JP2016049120A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】誤差判定するための遊技情報を台移動時に引き継ぐ場合に、無暗な誤差報知を抑制し得る遊技場用システムを提供する。【解決手段】発行処理時に理論持玉と実持玉との誤差を示す誤差情報をカード側に対応付け、カード受付時に(S11:YES)誤差を引き継ぐが(S13)、従業員による出玉共有の確認済の誤差検知(誤差報知)を対象とした重複する誤差検知(誤差報知)を抑制するようにした(S15:NO)。これにより、無暗な誤差報知を抑制できる。【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機に対応して設けられる、遊技者が獲得した遊技価値を特定する計数処理、遊技価値を遊技者へと付与する再プレイ処理、発行媒体を発行する発行処理、及び発行媒体を受け付ける受付処理を実行可能な遊技装置を含む遊技場用システムに関する。
遊技場には遊技機毎に計数機を設けた各台計数機が多数設置されている。各台計数機では所謂アウト信号やセーフ信号等により特定される理論持玉(理論獲得価値)と各台計数機の計数玉等により特定される実際の持玉である実持玉(実獲得価値)との誤差が基準範囲に属するか否かを照合する誤差判定を行い、その結果、不正の疑いがあれば誤差報知している。
特願2013−198539
さて、誤差報知されない程度の不正を台移動を交えて繰り返すことで誤差報知を逃れて不正に実持玉を得るという不正等を考慮して、台移動が行われても、その誤差判定した結果を引き継ぐべく、本出願人は、特許文献1にて、計数機側と記録媒体側とで各々理論持玉等の誤差情報を記憶しておき、記録媒体を受け付けた際にはそれらを合算することで引き継ぐという構成を既に提案しているが、この場合、以下のような問題が生じ得る。
即ち、遊技者が不正でない理由、例えば知人と出玉を共有する所謂出玉共有にて理論持玉よりも多くの実持玉を得て遊技した場合、その遊技中に誤差報知されるが、従業員により不正でない旨の確認が行われる。そして、その遊技者が大当り等により実持玉を獲得し、発行処理を行うと誤差報知される程度の誤差が理論持玉と実持玉とに既に生じているため、その発行処理された記録媒体を次の遊技機にて受け付けると、その誤差を引き継ぐことから受付と同時に誤差報知されてしまう。この場合、既に従業員による確認を行っているため無駄な誤差報知となるが、誤差を引き継がないと、上記した不正に対応できなくなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、誤差判定するための遊技情報を台移動時に引き継ぐ場合に、無暗な誤差報知を抑制し得る遊技場用システムを提供することにある。
本発明は、遊技者が所有する有価価値を受け付ける価値受付処理、当該受け付けられた有価価値を対価として遊技可能な遊技価値を遊技者へと付与する対価付与処理、遊技者が獲得した遊技価値を特定する計数処理、その計数した遊技価値である実獲得価値を対価として遊技可能な遊技価値を遊技者へと付与する再プレイ処理、前記実獲得価値を遊技者により携帯可能な記録媒体である発行媒体に対応付ける発行処理、及び前記発行媒体を受け付ける受付処理を実行可能であり、遊技機に対応して設けられる遊技装置を含む遊技場用システムであって、
遊技機側から出力される理論上の前記実獲得価値である理論獲得価値を特定可能な理論獲得価値信号を入力すること、及び前記対価付与処理と前記計数処理と再プレイ処理とが実行されたことを特定することにより、前記理論獲得価値と前記実獲得価値との差である獲得誤差を特定可能な誤差情報を特定する遊技情報特定手段と、前記発行処理が行われる場合に、前記誤差情報を前記発行媒体側に対応付ける対応付処理を行う発行対応付手段と、前記受付処理が行われた場合に、受付対象となった前記発行媒体側に対応付けられた前記実獲得価値と前記誤差情報とを、当該受付処理を行った遊技装置に対応付ける受付対応付処理を行う受付対応付手段と、前記誤差情報により特定される前記獲得誤差、或いは前記誤差情報と、予め設定される前記獲得誤差についての基準値である誤差基準値を示す誤差基準情報とを比較することにより、対応する獲得誤差に異常があるか否かを判定する誤差判定処理を行う判定手段と、前記誤差判定処理の判定結果として異常である旨の判定結果を得た場合に、その旨を示す誤差報知を行う報知手段と、前記受付対応付処理に応じて更新される誤差情報に関する前記誤差報知を抑制する抑制手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1に記載の遊技場用システムにおいて、
前記抑制手段は、前記受付対応付処理が行われる前に前記遊技装置側に対応付けられた前記誤差情報である受付前誤差情報に対して予め設定される検知抑制値を示す検知抑制情報と、当該受付前誤差情報とを比較し、前記誤差報知を抑制する旨の比較結果を得た場合に前記誤差報知を抑制するようにしても良い(請求項2)。
請求項1または2に記載の遊技場用システムにおいて、
前記誤差報知が行われた場合に遊技場従業員による確認操作を受け付ける確認操作手段と、前記確認操作が受け付けられた場合に当該誤差報知に対応する前記誤差基準値に対応した補正値を特定する補正値特定手段と、を備え、前記判定手段は、前記補正値分を比較対象に加えた上で前記誤差判定処理を行うようにしても良い(請求項3)。
請求項3に記載の遊技場用システムにおいて、
前記抑制手段は、前記受付対応付処理が行われる前に前記発行媒体側に対応付けられた前記誤差情報である受付前発行誤差情報に対応した前記補正値分を、当該受付対応付処理後に行われる前記誤差判定処理の比較対象に加えることで前記誤差報知を抑制するようにしても良い(請求項4)。
請求項3または4に記載の遊技場用システムにおいて、
前記抑制手段は、前記補正値が特定された場合に、前記遊技情報特定手段により前記誤差情報を補正値分更新させ、前記補正値が特定された上で前記発行処理が行われる場合に、前記発行対応付手段により当該補正値分更新された前記誤差情報である補正誤差情報を前記発行媒体側に対応付けさせることで、前記受付対応付処理に応じて更新される誤差情報に関する前記誤差報知を抑制するようにしても良い(請求項5)。
請求項1の発明によれば、発行媒体側に誤差を対応付けることにより台移動が行われても誤差を引き継ぐ構成を採用した場合でも、誤差報知を抑制するため、無暗な誤差報知を抑制できる。
請求項2の発明によれば、遊技装置側の誤差情報に応じて誤差報知を抑制するので、例えば誤差報知の対象とならない程度の不正を行うことで得た遊技価値を計数処理することにより発行媒体を発行し、台移動した遊技装置において同様に誤差報知の対象とならない程度の不正を行って遊技した結果、遊技価値を消耗したために先に発行した発行媒体を受け付けるといった、誤差報知の対象とならない不正を繰り返す不正については誤差報知を行う一方、不正が行われていない遊技装置にて発行媒体を受け付ける場合には誤差報知を抑制するというように誤差報知を抑制するか否かを効果的に区分することで、無暗な誤差報知を抑制できるようになる。
請求項3の発明によれば、誤差報知が行われた場合に従業員による確認に応じて補正値を比較対象に加えた上で誤差判定処理を行うため、遊技を継続している間に誤差基準値分の誤差が生ずる毎に誤差報知を行えるようになる。
請求項4の発明によれば、補正値分を含めて誤差情報を引き継ぐことにより、台移動が行われた場合における重複した誤差報知を抑制可能となるが、検知対象とならない不正を繰り返す場合には補正値が発生せず誤差報知の対象となる。
請求項5の発明によれば、補正値が考慮された上で誤差情報が引き継がれるようになり、請求項2及び請求項4の発明と同様の効果を期待出来る。
第1実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機の正面図 遊技機に設定されている役と出率との関係を設定値毎に示す図 設定情報を示す図 遊技装置側記憶領域を示す図 カード側記憶領域を示す図 不正ではない場合の遊技装置側記憶領域の推移を示す図 不正が行われる場合の遊技装置側記憶領域の推移を示す図 遊技装置の処理を示すフローチャート
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機(スロットマシン)1に対応して遊技装置2(遊技情報特定手段、発行対応付手段、受付対応付手段、判定手段、報知手段、抑制手段、確認操作手段、補正値特定手段)が設置されている。2台の遊技機1、2台の遊技装置2は1台の中継装置3に接続されており、中継装置3はLAN4を介して管理装置5に接続されている。管理装置5は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、キーボード6、モニタ7やプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されている。LAN4には景品交換処理を行うPOS8等の周辺機器が管理装置5と通信可能に接続されている。
尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となる。本実施形態では上記したように遊技機1がスロットマシンであることから、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機1がパチンコ機であれば、遊技価値はパチンコ玉である。
図2は遊技機の正面図である。遊技機1は、表示窓9を介して視認可能なリール10、有効化された入賞ラインを示す有効ライン表示部11、表示パネル12、クレジットメダルの投入を行うクレジット釦13、クレジットメダルの精算を行う精算釦14、メダルを投入するメダル投入口15、スタートレバー16及び左ストップ釦17、中ストップ釦18、右ストップ釦19、払出数表示部20、クレジット数表示部21、受皿22等を備えている。
遊技機1は、メダルが投入された状態でスタートレバー16が操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、発生する乱数の中から1つの乱数を抽出して内部抽選を実行し、内部当選役がある場合には当該内部当選役に対応するフラグを成立させると共に、各リール10を始動(回転)させ、この状態で各ストップ釦17〜19が操作されると、対応するリール10の回転を停止させる。続いて、内部当選役のフラグに応じて各リール10の停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて、所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リール10を内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止表示させる制御)を実行する。引込制御は、各ストップ釦17〜19の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、所謂取りこぼしとなる。
図3は、遊技機1に設定されている役と出率との関係を設定値毎に示している。遊技機1には、所謂ボーナス役としてのBB(ビッグボーナス)役及びRB(レギュラーボーナス)役、小役及びリプレイ役が設けられている。遊技機1には、図2に示すように、合計5本(表示窓9の上段、中段、下段に対応した横方向に1本ずつの3本及び斜め方向の2本)の有効ラインが設けられている。遊技者によるストップ釦17〜19の操作によってこれらの有効ラインのうち何れかの有効ライン上に内部当選役に対応する図柄が揃ったとき、即ち、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが内部当選役に対応する図柄の組合せと一致したとき、入賞となる。入賞となった場合には、BB状態やRB状態の発生、或いは、対応する枚数のコインの払い出し(遊技価値の付与)が行われる。具体的には、遊技機1では、BB状態は例えば300枚を越えるコインの払い出しによって終了し、RB状態は8回の入賞の発生により終了する。尚、BB状態及びRB状態における1ゲーム当たりのコインの投入枚数は2枚になっている。
この遊技機1は、設定値を変更することによりBB役及びRB役の内部当選確率を変更可能となっている。本実施形態の場合、設定値は1〜6の6段階設けられている。この設定値は遊技場の管理者により何れか1つが選択されて使用される。各設定値には、図3に示すようにそれぞれ理論上の出玉率が対応付けられている。この出率は、上記したボーナス役の内部当選確率により調節される。つまり、遊技機1では、設定値が大きいほどボーナス役当選確率が高くなり、それに伴って理論上の出率が大きくなる。尚、小役確率については全設定共通であるが、異なっていても良く、小役確率や他の条件等により出率を調整しても良い。
上記した設定値は遊技場の管理者が設定キーを使用することで変更される。具体的に説明すると、遊技機1は、遊技可能状態から電源スイッチが操作されて電源がオフされ、設定キーが設定モード切替部(図示せず)のキー穴に挿入されて「遊技」位置から「設定」位置に回動され、その後、電源スイッチが操作されて電源がオンされると、設定値を変更可能な設定変更可能状態に移行する。遊技機1は、設定変更可能状態に移行すると、現在の設定値をクレジット数表示部21に表示し、遊技場の管理者が設定ボタン(図示せず)を操作する毎にクレジット数表示部21における設定値を切替えて表示する。そして、遊技機1は、スタートレバー16が操作されると、そのスタートレバー16が操作された時点で表示している設定値を確定し、電源スイッチが操作されて電源がオフされ、設定キーが「設定」位置から「遊技」位置に回動され(戻され)、その後、電源スイッチが操作されて電源がオンされると、電源がオフされる直前に確定した設定値を有効化して遊技可能状態に移行し(戻り)、その確定した設定値での遊技を可能とする。尚、遊技機1は、遊技可能状態から電源がオンされたままで設定キーが設定モード切替部のキー穴に挿入されて「遊技」位置から「設定」位置に回動されると、設定キーが「設定」位置に回動されている期間だけ設定確認状態に移行する。遊技機1は、設定確認状態に移行すると、現在の設定値をクレジット数表示部21に表示し、設定キーが「設定」位置から「遊技」位置に回動される(戻される)と、遊技可能状態に移行する(戻る)。
管理装置5は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1や遊技装置2や呼出ランプユニット3との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部等を備え、遊技機側から出力された遊技信号(アウト信号(遊技に応じて消費された遊技価値であるアウト(消費価値、使用媒体数)を特定可能な信号で、開始操作に応じてベット状態のメダルを消費されたとしてベット状態のメダル数(3枚)分が遊技機1からパルス出力される信号。尚、リプレイ時にも対応分が出力される。理論獲得価値信号)、セーフ信号(遊技(入賞)に応じて付与(払出)された遊技価値であるセーフ(入賞付与価値、払出媒体数)を特定可能な信号で、メダルが1枚付与される毎に1パルスが遊技機1から出力される信号。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームにて消費されたメダル分が出力される。理論獲得価値信号)、BB信号、RB信号(遊技者にとって有利な状態である特別状態(R.B、R.B)を特定可能な信号で、特別状態中に遊技機1から出力されるレベル出力される信号)や遊技装置2から出力された売上信号(有価価値を対価として付与された遊技価値である貸出玉(売上情報、対価付与価値)やその対価を特定可能な信号で、シリアル信号により遊技装置2から出力される信号)を受信すると、遊技機1の遊技情報(アウト、セーフ、差メダル、BB回数、RB回数等)を集計したり売上情報を算出したりする。
遊技装置2は所謂各台計数機であり、計数した実持玉の内、再プレイ(払戻処理)による払戻分を除いた実持玉を特定可能なICカードを発行可能な装置である。尚、ICカードは持玉をPOS8にて精算可能で、精算した場合、精算対象とならなかった持玉があれば遊技者に返却される一方、いずれもなければ回収される。尚、以下も含め、説明の都合上「玉」としているが、「メダル」等の他の遊技価値も含む獲得価値を示す。
遊技装置2は、図1に示すように遊技者が貨幣を投入するための貨幣投入口23、遊技者がICカード(以下、カード)24(記録媒体、発行媒体)を挿入するためのカード挿入口25、カード24を発行するための発行釦26、メダルを投入するためのメダル投入部27(図1では蓋で閉鎖されている)、払出操作用の払出釦28、この払出釦28の押下に応じてメダルを遊技機1の受皿22に払出す払出ノズル29等を備えている。遊技装置2は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部により動作する。
遊技装置2は内部に図示しないホッパーを備えている。ホッパーは円盤及びホッパーモータから構成されており、ホッパーモータにより円盤が回転してメダルを1枚ずつ順にメダル排出路に排出する。メダル排出路にはフォトセンサ及び近接センサの2種類のセンサが設けられており、フォトセンサでメダルの通過を確認した後、近接センサが反応した場合にカウント値をインクリメントする計数処理を実行する。尚、メダル排出路に排出したメダルを計数する構成としたが、メダル排出路手前にセンサを設け、計数したメダルをホッパーから排出する構成としても良い。
遊技装置2は、貨幣(遊技者が所有する有価価値)を受付する(貨幣受付処理、価値受付処理)と、遊技装置2に入金額が残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技装置2の貸出釦が押下(貸出操作、付与操作)されると払出単位(例えば1000円)分の貸出玉(対価付与価値)を払出ノズル29から払出し(対価付与処理)、その対価分を残高から引落とする。尚、貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
また、遊技者が獲得したメダルをメダル投入部27に投入されることで受付可能で、受け付けた場合には持玉として管理し、払出釦28の押下に応じて持玉を対価として遊技可能な遊技価値を付与する払戻処理(再プレイ処理)も可能とし、払い戻した場合はその対価分(払い戻したメダルと同数)を持玉より減算する。
残高や持玉が残存する状態で発行釦26が押下(発行操作を受付)されると残高や持玉を特定可能なカード24を発行する(発行処理)。尚、カード24を受け付けた場合は、その残高や持玉を引継ぐ。
遊技装置2は中継装置3とのシリアル通信により貨幣受付処理や対価付与処理、再プレイ処理、残高、持玉、貸出玉、払戻玉、入金額や計数玉数や、貸出の対価となる売上額、及びカード24の受付や発行処理等の各種情報を特定可能であるが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定しても良い。
遊技装置2は、周知の通り、アウトやセーフや貸出処理により理論持玉を更新し、計数処理や払戻処理により実持玉(計数玉−払戻玉)を更新する一方、発行処理時の理論持玉と実持玉との差である誤差に応じた振分処理により、その誤差を遊技装置2側またはカード24側に振り分け、カード受付処理時に遊技装置2側とカード24側との理論持玉と実持玉とを合算し、誤差を引き継いだ上で誤差と基準値とを比較する誤差判定(誤差判定処理)を行い、異常がある場合は誤差検知(誤差報知)する。
遊技装置2は、このような処理のために管理装置5による入力操作により設定された設定情報を管理している。図4は設定情報を示しており、以下の各項目が設定されている。
端玉設定値=管理IDを発行するための実持玉に対する基準値で、管理IDを発行していない状態で実持玉がこの基準値に達した場合に管理IDを発行し、管理IDを実持玉に対応付けた対応付状態とする。
初期化持玉値=管理IDの対応付状態を解消するための実持玉に対する基準値で、対応付状態中に実持玉がこの基準値を割った場合に対応付状態を解消する。尚、詳細な説明は省略するが、残高に対応する端玉設定値と初期化持玉値とを設定し、実持玉と同様に残高についての判定を行い、実持玉と残高の双方にて対応付状態を解消する旨を判定出来る場合に対応付状態を解消する。
誤差基準上限(誤差基準情報)=理論持玉(理論獲得価値)と実持玉(実獲得価値)との差(獲得誤差)を示す誤差(誤差情報)に対する基準値(誤差基準値)の上限で、誤差がこの上限を超えた(以上となった)場合に異常と判定(誤差検知)する。尚、遊技者は遊技機における玉やメダルが払出される受皿22等にメダル(玉)等を貯め、貯めきれなくなるまで待って計数する場合もあるので、受皿22等の貯留量(例えば400枚)を考慮して設定する。
誤差基準下限(誤差基準情報)=上記誤差に対する基準値(誤差基準値)の下限で、誤差がこの下限未満(以下)となった場合に誤差検知する。ここで、上限と下限とを設けたが、例えば下限のみ等、一方のみを設定しても良い。尚、本実施形態では誤差と基準値との照合処理である誤差判定をカード発行処理時やカード受付処理時、或いは1分間隔等の予め設定された所定期間の経過時に行うことを例示しているが、例えば、アウトが予め設定された所定値に達した場合や計数処理後等の他の条件であっても予め定められていればどのような判定条件により誤差判定を行っても良い。また、誤差基準上限も同様だが誤差検知後は重複検知を抑制するため補正値(受付前発行誤差情報)として後述するように誤差判定の演算式に組み込む(誤差判定処理の比較対象に加える)。
誤差分岐値=発行処理時に誤差がある場合、その誤差を遊技装置2側とカード24側とのいずれに対応付けるかを特定する振分処理にて照合する誤差に対する基準値で、誤差がこの基準値に達していればプラス誤差として遊技装置2側、達していなければマイナス誤差としてカード24側に誤差を対応付ける。
検知抑制値(検知抑制情報)=カード24の受付処理後の誤差検知を抑制するための基準値(検知抑制値)で、受付処理時に遊技装置2側の誤差がこの値を超えていれば(以上であれば)誤差検知を抑制して誤差検知した場合における補正値を加算する。
図5は遊技装置2に対応付けられて当該遊技装置2に記憶される遊技装置側記憶領域(残高関係は省略)であり、以下の各項目が設定されている。
管理ID=各遊技装置(端末)2にて発行されるカード24に対応したID(上3桁が端末ID、下3桁が発行ID)。
カードID=現在受け付けている、或いは発行対象となっているカードID。
受付実持玉及び受付理論持玉=受け付けたカード24の実持玉と理論持玉。
計数玉=計数処理により計数した玉(メダル、以下同様)数の合計。
払戻玉=払戻処理により持玉を対価として払い出した玉数の合計。即ち、払い戻した持玉数。
分割玉=分割発行した持玉数。尚、従業員発行(ワゴン発行)分も含まれる。
実持玉=遊技者の実際の持玉数(受付実持玉+計数玉−払戻玉−分割玉)。即ち、発行可能な持玉数。
理論持玉=遊技者の理論上の持玉数(受付理論持玉+貸出玉−差玉−分割玉)。
尚、差玉=アウト−セーフ。
誤差(補正誤差情報)=理論持玉と実持玉との差で、以下の補正値も考慮した値(理論持玉−実持玉−補正値)。
補正値=誤差検知した場合に対象となった基準値が加算される値で、誤差判定を基準値分の加減算があった場合に検知するための補正値。尚、本実施形態では誤差検知後のリモコンによる確認操作に応じた確認信号の受信に応じて加算される。
図5の遊技装置2側記憶領域は遊技信号を受信したり、貸出処理や計数処理が実行されたりすることにより更新される。尚、遊技装置2にて貸出処理等を実行可能であるため、貸出処理等については遊技信号により特定しない構成(理論獲得価値信号としてアウト信号とセーフ信号とを入力する一方、遊技装置2にて行った貸出処理により払出した売上玉とにより理論持玉を特定したり、遊技装置2にて行った計数処理、及び払戻処理により実持玉とを特定したりする構成)を例示しているが、遊技装置側記憶領域を管理装置5にて管理する場合等には遊技装置2から計数値等の対応する値を特定可能な計数信号や売上信号等を入力して対応する処理や情報を特定すれば良い。
尚、誤差情報は誤差、実持玉と理論持玉、受付実持玉と計数玉と払戻玉と分割玉と受付理論持玉と売上玉と差玉(アウトとセーフ)等、誤差を特定出来る情報であればいずれを対象としても良いし、例示した以外の遊技情報としても良い。
管理IDを発行(更新)する条件は以下の通りである。
(1)管理ID未発行の状態で、持玉が端玉設定値以上となった場合に発行
(2)分割発行する場合に分割先のカード24に対して発行
(3)管理ID未発行の状態でカード24を受け付けた場合に、受付カード24の管理IDに変更。尚、管理IDの対応付状態中は異なるカード24の受け付けを抑制する。また、管理ID発行済の状態でカード24を受付可能としても良く、この場合、カード24を受け付けたとしても、そのまま発行済の管理IDを継続利用すれば良い。
管理IDを初期化(発行済→未発行)する条件は以下の通りである。
(1)持玉が初期化持玉値以下になった場合
(2)全発行処理した(管理IDを記憶したカード24を発行し持玉が0になった)場合
図6は図5の遊技装置側記憶領域に示す記憶状態で発行処理した際にカード24に対応付けられて管理装置5に記憶されるカード側記憶領域である。このカード側記憶領域には、項目として図5の項目の内、管理ID、カードID、実持玉、理論持玉、誤差が設定されている。
尚、本実施形態では図5の遊技装置側記憶領域を遊技装置2、図6のカード側記憶領域を管理装置5に設け、管理IDにより紐付けて管理すると共にカード24にもカード側記憶領域を設けて記録する構成としているが、対応付けが可能であればカード側記憶領域をカード24のみに設けたり、遊技装置側記憶領域を管理装置5に設けたりする等、どのように記憶領域を設けても良い。
また、図6のカード側記憶領域では計数玉等を記憶しない構成を例示したが、計数玉等を記憶し、受付処理時に受付実持玉に加えて、或いは代わりに計数玉等を更新し、カード側記憶領域における計数玉等を管理IDに対応した累計値としても良いが、この場合、受付実持玉を実持玉に加算すると重複して加算されることになるので、重複しないように実持玉や理論持玉を更新する必要がある。即ち、計数玉等を引継ぐ等すれば必ずしも受付実持玉や受付理論持玉を管理する必要はなくなる。
更に、誤差情報は誤差そのものの他に、実持玉と理論持玉、受付実持玉と計数玉と払戻玉と分割玉と受付理論持玉と売上玉と差玉(アウトとセーフ)等、誤差を特定出来る情報であればいずれを対象としても良いし、例示した以外の遊技情報としても良い。
次に上記構成の作用について説明する。
図9は、本発明に関連した遊技装置2の動作を示すフローチャートである。遊技装置2は、アウト信号またはセーフ信号が入力したか(S1:NO)、貸出処理を実行したか(S2:NO)、計数処理を実行したか(S3:NO)、払戻処理を実行したか(S6:NO)、発行操作が有ったか(S7:NO)、確認信号を受信したか(S8:NO)、誤差判定条件が成立したか(S10:NO)、カード24を受け付けたか(S11:NO)の待機フローを実行している。
アウト信号またはセーフ信号が入力するか(S1:YES)、貸出処理を実行したときは(S2:YES)、理論持玉を周知の通り更新する(S5)。計数処理を実行したか(S3:YES)、払戻処理を実行したときは(S6:YES)、実持玉を周知の通り更新する(S4)。
発行操作が有ったときは(S7:YES)、実持玉が理論持玉に対して適正な値であるかを判定する誤差判定、つまり理論持玉−実持玉である誤差が図4の誤差基準範囲内(誤差基準下限〜誤差基準上限)ではないかを判定し(S17)、誤差判定の結果、誤差が誤差基準範囲内のために誤差検知ではない場合(S17:NO)、理論持玉−実持玉である誤差が図4の誤差分岐値に達している(所謂プラス誤差)かを判定する(S19)。この処理が主に想定しているのは遊技者が受皿22等にメダル(玉)を残した状態で休憩のため離席する際に行う発行処理である。この場合、不正の可能性は低いがカード24が入替わることにより誤差が生ずることを防止するため誤差情報により特定される誤差が誤差分岐値(0)以上の場合は(S19:YES)、誤差を遊技装置2側に残し(S23)、カード24側の誤差は0とする(S24)。即ち、プラス誤差の場合は、誤差を遊技装置2側に対応付け、カード24側の誤差を0にする。本実施形態では振分処理の各態様にて例示した構成を採用しているので、遊技装置2側に誤差を残しカード24側の誤差を0にする場合は遊技装置2側の実持玉を0とし受付理論持玉に誤差の値を記憶して実持玉等の他の情報を初期化する一方、カード24側には実持玉と同値を理論持玉として記憶すれば良い。遊技装置2側に誤差を残す場合は、他に発行済の持玉を図5に示す分割玉と同様に記憶し、分割玉と同様に実持玉や理論持玉の演算式に加えて誤差を保持する等、誤差が保持されれば誤差情報をどのように更新しても良い。カード24側の誤差を0にするには、他に理論持玉をカード24側に記憶するか否かに関わりなく受付時に実持玉分を受付理論持玉に加算したり、図6のカード側記憶領域に示すように誤差を記憶し、その誤差により受付時の遊技装置2側の受付理論持玉を更新したりする等、誤差が0となれば誤差情報をどのように更新しても良い。
一方、誤差が誤差分岐値に達していない場合(S19:NO)、即ち、マイナス誤差の場合は実持玉の全てを対象とした全発行(処理)かを判定する(S20)。この処理が主に想定しているのは少量のメダル(玉)を他店舗や他の貸出レートから持込んで計数したり、遊技情報が発生しないようにしてメダル(玉)を得たりするような不正で、更に誤差が基準範囲内に留まるような不正が行われた上で行われる発行処理である。この場合、不正者は発行処理後、直ぐに遊技装置2を離れ、他の遊技装置2や、POS等の精算装置に向うので、全発行の場合は(S20:YES)、カード24側に誤差を残し(対応付処理)(S25)、遊技装置2側の誤差を0としてから(S26)、発行処理を実行する(S27)。即ち、マイナス誤差の場合は、誤差をカード24側に対応付け、遊技装置2側の誤差を0にする。カード24側に誤差を残し遊技装置2側の誤差を0にするにはカード24側に実持玉と理論持玉とをそのまま記憶する一方、遊技装置2側は図5の遊技装置側記憶領域を初期化する等、理論持玉と実持玉とが同値となるようにすれば良い。
尚、カード24における誤差情報は精算装置にて実持玉が全て精算されることにより初期化されるが、この場合、例えばタバコ等を交換して一部の実持玉を精算し、残りをカード24に戻す場合は、誤差情報をそのままカード24に対応付けたままとする。
一方、分割発行(処理)の場合(S20:NO)、従業員による発行処理かを判定する(S21)。この処理が主に想定しているのは、遊技場または遊技場外のサービス提供者(従業員)が、実持玉を対価としてジュース等を提供するワゴンサービスの際の発行処理であり、この場合、従業員が携帯するリモコン等の操作や、従業員のカード24に対価分の実持玉を移すべく従業員のカード24を受付処理対象とする等の従業員による発行操作により、その旨を特定する。従業員発行なら(S21:YES)、誤差を遊技装置2側に対応付ける(S23)。このように分割発行操作が従業員等のサービス提供者による操作可能なリモコンによるものであれば誤差が遊技装置2側に全て残るように分割発行処理された実持玉と同値を理論持玉としてカード24側に対応付け、残りを遊技装置2側に対応付ける。
また、遊技者による発行なら(S21:NO)、誤差を計数機側とカード24側とで按分する(遊技者が行う分割発行)(S22)。つまり、分割発行操作が遊技者により操作可能な遊技装置2によるものであれば誤差をカード24側と遊技装置2側とで対応する実持玉に応じて按分するように理論持玉を振り分ける。具体的には、遊技装置2側に残った実持玉とカード24側に移った実持玉とで誤差を実持玉に応じて按分する。例えば、遊技装置2に残る実持玉が4000玉、カード24に移る分割発行分の実持玉が1000玉、誤差が−300の場合、−300×4000÷(4000+1000)=−240を遊技装置2側に対応付け、残りの−60をカード24側に対応付ける。この場合、誤差情報としては例えば実持玉に対応する誤差分により演算した値が理論持玉となるように(例えば上記の場合、理論持玉として4000+(−240)=3760を遊技装置2側、1000+(−60)=940をカード24側に対応付けて)記憶する構成を例示出来るが、上記同様に他のどのような方法で誤差を按分したり、誤差情報を更新したりしても良い。
ここで、分割発行する際の多くは遊技機1の受皿22に遊技価値が残った状態で行われるケースが多いことから、分割発行する場合でも、誤差が誤差分岐値に達していれば(S19:YES)、全ての誤差を遊技装置2側に対応付ける(S23)。この場合、上記不正を従業員が行った上で発行処理を行うことは考え難いため、誤差が誤差分岐値に達している場合と同様に遊技装置2側に誤差を残し、カード24側の誤差は0として(S24)、発行処理を実行する(S27)。
カード24を受け付けた場合(S11:YES)、管理IDが対応付状態、即ち、既に他のカード24の受付状態かを判定し(S12)、対応付状態なら(S12:YES)、受付を拒否する。対応付状態でなければ(S12:NO)、カード24側と遊技装置2側との誤差を合算(受付対応付処理)して(S13)、その合算前の遊技装置2側の誤差が検知抑制値に達しているかを判定(誤差判定処理)する(S14)。この場合、カード受付前の遊技装置2の誤差が検知抑制値に達していれば(S14:YES)、誤差検知を抑制する。
さて、本実施形態では、遊技場が認めている不正でない行為として、知り合いとなる遊技者間(例えば家族や知人)にて出玉を共有して遊技する行為がある。即ち、AとBとの遊技者がおり、Aだけが出玉を獲得した場合に、その一部をBへと手渡す行為である所謂出玉共有を遊技場では遊技者へのサービスとして認めている。
この場合、出玉を手渡したAは理論持玉よりも実持玉が少なくなるが、受け取ったBは理論持玉よりも実持玉が多くなるので実持玉を超えて遊技することになり、システム上は誤差検知される。即ち、遊技装置2は、発行処理時、或いは所定時間(例えば1分間)が経過する等の誤差判定条件が成立した場合には(S10:YES)、誤差判定を行い、誤差検知されれば(S15:YES)、エラー報知する(S16)。
しかしながら、従業員により出玉共有が行われていることが確認されれば、そのまま遊技を継続する。ここで、Bが遊技に応じて出玉を獲得すると、上記誤差を保ったまま理論持玉と実持玉とが増加するが、実持玉の獲得後に発行処理を行うと、誤差を保ったままカード24に理論持玉と実持玉とが対応付けられる。
そして、その誤差を保ったカードを台移動先の次の遊技装置2にて受け付けると誤差が生じているとして誤差検知してしまうが、この誤差の要因は上記した確認済みの出玉共有によるものであり、誤差検知することで遊技者は不快になる一方、従業員は重複した確認を行う必要が生じてしまう。
このような事情から、エラー報知に応じて従業員が出玉共有を確認して携帯するリモコン(確認操作手段)により確認操作すると、遊技装置2は、確認信号を受信することに応じて(S8:YES)、誤差判定の対象となった基準値分、補正値を加算する等の補正値の更新を行う(S9)。尚、エラー報知は従業員の確認により解消できるので、確認信号を受信すれば発行処理や払戻処理等を行うことが可能となる。
このように不正ではない場合の遊技装置側記憶領域の推移について図7を参照して説明する。
図7(a)は、遊技者が出玉共有により他者の出玉を受け取り遊技することで、実持玉は変動ないまま理論持玉が誤差基準下限値に達して(以下となり)誤差検知(誤差報知)された状態を示している。
図7(b)は、図7(a)から、従業員が出玉共有を確認し、リモコンにより確認信号を遊技装置2に送信することで、補正値に誤差基準下限値(−100)を加算し、誤差検知が解消された状態を示している。
図7(c)は、図7(b)から、出玉共有による出玉での遊技を継続したことにより再度誤差検知された状態を示している。
図7(d)は、図7(c)から、誤差基準下限値が補正値に加算(−200)されてから遊技者が出玉を獲得して計数(1000枚)した状態を示している。図7(c)における実持玉と理論持玉との誤差分をほぼ保ったまま実持玉と理論持玉とが加算されているが、補正値の加算により誤差検知は抑制される。
図7(e)は、図7(d)の遊技者の台移動先となる遊技装置2の記憶領域を示しており、この場合も従業員の確認を受けることになる。前の遊技者による誤差が誤差分岐値に達していると共に遊技装置2側に実持玉等が残った状態となっている。
図7(f)は、図7(d)の遊技装置2で発行処理したカード24を図7(e)の台移動先の遊技装置2にて受け付けた状態を示している。図7(d)では誤差が誤差分岐値に達していないのでカード24側に実持玉等が対応付けられ、図7(e)の実持玉等に合算されているため、誤差(−186)が誤差基準下限値未満となっているが、図7(e)のように受け付けた遊技装置2側のカード受付前の誤差(19)が検知抑制値(5)に達していることから誤差検知は抑制される。
図7(g)は、図7(f)から、補正値に誤差下限値が加算された状態を示している。図7(f)にて2回分の誤差検知が行われる誤差があるので、2回分の誤差基準下限値が補正値に加算されている。
一方、遊技場が認めていない不正行為としては、様々な方法があるが、所謂クレマン、遊技機のクレジットを電波の照射等の不正な行為により満タン(例えば50枚)とする等して増やす行為がある。そして、不正行為によりクレジットを満タンとすることを繰り返し、そのメダルを計数して発行操作を行うと、遊技装置2は、発行操作が有った場合に(S7:YES)、誤差判定の結果、誤差が誤差基準範囲内ではないために誤差検知するので(S17:YES)、エラー報知(誤差報知)を行う(S18)。これにより、不正者による不正を検知することが出来る。
しかしながら、不正者がこのような遊技装置2によるエラー報知機能を知っている場合は、不正によりクレジットを満タンとした場合、クレジット分のメダルを払出し、そのままメダルを計数してカード24を発行する場合がある。この場合、理論持玉が0、実持玉50、誤差が−50となるので、誤差検知(誤差報知)されることはない(誤差基準下限が−100であり、それ以下とならないため検知されない)。そして、不正者が台移動して次の遊技機1にて同様にクレマンを行い、その分の遊技を行うと、理論持玉は−50、実持玉は0のままとなり、誤差が−50となるので、この場合も誤差検知されない。そして、不正者が不正により得たメダルを使い切ったために先に発行したカード24を遊技装置2に挿入すると、遊技装置2は、カード24を受け付け(S11:YES)、カード24側と遊技装置2側との誤差を合算(誤差は−100)してから(S13)、その合算前の遊技装置2側の誤差(−50)が検知抑制値(5)に達しているかを判定する(S14)。この場合、検知抑制値に達していないので(S14:NO)、誤差判定の結果、誤差検知となり(S15:YES)、エラー報知する(S16)。
このような不正が行われる場合の遊技装置側記憶領域の推移について図8を参照して説明する。
図8(a)は、不正者が不正(クレマン)により出玉(50枚)を得て計数した状態を示している。誤差(−50)は誤差基準下限値(−100)に達していないので、誤差検知されない。この状態にて発行処理を行えば誤差が誤差分岐値に達していないのでカード24側に誤差が対応付けられる。
図8(b)は、図8(a)の不正者が発行処理されたカード24を持って誤差検知を逃れようとして台移動する場合の台移動先となる遊技装置2にて、更に不正により出玉(50枚)を得て遊技した状態を示している。誤差(−50)が誤差基準値範囲内であるので誤差検知されない。
図8(c)は、図8(b)の遊技装置2で図8(a)にて発行処理したカード24を受け付けた状態を示している。図8(b)ではカード受付前の誤差(−50)が検知抑制値(5)に達していないので誤差判定の対象であり、更にカード24側と遊技装置2側との実持玉と理論持玉とを加算した値により特定される誤差(−100)が誤差基準値範囲外となることから誤差検知される。
要するに、本実施形態では、図8のような不正と、遊技者が休憩のために受皿22等に玉を残して発行処理を行って離席し、休憩後に戻って来た場合とを区分するため、誤差がマイナス側であればカード24側、プラス側であれば遊技装置2側に誤差を対応付ける構成を採用している。このような構成により、前者であれば、図8(a)のように誤差がマイナスなのでカード24側に対応付け、図8(c)のように合算可能とする一方、後者であれば、受皿22分の計数玉が不足するため誤差がプラスとなり、遊技装置2側に誤差が残るが、休憩を終えた遊技者は戻ってくるので、合算することで発行処理前に戻り検知抑制値以上となることで誤差検知を抑制するという作用を期待している。
また、カード受付時には、理論持玉と実持玉とをそれぞれ加算した上で誤差検知を行うが、カード受付前の遊技装置2側の誤差と図4の検知抑制値とを比較した結果に応じて合算後の誤差検知の報知を抑制するか否かを特定していることも特徴である。
以上のように、本実施形態で懸念している遊技者、及び不正者の行為は、遊技場が認める出玉共有により誤差が生じる等、確認済みの誤差を引き継ぐことでカード受付時の無駄な誤差検知を抑制する一方、不正者による誤差判定の盲点をつくような不正は誤差を引き継ぐことで誤差検知することが出来る。
尚、誤差の対応付けとして実持玉と理論持玉とを対応付ける構成を例示したが、例えば実持玉と誤差とを対応付ける等、他の構成を採用しても勿論良い。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することが出来る。
発行処理時に理論持玉と実持玉との誤差を示す誤差情報をカード24側に対応付け、カード受付時に誤差を引き継ぐが、従業員による出玉共有の確認済の誤差検知を対象とした重複する誤差検知を抑制するようにしたので、無暗な誤差検知を抑制できる。
カード受付前の遊技装置2側の誤差が検知抑制値以上である場合に誤差検知を抑制するようにしたので、検知対象とならない不正を繰り返す不正については誤差検知を行う一方、不正が行われていない遊技装置2にてカード24を受け付ける場合には誤差検知を抑制するというように誤差検知を抑制するか否かを効果的に区分することで、無暗な誤差検知(誤差報知)を抑制できるようになる。
誤差検知後のリモコンからの確認信号の入力により補正値を更新することで、重複した誤差検知を抑制するようにしたので、遊技を継続している間に誤差基準値分の誤差が生ずる毎に誤差検知を行えるようになる。
誤差検知した場合、出玉共有など不正でない場合には従業員が携帯するリモコンからの確認信号に応じて対応する誤差基準下限(或いは上限)分の補正値を加算し、その後は補正値分を考慮した上で誤差判定を行うようにしたので、遊技を継続している間に誤差基準値分の誤差が生ずる度に誤差検知を行えるようになる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では検知抑制値を参照せずに誤差検知を抑制するか否かを特定することを特徴としている。つまり、第1実施形態では遊技装置2にてカード24を受け付けた場合、カード受付前の遊技装置2側の誤差と検知抑制値とを比較した結果により、その受け付けに応じた抑制を行うか否かを区分したが、第2実施形態では検知抑制値を採用することなく、図7のような出玉共有後の受け付けと、図8のような不正時の受け付けとに対応している。
即ち、誤差分岐値に応じた振分処理は同様に行うことで、カード24側と遊技装置2側とに誤差を振り分け、遊技装置2にてカード24を受け付けた際に、両者の実持玉と理論持玉とを合算する点は同じだが、受付時に既に特定された補正値を考慮した上で以下のように誤差検知を行う。
例えば図7(d)の状態にて発行されたカード24は誤差が205、即ち2回分の誤差検知が行われていることが対応する誤差情報によりカード受付時であっても想定できるので、その対応分として補正値が−200であることを特定する。この場合、カード24に特定済みの補正値や誤差検知済みであることを示す確認フラグを対応付けておくことで受付時に特定し、誤差検知を抑制しても良い。
このカード24を移動先の遊技装置2が受け付けると、図7(e)では誤差は19で、補正値も特定されていない。この状態で、理論持玉と実持玉だけでなく補正値も加算する。すると、理論持玉と実持玉とは図7(f)と同様に815と1001とになるが、補正値は0+(−200)=−200となる。よって、誤差は図7(g)同様に815−1001−(−200)=14となり、この場合、誤差検知されない。
一方で、例えば図8(a)の状態にて発行されたカード24は誤差が−50であることから1回も誤差検知されていないことが想定できるので、その対応分の補正値は0となる。同様に図8(b)の状態でも補正値は0なので、図8(c)のようにカード24を受け付けた場合であっても補正値の合計値は0となり、誤差は図8(c)同様に−100となり誤差検知の対象となる。
さて、第2実施形態における従業員による分割発行は第1実施形態と同様だが、遊技者による分割発行は理論持玉を単純に按分せず、以下のように振分ける。例えば、図7(d)の状態にて600枚を発行対象として分割発行を行った場合、実持玉はカード24側に指定分の600枚、遊技装置2側には残りの400枚が対応付けられる。この場合、補正値は既に−200が対応付けられているため、その分を両者に誤差基準(下限)値単位で按分等による振り分け、或いはいずれか一方に補正値分全てを対応付けるように理論持玉を振り分けると共に、残りを按分するように理論持玉を振り分ける。
例えば遊技装置2側に補正値を対応付ける場合、上記であれば全体の誤差分が795−1000=−205なので、補正値分の誤差が−200、残りの誤差が−5となり、残りの誤差を実持玉の遊技装置2側の残り分にて按分すると−5×400÷(1000)=−2となるので、−202が遊技装置2側、残りの−3がカード24側の誤差となる。よって、遊技装置2側は実持玉−誤差=400+(−202)=198を理論持玉とすると共に補正値−200を残し、カード24側は600+(−3)=597を理論持玉とする。また、補正値分の誤差をカード24側に対応付ける場合は、遊技装置2側の理論持玉は398、カード24側は397となり、振り分ける(例えば均等に振り分ける)場合には、遊技装置2側の理論持玉は298、カード24側は497となるが、補正値分はどのように振り分けても良い。
また、補正値を別途管理、或いは受付時に特定し、誤差判定処理時の演算式に加えることで補正値を比較対象に加えることを例示したが、例えば理論持玉や受付理論持玉を減算することにより加える等、演算式を構成する一部の項目を補正値分更新することで比較対象に加えても良い。このようにすることで、別途第1実施形態のようなカード受付前の処理を行わなくとも誤差報知を抑制可能となる。
このような実施形態によれば、検知抑制値を参照せずに誤差検知を抑制するか否かを特定することが出来るので、第1実施形態と同様の効果を奏しながら構成の簡単化を図ることが出来る。
また、カード受付時にカード24側と遊技装置2側との誤差分に応じた補正値を特定し、実持玉と理論持玉だけでなく特定した補正値も含めてそれぞれ合算した上で誤差判定を行うことで、検知済みの誤差を再度検知することを抑制するようにしたので、検知対象とならない不正を繰り返す場合には補正値が発生せず誤差検知の対象となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
発行処理時に誤差を振り分ける構成を例示したが、カード24側に記憶可能であれば振り分けなくとも良い。即ち、誤差分岐値に関わりなくカード24側に誤差を対応付けるようにしても良い。
図9のフローチャート等に示した通り、誤差報知の抑制を誤差判定を行わないことで抑制したが、誤差検知した場合に抑制しない場合とは異なる報知を行うことで抑制を行ったり、誤差検知の結果を報知しないことで抑制する等、どのような抑制方法を採用しても良い。また、その旨を示す誤差報知としては、誤差検知専用の報知であっても良いし、例えば情報表示用のLEDを点灯させる等兼用の報知であっても良く、誤差検知に応じて報知が行われればどの様な誤差報知を採用しても良い。
分割発行時に誤差を按分することを例示したが、按分せずに全発行と同様の処理を行っても良い。また、分割発行の際、誤差が分岐値に達していない場合のみ誤差を按分したが、達している場合に按分しても良い。
カード24に誤差情報を対応付ける場合、発行している期間だけを対象として対応付けたが、受付実持玉と受付理論持玉とを管理する等、遊技装置2にてカード24を受け付けた状態においてもカード24側の誤差情報を遊技装置2側と区分して管理しても良い。
補正値として基準値と同値を特定したが、基準値に対応する値であれば例えば基準値よりも少し大きな値を予め補正値として設定することにより採用する等、必ずしも同値とする必要はない。
会員カードを利用可能としたシステムに採用しても良い。この場合、所謂前日以前の貯玉を対価とした再プレイ処理については、有価価値を対価とする貸出処理に当たるので例示した貸出処理(対価付与処理)と同様に理論持玉の更新対象とする必要がある。
分割発行機能のあるシステムを例示したが分割発行機能のないシステムに適用してもよく、この場合、必要に応じて分割玉等の記憶領域や分割玉を演算対象とすること等を省略出来る。勿論、分割発行機能はあるが、従業員発行機能のないシステムに採用しても良い。
管理IDが対応付けられておらず実持玉が残存する状態でカード24を受け付けた場合に、両者の実持玉を合算する構成を例示したが、遊技装置2側の実持玉を払い出した上で、カード24側の実持玉をそのまま受付後の実持玉としても良い。この場合、払い出した実持玉分の理論持玉を減算しても良いし、減算しなくても良い。
基準値との比較等で「超過」ではなく「以上」との表現を用いたが「未満」と「以下」とを含め、達しているとの表現は正負の符号が同一の基準値に対してその絶対値が「超過」或いは「以上」になるとの概念となる等、いずれを採用しても良い。
記録媒体として残高や持玉を記録するICカードを例示したが、コインや紙状のレシート等、どのような記録媒体を対象としても良い。また、レシート等書き換えが困難な記録媒体の場合、記録媒体にはIDを記録するのみで、そのIDに対応付けて管理装置側のみで残高や持玉等を管理しても良いし、例えば、遊技者所有の携帯電話等を記録媒体として、フェリカのIdm等のIDを読み取って管理しても良い。
図4等の設定情報は、予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。また、実持玉や理論持玉の初期値は0が例示出来るが、予め定められていれば例えば5とする等、上記同様にどの様な数値を採用しても良い。
対象となる遊技機は例示した通り、スロットマシンやパチンコ遊技機等が例示出来るが、遊技媒体を排出することなくデータ上のポイントを遊技に応じて変更する所謂封入式の遊技機等も想定されるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用した。また、対応する遊技装置2としては各台計数機能を備えていれば、必ずしも貸出処理機能を有していなくとも良い。
遊技装置2が行う処理の一部を中継装置3、或いは管理装置等にて行っても良いし、管理装置が行う処理の一部を中継装置3、或いは遊技装置2等にて行っても良い。また、第1実施形態と第2実施形態とを併用したり、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを設定したりしても良いし、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良いし、適宜構成を除外しても良い。
図面中、1は遊技機、2は遊技装置(遊技情報特定手段、発行対応付手段、受付対応付手段、判定手段、報知手段、抑制手段、確認操作手段、補正値特定手段)、24はカード(記録媒体、発行媒体)である。

Claims (5)

  1. 遊技者が所有する有価価値を受け付ける価値受付処理、当該受け付けられた有価価値を対価として遊技可能な遊技価値を遊技者へと付与する対価付与処理、遊技者が獲得した遊技価値を特定する計数処理、その計数した遊技価値である実獲得価値を対価として遊技可能な遊技価値を遊技者へと付与する再プレイ処理、前記実獲得価値を遊技者により携帯可能な記録媒体である発行媒体に対応付ける発行処理、及び前記発行媒体を受け付ける受付処理を実行可能であり、遊技機に対応して設けられる遊技装置を含む遊技場用システムであって、
    遊技機側から出力される理論上の前記実獲得価値である理論獲得価値を特定可能な理論獲得価値信号を入力すること、及び前記対価付与処理と前記計数処理と再プレイ処理とが実行されたことを特定することにより、前記理論獲得価値と前記実獲得価値との差である獲得誤差を特定可能な誤差情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記発行処理が行われる場合に、前記誤差情報を前記発行媒体側に対応付ける対応付処理を行う発行対応付手段と、
    前記受付処理が行われた場合に、受付対象となった前記発行媒体側に対応付けられた前記実獲得価値と前記誤差情報とを、当該受付処理を行った遊技装置に対応付ける受付対応付処理を行う受付対応付手段と、
    前記誤差情報により特定される前記獲得誤差、或いは前記誤差情報と、予め設定される前記獲得誤差についての基準値である誤差基準値を示す誤差基準情報とを比較することにより、対応する獲得誤差に異常があるか否かを判定する誤差判定処理を行う判定手段と、
    前記誤差判定処理の判定結果として異常である旨の判定結果を得た場合に、その旨を示す誤差報知を行う報知手段と、
    前記受付対応付処理に応じて更新される誤差情報に関する前記誤差報知を抑制する抑制手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記抑制手段は、前記受付対応付処理が行われる前に前記遊技装置側に対応付けられた前記誤差情報である受付前誤差情報に対して予め設定される検知抑制値を示す検知抑制情報と、当該受付前誤差情報とを比較し、前記誤差報知を抑制する旨の比較結果を得た場合に前記誤差報知を抑制することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記誤差報知が行われた場合に遊技場従業員による確認操作を受け付ける確認操作手段と、
    前記確認操作が受け付けられた場合に当該誤差報知に対応する前記誤差基準値に対応した補正値を特定する補正値特定手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記補正値分を比較対象に加えた上で前記誤差判定処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記抑制手段は、前記受付対応付処理が行われる前に前記発行媒体側に対応付けられた前記誤差情報である受付前発行誤差情報に対応した前記補正値分を、当該受付対応付処理後に行われる前記誤差判定処理の比較対象に加えることで前記誤差報知を抑制することを特徴とする請求項3に記載の遊技場用システム。
  5. 前記抑制手段は、前記補正値が特定された場合に、前記遊技情報特定手段により前記誤差情報を補正値分更新させ、前記補正値が特定された上で前記発行処理が行われる場合に、前記発行対応付手段により当該補正値分更新された前記誤差情報である補正誤差情報を前記発行媒体側に対応付けさせることで、前記受付対応付処理に応じて更新される誤差情報に関する前記誤差報知を抑制することを特徴とする請求項3または4に記載の遊技場用システム。
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