JP2016046677A - 表示装置及び投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の向きの閲覧者に対して簡易な操作で適宜見易い画像を提示する。【解決手段】表示装置10は、画像を投影する投影系22〜27と、投影系22〜27での画像投影領域に対する侵入物を検出する撮像部10C(28〜32)と、撮像部10Cで得た侵入物の侵入状況に応じて投影系22〜27で投影する画像の方向を可変させるCPU33とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば載置した机上に画像を投影するテーブル投射型のプロジェクタ装置等に好適な表示装置及び投影装置に関する。
投射表示面に表示情報を実寸で表示可能とし、さらに複数の利用者が同時に且つ個人毎に表示情報を閲覧できる投射表示装置を提供するための技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2005−318268号公報
上記特許文献に記載された技術では、閲覧を行なうユーザの数だけ同一の表示情報を各ユーザの向きに合わせて投射するものとしている。そのため、表示が冗長である上に、各画像のサイズが小さくなり、表示できる情報の量が制限されるという不具合がある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、任意の向きの閲覧者に対して簡易な操作で適宜見易い画像を提示することが可能な表示装置及び投影装置を提供することにある。
本発明の一態様は、画像を表示する表示手段と、上記表示手段での画像表示領域に対応した所定の領域への侵入物を検出する検出手段と、上記検出手段で検出した侵入物の侵入状況に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、任意の向きの閲覧者に対して簡易な操作で適宜見易い画像を提示することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタ装置の外観構成を示す斜視図。 同実施形態に係るプロジェクタ装置を平置き状態とした画像投影状態を例示する図。 同実施形態に係るプロジェクタ装置を縦置き状態とした画像投影状態を例示する図。 同実施形態に係るプロジェクタ装置の主として電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る第1の動作例での投影画面中への手指等侵入に対する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る第1の動作例での投影画面中への手指等侵入に対する投影画像の変換内容を示す図。 同実施形態に係る第2の動作例での投影画面中への手指等侵入に対する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る第2の動作例での投影画面中への手指等侵入に対する投影画像の変換内容を示す図。
以下、本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ装置10の外観構成を示す斜視図である。このプロジェクタ装置10は、A5版乃至B5版サイズ相当の厚肉立方体の筐体を有する。同図では、筐体を平置きとした状態で、筐体上部側の一部を形成するリッド10Aを開けて投影可能とした状態を示す。同リッド10Aの内面には凹面鏡10Bが配され、プロジェクタ装置10の内部で形成された光像をこの凹面鏡10Bで反射させ、ここでは図示しない投影対象に向けて出射する。
また、筐体上面側で上記リッド10Aの開口近傍にポップアップ式の撮像部10Cを設け、上記投影方向の画像を撮影する。さらに、同筐体上面側にスピーカ部10Dを配設し、音声を拡声出力させる。
図2は、プロジェクタ装置10を平置きとして、斜め上方に向けて画像を投影する状態を例示する。ここでは、プロジェクタ装置10から離れた位置にある、鉛直面に張設されたスクリーンSCに画像を投影している。
図3は、プロジェクタ装置10を縦置きとして、斜め下方に向けて画像を投影する状態を例示する。ここでは、プロジェクタ装置10を載置する机上DKがそのまま投影面として利用されるため、小規模、例えば2名〜8名程度のユーザで、投影される画像を共有しながら会議等を行なうのに適している。
次に図4によりプロジェクタ装置10の主として電子回路の機能構成について説明する。同図中、入力処理部21に入力された画像データが、この入力処理部21で必要に応じてデジタル化された後に、システムバスSBを介して投影画像駆動部22に送られる。
この投影画像駆動部22は、送られてきた画像データに応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば120[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算したより高速な時分割駆動により、表示素子であるマイクロミラー素子23を表示駆動する。
このマイクロミラー素子23は、アレイ状に配列された複数、例えばWXGA(横1280画素×縦768画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することで、その反射光により光像を形成する。
一方で、光源部24から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。光源部24は、半導体発光素子であるLEDを有し、R,G,Bの原色光を時分割で繰返し出射する。光源部24が有するLEDは、広義でのLEDとして、LD(半導体レーザ)や有機EL素子を含むものとしても良い。この光源部24からの原色光が、ミラー25で全反射して上記マイクロミラー素子23に照射される。
そして、マイクロミラー素子23での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズ部26を介し、ここでは図示しない上記凹面鏡10Bで反射された後に、外部に投射して表示される。
上記投影レンズ部26は、内部のレンズ光学系中に、フォーカス位置を移動するためのフォーカスレンズ及びズーム(投影)画角を可変するためのズームレンズを含み、それら各レンズはレンズモータ(M)27により図示しないギヤ機構を介して光軸方向に沿った位置が選択的に駆動される。
一方で、上記撮像部10Cは撮影レンズ部28を有する。この撮影レンズ部28は、フォーカス位置を移動するためのフォーカスレンズを含み、上記投影レンズ部26を最広角とした場合に上記凹面鏡10Bより出射される投影画角をカバーするような撮影画角を有する。撮影レンズ部28に入光する外部の光像は、固体撮像素子であるCMOSイメージセンサ29上に結像される。
CMOSイメージセンサ29での結像により得られる画像信号は、A/D変換器30でデジタル化された後、撮影画像処理部31に送られる。
この撮影画像処理部31は、上記CMOSイメージセンサ29を走査駆動して撮影動作を実行させ、撮影により得た画像データに対する輪郭抽出等の画像処理を実施する。加えて撮影画像処理部31は、上記撮影レンズ部28のフォーカスレンズ位置を移動させるためのレンズモータ(M)32を駆動する。
上記各回路の動作すべてをCPU33が制御する。このCPU33は、メインメモリ34及びプログラムメモリ35と直接接続される。メインメモリ34は、例えばSRAMで構成され、CPU33のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ35は、電気的書換可能な不揮発性メモリ、例えばフラッシュROMで構成され、CPU33が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
プログラムメモリ35には、図示する如く投影方向可変プログラム記憶部35Aが含まれる。投影方向可変プログラム記憶部35Aには、上記投影レンズ部26より出射して投影した画像の領域に対するユーザの手指等の侵入があった場合に、上記撮像部10Cで得た画像から当該侵入の方向(向き)を検出し、マイクロミラー素子23で表示する投影用の画像の方向(向き)を可変するためのプログラムが記憶されているものとする。ここで、方向(向き)とは、画像の天地の向きを表す。
CPU33は、上記プログラムメモリ35に記憶されている動作プログラムや定型データ等を読出し、メインメモリ34に展開して記憶させた上で当該プログラムを実行することにより、このプロジェクタ装置10を統括して制御する。
上記CPU33は、操作部36からの操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部36は、プロジェクタ装置10の本体に備える操作キー、あるいは図示しないこのプロジェクタ装置10専用のリモートコントローラからの赤外線変調信号を受信する受光部を含み、キー操作信号を受付けて、受付けたキー操作信号に応じた信号を上記CPU33へ送出する。
上記CPU33はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部37、3軸加速度センサ38と接続される。
音声処理部37は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声信号をアナログ化し、スピーカ部39を駆動して放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
3軸加速度センサ38は、互いに直交する3軸方向の加速度を検出するものであり、この3軸加速度センサ38の検出出力から重力加速度の方向を算出することにより、このプロジェクタ装置10が上記図2または図3に示したようにどのような姿勢で投影動作が行なわれているのかを判断することができる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なおこのプロジェクタ装置10では、上記図3で示した如くプロジェクタ装置10を縦置きとして、プロジェクタ装置10を載置している机上等に対し、斜め上方から画像を投影する状態で、投影画面中に手指等の侵入を検出して投影方向を可変する動作モードが設定されているものとする。
当該動作モードは、投影方向を固定する機能がオフされた状態で発動するもので、さらに詳細な動作モードの設定により、侵入した手指等の方向に投影画像を向ける第1の動作モードと、侵入した手指等とは反対の方向に投影画像を向ける第2の動作モードとを選択可能であるものとする。
以下、第1の動作例、及び第2の動作例としてそれぞれの動作内容について説明する。
図5は、上記第1の動作モード下でCPU33が実行する一連の処理内容を示すものである。その当初にCPU33は、上記投影方向を固定する機能がオフされているか否かを判断する(ステップS101)。
ここで当該機能がオフされておらず、オンのままであると判断した場合(ステップS101のNo)、CPU33はこの図5の処理を終了する。一方、投影方向を固定する機能がオフされていると判断した場合(ステップS101のYes)、CPU33は次に投影画面上に手指等の侵入があったか否かを、上記撮像部10Cを構成する撮影画像処理部31からの信号により判断する(ステップS102)。
これは、撮影画像処理部31から得られる、投影画面の範囲を含む撮影画像の輪郭抽出結果と、上記投影画像駆動部22によりマイクロミラー素子23で形成させている投影画像の内容とをCPU33でパターンマッチングを含む処理により比較して、投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいるか否かにより判断する。
投影画面上に手指等の侵入はないと判断した場合(ステップS102のNo)、CPU33は上記ステップS101からの処理に戻る。
こうしてCPU33は、上記ステップS101,S102の処理を繰返し実行しながら、投影画面上に手指等の侵入がなされるのを待機する。
実際に投影画面上に手指等の侵入があった場合、CPU33はその侵入を判断した時点(ステップS102のYes)で、次にその手指等の侵入があった方向(向き)を判断する(ステップS103)。
ここで投影画像の上方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向から180°回転させることで、投影画像を上方向からの閲覧に適するように可変する(ステップS104)。図6(A)は、投影画像の上方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その上方向からの閲覧に応じて投影画像PIを向けた状態を例示している。
上記ステップS103で投影画像の下方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向のままとすることで、投影画像を下方向からの閲覧に適するようにする(ステップS105)。図6(D)は、投影画像の下方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その下方向からの閲覧に応じて投影画像PIを向けた状態を例示している。
上記ステップS103で投影画像の左方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向から時計方向に90°回転させることで、投影画像を左方向からの閲覧に適するように可変する(ステップS106)。図6(B)は、投影画像の左方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その左方向からの閲覧に応じて投影画像PIを向けた状態を例示している。
上記ステップS103で投影画像の右方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向から反時計方向に90°回転させることで、投影画像を右方向からの閲覧に適するように可変する(ステップS107)。図6(C)は、投影画像の右方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その右方向からの閲覧に応じて投影画像PIを向けた状態を例示している。
上記ステップS104〜S107のいずれかの処理により、投影画像の手指等の侵入があった方向に応じて見易くなるような投影画像の方向を可変した状態で、CPU33はさらに投影中の画像に対する手指等の侵入が続いており、依然として投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいるか否かを判断する(ステップS108)。
ここで、投影中の画像に対する手指等の侵入が続いており、依然として投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいると判断すると(ステップS108のYes)、CPU33は再びこのステップS108の処理を繰返し実行する。
こうして投影中の画像に対する手指等の侵入が続いている間、CPU33はステップS108の処理を繰返し実行することで、投影中の画像から手指等が外れるのを待機する。そして、投影中の画像に対する手指等の侵入がなく、投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいないと判断した時点で(ステップS108のNo)、CPU33は以上で一旦この図5の処理を終了し、同様の次の処理に備える。
このように上記第1の動作モード下では、投影中の画像に対する手指等が侵入し、投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいると判断している間、手指等が侵入している方向から投影画像が正視できるように投影画像の方向を可変するものとしたので、投影画像を正視したいユーザが手指等により投影画像を直接操作することで、ユーザは、容易に自分に向けた投影画像を閲覧できる。
次に第2の動作例を説明する。
図7は、上記第2の動作モード下でCPU33が実行する一連の処理内容を示すものである。その当初にCPU33は、上記投影方向を固定する機能がオフされているか否かを判断する(ステップS201)。
ここで当該機能がオフされておらず、オンのままであると判断した場合(ステップS201のNo)、CPU33はこの図7の処理を終了する。一方、投影方向を固定する機能がオフされていると判断した場合(ステップS201のYes)、CPU33は次に投影画面上に手指等の侵入があったか否かを、上記撮像部10Cを構成する撮影画像処理部31からの信号により判断する(ステップS202)。
これは、撮影画像処理部31から得られる、投影画面の範囲を含む撮影画像の輪郭抽出結果と、上記投影画像駆動部22によりマイクロミラー素子23で形成させている投影画像の内容とをCPU33でパターンマッチングを含む処理により比較して、投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいるか否かにより判断する。
投影画面上に手指等の侵入はないと判断した場合(ステップS202のNo)、CPU33は上記ステップS201からの処理に戻る。
こうしてCPU33は、上記ステップS201,S202の処理を繰返し実行しながら、投影画面上に手指等の侵入がなされるのを待機する。
実際に投影画面上に手指等の侵入があった場合、CPU33はその侵入を判断した時点(ステップS202のYes)で、次にその手指等の侵入があった方向を判断する(ステップS203)。
ここで投影画像の上方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向と対面する下方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向のままとすることで、投影画像を下方向からの閲覧に適するようにする(ステップS204)。図8(A)は、投影画像の上方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その上方からの操作に応じて投影画像PIを下方向からの閲覧に適するように向けた状態を例示している。
上記ステップS203で投影画像の下方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向と対面する上方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向から180°回転させることで、投影画像を上方向からの閲覧に適するように可変する(ステップS205)。図8(D)は、投影画像の下方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その下方からの操作に応じて投影画像PIを上方向からの閲覧に適するように向けた状態を例示している。
上記ステップS203で投影画像の左方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向と対面する右方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向から反時計方向に90°回転させることで、投影画像を右方向からの閲覧に適するように可変する(ステップS206)。図8(B)は、投影画像の左方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その左方からの操作に応じて投影画像PIを右方向からの閲覧に適するように向けた状態を例示している。
上記ステップS203で投影画像の右方向から手指等の侵入があったと判断した場合、CPU33はその手指等の侵入があった方向と対面する左方向から投影画像が見易くなるように、マイクロミラー素子23で表示する画像を通常の方向から時計方向に90°回転させることで、投影画像を左方向からの閲覧に適するように可変する(ステップS207)。図8(C)は、投影画像の右方向からユーザの手指UHの侵入があった場合に、その右方からの操作に応じて投影画像PIを左方向からの閲覧に適するように向けた状態を例示している。
上記ステップS204〜S207のいずれかの処理により、投影画像の手指等の侵入があった方向と対面する方向に応じて見易くなるような投影画像の方向を可変した状態で、CPU33はさらに投影中の画像に対する手指等の侵入が続いており、依然として投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいるか否かを判断する(ステップS208)。
ここで、投影中の画像に対する手指等の侵入が続いており、依然として投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいると判断すると(ステップS208のYes)、CPU33は再びこのステップS208の処理を繰返し実行する。
こうして投影中の画像に対する手指等の侵入が続いている間、CPU33はステップS208の処理を繰返し実行することで、投影中の画像から手指等が外れるのを待機する。そして、投影中の画像に対する手指等の侵入がなく、投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいないと判断した時点で(ステップS208のNo)、CPU33は以上で一旦この図7の処理を終了し、同様の次の処理に備える。
このように上記第2の動作モード下では、投影中の画像に対する手指等が侵入し、投影画像以外の輪郭が撮影した投影画面中に写り込んでいると判断している間、手指等が侵入している方向と対面する方向にいるユーザから投影画像が正視できるように投影画像の方向を可変するものとしたので、投影画像を提示したいユーザが手指等により対面側のユーザのために投影画像を操作することで、ユーザは、容易に相手に向けて相手に見やすく投影画像を閲覧させるような状態にできる。
以上詳述した如く本実施形態によれば、任意の向きの閲覧者に対して簡易な操作で適宜見易い画像を提示することが可能となる。
特に上記実施形態では、投影中の画像に侵入した手指等の方向に応じ、その方向あるいはその方向と対面する方向に向けるように投影画像を回転させるものとしたので、簡易で感覚的な(直感的な)操作によって見易い画像を提示することが可能となる。
なお上記実施形態では、投影画像中に単に手指等の侵入した方向を検出してその方向に応じて画像を回転するものとしたが、撮影画像処理部31において侵入した手指等の画像に対する画像認識処理を実行し、例えば侵入した手指等の中で、特に人差し指が指示しているおおよその方向を検出することにより、その方向に応じて投影画像を回転させるものとしても良い。
こうすることで、投影画像に対するユーザの位置に関係なく、任意の方向に画像を回転させることができる。
また上記実施形態では、撮像部10Cにより投影画像への手指等の侵入を検出するべく撮影するものとして説明したが、プロジェクタ装置10の撮影レンズ部28として超広角系乃至魚眼系のレンズを用いて撮影画角をより広げるものとし、投影画像周辺に位置するであろう人物を含む範囲まで合わせて撮影した上で人物が存在する方向を検出し、人物が存在する方向に向けてのみ、画像の角度を可変するものとしても良い。こうすることで、人物が存在しない方に向けて画像を可変するような無駄な動作を確実に排除できる。
換言すると、図8のように、相手に向けて画像の表示方向を制御したい場合、誤って相手がいないにも関わらず、そのような操作(手指での指示)が行われたような場合、その操作をキャンセルするようにすることもできる。
人物の存在の判定には、撮像部10Cでなく、別途例えば人感センサ等を設けて、検出するようにしてもよい。
また上記実施形態では示さなかったが、予め設定した角度、例えば45度や90度を単位として、操作がある毎に一定の回転方向で投影する画像の角度を順次段階的に可変することも考えられる。このような制御動作を実行することにより、画像を閲覧している者が画像との相対的な位置関係に関係なく、任意に画像の角度を可変設定することができる。
また上記実施形態では、投影する画像への侵入物がある間は画像の角度を可変する動作状態を維持するものとしたので、画像を閲覧する側では必要な状況に合わせて操作を実行し、画像の角度を可変する必要がなくなった時点で画像に対する操作を停止すれば良く、画像に対する角度の可変設定をきわめて感覚的に実行できる。
その場合、操作を停止した時点で即時元の角度に復帰するように制御することで、応答性の高い制御を実現できる一方で、操作を停止してから予め設定した時間が経過した後に元の角度に戻るように制御するものとしても良く、ユーザの使い勝手に応じて様々な使用環境が考えられる。
なお上記実施形態は、本発明を、画像を投影するプロジェクタ装置に適用した場合について説明したものであるが、本発明は投影画像に限らず、画像を表示するいわゆるインテリジェントテーブルのような表示装置にも同様に適用可能である。
しかしながら、特にスクリーンや壁面、机上など任意の平面に画像を投影する投影装置に本発明を適用することで、その投影画像に対する操作を行わせるような際には、操作対象の投影装置が遠くにあることになるので、より使い勝手がよくなる。
また、投影装置に、例えば、手のジェスチャ認識により対応するコマンドを実行させるような機能を持たせることもできる。
その場合、撮像部10Cは、手指等のジェスチャ認識用の撮像部と兼用させることができる。
なお、上記手のジェスチャ認識により対応するコマンドを実行させる機能と、画像の表示方向を切り替える機能とを区別して認識させるために、例えば、片手のみが画角内に現れている場合には、ジェスチャ認識による操作が行われるようにし、両手が画角内に現れている場合には、図5〜図8で説明したような画像の表示方向を切り替える意図の操作が行われるようにするとよい。
そのようにすれば、両機能を混同することなく、区別して機能させることができる。
つまり、ユーザは、図5〜図8で説明したような画像の表示の向きを切り替える意図の操作をしたい場合には、片手ではなく、両手を同じように(左手も右手も図6、図8に示すように対称的に)侵入させるという動作を行えばよい。なお、片手と両手の割り当ては、逆であってもよい。
また、画像の表示の向きを切り替える機能を実行させたい場合には、手の平を下に向けた場合、ジェスチャ認識により対応するコマンドを実行させる機能を実行させたい場合は、手の平を上に向けた場合というように区別させることもできる。なお、上向きと下向きの割り当ては、逆であってもよい。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、画像を表示する表示手段と、上記表示手段での画像表示領域に対応した所定の領域への侵入物を検出する検出手段と、上記検出手段で検出した侵入物の侵入状況に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記表示制御手段は、上記検出手段で検出した侵入物の侵入方向に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記検出手段は、上記表示手段での画像表示領域に対する侵入物の形状から指示方向を検出し、上記表示制御手段は、上記検出手段で検出した侵入物の指示方向に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至3いずれか記載の発明において、上記表示手段での画像表示領域周辺の人物の有無を判断する判断手段をさらに備え、上記表示制御手段は、上記判断手段で画像の表示すべき方向に人物有りと判断された場合に、上記表示手段で表示する画像の方向を可変することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至4いずれか記載の発明において、上記表示制御手段は、予め設定された角度単位で、上記表示手段で表示する画像の方向を段階的に可変することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至5いずれか記載の発明において、上記表示制御手段は、上記画像表示領域に対する侵入物を検出した時点で、上記表示手段で表示する画像の方向を可変し、上記画像表示領域から侵入物が離脱するまで上記表示手段で表示する画像の方向を可変した状態を維持することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、上記表示制御手段は、上記画像表示領域から侵入物が離脱後、上記表示手段で表示する画像の方向を可変した状態から復帰させることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、上記請求項1乃至7いずれか記載の発明において、上記侵入物によるジェスチャを認識するジェスチャ認識手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、上記請求項8記載の発明において、上記ジェスチャ認識機能と上記画像の表示方向を制御する機能とを判別する判別手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、画像を投影する投影手段と、上記投影手段での画像投影領域に対応した所定の領域への侵入物を検出する検出手段と、上記検出手段で検出した侵入物の侵入状況に応じて上記投影手段で投影する画像の方向を可変する投影制御手段と、を備えることを特徴とする。
10…プロジェクタ装置、
10A…リッド、
10B…凹面鏡、
10C…撮像部、
10D…スピーカ部、
21…入力処理部、
22…投影画像駆動部、
23…マイクロミラー素子、
24…光源部、
25…ミラー、
26…投影レンズ部、
27…レンズモータ、
28…撮影レンズ部、
29…CMOSイメージセンサ、
30…A/D変換器、
31…撮影画像処理部、
32…レンズモータ、
33…CPU、
34…メインメモリ、
35…プログラムメモリ、
35A…投影方向可変プログラム記憶部、
36…操作部、
37…音声処理部、
38…3軸加速度センサ、
39…スピーカ部、
DK…机上、
PI…投影画像、
SB…システムバス、
SC…スクリーン、
UH…ユーザの手指。

Claims (10)

  1. 画像を表示する表示手段と、
    上記表示手段での画像表示領域に対応した所定の領域への侵入物を検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出した侵入物の侵入状況に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 上記表示制御手段は、上記検出手段で検出した侵入物の侵入方向に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 上記検出手段は、上記表示手段での画像表示領域に対する侵入物の形状から指示方向を検出し、
    上記表示制御手段は、上記検出手段で検出した侵入物の指示方向に応じて上記表示手段で表示する画像の方向を可変する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 上記表示手段での画像表示領域周辺の人物の有無を判断する判断手段をさらに備え、
    上記表示制御手段は、上記判断手段で画像の表示すべき方向に人物有りと判断された場合に、上記表示手段で表示する画像の方向を可変する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の表示装置。
  5. 上記表示制御手段は、予め設定された角度単位で、上記表示手段で表示する画像の方向を段階的に可変することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の表示装置。
  6. 上記表示制御手段は、上記画像表示領域に対する侵入物を検出した時点で、上記表示手段で表示する画像の方向を可変し、上記画像表示領域から侵入物が離脱するまで上記表示手段で表示する画像の方向を可変した状態を維持することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の表示装置。
  7. 上記表示制御手段は、上記画像表示領域から侵入物が離脱後、上記表示手段で表示する画像の方向を可変した状態から復帰させることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 上記侵入物によるジェスチャを認識するジェスチャ認識手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の表示装置。
  9. 上記ジェスチャ認識機能と上記画像の表示方向を制御する機能とを判別する判別手段をさらに備えることを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 画像を投影する投影手段と、
    上記投影手段での画像投影領域に対応した所定の領域への侵入物を検出する検出手段と、
    上記検出手段で検出した侵入物の侵入状況に応じて上記投影手段で投影する画像の方向を可変する投影制御手段と、
    を備えることを特徴とする投影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018049206A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 カシオ計算機株式会社 投影装置、投影方法及びプログラム
JP2019144321A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 日本電気株式会社 投影システム、投影方法およびプログラム
US10474020B2 (en) 2017-06-02 2019-11-12 Seiko Epson Corporation Display apparatus and method for controlling display apparatus to display an image with an orientation based on a user's position

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