JP2016049652A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の用紙の両面に画像を記録する画像記録処理のスループットの低下を抑制したインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】当該装置は、トレイ上の用紙を上流側搬送部に到達させる給紙処理(S12)と、用紙を第1搬送向きに搬送させ且つ当該用紙に画像を記録する記録処理(S13)と、切替部を第1状態から第2状態に切り替え且つ用紙の表裏を反転させて第1搬送ローラに到達させる反転処理(S14〜S16)と、用紙の裏面に対する記録処理(S17)とを先行用紙に対して実行する。また、当該装置は、先行用紙の裏面に対する記録処理が終了されてから待機時間を計測する計測処理(S21)及び切替部を第2状態から第1状態に切り替える切替処理(S22)を並行して実行する。さらに、当該装置は、待機時間が計測されたことに応じて、後続用紙に対する給紙処理(S12)を実行する。
【選択図】図9

Description

本発明は、用紙の両面に画像を記録可能なインクジェット記録装置に関する。
従来より、用紙の両面に画像を記録可能なインクジェット記録装置が知られている。例えば特許文献1には、トレイから第1搬送路に沿って第1搬送向きに搬送した用紙の表面に画像を記録し、第2搬送路を第2搬送向きに通過させることによって用紙の表裏を反転させ、反転された用紙の裏面にさらに画像を記録するインクジェット記録装置が記載されている。
上記のインクジェット記録装置において、トレイ上の用紙を第1搬送向きに搬送する処理と、用紙に第2搬送路を第2搬送向きに通過させる処理とは、キャリッジ等の動作によってモータから各ローラへの駆動力の伝達状態を切り替えることで、実現される。なお、このインクジェット記録装置では、モータの駆動力が給紙ローラに伝達可能な状態で用紙の表面に画像が記録され、モータの駆動力が給紙ローラに伝達不能な状態で用紙の裏面に画像が記録される。
特開2013−203503号公報
しかしながら、上記構成のインクジェット記録装置によって複数の用紙の両面に画像を記録しようとする場合に、以下の課題が発生する。つまり、先行用紙の裏面に画像を記録する記録処理と、後続用紙を給紙ローラに給紙させる給紙処理との間に、モータの駆動力の伝達状態を切り替える切替処理を実行する必要がある。また、先行用紙の両面に吐出されたインクが乾燥するまで待機する待機処理を記録処理後に実行する場合がある。つまり、記録処理、待機処理、切替処理、及び給紙処理の順にインクジェット記録装置が処理を順番に実行する場合、待機処理及び切替処理によって、画像記録処理のスループットが低下するという課題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の用紙の両面に画像を記録する画像記録処理のスループットの低下を抑制したインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明に係るインクジェット記録装置は、第1モータ及び第2モータと、トレイ上の用紙を第1搬送路に向けて給紙する給紙ローラと、上記第1搬送路上の用紙を第1搬送向きに搬送する上流側搬送部と、上記第2モータによって上記第1搬送向きと交差する主走査方向に移動され且つ上記上流側搬送部によって搬送された用紙にインクを吐出して画像を記録する記録部と、上記記録部によって画像が記録された用紙を、上記上流側搬送部と同期して上記第1搬送向きに搬送し、当該用紙の表裏を反転させて上記上流側搬送部に到達させるための第2搬送路に導くために第2搬送向きに搬送する下流側搬送部と、上記第1モータによって動作される上記給紙ローラ、上記上流側搬送部、及び上記下流側搬送部の動作状態を切替可能な切替部と、上記第1モータを制御して上記給紙ローラ、上記上流側搬送部、及び上記下流側搬送部の動作を制御し、上記第2モータを制御して上記記録部の移動を制御し、上記記録部を制御してインクの吐出を制御する制御部とを備える。上記切替部は、上記動作状態として、上記給紙ローラに用紙を給紙させ且つ上流側搬送部及び下流側搬送部の少なくとも一方に用紙を第1搬送向きに搬送させる第1状態と、上記給紙ローラに用紙を給紙させず且つ上記下流側搬送部に用紙を上記第2搬送向きに搬送させる第2状態とに、上記記録部の移動によって相互に切替可能である。上記制御部は、用紙の両面に画像を記録する記録指示を取得したことに応じて、上記トレイ上の用紙を上記給紙ローラに給紙させて上記上流側搬送部に到達させる給紙処理と、上記上流側搬送部及び上記下流側搬送部の少なくとも一方に用紙を上記第1搬送向きに搬送させ、当該用紙に対して上記記録部に画像を記録させる記録処理と、上記記録部を移動させて上記切替部を上記第1状態から上記第2状態に切り替え、且つ上記下流側搬送部に用紙を上記第2搬送向きに搬送させて上記第2搬送路を通じて上記上流側搬送部に到達させる反転処理と、 上記反転処理で上記上流側搬送部に到達した用紙の裏面に対する上記記録処理と、を先行用紙に対して実行する。そして、上記制御部は、上記先行用紙の裏面に対する上記記録処理が終了されてから待機時間を計測する計測処理、及び上記記録部を移動させて上記切替部を上記第2状態から上記第1状態に切り替える切替処理を並行して実行し、上記計測処理で上記待機時間が計測されたことに応じて、後続用紙に対する上記給紙処理を実行する。
上記構成によれば、計測処理で待機時間を計測している間に切替処理が実行されるので、複数の用紙の両面に画像を記録する画像記録処理のスループットの低下が抑制される。なお、計測処理と切替処理とは、どちらが先に開始されてもよいし、どちらが先に終了されてもよい。すなわち、計測処理と切替処理とは、各処理の少なくとも一部同士が並行して実行されればよい。また、計測処理で計測する待機時間は、例えば、用紙の両面に吐出されたインクの乾燥を促すための時間を示す。
本発明によれば、計測処理で待機時間を計測している間に切替処理が実行されるので、複数の用紙の両面に画像を記録する画像記録処理のスループットの低下を抑制したインクジェット記録装置を得ることができる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びガイドレール43、44の平面図である。 図4は、切替機構170の斜視図であって、(A)は第1状態を、(B)は第2状態を、(C)は第3状態を示す。 図5は、第1伝達部74及び第2伝達部85の模式図であって、(A)は搬送モータ102を正転駆動させた状態を、(B)は搬送モータ102を逆転駆動させた状態を示す。 図6は、第1伝達部74、第3伝達部140、及び第4伝達部149の模式図であって、(A)は搬送モータ102を正転駆動させた状態を、(B)は搬送モータ102を逆転駆動させた状態を示す。 図7は、第5伝達部155の模式図であって、(A)は搬送モータ102を正転駆動させた状態を、(B)は搬送モータ102を逆転駆動させた状態を示す。 図8は、プリンタ部11のブロック図である。 図9は、画像記録処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。さらに、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。また、複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、第1給送部15と、第2給送部34と、給送トレイ20と、多用途(Multi Purposeの略、以下「MP」と表記する。)トレイ31と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54(上流側搬送部の一例)と、記録部24と、排出ローラ部55(下流側第1搬送ローラ部の一例)と、プラテン42と、反転ローラ部56(下流側第2搬送ローラ部の一例)と、再搬送ローラ部57と、を備えている。複合機10は、インクジェット記録装置の一例である。
[給送トレイ20、排出トレイ21、MPトレイ31]
給送トレイ20は、図1及び図2に示されるように、プリンタ部11の正面に形成された開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持する。排出トレイ21は、給送トレイ20の上側に配置されている。排出トレイ21は、開口13を通じて排出ローラ部55によって排出された用紙12を支持する。MPトレイ31は、プリンタ部11の背面から後方へ向かって斜め上方に傾斜するように構成されている。MPトレイ31は、積層された複数の用紙12を支持する。
[第1給送部15、第2給送部34]
第1給送部15は、図2に示されるように、第1給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。第1給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。第1給送ローラ25は、搬送モータ102(図8参照)の逆転によって、給送トレイ20に支持された用紙12を第1搬送向き16Aに搬送する向き(すなわち、正回転)に回転する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。
第2給送部34は、MPトレイ31上に積層された一番上の用紙12を第1搬送路65に給送する。第2給送部34を構成する第2給送ローラ35、給送アーム36、及び軸37は、第1給送部15の各構成要素とほぼ共通する。また、第2給送部34は、第2給送ローラ35の軸35Aに回動可能に支持されたリフタ38を備える。リフタ38は、MPトレイ31上の用紙12に当接した非給送位置(図7(A)参照)と、MPトレイ31上の用紙12から離間した給送位置(図7(B)参照)との間を回動する。また、リフタ38の回動先端は、第2給送ローラ35の外周面より外側に位置する。その結果、非給送位置のリフタ38は、MPトレイ31上の用紙12から第2給送ローラ35を離間させる。一方、給送位置のリフタ38は、MPトレイ31上の用紙12に第2給送ローラ35を当接させる。
[第1搬送路65、第2搬送路66]
プリンタ部11の内部には、図2に示されるように、用紙12が通過する第1搬送路65及び第2搬送路66が形成されている。第1搬送路65は、プリンタ部11の内部において所定間隔を隔てて対向するガイド部材18、19によって画定される空間を指す。第1搬送路65内における用紙12の第1搬送向き16Aは、図2に一点鎖線の矢印で示されている。
本実施形態に係る第1搬送路65は、湾曲された湾曲搬送路と、直線的に延びる直線搬送路とで構成されている。湾曲搬送路は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンする経路である。直線搬送路は、搬送ローラ部54から記録部24を経て排出トレイ21に至る経路である。また、本実施形態に係る排出ローラ部55及び反転ローラ部56は、第1搬送路65の直線搬送路に配置されている。
第2搬送路66は、プリンタ部11の内部において所定間隔を隔てて対向するガイド部材29、30によって画定される空間を指す。第2搬送路66は、記録部24によって画像が記録された用紙12を、表裏を反転させて再び搬送ローラ部54に到達させるための経路である。本実施形態に係る第2搬送路66は、分岐部66Aにおいて第1搬送路65から分岐し、合流部66Bにおいて第1搬送路65と合流する。なお、分岐部66Aは、排出ローラ部55及び反転ローラ部56の間に位置する。合流部66Bは、後述する第1センサ120より第1搬送向き16Aの上流側に位置する。なお、第2搬送路66内における用紙12の第2搬送向き16Bは、図2に二点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ部54]
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、第1搬送向き16Aにおける第1センサ120及び記録部24の間に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ部54は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって、挟持した用紙12を第1搬送向き16Aに搬送する正回転が可能である。また、搬送ローラ部54は、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されることによって、正回転と逆向きの逆回転が可能である。
[排出ローラ部55]
排出ローラ部55は、図2に示されるように、第1搬送向き16Aにおける記録部24及び分岐部66Aの間に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、搬送モータ102によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。排出ローラ部55は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって、挟持した用紙12を第1搬送向き16Aに搬送する正回転が可能である。また、排出ローラ部55は、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されることによって、正回転と逆向きの逆回転が可能である。
[反転ローラ部56]
反転ローラ部56は、図2に示されるように、分岐部66Aより第1搬送向き16Aの下流側に配置されている。反転ローラ部56は、互いに対向する反転ローラ45及び拍車46を備える。反転ローラ45は、搬送モータ102によって駆動される。拍車46は、反転ローラ45の回転に伴って連れ回る。反転ローラ部56は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって、挟持した用紙12を第1搬送向き16Aに搬送する正回転が可能である。また、反転ローラ部56は、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されることによって、挟持した用紙12を第2搬送向き16Bに搬送する逆回転が可能である。
[再搬送ローラ部57]
再搬送ローラ部57は、図2に示されるように、分岐部66A及び合流部66Bの間の第2搬送路66に配置されている。再搬送ローラ部57は、互いに対向する再搬送ローラ68及び従動ローラ69を備える。再搬送ローラ68は、搬送モータ102によって駆動される。従動ローラ69は、再搬送ローラ68の回転に伴って連れ回る。再搬送ローラ部57は、搬送モータ102の正転駆動力及び逆転駆動力が伝達されることによって、挟持した用紙12を第2搬送向き16Bに搬送する正回転が可能である。
[記録部24]
記録部24は、図2に示されるように、第1搬送向き16Aにおける搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、上下方向7においてプラテン42に対向するようにして配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。また、キャリッジ23からは、図3に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。インクチューブ32は、インクカートリッジのインクを記録ヘッド39に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板と記録ヘッド39とを電気的に接続する。
キャリッジ23は、図3に示されるように、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9に延設されたガイドレール43、44に支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられた公知のベルト機構に連結されている。なお、このベルト機構は、キャリッジモータ103(図8参照)によって駆動される。つまり、キャリッジモータ103の駆動により周運動するベルト機構に連結されたキャリッジ23は、左右方向9に沿う主走査方向へ往復移動することができる。
記録ヘッド39は、図2に示されるように、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に支持されている用紙12に対して記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、用紙12に画像が記録される。
[プラテン42]
プラテン42は、図2に示されるように、第1搬送向き16Aにおける搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。
[経路切替部材41]
プリンタ部11は、図2に示されるように、第1搬送向き16Aにおける排出ローラ部55及び反転ローラ部56の間に、経路切替部材41を備える。経路切替部材41は、補助ローラ47、48と、フラップ49と、軸50とを備えている。フラップ49は、軸50から概ね第1搬送向き16Aに延出されており、且つ軸50に回動可能に軸支されている。また、拍車状の補助ローラ47、48は、フラップ49に回転可能に軸支されている。フラップ49は、第1搬送路65を閉塞させる反転姿勢(図2に実線で示される姿勢)と、第1搬送路65上の用紙12の通過を許容する排出姿勢(図2に破線で示される姿勢)との間を、軸50を中心として回動する。
通常状態におけるフラップ49は、自重によって反転姿勢となっている。そして、フラップ49は、第1搬送向き16Aに搬送される用紙12に持ち上げられることによって、軸50周りに回動して反転姿勢から排出姿勢に姿勢変化する。以後、フラップ49は、第1搬送向き16Aに搬送される用紙12をガイドする。また、フラップ49は、第1搬送向き16Aに搬送される用紙12の後端(「第1搬送向き16の上流側の端部」を指す。)が分岐部66Aに到達したことに応じて、自重によって排出姿勢から反転姿勢に姿勢変化する。
この状態において反転ローラ部56が正回転を継続すると、用紙12は、第1搬送向き16Aに搬送されて排出トレイ21に排出される。一方、反転ローラ部56の回転が正回転から逆回転に切り換えられると、用紙12は、第1搬送向き16Aの上流側の端部を先端として、第2搬送路66に沿って第2搬送向き16Bに搬送される。
[第1センサ120、第2センサ122]
プリンタ部11は、図2に示されるように、第1搬送向き16Aにおける合流部66B及び搬送ローラ部54の間に、公知の第1センサ120を備える。第1センサ120は、当該第1センサ120の設置位置に用紙12が存在することを検知するためのセンサである。第1給送部15、第2給送部34、或いは再搬送ローラ部57によって搬送された用紙12は、第1センサ120の設置位置を通過して搬送ローラ部54に到達する。第1センサ120は、用紙12が設置位置に存在していることに応じて、検知信号の一例であるローレベル信号を後述する制御部130(図8参照)に出力する。一方、第1センサ120は、用紙12が設置位置に存在していないことに応じて、検知信号の他の例であるハイレベル信号を制御部130に出力する。
また、プリンタ部11は、図2に示されるように、分岐部66Aに第2センサ122を備える。第2センサ122は、第1センサ120と同様に、第2センサ122の設置位置に用紙12が存在していることに応じてローレベル信号を制御部130に出力し、第2センサ122の設置位置に用紙12が存在していないことに応じてハイレベル信号を制御部130に出力する。
[ロータリエンコーダ121]
また、プリンタ部11は、図2に示されるように、搬送ローラ60の回転(換言すれば、搬送モータ102の回転)に応じてパルス信号を発生させる公知のロータリエンコーダ121を備える。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを備える。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。
[駆動力伝達機構70]
駆動力伝達機構70は、図8に示されるように、単一の搬送モータ102の駆動力を、第1給送ローラ25、第2給送ローラ35、搬送ローラ60、排出ローラ62、反転ローラ45、及び再搬送ローラ68へ伝達する。駆動力伝達機構70は、歯車、プーリ、無端環状のベルト、遊星歯車機構(振子ギヤ機構)、及びワンウェイクラッチ等の全部又は一部を組み合わせて構成される。
まず、駆動力伝達機構70は、図5〜図7に示されるように、搬送モータ102の軸と一体回転するプーリ71と、搬送ローラ60の軸60Aと一体回転するプーリ72と、プーリ71、72に架け渡された無端環状のベルト73とを備える。これにより、搬送ローラ60は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されて正回転し、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されて逆回転する。
また、駆動力伝達機構70は、図4〜図7に示されるように、搬送モータ102の駆動力の伝達先を切り替える切替機構170(切替部の一例)と、搬送モータ102の駆動力を搬送ローラ60の軸60Aを介して各ローラ25、35、62、45、68に伝達する第1〜第5伝達部74、85、140、149、155とを備える。但し、搬送モータ102の駆動力を各ローラ25、35、60、62、45、68へ伝達する具体的な構成は、以下の例に限定されない。
[切替機構170]
切替機構170は、搬送ローラ60を通じて伝達された搬送モータ102の駆動力を、第1給送ローラ25に伝達し且つ第2給送ローラ35に伝達しない第1状態と、第1給送ローラ25に伝達せず且つ第2給送ローラ35に伝達する第2状態と、第1給送ローラ25及び第2給送ローラに伝達せず且つ再搬送ローラ68に伝達する第3状態とに切り替え可能に構成されている。切替機構170は、図3に示されるように、プラテン42よりも右側に設けられている。切替機構170は、図4に示されるように、切替ギヤ171と、3つの受けギヤ172A、172B、172Cと、保持部173と、押圧部材175と、切替レバー176(当接部の一例)とを備える。
切替ギヤ171は、支軸174を中心として回転可能で且つ支軸174の軸方向(すなわち、左右方向9)に沿って移動可能である。切替ギヤ171には、搬送モータ102の駆動力が搬送ローラ60の軸60A及びギヤ177(図5参照)を通じて伝達される。受けギヤ172A、172B、172Cは、支軸174の下側において左右方向9に沿った同軸上で回転可能であり、切替ギヤ171に噛合可能に構成されている。すなわち、切替ギヤ171は、左右方向9に移動することによって、受けギヤ172A、172B、172Cのいずれかと噛合する。受けギヤ172Aは、搬送モータ102の駆動力を第1給送ローラ25に伝達するためのギヤである。受けギヤ172Bは、搬送モータ102の駆動力を第2給送ローラ35に伝達するためのギヤである。受けギヤ172Cは、搬送モータ102の駆動力を、排出ローラ62、反転ローラ45、及び再搬送ローラ68に伝達するギヤためのである。
押圧部材175は、切替ギヤ171の右側に配置されており、左右方向9にスライド自在に支軸174に挿通されている。切替レバー176は、押圧部材175から上方に突出し、保持部173を通ってキャリッジ23の移動経路で且つ用紙12の通過領域外にまで延びている。切替ギヤ171は第1バネによって右向きに付勢され、押圧部材175は第2バネによって左向きに付勢されている。また、第2バネの付勢力は、第1バネの付勢力より大きい。その結果、図4に示される切替ギヤ171及び押圧部材175は、左向きに付勢されている。
切替レバー176は、右方に移動するキャリッジ23に当接されることによって、押圧部材175を右方に移動させる。このとき、第1バネによって右向きに付勢された切替ギヤ171は、押圧部材175の移動に伴って右方に移動する。また、キャリッジ23によって保持部173の右端まで移動され且つキャリッジ23に離間された切替レバー176は、第2バネの付勢力によって、図4(A)に示される第1位置に復帰する。すなわち、切替機構170は、キャリッジ23の移動によって、第1状態、第2状態、及び第3状態に相互に切り替え可能になっている。
なお、切替レバー176が図4(A)に示される第1位置に保持部173によって保持されている時、切替ギヤ171は、受けギヤ172Aと噛合する。また、切替レバー176が図4(B)に示される第2位置に保持部173によって保持されている時、切替ギヤ171は、受けギヤ172Bと噛合する。さらに、切替レバー176が図4(C)に示される第3位置に保持部173によって保持されている時、切替ギヤ171は、受けギヤ172Cと噛合する。
[第1伝達部74]
第1伝達部74は、搬送ローラ60の軸60Aを介して伝達された搬送モータ102の駆動力を、排出ローラ62及び反転ローラ45に伝達する。第1伝達部74は、図5に示されるように、互いに噛合するギヤ75、76と、プーリ77乃至80と、無端環状のベルト81、82と、ワンウェイクラッチ83とで構成されている。
ギヤ75は、ギヤ76と噛合し且つ搬送ローラ60の軸60Aと一体回転する。ギヤ76及びプーリ77は、同軸で一体回転する。プーリ78は、ワンウェイクラッチ83を介して排出ローラ62の軸62Aに取り付けられている。プーリ79は、排出ローラ62の軸62Aと一体回転する。プーリ80は、反転ローラ45の軸45Aと一体回転する。ベルト81は、プーリ77、78に架け渡されている。ベルト82は、プーリ79、80に架け渡されている。ワンウェイクラッチ83は、プーリ78に伝達された搬送モータ102の正転駆動力を、排出ローラ62の軸62A及びプーリ79に伝達する。一方、ワンウェイクラッチ83は、プーリ78に伝達された搬送モータ102の逆転駆動力を、排出ローラ62の軸62A及びプーリ79に伝達しない。
その結果、上記構成の第1伝達部74は、図5(A)に示されるように、搬送モータ102の正転駆動力によって排出ローラ62及び反転ローラ45を正回転させる。換言すれば、搬送ローラ部54、排出ローラ部55、及び反転ローラ部は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって、同期して正回転する。一方、第1伝達部74は、図5(B)に示されるように、搬送モータ102の逆転駆動力を排出ローラ62及び反転ローラ45に伝達しない。
[第2伝達部85]
第2伝達部85は、搬送ローラ60の軸60A及び第1状態の切替機構170を介して伝達された搬送モータ102の駆動力を、第1給送ローラ25に伝達する。第2伝達部85は、図5に示されるように、ギヤ86乃至91と、プーリ92乃至95と、無端環状のベルト96、97と、太陽ギヤ98と、振子ギヤ99と、アーム100とで構成されている。
ギヤ86は、受けギヤ172A及びギヤ87と噛合している。ギヤ87及びプーリ92は、同軸で一体回転する。ギヤ88及びプーリ93は、同軸で一体回転する。ギヤ89は、ギヤ88と噛合している。太陽ギヤ98は、ギヤ89と同軸で一体回転する。振子ギヤ99は、太陽ギヤ98と噛合し且つギヤ90に接離する。アーム100は、一端が太陽ギヤ98に回動可能に支持され、他端で振子ギヤ99を自転及び公転可能に支持している。ギヤ90は、ギヤ91と噛合する。ギヤ91及びプーリ94は、同軸で一体回転する。プーリ95は、第1給送ローラ25と同軸で一体回転する。ベルト96は、プーリ92、93に架け渡されている。ベルト97は、プーリ94、95に架け渡されている。
振子ギヤ99は、太陽ギヤ98が回転することによって、自転しながら太陽ギヤ98の周りを公転する。そして、振子ギヤ99は、図5(A)に示されるように、搬送モータ102の正転駆動力が太陽ギヤ98に伝達されることによって、ギヤ90から離間する。一方、振子ギヤ99は、図5(B)に示されるように、搬送モータ102の逆転駆動力が太陽ギヤ98に伝達されることによって、ギヤ90と噛合する。その結果、第2伝達部85は、搬送モータ102の正転駆動力を第1給送ローラ25に伝達しない。一方、第2伝達部85は、搬送モータ102の逆転駆動力によって第1給送ローラ25を正回転させる。
[第3伝達部140]
第3伝達部140は、搬送ローラ60の軸60A及び第3状態の切替機構170を介して伝達された搬送モータ102の駆動力を、再搬送ローラ68に伝達する。第3伝達部140は、図6に示されるように、太陽ギヤ141と、振子ギヤ142、143と、アーム144、145と、ギヤ列146と、ギヤ147、148とで構成されている。
太陽ギヤ141は、受けギヤ172Cと噛合する。振子ギヤ142は、太陽ギヤ141と噛合し且つギヤ146Aに接離する。振子ギヤ143は、太陽ギヤ141と噛合し且つギヤ146Bに接離する。アーム144は、一端が太陽ギヤ141に回動可能に支持され、他端で振子ギヤ142を自転及び公転可能に支持している。アーム145は、一端が太陽ギヤ141に回動可能に支持され、他端で振子ギヤ143を自転及び公転可能に支持している。ギヤ列146は、隣接するギヤ同士が互いに噛合する複数のギヤ146A乃至146Fを含む。ギヤ147は、ギヤ146Fと同軸で一体回転する。ギヤ148は、ギヤ147と噛合し、再搬送ローラ68の軸と同軸で一体回転する。
図6(A)に示されるように、搬送モータ102の正転駆動力が太陽ギヤ141に伝達されることによって、振子ギヤ142がギヤ146Aから離間し、振子ギヤ143がギヤ146Bと噛合する。すなわち、搬送モータ102の正転駆動力は、ギヤ146B〜146Fを通じて再搬送ローラ68に伝達される。一方、図6(B)に示されるように、搬送モータ102の逆転駆動力が太陽ギヤ141に伝達されることによって、振子ギヤ142がギヤ146Aと噛合し、振子ギヤ143がギヤ146Bから離間する。すなわち、搬送モータ102の逆転駆動力は、ギヤ146A〜146Fを通じて再搬送ローラ68に伝達される。その結果、第3伝達部140は、搬送モータ102の正転駆動力及び逆転駆動力によって、再搬送ローラ68を正回転させる。
[第4伝達部149]
第4伝達部149は、搬送ローラ60の軸60A及び第3状態の切替機構170を介して伝達された搬送モータ102の駆動力を、排出ローラ62及び反転ローラ45に伝達する。第4伝達部149は、図6に示されるように、ギヤ列150と、太陽ギヤ151と、振子ギヤ152と、アーム153と、ギヤ154とで構成される。
ギヤ列150は、隣接するギヤ同士が互いに噛合する複数のギヤ150A〜150Dを含む。ギヤ150Aは、受けギヤ172Cと噛合する。太陽ギヤ151は、ギヤ150Dと噛合する。振子ギヤ152は、太陽ギヤ151と噛合し且つギヤ154に接離する。アーム153は、一端が太陽ギヤ151に回動可能に支持され、他端で振子ギヤ152を自転及び公転可能に支持している。ギヤ154は、排出ローラ62の軸62Aと一体回転する。
振子ギヤ152は、図6(A)に示されるように、搬送モータ102の正転駆動力が太陽ギヤ151に伝達されることによって、ギヤ154から離間する。一方、振子ギヤ152は、図6(B)に示されるように、搬送モータ102の逆転駆動力が太陽ギヤ151に伝達されることによって、ギヤ154と噛合する。また、排出ローラ62及び反転ローラ45は、第1伝達部74を構成するプーリ79、80及びベルト82によって一体回転する。その結果、第4伝達部149は、搬送モータ102の正転駆動力を排出ローラ62及び反転ローラ45に伝達しない。一方、第4伝達部149は、搬送モータ102の逆転駆動力によって排出ローラ62及び反転ローラ45を逆回転させる。
[第5伝達部155]
第5伝達部155は、搬送ローラ60の軸60A及び第2状態の切替機構170を介して伝達された搬送モータ102の駆動力を、第2給送ローラ35及びリフタ38に伝達する。第5伝達部155は、図7に示されるように、ギヤ列156、157で構成されている。ギヤ列156、157は、隣接するギヤ同士が互いに噛合する複数のギヤ156A〜156D、157A〜157Cを含む。
ギヤ156Aは、受けギヤ172Bと噛合する。ギヤ156D、157Aは、軸37と一体回転する。ギヤ157Cは、第2給送ローラ35の軸35Aと一体回転する。なお、第2給送ローラ35の軸35Aとリフタ38との間にはトルクリミッタが配置されている。その結果、リフタ38は、図7(A)に示される非給送位置を越えて時計回りに回動せず、図7(B)に示される給送位置を越えて反時計回りに回動しない。換言すれば、リフタ38は、給送位置と非給送位置との間を回動する。
上記構成の第5伝達部155は、図7(A)に示されるように、搬送モータ102の正転駆動力によって、第2給送ローラ35を逆回転させ、リフタ38を非給送位置へ向けて回動させる。その結果、搬送モータ102の正転駆動によって、MPトレイ31に支持された用紙12は、第1搬送路65に給送されない。一方、第5伝達部155は、図7(B)に示されるように、搬送モータ102の逆転駆動力によって、第2給送ローラ35を正回転させ、リフタ38を給送位置へ向けて回動させる。その結果、搬送モータ102の逆転駆動によって、MPトレイ31に支持された用紙12は、第1搬送路65に給送される。
[制御部130]
制御部130は、図8に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC135には、搬送モータ102及びキャリッジモータ103が接続されている。ASIC135は、各モータを回転させるための駆動信号を生成し、この駆動信号を元に各モータを制御する。各モータは、ASIC135からの駆動信号によって正転又は逆転する。例えば、制御部130は、搬送モータ102の駆動を制御して各ローラを駆動させる。また、制御部130は、キャリッジモータ103の駆動を制御してキャリッジ23を往復移動させる。また、制御部130は、記録ヘッド39を制御してノズル40からインクを吐出させる。
また、ASIC135には、第1センサ120と、ロータリエンコーダ121と、第2センサ122とが接続されている。制御部130は、第1センサ120及び第2センサ122から出力される検知信号に基づいて、各センサの設置位置に用紙12が存在することを検知する。また、制御部130は、第1センサ120から出力される検知信号と、ロータリエンコーダ121から出力されるパルス信号とに基づいて、用紙12の位置を検知する。
[画像記録処理]
図9を参照して、本実施形態における画像記録処理を説明する。この画像記録処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。
制御部130は、ユーザから記録指示を取得したことに応じて、図9に示される画像記録処理を実行する。記録指示の取得先は特に限定されないが、例えば、複合機10に設けられた操作部を通じて取得してもよいし、外部機器から通信ネットワークを通じて取得してもよい。制御部130は、取得した記録指示に従って各ローラ、キャリッジ23、及び記録ヘッド39の動作を制御することによって、用紙12に画像を記録する。
なお、本実施形態に係る記録指示は、給送トレイ20に支持された複数の用紙12それぞれの両面に画像を記録する指示である。以下、先に画像が記録される用紙12を「先行用紙12A」と表記し、先行用紙12Aの次に画像が記録される用紙12を「後続用紙12B」と表記する。但し、後続用紙12Bの裏面に対する画像記録は省略可能である。すなわち、記録指示は、先行用紙12Aの両面及び後続用紙12Bの表面に少なくとも画像を記録する指示であればよい。
まず、制御部130は、切替機構170を第1状態に切り替える(S11)。具体的には、制御部130は、キャリッジ23を左右方向9に移動させることによって、切替レバー176を第1位置に移動させる。次に、制御部130は、搬送モータ102を正逆転させることによって、切替ギヤ171と受けギヤ172Aとを噛合させる。但し、切替機構170が既に第1状態である場合、制御部130は、ステップS11を実行することなく、ステップS12以降の処理を実行する。
次に、制御部130は、先行用紙12Aに対する表面給紙処理を実行する(S12)。表面給紙処理は、給送トレイ20に支持された先行用紙12Aの先端(「第1搬送向き16Aの下流側の端部」を指す。)を搬送ローラ部54に到達させる処理である。具体的には、制御部130は、搬送モータ102を逆転駆動させることによって、第1給送ローラ25を正回転させる。
次に、制御部130は、先行用紙12Aに対する表面記録処理を実行する(S13)。表面記録処理は、先行用紙12Aの表面に画像を記録する処理である。より詳細には、制御部130は、ステップS13において、搬送処理と吐出処理とを交互に繰り返し実行する。搬送処理は、搬送ローラ部54に到達された先行用紙12Aを第1搬送向き16Aの所定の改行幅だけ搬送ローラ部54、排出ローラ部55、及び反転ローラ部56の少なくとも1つに搬送させる処理である。吐出処理は、所定の改行幅だけ搬送された先行用紙12Aに対して記録ヘッド39にインクを吐出させる処理である。表面記録処理及び後述の裏面記録処理は、記録処理の一例である。
具体的には、制御部130は、搬送処理において、搬送モータ102を正転駆動させることによって、各ローラ部54乃至56を正回転させる。また、制御部130は、吐出処理において、キャリッジモータ103を駆動させることによってキャリッジ23を左右方向9に移動させ、且つ所定のタイミングで記録ヘッド39にインクを吐出させる。
次に、制御部130は、先行用紙12Aに対する表面排紙処理を実行する(S14)。表面排紙処理は、各ローラ部54乃至56の少なくとも1つに、表面に画像が記録された先行用紙12Aの後端が分岐部66Aに到達する位置まで当該先行用紙12Aを第1搬送向き16Aに搬送させる処理である。具体的には、制御部130は、搬送モータ102を正転駆動させることによって、各ローラ部54乃至56を正回転させる。
次に、制御部130は、切替機構170を第1状態から第3状態に切り替える(S15)。具体的には、制御部130は、キャリッジ23を左右方向9に移動させることによって、切替レバー176を第3位置に移動させる。次に、制御部130は、搬送モータ102を正逆転させることによって、切替ギヤ171と受けギヤ172Cとを噛合させる。
次に、制御部130は、裏面給紙処理を実行する(S16)。裏面給紙処理は、表面に画像が記録された先行用紙12Aの表裏を反転させて、再び搬送ローラ部54に到達させる処理である。具体的には、制御部130は、搬送モータ102を逆転させることによって、反転ローラ部56を逆回転させ且つ再搬送ローラ部57を正回転させる。これにより、先行用紙12Aは、第1搬送向き16Aの上流側の端部を先端として分岐部66Aから第2搬送路66に進入し、合流部66Bを通じて搬送ローラ部54に到達する。ステップS15、S16の処理は、反転処理の一例である。
次に、制御部130は、先行用紙12Aに対する裏面記録処理を実行する(S17)。裏面記録処理は、先行用紙12Aの裏面に画像を記録する処理である。裏面記録処理の詳細は表面記録処理と共通するので、再度の説明は省略する。
次に、制御部130は、裏面記録処理の終了時点において、先行用紙12Aの後端が搬送ローラ部54より第1搬送向き16Aの上流側に位置している(すなわち、先行用紙12Aが搬送ローラ部54に挟持されている)ことに応じて(S18:Yes)、ステップS19の処理を実行する。制御部130は、ステップS19において、先行用紙12Aが搬送ローラ部54を通過する位置まで、排出ローラ部55に先行用紙12Aを第1搬送向き16Aに搬送させる。ステップS19の処理は、準備処理の一例である。一方、制御部130は、裏面記録処理の終了時点において先行用紙12Aが搬送ローラ部54を通過していることに応じて(S18:No)、ステップS19の処理を実行することなく、後続の処理を実行する。
次に、制御部130は、後続用紙12Bに未だ画像を記録していないことに応じて(S20:Yes)、計測処理(S21)及び切替処理(S22)を並行して実行する。計測処理は、先行用紙12Aに対する裏面記録処理が終了されてから待機時間を計測する処理である。具体的には、制御部130は、待機時間の経過を知らせるタイマーをセットする。切替処理は、切替機構170を第3状態から第1状態に切り替える処理である。具体的には、制御部130は、キャリッジ23を左右方向9に移動させることによって、切替レバー176を第1位置に移動させる。次に、制御部130は、搬送モータ102を正逆転させることによって、切替ギヤ171と受けギヤ172Aとを噛合させる。
次に、制御部130は、計測処理及び切替処理の両方が終了したことに応じて、裏面排紙処理を実行する(S23)。裏面排紙処理は、先行用紙12Aが反転ローラ部56を通過するまで(すなわち、先行用紙12Aが排出トレイ21に排出されるまで)、排出ローラ部55及び反転ローラ部56に先行用紙12Aを第1搬送向き16Aに搬送させる処理である。具体的には、制御部130は、搬送モータ102を正転駆動させることによって、各ローラ部54乃至56を正回転させる。裏面排紙処理は、排紙処理の一例である。
次に、制御部130は、給送トレイ20に支持されている後続用紙12Bに対して、ステップS12〜S19の処理を実行する。すなわち、制御部130は、後続用紙12Bの両面に画像を記録すると共に、当該後続用紙12Bに搬送ローラ部54を通過させる。ステップS12〜S19の処理は、先行用紙12Aと後続用紙12Bとで共通なので、再度の説明は省略する。
次に、制御部130は、記録指示で指示された全ての用紙12に画像を記録したことに応じて(S20:No)、後続用紙12Bに対する計測処理を実行する(S24)。そして、制御部130は、計測処理が終了したことに応じて、後続用紙12Bに対する裏面排紙処理を実行する(S25)。なお、計測処理及び裏面排紙処理は、先行用紙12Aと後続用紙12Bとで共通なので、再度の説明は省略する。但し、制御部130は、後続用紙12B(記録指示で指示された最終用紙の一例)に対する計測処理と並行して、切替処理を実行しない。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、計測処理(S21)で待機時間を計測している間に切替処理(S22)が実行されるので、複数の用紙12の両面に画像を記録する画像記録処理のスループットの低下が抑制される。この効果は、画像を記録する用紙12の枚数が多くなるほど、より顕著になる。
なお、計測処理は、用紙12に着弾したインクが乾燥するまで、後続の処理を待機する時間を計測するための処理である。これにより、裏面排紙処理におけるジャムの発生、或いは排出トレイ21上での他の用紙12への色移り等を抑制することができる。なお、待機時間は、用紙12に着弾したインクの量に応じて変化させてもよい。または、制御部130は、例えば、裏面記録処理で用紙12に着弾したインク量が閾値未満であることに応じて、計測処理を実行することなく、後続の処理を実行してもよい。また、計測処理は、例えば、裏面記録処理が終了された後の任意のタイミングで開始することができる。一例として、計測処理は、準備処理の実行前に開始されてもよい。他の例として、計測処理は、切替処理の開始後に開始されてもよい。つまり、計測処理と切替処理とは、その少なくとも一部が重なって実行されればよい。
また、上記の実施形態によれば、搬送ローラ部54を通過する位置まで用紙12を搬送してから計測処理を実行している。なお、上記の実施形態における準備処理では、搬送ローラ部54を通過する位置まで用紙12を搬送する例を説明したが、準備処理後の用紙12の位置はこれに限定されず、例えば以下の位置であってもよい。
一例として、制御部130は、第1搬送向き16Aにおける記録ヘッド39より下流側の位置まで、用紙12を第1搬送向き16Aに搬送してもよい。これにより、インクを吸収した用紙12が浮き上がって記録ヘッド39に接触することが抑制される。他の例として、制御部130は、排出ローラ部55及び反転ローラ部56の両方に挟持される位置まで、用紙12を第1搬送向き16Aに搬送してもよい。これにより、第1搬送路65の直線搬送路において、排出ローラ部55及び反転ローラ部56の両方に用紙12を挟持させた状態で待機するので、用紙12のカールを矯正することができる。
なお、上記の実施形態において、制御部130は、先行用紙12Aに対する裏面排紙処理を、後続用紙12Bに対する表面給紙処理に先立って実行した。これにより、先行用紙12Aを確実に排出してから、後続用紙12Bに画像を記録することができる。しかしながら、制御部130は、先行用紙12Aに対する裏面排紙処理を独立して実行する必要は必ずしもなく、例えば以下のように、後続用紙12Bに対する記録処理において先行用紙12Aを排出トレイ21に排出してもよい。
まず、制御部130は、先行用紙12Aが搬送ローラ部54を通過し、且つ計測処理及び切替処理が終了したことに応じて、後続用紙12Bに対する表面給紙処理を実行する(S12)。このとき、先行用紙12Aを挟持する排出ローラ部55及び反転ローラ部56には、ワンウェイクラッチ83によって搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されない。そのため、後続用紙12Bに対する表面給紙処理において、先行用紙12Aは、排出トレイ21に排出されることもなく、また搬送ローラ部54に向けて第1搬送向き16Aと逆向きに搬送されることもない。
次に、制御部130は、後続用紙12Bに対する表面記録処理を実行する(S13)。ここで、表面記録処理に含まれる搬送処理において、各ローラ部54乃至56は、駆動力伝達機構70によって同期して正回転する。すなわち、後続用紙12Bに対する搬送処理において、先行用紙12A及び後続用紙12Bは、同じ搬送量だけ第1搬送向き16Aに搬送される。その結果、先行用紙12Aは、後続用紙12Bに対して繰り返し実行される搬送処理(或いは、その後の表面排紙処理)によって、排出トレイ21に排出される。これにより、先行用紙12Aに対する裏面排紙処理を独立して実行する必要がなくなるので、複数の用紙12に対する画像記録処理のスループットが向上する。
なお、裏面排紙処理よって先行用紙12Aを排出するか、後続用紙12Bに対する記録処理において先行用紙12Aを排出するかは、種々の条件によって切り替えてもよい。すなわち、高品質な画像記録を示す情報が記録指示に含まれている場合には、裏面排紙処理を採用する。一方で、高速で画像記録を行うことを示す情報が記録指示に含まれている場合には、後続用紙12Bに対する記録処理において先行用紙12Aを排出すればよい。一方、後続用紙12B(より詳細には、最終用紙)は、裏面排紙処理によって排出される。
例えば、記録指示は、用紙に記録する画像の解像度を示す解像度情報を含む。そして、制御部130は、解像度情報が第1解像度を示すことに応じて、後続用紙12Bに対する記録処理において先行用紙12Aを排出してもよい。一方、制御部130は、解像度情報が第1解像度より高い第2解像度を示すことに応じて、先行用紙12Aに対する裏面排紙処理を、後続用紙12Bに対する給紙処理に先立って実行してもよい。これにより、低解像度の画像を記録する画像記録処理においてはスループットが優先され、高解像度の画像を記録する画像記録処理においては各用紙12の確実な排出が優先される。
また、上記の実施形態において、先行用紙12Aに対する裏面記録処理と切替処理とを一連の処理として実行してもよい。より詳細には、制御部130は、先行用紙12Aの裏面に対する最後の吐出処理において、切替レバー176に近づく向き(すなわち、図3の右向き)にキャリッジ23を移動させることに応じて、当該吐出処理におけるキャリッジ23の停止位置を、第3位置の切替レバー176に当接する位置(換言すれば、切替レバー176が第3位置に移動される位置)としてもよい。これにより、裏面記録処理と切替処理との間におけるキャリッジ23の停止及び再移動を省略できるので、画像記録処理のスループットがさらに向上する。
さらに、上記の実施形態では、給送トレイ20に支持された先行用紙12A及び後続用紙12Bに画像を記録する手順を説明した。しかしながら、図9に示される画像記録処理は、MPトレイ31に支持された先行用紙12A及び後続用紙12Bに対しても適用することができる。この場合、制御部130は、ステップS11において、切替機構170を第2状態に切り替える。また、制御部130は、ステップS15において、切替機構170を第2状態から第3状態に切り替える。さらに、制御部130は、ステップS22において、切替機構170を第3状態から第1状態に切り替え、さらに第1状態から第2状態に切り替える。その他の処理は、上記の実施形態と共通する。
10・・・複合機
20・・・給送トレイ
23・・・キャリッジ
24・・・記録部
25・・・第1給送ローラ
31・・・多用途トレイ
35・・・第2給送ローラ
39・・・記録ヘッド
54・・・搬送ローラ部
55・・・排出ローラ部
56・・・反転ローラ部
57・・・再搬送ローラ部
65・・・第1搬送路
66・・・第2搬送路
70・・・駆動力伝達機構
102・・・搬送モータ
103・・・キャリッジモータ
130・・・制御部
170・・・切替機構

Claims (9)

  1. 第1モータ及び第2モータと、
    トレイ上の用紙を第1搬送路に向けて給紙する給紙ローラと、
    上記第1搬送路上の用紙を第1搬送向きに搬送する上流側搬送部と、
    上記第2モータによって上記第1搬送向きと交差する主走査方向に移動され且つ上記上流側搬送部によって搬送された用紙にインクを吐出して画像を記録する記録部と、
    上記記録部によって画像が記録された用紙を、上記上流側搬送部と同期して上記第1搬送向きに搬送し、当該用紙の表裏を反転させて上記上流側搬送部に到達させるための第2搬送路に導くために第2搬送向きに搬送する下流側搬送部と、
    上記第1モータによって動作される上記給紙ローラ、上記上流側搬送部、及び上記下流側搬送部の動作状態を切替可能な切替部と、
    上記第1モータを制御して上記給紙ローラ、上記上流側搬送部、及び上記下流側搬送部の動作を制御し、上記第2モータを制御して上記記録部の移動を制御し、上記記録部を制御してインクの吐出を制御する制御部と、を備え、
    上記切替部は、上記動作状態として、上記給紙ローラに用紙を給紙させ且つ上流側搬送部及び下流側搬送部の少なくとも一方に用紙を第1搬送向きに搬送させる第1状態と、上記給紙ローラに用紙を給紙させず且つ上記下流側搬送部に用紙を上記第2搬送向きに搬送させる第2状態とに、上記記録部の移動によって相互に切替可能であり、
    上記制御部は、
    用紙の両面に画像を記録する記録指示を取得したことに応じて、上記トレイ上の用紙を上記給紙ローラに給紙させて上記上流側搬送部に到達させる給紙処理と、
    上記上流側搬送部及び上記下流側搬送部の少なくとも一方に用紙を上記第1搬送向きに搬送させ、当該用紙に対して上記記録部に画像を記録させる記録処理と、
    上記記録部を移動させて上記切替部を上記第1状態から上記第2状態に切り替え、且つ上記下流側搬送部に用紙を上記第2搬送向きに搬送させて上記第2搬送路を通じて上記上流側搬送部に到達させる反転処理と、
    上記反転処理で上記上流側搬送部に到達した用紙の裏面に対する上記記録処理と、を先行用紙に対して実行し、
    上記先行用紙の裏面に対する上記記録処理が終了されてから待機時間を計測する計測処理、及び上記記録部を移動させて上記切替部を上記第2状態から上記第1状態に切り替える切替処理を並行して実行し、
    上記計測処理で上記待機時間が計測されたことに応じて、後続用紙に対する上記給紙処理を実行するインクジェット記録装置。
  2. 上記切替部は、上記第1状態における上記給紙ローラによる用紙の給紙時に、上記下流側搬送部を動作させず、且つ上記第1搬送向きの上流側に向けて用紙を搬送するように上記上流側搬送部を動作させ、
    上記制御部は、用紙の裏面に対する上記記録処理が終了した時点において、当該用紙の後端が上記上流側搬送部よりも上記第1搬送向き上流側に位置していることに応じて、上記上流側搬送部を通過するまで上記下流側搬送部に当該用紙を上記第1搬送向きに搬送させる準備処理を実行してから、上記切替処理を実行する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記制御部は、上記準備処理において、上記記録部の位置を通過するまで上記下流側搬送部に用紙を搬送させる請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記下流側搬送部は、
    用紙を挟持して搬送する下流側第1搬送ローラ部と、
    上記下流側第1搬送ローラ部が上記第1搬送向きに搬送した用紙を挟持して、上記下流側第1搬送ローラと同期して当該用紙を搬送する下流側第2搬送ローラ部とを含み、
    上記制御部は、上記準備処理において、上記下流側第1搬送ローラ部及び上記下流側第2搬送ローラ部の両方に用紙が挟持される位置まで、上記下流側搬送部に当該用紙を上記第1搬送向きに搬送させる請求項2又は3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記制御部は、上記先行用紙の裏面に対する上記記録処理が終了し且つ当該先行用紙が上記上流側搬送部を通過したことに応じて、上記後続用紙に対する上記記録処理で動作する上記下流側搬送部に、上記先行用紙を上記第1搬送向きに搬送させる請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記記録指示は、第1解像度で用紙に画像を記録するか、上記第1解像度より高い第2解像度で用紙に画像を記録するかを示す解像度情報を含み、
    上記制御部は、
    上記解像度情報が上記第1解像度を示すことに応じて、上記後続用紙に対する上記記録処理において上記先行用紙を搬送させ、
    上記解像度情報が上記第2解像度を示すことに応じて、上記下流側搬送部に上記先行用紙を上記第1搬送向きに排出させる排紙処理を、上記後続用紙に対する上記給紙処理に先立って実行する請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 上記制御部は、上記計測処理で上記待機時間が計測されたことに応じて、上記下流側搬送部に用紙を上記第1搬送向きに排出する排紙処理を、上記後続用紙に対する上記記録処理に先立って、上記先行用紙に対して実行する請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 上記制御部は、上記記録指示で指示された最終用紙の裏面に対する上記記録処理を実行したことに応じて、上記切替処理を実行することなく、上記最終用紙に対する上記排紙処理を実行する請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 上記切替部は、上記第1搬送路における用紙の通過領域外を移動する上記記録部に当接されて移動する当接部を有し、当該当接部の移動によって上記第1状態及び上記第2状態に切り替えられ、
    上記制御部は、上記記録処理で移動させる上記記録部の停止位置を、上記当接部に当接する位置とすることによって、上記切替処理を実行する請求項1から8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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