JP2016048546A - 貨幣処理装置とその管理方法、および貨幣処理システム - Google Patents

貨幣処理装置とその管理方法、および貨幣処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】貨幣処理装置とその管理方法および貨幣処理システムを提供する。
【解決手段】貨幣処理装置10は該貨幣処理装置を識別する識別情報に用いられるとともに、該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、外部の制御装置20に接続して通信するインタフェイスユニットと、を備え、前記不揮発性メモリは、前記貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、前記不揮発性メモリは前記インタフェイスユニットを介して前記制御装置に接続され、これにより前記貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報が前記制御装置によって書き込み/読み出しを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は交換された状態でも必要な作業情報や保守情報が維持され、かつ書き替え可能な貨幣処理装置とその管理方法、および貨幣処理システムを提供する。
金融機関などで使用される貨幣処理装置においては、高性能化や多機能化が進んでおり、特に自動取引装置などにおいては様々な取引機能が実現されている。通常、貨幣処理装置はそれぞれ異なる機能を有する複数のユニット、例えば、紙幣投入口であるホッパー、紙幣を識別する識別部、紙幣を分類するソータ(sorter)部、紙幣をストックするストック部などから構成される。
このような貨幣処理装置においては、高度な信頼性が求められるため、機構部異常検出器によってセンサそのものの異常または悪化を検出したり、バッテリの電源圧力からバッテリの異常を検出したりすることにより、内部の異常が検出された際には、保守作業などの要求を表示する。このような場合には、金融機関などの顧客から故障が生じたとの連絡を受けて、保守作業員が現場に出向いて故障が生じたユニットまたはユニット内の部品の交換と調整を行う。
また、異常発生を未然に防止するため、保守作業員が定期的に装置の点検を行い、故障が予想されるユニットまたはユニット内の部品の交換と調整を行い、さらに摩損または消耗した部品を予め交換する。
そのため、装置の制御部には故障発生の履歴、紙幣のパス枚数、各ユニット内の部品の使用回数、時間などの保守情報が記憶されている。
しかしながら、上記のように、保守作業員が現場に出向いて故障が生じた装置、ユニットまたは部品に対して交換と調整を行わなければならないため、保守作業員が現場に出向くまで故障の内容や交換内容の詳細状況を把握することができず、よって、装置本体の制御部に記録されている保守情報に基づいて故障が予想されるユニットまたは部品を予測することができなくなり、故障の発生を未然に防止することができなかったり、交換の必要がない部品を交換してしまったりする場合がある。
また、現場から回収したユニットに対して修理と点検を行う際に、該ユニットに関する保守情報がないため、的確に対応できない場合もある。
交換と調整に必要な時間を短縮する方法として、据え付け現場で装置そのものを交換し、回収した装置を別の場所で上記のような保守を行い、これを再び別の据え付け場所の交換用装置として使用する方法があるが、通常、交換された装置は継続して使用されるため、取り替えられた装置には古い装置も多く存在し、しかもこれらの装置は保守などの作業が行われた後に出荷時の初期設定にリセットされる場合が多いため、以下のような問題点が生じる。
すなわち、装置は通常、ストック部にどのような紙幣をストックしたいのかに基づいて、予め様々な設定を入力してから紙幣の分類作業を行うが、初期設定にリセットした場合、このような設定情報は実際の作業中の設定とは異なる。また、どのような分類作業を行いたいかに基づいて設定を入力するため、各装置は異なる設定になっている場合が多い。したがって、取り替え後の装置が初期設定にリセットされた場合、装置交換作業後に装置の設定を保守交換前の設定に再設定しなければならない。
また、異常発生によって作業が途中で中断し、装置またはユニットの交換を行った場合、中断した作業を再度やり直す必要があり、作業の重複が発生する。
したがって、上記の問題点を鑑みて、本発明の目的は、交換された状態でも必要な作業情報および保守情報を保持可能であるとともに、書き替えが可能な貨幣処理装置とその管理方法、および貨幣処理システムを提供することである。
上記の目的を実現すべく、本発明による貨幣処理装置は、貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、外部の制御装置に接続して通信を行うインタフェイスユニットと、を備え、前記不揮発性メモリは、前記貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、前記不揮発性メモリが前記インタフェイスユニットを介して前記制御装置に接続され、これにより前記貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報が前記制御装置によって書き込み/読み出しされる。
また、前記貨幣処理装置が別の貨幣処理装置に交換される場合、交換前の前記作業情報と保守情報が前記制御装置から前記別の処理装置のインタフェイスユニットを介して前記別の処理装置の不揮発性メモリに書き込まれる。
これにより、該貨幣処理装置が交換される場合、必要な作業情報および保守情報が交換後の貨幣処理装置に継承されて保守時間を短縮するとともに、交換後の操作員の作業性を高めることができる。
さらに、前記作業情報の一つである貨幣読取結果は、貨幣処理装置の識別情報、作業の識別情報、金種情報、貨幣記番号情報、読取順番情報、読取時刻情報、およびリジェクト理由情報を含む。
これにより、貨幣処理装置が交換される際に継承する作業内容を明確にするとともに、管理の利便性を図ることができる。
なお、上記の目的を実現すべく、本発明による貨幣処理装置の管理方法は、貨幣処理装置が該貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、外部の制御装置に接続して通信を行うインタフェイスユニットと、を備え、前記不揮発性メモリは、貨幣処理装置が前記制御装置から離脱した状態でも書き替えが可能であり、前記制御装置が前記インタフェイスユニットを介して前記不揮発性メモリに接続されることにより、前記作業情報と保守情報に対して書き込み/読み出しを行い、接続された貨幣処理装置が別の貨幣処理装置に交換される場合、該別の貨幣処理装置がインタフェイスユニットを介して前記制御装置から交換前の作業情報と保守情報を読み込むとともに、交換後の前記別の処理装置の不揮発性メモリに記録する。
これにより、貨幣処理装置を交換した場合、必要な作業情報および保守情報も交換先の貨幣処理装置に継承させることができ、保守時間を短縮するとともに、交換後の操作員の作業性を高めることができる。
また、貨幣処理装置に異常が発生して別の貨幣処理装置に交換された後、前回の作業で投入したことのある貨幣を再度投入した場合、鑑別時に前回の作業での鑑別結果がリジェクト要であった貨幣に対して、今回の作業でも鑑別結果をリジェクト要とする。
また、異常と交換が複数回発生した場合、前回の作業で投入したことのある貨幣を投入すると、今回の作業でリジェクト不要と鑑別された貨幣について、前回の作業の鑑別結果でリジェクト不要の回数がリジェクト要の回数以上である場合、今回の作業での鑑別結果をリジェクト不要とする。
これにより、同じ貨幣の再投入作業時に、不適切な貨幣の排除を厳格に行うことができる。
また、貨幣処理装置に異常が発生して別の貨幣処理装置に交換された後、前回の作業で読み取り済みの貨幣群を投入した場合、貨幣記番号を含む貨幣識別情報に基づいて、前回の作業で読み取り済みの貨幣群の読取順番情報の昇順または降順に並んでいる貨幣群を前回の作業で読み取り済みの貨幣群と同じ貨幣群であると判別する。
また、貨幣処理装置に異常が発生して別の貨幣処理装置に交換された後、前回の作業で読み取り済みの貨幣に対して、貨幣記番号を含む貨幣識別情報および前回の作業で読み取り済みの貨幣群の読取順番情報に基づいて同じ貨幣であると判別し、過去のリジェクト理由を利用する。
これにより、ある程度の貨幣記番号の読み取りに失敗しても過去の読取結果を再利用することができ、同じ貨幣の再投入作業時に、不適切な貨幣の排除を厳格に行うことができる。
また、前記貨幣識別情報および前回の作業で読み取り済みの貨幣群の読取順番情報を含む作業情報を表示する。
また、総貨幣パス枚数、金種別の貨幣パス枚数、貨幣処理装置の各スタッカ別の貨幣パス枚数、総リジェクト枚数、リジェクト要因を含む保守情報を表示してもよい。
また、作業時刻、作業識別情報、金種、貨幣パス枚数、貨幣搬送先、貨幣記番号情報、リジェクト要因情報を含む作業結果情報を表示してもよい。
また、貨幣処理装置で処理済みの貨幣を自動取引装置の現金カセットに装填する場合、作業識別情報、装填先現金カセットの情報、残りの現金装填回数、貨幣処理装置のスタッカや排出口の貨幣のスタック枚数を含む状態情報を表示してもよい。
また、前記制御装置は複数の貨幣処理装置に接続され、前記複数の貨幣処理装置のうち一つの貨幣処理装置に異常が発生した場合、該一つの貨幣処理装置で実施予定の作業を、前記複数の貨幣処理装置のうち前記一つの貨幣処理装置とは別の貨幣処理装置による実施に変更してもよい。
なお、上記の目的を実現すべく、本発明による貨幣処理装置システムは、制御装置と貨幣処理装置から構成され、前記貨幣処理装置は該貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、外部の制御装置に接続して通信を行うインタフェイスユニットと、を備え、前記不揮発性メモリは、前記貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、前記制御装置が前記インタフェイスユニットを介して前記不揮発性メモリに接続されることにより、前記作業情報と保守情報に対して書き込み/読み出しを行う。
なお、上記の目的を実現すべく、本発明による貨幣処理装置システムは、制御装置と複数の貨幣処理装置から構成され、前記複数の貨幣処理装置のそれぞれは該貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、外部の制御装置に接続して通信するインタフェイスユニットと、を備え、前記不揮発性メモリは、前記貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、前記制御装置が前記インタフェイスユニットを介して前記不揮発性メモリに接続されることにより、前記作業情報と保守情報に対して書き込み/読み出しを行い、前記複数の貨幣処理装置のうち一つの貨幣処理装置に異常が発生した場合、該一つの貨幣処理装置で実施予定の作業を、前記複数の貨幣処理装置のうち前記一つの貨幣処理装置とは別の貨幣処理装置による実施に変更する。
本発明によると、交換された状態で必要な作業情報および保守情報を保持可能であるとともに、書き替えが可能な貨幣処理装置とその管理方法、および貨幣処理システムを提供することができる。
本発明に係わる貨幣処理装置を含む貨幣処理システムの概念図である。 本発明に係わる貨幣処理装置を示す内部構造の略図である。 図1の貨幣処理システム内の処理を示すシーケンス図である。 本発明に係わる貨幣処理装置による分類作業を示すフローチャートである。 本発明に係わる貨幣処理装置に異常が発生した場合の保守または交換前の処理を示す手順図である。 本発明に係わる貨幣処理装置に異常が発生した場合における交換後の処理を示すシーケンス図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳しく説明する。
先ず、図1を用いて本発明に係わる貨幣処理装置を含む貨幣処理システムについて説明する。図1は本発明に係わる貨幣処理装置を含む貨幣処理システムの概念図である。図1に示すように、貨幣処理システム1では、貨幣処理装置10、制御装置20および上位システム30がそれぞれ通信用の連接ケーブルによって接続されている。貨幣処理装置10は金融機関などでデスクの間に設置して使用することができる。制御装置20は、例えばマイクロコンピュータから構成され、入力部、表示部、メモリなどを備えており、貨幣処理装置10の不揮発性メモリに記録された該貨幣処理装置10に関する作業情報と保持情報に対して書き込み/読み出しを行う。上位システム30は、例えばATM Preconsoleシステム(銀行統合サービスフロントシステム)などである。
続いて、図2を用いて本発明に係わる貨幣処理装置の構造について詳しく説明する。図2は本発明に係わる貨幣処理装置を示す内部構造の略図である。
図2に示すように、貨幣処理装置10はその上部の前側にホッパー(hopper)101、上部の側面にタッチパネルを備える表示部102、下部の前側に排出口103、下部側面の操作パネルに複数(図2では三つ)のスタッカ(stacker)104が設けられている。該貨幣処理装置の内部には現金を搬送するための搬送路S、現金の鑑別と金種(それぞれの貨幣の種類と同一貨幣の種類のそれぞれの額面およびその組み合わせを含む)などを識別する識別部105、各スタッカ104へ紙幣を分類するソータ106、制御装置との通信を行う送受信部107、および各部を制御する制御部108が収容されている。制御部108は、例えば、CPU、不揮発性メモリなどを含むマイクロコンピュータから構成される。不揮発性メモリには該貨幣処理装置10に関する作業情報と保守情報が記憶されるとともに、貨幣処理装置10と制御装置20が通信を行わない状態でも書き替えが可能である。
また、搬送路Sには搬送される紙幣の搬送状態を監視する搬送路センサ109が複数備えられ、各スタッカ104はスタッカ104内に現金がない状況を検出可能な空検出センサ110が備えられている。
以下、図3を用いて前記貨幣処理装置によってATMなどの自動取引装置に装填される紙幣を分類する状況について説明する。図3は図1の貨幣処理システム内の処理を示すシーケンス図である。
図3に示すように、先ず、上位システム30はどの自動取引装置にどのぐらいの紙幣を装填するかについて計画を作成した装填計画情報を制御装置20に送信する(S1)。
該装填計画情報を受信した制御装置20はそれぞれの自動取引装置に対応する現金カセット容量情報に基づいて、該現金カセット容量に対応する金種と枚数などの装填計画に対応する装填用紙幣の分類作業を決定する(S2)。
続いて、制御装置20は作業が行われる貨幣処理装置10に作業情報を送信するとともに、該作業情報を制御装置20の内部の作業管理情報に記録する(S3)。作業情報はそれぞれの作業を識別するための作業ID、分類作業を識別するための貨幣処理装置の装置ID情報、紙幣情報などを含み、該紙幣情報は金種情報、枚数情報、または紙幣品質レベルなど該貨幣処理装置10の各スタッカ104へ分類を行う紙幣の情報を表示する。
作業情報を受信した貨幣処理装置10は作業情報に応じて分類作業を行い(S4)、その詳細については後で説明する。
作業IDに対応する作業が完成するまで上記の分類作業を繰り返す。作業が完成すると、スタックされた紙幣を装填先の現金カセットに装填する旨の情報を表示部102に表示して、現金を現金カセットに装填するよう係員に促す。
係員が所定のスタッカ104にスタックされた現金を取り出すと、スタッカ104の空検出センサ110によって現金がないことを検出し、現金カセットに現金を装填したか否かを確認するための確認ボタンを表示部102に表示する。
係員が装填先の現金カセットに現金を装填した後に表示部の確認ボタンを押すと、貨幣処理装置10は制御部108の状態情報について、残りの装填回数値を減算し、表示部の内容を更新する(S5)。
作業情報における作業IDに必要な装填枚数の現金が現金カセットに装填されたことが確認された場合、該作業IDの作業完了報告情報を制御装置に送信する(S6)。
制御装置20が該作業IDの作業完了報告情報を受信した場合、該作業IDの作業が完了したと判断する(S7)。
そして、その次の作業IDの作業情報を貨幣処理装置に送信し、同じくステップS3〜S7の処理を繰り返して装填計画に対応する分類作業を行う。
以下、図4を用いてステップS4における分類作業について詳しく説明する。図4は本発明に係わる貨幣処理装置による分類作業を示すフローチャートである。
先ず、貨幣処理装置10は送受信部107によって作業情報を受信し、制御部108の不揮発性メモリに記録する(S401)。制御部108は作業情報の内容に応じて各スタッカ104にスタックしたい金種と枚数、紙幣品質レベルなどの設定を変更し、作業開始準備完了の情報を表示部102に表示して係員が現金を投入するよう促す(S402)。
係員が整理すべき紙幣を堆積したばら状態でホッパー101に投入すると、ホッパー101から紙幣が一枚ずつ送り込まれ、紙幣は搬送路Sを経由して、鑑別部105によって紙幣が鑑別される(S403)。金種などが鑑別された場合(S404では「はい」)、鑑別結果に応じて、ソータ106により紙幣を分類し、紙幣は、例えば、金種別などで分類されるとともに予め制御部108の不揮発性メモリに記録された作業情報により指定されたスタッカ104にスタックされる(S405)。紙幣の破損などよって鑑別できなかった場合(S404では「いいえ」)は、リジェクト紙幣として排出口103から排出される(S406)。
そして、作業時刻、作業ID、金種、パス枚数、紙幣搬送先、紙幣記番号(紙幣冠字号)情報、リジェクト要因情報などを作業結果情報として制御部108の不揮発性メモリに記録し、作業ID、装填先の現金カセットの情報、残りの現金装填回数、各スタッカ104および排出口103のスタック枚数など状態情報を表示部102に表示し、制御部108内に記録された保守情報であるパス枚数、金種別のパス枚数、スタッカ104のパス枚数、総リジェクト枚数、リジェクト要因などを更新する(S407)。
このとき、作業結果情報と保守情報を制御装置に送信する。作業結果情報と保守情報を受信した制御装置20は該貨幣処理装置10の装置IDに対応する保守情報と該作業IDに対応する作業結果情報を更新する。
上記のように、該作業IDに対応する作業が完了するまで、上記のS403〜S407のホッパー101への紙幣投入、紙幣の鑑別、スタッカ104へのスタックなどの処理を繰り返す(S408)。
なお、前記作業情報や保守情報などについては、任意のタイミングで、表示部102上で所定の操作を行うことで表示することができる。
以上は貨幣処理装置に異常が生じていない正常な場合の処理である。
以下、貨幣処理装置に異常が生じた場合の処理について説明する。図5は本発明に係わる貨幣処理装置に異常が発生した場合の保守または交換前の処理を示すシーケンス図である。
ここで、前記ATMなどの自動取引装置に装填するための紙幣を分類する作業中にジャムなどによって貨幣処理装置に異常が生じたとする。このとき、以下のように処理を行う。
先ず、貨幣処理装置10により分類作業を行う前の処理については、正常の場合と同じように図3におけるステップS1〜S3の処理を行うため、ここではその説明を省略する。
貨幣処理装置10により図4におけるステップS401〜S406の処理を行う過程で部品の破損によってジャムが発生した場合、貨幣処理装置10は搬送路センサ109によって該状況を検出し(S501)、発生した異常については、送受信部108によって装置ID、エラーコード、異常発生時刻などの異常報告情報を制御装置20に送信する(S502)。
異常報告情報を受信した制御装置20はエラーコードに応じて復旧指示情報を貨幣処理装置10に送信する(S503)。
復旧指示情報には例えばリトライ、状態保持などが含まれている。エラーコードが、搬送路における残留紙幣をリジェクトすれば作業の継続が可能であると判断されるエラーコードである場合は、リトライの復旧指示情報を送信し、例えば、分類作業途中で搬送路上の塵埃などの異物により搬送路センサ109によって異常を検出した状況などがこれに該当する。エラーコードが、搬送路における残留紙幣をリジェクトしても作業の継続が不可能であり、むしろジャムがひどくなると判断されるエラーコードである場合は、状態保持の復旧指示情報を送信し、本実施例のように分類作業途中で部品の破損によって生じたジャムの状態などがこれに該当する。
受信した復旧指示情報がリトライの復旧指示情報である場合、貨幣処理装置10は受信内容を制御部108に記録し、搬送路に残っている紙幣をすべてリジェクト要因情報にリトライ理由として記録しながらリジェクトし、これらの紙幣を排出口103に排出し、分類作業を継続して行う。
本実施例のように受信した復旧指示情報が状態保持の復旧指示情報である場合、貨幣処理装置10は受信内容を制御部108に記録し、各スタッカ104および排出口103とホッパー101から現金を取り出し、搬送路に残っているジャム紙幣を除去するメッセージを表示部102に表示し、係員が前記現金を取り出し、ジャム紙幣を除去するよう促す(S504)。
また、このとき、制御装置20は異常が生じた装置IDなどの保守要求情報を上位システム30に送信する(S505)。
保守要求情報を受信した上位システム30は担当保守員に該装置の交換作業を要求する。
保守員が現場に到着して貨幣処理装置10を別の貨幣処理装置10’に交換し、該貨幣処理装置と制御装置とを連接するケーブルも取り替える。
図6は貨幣処理装置の交換後の処理を示すシーケンス図である。
図6に示すように、貨幣処理装置10’に交換された後に、交換後の貨幣処理装置10’を始動する際に、貨幣処理装置10’は装置IDを制御装置20に送信する(S601)。
制御装置20が同じ連接ケーブルポートから前回とは異なる装置IDを検出した場合、貨幣処理装置が交換されたと判断し、前記状態保持の復旧指示情報を解除する(S602)。
続いて、制御装置20は保守情報要求を新しい装置IDの貨幣処理装置10’に送信する(S603)。
貨幣処理装置10’が該要求を受信すると、更新したばかりの保守情報を制御装置20に送信する(S604)。
制御装置20が保守情報を受信すると、新しい装置IDの保守情報として記録し、復旧指示情報を発行する前の作業情報などの作業再開情報を貨幣処理装置10’に送信する(S605)。
貨幣処理装置10’が前記作業再開情報を受信すると、復旧指示情報を発行する前の作業を継続して行うかそれとも全体作業を最初からやり直すかの問い合わせメッセージを表示部102に表示する。係員は交換前の貨幣処理装置10から取り出した現金の状態に応じて、作業を継続するか否かについて表示部102に入力操作を行う。
貨幣処理装置10’は係員の入力結果などの復旧後初期処理情報を制御装置20に送信する(S606)。
制御装置20は復旧後初期処理情報に基づいて、該当する作業情報を貨幣処理装置10’に送信する(S607)。
ここで、復旧後初期処理情報が作業を継続して行うと表示した場合、該作業IDの処理に対して、異常報告時刻前の作業結果情報を除いた残りの作業内容の作業情報を送信する。
復旧後初期処理情報が作業を継続して行わないと表示した場合、該作業IDの処理に対して、作業を最初からやり直す内容の作業情報を送信する。
貨幣処理装置10’が上記の作業情報を受信すると、再分類作業を行う。ここでは、再分類作業が図4に示す分類作業の工程と似ているため、同じ個所に対する説明を省略し、異なる箇所に対してのみ説明をする。
係員が投入した紙幣を受け取り、貨幣処理装置10’によって再分類を行う際に、制御部108は作業再開情報から復旧指示情報発行前の紙幣記番号、読取順番情報、リジェクト要因情報などを抽出して紙幣記番号履歴情報として記録する。鑑別時に、該紙幣記番号履歴情報のうちリジェクトされた紙幣に対応する紙幣記番号の紙幣を強制的にリジェクトし、該強制的にリジェクトした紙幣の作業結果情報のリジェクト要因を紙幣記番号履歴情報に記録する内容とする。
これにより、係員の不注意によって前回の作業時にリジェクトされた札も含めてホッパー101に投入した場合でも、前回の鑑別結果に基づいて不適切紙幣を厳格に排除することができる。
また、交換後の貨幣処理装置10’に再び異常または故障が発生するなど複数回の故障と復旧があった場合に、同じ紙幣を投入した際、同様の作業情報や保守情報の継承を行う。このとき、最新の作業の鑑別からリジェクト不要の結果が得られた紙幣に対して、過去の鑑別結果である紙幣記番号履歴情報に基づいて、リジェクト不要の結果の回数がリジェクト要の結果の回数以上であると判断された場合、最新の作業の鑑別結果をリジェクト不要として、不適切紙幣の排除を厳格に行うことができる。
このほかに、復旧後の再分類作業時に、今回鑑別した作業結果情報における紙幣記番号および読取順番情報と、紙幣記番号履歴情報における過去の紙幣群の紙幣記番号および読取順番情報とを昇順または降順にしたがって比較し、今回の鑑別で紙幣記番号の識別誤差によって紙幣記番号履歴情報と一致しないと鑑別された紙幣に対して、その前後の紙幣の紙幣記番号および読取順序情報が一致し、かつ該一致しない紙幣に対応する紙幣記番号履歴情報がリジェクト紙幣である場合、該紙幣記番号履歴情報のリジェクト要因として強制的にリジェクトし、不適切紙幣の排除を厳格に行う。
そのほかに、復旧後の再分類作業時に、前回の作業で読み取り済みの紙幣に対して、紙幣記番号を含む紙幣識別情報および前回の作業で読み取り済みの紙幣群の読取順番情報に基づいて同一貨幣と判別し、前回の作業でのリジェクト理由を利用する。
そのほかの処理はすべて図4における処理と同じである。
なお、貨幣処理装置は任意のタイミングで、表示部上で所定の操作を行って上記紙幣記番号履歴情報や復旧指示情報などを表示することができる。
なお、制御装置は接続された貨幣処理装置について、任意のタイミングで、表示部上で所定の操作を行って上記作業情報、保守情報、作業結果情報、作業管理情報、復旧指示情報、作業再開情報などを表示することができる。
他の実施例
実施例において、貨幣処理システムは通信用の連接ケーブルによって接続される上位システム、制御装置および貨幣処理装置から構成され、作業IDに必要な装填枚数の現金が現金カセットに装填されたことを確認すると、貨幣処理装置10は該作業IDの作業完了報告情報を制御装置20に送信し、制御装置20が該作業IDの作業完了報告情報を受信すると、該作業IDの作業完了であると判断し、その次の作業IDの作業情報を貨幣処理装置10に送信するが、制御装置と通信を行う連接ケーブルによって接続されるプリンタをさらに備えてもよい。したがって、制御装置が該作業IDの作業完了報告情報の受信後に作業ID、現金カセットを識別するためのカセットID、作業完了時刻、装填先のATM装置IDなどの印刷情報をプリンタに送信し、印刷情報を受信したプリンタは該印刷情報をシールに印刷し、係員は印刷されたシールを現金装填済みの現金カセットに貼り付けることで、作業が行われた現金カセットが識別し易くなり、作業ミスを防止することができる。
上記の実施例において、貨幣処理システムはそれぞれ通信用の連接ケーブルによって接続される上位システム、制御装置および一つの貨幣処理装置から構成され、異常発生時に保守員が現場で貨幣処理装置を交換するが、制御装置が複数の貨幣処理装置に接続され、ある装置IDの貨幣処理装置に異常が発生し、状態保持の復旧指示情報が発行された場合に、異常報告情報を送信した貨幣処理装置に接続されたポートから前回と異なる装置IDを検出する前に、該装置IDの貨幣処理装置で作業を行う予定であった作業管理情報の作業ID情報における装置IDを制御装置に接続された別の装置IDに変更し、作業管理情報の該作業IDでの交換待ちの貨幣処理装置の装置ID、交換待ちの状態情報、接続ポートなどの代理作業情報を記録する。
このような状況で、貨幣処理装置の交換待ち期間に、作業情報を該作業IDの各装置IDの貨幣処理装置に送信し、各貨幣処理装置での分類作業を継続する。
このほか、前記異常発生報告情報を送信した貨幣処理装置が交換され、該ポートから制御装置に別の装置IDを送信し、前記状態保持の復旧指示情報が解除されると、作業管理情報における代理作業情報欄の接続ポート情報などに基づいて、別の装置IDに送信されなかった作業IDを抽出し、それらを交換後の貨幣処理装置に送信する装置IDに変更し、代理作業情報として、交換後の貨幣処理装置の装置ID、交換時刻、交換完了の状態情報などを記録する。
これにより、異常が発生した貨幣処理装置の復旧前の作業を分散させ、全体的に作業遅延の最小化を図ることができる。
上記の実施例において、制御装置は上位システムから装填計画情報を受信したが、予め装填計画情報を制御装置内に記録し、任意のタイミングで分類作業を決定し、作業管理情報を記録するとともに作業情報を貨幣処理装置に送信してもよい。
なお、上記の実施例において、貨幣処理装置、制御装置および上位システムがケーブルによって接続されるが、本発明はこれに限定されず、無線によって接続されてもよい。
上記の実施例において、紙幣に対して処理を行うが、本発明は紙幣に限定されず、硬貨などの貨幣を処理する装置に適用してもよい。
以上説明した本発明に係わる貨幣処理装置は、識別情報を有するとともに、書き替え可能な不揮発性メモリ、および外部の制御装置と通信するインタフェイスユニット(送受信部107と制御部108に対応する)を備え、これにより装置の使用などによって装置の作業情報や保守情報を随時更新または維持することができる。また、保守のために貨幣処理装置を別の新しい貨幣処理装置に交換する際に、制御装置がインタフェイスユニットを介して必要な作業情報や保守情報を書き替え可能であるため、装置別に正確な保守情報を把握し維持管理することができる。
したがって、速やかな作業継承を行うことができ、復旧のための保守情報の簡易化を図り、復旧時間を短縮することができる。
10…貨幣処理装置、20…制御装置、30…上位システム、101…ホッパー、102…表示部、103…排出口、104…スタッカ、105…鑑別部、106…ソータ、107…送受信部、108…制御部、109…搬送路センサ、110…空検出センサ

Claims (16)

  1. 貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、
    該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、
    外部の制御装置に接続して通信を行うインタフェイスユニットと、
    を備え、
    前記不揮発性メモリは、前記貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、
    前記不揮発性メモリが前記インタフェイスユニットを介して前記制御装置に接続され、これにより前記貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報が前記制御装置によって書き込み/読み出しされることを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記作業情報の一つである貨幣読取結果は、貨幣処理装置の識別情報、作業の識別情報、金種情報、貨幣記番号情報、読取順番情報、読取時刻情報、およびリジェクト理由情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記貨幣処理装置が別の貨幣処理装置に交換される場合、交換前の前記作業情報と保守情報が前記制御装置から前記別の処理装置のインタフェイスユニットを介して前記別の処理装置の不揮発性メモリに書き込まれることを特徴とする請求項1または2に記載の貨幣処理装置。
  4. 貨幣処理装置は該貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、
    該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、
    外部の制御装置に接続して通信を行うインタフェイスユニットと、
    を備え、
    前記不揮発性メモリは、貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、
    前記制御装置が前記インタフェイスユニットを介して前記不揮発性メモリに接続されることにより、前記作業情報と保守情報に対して書き込み/読み出しを行い、
    接続された貨幣処理装置が別の貨幣処理装置に交換される場合、該別の貨幣処理装置がインタフェイスユニットを介して前記制御装置から交換前の作業情報と保守情報を読み込むとともに、交換後の前記別の処理装置の不揮発性メモリに記録することを特徴とする貨幣処理装置の管理方法。
  5. 前記作業情報の一つである貨幣読取結果は、貨幣処理装置の識別情報、作業の識別情報、金種情報、貨幣記番号情報、読取順番情報、読取時刻情報、およびリジェクト理由情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  6. 貨幣処理装置に異常が発生して別の貨幣処理装置に交換された後、前回の作業で投入したことのある貨幣を再度投入した場合、鑑別時に前回の作業での鑑別結果がリジェクト要であった貨幣に対して、今回の作業でも鑑別結果をリジェクト要とすることを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  7. 異常と交換が複数回発生した場合、前回の作業で投入したことのある貨幣を投入すると、今回の作業でリジェクト不要と鑑別された貨幣について、前回の作業の鑑別結果でリジェクト不要の回数がリジェクト要の回数以上である場合、今回の作業での鑑別結果をリジェクト不要とすることを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  8. 貨幣処理装置に異常が発生して別の貨幣処理装置に交換された後、前回の作業で読み取り済みの貨幣群を投入した場合、貨幣記番号を含む貨幣識別情報に基づいて、前回の作業で読み取り済みの貨幣群の読取順番情報の昇順または降順に並んでいる貨幣群を前回の作業で読み取り済みの貨幣群と同じ貨幣群であると判別することを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  9. 貨幣処理装置に異常が発生して別の貨幣処理装置に交換された後、前回の作業で読み取り済みの貨幣に対して、貨幣記番号を含む貨幣識別情報および前回の作業で読み取り済みの貨幣群の読取順番情報に基づいて同じ貨幣であると判別し、前回の作業でのリジェクト理由を利用することを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  10. 前記貨幣識別情報および前回の作業で読み取り済みの貨幣群の読取順番情報を含む作業情報を表示することを特徴とする請求項8または9に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  11. 総貨幣パス枚数、金種別の貨幣パス枚数、貨幣処理装置の各スタッカ別の貨幣パス枚数、総リジェクト枚数、リジェクト要因を含む保守情報を表示することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  12. 作業時刻、作業識別情報、金種、貨幣パス枚数、貨幣搬送先、貨幣記番号情報、リジェクト要因情報を含む作業結果情報を表示することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  13. 貨幣処理装置で処理済みの貨幣を自動取引装置の現金カセットに装填する場合、作業識別情報、装填先現金カセットの情報、残りの現金装填回数、貨幣処理装置のスタッカや排出口の貨幣のスタック枚数を含む状態情報を画面に表示することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  14. 前記制御装置は複数の貨幣処理装置に接続され、
    前記複数の貨幣処理装置のうち一つの貨幣処理装置に異常が発生した場合、該一つの貨幣処理装置で実施予定の作業を、前記複数の貨幣処理装置のうち前記一つの貨幣処理装置とは別の貨幣処理装置による実施に変更することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の貨幣処理装置の管理方法。
  15. 制御装置と貨幣処理装置から構成され、
    前記貨幣処理装置は該貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、
    該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、
    外部の制御装置に接続して通信を行うインタフェイスユニットと、
    を備え、
    前記不揮発性メモリは、前記貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、
    前記制御装置が前記インタフェイスユニットを介して前記不揮発性メモリに接続されることにより、前記作業情報と保守情報に対して書き込み/読み出しを行うことを特徴とする貨幣処理システム。
  16. 制御装置と複数の貨幣処理装置から構成され、
    前記複数の貨幣処理装置のそれぞれは該貨幣処理装置を識別するための識別情報を有するとともに、
    該貨幣処理装置に関する作業情報と保守情報を記憶する不揮発性メモリと、
    外部の制御装置に接続して通信するインタフェイスユニットと、
    を備え、
    前記不揮発性メモリは、対応する貨幣処理装置と前記制御装置が通信を行わない状態でも書き替えが可能であり、
    前記制御装置が前記インタフェイスユニットを介して対応する不揮発性メモリに接続されることにより、前記作業情報と保守情報の書き込み/読み出しを行い、
    前記複数の貨幣処理装置のうち一つの貨幣処理装置に異常が発生した場合、該一つの貨幣処理装置で実施予定の作業を、前記複数の貨幣処理装置のうち前記一つの貨幣処理装置とは別の貨幣処理装置による実施に変更することを特徴とする貨幣処理装置システム。
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