JP4301128B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明は、回転ドラムをその回転軸心が背面側から正面側に向けて上向き傾斜になるように水槽内に配設したドラム式洗濯機に関するものである。
回転ドラムをその回転軸方向が水平方向になるようにして水槽内に配置したドラム式洗濯機では、円筒形に形成された回転ドラムを回転させることにより、回転ドラム内に収容された洗濯物を回転ドラムの内周面に設けられた突出部であるバッフルに引っ掛けて持ち上げ、持ち上げられた洗濯物が適当な高さから落下することによって洗濯物が叩き洗いさ
れる(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−215894号公報
前述のようにドラム式洗濯機は洗濯物を主に叩き洗いによって洗濯するので、従来からの主流である回転ドラムを縦方向に配した洗濯機に比して洗濯物を傷め難い構造ではあるが、回転ドラムを横向きに配しているため洗濯物の出し入れは正面側から行うことになり、腰を屈める作業が伴う苦痛や日本の狭い住宅事情に不適な構造とされてきた。このドラム式洗濯機の課題を解決すべく、回転ドラムの開口する側が上向きとなるように回転軸心を傾斜させることにより、洗濯物の出し入れを容易にして、狭い空間にも配置することができるドラム式洗濯機に構成することができる。
しかし、回転ドラムを水平方向から傾斜させると、洗濯時に回転ドラム内に収容された洗濯物は回転ドラムの背面側に偏ってしまうため、従来構造のバッフルでは、洗濯物を適正に持ち上げて落下させる叩き洗いの作用が満足になされず、また撹拌が不十分であるため、洗濯物の濡れ速度が遅いなどの課題があった。また、乾燥時には回転ドラム内に収容された洗濯物は回転ドラムの背面側に偏って圧迫されて撹拌されるため、従来構造のバッフルでは、洗濯物の乾燥後の仕上りが悪くなるという課題があった。
本発明が目的とするところは、回転ドラムを傾斜させて配置した構造においても洗濯時には洗濯物の撹拌が充分になされ、乾燥時にも洗濯物が圧迫されず、広がって撹拌され、乾燥後の仕上りを向上させるバッフル構造を備えたドラム式洗濯機を提供することにある。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、円筒形に形成されその回転軸心が背面側から正面側に向けて上向き傾斜となる回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、前記回転ドラムの内周面に突出して設けたバッフルとを備え、前記バッフルの頂上部は、前記回転ドラムの内周面に対し前記回転ドラムの背面側から正面側に向けて高さが低くなるように形成されるとともに、前記バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し前記回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成され、前記バッフルの側面は、前記回転ドラムの径方向に対し所定の角度を有する平面状とし、かつ、前記バッフルの側面と前記回転ドラムが交わる交線間の幅は、前記回転ドラム背面側から正面側に向けて狭くなるようにしたことを特徴とする。
これによって、回転ドラムを回転させると、洗濯時に洗濯物には回転ドラム内で斜め前方向に持ち上げられる作用が及ぶため、傾斜配置された回転ドラム内の低い背面側の位置に偏ってしまうことがなく、洗濯物の前後位置の入れ替わりがよくなり、洗濯液が少ない状態でも洗濯物の全てが満遍なく洗濯液に浸されるため、洗いむらが少なく、洗浄性能を向上させることができる。
また、バッフルの側面と回転ドラムが交わる交線間の幅は、回転ドラム背面側から正面側に向けて狭くなるようにしたことにより、回転ドラムを、洗濯またはすすぎの行程において回転させると、傾斜した回転ドラム内で背面側の低い位置側に偏りがちになる洗濯物は、バッフルの側面に添って背面側から正面側に持ち上げて移動させられるようになるので、回転ドラムを傾斜配置しても洗濯物は回転ドラムの背面側の低い側に偏らずに充分に撹拌され、洗濯物の場所の入れ替わりと混ざりがよく、洗濯効果を低下させることがない。
さらに、バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成されていることにより、バッフルの容積を大きくすることがないので、回転ドラム内の容積を確保することができ、洗濯物の移動を最適にすることができる。なお、水槽の背面側にはモータ等の重量物が取り付けられており、水槽全体の重心は後方よりにあるが、この構造で、脱水時には、洗濯物が回転ドラムの前方側にあると水槽の振れ回りが大きくなり、一方、洗濯物が重心より(回転ドラムの後方側)にあると水槽の振れ回りは小さくなり低振動化を実現できる。すなわち、バッフルの頂上部を、バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成することにより、脱水時に、洗濯物が回転ドラムの前方側に偏り過ぎることはなく、適度に回転ドラムの前後に散けるので、低振動化を実現できる。
本発明によれば、回転ドラムを傾斜配置して洗濯物の出し入れを容易にしたドラム式洗濯機において、洗濯時に洗濯物が回転ドラム内の背面側に偏ってしまい洗浄性能が悪くなってしまうといった課題は、バッフルの頂上部を、回転ドラムの内周面に対し回転ドラムの背面側から正面側に向けて高さが低くなるように形成し、バッフルの側面は、回転ドラムの径方向に対し所定の角度を有する平面状とした構成によりによって解決され、洗いむらが少なく、洗浄性能を向上させたドラム式洗濯機を提供できる。
第1の発明のドラム式洗濯機は、円筒形に形成されその回転軸心が背面側から正面側に向けて上向き傾斜となる回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、前記回転ドラムの内周面に突出して設けたバッフルとを備え、前記バッフルの頂上部は、前記回転ドラムの内周面に対し前記回転ドラムの背面側から正面側に向けて高さが低くなるように形成されるとともに、前記バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し前記回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成され、前記バッフルの側面は、前記回転ドラムの径方向に対し所定の角度を有する平面状とし、かつ、前記バッフルの側面と前記回転ドラムが交わる交線間の幅は、前記回転ドラム背面側から正面側に向けて狭くなるようにしたことにより、回転ドラムを回転させると、洗濯時に洗濯物には回転ドラム内で斜め前方向に持ち上げられる作用が及ぶため、傾斜配置された回転ドラム内の低い背面側の位置に偏ってしまうことがなく、洗濯物の前後位置の入れ替わりがよくなり、洗濯液が少ない状態でも洗濯物の全てが満遍なく洗濯液に浸されるため、洗いむらが少なく、洗浄性能を向上させることができる。
また、バッフルの側面と回転ドラムが交わる交線間の幅は、回転ドラム背面側から正面側に向けて狭くなるようにしたことにより、回転ドラムを、洗濯またはすすぎの行程において回転させると、傾斜した回転ドラム内で背面側の低い位置側に偏りがちになる洗濯物は、バッフルの側面に添って背面側から正面側に持ち上げて移動させられるようになるので、回転ドラムを傾斜配置しても洗濯物は回転ドラムの背面側の低い側に偏らずに充分に撹拌され、洗濯物の場所の入れ替わりと混ざりがよく、洗濯効果を低下させることがない。
さらに、バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成されていることにより、バッフルの容積を大きくすることがないので、回転ドラム内の容積を確保することができ、洗濯物の移動を最適にすることができる。なお、水槽の背面側にはモータ等の重量物が取り付けられており、水槽全体の重心は後方よりにあるが、この構造で、脱水時には、洗濯物が回転ドラムの前方側にあると水槽の振れ回りが大きくなり、一方、洗濯物が重心より(回転ドラムの後方側)にあると水槽の振れ回りは小さくなり低振動化を実現できる。すなわち、
バッフルの頂上部を、バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成することにより、脱水時に、洗濯物が回転ドラムの前方側に偏り過ぎることはなく、適度に回転ドラムの前後に散けるので、低振動化を実現できる。
の発明のドラム式洗濯機は、特に、第1の発明のドラム式洗濯機のバッフルの頂上部に、背面側から正面側にわたって略直方体状の撹拌突起を形成したことにより、少量の洗濯物を撹拌する際においても、撹拌突起が確実に洗濯物を引っ掛けることで、洗濯物が浮き上がって空回りすることを防止でき、洗濯物が少量のときでも確実な洗浄力を確保することができ、このように撹拌突起を形成することで、洗濯物に回転ドラム内で斜め前方向に持ち上げられる作用と、少量の洗濯物を確実に撹拌する作用とを両立させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるドラム式洗濯機1の要部縦断面図を示すものである。
図1において、筐体6内に図示しないサスペンション構造によって水槽3が宙吊り状態に配設され、水槽3内に有底円筒形に形成された回転ドラム2がその軸心方向を背面側から正面側に向けて上向きに傾斜させて配設されている。水槽3の正面側には回転ドラム2の開口端に通じる洗濯物出入口11が形成され、筐体6の正面側に形成された上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉9を開くことにより、洗濯物出入口11を通じて回転ドラム2内に対して洗濯物を出し入れすることができる。扉9が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業を腰を屈めることなく実施でき、一般には横向きにある開口部から洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機の作業性の悪さが改善されている。
回転ドラム2には、その周面に水槽3内に通じる多数の透孔8が形成され、内周面の複数位置にバッフル4が設けられている。この回転ドラム2は水槽3の背面側に取り付けられたモータ7によって正転及び逆転方向に回転駆動される。また、水槽3には、注水管路12及び排水管路13が配管接続され、図示しない注水弁および排水弁の制御によって水槽3内への注水及び排水がなされる。
扉9を開いて回転ドラム2内に洗濯物及び洗剤を投入してドラム式洗濯機1の運転を開始させると、水槽3内には注水管路12から所定量の注水がなされ、モータ7により回転ドラム2が回転駆動されて洗濯行程が開始される。回転ドラム2の回転により、回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の内周面に設けられたバッフル4によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する撹拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路13から排出され、回転ドラム2を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽3内に注水管路12から注水してすすぎ行程が実施される。このすすぎ行程においても回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の回転によりバッフル4により持ち上げられて落下する撹拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施される。すすぎ行程の後、すすぎ液は排水管路13から排出され、回転ドラム2を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれたすすぎ液を脱水し、洗濯行程が終了する。
ここで、本第1の実施形態のように回転ドラム2を水平方向から傾斜させて配設した構成では、回転ドラム2の回転により洗濯物を撹拌しようとしても洗濯物が回転ドラム2の背面側に偏って撹拌が充分になされないことになる。即ち、回転ドラム2の回転に伴って洗濯物を回転ドラム2内の背面側から正面側に向けて移動させる撹拌作用がなされるようにする必要がある。このためには、回転ドラム2内に設けられたバッフル4の形状が重要となる。
図2(a)に本第1の実施形態のドラム式洗濯機におけるバッフル4の平面図、図2(b)に同バッフル4の側面図、図2(c)に同バッフル4の正面図を示す。
バッフル4の頂上部4cは、背面側から正面側に向けてその高さが低くなるよう交際されている。バッフル4の側面4a、4bは、回転ドラム2の径方向(図2(c)の上方向)に対し、左右対称に所定の角度を有し、平面状に形成されている。これにより、左右の側面4a、4bと回転ドラム2が交わる交線間の幅は回転ドラム2背面側から正面側に向けて狭くなる。このとき、バッフル4の前端部4d、後端部4eは略二等辺三角形状となり、その関係は前縁部4dが後縁部4eより小さい相似の関係となる。
図1に示すように、上記構成になるバッフル4が内周面の複数箇所(例えば、3箇所)に取り付けられた回転ドラム2を、洗濯またはすすぎの行程において、正面からみて右回転させると、傾斜した回転ドラム2内で背面側の低い位置側に偏りがちになる洗濯物は、側面4aに添って背面側から正面側に持ち上げて移動させられるようになるので、回転ドラム2を傾斜配置しても洗濯物は回転ドラム2の背面側の低い側に偏らずに充分に撹拌され、洗濯物の場所の入れ替わりと混ざりがよく、洗濯効果を低下させることがない。
また、洗濯物の量が多い場合には、洗濯液の水面に対し洗濯物の大部分が上方に位置するので、洗濯液に浸らない部分も多くなり、全ての洗濯物が満遍なく浸る状態が得られるようにするには、洗濯物の場所の入れ替わりが充分になされるように撹拌する必要がある。上記バッフル4の形状であれば、洗濯物の位置の入れ替えが充分になされるので、洗いむらがなく洗浄力を向上させることができる。
また、図1に示すように、バッフル4の頂上部4cは、バッフル4が回転ドラム2の最下部に位置した状態で、水平面Xに対し回転ドラム2の正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成されている。これにより、バッフル4の容積を大きくすることがないので、回転ドラム内の容積を確保することができ、洗濯物の移動を最適にすることができる。また、水槽3の背面側には、モータ7等の重量物が取り付けられており、水槽3全体の重心は後方よりある。この構造で、脱水時には、洗濯物が回転ドラム2の前方側にあると水槽3の振れ回りが大きくなり、一方、洗濯物を重心より(回転ドラム2の後方側)にあると水槽の振れ回りは小さくなり低振動化を実現できる。すなわち、バッフル4の頂上部4cを、バッフル4が回転ドラム2の最下部に位置した状態で、水平面Xに対し回転ドラム2の正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成することにより、脱水時に、洗濯物が回転ドラム2の前方側に偏り過ぎることはなく、適度に回転ドラム2の前後に散けるので、低振動化を実現できる。
また、バッフル4の後縁部4eは、回転ドラム2の背面側に接して取り付けることにより、回転ドラムの背面側にある洗濯物がバッフル後縁に引っ掛かって、正面側に移動するのを阻害することがなく、洗濯物の位置の入れ替わりがよくなり、洗浄力を向上させることができる。
(実施の形態2)
図3(a)に第2の実施形態のドラム式洗濯機におけるバッフル14の平面図、図3(
b)に同バッフル14の側面図、図3(c)に同バッフル14の正面図を示す。他の構成および動作は、第1の実施の形態と同じであるので、同一符号を付し、説明を省略する。
図3(a)、(b)、(c)に示すように、バッフル14の左右の側面14a、14bが交わる頂上部に、背面側から正面側にわたって略直方体状の撹拌突起14cを形成している。
このようにバッフル14の左右の側面14a、14bが交わる頂上部に、背面側から正面側にわたって略直方体状の撹拌突起14cを形成したことにより、少量の洗濯物を撹拌する際に、撹拌突起14cが確実に洗濯物を引っ掛けることで、洗濯物が浮き上がって空回りすることがなく、洗濯物が少量のときでも確実な洗浄力を確保することができる。これにより、洗濯物に回転ドラム2内で、斜め前方向に持ち上げられる作用と、少量の洗濯物を確実に撹拌する作用とを両立させることができる。
尚、上記構成において、撹拌突起14cは略直方体状で形成しているが、略直方体状でなくてもよく、側面14a、14bよりも傾斜が急であればよい。
(実施の形態3)
図4(a)に第3の実施形態のドラム式洗濯機におけるバッフル24の平面図、図4(b)に同バッフル24の側面図、図4(c)に同バッフル24の正面図を示す。他の構成および動作は、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同じであるので、同一符号を付し、説明を省略する。
図3(a)、(b)、(c)に示すように、バッフル24の左右の側面24a、24bが交わる頂上部に、背面側から正面側にわたって略直方体状の撹拌突起24cを形成している。このバッフル24の内部は、中空状になっており、撹拌突起24cの天面に内部の中空部と導通した複数の導通孔24fを形成している。
この構成によれば、洗濯時にバッフル24がドラムの下方にあるときに、洗濯液を中空の内部に溜め、バッフル24が回転しながら上方に移動する際に洗濯液は撹拌突起24c内に集まり、複数の導通孔24fに洗濯液を集中して突出することができる。これにより、洗濯物の上方より大量の洗濯液を供給することが可能となり、洗濯物の濡れ速度を速め、さらに洗浄力を向上させることができる。
尚、上記構成において、導通孔24fは撹拌突起24cの天面のみに形成されているが、撹拌突起24cに導通孔があれば、撹拌突起24cの周囲にも導通孔を形成していてもよい。
(実施の形態4)
上記実施の形態1〜3については、ドラム式洗濯機について説明を行ったが、本発明は、乾燥機能を有するドラム式洗濯乾燥機についても有効な効果を得ることができる。
以下、ドラム式洗濯乾燥機における乾燥行程での実施の形態を図1および図2を参照して説明する。
図1において、洗濯行程のあとは、図示しない乾燥ファンとヒーターによって、回転ドラム内に温風が吹き込まれ、モータ7により回転ドラム2が回転駆動されて乾燥行程が開始される。回転ドラム2の回転により、回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の内周面に設けられたバッフル4によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する撹拌動作が繰り返されるので、洗濯物には温風により水分を蒸
発させながら、乾燥がなされる。
このとき、回転ドラム2内で、斜め前方向に持ち上げられる作用が洗濯物に与えられるため、傾斜配置された回転ドラム内の低い背面側の位置に偏って圧迫されてしまうことがなく、洗濯物が回転ドラム2の前後にわたって広がって撹拌されるので、乾燥後の仕上りを向上させることができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、回転ドラムを傾斜配置して洗濯物の出し入れを容易にしたドラム式洗濯機において、洗濯時に洗濯物が回転ドラム内の背面側に偏ってしまい洗浄性能が悪くなってしまうといった課題は、バッフルの頂上部を、回転ドラムの内周面に対し回転ドラムの背面側から正面側に向けて高さが低くなるように形成し、バッフルの側面は、回転ドラムの径方向に対し所定の角度を有する平面状とした構成によりによって解決され、洗いむらが少なく、洗浄性能を向上させることが可能となるので、ドラム式洗濯機のみならず、乾燥機能を有するドラム式洗濯乾燥機にも適用できる。
本発明の第1の実施形態におけるドラム式洗濯機1の要部縦断面図 (a)同ドラム式洗濯機におけるバッフルの平面図(b)同バッフルの側面図(c)同バッフルの正面図 (a)第2の実施形態のドラム式洗濯機におけるバッフルの平面図(b)同バッフルの側面図(c)同バッフルの正面図 (a)第3の実施形態のドラム式洗濯機におけるバッフルの平面図(b)同バッフルの側面図(c)同バッフルの正面図
1 ドラム式洗濯機
2 回転ドラム
3 水槽
4 バッフル
4a 側面
4b 側面

Claims (2)

  1. 円筒形に形成されその回転軸心が背面側から正面側に向けて上向き傾斜となる回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、前記回転ドラムの内周面に突出して設けたバッフルとを備え、前記バッフルの頂上部は、前記回転ドラムの内周面に対し前記回転ドラムの背面側から正面側に向けて高さが低くなるように形成されるとともに、前記バッフルが回転ドラムの最下部に位置した状態で、水平面に対し前記回転ドラムの正面側から背面側にむけて高さが低くなるように形成され、前記バッフルの側面は、前記回転ドラムの径方向に対し所定の角度を有する平面状とし、かつ、前記バッフルの側面と前記回転ドラムが交わる交線間の幅は、前記回転ドラム背面側から正面側に向けて狭くなるようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. バッフルの頂上部に、背面側から正面側にわたって略直方体状の撹拌突起を形成したことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
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