JP6345974B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関する。かかるドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで連続的に行うものであっても良いし、洗濯は行うが乾燥は行わないものであっても良い。
従来、ドラム式洗濯機は、底部に水を溜めた外槽内で横軸型のドラムを回転させ、ドラム内に設けたバッフルにより洗濯物を持ち上げては落下させ、洗濯物をドラムの内周面に叩き付けることにより、洗濯物を洗濯する(特許文献1参照)。
このように、バッフルにより洗濯物が撹拌される構成では、洗濯物同士が絡み合ったり擦れ合ったりしにくい。このため、ドラム式洗濯機は、洗濯脱水槽内でパルセータを回転させて洗濯物を洗濯する全自動洗濯機に比べ、洗濯物に作用する機械力が小さくなりやすく、洗浄性能が低くなりやすい。
そこで、ドラム式洗濯機において、洗浄性能を向上させるため、ドラムの後面に撹拌体を設け、洗いやすすぎ時に、ドラムと撹拌体とを異なる回転速度で回転させる構成が採られ得る。
特開2013−240577号公報
ドラムと撹拌体とを異なる回転速度で回転させるドラム式洗濯機を実現する場合、ドラムおよび撹拌体を駆動する駆動部は、減速機構等の追加により構成部品が増えることにより、サイズが大きくなりやすい。そこで、外槽およびドラムのサイズの低下を抑制し、できる限り多くの洗濯容量を確保するためには、駆動部のサイズの増加を抑制する必要がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、洗浄性能の向上を図りつつ、駆動部のサイズの増加を抑制することができるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るドラム式洗濯機は、筐体内に配置された外槽と、前記外槽内に配置され、水平軸または水平方向に対して傾く傾斜軸を中心に回転可能なドラムと、前記ドラムの内周面に設けられるバッフルと、前記ドラムの後部に配置され、表面に洗濯物と接触する突状部を有する回転体と、前記ドラムおよび前記回転体を、前記回転体の回転速度が前記ドラムの回転速度より速くなるように回転させる駆動部と、を備える。ここで、前記駆動部は、駆動モータと、前記回転体に連結され、前記駆動モータのロータの回転に伴って回転する第1回転軸と、前記ロータの回転を減速させる減速機構と、前記ドラムに連結されるとともに、前記第1回転軸および前記減速機構を内包する第2回転軸と、前記減速機構を挟むように配置される第1軸受および第2軸受を有し、これら第1軸受および第2軸受によって前記第2回転軸を回転自在に支持する軸受ユニットと、を含む。前記減速機構は、前記駆動モータのロータの回転に伴って回転する太陽歯車と、当該太陽歯車を囲む環状の内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車との間に介在する複数の遊星歯車と、これら遊星歯車を回転自在に保持する遊星キャリアとを有する。前記第2回転軸は、前記内歯車に固定され、前記内歯車の回転に伴って回転する。また、前記遊星キャリアは、前記第2回転軸と同軸であり且つ先端部が前記第2回転軸から前記ロータ側に突出する軸部を含む。前記駆動部は、さらに、クラッチ機構部を含む。前記クラッチ機構部は、前記第2回転軸から突出した前記軸部の先端部に係わるよう設けられ、前記軸部が回転できない状態とすることにより、前記第1回転軸および前記第2回転軸を、前記第2回転軸の回転速度が前記減速機構による減速比に従って前記第1回転軸の回転速度より遅くなるように回転させる第1形態と、前記軸部が前記ロータとともに回転する状態とすることにより、前記第1回転軸、前記減速機構および前記第2回転軸を、前記ロータの回転速度と等しい回転速度で一体的に回転させる第2形態との間で、前記駆動部の形態を切り替える。
上記の構成によれば、ドラムによる荷重を第2回転軸で良好に支えるために第1軸受と第2軸受の間に生じるスペースを、減速機構の配置スペースとして利用するようにしたので、第2回転軸の軸線方向に、駆動部のサイズを小さくすることができる。これにより、外槽およびドラムを前後方向に大きくできるので、洗濯容量を多くすることができる。
また、上記の構成によれば、第2回転軸を内歯車に連結するとともに、遊星キャリアに設けた軸部の先端部を第2回転軸の外に突出させ、突出した先端部にクラッチ機構部が係わることにより、減速機構の動作の切替えを行い、駆動部の形態を、第1形態と第2形態との間で切り替えるようにしている。よって、減速機構が第1軸受と第2軸受とに挟まれる構成とされた結果、減速機構が第2回転軸に内包される構成とされた場合であっても、第1形態と第2形態との間での切替えを良好に行うことができる。しかも、太陽歯車および内歯車の歯数を調整することにより、ロータと第2回転軸との減速比が設定でき、かつ、幅広い減速比の設定が可能となる。
さらに、上記の構成によれば、回転体に比べて大きなトルクを必要とするドラムを、ロータの回転を減速させることにより回転させるので、ドラムおよび回転体の駆動時に駆動モータが発生するトルクを小さくすることができ、駆動モータの消費電力を低減できる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記遊星歯車は、前記太陽歯車に噛み合い、前記太陽歯車と逆方向に回転する第1歯車と、前記第1歯車と前記内歯車とに噛み合い、前記太陽歯車と同方向に回転することにより前記内歯車を前記太陽歯車と同方向に回転させる第2歯車と、を含む構成とされ得る。
上記の構成によれば、駆動部が、第2回転軸を内歯車に固定することにより第2回転軸の回転を減速させる構成とされた場合に、第2回転軸と第1回転軸とを同じ方向に回転させることができる。よって、ドラムの回転方向と同じ方向に回転体による撹拌力を加えることができるので、ドラム内の洗濯物の撹拌力を高めることができる。
本態様に係るドラム式洗濯機において、前記クラッチ機構部は、前記先端部に嵌め込まれ、前記先端部に対して前記軸部の軸線方向への移動が許容され且つ前記軸部の周方向への回動が規制されるクラッチ体と、当該クラッチ体を前記軸線方向に移動させる移動機構部とを含む構成とされ得る。この場合、前記クラッチ体の前記軸受ユニット側の端部および前記ロータ側の端部には、それぞれ、第1係合部および第2係合部が設けられるとともに、前記軸受ユニットおよび前記ロータには、それぞれ、第1被係合部および第2被係合部が設けられる。前記クラッチ体が前記移動機構部により前記軸受ユニット側に移動され前記第1係合部が前記第1被係合部に係合すると、前記軸受ユニットに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記軸部が回転できない状態となり、前記クラッチ体が前記移動機構部により前記ロータ側に移動され前記第2係合部が前記第2被係合部に係合すると、前記ロータに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記軸部が前記ロータとともに回転可能となる。
上記の構成によれば、軸部、即ち、遊星キャリアに係わることによって駆動部の形態を第1形態と第2形態との間で切り替えるクラッチ機構部を、具体的に実現することができる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記移動機構部は、前記クラッチ体と前記軸受ユニットとの間に介在され、前記クラッチ体を弾性力により前記ロータ側へ移動させて、前記第2係合部を前記第2被係合部に係合させる弾性部材と、前記クラッチ体を押すことにより前記クラッチ体を前記軸受ユニット側に移動させるとともに、前記第1係合部が前記第1被係合部に係合する状態では前記クラッチ体に接し、前記第2係合部が前記第2被係合部に係合する状態では前記クラッチ体と離れる押圧部材と、を含む構成とされ得る。
このような構成とされれば、弾性部材の弾性力によってクラッチ体が移動されることにより第2係合部が第2被係合部に係合し、かかる係合によってクラッチ体がロータとともに回転するときには、押圧部材がクラッチ体から離れた状態となる。このため、押圧部材のクラッチ体への接触によりロータおよびクラッチ体の回転が妨げられてしまうことがない。
本発明によれば、洗浄性能の向上を図りつつ、駆動部のサイズの増加を抑制することができるドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る、ドラム式洗濯機の構成を示す側面断面図である。 実施の形態に係る、駆動ユニットの構成を示す断面図である。 実施の形態に係る、駆動モータのロータの構成を示す、ロータの正面図である。 実施の形態に係る、翼軸、ドラム軸および遊星歯車機構の構成を示す図である。 実施の形態に係る、軸受ユニットの前部ユニットの構成を示す図である。 実施の形態に係る、軸受ユニットの後部ユニットの構成を示す図である。 実施の形態に係る、軸受ユニットの後部ユニットの構成を示す図である。 実施の形態に係る、クラッチ機構部のクラッチ体の構成を示す図である。 実施の形態に係る、クラッチ機構部の移動機構部の構成を示す図である。 実施の形態に係る、クラッチ機構部の動作について説明するための図である。 実施の形態に係る、洗い工程およびすすぎお工程における、駆動ユニット、ドラムおよび撹拌体の動作について説明するための図である。 実施の形態と比較される駆動ユニットの構成を示す図である。
以下、本発明のドラム式洗濯機の一実施形態である乾燥機能を有さないドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1は、ドラム式洗濯機1の構成を示す側面断面図である。
ドラム式洗濯機1は、外観を構成する筐体10を備える。筐体10の前面10aは、中央部から上部にかけて傾斜し、傾斜した面に洗濯物の投入口11が形成される。投入口11は、開閉自在なドア12により覆われる。
筐体10内には、外槽20が、複数のダンパー21により弾性的に支持される。外槽20内には、ドラム22が回転自在に配される。外槽20およびドラム22は、水平方向に対し、後面側が低くなるよう傾斜する。これにより、ドラム22は、水平方向に対して傾斜した傾斜軸を中心に回転する。外槽20およびドラム22の傾斜角度は、10〜20度程度とされ得る。外槽20の前面の開口部20aおよびドラム22の前面の開口部22aは、投入口11に対向し、投入口11ともにドア12により閉鎖される。ドラム22の内周面には、多数の脱水孔22bが形成される。さらに、ドラム22の内周面には、3つのバッフル23が周方向にほぼ等しい間隔で設けられる。
ドラム22の後部には、撹拌体24が回転自在に配される。撹拌体24は、ほぼ円盤形状を有する。撹拌体24の表面には、中央部から放射状に延びる複数の羽根24aが形成される。撹拌体24は、ドラム22と同軸に回転する。撹拌体24は、本発明の回転体に相当し、羽根24aは、本発明の突状部に相当する。
外槽20の後方には、ドラム22および撹拌体24を駆動するトルクを発生させる駆動ユニット30が配される。駆動ユニット30は、本発明の駆動部に相当する。駆動ユニット30は、洗い工程およびすすぎ工程時には、ドラム22および撹拌体24を同一方向に異なる回転速度で回転させる。具体的には、駆動ユニット30は、ドラム22を、ドラム22内の洗濯物に加わる遠心力が重力より小さくなる回転速度で回転させ、撹拌体24を、ドラム22の回転速度よりも速い回転速度で回転させる。一方、駆動ユニット30は、脱水工程時には、ドラム22および撹拌体24を、ドラム22内の洗濯物に加わる遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転速度で一体的に回転させる。駆動ユニット30の詳細な構成は、追って説明される。
外槽20の底部には、排水口部20bが形成される。排水口部20bには、排水弁40が設けられる。排水弁40は、排水ホース41に接続される。排水弁40が開放されると、外槽20内に溜められた水が排水ホース41を通じて機外へ排出される。
筐体10内の前方上部には、洗剤ボックス50が配される。洗剤ボックス50には、洗剤が収容される洗剤容器50aが前方から引き出し自在に収容される。洗剤ボックス50は、筐体10内の後方上部に配された給水弁51に、給水ホース52によって接続される。また、洗剤ボックス50は、外槽20の上部に、注水管53により接続される。給水弁51が開放されると、水道栓から水道水が、給水ホース52、洗剤ボックス50および注水管53を通じて外槽20内に供給される。この際、洗剤容器50aに収容された洗剤が、水に押し流れて外槽20内に供給される。
次に、駆動ユニット30の構成について詳細に説明する。
図2は、駆動ユニット30の構成を示す断面図である。図3は、駆動モータ100のロータ110の構成を示す、ロータ110の正面図である。図4(a)および(b)は、翼軸200、ドラム軸300および遊星歯車機構400の構成を示す図である。図4(a)は、側面断面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A´断面図である。図5(a)および(b)は、軸受ユニット500の前部ユニット510の構成を示す図であり、それぞれ、前部ユニット510の正面図および背面図である。図6および図7は、軸受ユニット500の後部ユニット520の構成を示す図である。図6は、後部ユニット520の正面図である。図7(a)は、後部ユニット520の背面図であり、図7(b)は、後部ユニット520の後部の拡大斜視図である。図8(a)ないし(c)は、クラッチ機構部600のクラッチ体610の構成を示す図であり、それぞれ、クラッチ体610の正面図、右側面図および背面図である。図9(a)ないし(c)は、クラッチ機構部600の移動機構部DMの構成を示す図であり、それぞれ、移動機構部DMの背面図、右側面図および上面図である。図10(a)および(b)は、クラッチ機構部600の動作について説明するための図である。なお、図8(a)ないし(c)では、クラッチ体610が、遊星キャリア440のキャリア軸442に装着された状態が示されている。
駆動ユニット30は、駆動モータ100と、翼軸200と、ドラム軸300と、遊星歯車機構400と、軸受ユニット500と、クラッチ機構部600とを含む。駆動モータ100は、撹拌体24およびドラム22を駆動するためのトルクを発生する。翼軸200は、駆動モータ100のトルクにより回転し、当該回転を撹拌体24に伝達する。翼軸200は、本発明の第1回転軸に相当する。遊星歯車機構400は、翼軸200の回転、即ち駆動モータ100のロータ110の回転を減速してドラム軸300に伝達する。遊星歯車機構400は、本発明の減速機構に相当する。ドラム軸300は、遊星歯車機構400により減速された回転速度で翼軸200と同軸に回転し、当該回転をドラム22に伝達する。ドラム軸300は、本発明の第2回転軸に相当する。軸受ユニット500は、翼軸200およびドラム軸300を回転自在に支持する。クラッチ機構部600は、撹拌体24、即ち翼軸200を、駆動モータ100の回転速度と等しい回転速度で回転させ、ドラム22、即ちドラム軸300を、遊星歯車機構400により減速された回転速度で回転させることが可能な第1形態と、撹拌体24およびドラム22、即ち、翼軸200、ドラム軸300および遊星歯車機構400を、駆動モータ100と等しい回転速度で一体的に回転させることが可能な第2形態との間で、駆動ユニット30の形態を切り替える。
図2および図3を参照して、駆動モータ100は、アウターロータ型のDCブラシレスモータであり、ロータ110とステータ120とを含む。ロータ110は、有底の円筒状に形成され、その内周面には、全周に亘って永久磁石111が配列される。図3に示すように、ロータ110の中央部には、円形のボス部112が形成される。ボス部112には、翼軸200を固定するためのボス孔113が形成されるとともに、ボス孔113の外周に環状の被係合凹部114が形成される。被係合凹部114の外周部は、全周に亘って凹凸部114aを有する。被係合凹部114は、本発明の第2被係合部に相当する。
ステータ120は、外周部に巻線121を有する。図示しない制御回路からステータ120の巻線121に駆動電流が供給されると、ロータ110が回転する。ステータ120の上と左右の3カ所には、ほぼ120度の間隔で、ネジ孔122が形成される。各ネジ孔122は、ステータ120の中心から径方向に同じ距離を有する。なお、図2には、上の1つのネジ孔122のみが図示されている。
図2および図4を参照して、ドラム軸300は、中空形状を有し、翼軸200と遊星歯車機構400とを内包する。ドラム軸300は、前軸部300aと、後軸部300bと、前軸部300aと後軸部300bとの間に設けられ、前軸部300aおよび後軸部300bよりも外側に膨出する収容部300cとを含む。収容部300cには、遊星歯車機構400が収容される。前軸部300aは、前部が後部よりも内径が大きくなるよう形成されており、内径が大きな径大部300dに第1すべり軸受301が配置される。同じく、径大部300dには、後述する規制リングを挟んで、第1すべり軸受301の前方にメカニカルシール302が配置される。第1すべり軸受301およびメカニカルシール302は、前方から径大部300dに挿入され、圧入等の固定方法によりドラム軸300に固定される。なお、ドラム軸300は、収容部300cに遊星歯車機構400が収容できるよう、前後方向に分割され、2つの部材、即ち、前部材M1および後部材M2により構成される。
遊星歯車機構400は、太陽歯車410と、太陽歯車410を囲む環状の内歯車420と、太陽歯車410と内歯車420との間に介在する複数組の遊星歯車430と、これら遊星歯車430を支軸441により回転自在に保持する遊星キャリア440とを含む。
一組の遊星歯車430は、第1歯車431と第2歯車432とを有する。第1歯車431と第2歯車432の2つの歯車同士が噛み合うとともに、第1歯車431は太陽歯車410に噛み合い、第2歯車432は内歯車420に噛み合う。遊星キャリア440は、後方へ延びるキャリア軸442を含む。キャリア軸442は、本発明の軸部に相当する。キャリア軸442は、ドラム軸300と同軸であり、翼軸200が挿入されるために内部が中空に形成される。キャリア軸442は、根元の部位よりも先端部から根元部に掛けての部位の内径が大きくなるよう形成されており、内径が大きな径大部442aに第2すべり軸受443が配置される。ドラム軸300から後方に突出するキャリア軸442の先端部442bには、外周面にスプライン442cが形成される。
翼軸200の後端部には、円環状の規制フランジ201が形成される。翼軸200は、後方からドラム軸300内に挿入される。挿入された翼軸200の前端部には、環状の規制リング202が固定される。規制リング202は、第1すべり軸受301およびメカニカルシール302と同様、前方から径大部300dに挿入され、圧入等の固定方法により翼軸200に固定される。規制リング202は、第1ワッシャ203を介して第1すべり軸受301に接し、第2ワッシャ204を介してメカニカルシール302に接する。規制フランジ201がキャリア軸442の後端と係合し、規制リング202が第1ワッシャ203を介して第1すべり軸受301に係合することにより、翼軸200は、前後方向への移動を規制される。
ドラム軸300の内部に挿入された翼軸200は、外周面が、第1すべり軸受301および第2すべり軸受443との間で摺動する。これにより、翼軸200は、ドラム軸300内において円滑に回転する。また、メカニカルシール302により、ドラム軸300と翼軸200との間への水の侵入が防止される。さらに、翼軸200が回転するとき、規制リング202は、第1ワッシャ203および第2ワッシャ204との間で摺動する。このため、規制リング202が摺れることにより生じる、第1すべり軸受301およびメカニカルシール302の摩耗が防止される。
なお、上述のように、第1すべり軸受301、規制リング202およびメカニカルシール302は、何れも前方から挿入することにより径大部300d内に配置できるので、組み立て性を良くすることができる。
翼軸200の中間の部位に太陽歯車410が固定される。図4(b)に示すように、内歯車420の外周面には、複数の箇所に前後方向に延びるキー部421が形成され、ドラム軸300の内周面には、キー部421に対応するキー溝部303が形成される。キー部421とキー溝部303とが係合することにより、ドラム軸300と内歯車420が周方向に固定される。さらに、翼軸200の後端部は、キャリア軸442から後方に突出し、ロータ110のボス孔113に固定される。
ロータ110の回転に伴って翼軸200が回転すると、太陽歯車410が回転する。遊星キャリア440が回転しないよう固定された状態にある場合、遊星歯車430は、公転ができないため、太陽歯車410が回転に伴って自転のみを行う。即ち、第1歯車431が太陽歯車410と逆方向に回転し、第2歯車432が太陽歯車410と同方向に回転する。第2歯車432の回転に伴って、内歯車420が、第2歯車432と同じ方向、即ち、太陽歯車410と同じ方向に回転する。これにより、内歯車420に固定されたドラム軸300が回転する。なお、各歯車410、420、431、432およびドラム軸300の回転方向が、図4(b)に矢印で示されている。
内歯車420の回転速度は、太陽歯車410の回転速度より遅くなるため、ドラム軸300は、翼軸200よりも低い回転速度で回転する。このように、翼軸200の回転速度が減速されてドラム軸300に伝達されるため、ドラム軸300に伝達されるトルクは、駆動モータ100から翼軸200に伝達されるトルクよりも大きくなる。
図2、図5、図6および図7を参照して、軸受ユニット500は、前部ユニット510および後部ユニット520を含む。
前部ユニット510には、中央部に円筒状の前軸受部511が設けられる。前軸受部511には、前側にメカニカルシール512が配置され、後側に第1転がり軸受513が配置される。第1転がり軸受513は、本発明の第1軸受に相当する。前部ユニット510の後面側には、前軸受部511の周りに被嵌合凹部514が形成される。被嵌合凹部514の外周面514aは、円形状を有し、その円の中心は、前軸受部511に配置された状態の第1転がり軸受513の中心P1と一致する。
前部ユニット510の外周部には、上下左右の4箇所に取付穴515が形成される。さらに、前部ユニット510の外周部には、下部に2つの取付ボス516が形成される。取付ボス516には、取付穴516aが形成される。
後部ユニット520の中央部には、後面側に、ドラム軸300の収容部300cの外径よりもわずかに大きな内径を有し、収容部300cを覆う円筒状の覆い部521が設けられ、覆い部521の後方に、収容部300cの外径よりも小さな内径を有する円筒状の後軸受部522が設けられる。後軸受部522には、前側に第2転がり軸受523が配置され、第2転がり軸受523の後方にスプリング受け板524が設けられる。第2転がり軸受523は、本発明の第2軸受に相当する。後軸受部522の後端部には、内面に、全周に亘ってスプライン525が形成される。スプライン525は、本発明の第1被係合部に相当する。
後部ユニット520には、後面側に3つの取付ボス526が形成される。各取付ボス526は、ステータ120のネジ孔122に対応する上と左右の3つの位置に、それぞれ形成される。取付ボス526には、取付穴526aが形成される。各取付穴526aは、後軸受部522に配置された状態の第2転がり軸受523の中心P2から径方向に同じ距離を有する。
後部ユニット520の中央部には、前面側に、環状の嵌合リブ527が形成される。嵌合リブ527の外周面527aは、円形状を有し、その円の中心は、第2転がり軸受523の中心P2と一致する。嵌合リブ527の外周面527aの径は、被嵌合凹部514の外周面514aの径と等しい。
後部ユニット520の外周部には、ネジ孔528が形成される。各ネジ孔528は、前部ユニット510の取付穴515に対応する上下左右の4つの位置に、それぞれ形成される。
前部ユニット510に翼軸200および遊星歯車機構400を内包したドラム軸300がセットされた状態で、前部ユニット510と後部ユニット520とが結合される。この際、嵌合リブ527が被嵌合凹部514に嵌め込まれる。嵌合状態において、嵌合リブ527の外周面527aが被嵌合凹部514の外周面514aに接する。このように、前部ユニット510と後部ユニット520とは、嵌合リブ527の外周面527aと被嵌合凹部514の外周面514aとによるインロー嵌合により結合される。ネジ530がネジ孔528を通され取付穴515に止められる。これにより、前部ユニット510と後部ユニット520とが固定される。このようにして、軸受ユニット500の内部に、ドラム軸300が配置される。
遊星歯車機構400は、ドラム軸300の収容部300cに収容され、第1転がり軸受513と第2転がり軸受523との間に生じるスペースに配置される。ここで、重量が大きなドラム22による荷重をドラム軸300により良好に支えるため、軸受ユニット500では、第1転がり軸受513と第2転がり軸受523との間に、ある程度の距離を設ける必要がある。本実施の形態では、第1転がり軸受513と第2転がり軸受523との間に生じるスペースを、遊星歯車機構400の配置スペースとして利用するようにしたので、2つの転がり軸受513、523の後方に遊星歯車機構400を配置する構成に比べて、ドラム軸300の軸線方向に、駆動ユニット30のサイズを小さくすることができる。
ドラム軸300は、前軸部300aの外周面が第1転がり軸受513により受けられ、後軸部300bが第2転がり軸受523により受けられる。これにより、ドラム軸300は、軸受ユニット500内において円滑に回転する。また、前軸受部511の前端部にメカニカルシール512が設けられることにより、軸受ユニット500とドラム軸300との間への水の侵入が防止される。
駆動モータ100のステータ120は、後部ユニット520の取付ボス526に固定される。この際、ネジ540がネジ孔122を通されて取付穴526aに止められる。
軸受ユニット500は、ネジ止等の固定方法により、外槽20の後面に固定される。駆動ユニット30が外槽20に装着された状態において、翼軸200およびドラム軸300が外槽20の内部に臨む。ドラム22がドラム軸300に固定され、撹拌体24が翼軸200に固定される。
図8ないし図10を参照して、クラッチ機構部600は、クラッチ体610と、クラッチスプリング620と、クラッチレバー630と、レバー支持具640と、クラッチ駆動装置650と、取付プレート660とを含む。クラッチスプリング620、クラッチレバー630、レバー支持具640、クラッチ駆動装置650および取付プレート660は、クラッチ体610を前後方向に移動させる移動機構部DMを構成する。
クラッチ体610はほぼ円盤形状を有する。クラッチ体610の前端部には、外周面に、環状のスプライン611が形成される。スプライン611は、後部ユニット520の後端部のスプライン525と係合するように形成される。スプライン611は、本発明の第1係合部に相当する。また、クラッチ体610の外周面には、スプライン611の後方に、フランジ部612が形成される。さらに、クラッチ体610には後端部に、環状の係合フランジ部613が形成されている。係合フランジ部613は、ロータ110の被係合凹部114と同じ形状を有し、外周部に全周に亘って凹凸部613aを有する。係合フランジ部613が、被係合凹部114に挿入されると、凹凸部613a、114a同士が係合する。係合フランジ部613は、本発明の第2係合部に相当する。
クラッチ体610の前面には、中央部に、キャリア軸442が挿入される軸孔614が形成される。軸孔614の内周面には、スプライン614aが形成される。スプライン614aは、キャリア軸442のスプライン442cと係合する。これにより、クラッチ体610が、キャリア軸442に対して、前後方向への移動が許容され、且つ、周方向への回動が規制される状態となる。また、クラッチ体610の前面には、軸孔614の外側に環状の収容溝615が形成される。収容溝615は、後端部まで達する深さを有する。図2に示すように、収容溝615には、クラッチスプリング620が収容される。クラッチスプリング620は、本発明の弾性部材に相当する。クラッチスプリング620は、一端が後部ユニット520のスプリング受け板524に接し、他端が収容溝615の底面に接する。
クラッチレバー630は、クラッチ体610の下半分の外周面に沿う、ほぼ半円形状の上部レバー631と、上部レバー631の最下部から下方に延びる下部レバー632とを含む。上部レバー631の左右の上端部には、クラッチ体610のフランジ部612の後面612aに接触し、フランジ部612を前方へ押す押圧部633が形成される。押圧部633は、本発明の押圧部材に相当する。なお、図9(c)には、説明の便宜上、クラッチ体610が描かれている。
クラッチレバー630には、支軸634が固定される。支軸634は、クラッチレバー630の左右を貫き、その両端部がクラッチレバー630から左右に突き出す。
レバー支持具640は、クラッチレバー630を回動自在に支持する。レバー支持具640は、底板641と、底板641の両端から立ち上がるアーム片642とを含む。アーム片642には、支軸孔643が形成される。支軸孔643に支軸634が通される。これにより、クラッチレバー630は、支軸634を中心として前後方向に回動可能となる。
クラッチレバー630とレバー支持具640の間に、スプリング644が介在する。スプリング644の一端は、レバー支持具640の取付軸645に固定され、他端は、クラッチレバー630に設けられた挿通孔635を通されて、挿通孔635と同じくクラッチレバー630に設けられた取付軸636に固定される。クラッチ機構部600が組み立てられた状態において、スプリング644は伸びた状態にあり、クラッチレバー630は、スプリング644の弾性力により、下部レバー632の下端が前方に移動する方向に引かれる。
クラッチ駆動装置650は、トルクモータ651と、トルクモータ651のトルクにより水平軸周りに回転する円盤状のカム652とを含む。カム652の上面が、下部レバー632の下端に接触する。カム652の上面は、一端側に設けられる、高さの高い第1接触面652aと、他端側に設けられる、高さの低い第2接触面652bと、第1接触面652aと第2接触面652bとの間をつなぐ傾斜面652cとを含む。
レバー支持具640およびクラッチ駆動装置650は、ネジ止等の固定方法により、取付プレート660に固定される。取付プレート660は、前部ユニット510の取付ボス516にネジにより固定される。
駆動ユニット30の形態が、第2形態から第1形態に切り替えられる場合、図10(a)に示すように、トルクモータ651により、第1接触面652aが上方に位置し、第2接触面652bが下方に位置するようにカム652が回転される。カム652が回転するに従い、下部レバー632の下端が、傾斜面652cおよび第1接触面652aに順次押されて後方へ移動する。クラッチレバー630が支軸634を中心に前方へ回転し、上部レバー631が前方へ移動する。上部レバー631の押圧部633が、クラッチ体610のフランジ部612を前方へ押し、クラッチスプリング620の弾性力に逆らって、クラッチ体610が前方へ移動する。
一方、駆動ユニット30の形態が、第1形態から第2形態に切り替えられる場合、図10(b)に示すように、トルクモータ651により、第2接触面652bが上方に位置し、第1接触面652aが下方に位置するようにカム652が回転される。カム652が回転するに従い、下部レバー632の下端が、スプリング644の弾性力により、傾斜面652cおよび第2接触面652bに順次沿いながら前方へ移動する。クラッチレバー630が支軸634を中心に後方へ回転し、上部レバー631が後方へ移動する。上部レバー631の押圧部633が、クラッチ体610のフランジ部612から離れ、クラッチ体610が、クラッチスプリング620の弾性力によって後方へ移動する。
ドラム式洗濯機1は、各種運転コースの洗濯運転を行う。洗濯運転は、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程および最終脱水工程を含む。
図11(a)および(b)は、洗い工程およびすすぎお工程における、駆動ユニット30、ドラム22および撹拌体24の動作について説明するための図である
洗い工程およびすすぎ工程では、駆動ユニット30の形態が、第1形態に切り替えられる。第1形態に切り替えられることにより、図10(a)に示す通り、クラッチ体610が前方へ移動すると、図11(a)に示すように、クラッチ体610のスプライン611と軸受ユニット500のスプライン525とが係合する。これにより、クラッチ体610が、軸受ユニット500に対して周方向への回動が規制され、回動できない状態となるので、遊星歯車機構400のキャリア軸442、即ち遊星キャリア440が、回転できないよう固定された状態となる。このような状態において、ロータ110が回転すると、翼軸200がロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転し、翼軸200に連結されている撹拌体24もロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転する。翼軸200の回転に伴い、遊星歯車機構400では、太陽歯車410が回転する。上述の通り、遊星キャリア440は固定された状態にあるので、遊星歯車430の第1歯車431および第2歯車432が、それぞれ、太陽歯車410と同方向および逆方向に回転し、内歯車420が太陽歯車410と同方向に回転する。これにより、内歯車420に固定されたドラム軸300が回転する。遊星歯車機構400により減速されるため、ドラム軸300が、翼軸200よりも遅い回転速度で翼軸200と同方向に回転し、ドラム軸300に固定されたドラム22が、撹拌体24よりも遅い回転速度で撹拌体24と同方向に回転する。言い換えれば、撹拌体24がドラム22よりも速い回転速度でドラム22と同方向に回転する。なお、ロータ110の回転速度および遊星歯車機構400による減速比は、痛まない程度に洗濯物を擦ったり撹拌したりできる回転速度で撹拌体24が回転し、且つ、ドラム22の回転速度が、ドラム22内の洗濯物に作用する遠心力が重力より小さくなる回転速度となるように、適宜、設定される。
洗い工程およびすすぎ工程では、外槽20内に、投入口11の下縁に至らない所定の水位まで水が溜められた状態で、駆動モータ100が、交互に、右回転および左回転する。これにより、ドラム22と撹拌体24とが、撹拌体24の回転速度がドラム22の回転速度より速い状態で、交互に右回転および左回転する。ドラム22内の洗濯物が、バッフル23で掻き上げられては落とされることにより、ドラム22の内周面に叩き付けられる。加えて、ドラム22の後部では、回転する撹拌体24の羽根24aに洗濯物が接触し、羽根24aに洗濯物が擦られたり、羽根24aによって洗濯物が撹拌されたりする。これにより、洗濯物が洗われる、あるいは、すすがれる。
次に、中間脱水工程および最終脱水工程では、駆動ユニット30の形態が、第2形態に切り替えられる。第2形態に切り替えられることにより、図10(b)に示す通り、クラッチ体610が後方へ移動すると、クラッチ体610の係合フランジ部613がロータ110の被係合凹部114に嵌り込み、係合フランジ部613の凹凸部613aと被係合凹部114の凹凸部114aとが係合する。なお、係合フランジ部613が被係合凹部114に嵌り込んだ状態においても、クラッチスプリング620は縮んだ状態を維持しており、クラッチスプリング620の弾性力により、係合フランジ部613は、被係合凹部114に押しつけられる。係合フランジ部613と被係合凹部114とが係合しているとき、押圧部633は、クラッチ体610から離れた状態となる。
係合フランジ部613と被係合凹部114とが係合すると、ロータ110に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制され、クラッチ体610は、ロータ110とともに回転可能な状態となる。このような状態において、ロータ110が回転すると、翼軸200およびクラッチ体610がロータ110の回転速度と等しい回転速度で回転する。このとき、遊星歯車機構400では、太陽歯車410と遊星キャリア440とがロータ110と等しい回転速度で回転する。これにより、内歯車420が、太陽歯車410および遊星キャリア440と等しい回転速度で回転し、内歯車420に固定されたドラム軸300がロータ110と等しい回転速度で回転する。即ち、駆動ユニット30では、翼軸200、遊星歯車機構400およびドラム軸300が一体となって回転する。これにより、ドラム22と撹拌体24が一体的に回転する。なお、クラッチスプリング620も、クラッチ体610とともに回転する。
中間脱水工程および最終脱水工程では、ロータ110、即ち、ドラム22および撹拌体24は、ドラム22内の洗濯物に作用する遠心力が重力よりはるかに大きくなる回転速度で回転する。遠心力の作用により、洗濯物が、ドラム22の内周面に押しつけられ、脱水される。
<実施の形態の効果>
以上、説明した通り、本実施の形態によれば、洗い工程およびすすぎ工程において、ドラム22と撹拌体24とが、撹拌体24の回転速度がドラム22の回転速度より速くなるように回転する。これにより、ドラム22内の洗濯物は、バッフル23による撹拌によりドラム22の内周面に叩き付けられるのみならず、回転する撹拌体24の羽根24aによって擦られる。よって、バッフル23によって洗濯物が撹拌されるだけの構成に比べて、洗浄性能およびすすぎ性能を向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、撹拌体24をドラム22よりも速く回転させるための駆動ユニット30の構成として、撹拌体24を、ロータ110と等しい回転速度で回転させ、撹拌体24に比べて大きなトルクを必要とするドラム22を、ロータ110の回転を減速させることにより回転させる構成が採られる。これにより、ドラム22を、ロータ110と等しい回転速度で回転させ、撹拌体24を、ロータ110の回転を増速させることにより回転させる構成が採られる場合に比べて、ドラム22および撹拌体24の駆動時に駆動モータ100が発生するトルクを小さくすることができ、駆動モータ100の消費電力を低減できる。
さらに、本実施の形態によれば、駆動モータ100のロータ110と撹拌体24とが翼軸200一つにより連結されている。このため、ロータ110の回転軸と撹拌体24の回転軸とが、それぞれ設けられ、互いに連結される構成と異なり、駆動ユニット30を組み立てる際に、2つの回転軸の中心を合わせる軸合わせが不要となる。よって、駆動ユニット30の組み立てが容易となる。また、2つの回転軸の間に生じる軸ずれを心配する必要がない。
さらに、本実施の形態によれば、ドラム22による荷重をドラム軸300で良好に支えるために第1の転がり軸受513と第2の転がり軸受523の間に生じるスペースを、遊星歯車機構400の配置スペースとして利用するようにしたので、ドラム軸300の軸線方向に、駆動ユニット30のサイズを小さくすることができる。これにより、外槽20およびドラム22を前後方向に大きくできるので、洗濯容量を多くすることができる。
さらに、本実施の形態によれば、ドラム軸300を内歯車420に固定するとともに、遊星キャリア440に設けたキャリア軸442の先端部442bをドラム軸300の外に突出させ、突出した先端部442bにクラッチ機構部600が係わることにより、遊星歯車機構400の動作の切替えを行い、駆動ユニット30の形態を、翼軸200とドラム軸300とが別々に回転する第1形態と翼軸200とドラム軸300とが一体的に回転する第2形態との間で切り替えるようにしている。よって、遊星歯車機構400が第1転がり軸受513と第2転がり軸受523とに挟まれる構成とされた結果、遊星歯車機構400がドラム軸300に内包される構成とされた場合であっても、第1形態と第2形態との間での切替えを良好に行うことができる。しかも、太陽歯車410および内歯車420の歯数を調整することにより、ロータ110とドラム軸300との減速比が設定でき、かつ、幅広い減速比の設定が可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、遊星歯車430を、第1歯車431と第2歯車432とで構成するようにしたので、駆動ユニット30が、ドラム軸300を内歯車420に固定することによりドラム軸300の回転を減速させる構成とされた場合に、ドラム軸300と翼軸200とを同じ方向に回転させることができる。よって、ドラム22の回転方向と同じ方向に撹拌体24による撹拌力を加えることができるので、ドラム22内の洗濯物の撹拌力を高めることができる。
さらに、本実施の形態によれば、ドラム軸300の外に突出するキャリア軸442の先端部442bに嵌め込まれたクラッチ体610を、移動機構部DMによりドラム軸300の軸線方向に移動させて、クラッチ体610のスプライン611と軸受ユニット500のスプライン525とを係合させるか、またはクラッチ体610の係合フランジ部613とロータ110の被係合凹部114とを係合させるかする構成を採ることにより、キャリア軸442、即ち、遊星キャリア440に係わることによって駆動ユニット30の形態を第1形態と第2形態との間で切り替えるクラッチ機構部600を、具体的に実現することができる。しかも、クラッチ体610のスプライン611と係合するスプライン525が、クラッチ体610が嵌め込まれるキャリア軸442と同心である第2転がり軸受523が配置された後部ユニット520に形成されるので、スプライン611の中心とスプライン525の中心とを精度良く一致させることができる。よって、スプライン611、525同士を精度よく係合させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、クラッチスプリング620の弾性力によってクラッチ体610が移動されることにより係合フランジ部613が被係合凹部114に係合し、かかる係合によってクラッチ体610がロータ110とともに回転するときには、押圧部633がクラッチ体610から離れた状態となる。このため、押圧部633のクラッチ体610への接触によりロータ110およびクラッチ体610の回転が妨げられてしまうことがない。
さらに、本実施の形態によれば、軸受ユニット500が、ドラム軸300の軸線方向において、第1転がり軸受513を含む前部ユニット510と、第2転がり軸受523を含む後部ユニット520とにより、遊星歯車機構400を内包するドラム軸300を前後両側から覆う構成とされている。軸受ユニット500が分割されない構成とされた場合、図12に示すように、軸受ユニット500に、遊星歯車機構400を内包するドラム軸300が挿入される開口Oを確保するため、たとえば、ドラム軸300の収容部300cより外径の大きな第2転がり軸受523を用いるとともに、第2転がり軸受523の外径が大きくなった分、ドラム軸300の後軸部300bの肉厚を大きくすると言った構成を採る必要がある。本実施の形態の構成とすれば、前部ユニット510と後部ユニット520とを結合することにより、遊星歯車機構400を内包するドラム軸300を軸受ユニット500の内部に収容できるので、必要以上に大きな第1転がり軸受513や第2転がり軸受523が用いられたり、肉厚の増加によりドラム軸300が不要に重くなったりすることが回避される。
さらに、本実施の形態によれば、前部ユニット510と後部ユニット520とは、インロー嵌合により結合されるため、軸受ユニット500を分割とする構成とした場合であっても、第1転がり軸受513の中心P1と第2転がり軸受523の中心P2とを精度良く一致させることができる。このため、第1転がり軸受513の中心P1と第2転がり軸受523との軸ずれによりドラム軸300が円滑に回転できなくことを防止できる。
さらに、上記実施の形態によれば、駆動モータ100のステータ120が、第2転がり軸受523が設けられた後部ユニット520に固定されるので、ステータ120の中心を第2転がり軸受523の中心P2に精度良く一致させることができる。第2転がり軸受523の中心は、翼軸200に固定されたロータ110の中心と一致するので、ステータ120の中心はロータ110の中心と精度良く一致することとなる。これにより、ロータ110とステータ120との間の隙間S(図2参照)を一定に保つことができ、駆動モータ100を安定して回転させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、クラッチ体610のスプライン611と軸受ユニット500のスプライン525との係合により、軸受ユニット500に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制される。また、クラッチ体610の係合フランジ部613とロータ110の被係合凹部114との係合により、ロータ110に対するクラッチ体610の周方向への回動が規制される。しかしながら、クラッチ体610の前端部を軸受ユニット500に係合させる構成、およびクラッチ体610の後端部をロータ110に係合させる構成は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その他の構成であっても良い。たとえば、クラッチ体610の前端部および後端部に突起が形成されるとともに、軸受ユニット500およびロータ110に窪みまたは孔が形成され、突起が窪みまたは孔に嵌り込むような構成が採られても良い。
さらに、上記実施の形態では、ドラム軸300の収容部300cを覆う覆い部521が、後部ユニット520に設けられる。しかしながら、前部ユニット510に覆い部521が設けられても良いし、前部ユニット510および後部ユニット520に分かれるように、覆い部521が設けられても良い。
さらに、上記実施の形態では、前部ユニット510に被嵌合凹部514が設けられ、後部ユニット520に嵌合リブ527が設けられる。しかしながら、前部ユニット510に嵌合リブ527が設けられ、後部ユニット520に被嵌合凹部514が設けられても良い。また、上記実施の形態では、嵌合リブ527と被嵌合凹部514は、嵌合時に互いの外周面527a、514aが接する。しかしながら、嵌合リブ527および被嵌合凹部514は、互いの内周面が接するように構成されても良く、あるいは、外周面と内周面の双方が接するよう構成されても良い。この場合、内周面同士が接する場合、これら内周面が、それぞれ、各内周面に対応する転がり軸受と同心の円形状を有することとなる。さらに、互いに接する周面が、完全な円形状でなく、円が途中で途切れた形状であっても良い。即ち、互いに接する周面が、円孤形状であっても良い。即ち、第1転がり軸受514と同心の円形状または円弧形状を有する周面と、第2転がり軸受523と同心の円形状または円弧形状を有する周面とによるインロー嵌合が行えれば、各周面が形成される部位の形状は、如何なるものであっても良い。
さらに、上記実施の形態では、ドラム22が、水平方向に対して傾斜した傾斜軸を中心に回転する。しかしながら、ドラム式洗濯機1は、ドラム22が、水平軸を中心に回転するような構成とされても良い。
さらに、上記実施の形態のドラム式洗濯機1は、乾燥機能を備えていないが、本発明は、乾燥機能を備えたドラム式洗濯機、即ち、ドラム式洗濯乾燥機に適用することもできる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
10 筐体
20 外槽
22 ドラム
24 撹拌体(回転体)
24a 羽根(突状部)
30 駆動ユニット(駆動部)
100 駆動モータ
110 ロータ
114 被係合凹部(第2被係合部)
120 ステータ
200 翼軸(第1回転軸)
202 規制リング
300 ドラム軸(第2回転軸)
300a 前軸部
300b 後軸部
300c 収容部
400 遊星歯車機構(減速機構)
410 太陽歯車
420 内歯車
430 遊星歯車
431 第1歯車
432 第2歯車
440 遊星キャリア
442 キャリア軸(軸部)
500 軸受ユニット
510 前部ユニット
513 第1転がり軸受(第1軸受)
514 被嵌合凹部
520 後部ユニット
523 第2転がり軸受(第2軸受)
525 スプライン(第1被係合部)
526 取付ボス
527 嵌合リブ
600 クラッチ機構部
610 クラッチ体
611 スプライン(第1係合部)
613 係合フランジ部(第2係合部)
620 クラッチスプリング(弾性部材)
630 クラッチレバー
633 押圧部(押圧部材)
640 レバー支持具
650 クラッチ駆動装置
660 取付プレート
DM 移動機構部

Claims (4)

  1. 筐体内に配置された外槽と、
    前記外槽内に配置され、水平軸または水平方向に対して傾く傾斜軸を中心に回転可能なドラムと、
    前記ドラムの内周面に設けられるバッフルと、
    前記ドラムの後部に配置され、表面に洗濯物と接触する突状部を有する回転体と、
    前記ドラムおよび前記回転体を、前記回転体の回転速度が前記ドラムの回転速度より速くなるように回転させる駆動部と、を備え、
    前記駆動部は、
    駆動モータと、
    前端部が前記回転体に固定され、後端部が前記駆動モータのロータに固定され、途中部分で連結されておらず、当該ロータの回転に伴って回転する第1回転軸と、
    前記ロータの回転を減速させる減速機構と、
    前記ドラムに連結されるとともに、前記第1回転軸および前記減速機構を内包する第2回転軸と、
    前記減速機構を挟むように配置される第1軸受および第2軸受を有し、これら第1軸受および第2軸受によって前記第2回転軸を回転自在に支持する軸受ユニットと、を含み、
    前記減速機構は、前記第1回転軸に固定されて駆動モータのロータの回転に伴って回転する太陽歯車と、当該太陽歯車を囲む環状の内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車との間に介在する複数の遊星歯車と、これら遊星歯車を回転自在に保持する遊星キャリアとを有し、
    前記第2回転軸は、前記内歯車に固定され、前記内歯車の回転に伴って回転し、
    前記遊星キャリアは、前記第2回転軸と同軸であり且つ先端部が前記第2回転軸から前記ロータ側に突出する軸部を含み、
    前記駆動部は、さらに、クラッチ機構部を含み、
    前記クラッチ機構部は、前記第2回転軸から突出した前記軸部の先端部に係わるよう設けられ、前記軸部が回転できない状態とすることにより、前記第1回転軸および前記第2回転軸を、前記第2回転軸の回転速度が前記減速機構による減速比に従って前記第1回転軸の回転速度より遅くなるように回転させる第1形態と、前記軸部が前記ロータとともに回転する状態とすることにより、前記第1回転軸、前記減速機構および前記第2回転軸を、前記ロータの回転速度と等しい回転速度で一体的に回転させる第2形態との間で、前記駆動部の形態を切り替える、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記遊星歯車は、前記太陽歯車に噛み合い、前記太陽歯車と逆方向に回転する第1歯車と、前記第1歯車と前記内歯車とに噛み合い、前記太陽歯車と同方向に回転することにより前記内歯車を前記太陽歯車と同方向に回転させる第2歯車と、を含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載のドラム式洗濯機において、
    前記クラッチ機構部は、前記先端部に嵌め込まれ、前記先端部に対して前記軸部の軸線方向への移動が許容され且つ前記軸部の周方向への回動が規制されるクラッチ体と、当該クラッチ体を前記軸線方向に移動させる移動機構部とを含み、
    前記クラッチ体の前記軸受ユニット側の端部および前記ロータ側の端部には、それぞれ、第1係合部および第2係合部が設けられるとともに、前記軸受ユニットおよび前記ロータには、それぞれ、第1被係合部および第2被係合部が設けられ、
    前記クラッチ体が前記移動機構部により前記軸受ユニット側に移動され前記第1係合部が前記第1被係合部に係合すると、前記軸受ユニットに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記軸部が回転できない状態となり、
    前記クラッチ体が前記移動機構部により前記ロータ側に移動され前記第2係合部が前記第2被係合部に係合すると、前記ロータに対する前記クラッチ体の周方向への回動が規制されて、前記軸部が前記ロータとともに回転可能となる、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項3に記載のドラム式洗濯機において、
    前記移動機構部は、
    前記クラッチ体と前記軸受ユニットとの間に介在され、前記クラッチ体を弾性力により前記ロータ側へ移動させて、前記第2係合部を前記第2被係合部に係合させる弾性部材と、
    前記クラッチ体を押すことにより前記クラッチ体を前記軸受ユニット側に移動させるとともに、前記第1係合部が前記第1被係合部に係合する状態では前記クラッチ体に接し、前記第2係合部が前記第2被係合部に係合する状態では前記クラッチ体と離れる押圧部材と、を含む、
    ことを特徴とするドラム式洗濯機。
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