JP2016049817A - き電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は,発生した回生電力を駆動中の車両が使用可能な場合において、車両間での電力融通を優先し,余剰分の回生電力のみを蓄電池に充電することを可能にすることである。
【解決手段】
第一の電源と直流母線の各々と接続し、第一の電源から供給される電力を第一の車両に供給する第一のき電線と、第二の電源と直流母線の各々と接続し、第二の電源から供給される電力を第二の車両に供給する第二のき電線と、蓄電装置と、蓄電装置と直流母線の間に接続され、電力を変換する電力変換装置と、蓄電装置へ充放電指令を与える制御装置と、直流母線と第一のき電線との間に接続される第一の電流観測手段と、直流母線と第二のき電線との間に接続される第二の電流観測手段とを有することを特徴とするき電システム。
【選択図】図1

Description

本発明はき電システムに関する。
鉄道の省エネルギー化を実現する為、回生ブレーキの有効活用が注目されている。回生ブレーキは、列車に搭載されたモータの起電力により制動力を確保する減速手段で、従来の摩擦ブレーキでは熱として捨てていた列車の運動エネルギーを電力に変換することができる。回生ブレーキにより発生した電力(回生電力)は駆動用電力として再利用することができる。一般的な電気鉄道において回生電力は架線を介して、駆動中の他の列車へと供給される。
しかしながら、供給先となる駆動中の車両が不在となる場合は回生電力を活用することができない。このため、駆動車両が不在となる状況でも回生電力を有効に活用する技術が必要とされている。
このような課題に対する技術として特開2009−67205号公報(特許文献1)の電気鉄道き電システムがある。
この公報では,架線に設置した蓄電装置に対し回生電力を充電し、車両が駆動した際に放電することで駆動車両の有無に関わらず回生電力の有効活用を可能としている。
特開2009−67205号公報
しかしながら,特許文献1では,駆動中の車両が存在し、回生電力を車両間で融通することが可能な場合においても回生電力を充電する。この場合、蓄電池の充放電効率により蓄電装置を導入していない場合と比較して回生電力の利用効率が悪化するという問題がある。
本発明の課題は,発生した回生電力を駆動中の車両が使用可能な場合において、車両間での電力融通を優先し,駆動中の車両で消費しきれない回生電力分を蓄電池に充電することを可能にすることである。
上記課題を解決する為に、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、第一の電源と直流母線の各々と接続し、第一の電源から供給される電力を第一の車両に供給する第一のき電線と、第二の電源と直流母線の各々と接続し、第二の電源から供給される電力を第二の車両に供給する第二のき電線と、蓄電装置と、蓄電装置と直流母線の間に接続され、電力を変換する電力変換装置と、蓄電装置へ充放電指令を与える制御装置とを有するき電システムにおいて、直流母線と第一のき電線との間に接続される第一の電流観測手段と、直流母線と第二のき電線との間に接続される第二の電流観測手段とを有し、制御装置は、第一の電流観測手段で観測される第一の観測電流、第二の電流観測手段で観測される第二の観測電流、蓄電装置の充電量に基づいて充放電指令を与えることを特徴とする。
本発明により、異なるき電線間における融通可能な回生電力の利用効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施例1によるき電システムの構成図である。 本発明の実施例1に係る制御装置の一例である。 本発明の実施例1の動作の一例である。 本発明の実施例2によるき電システムの構成図である。 本発明の実施例2に係る制御装置の一例である。 本発明の実施例2の動作の一例である。 本発明の実施例3によるき電システムの構成図である。 本発明の実施例3に係る制御装置の一例である。 本発明の実施例4に係るき電システムの構成図である。 本発明の実施例4に係る動作の一例である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施例1に係るき電システムの概要を示す図である。
本発明は、第一の車両101aと、第二の車両101bと、第一のき電線102aと、第二のき電線102bと、第一の電源103aと、第二の電源103bと、送電系統104と、交流電源105と、電力変換器106と、蓄電装置107と、制御装置108と、直流母線109と、第一の電流観測手段110aと、第二の電流観測手段110bから構成される。
第一のき電線102aは第一の電源103aと直流母線109に接続されており、第一のき電線102aが設置された範囲を走行する第一の車両101aに対し電力を供給する。
第二のき電線102bは第二の電源103bと直流母線109に接続されており、第二のき電線102bが設置された範囲を走行する第二の車両101bに対し電力を供給する。
送電系統104は第一の電源103aと第二の電源103bと交流電源105に接続されており、第一の電源103aと第二の電源103bに対して電力を供給する。
変換器106は蓄電装置107と直流母線109に接続されており,制御装置108からの充電電流指令112に従って、直流母線109から蓄電装置107に流れる充電電流を制御する。
制御装置108は、電流観測手段110aの観測電流111aと、電流観測手段110bの観測電流111bに基づいて、変換器106に対する充電指令112を決定する。
図2は制御装置108の処理の具体例を示すものである。
制御装置108は、待機状態201と電流加算状態202と電流減算状態203の3つの制御状態間の遷移により前記充電指令112を決定する。
前記待機状態201は前記充電指令112として0を出力する。
また、前記観測電流111aの絶対値と前記観測電流111bの絶対値との和の時間変化が予め設定した値:α以上となる条件204により、前記電流加算状態202に遷移する。なお、αは0より大きな値を設定すればよい。
前記電流加算状態202は前記充電指令112を予め指定した量αだけ増やして出力する。
また、第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値との和の時間変化が0未満となる条件205で、前記電流減算状態203に遷移する。
前記電流減算状態203は前記充電指令112を予め指定した量βだけ減らして出力する。
また、前記観測電流111aの絶対値と前記観測電流111bの絶対値との和の時間変化が0未満となる条件206で、前記電流加算状態202に遷移する。
また、充電電流指令112が0未満となる条件207で、前記待機状態201に遷移する。
図3は、実施例1による第一の車両101a、第二の車両101b、制御装置108の動作の概要(状態遷移)示すものである。
図3(a)を用いて、充電電流指令112に対する第一の車両101aの架線電流、第二の車両101bの架線電流、第一の観測電流111a、第二の観測電流111bの動作特性を説明する。
充電電流指令112が0の場合、第一の車両101aの架線電流と第二の車両101bの架線電流が等しくなるように流れる。
充電電流指令112が増加すると、第一の車両101aが供給可能な回生電流上限値まで第一の車両101aの架線電流が増加する。
充電電流指令112と第二の車両101bの架線電流の和が第一の車両101aの架線電流を上回るとそれ以上充電電流指令値112が増加しても第一の車両101aの架線電流は第一の車両101aの回生電流上限値で頭打ちとなる。この為、充電電流が充電する量が増加した分、車両101aから車両101bに供給される電流が減少する。
以上の挙動に対し、回生中の第一の車両101aから駆動中の第二の車両101bへ電流が供給される場合には、第一の観測電流111aは車両101aの架線電流に等しく、第二の観測電流は車両101aから車両101bに供給された電流に等しい。従って、観測電流111aと観測電流111bの和が最大となるp3を充電電流指令112の制御目標とすることで、最も回生電力の活用効率が向上する。
図3(b)に制御装置108の動作を、制御の具体例である図2の処理の場合について示す。
時刻t0において第一の車両101aで回生電流が発生すると、第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の電流増加状態により条件204が満たされる。それに伴い、制御状態が待機状態201から電流増加状態202に遷移し、充電電流指令112にαを加算し、図3(a)に示すp0からp1の状態に移動する。
時刻t1において第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の和が増加しており時間で微分した値は正となり条件205を満たさない。従って、電流増加状態が継続され充電電流指令401にαが加算され、p1からp2の状態に遷移する。
時刻t2、時刻t3においても第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の和が増加している為、条件205が満たされない。従って、充電電流指令112にαが加算され、p2からp3、p3からp4へと移動する。
時刻t4において第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の和が減少している為、条件205が満たされる。従って、電流増加状態202から電流減少状態203に遷移し、充電電流指令112にβが減算され、p4からp3に移動する。
時刻t5において第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の和が増大している為、条件206を満たさない。従って、電流減算状態203が継続し、充電電流指令112にαが減算出され、p3からp2に移動する。
時刻t6において第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の和が減少している為、条件206が満たされる。それに伴い、制御状態が電流増加状態203から電流減少状態202に遷移し、充電指令401にαが加算され、p2からp3に移動する。
時刻t7において第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値の和が増大している為、条件205を満たさない、電流増加状態202が継続し、充電電流指令112にαが加算され、p3らp4に遷移する。
以降t4からt7を繰り返し、±αの範囲で充電電流指令112が回生電力を最も効率よく使用できる値に収束する。
一方、充電電流指令112の最適点は車両101aの回生電流上限値と車両101bの架線電流の値の大小により変動するが、車両101aおよび車両101bの電流の変動に対し、本制御の制御周期を十分小さくすることで最適点を追従する。また、車両101aの回生電流が車両101bの架線電流を下回ると、充電電流指令112が負の領域になると条件207を満たし、待機状態201となる。
以上のように実施例1により、第一の車両101aで発生した回生電力のうち第二の車両101bで消費されない余剰分のみの充電が可能となる。
図4は本発明の実施例2に係る鉄道き電システムの概要を示す図である。
実施例1の構成における前記制御装置108の代わりに充電電圧指令402を出力する制御装置401を備えることが実施例1の形態とは異なる。
実施例2における制御装置401の処理の具体例を図5を用いて説明する。
観測電流111aの絶対値を算出する絶対値演算器501aにより観測電流111aの絶対値を算出する。同様に、観測電流111bの絶対値を算出する絶対値演算器501bにより観測電流111bの絶対値を算出する。加算器502により観測電流111aの絶対値と観測電流111bの絶対値を算出する。微分器503により加算器502の出力を充電電圧指令402で微分する。増幅器504により微分器503の出力を増幅する。積分器505により増幅器504の出力を時間積分する。フィルタ506により積分器505の出力を平滑化し、充電電圧指令402として出力する。
実施例2による第一の車両101a、第二の車両101b、制御装置401の動作の概要を図3に示す。
図6(a)を用いて、充電電圧指令402に対する第一の車両101aの架線電流、第二の車両101bの架線電流、第一の観測電流111a、第二の観測電流111bの動作特性を説明する。
充電電圧指令402が第一の車両101aの架線電圧V0より高い場合、第一の車両101aから蓄電装置に向けて電流が流れない為、充電電流は0となる。
充電電圧指令402が第一の車両101aの架線電圧V0より低い場合は電圧差により充電電流が流れる。充電電圧指令402を低くするにつれて充電電流は増大し、第一の車両101aの架線電流が増加する。
但し、充電電圧指令402を低くすることで第二の車両101bの架線電圧が低下し、第二の電源の電圧を下回ると第二の電源が電流の供給を開始し、第一の車両101aから第二の車両101bに供給される電流が減少する。
更に充電電圧指令402を低くすることで充電電流は増加するが、第一の車両101aの架線電流の増加は第一の車両101aの回生電流上限値で頭打ちとなる。第一の車両101aの架線電流が頭打ちとなる充電電圧指令402の値V1より低い領域では、車両101aから車両101bに供給される電流が増える分のみ充電電流が増加する為、回生電力の使用効率が悪化する。
以上の挙動に対し、回生中の第一の車両101aから駆動中の第二の車両101bへ電流が供給される場合には、第一の観測電流111aは車両101aの架線電流に等しく、第二の観測電流は車両101aから車両101bに供給された電流に等しい。従って、第一の観測電流111aと第二の観測電流111bの和が最大となるV1を充電電圧指令402の制御目標とすることで、最も回生電力の活用効率が向上する。
図6(b)に制御装置401の動作を、制御の具体例である図5の処理の場合について示す。
時刻t0において第一の車両101aで回生電流が発生すると、第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値が上昇し、充電電圧指令402が変動を開始する。充電電圧指令402の変動に伴って、第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値が更に増加した場合は正のフィードバック、第一の観測電流111aの絶対値と第二の観測電流111bの絶対値が減少した場合は負のフィードバックが働くことにより、第一の観測電流111aと第二の観測電流bの和が最大となるV2に向けて充電電圧指令402が遷移する。充電電圧指令が最適点V1に達すると、増幅器504における増幅率に応じた周期でV0近傍を振動する。
充電電圧指令の最適点は第一の車両101aの回生電流上限値と第二の車両101bの架線電流の値の大小により変動するが、第一の車両101aおよび第二の車両101bの電流の変動に対し、本制御による振動周期を十分小さくするように増幅器504を設計することで最適点を追従する。
以上のように実施例2により、実施例1と同等の効果が期待できる。
図7は本発明の実施例3に係る鉄道き電システムの概要を示す図である。
実施例2の構成に加え、第三の車両101cと第四の車両101dと、第三のき電線102cと第四のき電線102dと、第三の電流観測手段110cと第四の電流観測手段110dと、制御装置701を備えることが実施例2の形態とは異なる。
前記第三のき電線102cは前記第一の電源103aと前記直流母線109に接続されており、前記第三のき電線102cが設置された範囲を走行する前記第三の車両101cに対し電力を供給する。
前記第四のき電線102dは前記第二の電源103bと前記直流母線109に接続されており、前記第四のき電線102dが設置された範囲を走行する前記第四の車両101dに対し電力を供給する。
前記制御装置701は、前記第一の電流観測手段110aの観測電流111aと、前記第二の電流観測手段110bの観測電流111bと、前記第三の電流観測手段110cの観測電流111cと、前記第四の電流観測手段110dの観測電流111dに基づいて、前記変換器106に対する充電電圧指令402を決定する。
実施例3における制御装置701の処理の具体例を図8を用いて説明する。
観測電流111aの絶対値を算出する絶対値演算器501aにより観測電流111aの絶対値を算出する。また、観測電流111bの絶対値を算出する絶対値演算器501bにより観測電流111bの絶対値を算出する。また、観測電流111cの絶対値を算出する絶対値演算器501cにより観測電流111cの絶対値を算出する。また、観測電流111dの絶対値を算出する絶対値演算器501dにより観測電流111dの絶対値を算出する。
加算器801により観測電流111aの絶対値と観測電流111bの絶対値の和と観測電流111cの絶対値と観測電流111dの絶対値の和を算出する。微分器503により加算器502の出力を充電電圧指令402で微分する。増幅器504により微分器503の出力を増幅する。積分器505により増幅器505の出力を時間積分する。フィルタ506により積分器505の出力を平滑化し、充電電圧指令402として出力する。
実施例3により複線区間において実施例2と同様の効果を得ることができる。
図9は本発明の実施例4に係るき電システムの概要を示す図である。
実施例1の構成における前記制御装置108の代わりに制御装置1003を備え、制御装置1003は、直流母船109の電圧を観測する電圧観測手段1001による観測電圧1002を入力として加えたことが実施例1の形態とは異なる。
図10は制御装置1003の処理(状態遷移)の具体例を示すものである。制御装置1003は、条件204の代わりに条件1101を、条件207の代わりに1102とし、さらに状態202から状態201へ遷移する条件1103を加えたことが実施例1の形態とは異なる。
条件1101は、観測電圧1002があらかじめ与えられた値:V1を上回ったことを条件とする。V1としては、変換機103aまたは変換機103bが電力を供給する電圧より大きい値が望ましい。これにより、変換機103aおよび変換機103bの他に電力を供給する回生車両が出現したことを確実に検知できる。
条件1102は、観測電圧1002があらかじめ与えられた値:V2を下回ったことを条件とする。また、条件1103は観測電圧1002があらかじめ与えられた値:V3を下回ったことを条件とする。V2およびV3としては、変換機103aまたは変換機103bが電力を供給する電圧よりも小さい値が望ましい。これにより、変換機103aおよび変換機103bの他に電力を供給する回生を停止したことを確実に検知できる。
以上のように、制御装置が観測電圧を制御情報に加えて動作することで、回生車両の有無をより正確に検知することができる。これにより、充電動作の開始と停止をより適切に制御することで、無駄な充電を避けることができる。
上述したように、本発明では、蓄電手段を備えたき電システムにおいて、異なるき電線間で、特に一方に存在する車両101aが回生中で、他方の車両101bが力行中であって、車両101aから車両101bへの電力の融通を、蓄電手段を介さずに直接やり取りを行う分を増やすことで、回生電力の利用効率を向上させるものである。この際に、本発明では、異なるき電線間の各々電流情報を元に、蓄電手段を介さず直接融通可能な電力を算出する点がポイントである。
101a:第一の車両、101b:第二の車両、102a:第一のき電線、102b:第二のき電線、103a:第一の電源、103b:第二の電源、104:送電系統、105:交流電源、106:電力変換器、107:蓄電装置、108:制御装置、109:直流母線、110a:第一の電流観測手段、110b:第二の電流観測手段、111a:第一の観測電流、111b:第二の観測電流、112:充放電流指令
201:待機状態、202:電流加算状態、203:電流減算状態、204:第一の遷移条件、205:第二の遷移条件、206:第三の遷移条件
401:制御装置、402:充電電圧指令
501a:第一の絶対値算出器、501b:第二の絶対値算出器、502:加算器、503:微分器、504:増幅器、505:積分器、506:フィルタ
101c:第三の車両、101d:第四の車両、102c:第三のき電線、102d:第四のき電線、110c:第三の電流観測手段、110d:第四の電流観測手段、111c:第三の観測電流、111d:第四の観測電流、701:制御装置、
501c:第三の絶対値算出器、501d:第四の絶対値算出器、801:加算器

Claims (8)

  1. 第一の電源と直流母線の各々と接続し、前記第一の電源から供給される電力を第一の車両に供給する第一のき電線と、
    第二の電源と前記直流母線の各々と接続し、前記第二の電源から供給される電力を第二の車両に供給する第二のき電線と、
    蓄電装置と、
    前記蓄電装置と前記直流母線の間に接続され、電力を変換する電力変換装置と、
    前記蓄電装置へ充放電指令を与える制御装置とを有するき電システムにおいて、
    前記直流母線と前記第一のき電線との間に接続される第一の電流観測手段と、
    前記直流母線と前記第二のき電線との間に接続される第二の電流観測手段とを有し、
    前記制御装置は、前記第一の電流観測手段で観測される第一の観測電流、前記第二の電流観測手段で観測される第二の観測電流、前記蓄電装置の充電量に基づいて前記充放電指令を与えること
    を特徴とするき電システム。
  2. 請求項1に記載のき電システムにおいて、
    前記制御装置は、前記第一の観測電流の絶対値、及び前記第二の観測電流の絶対値の和に基づいて、前記充放電指令を与えること
    を特徴とするき電システム。
  3. 請求項2に記載のき電システムにおいて、
    前記制御装置は、前記蓄電装置へ流れる電流を停止する待機状態と、前記蓄電装置へと流れる電流を増やす電流加算状態と、前記蓄電装置へと流れる電流を減らす電流減算状態とを有し、
    前記和の時間変化に基づいて、前記制御装置の状態が遷移すること
    を特徴とするき電システム。
  4. 請求項3に記載のき電システムにおいて、
    前記和の時間変化が負の場合、
    前記制御装置の状態が前記電流加算状態の場合は前記電流減算状態へと遷移し、
    前記制御装置の状態が前記電流減算状態の場合は前記電流加算状態へと遷移すること
    を特徴とするき電システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載のき電システムにおいて、
    前記制御装置の状態が前記待機状態で、かつ前記和の時間変化が所定値以上の場合、前記制御装置は前記電流加算状態へと遷移し、
    前記制御装置の状態が前記電流減算状態で、かつ前記和の時間変化が負の値の場合、前記制御装置は前記待機状態へと遷移すること
    を特徴とするき電システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のき電システムにおいて、
    前記第一のき電線の電圧が前記第二のき電線の電圧よりも高い場合、
    前記第一のき電線から前記第二のき電線へと流れる電流は、前記第一の車両の回生電流上限値、及び前記第二のき電線の電流値に基づいて定められること
    を特徴とするき電システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のき電システムにおいて、
    前記直流母線の電圧を観測する電圧観測手段を備え、
    前記制御装置は、前記第一の観測電流と前記第二の観測電流と前記電圧観測手段が観測した電圧値に基づいて前記充放電電圧指令を出力すること
    を特徴とするき電システム。
  8. 請求項7に記載のき電システムにおいて、
    前記制御装置は前記第一の観測電流の絶対値及び前記第二の観測電流の絶対値との和を、前記充放電電圧指令で微分し、更に時間で積算した値を前記充放電電圧として出力すること
    を特徴とするき電システム。
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