポンプ装置2に導かれ、ヒートポンプ装置2で加熱された湯がヒートポンプ出流路11、流路切替弁18、及びボイラ経由流路14を通ってボイラ3に導かれる。この湯は、ボイラ3でさらに加熱された後、ボイラ出流路16を通ってタンク8の上部に流入する。これにより、タンク8内の貯湯量及び蓄熱量が増加する。制御手段30は、ヒートポンプ・ボイラ併用運転のとき、ヒートポンプ装置2、ヒートポンプ循環ポンプ13、及び、ボイラ3の動作を制御することで、加熱温度及びタンク8の貯湯量を制御できる。
次に、本実施の形態1のハイブリッド給湯システム1の動作についてさらに説明する。本実施の形態1では、ヒートポンプ装置2で加熱した湯と、ボイラ3で加熱した湯との双方をタンク8に貯えることができる。そのため、ヒートポンプ装置2で加熱した湯と、ボイラ3で加熱した湯との双方を給湯負荷6に供給できる。ヒートポンプ装置2及びボイラ3には、以下のような特徴がある。
ヒートポンプ装置2は、外気の熱を吸収して水を加熱できることから、消費エネルギーよりも大きい加熱能力を得ることが可能となる。ボイラ3は、消費エネルギーよりも大きい加熱能力を得ることはできない。このため、ヒートポンプ装置2は、ボイラ3より高いエネルギー効率を得られる場合が多い。
ヒートポンプ装置2のエネルギー効率は、例えば、COP(Coefficient Of Performance)で表すことができる。ヒートポンプ装置2は、入水温度が高くなるにつれてエネルギー効率が低下するという特性がある。これに対し、ボイラ3のエネルギー効率(ボイラ効率)は、入水温度にほとんど依存しない。
ヒートポンプ装置2は、停止状態から起動した場合、起動から定格運転状態(定格出力が安定して得られる状態)になるまでに、ある程度長い時間を要する。以下の説明では、ヒートポンプ装置2の起動から定格運転状態になるまでに要する時間を「立ち上げ所要時間」と称し、立ち上げ所要時間が10分間であると仮定する。ボイラ3は、起動から定格運転状態になるまでに、ほとんど時間がかからない。ヒートポンプ装置2の起動から定格運転状態になるまでの間のヒートポンプ装置2のエネルギー効率は、定格運転状態でのエネルギー効率に比べて、低くなる。
本実施の形態1のヒートポンプ装置2は、外気を低温熱源として利用することから、外気温が低くなるにつれてエネルギー効率が低下するという特性がある。これに対し、ボイラ3のエネルギー効率は、外気温にほとんど依存しない。
以上のようなヒートポンプ装置2及びボイラ3の特徴の違いに鑑みて、本実施の形態1のハイブリッド給湯システム1では、制御手段30がヒートポンプ単独運転、ボイラ単独運転、及び、ヒートポンプ・ボイラ併用運転のうちのいずれかを以下のようにして自動的に選択することで、システム全体としてのエネルギー効率を十分に向上できる。
入水温度が高くなるにつれてヒートポンプ装置2のエネルギー効率が低下する一方でボイラ3のエネルギー効率はほとんど変化しない。ボイラ3は、入水温度が高い方が、エネルギー消費が少なくて済む。入水温度が、ある閾値より高い場合には、ヒートポンプ装置2を使用せずにボイラ3で水を加熱した方が、システム全体でのエネルギー効率を向上する上で有利になる。そのような閾値を以下「水温閾値」と称する。本実施の形態1では、水温閾値を30℃と仮定する。制御手段30は、入水温度センサ19で検知される入水温度Tinが水温閾値(30℃)を超える場合には、ボイラ単独運転を選択する。これにより、入水温度が高い場合にシステム全体としてのエネルギー効率を向上できる。
水温閾値以下(30℃以下)の温度の水を以下「低温水」と称する。低温水は、ヒートポンプ装置2が高効率に加熱できる温度の水に相当する。入水温度センサ19で検知される入水温度Tinが水温閾値以下(30℃以下)である場合には、制御手段30は、タンク温度センサ8aの検知温度に基づいて、タンク8内の低温水の量を算出する。制御手段30は、タンク8内の低温水の量を水量閾値と比較する。ヒートポンプ装置2の起動から定格運転状態になるまでの間のヒートポンプ装置2のエネルギー効率の平均値は、定格運転状態でのエネルギー効率に比べて、大きく低下する。タンク8内の低温水の量が水量閾値以上である場合には、ヒートポンプ装置2が高効率に加熱できる水の量が十分に多くなるので、ボイラ3を使用せずにヒートポンプ装置2で水を加熱した方が、システム全体でのエネルギー効率を向上する上で有利になる。逆に、タンク8内の低温水の量が水量閾値に満たない場合には、ヒートポンプ装置2が高効率に加熱できる水の量が少なくなるので、ヒートポンプ装置2及びボイラ3を併用した方が、システム全体でのエネルギー効率を向上する上で有利になる。
上述した水量閾値の決め方の一例を以下に説明する。以下の説明では、各種の値を例示として以下のように仮定する。定格運転状態でのヒートポンプ装置2のCOPを3と仮定する。ヒートポンプ装置2の起動から定格運転状態になるまでの間のヒートポンプ装置2のCOPの平均値は定格運転状態でのCOPの0.2倍であると仮定する。ヒートポンプ装置2で1分間当たりに加熱される水の量を1リットルと仮定する。ボイラ3のエネルギー効率(ボイラ効率)を1と仮定する。
上述した仮定によれば、ヒートポンプ装置2の起動後、立ち上げ所要時間(10分間)の間に加熱される湯量は、10リットルとなる。この10リットルを加熱する効率は、定格運転状態でのヒートポンプ装置2のCOPの0.2倍になる。タンク8内の低温水の量から、立ち上げ所要時間(10分間)の間に加熱される湯量(10リットル)を差し引いた量をAリットルとする。このAリットルは、定格運転状態のヒートポンプ装置2で加熱される。よって、Aリットルを加熱する効率は、定格運転状態でのヒートポンプ装置2のCOPになる。タンク8内の低温水の量は、(10+A)リットルである。
タンク8内の(10+A)リットルの低温水の全量をヒートポンプ装置2で加熱するときの効率が、タンク8内の(10+A)リットルの低温水の全量をボイラ3で加熱するときの効率以上になる条件は、次式で表される。
(10リットル×0.2+Aリットル×1.0)×COP≧(10+Aリットル)×ボイラ効率
上記式において、COP=3、ボイラ効率=1とすると、A≧2となる。すなわち、タンク8内の低温水の量が12リットル以上であれば、上記式の条件が満足される。この場合、水量閾値を12リットルと定めることができる。
また、入水温度センサ19で検知される入水温度Tinが水温閾値以下(30℃以下)である場合には、制御手段30は、外気温センサ2aで検知される外気温Toを外気温閾値と比較する。外気温Toが外気温閾値以上である場合には、ヒートポンプ装置2が十分に高い効率で運転可能である。外気温Toが外気温閾値未満である場合には、ヒートポンプ装置2が十分に高い効率で運転できない可能性がある。外気温閾値は、例えば5℃程度である。
本実施の形態1では、制御手段30は、タンク8内の低温水の量が水量閾値以上であり、かつ、外気温Toが外気温閾値以上である場合には、ヒートポンプ単独運転を選択する。タンク8内の低温水の量が水量閾値以上であり、かつ、外気温Toが外気温閾値以上である場合には、ヒートポンプ装置2が十分に多い量の水を高効率に加熱できることが確実に期待できる。このため、このような場合にヒートポンプ単独運転を選択することで、システム全体でのエネルギー効率を十分に向上できる。
これに対し、制御手段30は、タンク8内の低温水の量が水量閾値に満たない場合、または外気温Toが外気温閾値に満たない場合、あるいはその両方に該当する場合には、ヒートポンプ・ボイラ併用運転を選択する。タンク8内の低温水の量が水量閾値に満たない場合には、ヒートポンプ装置2が高効率に加熱できる水の量が十分でない可能性がある。外気温Toが外気温閾値に満たない場合には、ヒートポンプ装置2が十分に高い効率で運転できない可能性がある。これらの場合には、タンク8に貯えるべき所要湯温及び所要湯量をヒートポンプ装置2のみの加熱によって達成しようとすると、システム全体でのエネルギー効率を十分に向上できない可能性がある。このような場合には、ヒートポンプ・ボイラ併用運転を選択することで、システム全体でのエネルギー効率を十分に向上できる。
ヒートポンプ・ボイラ併用運転を実施するとき、制御手段30は、そのときの入水温度Tinと外気温Toとに基づいて決定される効率の良い運転条件でヒートポンプ装置2を運転することが望ましい。このとき、ヒートポンプ装置2での出湯温度(加熱温度)を、ヒートポンプ単独運転時の出湯温度(タンク8に貯えるべき所要湯温)よりも低い温度としてよく、効率を優先して出湯温度(加熱温度)を低めに設定してよい。さらに、制御手段30は、ヒートポンプ装置2から出た湯の温度が、タンク8に貯えるべき所要湯温に対して不足する分を、ボイラ3で昇温するようにボイラ3を動作させることが望ましい。このようにすることで、タンク8内の低温水の量または外気温Toが、ヒートポンプ装置2を高効率で運転できる最適条件の範囲外のときでも、ヒートポンプ装置2で省エネルギー性の高い加熱を行いながら、ヒートポンプ装置2の加熱温度の所要湯温に対する不足分をボイラ3での加熱で補うことができる。そのため、システム全体としての省エネルギーな運転が可能となる。
図2は、上述した本実施の形態1の制御動作を示すフローチャートである。制御手段30は、図2のフローチャートの処理を実施する。図2のステップS1で、制御手段30は、入水温度センサ19で検知される入水温度Tinが水温閾値を超えるかどうかを判断し、入水温度Tinが水温閾値を超える場合にはステップS2に進み、そうでない場合にはステップS3に進む。
ステップS2では、制御手段30は、ボイラ単独運転を選択し、その後、本フローチャートの処理を終了する。ステップS3では、制御手段30は、タンク温度センサ8aの検知温度に基づいてタンク8内の低温水の量を算出する。ステップS3では、さらに、制御手段30は、タンク8内の低温水の量が水量閾値以上であるという第一条件と、外気温センサ2aで検知される外気温Toが外気温閾値以上であるという第二条件との双方が成立しているかどうかを判断する。制御手段30は、第一条件及び第二条件の両方が成立している場合にはステップS4に進み、第一条件及び第二条件の一方または両方が不成立である場合にはステップS5に進む。
ステップS4では、制御手段30は、ヒートポンプ単独運転を選択し、その後、本フローチャートの処理を終了する。ステップS5では、制御手段30は、ヒートポンプ・ボイラ併用運転を選択し、その後、本フローチャートの処理を終了する。
なお、給湯負荷6からの出湯が短時間に集中した場合など、タンク8の残湯量が不足した場合は、制御手段30は、給湯負荷6からの出湯要求を満足させるために、図2のフローチャートにかかわらず、ヒートポンプ・ボイラ併用運転を実施しても良い。ヒートポンプ・ボイラ併用運転は、ボイラ3とヒートポンプ装置2とのいずれか一方を動作させる運転に比べて、単位時間当たりの湯の生成量を多くできる。そのため、タンク8の残湯量が不足した場合には、ヒートポンプ・ボイラ併用運転を実施することで、給湯負荷6からの出湯要求に対して確実に対応することが可能となる。この場合のヒートポンプ・ボイラ併用運転は、前述した運転(ヒートポンプ・ボイラ直列運転)と同様でも良いが、次のような運転(ヒートポンプ・ボイラ並列運転)でも良い。ヒートポンプ・ボイラ並列運転では、制御手段30は、流路切替弁18のaポートとbポートとを導通させてcポートを遮断する状態とし、ヒートポンプ装置2、ヒートポンプ循環ポンプ13、ボイラ3、及びボイラ循環ポンプ17を働かせる。ヒートポンプ・ボイラ並列運転では、ヒートポンプ装置2で加熱された湯と、ボイラ3で加熱された湯とが合流してタンク8の上部に流入する。ヒートポンプ・ボイラ並列運転は、ヒートポンプ・ボイラ直列運転に比べ、単位時間当たりの湯の供給能力をさらに大きくできる。ヒートポンプ・ボイラ並列運転では、制御手段30は、ヒートポンプ装置2で生成される湯量が所要湯量に対して不足する分の湯量をボイラ3で生成するようにボイラ3及びボイラ循環ポンプ17を制御することが望ましい。
本実施の形態1では、図2のステップS3で、上述した第一条件及び第二条件の成否を判断しているが、外気温に関する判断を行わず、タンク8内の低温水の量に基づいた判断だけにしても良い。特に、気候の温暖な地域では、外気温が外気温閾値以下になる可能性が低いので、外気温に関する判断が不要である。
本実施の形態1では、第一加熱手段はヒートポンプ装置2を用いた構成とし、第二加熱手段はボイラ3を用いた構成としているが、本発明における第一加熱手段及び第二加熱手段はこのような構成に限定されるものではない。本発明における第一加熱手段は、入水温度が高くなるにつれてエネルギー効率が低下し、かつ、起動から定格運転状態になるまでに要する時間が第二加熱手段に比べて長いものであれば良い。第二加熱手段は、入水温度の変化に対するエネルギー効率の変動が第一加熱手段に比べて小さいものであれば良い。また、本発明において、第二加熱手段は、第一加熱手段に比べて、加熱能力(時間当たりの加熱量)が高いものであることが望ましい。また、第一加熱手段は、第二加熱手段に比べて、エネルギー効率が高いか、またはエネルギーコストが低いものであることが望ましい。
1 ハイブリッド給湯システム、2 ヒートポンプ装置、2a 外気温センサ、3 ボイラ、4 給水流路、5 給湯流路、6 給湯負荷、8 タンク、8a タンク温度センサ、10 ヒートポンプ入流路、11 ヒートポンプ出流路、12 タンク上部流路、13 ヒートポンプ循環ポンプ、14 ボイラ経由流路、15 ボイラ入流路、16 ボイラ出流路、17 ボイラ循環ポンプ、18 流路切替弁、19 入水温度センサ、20 加熱温度センサ、30 制御手段、31 操作手段

Claims (6)

  1. 給湯負荷に接続されるタンクと、
    前記タンクの下部及び上部に接続され、水を加熱する第一加熱手段と、
    前記タンクの下部及び上部に接続され、水を加熱する第二加熱手段と、
    前記タンクの下部から取り出された水を前記第二加熱手段で加熱せずに前記第一加熱手段で加熱して前記タンクの上部に戻す第一加熱運転と、前記タンクの下部から取り出された水を前記第一加熱手段で加熱せずに前記第二加熱手段で加熱して前記タンクの上部に戻す第二加熱運転と、前記タンクの下部から取り出された水を前記第一加熱手段及び前記第二加熱手段で加熱して前記タンクの上部に戻す併用加熱運転とのうちのいずれかを選択する制御手段と、
    前記タンクにある水の温度及び量を検知する水温・水量検知手段と、
    を備え、
    前記第一加熱手段は、入水温度が高くなるにつれてエネルギー効率が低下し、かつ、起動から定格運転状態になるまでに要する時間が前記第二加熱手段に比べて長く、
    前記制御手段は、前記第一加熱運転、前記第二加熱運転、及び前記併用加熱運転のうちのいずれかを選択するときに、前記水温・水量検知手段の検知結果に基づいた判断を行うハイブリッド給湯システム。
  2. 前記制御手段は、加熱前の水の温度が水温閾値より高い場合には前記第二加熱運転を選択し、前記タンクにある前記水温閾値以下の温度の水の量が水量閾値以上である場合には前記第一加熱運転を選択する請求項1に記載のハイブリッド給湯システム。
  3. 外気温を検知する外気温検知手段をさらに備え、
    前記第一加熱手段は、外気温が低くなるにつれてエネルギー効率が低下し、
    前記制御手段は、加熱前の水の温度が水温閾値より高い場合には前記第二加熱運転を選択し、前記タンクにある前記水温閾値以下の温度の水の量が水量閾値以上で、かつ、前記外気温検知手段で検知された温度が外気温閾値以上である場合には前記第一加熱運転を選択する請求項1に記載のハイブリッド給湯システム。
  4. 前記制御手段は、前記第一加熱運転を選択する条件及び前記第二加熱運転を選択する条件が成立しない場合には前記併用加熱運転を選択する請求項2または請求項3に記載のハイブリッド給湯システム。
  5. 前記制御手段は、前記併用加熱運転を実施するときに、所要湯温または所要湯量に対して、前記第一加熱手段で生成された湯の温度または量が不足する分を、前記第二加熱手段の稼動で補うように制御する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のハイブリッド給湯システム。
  6. 前記第一加熱手段の水出口と前記タンクの上部とを前記第二加熱手段を介さずに接続する流路と、前記第一加熱手段の水出口を前記第二加熱手段の水入口に接続する流路とを切り替える流路切替手段を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のハイブリッド給湯システム。
JP2014176719A 2014-09-01 2014-09-01 ハイブリッド給湯システム Active JP6344156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176719A JP6344156B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 ハイブリッド給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176719A JP6344156B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 ハイブリッド給湯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050717A true JP2016050717A (ja) 2016-04-11
JP6344156B2 JP6344156B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=55658354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176719A Active JP6344156B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 ハイブリッド給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6344156B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119723A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 リンナイ株式会社 給湯システム
WO2022180716A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 三浦工業株式会社 熱供給システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102128482B1 (ko) * 2019-09-11 2020-06-30 주식회사 명보에너지 외부 온도 감응 방식의 보일링 시스템

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296052A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Osaka Gas Co Ltd 貯湯式の給湯熱源装置
JP2002364925A (ja) * 2001-04-04 2002-12-18 Denso Corp ハイブリッド給湯装置
JP2007170770A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Nippon Thermoener Co Ltd 給湯システム
JP2010117083A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Nippon Thermoener Co Ltd 給湯システム
JP2011017468A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Nippon Thermoener Co Ltd ハイブリッド給湯システム、及び、その運転制御方法
JP2011208864A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Showa Mfg Co Ltd 給湯システム
JP2013242115A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Rinnai Corp 貯湯式給湯システム
JP2016065685A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 三菱電機株式会社 ハイブリッド給湯システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296052A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Osaka Gas Co Ltd 貯湯式の給湯熱源装置
JP2002364925A (ja) * 2001-04-04 2002-12-18 Denso Corp ハイブリッド給湯装置
JP2007170770A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Nippon Thermoener Co Ltd 給湯システム
JP2010117083A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Nippon Thermoener Co Ltd 給湯システム
JP2011017468A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Nippon Thermoener Co Ltd ハイブリッド給湯システム、及び、その運転制御方法
JP2011208864A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Showa Mfg Co Ltd 給湯システム
JP2013242115A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Rinnai Corp 貯湯式給湯システム
JP2016065685A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 三菱電機株式会社 ハイブリッド給湯システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119723A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 リンナイ株式会社 給湯システム
WO2022180716A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 三浦工業株式会社 熱供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6344156B2 (ja) 2018-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5925037B2 (ja) 貯湯式給湯システム
KR101471291B1 (ko) 저탕식 급탕 시스템
JP6344156B2 (ja) ハイブリッド給湯システム
JP2005195211A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2013167409A (ja) ヒートポンプ式液体加熱装置
JP2009257618A (ja) ヒートポンプ式給湯システム
JP4776009B2 (ja) 給湯器
JP6628643B2 (ja) 給湯システム
JP4375095B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP5925036B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP7151442B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6399113B2 (ja) 熱供給システム
JP2016040498A (ja) ハイブリッド給湯システム
JP4389842B2 (ja) 給湯装置
JP5575184B2 (ja) 暖房装置
JP2014142112A (ja) 貯湯式給湯機
JP6520700B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP7279350B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
KR102014071B1 (ko) 온수저장탱크를 구비한 난방전용 보일러의 온수 난방 자동전환 제어방법
JP6743519B2 (ja) 給湯システム
JP6398577B2 (ja) 給湯システム
JP7226062B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6210019B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP7135811B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP7294087B2 (ja) ヒートポンプ給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250