JP2016046270A - 回路基板 - Google Patents

回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2016046270A
JP2016046270A JP2014166800A JP2014166800A JP2016046270A JP 2016046270 A JP2016046270 A JP 2016046270A JP 2014166800 A JP2014166800 A JP 2014166800A JP 2014166800 A JP2014166800 A JP 2014166800A JP 2016046270 A JP2016046270 A JP 2016046270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
press
resin base
base material
fit terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014166800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6428038B2 (ja
Inventor
圭史 岸本
Keiji Kishimoto
圭史 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014166800A priority Critical patent/JP6428038B2/ja
Publication of JP2016046270A publication Critical patent/JP2016046270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6428038B2 publication Critical patent/JP6428038B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】クリープの発生を抑制できる回路基板を提供すること。
【解決手段】プリント基板10は、圧入端子200が挿入されてなるものである。プリント基板10は、樹脂基材11と、積層された配線12と、異なる層の配線12を電気的に接続している金属を主成分とした層間接続部材13,14,15と、表面に導電部17が形成されており圧入端子200が圧入される挿入穴16と、を備えている。層間接続部材は、樹脂基材11を補強する複数の補強部材15を含んでいる。複数の補強部材15は、導電部17における圧入端子200の接触部から、挿入穴16に挿入された圧入端子200によって樹脂基材11に印加される応力の印加方向に沿って配列されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂基材に設けられた挿入穴に圧入端子が圧入されてなる回路基板に関する。
従来、樹脂基材に設けられた挿入穴に圧入端子が圧入されてなる回路基板の一例として特許文献1に開示されたプリント基板がある。このプリント基板は、挿入穴としてのスルーホールに、圧入端子としてのプレスフィット端子が挿入されている。
特開2013−89847号公報
しかしながら、上記プリント基板は、圧入端子と接触している接触部に応力が集中し、接触部を起点としてクリープが発生する可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、クリープの発生を抑制できる回路基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
圧入端子(200,200a)が挿入されてなる回路基板であって、
樹脂基材(11,11a,11b,11c)と、
樹脂基材を介して積層された配線(12)と、
樹脂基材に設けられており、異なる層の配線を電気的に接続している層間接続部材(13,14,15,15a,15b)と、
樹脂基材に形成され、圧入端子が圧入される部位であり、表面に配線と電気的に接続された導電部(17)が形成された挿入穴(16)と、を備えており、
層間接続部材は、樹脂基材を補強する複数の第1補強部材(15)を含んでおり、
複数の第1補強部材は、導電部における圧入端子の接触部から、挿入穴に挿入された圧入端子によって樹脂基材に印加される応力の印加方向に沿って配列されていることを特徴とする。
このように、本発明は、圧入端子が圧入される挿入穴が樹脂基材に形成されている。更に、本発明は、樹脂基材を補強する複数の第1補強部材が樹脂基材に形成されている。この複数の第1補強部材は、導電部における圧入端子の接触部から、挿入穴に挿入された圧入端子によって樹脂基材に印加される応力の印加方向に沿って配列されている。このようにして、本発明は、圧入端子によって樹脂基材に印加される応力の印加方向に沿って金属比率を高めている。よって、本発明は、第1補強部材が設けられていない場合よりも、クリープの発生を抑制できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における電子装置の概略構成を示す断面図である。 実施形態におけるプリント基板の挿入穴部分を示す部分平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 変形例1のプリント基板の概略構成を示す部分断面図である。 変形例2のプリント基板の概略構成を示す部分平面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 変形例3のプリント基板の概略構成を示す平面図である。 図7の点線VIIIで囲われた部分の拡大平面図である。 変形例4のプリント基板の一例を示す部分平面図である。 変形例4のプリント基板のその他の例を示す部分平面図である。 変形例5におけるプリント基板の挿入穴部分を示す部分断面図である。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
本実施形態では、一例として、本発明を電子装置100の一部であるプリント基板10に適用した例を採用する。図1に示すように、電子装置100は、プリント基板10、プリント基板10に実装された回路素子20、プリント基板10における回路素子20が実装された実装面S1に設けられた封止樹脂30などを備えて構成されている。
回路素子20は、プリント基板10に実装されて、後程説明する配線12などと電気的に接続されている。回路素子20は、例えばMOSFETやチップコンデンサなどを採用できる。しかしながら、本発明は、これに限定されない。
封止樹脂30は、例えば、エポキシ系樹脂などからなり、回路素子20を封止している。また、封止樹脂30は、回路素子20に加えて、回路素子20とプリント基板10との接続部を一体的に封止している。更に、封止樹脂30は、プリント基板10における実装面S1の少なくとも一部に密着しつつ、回路素子20などを封止している。つまり、封止樹脂30は、回路素子20と、実装面S1における回路素子20の周辺とを一体的に封止している、と言い換えることができる。この封止樹脂30は、例えばコンプレッション成形やトランスファー成形によって形成することができる。よって、封止樹脂30は、モールド樹脂と言い換えることもできる。なお、本実施形態では、一例として、複数の回路素子20を一体的に封止している封止樹脂30を採用している。しかしながら、本発明は、これに限定されない。
プリント基板10は、特許請求の範囲における回路基板に相当する。プリント基板10は、後程説明する圧入端子200が挿入されてなるものである。本実施形態では、図3に示すように、一例として、ビルドアップ基板であるプリント基板10を採用している。プリント基板10は、コア層11a及びビルドアップ層11bと、コア層11a及びビルドアップ層11bを介して積層された配線12と、コア層11a及びビルドアップ層11bを貫通して設けられた挿入穴16などを備えて構成されている。このように、プリント基板10は、複数の配線12がコア層11a及びビルドアップ層11bを介して積層された多層基板である。また、プリント基板10は、異なる層の配線12を電気的に接続している層間接続部材13,14,15を備えている。なお、プリント基板10は、ソルダーレジストが設けられていてもよい。
コア層11aとビルドアップ層11bは、絶縁性の樹脂からなり、特許請求の範囲における樹脂基材に相当する。なお、以下においては、コア層11aとビルドアップ層11bとを区別する必要がない場合、コア層11aとビルドアップ層11bとを纏めて樹脂基材11と称することもある。
プリント基板10は、コア層11aの一方の表面側に、複数層のビルドアップ層11bが形成されており、コア層11aの他方の表面側に、複数層のビルドアップ層11bが形成されている。ここでは、プリント基板10は、コア層11aの一方の表面側に二層のビルドアップ層11b、コア層11aの他方の表面側に二層のビルドアップ層11bが形成されている例を採用している。また、樹脂基材11は、コア層11aの一方の表面から二層目のビルドアップ層11bの表面が実装面S1であり、コア層11aの他方の表面から二層目のビルドアップ層11bの表面が裏面S2とする。
図3に示すように、コア層11aの表面及びビルドアップ層11bの表面には、配線12が形成されている。配線12は、導電性部材からなり、プリント基板10に実装された回路素子20同士、及び回路素子20と導電部17などとを電気的に接続するためのものである。この配線12は、コア層11aの表面及びビルドアップ層11bの表面にパターニングされた金属薄膜である。なお、配線12は、例えば、銅を主成分とした材料によって形成されている。
ビルドアップ層11bは、層間接続部材としての接続用ビアホール14及び補強部材15が設けられている。つまり、プリント基板10の層間接続部材は、接続用ビアホール14と補強部材15を含んでいる、と言うことができる。接続用ビアホール14及び補強部材15は、レーザ加工によってビルドアップ層11bに形成された穴に、銅などの金属を主成分とする導電性部材が充填(言い換えると、埋設)されたものであり、所謂レーザビアホールである。よって、ビルドアップ層11bは、層間接続部材としてレーザビアホールからなる接続用ビアホール14及び補強部材15が形成されている、と言うことができる。
接続用ビアホール14は、異なる層の配線12を電気的に接続するために設けられたものである。一方、補強部材15は、異なる層の配線12を電気的に接続すると共に、ビルドアップ層11bを補強するために設けられたものである。この補強部材15は、特許請求の範囲における第1補強部材に相当する。補強部材15に関しては、後程詳しく説明する。
コア層11aは、層間接続部材としてのブラインドビアホール13が設けられている。つまり、プリント基板10の層間接続部材は、ブラインドビアホール13を含んでいる、と言うことができる。ブラインドビアホール13は、コア層11aに設けられた貫通穴に銅などの金属を主成分とする導電性部材が充填されたものである。ブラインドビアホールは、IVH(Interstitial Via Hole)と称することもできる。なお、ブラインドビアホール13は、接続用ビアホール14及び補強部材15と比べて、銅の割合が少ない。
挿入穴16は、プリント基板10と、電子装置100の外部に設けられた外部機器とを電気的に接続するための圧入端子200が挿入される貫通穴である。また、挿入穴16は、樹脂基材11の実装面S1から裏面S2に亘って設けられた、導電性部材からなる導電部17で囲まれた貫通穴である。この導電部17は、配線12などと電気的に接続されている。つまり、挿入穴16は、樹脂基材11に形成され、圧入端子200が圧入される部位であり、表面に配線12と電気的に接続された導電部17が形成されている。なお、挿入穴16は、スルーホールと言い換えることもできる。
圧入端子200は、上記外部機器のコネクタの一部である。圧入端子200は、図1や図3に示すように、棒状部210と、棒状部210の先端に設けられた変形部220とを含んで構成されている。圧入端子200は、例えば、電子装置100を収容するためのケースや、電子装置100が取り付けられる外部機器などから突出して設けられている。
変形部220は、圧入端子200が挿入穴16に挿入された際に、挿入穴16内に留まる部位である。例えば、図1に示すように、変形部220は、輪っか形状を有している。圧入端子200は、挿入穴16に挿入されると、変形部220が変形するように構成されている。つまり、変形部220は、挿入穴16に挿入されると、導電部17から応力を受けることになる。よって、圧入端子200は、挿入穴16に圧入されている、と言うことができる。また、圧入端子200は、変形部220の反力によって導電部17と接触している、と言うことができる。圧入端子200は、挿入穴16に圧入されて、回路基板10と電気的に接続されている。このように、圧入端子200は、所謂プレスフィット端子である。
ここで、補強部材15に関して説明する。プリント基板10は、図1〜図3に示すように、複数の補強部材15が設けられている。複数の補強部材15は、導電部17における圧入端子200の接触部から、挿入穴16に挿入された圧入端子200によって樹脂基材11に印加される応力の印加方向に沿って配列されている。本実施形態では、コア層11aにおける裏面S2側の表面に設けられているビルドアップ層11bに複数の補強部材15が設けられている例を採用している。つまり、複数の補強部材15は、一つのビルドアップ層11bに設けられている。また、図3に示すように、複数の補強部材15は、配線12などを介して圧入端子200と電気的に接続されている。よって、本実施形態では、複数の補強部材15の全てが同電位である例を採用している。なお、以下においては、挿入穴16に挿入された圧入端子200によって樹脂基材11に印加される応力の印加方向を単に印加方向とも称する。
図3に示すように、樹脂基材11は、白抜矢印の方向に、圧入端子200から力が印加される。本実施形態の圧入端子200は、樹脂基材11に対して二方向に力を印加している。つまり、上記圧入端子200を採用した場合、印加方向は、樹脂基材11の厚み方向に直交する二方向となる。また、一方の印加方向は、他方の印加方向の逆向きである。
よって、プリント基板10は、印加方向の夫々に沿って複数の補強部材15が配列されている。図2及び図3に示すように、本実施形態では、一方の印加方向側に四個の補強部材15が配置され、他方の印加方向側に四個の補強部材15が配置されている例を採用している。また、図2に示すように、一方の印加方向側に配置された四個の補強部材15は、一直線上に配置されている。同様に、他方の印加方向側に配置された四個の補強部材15は、一直線上に配置されている。そして、一方側における四個の補強部材15と、他方側における四個の補強部材15は、一直線上に配置されている。
しかしながら、本発明は、夫々の印加方向に沿って、複数の補強部材15が配列されていればよい。また、プリント基板10は、印加方向が三方向以上となる圧入端子が挿入される場合、三つの印加方向の夫々に沿って複数の補強部材15が配列されることになる。
なお、複数の補強部材15は、等間隔に連続して配置されている、と言うことができる。また、複数の補強部材15の夫々は、互いに近接して設けられている、と言うことができる。更に、一つの印加方向に配置された複数の補強部材15は、補強部材群と言い換えることもできる。よって、プリント基板10は、夫々の印加方向に沿って補強部材群が設けられている、と言うこともできる。
上記のようにプリント基板10は、挿入穴16に圧入端子200が挿入された状態で、圧入端子200から白抜矢印の方向に力が加えられる。よって、樹脂基材11は、補強部材15が設けられていない場合、白抜矢印の方向にクリープが成長する可能性がある。よって、白抜矢印は、補強部材15が設けられていない場合のクリープの成長方向とみなすことができる。
プリント基板10の樹脂基材11は、弾性率が20GPa程度であり、金属と比較して変形しやすい。一方、補強部材15は、例えば純銅を主成分として形成されている。この純銅は、弾性率が118GPa程度である。つまり、補強部材15は、樹脂基材11に比べて弾性率が高く機械的に変形しづらい。
そこで、プリント基板10は、補強部材15を設けることで、樹脂基材11の金属比率を高めている。特に、プリント基板10は、導電部17における圧入端子200の接触部から印加方向に沿って金属比率を高めている。言い換えると、プリント基板10は、導電部17における圧入端子200の接触部から、クリープの成長方向に沿って複数の補強部材15を配置することで、樹脂基材11を補強している。
これによって、プリント基板10は、挿入穴16に挿入された圧入端子200からの応力に対する強度を高めることができクリープの発生を抑制できる。このため、プリント基板10は、挿入穴16や圧入端子200の形状等の公差を厳しく管理する必要がなくなり、コストアップを防ぐことができる。
また、プリント基板10は、クリープが発生した場合、樹脂基材11に設けられている配線12や、配線12と接続用ビアホール14などの電気的な接続箇所などに応力が印加される可能性がある。このように応力が印加されると、プリント基板10は、配線12や電気的な接続箇所が断線したり、電気的な接続箇所が断線しかけたりすることが起こりうる。また、プリント基板10は、クリープが発生した場合、挿入穴16の径が広がり、導電部17と圧入端子200との電気的な接続が不十分になることが起こりうる。従って、プリント基板10は、クリープが発生することで、抵抗が高くなったり、電気的な接続ができなくなったりなど電気的な特性が低下する可能性がある。しかしながら、プリント基板10は、上記のようにクリープの発生を抑制できるため、電気的な特性が低下すること抑えることができる。
更に、補強部材15は、接続用ビアホール14と同じレーザビアホールからなるものである。よって、補強部材15は、接続用ビアホール14と同一工程で形成できる。従って、プリント基板10は、特別な工程を増やすことなく製造でき、且つクリープを抑制できる。プリント基板10は、例えば配線12の厚みを厚くしたり、樹脂基材11に金属板を埋設したりすることなく製造でき、且つクリープの発生を抑制できる。
なお、複数の補強部材15の夫々は、可能な限り近い方がクリープの発生を抑制できる。好ましい。また、導電部17と、導電部17に隣り合う補強部材15との間隔は、可能な限り近い方がクリープの発生を抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。なお、複数の補強部材15は、異なる電位のものを含んでいてもよい。
以下に、本発明の変形例1〜5に関して説明する。上述の実施形態及び変形例1〜5は、夫々単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(変形例1)
変形例1のプリント基板10aは、図4に示すように、コア層11aがない基板であり、所謂エニーレイヤー基板である。つまり、プリント基板10aは、複数のビルド層11cが積層されている。ここでは、一例として、五層のビルド層11cが設けられたプリント基板10aを採用している。なお、ビルド層11cは、特許請求の範囲における樹脂基材に相当する。また、プリント基板10aは、コア層11aがないため、層間接続部材が全てレーザビアホールによって形成されている。図4は、図3に対応する断面図である。
このプリント基板10aは、プリント基板10と同様の効果を奏することができる。更に、プリント基板10aは、層間接続部材が全てレーザビアホールによって形成されている。よって、プリント基板10aは、複数のビルド層11cにおけるいずれのビルド層11cであっても、複数の補強部材15を設けることができる。このため、プリント基板10aは、導電部17における圧入端子200の接触部から印加方向に沿って複数の補強部材15を配列しやすい。
(変形例2)
圧入端子200aは、図5,図6に示すような形状であってもよい。圧入端子200aは、棒状部210aと、棒状部210aの先端に設けられた変形部220aとを含んで構成されている。変形部220aは、変形部220と異なり、棒状部210aの先端から二手に分かれて、輪っか形状にはなっていない。なお、図5は、図2に対応する平面図である。一方、図6は、図3に対応する断面図である。
この場合、変形例2のプリント基板10bは、印加方向が一直線上ではなくなる。よって、プリント基板10bは、図5に示すように、補強部材群が一直線上に配置されない。つまり、一方の印加方向側に配置された四個の補強部材15は、一直線上に配置されている。同様に、他方の印加方向側に配置された四個の補強部材15は、一直線上に配置されている。しかしながら、一方側における四個の補強部材15と、他方側における四個の補強部材15は、一直線上に配置されていない。
このプリント基板10bは、プリント基板10と同様の効果を奏することができる。つまり、プリント基板10bは、圧入端子200aが挿入された場合であってもクリープの発生を抑制できる。
(変形例3)
変形例3のプリント基板10cは、図7、図8に示すように、複数の挿入穴16が設けられている。つまり、プリント基板10cの樹脂基材11は、複数の挿入穴16が設けられている。よって、プリント基板10cは、複数の圧入端子200が挿入されるものである。そして、樹脂基材11は、図8に示すように、複数の挿入穴16の夫々に対応して、複数の補強部材15が設けられている。このプリント基板10cは、プリント基板10と同様の効果を奏することができる。
(変形例4)
変形例4のプリント基板10dは、図9,図10に示すように、第1予備補強部材15aが設けられている。この第1予備補強部材15aは、特許請求の範囲における第2補強部材に相当する。図9,図10は、図2に対応する平面図である。
プリント基板10dは、層間接続部材として、複数の補強部材15などに加えて、複数の第1予備補強部材15aを含んでいる。第1予備補強部材15aは、補強部材15と同様にレーザビアホールである。この第1予備補強部材15aは、補強部材15の予備として設けられているものである。
複数の第1予備補強部材15aは、複数の補強部材15を挿入穴16に沿って平面方向に移動させた位置に設けられている。つまり、第1予備補強部材15aは、複数の補強部材15と同じビルドアップ層11bに設けられている。例えば、図9に示すように、複数の第1予備補強部材15aは、挿入穴16の中心線を軸として、補強部材群を回転させた位置に配置されている。
また、図10に示すように、複数の第1予備補強部材15aは、補強部材群間の間隔を短くしつつ、平行移動させた位置に配置されている。図10の例の場合、複数の第1予備補強部材15aは、補強部材群と平行配置されることになる。複数の第1予備補強部材15aのうち挿入穴16に最も近いものと挿入穴16との間隔(言い換えると、最短距離)は、複数の補強部材15のうち挿入穴16に最も近いものと挿入穴16との間隔と同程度である。
なお、上記中心線は、樹脂基材11の厚み方向に沿う仮想直線である。また、上記平面方向は、樹脂基材11の厚み方向に対する直交面に沿う方向である。
プリント基板10dは、平面方向における圧入端子200の挿入位置、つまり、平面方向における圧入端子200と導電部17との接触部の位置が予定していた位置に対してずれることもありうる。プリント基板10dは、平面方向における圧入端子200の挿入位置がずれた場合、第1予備補強部材15aが補強部材として機能することになる。例えば、プリント基板10dは、図9の二点鎖線で示すように、圧入端子200が予定していた位置に対して、上記中心線を軸として回転した位置にずれた場合、第1予備補強部材15aが補強部材として機能する。また、プリント基板10dは、図10の二点鎖線で示すように、圧入端子200が予定していた位置に対して平行移動した位置にずれた場合、第1予備補強部材15aが補強部材として機能する。
プリント基板10dは、プリント基板10と同様の効果を奏するこができる。更に、プリント基板10dは、圧入端子200の挿入位置が平面方向にずれた場合であっても、樹脂基材11のクリープの発生を抑制できる。
(変形例5)
変形例5のプリント基板10eは、図11に示すように、第2予備補強部材15bが設けられている。この第2予備補強部材15bは、特許請求の範囲における第3補強部材に相当する。図11は、図3に対応する断面図である。
プリント基板10eは、層間接続部材として、複数の補強部材15などに加えて、複数の第2予備補強部材15bを含んでいる。第2予備補強部材15bは、配線12を介して複数の補強部材15に対向配置されている。つまり、複数の第2予備補強部材15bの夫々は、複数の補強部材15の夫々と対向する位置に設けられている。また、第2予備補強部材15bは、補強部材15と同様にレーザビアホールである。この第2予備補強部材15bは、補強部材15の予備として設けられているものである。
プリント基板10eは、厚み方向における圧入端子200の挿入位置、つまり、厚み方向における圧入端子200と導電部17との接触部の位置が予定していた位置からずれることもありうる。例えば、圧入端子200は、下から三層目のビルド層11c間において導電部17と接触する予定が、下から四層目のビルド層11c間や下から二層目のビルド層11cにおいて導電部17と接触するようにずれることもありうる。
プリント基板10eは、厚み方向における圧入端子200の挿入位置がずれた場合、第2予備補強部材15bが補強部材として機能することになる。例えば、プリント基板10eは、下から四層目のビルド層11c間において導電部17と接触するようにずれた場合、下から四層目のビルド層11cに設けられた第2予備補強部材15bが補強部材として機能する。
プリント基板10eは、プリント基板10と同様の効果を奏するこができる。更に、プリント基板10eは、圧入端子200の挿入位置が厚み方向にずれた場合であっても、樹脂基材11のクリープを抑制できる。なお、第2予備補強部材15bは、補強部材15に加えて、第1予備補強部材15aに対向配置されていてもよい。
10,10a〜10e プリント基板、11 樹脂基材、11a コア層、11b ビルドアップ層、11c ビルド層、12 配線、13 ブラインドビアホール、14 接続用ビアホール、15 補強部材、15a 第1予備補強部材、15b 第2予備補強部材、16 挿入穴、17 導電部、20 回路素子、30 封止樹脂、100 電子装置、200,200a 圧入端子、210,210a 棒状部、220,220a 変形部

Claims (7)

  1. 圧入端子(200,200a)が挿入されてなる回路基板であって、
    樹脂基材(11,11a,11b,11c)と、
    前記樹脂基材を介して積層された配線(12)と、
    前記樹脂基材に設けられており、異なる層の前記配線を電気的に接続している金属を主成分とした層間接続部材(13,14,15,15a,15b)と、
    前記樹脂基材に形成され、前記圧入端子が圧入される部位であり、表面に前記配線と電気的に接続された導電部(17)が形成された挿入穴(16)と、を備えており、
    前記層間接続部材は、前記樹脂基材を補強する複数の第1補強部材(15)を含んでおり、
    複数の前記第1補強部材は、前記導電部における前記圧入端子の接触部から、前記挿入穴に挿入された前記圧入端子によって前記樹脂基材に印加される応力の印加方向に沿って配列されていることを特徴とする回路基板。
  2. 前記樹脂基材は、前記層間接続部材としてレーザビアホール(14,15)が形成されており、
    複数の前記第1補強部材は、前記レーザビアホール(15)からなることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記樹脂基材は、前記レーザビアホールが形成されたビルドアップ層(11b)と、前記層間接続部材としてブラインドビアホール(13)が形成されたコア層(11a)と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
  4. 複数の前記第1補強部材は、全てが同電位であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路基板。
  5. 前記層間接続部材は、複数の前記第1補強部材に加えて、複数の前記第1補強部材を前記挿入穴に沿って平面方向に移動させた位置に配置された複数の第2補強部材(15a)を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の回路基板。
  6. 前記層間接続部材は、複数の前記第1補強部材に加えて、前記配線を介して複数の前記第1補強部材に対向配置された第3補強部材(15b)を含んでいることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の回路基板。
  7. 前記樹脂基材は、複数の前記挿入穴が設けられており、且つ、複数の前記挿入穴の夫々に対応して、複数の前記第1補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の回路基板。
JP2014166800A 2014-08-19 2014-08-19 回路基板 Expired - Fee Related JP6428038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014166800A JP6428038B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014166800A JP6428038B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 回路基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016046270A true JP2016046270A (ja) 2016-04-04
JP6428038B2 JP6428038B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=55636599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014166800A Expired - Fee Related JP6428038B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6428038B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10109936B2 (en) 2016-12-26 2018-10-23 Denso Corporation Electronic device
WO2021024601A1 (ja) * 2019-08-05 2021-02-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 回路基板
WO2022044856A1 (ja) * 2020-08-25 2022-03-03 キヤノン株式会社 多層基板および撮像素子ユニット

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138325A (ja) * 1998-10-29 2000-05-16 Ibiden Co Ltd 変換モジュール及びその製造方法
JP2005228941A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Aisin Seiki Co Ltd プリント配線基板およびその製造方法
JP2005286209A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Denso Corp 素子装置
JP2009016660A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Yazaki Corp メタルコア基板およびその製造方法
JP2009141121A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板、その製造方法及び電子部品装置
JP2013089847A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Hitachi Automotive Systems Ltd プリント基板およびそれを用いた電子機器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138325A (ja) * 1998-10-29 2000-05-16 Ibiden Co Ltd 変換モジュール及びその製造方法
JP2005228941A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Aisin Seiki Co Ltd プリント配線基板およびその製造方法
JP2005286209A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Denso Corp 素子装置
JP2009016660A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Yazaki Corp メタルコア基板およびその製造方法
JP2009141121A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板、その製造方法及び電子部品装置
JP2013089847A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Hitachi Automotive Systems Ltd プリント基板およびそれを用いた電子機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10109936B2 (en) 2016-12-26 2018-10-23 Denso Corporation Electronic device
WO2021024601A1 (ja) * 2019-08-05 2021-02-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 回路基板
JP2021027177A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 回路基板
CN114175863A (zh) * 2019-08-05 2022-03-11 日立安斯泰莫株式会社 电路基板
WO2022044856A1 (ja) * 2020-08-25 2022-03-03 キヤノン株式会社 多層基板および撮像素子ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP6428038B2 (ja) 2018-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9674969B2 (en) Flexible printed circuit board and manufacturing method thereof
JP5574030B2 (ja) 多層基板
US20090249618A1 (en) Method for manufacturing a circuit board having an embedded component therein
TWI603659B (zh) Printed circuit board and connector to connect the circuit board
MX2021008385A (es) Nodo electrico, metodo de fabricacion del nodo electrico y estructura multicapa que comprende el nodo electrico.
JPWO2010113539A1 (ja) 回路基板
KR101689547B1 (ko) 전기 접속 구조의 제조 방법
JP6428038B2 (ja) 回路基板
US20080057756A1 (en) Printed circuit board having connectors
US10187975B2 (en) Multilayer substrate and electronic device
US10051734B2 (en) Wiring board and method for manufacturing the same
JP2019145765A (ja) プリント回路基板
JP2005286209A (ja) 素子装置
WO2016129278A1 (ja) フレキシブル基板、フレキシブル基板付き部品、及びフレキシブル基板付き部品の製造方法
JP2000196205A (ja) フレキシブルプリント基板
JP2016111358A (ja) 電子素子内蔵基板及びその製造方法
JP2009141129A (ja) フレキシブルプリント配線板およびその製造方法
WO2017077837A1 (ja) 部品実装基板
CN102422729B (zh) 电路基板及其制造方法
WO2018159839A1 (ja) 樹脂多層基板および電子機器
JP6380533B2 (ja) 樹脂多層基板
JP2007201034A (ja) 多層配線基板の層間接続構造
JP6564277B2 (ja) シール部付きフレキシブル配線基板
WO2017038790A1 (ja) 樹脂基板、部品実装樹脂基板、部品実装樹脂基板の製造方法
CN104219881A (zh) 复合式电路板及其制作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6428038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees