JP2016048974A - ワイヤレス電力伝送用車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体検知手段が搭載されている車両において、不要な電力消費を抑制できるワイヤレス電力伝送用車両を提供すること。
【解決手段】車両外部に設けられた給電装置から、ワイヤレスで電力が伝送される受電装置を備えたワイヤレス電力伝送用車両であって、車両は、給電装置から受電装置への給電動作を制御する給電制御装置を備え、給電制御装置は、車両内又は、車両から一定距離の範囲内における生体の存在の有無を検知する生体検知手段と、生体検知手段が生体の存在を検知しなかったときに、給電動作の開始を指示する給電開始指示手段と、を有し、生体検知手段は、給電装置と受電装置とが給電可能な状態であるときに起動する、ワイヤレス電力伝送用車両。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤレス電力伝送用車両に関する。
電源コードを用いずに電力を伝送する技術、いわゆる、ワイヤレス電力伝送技術が注目されつつある。ワイヤレス電力伝送技術は、給電機器から受電機器へ、ワイヤレスで電力を供給できることから、電車、電気自動車等の移動体、家電製品、電子機器、無線通信機器、玩具、といったさまざまな製品への応用が期待されている。
電気自動車やハイブリッド車等の電動車両へのワイヤレス電力伝送においては、地上側に配置される給電機器と、車両側に配置される受電機器との間で電磁場を介して電力が伝送される。このような場合、車両近傍における生体の存在を考慮する必要があると考えられており、例えば、特許文献1では、車両側受電部への給電運転中に、地上側給電部の周辺において生体の存在を検知したときは、車両側受電部へ給電する電力を、生体の存在が検知されていないときの給電運転と比べて制限する、給電制御装置の検討がなされている。
特許文献1の生体検知手段としては、車両に搭載されて、車両の周辺を撮影するカメラや車両の周辺に存在する障害物を検知するセンサ、スマートエントリーキーやグローバル・ポジショニング・システムを利用した手段が開示されている。
特開2012−165497号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、生体検知手段の起動や停止について一切検討なされていないため、生体検知手段が起動していると、不要な電力が消費されるという問題があった。特に、生体検知手段の電力を車両に搭載されたバッテリから供給した場合、本来であれば車両を駆動させるはずの電力までもが余計に消費されてしまい、車両の航続距離が短くなる、車両のバッテリが上がってしまう、ということが懸念される。
そこで、本発明は、生体検知手段が搭載されている車両において、不要な電力消費を抑制できるワイヤレス電力伝送用車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車両外部に設けられた給電装置から、ワイヤレスで電力が伝送される受電装置を備えたワイヤレス電力伝送用車両であって、車両は、給電装置から受電装置への給電動作を制御する給電制御装置を備え、給電制御装置は、車両内又は、車両から一定距離の範囲内における生体の存在の有無を検知する生体検知手段と、生体検知手段が生体の存在を検知しなかったときに、給電動作の開始を指示する給電開始指示手段と、を有し、生体検知手段は、給電装置と受電装置とが給電可能な状態であるときに起動する、ワイヤレス電力伝送用車両を提供する。
本発明によれば、給電制御装置が生体検知手段と給電開始指示手段とを有し、生体検知手段が、給電装置と受電装置とが給電可能な状態であるときに起動することにより、無駄な電力消費を抑制できる。
ここで、生体検知手段は、自動的に起動することが好ましい。これにより、給電のし忘れが防止でき、必要な時に車両を動かすことができないという電気自動車に関わる使用上の懸念を払拭することができる。
また、生体検知手段は、車両内の生体の存在の有無を検知する車両内生体検知手段と、車両の底部と地上との間に存在する生体の有無を検知する車両底部生体検知手段と、車両の周囲に存在する生体の有無を検知する車両周囲生体検知手段と、を有することがより好ましい。
本発明によれば、車両内、車両の底部と地上との間、及び、車両の周囲における生体の有無を検知する生体検知手段を有することにより、車両内、並びに、車両の底部と地上との間、及び、車両の周囲を含む車両外の両方に生体がいないことを確認して給電を行うことができる。
ここで、給電動作中、車両周囲生体検知手段が動作している間、車両内生体検知手段が停止することがさらに好ましい。また、給電動作中、車両周囲生体検知手段が動作している間、車両底部生体検知手段が停止することがさらに好ましい。さらに、給電動作中、車両周囲生体検知手段が動作している間、車両内生体検知手段及び車両底部生体検知手段が停止することが特に好ましい。
本発明によれば、給電動作中、車両周囲生体検知手段が動作している間、車両内生体検知手段が停止する、又は、車両底部生体検知手段が停止することにより、車両内及び車両底部と地上との間に生体がいない状態を確保しながら、より一層、不要な電力消費を抑制できる。さらに、給電動作中、車両周囲生体検知手段が動作している間、車両内生体検知手段及び車両底部生体検知手段が停止することにより、車両内及び車両底部と地上との間に生体がいない状態を確保しながら、さらに一層、不要な電力消費を抑制できる。
本発明によれば、生体検知手段が搭載されている車両において、不要な電力消費を抑制できるワイヤレス電力伝送用車両を提供することができる。
第一実施形態に係るワイヤレス電力伝送用車両を適用したシステムの概略図である。 ワイヤレス電力伝送用車両への給電の際に、給電制御装置が実行する処理手順を示すメインフローチャートである。 給電中の生体検知の際に給電制御装置が実施する、第一の生体検知制御を示すフローチャートである。 給電中の生体検知の際に給電制御装置が実施する、第二の生体検知制御を示すフローチャートである。 給電中の生体検知の際に給電制御装置が実施する、第三の生体検知制御を示すフローチャートである。 第二実施形態に係るワイヤレス電力伝送用車両の平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付すこととする。
[第一実施形態]
図1、2、3、4、及び5を参照して、本発明に係る第一実施形態を説明する。図1は、第一実施形態に係るワイヤレス電力伝送用車両を適用したワイヤレス電力伝送システムの概略図である。ワイヤレス電力伝送システム1は、受電装置3を備えたワイヤレス電力伝送用車両(以下、単に「車両」という場合がある。)2と、当該車両2の外部に設けられた給電装置13と、から構成され、給電装置13から受電装置3へ、例えば、電磁誘導、磁気共鳴によってワイヤレスで電力が伝送される。
給電装置13において、給電コイル12は、発生する磁束が受電コイルに向かうように地面に設置又は埋設されている。給電コイル12は、整流回路、高周波インバータ等を含む給電側制御回路11を介して交流電源(図示せず)に接続されている。
ワイヤレス電力伝送用車両2には、給電コイル12から電力が伝送される受電コイル4、整流器等を含む受電側制御回路5及び、バッテリ6を有する受電装置3が搭載されている。受電コイル4は、給電コイル12からの磁束が鎖交するように、例えば車両2の底部に設置されている。受電コイル4は、受電側制御回路5に接続され、受電側制御回路5は、二次電池であるバッテリ6に接続されている。ワイヤレス電力伝送用車両2は、受電コイル4が、給電コイル12と対向する位置関係において、最も効率よく充電される。
ワイヤレス電力伝送用車両2は、給電装置13から受電装置3への電力伝送を制御する、給電制御装置9を備える。給電制御装置9は、生体検知手段8a,8b,8cと、給電開始指示手段7を構成要素とする受電側通信機14と、を有する。受電側通信機14は、給電側通信機10との通信、受電装置3との通信、及び、生体検知手段8a,8b,8cとの通信を行う。
生体検知手段は、車両2の内部における生体の存在の有無を検知する車両内生体検知手段8aと、車両2から一定距離の範囲内における生体の存在の有無を検知する車両外生体検知手段8b,8cと、を有する。車両外生体検知手段8b,8cは、車両2の底部と地上との間に存在する生体の有無を検知する車両底部生体検知手段8bと、車両2の周囲であって、車両2の底部と地上との間以外に存在する生体の有無を検知する車両周囲生体検知手段8cと、を有する。車両底部生体検知手段8bは、例えば、車両2に乗車中の人が、車両2の底部に動物がいることや、金属等の障害物が存在することに気が付かなかった場合に、特にその効果が発揮される。
車両内生体検知手段8a及び車両外生体検知手段8b,8cの少なくとも一方は、給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であるときに起動する。なお、本発明において「給電装置と受電装置とが給電可能な状態」とは、給電コイル12と受電コイル4との相互認証の後、給電可能な位置関係が整った状態、位置関係としては、例えば、正対した状態を意味する。
給電コイル12と受電コイル4との相互認証及び位置合わせは、給電装置13側と受電装置3側との無線通信により行うことができ、例えば、位置検知コイル等を用いた磁気的方法、RFID(Radio Frequency IDentification)又はRF(Radio Frequency)による通信、赤外線センサ又は超音波センサ等によるセンシングにより行われる。
本発明において、「生体検知手段が起動する」とは、生体検知手段の生体検知機能を動作可能にするために、「生体検知手段の電源がオフからオンに切り替わること」、及び、「スタンバイモード(必要最低限の電力を使った状態)の生体検知手段の電源がオンになること」の両方を含む。
不要な電力消費をより抑制する観点からは、「給電装置と受電装置とが給電可能な状態」となるまでは、生体検知手段は電源がオフである(電源が切れている)ことが好ましい。
具体的には、例えば、給電コイル12と受電コイル4との相互認証及び位置合わせにより給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態となると、当該給電可能であるとの情報が、車両2に搭載された給電制御装置9に通信される。また、給電制御装置9は、この通信と同時に、若しくはそれ以前に、若しくはそれ以後に、又はこれらを組み合わせた時点において、給電要求の有無に関する情報を取得する。給電制御装置9は、少なくとも給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であるとの情報を取得すると、生体検知手段8a,8b,8cを起動させることができる。
生体検知手段8a,8b,8cの起動は、手動でも自動でもよいが、自動であることが好ましい。自動で起動することによって、給電のし忘れが防止でき、必要な時に車両を動かすことができないという電気自動車に関わる使用上の懸念を払拭することができる。
生体検知手段8a,8b,8cの起動が手動で行われる場合とは、例えば、以下の例が挙げられる。
(車両2内部からの指示)
まず、給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態となった時に、受電側通信機14と通信可能な車両2内部のパネルに表示が出て乗車中の人に給電可能な状態であることが知らされる。次に、車両2内部において、乗車中の人が、受電側通信機14と通信可能なパネルのボタンを押して給電を要求する。この動作により、受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。
(車両2外部からの指示)
車両2内部の上記パネルに表示が出て乗車中の人に給電可能な状態であることが知らされる。その後、降車した人が、車両2外部において、スマートフォン等の通信手段を介して給電を要求する。この動作により、受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cを遠隔操作で起動することができる。
生体検知手段8a,8b,8cの起動が自動で行われる場合とは、例えば、以下の例が挙げられる。
(給電可能な状態になった時に起動する)
給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態になったことを認証した際の信号が、給電要求の信号に変換されて、生体検知手段8a,8b,8cの起動信号として受電側通信機14に送信される。当該信号を受信した受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。
(タイマー機能により設定した時間になったら起動する)
受電側通信機14又は生体検知手段8a,8b,8cがタイマー機能を備え、受電側通信機14は、タイマーに時間が設定された時点で給電要求有と判断する。給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であれば、設定した時間が経過すると、受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。
(エンジンがストップした時に起動する)
受電側通信機14が、車両2の電気系統を制御するユニットと通信可能に設定されており、エンジンがストップすると、受電側通信機14へ給電要求有の信号が送信される。給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であれば、受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。
(車両2の施錠時に起動する)
受電側通信機14が、車両2の施錠システムと通信可能に設定されており、降車した人が施錠すると、受電側通信機14へ給電要求有の信号が送信される。給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であれば、受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。これにより、施錠に連動して、生体検知手段8a,8b,8cを起動させることができる。
(スマートエントリシステムと連動して起動する)
受電側通信機14が、車両2の施錠システムと通信可能に設定されており、車両2が、無線通信により携帯端末から施錠操作が可能な施錠装置を備え、携帯端末が施錠装置の検知範囲を超えた時、施錠とともに受電側通信機14へ給電要求有の信号が送信される。給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であれば、受電側通信機14から信号が送信され、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。これにより、これによりスマートエントリシステムの施錠に連動して、生体検知手段8a,8b,8cを起動させることができる。
車両2に給電するために、乗車中の人が車両2のエンジンを切って降車し、一定時間経過後に給電装置13に給電開始の指示をすると、車両2のエンジンを切ってから、給電開始指示までの間、生体検知手段8a,8b,8cは、断続的又は連続的に、電源の入った状態を保たなければならない。車両2のエンジンを切った後の電力は、主に、車両2に搭載されたバッテリ6によって賄われるため、長時間バッテリ6を使用していると、バッテリ6が上がってしまう問題がある。本実施形態に係るワイヤレス電力伝送用車両2によれば、生体検知開始の指示信号を受信して初めて、生体検知手段8a,8b,8cが起動するため、上述したような無駄な電力消費を抑制できる。なお、車両内生体検知手段8a及び車両外生体検知手段8b,8cのいずれか一方において、上記構成を備えていれば、不要な電力消費を抑えることができる。
生体検知手段8a,8b,8cが起動し、生体検知が行われた後、いずれの生体検知手段によっても生体の存在が確認されなかった場合には、給電制御装置9は、受電側通信機14に含まれる給電開始指示手段7を介して、給電側通信機10に給電開始の指示を与える。これにより、給電コイル12から受電コイル4へ給電が開始される。
給電動作中、さらに不要な電力消費を抑える観点から、車両周囲生体検知手段8cが動作している間、車両内生体検知手段8aが停止することが好ましい。また、給電動作中、車両周囲生体検知手段8cが動作している間、車両底部生体検知手段8bが停止することが好ましい。さらに、給電動作中、車両周囲生体検知手段8cが動作している間、車両内生体検知手段8a及び車両底部生体検知手段8bが停止することがより好ましい。これにより、車両内部及び、車両底部と地上との間に生体がいない状態を確保しながら、一層、不要な電力消費を抑制できる。
本発明において、「生体検知手段が停止する」とは、「生体検知手段の電源がオンからオフに切り替わること」、及び、「生体検知手段の電源がオンからスタンバイモード(必要最低限の電力を使った状態)になること」の両方を含む。不要な電力消費をより抑制する観点からは、生体検知手段の電源がオフになる(電源が切れる)ことがより好ましい。
車両内生体検知手段8a及び車両底部生体検知手段8bの停止は、給電制御装置9が、例えば、給電動作が開始すると同時に、又は、一定時間経過後、又は、電力が一定量蓄積後に、車両内生体検知手段8a及び/又は車両底部生体検知手段8bに停止の指示を与えることにより行われる。停止指示としては、例えば、車両内生体検知手段8aのみを停止させる指示、車両底部生体検知手段8bのみを停止させる指示、或いは、車両内生体検知手段8a及び車両底部生体検知手段8bの両方を同時又は時間差で停止させる指示が挙げられる。これらの条件は、給電制御装置9に予め設定され、車両2の使用者が適宜選択できる。
次に、図2、3、4、及び5に示すフローチャートを参照し、本実施形態に係る生体検知手段を用いた給電について説明する。図2は、ワイヤレス電力伝送用車両への給電の際に、給電制御装置が実行する処理手順を示すメインフローチャートである。図3は、給電中の生体検知の際に給電制御装置が実施する、第一の生体検知制御を示すフローチャートである。図4は、給電中の生体検知の際に給電制御装置が実施する、第二の生体検知制御を示すフローチャートである。図5は、給電中の生体検知の際に給電制御装置が実施する、第三の生体検知制御を示すフローチャートである。
まず、S1において、乗車中の人からの給電要求の有無を確認する。給電要求があった場合、S2において、給電装置13と受電装置3とが給電可能な状態であるかを確認する。給電可能な状態が確認された場合、S3において、生体検知手段8a,8b,8cが起動する。S4において、起動した生体検知手段8a,8b,8cが生体を検知すると、S5において生体検知手段8a,8b,8cが停止する。この場合、S1に戻り、引き続き給電要求があると判断された場合には、S4において、生体が検知されなくなるまで、S1〜S4を繰り返す。S4において、生体が検知されなくなると、S6において、給電制御装置9に含まれる給電開始指示手段7が、給電側通信機10を介して給電装置13へ給電開始を指示する。なお、S1とS2とは、順序が逆になっていてもよく、同時に行われてもよく、S2とS3との間で再度、給電要求の有無が確認されてもよい。
S7において、給電開始指示手段7から給電指示を受けた給電装置13は、受電装置3
へ給電を開始する。所望の電力が給電されると、S11において給電が終了する。所望の電力が供給され、給電が終了すると、S12において、生体検知手段8a,8b,8cが停止する。
S3において、生体検知手段として、車両内生体検知手段8a、車両底部生体検知手段
8b、及び車両周囲生体検知手段8cを用いる場合においては、S7における給電開始からS11における給電終了までの間、図3、4及び5に示す生体検知制御を行うことができる。
図3に示す第一の生体検知制御は、S7における給電開始後、S8において、車両周囲
生体検知手段8cが生体検知を行っている間、生体が検知されなければ、S10において、車両内生体検知手段8aが停止する。S3において、生体検知手段として、車両内生体検知手段8a、車両底部生体検知手段8b、及び車両周囲生体検知手段8cを用いて車両2の内部及び周囲に生体が存在しないことが確認できているため、車両周囲生体検知手段8cによって、車両2の最外周の生体検知が行われていれば、車両内生体検知手段8aが停止しても生体検知の点では問題がなく、不要な電力消費をより抑制することができる。所望の電力が供給され給電が終了すると、S12において、車両周囲生体検知手段8c及び車両底部生体検知手段8bが停止する。
車両周囲生体検知手段8cによって、車両2の周囲に生体が存在することが確認された場合には、S9において、給電が停止する。給電が停止すると、電力消費の抑制のために生体検知手段8a,8b,8cは停止する。そして、この場合も、S1に戻り、引き続き給電要求があると判断された場合には、S4において、生体が検知されなくなるまで、S1〜S4を繰り返す。
図4に示す第二の生体検知制御は、S7における給電開始後、S8において、車両周囲
生体検知手段8cが生体検知を行っている間、生体が検知されなければ、S10において、車両底部生体検知手段8bが停止する。S3において、生体検知手段として、車両内生体検知手段8a、車両底部生体検知手段8b、及び車両周囲生体検知手段8cを用いて車両2の内部及び周囲に生体が存在しないことが確認できているため、車両周囲生体検知手段8cによって、車両2の最外周の生体検知が行われていれば、車両底部生体検知手段8bが停止しても生体検知の点では問題なく、不要な電力消費をより抑制することができる。所望の電力が供給され給電が終了すると、S12において、車両周囲生体検知手段8c及び車両内生体検知手段8aが停止する。
図5に示す第三の生体検知制御は、S7における給電開始後、S8において、車両周囲
生体検知手段8cが生体検知を行っている間、生体が検知されなければ、S10において、車両内生体検知手段8a及び車両底部生体検知手段8bが停止する。S3において、生体検知手段として、車両内生体検知手段8a、車両底部生体検知手段8b、及び車両周囲生体検知手段8cを用いて車両2の内部及び周囲に生体が存在しないことが確認されているため、車両周囲生体検知手段8cによって、車両2の最外周の生体検知が行われていれば、車両内生体検知手段8a及び車両底部生体検知手段8bが停止しても生体検知の点では問題なく、より一層不要な電力消費を抑制することができる。所望の電力が供給され給電が終了すると、S12において、車両周囲生体検知手段8cが停止する。
本実施形態において、車両内生体検知手段8a、車両底部生体検知手段8b、及び車両周囲生体検知手段8cとしては、例えば、CCDイメージセンサを用いたカメラや、超音波センサ、赤外線センサ等のセンサが挙げられる。これらを組み合わせて用いてもよい。
CCDイメージセンサを用いたカメラによって取得した画像は電気信号に変換され、得られた電気信号を解析することによって画像解析を行い、その結果に基づいて生体の有無を判定することができる。カメラとしては、車両2に搭載されているリアビューカメラ及びフロントビューカメラ(図1に示す8cに相当)、サイドビューカメラ(図示せず)等を用いることができる。車両内生体検知手段8aとしては、車両2に搭載されているドライブレコーダを用いることもできる。生体検知手段8a,8b,8cとしてカメラを用いることにより、効果的な生体検知が可能となる。
超音波センサ、赤外線センサ等のセンサは、所定の超音波又は光を発信する発信部と、その反射波を受信する受信部とを有する。センサは、所定の超音波又は光を発信し、反射波を受信することにより、生体が存在する前に受信した反射波に対応する電気信号と、生体が存在した時に受信した反射波に対応する電気信号との違いに基づいて、生体の有無を判定することができる。
[第二実施形態]
図6は、第二実施形態に係るワイヤレス電力伝送用車両の平面図である。第一実施形態においては、車両2の内部における生体の存在の有無を検知する車両内生体検知手段8aを車両2内部の上部に一つ設けているが、本実施形態においては、車両内生体検知手段16aを、車両2内部の座席61a,61bごとに適用する。車両内生体検知手段16aとしては、超音波センサ、赤外線センサ、圧電センサ等のセンサを好適に用いることができる。車両2内部の座席61a,61bごとにセンサが用いられているため、精度が高い生体検知が可能となる。
さらに、車両2の周囲に存在する生体の有無を検知する車両周囲生体検知手段16cを、図6に示すように、車両2の四隅に設けることにより、生体検知可能な領域E1を車両2の外周全体に設けることができる。このように車両周囲生体検知手段16cを配置することにより、第一実施形態において説明した、三つの生体検知制御において、給電動作中、車両内生体検知手段(8a)及び/又は車両底部生体検知手段(8b)が停止する場合においても、車両周囲生体検知手段(8c)として、精度が高い、効果的な生体検知が可能となる。
以上、本発明に係るワイヤレス電力伝送用車両によれば、生体検知手段が搭載されている車両において、不要な電力消費を抑制できる。また、本発明は、上記第一及び第二実施形態に限定されることはなく、上記効果を奏する範囲内において、その他の形態もとることができる。
1…ワイヤレス電力伝送システム、2…ワイヤレス電力伝送用車両、3…受電装置、4…受電コイル、5…受電側制御回路、6…バッテリ、7…給電開始指示手段、8a,16a…車両内生体検知手段、8b…車両底部生体検知手段、8c,16c…車両周囲生体検知手段、9…給電制御装置、10…給電側通信機、11…給電側制御回路、12…給電コイル、13…給電装置、14…受電側通信機、61a,61b…座席、E1…生体検知可能な領域。

Claims (6)

  1. 車両外部に設けられた給電装置から、ワイヤレスで電力が伝送される受電装置を備えたワイヤレス電力伝送用車両であって、
    前記車両は、前記給電装置から前記受電装置への給電動作を制御する給電制御装置を備え、
    前記給電制御装置は、前記車両内又は、前記車両から一定距離の範囲内における生体の存在の有無を検知する生体検知手段と、前記生体検知手段が生体の存在を検知しなかったときに、前記給電動作の開始を指示する給電開始指示手段と、を有し、
    前記生体検知手段は、前記給電装置と前記受電装置とが給電可能な状態であるときに起動する、ワイヤレス電力伝送用車両。
  2. 前記生体検知手段は、自動的に起動する、請求項1に記載のワイヤレス電力伝送用車両。
  3. 前記生体検知手段は、
    前記車両内の生体の存在の有無を検知する車両内生体検知手段と、
    前記車両の底部と地上との間に存在する生体の有無を検知する車両底部生体検知手段と、
    前記車両の周囲に存在する生体の有無を検知する車両周囲生体検知手段と、を有する、請求項1又は2に記載のワイヤレス電力伝送用車両。
  4. 前記給電動作中、前記車両周囲生体検知手段が動作している間、前記車両内生体検知手段が停止する、請求項3に記載のワイヤレス電力伝送用車両。
  5. 前記給電動作中、前記車両周囲生体検知手段が動作している間、前記車両底部生体検知手段が停止する、請求項3に記載のワイヤレス電力伝送用車両。
  6. 前記給電動作中、前記車両周囲生体検知手段が動作している間、前記車両内生体検知手段及び前記車両底部生体検知手段が停止する、請求項3に記載のワイヤレス電力伝送用車両。
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