JP2017146564A - 空間表示装置 - Google Patents

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旬臣 芝田
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Abstract

【課題】拡大表示又は遠方表示が可能な小型の空間表示装置を提供する。【解決手段】画像を空中の表示領域に結像させて空中画像として表示する空間表示装置1であって、表示面21に画像を表示するディスプレイ20と、凸レンズ40と、素子面31を有する結像光学素子30であって、凸レンズ40が存在しないと仮定した場合に、表示面21に表示された画像を、素子面31に対して表示面21と面対称になる領域に結像させる結像光学素子30と、ユーザを検知するカメラ70と、カメラ70が検知したユーザに応じて、表示面21、凸レンズ40及び結像光学素子30の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方の調整を行う調整部80とを備え、凸レンズ40は、表示面21と結像光学素子30との間で、かつ、凸レンズ40から表示面21までの距離が凸レンズ40の焦点距離より短くなる位置に配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、空中の表示領域に空中画像を表示する空間表示装置に関する。
近年、空中画像を閲覧可能とする技術の開発が進められている。例えば、特許文献1には、反射型面対称結像素子を備える光学システムが開示されている。
特開2008−158114号公報
上記従来の反射型面対称結像素子は、ディスプレイに表示された画像を、素子面に対してディスプレイと面対称になる位置に空中画像として結像させる。すなわち、ディスプレイに表示された画像の大きさ及び素子面からの距離と、空中画像の大きさ及び素子面からの距離とは等しくなる。このため、空中画像を拡大して表示するためには、ディスプレイ及び反射型面対称結像素子のサイズが大きくなる。また、空中画像を反射型面対称結像素子から離れた位置に表示させる場合には、ディスプレイと反射型面対称結像素子との間の距離が大きくなるので、光学システムが大型化する。
そこで、本発明は、拡大表示又は遠方表示が可能な小型の空間表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る空間表示装置は、画像を空中の表示領域に結像させて空中画像として表示する空間表示装置であって、表示面に前記画像を表示する画像表示部と、凸レンズと、素子面を有する結像光学素子であって、前記凸レンズが存在しないと仮定した場合に、前記表示面に表示された画像を、前記素子面に対して前記表示面と面対称になる領域に結像させる結像光学素子と、ユーザを検知する検知部と、前記検知部が検知したユーザに応じて、前記表示面、前記凸レンズ及び前記結像光学素子の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方の調整を行う調整部とを備え、前記凸レンズは、前記表示面と前記結像光学素子との間で、かつ、当該凸レンズから前記表示面までの距離が当該凸レンズの焦点距離より短くなる位置に配置されている。
本発明によれば、拡大表示が可能な小型の空間表示装置を提供することができる。
実施の形態に係る空間表示装置のキッチンへの適用例を示す斜視図である。 実施の形態に係る空間表示装置のキッチンへの適用例を示す断面図である。 実施の形態に係る空間表示装置のキッチンへの別の適用例を示す断面図である。 実施の形態に係る空間表示装置のユニットバスへの適用例を示す断面図である。 実施の形態に係る空間表示装置において、凸レンズを備えないと仮定した場合の空中画像の表示原理を示す模式図である。 実施の形態に係る空間表示装置の概観斜視図である。 実施の形態に係る空間表示装置の構成を示す概略断面図である。 実施の形態に係る空間表示装置の原理を示す模式図である。 実施の形態に係るユーザと調整の態様とを対応付けた特性テーブルを示す図である。 実施の形態に係るユーザの動作と調整の態様とを対応付けた動作テーブルを示す図である。 実施の形態に係る凸レンズと表示面との間の距離に対する空中画像の表示倍率及び表示位置の関係を示す図である。 実施の形態に係る凸レンズとディスプレイとの間の距離を変化させた場合の空中画像の変化を示す模式図である。 実施の形態に係る凸レンズと結像光学素子との間の距離を変化させた場合の空中画像の変化を示す模式図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る空間表示装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[概要]
まず、本実施の形態に係る空間表示装置の概要について説明する。
図1は、本実施の形態に係る空間表示装置1のキッチン90への適用例を示す斜視図である。図2A及び図2Bはそれぞれ、本実施の形態に係る空間表示装置1のキッチン90への適用例を示す断面図である。
空間表示装置1は、図1及び図2Aに示すように、キッチン台91に組み込まれている。あるいは、空間表示装置1は、図2Bに示すように、キッチン壁92に組み込まれていてもよい。表示領域3は、キッチン台91の上方かつキッチン壁92の前方に位置する空間領域である。これにより、キッチン台91及びキッチン壁92の前方に立つユーザ5にとって、空中画像2が容易に視認可能になる。
キッチン90は、例えばユーザ5が調理をし、食器を洗うための設備である。具体的には、キッチン90は、システムキッチンであり、調理などの作業を行うためのキッチン台91と、キッチン台91の奥側に衝立状に配置されたキッチン壁92と、キッチン台91に組み込まれた流し台(シンク)93と、キッチン台91に併設された加熱調理器94と、キッチン台91の下方に設置された収納庫95とを備える。本実施の形態において、空間表示装置1は、キッチン台91に組み込まれている。
図1、図2A又は図2Bに示すように、空間表示装置1は、画像を空中の表示領域3に結像させて空中画像2として表示する。空間表示装置1は、例えば、表示領域3に料理のレシピなどの空中画像2を表示する。これにより、ユーザ5は、空中画像2として表示されたレシピなどを見ながら調理することができる。
なお、詳細は後述するが、表示領域3に表示された空中画像2は、ユーザ5によって操作可能である。具体的には、表示領域3の位置に応じて定められたユーザ操作領域4が設けられている。ユーザ操作領域4は、表示領域3に略一致し、ユーザ5が空中画像2に触れるように操作した場合に、その操作を検知するための領域である。例えば、ユーザ操作によって、空中画像2が別の画像に変更される。
また、図3に示すように、空間表示装置1は、キッチン90でなく、ユニットバス96に適用してもよい。図3は、本実施の形態に係る空間表示装置1のユニットバス96への適用例を示す模式図である。
図3に示すように、空間表示装置1は、ユニットバス96のバス壁97に組み込まれていてもよい。バス壁97は、外壁98の内側に固定されている。表示領域3は、浴槽99の上方に位置する。これにより、ユーザ5は、浴槽99に浸かった状態で、空中画像2を視認することができる。
図2A、図2B又は図3に示すように、空間表示装置1は、ディスプレイ20と、結像光学素子30と、凸レンズ40とを備える。空間表示装置1は、ディスプレイ20が表示面に表示させた画像を、結像光学素子30と凸レンズ40とによって空中画像2として表示させる。
本実施の形態では、空間表示装置1は、凸レンズ40を備えることで、ディスプレイ20が表示する画像を拡大表示又は遠方表示することができる。まず、図4を用いて、空間表示装置1が凸レンズ40を備えないと仮定した場合の空中画像2の表示原理について簡単に説明する。図4は、本実施の形態に係る空間表示装置1において、凸レンズ40を備えないと仮定した場合の空中画像2の表示原理を示す模式図である。
図4に示すように、空間表示装置1は、ディスプレイ20に表示された2次元画像を空中画像2として立体的に空中に表示する。つまり、空間表示装置1は、空中に浮かび上がった状態で画像(空中画像2)を表示することができる。このとき、空中画像2が表示される表示領域3は、結像光学素子30の素子面に対して、ディスプレイ20の表示面と面対称になる。空中画像2の大きさ及び位置は、表示面の大きさ及び位置に等しくなる。
なお、本実施の形態において、ディスプレイ20の表示面に表示される画像(映像)は、静止画及び動画像のいずれであってもよく、例えば、空間表示装置1に記憶されたコンテンツ映像、テレビ番組の放送中の映像若しくは録画映像、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)若しくはDVD(Digital Versatile Disc)などの再生映像、又は、インターネット画像などである。
[構成]
続いて、空間表示装置1の詳細な構成について説明する。
図5は、本実施の形態に係る空間表示装置1の概観斜視図である。図6は、本実施の形態に係る空間表示装置1の構成を示す概略断面図である。具体的には、図6は、図5に示すVI−VI線における断面を模式的に示している。
図5に示すように、空間表示装置1は、筐体10と、モーションセンサ60と、1以上のスイッチ62と、カメラ70とを備える。図6に示すように、空間表示装置1は、筐体10の内部に、ディスプレイ20と、結像光学素子30と、凸レンズ40と、表示面駆動部50及び51と、素子駆動部52及び53と、レンズ駆動部54及び55とを備える。
さらに、空間表示装置1は、表示制御部65と、調整部80と、記憶部85とを備える。表示制御部65、調整部80及び記憶部85は、システムLSI(Large Scale Integration)又はマイクロコンピュータなどの制御回路によって実現される。当該制御回路は、例えば、筐体10の内部又は外部に取り付けられる。
このように、空間表示装置1は、各構成部材が筐体10の内部に収容され、又は、外部に固定されてユニット化されている。これにより、空間表示装置1の設置作業を容易に行うことができる。また、ディスプレイ20、結像光学素子30及び凸レンズ40などの光学系を設置者が素手などで直接触らずに済むため、指紋又は異物などの汚れの付着を抑制することができる。これにより、汚れによる空中画像2の不鮮明化などを抑制することができる。
[筐体]
筐体10は、空間表示装置1の外郭筐体であり、図6に示すように、内部にディスプレイ20、結像光学素子30、凸レンズ40、表示面駆動部50及び51、素子駆動部52及び53並びにレンズ駆動部54及び55が収納されている。筐体10の外壁には、図5及び図6に示すように、モーションセンサ60及びスイッチ62が埋め込まれている。また、筐体10の外側面には、カメラ70が取り付けられている。なお、モーションセンサ60及びカメラ70の位置及び筐体10への固定方法は、特に限定されない。
本実施の形態では、筐体10の外形は、略直方体状である。なお、筐体10の外形は、略円柱状などでもよく、これらに限定されない。筐体10は、例えば、アルミニウムなどの金属材料又は樹脂材料から形成される。
筐体10には、ディスプレイ20からの光を外部に取り出すための開口11が、結像光学素子30に対向する面に設けられている。図5に示すように、開口11にはカバーガラス15が設けられている。カバーガラス15は、可視光を透過させる透光性のガラス板である。カバーガラス15は、例えば、透明なソーダガラスなどから形成される。カバーガラス15が開口11を蓋することで、筐体10内部に異物などが進入するのを抑制することができる。
筐体10の大きさは、特に限定されないが、例えば、幅又は奥行きが10cm以下である。これにより、図3に示したように、一般的なユニットバス96のバス壁97などに筐体10(空間表示装置1)を埋め込むことができる。
[ディスプレイ(画像表示部)]
ディスプレイ20は、表示面21に画像を表示する画像表示部の一例である。ディスプレイ20は、図6に示すように、結像光学素子30側に表示面21を有する。ディスプレイ20は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro Luminescence)表示装置などである。表示面21には、例えば、マトリクス状に複数の画素が設けられている。表示面21には、例えば1フレームの画像が表示される。
本実施の形態では、表示面21の位置及び姿勢が調整可能である。図6には、表示面21の可動域を破線で示している。図6に示すように、ディスプレイ20の一の端部に表示面駆動部50が取り付けられ、他の端部に表示面駆動部51が取り付けられている。表示面駆動部50及び51がディスプレイ20の端部を移動させることによって、表示面21の位置及び姿勢が変更される。
[結像光学素子]
結像光学素子30は、いわゆる反射型面対称結像素子である。結像光学素子30は、例えば、樹脂材料で形成された平板状のプレートである。結像光学素子30は、素子面31を有する。図6の二点鎖線で示すように、素子面31は、結像光学素子30の厚み方向における中央を通る仮想的な面であって、結像光学素子30の主面(入射面又は出射面)に平行な面である。
具体的には、素子面31には、例えば、1辺が100μm、深さが100μmの微小な貫通孔が形成されており、当該貫通孔の内壁が鏡面(マイクロミラー)になっている。貫通孔を通過する光は、隣接する2面のマイクロミラーによって2回反射される。
上記構成により、結像光学素子30は、素子面31に対して光源と面対称になる位置に、光源の鏡像を形成する。つまり、素子面31から光源までの距離と、素子面31から鏡像までの距離とは等しく、光源の大きさと鏡像の大きさとも等しくなる。
本実施の形態では、結像光学素子30は、凸レンズ40に対して、ディスプレイ20とは反対側に配置されている。具体的には、結像光学素子30は、凸レンズ40とカバーガラス15との間に配置されている。
図7は、本実施の形態に係る空間表示装置1の原理を示す模式図である。図7に示すように、結像光学素子30は、凸レンズ40が存在しないと仮定した場合に、表示面21に表示された画像を、素子面31に対して表示面21と面対称になる領域に結像させる。本実施の形態では、結像光学素子30は、凸レンズ40によって形成される虚像22を、素子面31に対して虚像22と面対称になる領域に空中画像2として結像させる。
結像光学素子30の大きさは、例えば、ディスプレイ20の表示面21より大きい。これにより、結像光学素子30は、表示面21に表示される画像に基づいて、凸レンズ40によって形成される虚像22の全体を、表示領域3に結像させることができる。
本実施の形態では、結像光学素子30の位置及び姿勢が調整可能である。図6には、結像光学素子30(素子面31)の可動域を破線で示している。図6に示すように、結像光学素子30の一の端部に素子駆動部52が取り付けられ、他の端部に素子駆動部53が取り付けられている。素子駆動部52及び53が結像光学素子30の端部を移動させることによって、素子面31の位置及び姿勢が変更される。
[凸レンズ]
凸レンズ40は、表示面21と結像光学素子30との間に配置されている。具体的には、図7に示すように、凸レンズ40は、凸レンズ40から表示面21までの距離aが凸レンズ40の焦点距離fより短くなる位置に配置されている。すなわち、凸レンズ40は、結像光学素子30とディスプレイ20との間で、かつ、0<a<fを満たす位置に配置されている。
表示面21が凸レンズ40の焦点距離fより凸レンズ40に近い位置に位置しているので、凸レンズ40は、表示面21に表示される画像の虚像22を形成する。図7に示すように、虚像22は、表示面21に表示される画像が拡大された正立虚像である。
虚像22は、結像光学素子30に対して虚光源として作用する。したがって、結像光学素子30は、虚像22に基づいて、虚像22と面対称になる位置に、正立の実像として空中画像2を結像させる。つまり、表示領域3は、虚像22と面対称になる領域である。空中画像2は、虚像22と同じ大きさで形成されるので、表示面21より大きな画像になる。
本実施の形態では、虚像22、凸レンズ40のディスプレイ20側の焦点F1、ディスプレイ20(表示面21)、凸レンズ40、結像光学素子30、及び、凸レンズ40のユーザ5側の焦点F2は、この順で位置している。これにより、ユーザ5と焦点F2との間に、空中画像2が表示される。なお、表示面21が凸レンズ40と焦点F1との間に位置するのであれば、結像光学素子30は、焦点F2の外側に位置してもよい。
ここで、レンズの公式より、1/a−1/b=1/fが成立するので、凸レンズ40と虚像22との間の距離bは、次の(式1)で表される。
(式1) b=a×f/(f−a)
表示倍率mは、表示面21に対する虚像22(すなわち、空中画像2)の大きさで表される。具体的には、図7を参照して分かるように、表示倍率mは、b/aで表される。すなわち、表示倍率mは、(式1)に基づいて、次の(式2)で示される。
(式2) m=b/a=f/(f−a)
例えば、凸レンズ40の焦点距離fが60mmである場合を想定する。この場合において、凸レンズ40と表示面21との間の距離aが40mmであるとき、(式1)及び(式2)に基づいて、表示倍率mは3倍となり、距離bは120mmとなる。
なお、結像光学素子30と空中画像2との間の距離Bは、上述したように、結像光学素子30と虚像22との間の距離に等しくなる。したがって、距離Bは、結像光学素子30と凸レンズ40との間の距離Cと、凸レンズ40と表示面21との間の距離aとの和で表される。例えば、距離aを40mm、距離Cを30mmとすることで、空中画像2は、結像光学素子30から150mm離れた位置に表示される。なお、結像光学素子30と表示面21との間の距離Aは、距離aと距離Cとの和で表される。
本実施の形態では、凸レンズ40の位置及び姿勢が調整可能である。図6には、凸レンズ40の可動域を破線で示している。図6に示すように、凸レンズ40の一の端部にレンズ駆動部54が取り付けられ、他の端部にレンズ駆動部54が取り付けられている。レンズ駆動部54及び55が凸レンズ40の端部を移動させることによって、凸レンズ40の位置及び姿勢が変更される。
凸レンズ40の大きさは、例えば、ディスプレイ20の表示面21と同じ、又は、表示面21より大きい。
[駆動部]
表示面駆動部50及び51は、調整部80からの制御信号に基づいて、ディスプレイ20の表示面21の位置及び姿勢を変化させる。具体的には、図6に示すように、表示面駆動部50は、カバーガラス15の法線方向に沿ってディスプレイ20の一の端部を移動させる。表示面駆動部51は、表示面駆動部50を支点としてディスプレイ20を回動させる。
これにより、表示面駆動部50及び51は、ディスプレイ20の姿勢を保ったまま、ディスプレイ20を結像光学素子30に近づける、又は、遠ざけることができる。なお、ディスプレイ20の姿勢は、結像光学素子30の素子面31(又はカバーガラス15)に対して表示面21がなす角度(傾き)で表される。また、表示面駆動部50及び51は、ディスプレイ20の端部(表示面駆動部50)の位置を保ったまま、ディスプレイ20の姿勢を変化させることができる。また、表示面駆動部50及び51は、ディスプレイ20の位置及び姿勢の両方を変化させることができる。
素子駆動部52及び53は、調整部80からの制御信号に基づいて、結像光学素子30の素子面31の位置及び姿勢を変化させる。素子駆動部52及び53の具体的な動作は、はそれぞれ、表示面駆動部50及び51と同様である。
これにより、素子駆動部52及び53は、結像光学素子30の姿勢を保ったまま、結像光学素子30を凸レンズ40に近づける、又は、遠ざけることができる。なお、結像光学素子30の姿勢は、凸レンズ40の中心面(又はカバーガラス15)に対して素子面31がなす角度(傾き)で表される。また、素子駆動部52及び53は、結像光学素子30の端部(素子駆動部52)の位置を保ったまま、結像光学素子30の姿勢を変化させることができる。また、素子駆動部52及び53は、結像光学素子30の位置及び姿勢の両方を変化させることができる。
レンズ駆動部54及び55は、調整部80からの制御信号に基づいて、凸レンズ40の位置及び姿勢を変化させる。レンズ駆動部54及び55の具体的な動作はそれぞれ、表示面駆動部50及び51と同様である。
これにより、レンズ駆動部54及び55は、凸レンズ40の姿勢を保ったまま、凸レンズ40を結像光学素子30に近づける、又は、遠ざけることができる。なお、凸レンズ40の姿勢は、結像光学素子30の素子面31(又はカバーガラス15)に対して凸レンズ40の中心面がなす角度(傾き)で表される。また、レンズ駆動部54及び55は、凸レンズ40の端部(レンズ駆動部54)の位置を保ったまま、凸レンズ40の姿勢を変化させることができる。また、レンズ駆動部54及び55は、凸レンズ40の位置及び姿勢の両方を変化させることができる。
表示面駆動部50及び51、素子駆動部52及び53並びにレンズ駆動部54及び55は、例えば、モータ又はアクチュエータなどである。
[モーションセンサ(操作検知部)]
モーションセンサ60は、表示領域3の位置に応じて定められたユーザ操作領域4内における空中画像2に対するユーザ5の操作を検知する操作検知部の一例である。図1〜図3に示すように、ユーザ操作領域4は、例えば、表示領域3を含む領域である。
モーションセンサ60は、例えば、赤外LED(Light Emitting Diode)とイメージセンサとを備え、赤外LEDが発した赤外光のユーザ5の指による反射光をイメージセンサで受光することで、ユーザ5の操作を検知する。あるいは、モーションセンサ60は、ステレオカメラ、又は、TOF(Time Of Flight)式の距離センサなどでもよい。
本実施の形態では、モーションセンサ60は、調整部80が調整を行うことで表示領域3の大きさ、位置及び姿勢の少なくとも一方が変化した場合に、変更後の表示領域3に応じてユーザ操作領域4の大きさ、位置及び姿勢を調整する。具体的には、モーションセンサ60は、表示領域3の変化に追随するように、ユーザ操作領域4を変化させる。
[スイッチ]
スイッチ62は、表示制御部65(又はディスプレイ20)及び調整部80を制御するためのスイッチである。スイッチ62は、例えば、メカニカルスイッチ(押しボタンなど)、タッチセンサ、又は、非接触センサなどである。
本実施の形態では、図5に示すように、複数のスイッチ62が筐体10の外側面に設けられている。例えば、複数のスイッチ62は、ディスプレイ20の表示のオン及びオフを切り替えるための電源用のスイッチと、ディスプレイ20、結像光学素子30及び凸レンズ40の各々の位置又は姿勢を調整するための調整用のスイッチとを含んでいる。
例えば、ユーザ5が調整用のスイッチ62を操作した場合、スイッチ62から制御信号が調整部80に出力される。制御信号に応じて調整部80は、ディスプレイ20、結像光学素子30及び凸レンズ40の位置又は姿勢を制御する。あるいは、ユーザ5が電源用のスイッチ62を操作した場合、スイッチ62から制御信号が表示制御部65(又はディスプレイ20)に出力される。表示制御部65(又はディスプレイ20)は、表示面21への画像の表示を開始又は停止する。
このように、空間表示装置1は、スイッチ62を備えることで、例えば、空中画像2が表示されない場合、又は、モーションセンサ60が機能しない場合などに、ユーザ5からの操作を受け付けることができる。これにより、ユーザ利便性を高めることができる。
[表示制御部]
表示制御部65は、ディスプレイ20の表示面21への表示を制御する。具体的には、表示制御部65は、画像を生成し、生成した画像を表示面21へ表示させる。表示制御部65は、操作画像などの静止画、又は、映像などの動画像を生成し、表示面21へ表示させる。
具体的には、表示制御部65は、モーションセンサ60又はスイッチ62によって検知されたユーザ操作に基づいて、所定の画像を生成する。例えば、操作画像に含まれるGUI(Graphical User Interface)がユーザ5によって操作されたことをモーションセンサ60が検知した場合に、表示制御部65は、GUIの操作に応じた画像(例えば、次の操作画像)を生成して表示面21へ表示させる。例えば、料理の手順を示すレシピ又は映画などの開始ボタンが押下されたことをモーションセンサ60(又はスイッチ62)が検知した場合に、表示制御部65は、レシピ又は映画を表示面21へ表示させる。
なお、本実施の形態では、表示制御部65は、ディスプレイ20とは異なる構成要素として示したが、ディスプレイ20に備えられてもよい。
[カメラ(検知部)]
カメラ70は、ユーザ5を検知する検知部の一例である。具体的には、カメラ70は、ユーザ5の顔6、又は、ユーザ5の動作を検知する。例えば、カメラ70は、ユーザ5を撮影することで、ユーザ5が映った動画像データを生成し、当該動画像データを調整部80に出力する。カメラ70は、具体的には、イメージセンサなどの受光素子及びレンズなどの光学素子を備える。
[調整部]
調整部80は、表示面21、結像光学素子30及び凸レンズ40の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方の調整を行う。本実施の形態では、調整部80は、カメラ70が検知したユーザ5に応じて調整を行う。
具体的には、調整部80は、カメラ70が検知したユーザ5の顔6の位置に基づいて調整を行う。例えば、調整部80は、ユーザ5の顔6と結像光学素子30との間の距離が所定距離より大きい場合、所定の第1位置に表示領域3が位置するように調整を行い、ユーザ5の顔6と結像光学素子30との間の距離が所定距離より小さい場合、第1位置より結像光学素子30に近い第2位置に表示領域3が位置するように調整を行う。一例として、調整部80は、顔6が結像光学素子30より遠い程、表示領域3が遠くになるように調整を行い、顔6が結像光学素子30に近い程、表示領域3が近くになるように調整を行う。
これにより、例えば、身長が高いユーザ5にとっては、ユーザ5により近い位置に空中画像2が表示されるので、ユーザ利便性が高くなる。
本実施の形態では、調整部80は、(i)表示面21と凸レンズ40との間の距離を大きくすることで、表示領域3を拡大し、かつ、結像光学素子30から、より遠い位置に移動させ、又は、(ii)表示面21と凸レンズ40との間の距離を小さくすることで、表示領域3を縮小し、かつ、結像光学素子30から、より近い位置に移動させる。また、調整部80は、表示面21と凸レンズ40とを固定した状態で結像光学素子30を移動させることで、表示領域3の大きさを変化させることなく、表示領域3を移動させてもよい。詳細については、図11及び図12を用いて後で説明する。
なお、本実施の形態では、調整部80は、記憶部85に記憶されたテーブルを参照して調整を行ってもよい。具体的には、調整部80は、記憶部85に記憶された特性テーブル86を参照して、カメラ70が検知した顔6に対応する調整の態様を決定し、決定した態様で調整を行う。また、例えば、調整部80は、記憶部85に記憶された動作テーブル87を参照して、カメラ70が検知した動作に対応する調整の態様を決定し、決定した態様で調整を行う。各テーブルの詳細については、後で説明する。
調整部80は、例えば、調整プログラムが格納された不揮発性メモリ、調整プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、調整プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。
[記憶部]
記憶部85は、特性テーブル86及び動作テーブル87を記憶するためのメモリである。記憶部85は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。
図8は、本実施の形態に係るユーザ5と調整の態様とを対応付けた特性テーブル86を示す図である。特性テーブル86は、1以上のユーザ情報と調整の1以上の態様とを対応付けた第1テーブルの一例である。ユーザ情報は、具体的には、ユーザの顔を示す情報である。ユーザ情報には、ユーザ名などが含まれてもよい。
ユーザの顔は、具体的には、カメラ70によって予め撮影されたユーザの顔画像で示される。あるいは、ユーザの顔画像から目、鼻、口などの特徴点を抽出してモデル化したデータでもよい。なお、ユーザの顔には、予め登録しておいたユーザの身長情報などが対応付けられていてもよい。
調整の態様は、具体的には、調整の対象物と、その調整量とによって表される。調整の対象物は、表示面21(ディスプレイ20)、結像光学素子30及び凸レンズ40の少なくとも1つである。調整量は、調整の対象物の現在の位置若しくは姿勢からの変化量、又は、調整後の位置若しくは姿勢で示される。
図8に示すように、例えば、高身長のユーザPに対しては、ディスプレイ20と凸レンズ40との間の距離をXXmmにするという態様が対応付けられている。なお、「XXmm」という調整量は、ユーザPにとって見やすい位置に空中画像2が表示されるように予め定められている。
また、低身長のユーザQに対しては、ディスプレイ20と凸レンズ40との間の距離をYYmmにするという態様が対応付けられている。なお、「YYmm」という調整量は、ユーザQにとって見やすい位置に空中画像2が表示されるように予め定められている。
例えば、高身長で顔の位置が高いユーザPにとっては、空中画像2は、結像光学素子30(カバーガラス15)から離れた位置に表示される方が操作しやすい。このため、ユーザPに対する空中画像2は、低身長で顔の位置が低いユーザQに対する空中画像2よりも拡大され、かつ/又は、遠方の位置に表示される。詳細については、後で説明する。
図9は、本実施の形態に係るユーザ5の動作と調整の態様とを対応付けた動作テーブル87を示す図である。動作テーブル87は、ユーザ5による1以上の動作と調整の1以上の態様とを対応付けた第2テーブルの一例である。
ユーザ5による動作は、具体的には、ユーザ5の手、顔又は全身を使って行うジェスチャである。ジェスチャには、例えば、ユーザ5が手を上から下へ動かす動作、手を挙げる動作、首を横にふる動作などが含まれる。
図9に示す例では、手を上から下へ動かす動作に対して、ディスプレイ20を凸レンズ40からZZmm遠ざけるという態様が対応付けられている。また、手を下から上へ動かす動作に対して、ディスプレイ20を凸レンズ40にZZmm近づけるという態様が対応付けられている。これにより、ユーザ5の意思に基づいて、空中画像2の拡大若しくは縮小、又は、遠方表示若しくは近方表示を行わせることができる。
なお、本実施の形態において、「縮小」とは、空中画像2が、表示面21に表示される画像を相対的に低い倍率で拡大することを意味する。すなわち、空中画像2は、表示面21に表示される画像より小さくなる訳ではない。
[調整]
続いて、調整による空中画像2(表示領域3)の変化について、図10〜図12を用いて説明する。
本実施の形態では、調整部80は、表示面21(ディスプレイ20)、結像光学素子30及び凸レンズ40の少なくとも1つの位置の調整を行うことにより、距離aを変化させる。空中画像2の表示位置に相当する距離b及び表示倍率mは、(式1)及び(式2)に示したように、距離aを調整することによって変化させることができる。すなわち、調整部80による表示面21などの調整に基づいて、空中画像2の大きさ及び表示位置を変化させることができる。
図10は、本実施の形態に係る凸レンズ40と表示面21との間の距離aに対する空中画像2の表示倍率及び表示位置の関係を示す図である。なお、空中画像2の表示位置は、空中画像2と結像光学素子30との間の距離Bであり、距離Bは、凸レンズ40と虚像22との間の距離bと、結像光学素子30と凸レンズ40との間の距離Cとの和で示される(B=b+C)。図10では、凸レンズ40の焦点距離fが50mmの場合を示している。
図10に示すように、凸レンズ40と表示面21との間の距離aが大きくなるにつれて、空中画像2の表示倍率が大きくなる。また、凸レンズ40と表示面21との間の距離aが大きくなるにつれて、凸レンズ40と虚像22との間の距離bも大きくなるため、結像光学素子30と凸レンズ40との間の距離Cが固定である場合、空中画像2と結像光学素子30との間の距離Bも大きくなる。
以下では、表示面21(ディスプレイ20)、結像光学素子30及び凸レンズ40の各々の位置を調整した場合について、図面を用いて順に説明する。
<凸レンズを移動>
まず、図11を用いて、結像光学素子30及びディスプレイ20(表示面21)を固定した状態で凸レンズ40のみを移動させる場合について説明する。図11は、本実施の形態に係る凸レンズ40とディスプレイ20(表示面21)との間の距離を変化させた場合の空中画像2の変化を示す模式図である。
凸レンズ40をディスプレイ20から遠ざけた場合(すなわち、ディスプレイ20と凸レンズ40との間の距離aがa1からa2(>a1)に変化した場合)、図11に示すように、虚像22も凸レンズ40から遠い位置に移動する。具体的には、虚像22と凸レンズ40との間の距離bは、b11からb12(>b11)になって長くなる。なお、凸レンズ40は、ディスプレイ20が凸レンズ40と焦点F1との間に位置する範囲内で移動させる。図11に示すように、空中画像2は、結像光学素子30の素子面31に対して虚像22の面対称の位置に形成されるので、結像光学素子30から、より離れた位置に表示される。
また、距離aが長くなることで、虚像22の大きさも大きくなる。空中画像2の大きさは虚像22の大きさに等しいので、凸レンズ40をディスプレイ20から遠ざけることで、空中画像2の大きさも大きくなる。
以上のように、凸レンズ40をディスプレイ20から遠ざけることで、空中画像2をより高い倍率で拡大し、かつ、より遠方(結像光学素子30から距離B2の位置)に表示することができる。なお、凸レンズ40をディスプレイ20に近づけた場合は、上記と逆のことが成立するので、空中画像2を縮小(低い倍率で拡大)し、かつ、結像光学素子30に近い位置(結像光学素子30から距離B1の位置)に表示することができる。
なお、図11に示す例では、結像光学素子30と表示面21とを固定した状態で凸レンズ40を移動させたため、凸レンズ40の移動に伴い、凸レンズ40と結像光学素子30との間の距離Cも変化している。具体的には、凸レンズ40をディスプレイ20から遠ざけることで、距離CはC1からC2(<C1)になって短くなる。
<ディスプレイを移動>
次に、凸レンズ40及び結像光学素子30を固定した状態でディスプレイ20のみを移動させる場合について説明する。この場合、ディスプレイ20と凸レンズ40との間の距離aが変化するので、図11で示したように、凸レンズ40を変化させた場合と実質的に同じになる。
したがって、ディスプレイ20を凸レンズ40から遠ざけることで、空中画像2をより高い倍率で拡大し、かつ、より遠方に表示することができる。なお、ディスプレイ20を凸レンズ40に近づけた場合は、上記と逆のことが成立するので、空中画像2を縮小(低い倍率で拡大)し、かつ、結像光学素子30に近い位置に表示することができる。
<結像光学素子を移動>
次に、図12を用いて、ディスプレイ20及び凸レンズ40を固定した状態で結像光学素子30のみを移動させる場合について説明する。図12は、本実施の形態に係る凸レンズ40と結像光学素子30との間の距離を変化させた場合の空中画像2の変化を示す模式図である。
図12に示すように、凸レンズ40とディスプレイ20との間の距離aは変化しないので、虚像22の大きさ及び位置(距離b)も変化しない。結像光学素子30は画像の拡大作用を有しないので、空中画像2の大きさも虚像22の大きさと同じで変化しない。したがって、ディスプレイ20及び凸レンズ40を固定した状態では、空中画像2は、所定の倍率で拡大された状態で変化しない。
結像光学素子30を凸レンズ40から遠ざけた場合(すなわち、結像光学素子30と凸レンズ40の間の距離CがC3からC4(>C3)に変化した場合)、図12に示すように、虚像22と結像光学素子30との間の距離が大きくなる。具体的には、図12に示すように、結像光学素子30と虚像22との間の距離は、b+C3からb+C4になって長くなる。空中画像2は、虚像22の素子面31に対して面対称になるため、空中画像2は、結像光学素子30から、より遠い位置に表示される。なお、このとき、ディスプレイ20と結像光学素子30との間の距離Aの距離もA3からA4(>A4)に変化する。
以上のように、結像光学素子30を凸レンズ40から遠ざけることで、空中画像2を大きさが一定の状態で、結像光学素子30から遠い位置(結像光学素子30から距離B4の位置)に表示することができる。なお、結像光学素子30を凸レンズ40に近づけた場合は、上記と逆のことが成立するので、空中画像2を大きさが一定の状態で、かつ、結像光学素子30の近く(結像光学素子30から距離B3の位置)に表示することができる。このように、結像光学素子30のみを移動させた場合には、空中画像2の大きさを変化させることなく、表示位置のみを変化させることができる。
以上のように、調整部80がディスプレイ20(表示面21)、結像光学素子30又は凸レンズ40の位置を調整することで、空中画像2(表示領域3)の位置又は大きさを変更することができる。このとき、調整部80は、位置だけでなく、姿勢(傾き)も調整してもよい。あるいは、調整部80は、姿勢のみを調整してもよい。例えば、ディスプレイ20を傾けることで、虚像22も傾斜し、これに伴って空中画像2も傾斜する。傾斜の角度を調整することで、ユーザ5にとって見やすい位置に空中画像2を表示させることができる。なお、ディスプレイ20(表示面21)、結像光学素子30及び凸レンズ40のうち2つ以上を同時に動かしてもよい。
また、本実施の形態では、図11及び図12に示すように、空中画像2の大きさ、位置及び姿勢に基づいて、ユーザ操作領域4も変化する。例えば、図11に示すように、凸レンズ40とディスプレイ20との間の距離を大きくすることで、空中画像2(表示領域3)が拡大され、かつ、遠方に表示される場合には、空中画像2に合わせてユーザ操作領域4も拡大され、かつ、遠方に変更される。凸レンズ40とディスプレイ20との間の距離を小さくすることで、空中画像2(表示領域3)が縮小され、かつ、結像光学素子30の近方に表示される場合には、空中画像2に合わせてユーザ操作領域4も縮小され、かつ、近方に変更される。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る空間表示装置1は、画像を空中の表示領域3に結像させて空中画像2として表示する空間表示装置であって、表示面21に画像を表示するディスプレイ20と、凸レンズ40と、素子面31を有する結像光学素子30であって、凸レンズ40が存在しないと仮定した場合に、表示面21に表示された画像を、素子面31に対して表示面21と面対称になる領域に結像させる結像光学素子30と、ユーザ5を検知するカメラ70と、カメラ70が検知したユーザ5に応じて、表示面21、凸レンズ40及び結像光学素子30の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方の調整を行う調整部80とを備え、凸レンズ40は、表示面21と結像光学素子30との間で、かつ、凸レンズ40から表示面21までの距離が凸レンズ40の焦点距離より短くなる位置に配置されている。
これにより、表示面21に表示された画像は、凸レンズ40と結像光学素子30とによって拡大され、かつ、遠方に表示される。また、表示面21に表示される画像の拡大表示又は遠方表示が可能であるので、表示面21(ディスプレイ20)を小型化することができる。このように、本実施の形態に係る空間表示装置1は、拡大表示又は遠方表示が可能となり、かつ、小型で実現される。
さらに、空間表示装置1が調整部80を備えるので、表示面21、結像光学素子30及び凸レンズ40の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方が可変になる。したがって、空中画像2の位置、大きさ又は姿勢(向き)を変化させることができる。このとき、本実施の形態では、検知されたユーザ5に応じて空中画像2の位置、大きさ又は姿勢を変化させることができる。例えば、ユーザ5にとって空中画像2を見やすく、また、操作しやすくすることができる。
また、例えば、カメラ70は、ユーザ5の顔6を検知し、調整部80は、検知された顔6の位置に基づいて調整を行う。
これにより、検知されたユーザ5の顔6の位置に基づいて空中画像2の位置、大きさ又は姿勢を変化させることができる。例えば、ユーザ5にとって空中画像2を見やすく、また、操作しやすくすることができる。
また、例えば、空間表示装置1は、さらに、1以上のユーザの顔と調整の1以上の態様とを対応付けた特性テーブル86を記憶する記憶部85を備え、調整部80は、特性テーブル86を参照して、カメラ70が検知した顔6に対応する調整の態様を決定し、決定した態様で調整を行ってもよい。
これにより、例えば、ユーザ毎に空中画像2の適切な位置、大きさ又は姿勢などを予め対応付けておくことができるので、検知されたユーザに応じて適切な空中画像2を表示させることができる。
また、例えば、調整部80は、ユーザ5の顔6と結像光学素子30との間の距離が所定距離より大きい場合、第1位置に表示領域3が位置するように調整を行い、ユーザ5の顔6と結像光学素子30との間の距離が所定距離より小さい場合、第1位置より結像光学素子30に近い第2位置に表示領域3が位置するように調整を行う。
これにより、ユーザ5の顔6が近い場合には、顔6が遠い場合の空中画像2の表示位置よりも離れた位置に空中画像2を表示させることができる。例えば、顔6の位置に応じて、顔6と空中画像2との間の距離を略一定にすることができる。
また、例えば、空間表示装置1は、さらに、ユーザによる1以上の動作と調整の1以上の態様とを対応付けた動作テーブル87を記憶する記憶部85を備え、カメラ70は、ユーザ5の動作を検知し、調整部80は、動作テーブル87を参照して、カメラ70が検知した動作に対応する調整の態様を決定し、決定した態様で調整を行ってもよい。
これにより、ユーザ5の動作に応じて空中画像2の位置、大きさ又は姿勢などを変化させることができる。したがって、ユーザ5の要望に応じて空中画像2の表示の態様を変化させることができる。
また、例えば、調整部80は、(i)表示面21と凸レンズ40との間の距離を大きくすることで、表示領域3を拡大し、かつ/若しくは、結像光学素子30から、より遠い位置に移動させ、又は、(ii)表示面21と凸レンズ40との間の距離を小さくすることで、表示領域3を縮小し、かつ/若しくは、結像光学素子30から、より近い位置に移動させる。
これにより、表示面21と凸レンズ40との間の距離を変化させるだけで、空中画像2の大きさ及び/又は表示位置を変化させることができる。例えば、凸レンズ40の位置を可変にする駆動機構(素子駆動部55など)を設けるという簡易な構成で、空中画像2の拡大表示及び/又は遠方表示を実現することができる。
例えば、ディスプレイ20、結像光学素子30及び凸レンズ40の少なくとも1つを移動させた場合に空中画像2が拡大されるとき、表示制御部65は、各構成部材の移動に合わせて、ディスプレイ20に表示させる画像を縮小してもよい。例えば、凸レンズ40をディスプレイ20から遠ざけた場合に、ディスプレイ20に表示させる画像を縮小してもよい。すなわち、ディスプレイ20の表示面21の一部のみで画像を表示してもよい。これにより、例えば、空中画像2を一定の大きさに保ったまま、表示位置のみを変更することができる。
また、例えば、調整部80は、表示面21と凸レンズ40とを固定した状態で結像光学素子30を移動させることで、表示領域3の大きさを変化させることなく、表示領域3を移動させる。
これにより、表示面21と凸レンズ40とを固定した状態で結像光学素子30を移動させるだけで、空中画像2の表示位置を変化させることができる。例えば、結像光学素子30の位置を可変にする駆動機構(素子駆動部52など)を設けるという簡易な構成で、空中画像2の拡大表示及び遠方表示を実現することができる。
また、例えば、空間表示装置1は、さらに、表示領域3の位置に応じて定められたユーザ操作領域4内における空中画像2に対するユーザ5の操作を検知するモーションセンサ60を備え、モーションセンサ60は、調整部80が調整を行うことで表示領域3の大きさ、位置及び姿勢の少なくとも一方が変化した場合に、変更後の表示領域3に応じてユーザ操作領域4の大きさ、位置及び姿勢を調整する。
これにより、表示領域3が変化した場合には、ユーザ操作領域4も変化するので、ユーザ5は、表示領域3に表示される空中画像2に合わせて指を動かすことで、空中画像2に含まれるGUIなどを操作することができる。したがって、ユーザ利便性を高めることができる。
(その他)
以上、本発明に係る空間表示装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、筐体10の開口11には、カバーガラス15ではなく、結像光学素子30が取り付けられていてもよい。また、例えば、空間表示装置1は、筐体10を備えずに、ユニット化されていなくてもよい。例えば、ディスプレイ20、結像光学素子30及び凸レンズ40がそれぞれ、上述した位置関係を満たすように配置すればよい。
また、調整部80は、高身長及び低身長などのユーザ5の顔6の高さに限らず、ユーザ5の立っている位置(具体的には、顔6の水平方向の位置)に基づいて、調整の態様を決定してもよい。例えば、図1において、ユーザ5が流し台93の前に立っている場合は、流し台93側に空中画像2を傾けて表示してもよい。同様に、ユーザ5が加熱調理器94の前に立っている場合は、加熱調理器94側に空中画像2を傾けて表示してもよい。これにより、調理又は洗い物を行っているユーザ5に対して、見やすい姿勢で空中画像2を表示することができる。
また、例えば、空間表示装置1は、画像表示部としてディスプレイ20の代わりに画像を表示面に投影するプロジェクタを備えてもよい。例えば、プロジェクタは、筐体10の内面(例えば、下面)に画像を投影することで、筐体10の内面を表示面として画像を表示してもよい。
また、例えば、空間表示装置1は、検知部としてカメラ70の代わりに赤外線センサを備えてもよい。例えば、赤外線センサは、ユーザ5の顔6の位置を検知する。また、検知部としての赤外線センサは、モーションセンサ60と兼用されてもよい。
また、例えば、空間表示装置1は、カメラ70などのユーザを検知する検知部を備えていなくてもよい。具体的には、調整部80は、記憶部85に記憶された特性テーブル86を参照して、ユーザ5によって選択されたユーザ情報に対応する調整の態様を決定し、決定した態様で調整を行ってもよい。
例えば、ディスプレイ20は、特性テーブル86に記憶されたユーザの選択画面を表示面21に表示する。ユーザの選択画面には、例えば、特性テーブル86が示す1以上のユーザのユーザ名又はアイコン画像などが含まれる。これにより、空中画像2としてユーザの選択画面が表示されるので、ユーザ5は、選択画面に表示されたユーザ名又はアイコン画像を指でタッチする動作を行う。モーションセンサ60がユーザ5の指の動きを検出することで、調整部80は、選択されたユーザに基づいて凸レンズ40などの位置及び姿勢の調整を行う。
このように、空間表示装置1は、ユーザ5を検知するのではなく、ユーザ5からの選択操作を受け付けてもよい。これにより、ユーザ5の検知がうまくできない場合でも、空間表示装置1は、ユーザ5に適した位置及び姿勢で空中画像2を表示することができる。
なお、ディスプレイ20が選択画面を表示する代わりに、複数のスイッチ62にユーザ5が対応付けられていてもよい。ユーザ5がスイッチ62を選択することで、空間表示装置1は、選択されたスイッチ62に対応付けられたユーザに基づいて凸レンズ40などの位置及び姿勢の調整を行う。
また、本発明は、空間表示装置として実現できるだけではなく、空間表示装置の各構成要素が行う処理をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現することもできる。
つまり、上述した包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 空間表示装置
2 空中画像
3 表示領域
4 ユーザ操作領域
5 ユーザ
6 顔
20 ディスプレイ(画像表示部)
21 表示面
30 結像光学素子
40 凸レンズ
31 素子面
60 モーションセンサ(操作検知部)
70 カメラ(検知部)
80 調整部
85 記憶部
86 特性テーブル(第1テーブル)
87 動作テーブル(第2テーブル)

Claims (9)

  1. 画像を空中の表示領域に結像させて空中画像として表示する空間表示装置であって、
    表示面に前記画像を表示する画像表示部と、
    凸レンズと、
    素子面を有する結像光学素子であって、前記凸レンズが存在しないと仮定した場合に、前記表示面に表示された画像を、前記素子面に対して前記表示面と面対称になる領域に結像させる結像光学素子と、
    ユーザを検知する検知部と、
    前記検知部が検知したユーザに応じて、前記表示面、前記凸レンズ及び前記結像光学素子の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方の調整を行う調整部とを備え、
    前記凸レンズは、前記表示面と前記結像光学素子との間で、かつ、当該凸レンズから前記表示面までの距離が当該凸レンズの焦点距離より短くなる位置に配置されている
    空間表示装置。
  2. 前記検知部は、前記ユーザの顔を検知し、
    前記調整部は、前記検知された顔の位置に基づいて前記調整を行う
    請求項1に記載の空間表示装置。
  3. さらに、
    1以上のユーザの顔と前記調整の1以上の態様とを対応付けた第1テーブルを記憶する記憶部を備え、
    前記調整部は、前記第1テーブルを参照して、前記検知部が検知した顔に対応する前記調整の態様を決定し、決定した態様で前記調整を行う
    請求項2に記載の空間表示装置。
  4. 前記調整部は、
    前記ユーザの顔と前記結像光学素子との間の距離が所定距離より大きい場合、第1位置に前記表示領域が位置するように前記調整を行い、
    前記ユーザの顔と前記結像光学素子との間の距離が前記所定距離より小さい場合、前記第1位置より前記結像光学素子に近い第2位置に前記表示領域が位置するように前記調整を行う
    請求項2又は3に記載の空間表示装置。
  5. さらに、
    前記ユーザによる1以上の動作と前記調整の1以上の態様とを対応付けた第2テーブルを記憶する記憶部を備え、
    前記検知部は、前記ユーザの動作を検知し、
    前記調整部は、前記第2テーブルを参照して、前記検知部が検知した動作に対応する前記調整の態様を決定し、決定した態様で前記調整を行う
    請求項1に記載の空間表示装置。
  6. 前記調整部は、
    (i)前記表示面と前記凸レンズとの間の距離を大きくすることで、前記表示領域を拡大し、かつ/若しくは、前記結像光学素子から、より遠い位置に移動させ、又は、
    (ii)前記表示面と前記凸レンズとの間の距離を小さくすることで、前記表示領域を縮小し、かつ/若しくは、前記結像光学素子から、より近い位置に移動させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の空間表示装置。
  7. 前記調整部は、前記表示面と前記凸レンズとを固定した状態で前記結像光学素子を移動させることで、前記表示領域の大きさを変化させることなく、前記表示領域を移動させる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の空間表示装置。
  8. さらに、
    前記表示領域の位置に応じて定められたユーザ操作領域内における前記空中画像に対する前記ユーザの操作を検知する操作検知部を備え、
    前記操作検知部は、前記調整部が前記調整を行うことで前記表示領域の大きさ、位置及び姿勢の少なくとも一方が変化した場合に、変更後の表示領域に応じて前記ユーザ操作領域の大きさ、位置及び姿勢を調整する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の空間表示装置。
  9. 画像を空中の表示領域に結像させて空中画像として表示する空間表示装置であって、
    表示面に前記画像を表示する画像表示部と、
    凸レンズと、
    素子面を有する結像光学素子であって、前記凸レンズが存在しないと仮定した場合に、前記表示面に表示された画像を、前記素子面に対して前記表示面と面対称になる領域に結像させる結像光学素子と、
    前記表示面、前記凸レンズ及び前記結像光学素子の少なくとも1つの位置及び姿勢の少なくとも一方の調整を行う調整部と、
    1以上のユーザ情報と前記調整の1以上の態様とを対応付けたテーブルを記憶する記憶部とを備え、
    前記調整部は、前記テーブルを参照して、ユーザによって選択されたユーザ情報に対応する前記調整の態様を決定し、決定した態様で前記調整を行う
    空間表示装置。
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