JP2016049371A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体による洗浄効果を十分に得ることができるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯機1は、筐体10内に配置された外槽20と、外槽20内に配置され、水平軸Hを中心に回転可能なドラム22と、ドラム22の後部に配置され、表面に洗濯物と接触する突状部24aを有する回転体24と、ドラム22および回転体24を、互いに異なる回転速度で同軸に回転させる駆動部30と、を備える。ドラム22は、ドラム22内の洗濯物を回転体24の方向へ移動させる移動手段として、ドラム22の内周面に設けられ、ドラム22の回転により洗濯物を掻き揚げる掻揚面23R、23Lが、ドラム22の回転方向に関して、回転体24側が遅れるように傾くバッフル23を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関する。かかるドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで連続的に行うものであっても良いし、洗濯は行うが乾燥は行わないものであっても良い。
従来、ドラム式洗濯機は、底部に水を溜めた外槽内で横軸型のドラムを回転させ、ドラム内に設けたバッフルにより洗濯物を持ち上げては落下させ、洗濯物をドラムの内周面に叩き付けることにより、洗濯物を洗濯する(特許文献1参照)。
このように、バッフルにより洗濯物が撹拌される構成では、洗濯物同士が絡み合ったり擦れ合ったりしにくい。このため、ドラム式洗濯機は、洗濯脱水槽内でパルセータを回転させて洗濯物を洗濯する全自動洗濯機に比べ、洗濯物に作用する機械力が小さくなりやすく、洗浄性能が低くなりやすい。
そこで、ドラム式洗濯機において、ドラムの後面に、表面に突状部を有する回転体を設け、洗いやすすぎ時に、ドラムと回転体とを互いに異なる回転速度で回転させる構成が採られ得る。回転体によって洗濯物が擦られたり撹拌されたりすることにより、洗浄性能の向上を図ることができる。
特開2013−240577号公報
上記の構成とした場合、洗濯物が回転体の近傍にないと、洗濯物を回転体に接触させることができず、回転体による洗浄効果を十分に得ることができない。
そこで、本発明は、回転体による洗浄効果を十分に得ることができるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るドラム式洗濯機は、筐体内に配置された外槽と、前記外槽内に配置され、水平軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムの後部に配置され、表面に洗濯物と接触する突状部を有する回転体と、前記ドラムおよび前記回転体を、互いに異なる回転速度で同軸に回転させる駆動部と、を備える。ここで、前記ドラムは、前記ドラム内の洗濯物を前記回転体の方向へ移動させる移動手段を有する。
上記の構成によれば、洗濯物を回転体の近傍に位置させることができるので、洗濯物を回転体に接触させやすくすることができ、洗濯物に回転体による洗浄効果を十分に与えることができる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記移動手段は、前記ドラムの内周面に設けられ、前記ドラムの回転により洗濯物を掻き揚げる掻揚面が、前記ドラムの回転方向に関して、前記回転体側が遅れるように傾くバッフルを含む構成とされ得る。
上記の構成によれば、掻揚面は、ドラムの回転方向に関して、回転体側が遅れるように傾いているので、洗濯物を掻き揚げる間、回転体側が低くなる。このため、掻揚面に掻き揚げられる際、洗濯物は、掻揚面に沿うようにして回転体側に移動する。
このように、上記の構成によれば、バッフルにより、洗濯物を、タンブリングさせながら回転体の近傍に寄せることができるので、洗濯物を回転体に接触させやすくすることができ、洗濯物に回転体による洗浄効果を十分に与えることができる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記バッフルは、前記ドラムの右回転および左回転にそれぞれ対応する2つの前記掻揚面を有する構成とされ得る。
このような構成とされれば、ドラムが左右どちらの方向に回転したときにも、洗濯物を回転体の近傍に寄せることができる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記移動手段は、前記ドラムの内周面に設けられ、前記回転体側と反対の端部に設けられた回転軸を中心に回転し、前記水平軸に平行な状態から両側に傾くことが可能なバッフルを含む構成とされ得る。
上記の構成によれば、ドラムの右回転時、左回転時のそれぞれにおいて、洗濯物を描き上げる際、バッフルは、洗濯物の重みにより回転体側が低くなるように傾く。これにより、洗濯物は、バッフルの傾きに沿うように回転体側に移動する。
このように、上記の構成によれば、バッフルにより、洗濯物を、タンブリングさせながら回転体の近傍に寄せることができるので、洗濯物を回転体に接触させやすくすることができ、洗濯物に回転体による洗浄効果を十分に与えることができる。さらに、ドラムが左右どちらの方向に回転したときにも、洗濯物を回転体の近傍に寄せることができる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記移動手段は、後方に向かうに従って径が大きくなるよう勾配がつけられた前記ドラムの内周面を含む構成とされ得る。
上記の構成によれば、ドラムの回転に伴ってタンブリングする洗濯物は、ドラムの内周面に落下した際に、内周面の下り勾配に沿って後方の回転体側へ移動する。
このように、上記の構成によれば、洗濯物を、ドラムの内周面の勾配により、回転体の近傍に寄せることができるので、洗濯物を回転体に接触させやすくすることができ、洗濯物に回転体による洗浄効果を十分に与えることができる。
本発明によれば、回転体による洗浄効果を十分に得ることができるドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る、ドラム式洗濯機の構成を示す側面断面図である。 実施の形態に係る、駆動部の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る、駆動部の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る、駆動モータのロータの構成を示す、ロータの正面図である。 実施の形態に係る、スプラインが形成された軸受ユニットの後部の拡大斜視図である。 実施の形態に係る、クラッチ機構部のクラッチ体の構成を示す図である。 実施の形態に係る、バッフルの構成を示す図である。 実施の形態に係る、洗い工程またはすすぎ工程において、バッフルによりタンブリングされたときの洗濯物の動きを模式的に示す図である。 変更例1に係る、ドラムの構成を示す断面図である。 変更例1に係る、バッフルユニットの構成を示す図である。 変更例1に係る、洗い工程またはすすぎ工程において、バッフルによりタンブリングされたときの洗濯物の動きを模式的に示す図である。 変更例2に係る、ドラムの構成を示す断面図である。 その他の変更例に係る、ドラムの構成を示す断面図である。
以下、本発明のドラム式洗濯機の一実施形態である乾燥機能を有さないドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1は、ドラム式洗濯機1の構成を示す側面断面図である。
ドラム式洗濯機1は、外観を構成する筐体10を備える。筐体10の前面には、洗濯物の投入口11が形成される。投入口11は、開閉自在なドア12により覆われる。
筐体10内には、外槽20が、複数のダンパー21により弾性的に支持される。外槽20内には、横軸型のドラム22が回転自在に配される。ドラム22は、水平軸Hを中心に回転する。外槽20の前面の開口部20aおよびドラム22の前面の開口部22aは、投入口11に対向し、投入口11ともにドア12により閉鎖される。ドラム22の周壁には、ほぼ全面に多数の脱水孔22bが形成される。さらに、ドラム22の内周面には、3つのバッフル23が周方向にほぼ等しい間隔で設けられる。図1には、1つのバッフル23のみが図示されている。バッフル23は、3つに限られず、少なくとも1つ以上、ドラム22に設けられればよい。バッフル23の詳細な構成は、追って説明される。
ドラム22の後部には、回転体24が回転自在に配される。回転体24は、ほぼ円盤形状を有し、ドラム22と同軸に回転する。回転体24の表面には、複数の突状部24aが形成される。さらに、ドラム22の後部には、環状に形成され、回転体24を囲むガードリング25が設けられる。ガードリング25は、回転体24とドラム22との間に生じる隙間への洗濯物の噛み込みを阻止する。
ドラム22の前面には、環状の流体バランサ26が設けられる。流体バランサ26は、脱水時に生じるドラム22の振動を抑制する。
外槽20の後方には、ドラム22および回転体24を駆動するトルクを発生させる駆動部30が配される。駆動部30は、洗い工程およびすすぎ工程時には、ドラム22および回転体24を同一方向に異なる回転速度で回転させる。具体的には、駆動部30は、ドラム22を、ドラム22内の洗濯物に加わる遠心力が重力より小さくなる回転速度で回転させ、回転体24を、ドラム22の回転速度よりも速い回転速度で回転させる。一方、駆動部30は、脱水工程時には、ドラム22および回転体24を、ドラム22内の洗濯物に加わる遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転速度で一体的に回転させる。駆動部30の詳細な構成は、追って説明される。
外槽20の底部には、排水口部20bが形成される。排水口部20bには、排水バルブ40が設けられる。排水バルブ40は、排水ホース41に接続される。排水バルブ40が開放されると、外槽20内に溜められた水が排水ホース41を通じて機外へ排出される。
筐体10内の前方上部には、洗剤ボックス50が配される。洗剤ボックス50には、洗剤が収容される洗剤容器50aが前方から引き出し自在に収容される。洗剤ボックス50は、筐体10内の後方上部に配された給水バルブ51に、給水ホース52によって接続される。また、洗剤ボックス50は、外槽20の上部に、注水管53により接続される。給水バルブ51が開放されると、水道栓から水道水が、給水ホース52、洗剤ボックス50および注水管53を通じて外槽20内に供給される。この際、洗剤容器50aに収容された洗剤が、水に押し流れて外槽20内に供給される。
次に、駆動部30の構成について詳細に説明する。
図2および図3は、駆動部30の構成を示す断面図である。図2は、駆動部30の駆動形態が、二軸駆動形態に切り替えられた状態を示し、図3は、駆動部30の駆動形態が、一軸駆動形態に切り替えられた状態を示す。図4は、駆動モータ100のロータ110の構成を示す、ロータ110の正面図である。図5は、スプライン514が形成された軸受ユニット500の後部の拡大斜視図である。図6(a)ないし(c)は、クラッチ機構部600のクラッチ体610の構成を示す図であり、それぞれ、クラッチ体610の正面図、右側面図および背面図である。
駆動部30は、駆動モータ100と、翼軸200と、ドラム軸300と、遊星歯車機構400と、軸受ユニット500と、クラッチ機構部600とを含む。駆動モータ100は、回転体24およびドラム22を駆動するためのトルクを発生する。翼軸200は、駆動モータ100のトルクにより回転し、当該回転を回転体24に伝達する。遊星歯車機構400は、翼軸200の回転、即ち駆動モータ100のロータ110の回転を減速してドラム軸300に伝達する。ドラム軸300は、遊星歯車機構400により減速された回転速度で翼軸200と同軸に回転し、当該回転をドラム22に伝達する。軸受ユニット500は、翼軸200およびドラム軸300を回転自在に支持する。クラッチ機構部600は、回転体24、即ち翼軸200を、駆動モータ100の回転速度と等しい回転速度で回転させ、ドラム22、即ちドラム軸300を、遊星歯車機構400により減速された回転速度で回転させることが可能な二軸駆動形態と、回転体24およびドラム22、即ち、翼軸200、ドラム軸300および遊星歯車機構400を、駆動モータ100と等しい回転速度で一体的に回転させることが可能な一軸駆動形態との間で、駆動部30の駆動形態を切り替える。
駆動モータ100は、アウターロータ型のDCブラシレスモータであり、ロータ110とステータ120とを含む。ロータ110は、有底の円筒状に形成され、その内周面には、全周に亘って永久磁石111が配列される。図4に示すように、ロータ110の中央部には、円形のボス部112が形成される。ボス部112には、翼軸200を固定するためのボス孔113が形成されるとともに、ボス孔113の外周に環状の被係合凹部114が形成される。被係合凹部114の外周部は、全周に亘って凹凸部114aを有する。
ステータ120は、外周部に巻線121を有する。図示しないモータ駆動部からステータ120の巻線121に駆動電流が供給されると、ロータ110が回転する。
ドラム軸300は、中空形状を有し、翼軸200と遊星歯車機構400とを内包する。ドラム軸300は、中央部が外側に膨出し、この膨出した部位が、遊星歯車機構400の収容部となる。
遊星歯車機構400は、太陽歯車410と、太陽歯車410を囲む環状の内歯車420と、太陽歯車410と内歯車420との間に介在する複数組の遊星歯車430と、これら遊星歯車430を回転自在に保持する遊星キャリア440とを含む。
太陽歯車410が翼軸200に固定され、内歯車420がドラム軸300に固定される。一組の遊星歯車430は、互いに噛み合い、相反する方向に回転する第1歯車と第2歯車とを含む。遊星キャリア440は、後方へ延びるキャリア軸441を含む。キャリア軸441は、ドラム軸300と同軸であり、翼軸200が挿入されるために内部が中空に形成される。
翼軸200の後端部は、キャリア軸441から後方に突出し、ロータ110のボス孔113に固定される。
軸受ユニット500には、中央部に円筒状の軸受部510が設けられる。軸受部510の内部には、前部および後部に転がり軸受511、512が設けられ、前端部に、メカニカルシール513が設けられる。ドラム軸300は、外周面が転がり軸受511、512により受けられ、軸受部510内において円滑に回転する。また、メカニカルシール513により、軸受部510とドラム軸300との間への水の侵入が防止される。図5に示すように、軸受部510の後端部には、内面に、全周に亘ってスプライン514が形成される。
軸受ユニット500には、軸受部510の周囲に固定フランジ部520が形成される。固定フランジ部520の下端部に取付ボス521が形成される。
軸受ユニット500は、固定フランジ部520において、ネジ止等の固定方法により、外槽20の後面に固定される。駆動部30が外槽20に装着された状態において、翼軸200およびドラム軸300が外槽20の内部に臨む。ドラム22がドラム軸300に固定され、回転体24が翼軸200に固定される。
クラッチ機構部600は、クラッチ体610と、クラッチスプリング620と、クラッチレバー630と、レバー支持部640と、クラッチ駆動装置650と、中継棒660と、取付プレート670とを含む。
図6(a)ないし(c)に示すように、クラッチ体610はほぼ円盤形状を有する。クラッチ体610の前端部には、外周面に、環状のスプライン611が形成される。スプライン611は、軸受ユニット500のスプライン514と係合するように形成される。また、クラッチ体610の外周面には、スプライン611の後方に、フランジ部612が形成される。さらに、クラッチ体610には後端部に、環状の係合フランジ部613が形成される。係合フランジ部613は、ロータ110の被係合凹部114と同じ形状を有し、外周部に全周に亘って凹凸部613aを有する。係合フランジ部613が、被係合凹部114に挿入されると、凹凸部613a、114a同士が係合する。
クラッチ体610の軸孔614にキャリア軸441が挿入される。軸孔614の内周面に形成されたスプライン614aとキャリア軸441の外周面に形成されたスプライン441aとが係合する。これにより、クラッチ体610が、キャリア軸441に対して、前後方向への移動が許容され、且つ、周方向への回動が規制される状態となる。
クラッチ体610には、軸孔614の外側に環状の収容溝615が形成され、この収容溝615に、クラッチスプリング620が収容される。クラッチスプリング620は、一端が軸受部510の後端部に接し、他端が収容溝615の底面に接する。
クラッチレバー630の上端部には、クラッチ体610のフランジ部612の後面に接触し、フランジ部612を前方へ押す押圧部631が形成される。クラッチレバー630は、レバー支持部640に設けられた支軸641に回動自在に支持される。クラッチレバー630の下端部には、取付軸632が形成される。
クラッチ駆動装置650は、クラッチレバー630の下方に配置される。クラッチ駆動装置650は、トルクモータ651と、トルクモータ651のトルクにより水平軸周りに回転する円盤状のカム652とを含む。カム652の上面には、外周部にカム軸653が設けられる。カム652の回転中心とクラッチレバー630の取付軸632の中心とが前後方向において一致する。
中継棒660は、上下方向に延び、クラッチレバー630とカム652とを連結する。中継棒660は、上端部がクラッチレバー630の取付軸632に取り付けられ、下端部が、カム652のカム軸653に取り付けられる。中継棒660には、中間位置にスプリング661が一体形成される。スプリング661は、引張スプリングである。
レバー支持部640およびクラッチ駆動装置650は、ネジ止等の固定方法により、取付プレート670に固定される。取付プレート670は、軸受ユニット500の取付ボス521にネジにより固定される。
駆動部30の駆動形態が、一軸駆動形態から二軸駆動形態に切り替えられる場合、図2に示すように、トルクモータ651により、カム軸653が最も下方に位置するようにカム652が回転される。カム652が回転するに従い、クラッチレバー630の下端部が、中継棒660によって下方に引かれる。クラッチレバー630が支軸641を中心に前方へ回転し、押圧部631がクラッチ体610を前方へ押す。クラッチスプリング620の弾性力に逆らって、クラッチ体610が前方へ移動し、クラッチ体610のスプライン611と軸受ユニット500のスプライン514とが係合する。
クラッチ体610は、カム軸653が中間の所定位置まで移動すると、スプライン611がスプライン514と係合する位置に到達する。このときは、中継棒660のスプリング661が自然長の状態にある。クラッチ体610は、この係合位置より前には移動しないため、カム軸653が所定位置から最も下方の位置に移動すると、図2の通り、スプリング661が下方に伸びる。こうなると、クラッチレバー630が、スプリング661によって、前方へ回動するように引かれるので、係合位置にあるクラッチ体610には、押圧部631から押圧力が加えられる。これにより、スプライン611をスプライン514にしっかりと係合させることができる。
スプライン611とスプライン514とが係合すると、クラッチ体610が、軸受ユニット500に対して周方向への回動が規制され、回動できない状態となるので、遊星歯車機構400のキャリア軸441、即ち遊星キャリア440が、回転できないよう固定された状態となる。このような状態において、ロータ110が回転すると、翼軸200がロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転し、翼軸200に連結されている回転体24もロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転する。翼軸200の回転に伴い、遊星歯車機構400では、太陽歯車410が回転する。上述の通り、遊星キャリア440は固定された状態にあるので、遊星歯車430の第1歯車および第2歯車が、それぞれ、太陽歯車410と逆方向および同方向に回転し、内歯車420が太陽歯車410と同方向に回転する。これにより、内歯車420に固定されたドラム軸300が翼軸200と同方向に、翼軸200よりも遅い回転速度で回転し、ドラム軸300に固定されたドラム22が、回転体24よりも遅い回転速度で回転体24と同方向に回転する。言い換えれば、回転体24がドラム22よりも速い回転速度でドラム22と同方向に回転する。
一方、駆動部30の形態が、二軸駆動形態から一軸駆動形態に切り替えられる場合、図3に示すように、トルクモータ651により、カム軸653が最も上方に位置するようにカム652が回転される。カム652が回転し、カム軸653が上方へ移動すると、まず、スプリング661が縮んでいく。スプリング661が自然長に戻ると、その後は、カム軸653が移動するに従い、中継棒660が上方へ移動し、クラッチレバー630の下端部が、中継棒660に押されて、上方へ移動する。クラッチレバー630が支軸641を中心に後方へ回転し、押圧部631がクラッチ体610のフランジ部612から離れる。クラッチ体610が、クラッチスプリング620の弾性力によって後方へ移動し、クラッチ体610の係合フランジ部613とロータ110の被係合凹部114とが係合する。
係合フランジ部613と被係合凹部114とが係合すると、ロータ110に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制され、クラッチ体610は、ロータ110とともに回転可能な状態となる。このような状態において、ロータ110が回転すると、翼軸200およびクラッチ体610がロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転する。このとき、遊星歯車機構400では、太陽歯車410と遊星キャリア440とがロータ110と等しい回転速度で回転する。これにより、内歯車420が、太陽歯車410および遊星キャリア440と等しい回転速度で回転し、内歯車420に固定されたドラム軸300がロータ110と等しい回転速度で回転する。即ち、駆動部30では、翼軸200、遊星歯車機構400およびドラム軸300が一体となって回転する。これにより、ドラム22と回転体24が一体的に回転する。
次に、バッフル23の構成について詳細に説明する。
図7は、バッフル23の構成を示す図である。図7(a)、(b)および(c)は、それぞれ、バッフル23の平面図、正面図および背面図である。図7(d)は、図7(a)のA−A´断面図である。
図1および図7を参照して、バッフル23は、底面23aがほぼ二等辺三角形であって、底面23aと向かい合う頂点Pが二等辺三角形の中線上の底辺近傍に位置するほぼ三角錐形状を有する。バッフル23は、底面が開放された中空体であって、ドラム22が右回転するときに洗濯物を掻き揚げる、ほぼ三角形状の右掻揚面23Rと、ドラム22が左回転するときに洗濯物を掻き揚げる、ほぼ三角形状の左掻揚面23Lとを含む。図1に示すように、バッフル23がドラム22の内周面に取り付けられた状態において、右掻揚面23Rのドラム22の内周面に接する辺23R1は、水平軸Hに平行でなく傾いており、右掻揚面23R自身が、ドラム22の右回転方向に関して、回転体24側が遅れるように傾いている。また、左掻揚面23Lのドラム22の内周面に接する辺23L1は、水平軸Hに平行でなく傾いており、左掻揚面23L自身が、ドラム22の右回転方向に関して、回転体24側が遅れるように傾いている。
ドラム式洗濯機1は、各種運転コースの洗濯運転を行う。洗濯運転では、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程および最終脱水工程が順番に実行される。なお、運転コースによっては、中間脱水工程とすすぎ工程とが2回以上行われる場合がある。
洗い工程およびすすぎ工程では、駆動部30の駆動形態が、二軸駆動形態に切り替えられる。ドラム22内の洗濯物が水に浸かるよう、投入口11の下縁に至らない所定の水位まで外槽20内に水が溜められ、この状態で、駆動モータ100が、交互に、右回転および左回転する。これにより、ドラム22と回転体24とが、回転体24の回転速度がドラム22の回転速度より速い状態で、交互に右回転および左回転する。このとき、ドラム22は、洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転速度で回転する。ドラム22内の洗濯物が、バッフル23で掻き上げられては落とされ、すなわち、ドラム22内でタンブリングされ、ドラム22の内周面に叩き付けられる。加えて、ドラム22の後部では、洗濯物が、回転する回転体24の突状部24aに接触し、突状部24aによって擦られたり、撹拌されたりする。これにより、洗濯物が洗われる、あるいは、すすがれる。
このように、洗いおよびすすぎ時には、ドラム22の回転による機械力のみならず回転体24による機械力が洗濯物に付与されるので、洗浄性能の向上が期待できる。 中間脱水工程および最終脱水工程では、駆動部30の駆動形態が、一軸駆動形態に切り替えられる。駆動モータ100、即ち、ドラム22および回転体24は、ドラム22内の洗濯物に作用する遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転速度で一体的に回転する。遠心力の作用により、洗濯物が、ドラム22の内周面に押し付けられ、脱水される。
このように、脱水時には、ドラム22と回転体24とが一体的に回転するので、ドラム22に張り付いた洗濯物が回転体24により撹拌されるようなことがなく、洗濯物を良好に脱水できる。
図8は、洗い工程またはすすぎ工程において、バッフル23によりタンブリングされたときの洗濯物の動きを模式的に示す図である。図8(a)は、ドラム22が右回転したときの洗濯物の動き示し、図8(b)は、ドラム22が左回転したときの洗濯物の動きを模示す。
上述の通り、右掻揚面23Rは、ドラム22の右回転方向に関して、回転体24側が遅れるように傾いているので、洗濯物を掻き揚げる間、回転体24側が低くなる。このため、右掻揚面23Rに掻き揚げられる際、洗濯物は、右掻揚面23Rに沿うようにして回転体24側に移動する。同様に、左掻揚面23Lは、ドラム22の左回転方向に関して、回転体24側が遅れるように傾いているので、洗濯物を掻き揚げる間、回転体24側が低くなる。このため、左掻揚面23Lに掻き揚げられる際、洗濯物は、左掻揚面23Lに沿うようにして回転体24側に移動する。こうして、洗濯物がドラム22の前側、すなわち回転体24から離れた位置に配置された場合でも、図8(a)および(b)の破線矢印に示すように、ドラム22の左右回転によるタンブリングが繰り返されている間に、洗濯物は、ドラム22の後側、すなわち、回転体24の近傍に移動する。
このように、本実施の形態では、ドラム22が、移動手段となるバッフル23を備えており、このバッフル23によって、洗濯物をタンブリングさせながら回転体24が配置されたドラム22の後部へと移動させることができる。これにより、たとえば、少ない洗濯物がドラム22の前寄りに投入された場合であっても、洗濯物を回転体24側へ寄せて回転体24に接触させることができる。よって、洗濯物の量などに影響されず、洗濯物に回転体24による洗浄効果を十分に与えることができる。
さらに、本実施の形態では、バッフル23が、右掻揚面23Rがドラム22の右回転方向に関して回転体24側が遅れるように傾くとともに左掻揚面23Lがドラム22の左回転方向に関して回転体24側が遅れるように傾くような、ほぼ三角錐形状に形成されるだけであり、洗濯物を回転体24側に移動させる移動手段をバッフル23の形状を工夫することによって容易に実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例1>
図9は、変更例1に係る、ドラム22の構成を示す断面図である。図10は、変更例1に係る、バッフルユニット27の構成を示す図である。図10(a)、(b)、(c)および(d)は、それぞれ、バッフルユニット27の平面図、右側面図、正面図および背面図である。図10(e)は、図10(a)のB−B´断面図である。
本変更例では、ドラム22の内周面に、バッフル23に替えて、バッフルユニット27が設けられる。図9には、1つのバッフルユニット27のみが図示されているが、上記実施の形態と同様、ドラム22には、3つのバッフルユニット27が設けられる。なお、バッフルユニット27は、3つに限られず、少なくとも1つ以上、ドラム22に設けられればよい。
図9および図10を参照して、バッフルユニット27は、バッフル271と、ベース272と、右ストッパー273と、左ストッパー274とを含む。
バッフル271は、正面視においてほぼ三角形状を有し側面視においてほぼ台形状を有する、底面が開放された中空体である。バッフル271は、ドラム22が右回転するときに洗濯物を掻き揚げる、ほぼ台形状の右掻揚面271Rと、ドラム22が左回転するときに洗濯物を掻き揚げる、ほぼ台形状の左掻揚面271Lとを含む。さらに、バッフル271の前端部には、裏側に軸受ボス275が形成され、表側に凹部271aが形成される。軸受ボス275に形成された軸孔275aは、凹部271aの底面まで達する。
ベース272は、平面視においてほぼ長方形状を有する。ベース272の上面のサイズは、バッフル271の底面のサイズよりやや大きい。ベース272には回転軸276が形成され、この回転軸276が軸受ボス275の軸孔275aに挿入されることにより、バッフル271の前端部がベース272に回転自在に支持される。回転軸276の上端には、凹部271a側から抜け止め部材277がネジ278により取り付けられる。抜け止め部材277の頭部277aの径は軸孔275aの径より大きいので、バッフル271の軸受ボス275が回転軸276から抜けなくなる。図9に示すように、バッフル271が取り付けられたベース272は、水平軸Hと平行となるように、ネジ等の固定手段によりドラム22の内周面に固定される。
右ストッパー273は、ドラム22の内周面において、バッフル271が水平軸Hに平行となる状態からドラム22の右回転方向に所定角度だけ傾いたときにバッフル271の後端部が当たる位置に設けられる。左ストッパー274は、ドラム22の内周面において、バッフル271が水平軸Hに平行となる状態からドラム22の左回転方向に所定角度だけ傾いたときにバッフル271の後端部が当たる位置に設けられる。所定角度は、数度から十数度程度の角度とされ得る。
バッフル271の底面は、ベース272の高さ分だけ、ドラム22の内周面から離れている。このため、バッフル271が両側に傾いたとき、左右のストッパー273、274に当たるまでに、バッフル271の底面がドラム22の内周面に当たることはない。なお、バッフル271が水平軸Hに平行な状態からが所定角度だけ傾いたときに、バッフル271の底面がドラム22の内周面に当たり、それ以上傾かないように、ベース272の高さが調整されても良い。この場合、左右のストッパー273、274をなくすることができる。
図11は、洗い工程またはすすぎ工程において、バッフル271によりタンブリングされたときの洗濯物の動きを模式的に示す図である。図11(a)は、ドラム22が右回転したときの洗濯物の動き示し、図11(b)は、ドラム22が左回転したときの洗濯物の動きを模示す。
ドラム22が右回転すると、右掻揚面271Rが洗濯物を掻き揚げる。この間、バッフル271は洗濯物の重みによってドラム22の左回転方向に傾き、右掻揚面271Rは、回転体24側が低くなる。このため、右掻揚面271Rに掻き揚げられた洗濯物は、右掻揚面271Rに沿うようにして回転体24側に移動する。一方、ドラム22が左回転すると、左掻揚面271Lが洗濯物を掻き揚げる。この間、バッフル271は洗濯物の重みによってドラム22の右回転方向に傾き、左掻揚面271Lは、回転体24側が低くなる。このため、左掻揚面271Lに掻き揚げられた洗濯物は、左掻揚面271Lに沿うようにして回転体24側に移動する。こうして、洗濯物がドラム22の前側、すなわち回転体24から離れた位置に配置された場合でも、図11(a)および(b)の破線矢印に示すように、ドラム22の左右回転によるタンブリングが繰り返されている間に、洗濯物は、ドラム22の後側、すなわち、回転体24に接触する位置に移動する。
このように、本変更例では、移動手段となるバッフル271によって、洗濯物をタンブリングさせながら回転体24が配置されたドラム22の後部へと移動させることができる。よって、上記実施の形態と同様、洗濯物の量などに影響されず、洗濯物に回転体24による洗浄効果を十分に与えることができる。
さらに、本変更例では、ドラム22の回転方向に応じて、右掻揚面271Rおよび左掻揚面271Lが自動的に傾く構成であるため、右掻揚面271Rおよび左掻揚面271Lの形状を、上記実施の形態のような三角形状ではなく、台形状など四角形状とすることができる。これにより、右掻揚面271Rおよび左掻揚面271Lの面積を大きくすることができるので、バッフル271によって洗濯物を良好にタンブリングさせることができる。
<変更例2>
図12は、変更例2に係る、ドラム22Aの構成を示す断面図である。
本変更例では、ドラム22に替えて、ドラム22Aが外槽20内に配置される。ドラム22Aは、周壁22A1の内径、即ち、内周面22A2の径D1が後方に向うに従って徐々に大きくなるように形成される。これにより、外槽20の底部側では、ドラム22Aの内周面22A2が下り勾配となる。
ドラム22Aの内周面22A2には、3つバッフル28が周方向にほぼ等しい間隔で設けられる。図12には、1つのバッフル28のみが図示されている。バッフル28は、ベース272に軸支されておらずにドラム22に直接固定されている点を除き、上記変更例1のバッフル271と同様の構成を有する。
ドラム22Aが左右に回転すると、洗濯物は、バッフル28によってタンブリングされる。タンブリングする洗濯物は、ドラム22Aの内周面22A2に落下した際に内周面22A2の下り勾配に沿って後方へ移動する。こうして、洗濯物は、タンブリングする間にドラム22Aの後部に寄り、回転体24に接触しやすくなる。
本変更例では、移動手段として、ドラム22Aの内周面22A2に、後方に向かうに従って径が大きくなるよう勾配がつけられているので、タンブリングする洗濯物を、ドラム22Aの後部に寄せることができ、洗濯物に、回転体24による洗浄効果を十分に与えることができる。
さらに、本変更例では、ドラム22Aの内周面22A2に、後方に向うに従って径が大きくなるよう勾配がつけられるだけであり、洗濯物を回転体24側に移動させる移動手段を容易に実現することができる。
なお、本変更例において、バッフル28が、バッフル23やバッフルユニット27に置き換えられても良い。こうすれば、洗濯物が回転体24側により移動しやすくなる。
<その他の変更例>
本発明の実施の形態は、上記変更例の他にも種々変更が可能である。
たとえば、上記変更例2では、ドラム22Aの周壁22A1に勾配が設けられる。しかしながら、ドラム22Aに替えて、図13に示すドラム22Bが用いられても良い。
図13(a)は、ドラム22Bの構成を示す断面図であり、図13(b)は、内側部材222を後方から見た斜視図である。
ドラム22Bは、周壁221に勾配が設けられていないドラム本体220の内部に、勾配がついた内周面224aを有する内側部材222が収容されることにより形成される。
ドラム本体220には、周壁221のほぼ全面に多数の脱水孔223が形成される。また、ドラム本体220は、内側部材222が前方から収容できるように前面全体が開口する。
内側部材222は、胴部224と、胴部224の前端に形成された円環状のフランジ部225を含む。胴部224は、内周面224aの径D2が後方に向うに従って徐々に大きくなるように形成される。胴部224には、ほぼ全面に多数の脱水孔226が形成される。フランジ部225の外径は、胴部224の後端の外径と等しくされ、内側部材222がドラム本体220に収容されると、フランジ部225の外周面と胴部224の後端の外周面とがドラム本体220の内周面に接する。
このように、ドラム22Bを用いた場合も、変更例2と同様、タンブリングする洗濯物を、胴部224の内周面224aの下り勾配によりドラム22Bの後部に寄せることができるので、洗濯物に、回転体24による洗浄効果を十分に与えることができる。
さらに、上記実施の形態では、バッフル23の右掻揚面23Rおよび左掻揚面23Lが平らな面に形成される。しかしながら、右掻揚面23Rおよび左掻揚面23Lは平らな面に限られるものではなく、たとえば、凸湾曲する面や凹湾曲する面であっても良い。同様に、変更例1のバッフル271の右掻揚面271Rおよび左掻揚面271Lも、平らな面に限られるものではなく、たとえば、凸湾曲する面や凹湾曲する面であっても良い。
さらに、上記実施の形態のドラム式洗濯機1は、乾燥機能を備えていないが、本発明は、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機、即ち、ドラム式洗濯乾燥機に適用することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 筐体
20 外槽
22 ドラム
23 バッフル
23R 右掻揚面
23L 左掻揚面
24 回転体
24a 突状部
27 バッフルユニット
271 バッフル
272 ベース
276 回転軸
22A ドラム
22A2 内周面
22B ドラム
220 ドラム本体
222 内側部材
224 胴部
224a 内周面

Claims (5)

  1. 筐体内に配置された外槽と、
    前記外槽内に配置され、水平軸を中心に回転可能なドラムと、
    前記ドラムの後部に配置され、表面に洗濯物と接触する突状部を有する回転体と、 前記ドラムおよび前記回転体を、互いに異なる回転速度で同軸に回転させる駆動部と、を備え、
    前記ドラムは、前記ドラム内の洗濯物を前記回転体の方向へ移動させる移動手段を有する、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記移動手段は、前記ドラムの内周面に設けられ、前記ドラムの回転により洗濯物を掻き揚げる掻揚面が、前記ドラムの回転方向に関して、前記回転体側が遅れるように傾くバッフルを含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記バッフルは、前記ドラムの右回転および左回転にそれぞれ対応する2つの前記掻揚面を有する、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記移動手段は、前記ドラムの内周面に設けられ、前記回転体側と反対の端部に設けられた回転軸を中心に回転し、前記水平軸に平行な状態から両側に傾くことが可能なバッフルを含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載のドラム式洗濯機において、
    前記移動手段は、後方に向かうに従って径が大きくなるよう勾配がつけられた前記ドラムの内周面を含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
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