JP2016046166A - 電線圧着装置、圧着端子付電線の製造方法 - Google Patents

電線圧着装置、圧着端子付電線の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明により、絶縁被覆電線の先端部分において絶縁被覆から導体が露出した電線先端部を、クローズドバレル型の圧着端子に確実に挿入し、圧着端子の圧着部と電線先端部とを圧着する電線圧着装置及び圧着端子付電線の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】所定の間隔で並列配置した雌型圧着端子100と帯状のキャリア150とを備える端子連結体10から雌型圧着端子100を切断して分離するスリット63を備え、スリット63を、雌型圧着端子100に対して上流側に隣接する上流側圧着端子との間のキャリア150を切断するキャリア切断手段64と、アンビル30及びクリンパ40で圧着する雌型圧着端子100とキャリア150とを連結する連結部160を切断する連結部切断手段65とで構成した。【選択図】図1

Description

この発明は、帯状に形成されたキャリアと該キャリアの幅方向の一端側から突出する複数のクローズドバレル型の圧着端子とで構成した端子連結体から切断して分離した圧着端子と、絶縁被覆電線の先端部分において、絶縁被覆から導体が露出した電線先端部とを圧着接続するための電線圧着装置、及び圧着端子付電線の製造方法に関する。
圧着端子として、絶縁被覆電線の絶縁被覆から導体が先端側に露出した電線先端部を圧着接続する圧着部がU字形状であるオープンバレル型の圧着端子や、圧着部の基端側で開口する挿入口から圧着部の内部に前記電線先端部を挿入できるように、圧着部の内部を中空形状に形成したクローズドバレル型圧着端子がよく用いられる。
上述したオープンバレル型の圧着端子の場合、例えば、特許文献1に開示の電線圧着装置を用いて絶縁被覆電線に圧着される。
具体的には、帯状のキャリアと、該キャリアの幅方向の少なくとも一端側において一定の間隔で規則正しく並んだ圧着端子と、該圧着端子と前記キャリアとを連結する連結部とで一体に構成された端子連結体を、リールから繰出すとともに、絶縁被覆電線の電線先端部を圧着端子の圧着部に配置するために電線圧着装置に設けられた電線挿入位置に前記圧着端子を間欠的に送る。そして、前記電線挿入位置に配置された前記圧着端子の圧着部に絶縁被覆電線の電線先端部を配置し、前記圧着部をアンビル(6,7)とクリンパ(14,15)とでかしめることにより、前記電線先端部を前記圧着部に圧着して絶縁被覆電線を圧着端子に接続し、圧着端子とキャリアとをスライドカッタ(5)で分断する。これらの工程を繰り返すことで絶縁被覆電線の電線先端部にオープンバレル型の圧着端子を圧着した圧着端子付電線を連続して大量に製造することが可能であった。
しかしながら、このように製造されたオープンバレル型の圧着端子では、被覆電線の先端側の絶縁被覆を剥がした電線先端部をU字型に開口した圧着部に配置し、圧着部をかしめることで圧着接続するため、圧着状態において電線先端部と圧着部の内部とが露出することとなる。そのため、過酷な使用環境下においては、圧着接続部分における圧着部の内部や導体表面が腐食し、導電性が低下するおそれがあった。
これに対して、クローズドバレル型の圧着端子は圧着部を中空形状に形成しているため、前記圧着部に備えられた挿入口から絶縁被覆電線の電線先端部を挿入して圧着接続することで、内部に挿入した電線先端部を周方向全体において隙間なく覆うことができる。したがって、圧着端子と絶縁被覆電線の導体とを確実に導通させ、また、圧着接続部分における圧着部内面や導体表面に生じる腐食を防止することができると考えられる。
しかし、特許文献1に開示の電線圧着装置をクローズドバレル型の圧着端子に用いると、スライドカッタの切断動作に伴ってキャリアが引き込まれるため、該キャリアを介してつながる上流側に隣接するとともに次の圧着対象となる圧着端子(以下において「上流側圧着端子」という)の位置も変動することとなる。
そのため、上流側圧着端子が電線挿入位置に配置された際に、前記上流側圧着端子の電線挿入口の位置が所定の位置からずれるおそれがある。特に、クローズドバレル型の圧着端子は止水性を向上させるために、圧着端子の圧着部の径の大きさを圧着端子に挿入する被覆電線の径の大きさと略等しく形成している場合があり、電線挿入口の位置が所定の位置からずれることで、前記上流側圧着端子に電線を確実に挿入することができないおそれがある。また、近年の圧着端子の縮小化に伴い、キャリアに沿って配置される圧着端子同士の間隔は狭くなっているため、スライドカッタの切断動作に伴ってキャリアが引き込まれることに起因する圧着端子の位置のずれの影響が大きくなると考えられる。したがって、前記電線先端部を圧着端子の圧着部の所定の位置に確実に挿入することができず、圧着端子と電線先端部とを確実に圧着できないと考えられる。
実開平7−27086号公報
この発明は、上記問題を鑑み、絶縁被覆電線の先端部分において絶縁被覆から導体が露出した電線先端部を、クローズドバレル型の圧着端子の圧着部に確実に挿入し、圧着端子の圧着部と電線先端部とを圧着する電線圧着装置及び圧着端子付電線の製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、導体が絶縁被覆から先端側に露出した電線先端部を有する絶縁被覆電線と、前記電線先端部を挿入可能な電線挿入口を有するとともに、前記電線先端部を圧着接続するクローズドバレル型の圧着部を備えた圧着端子とを圧着により接続する電線圧着装置であって、所定の間隔で並列配置した前記圧着端子の前記電線挿入口と、前記圧着端子の長手方向に対して直交する方向に延びる帯状のキャリアとを、連結部を介して連結するとともに、前記キャリアの長手方向において上流側から下流側に移動する端子連結体から前記圧着端子を切断して分離する切断分離手段と、前記端子連結体から切断して分離された前記圧着端子の前記電線挿入口から圧着部内部に挿入した前記電線先端部と前記圧着部とを圧着する圧着手段とを備え、前記切断分離手段を、前記圧着手段で圧着する前記圧着端子に対して上流側に隣接する上流側圧着端子との間の前記キャリアを切断する第一切断手段と、前記圧着手段で圧着する前記圧着端子と前記キャリアとを連結する前記連結部を切断する第二切断手段とで構成することを特徴とする。
また、導体が絶縁被覆から先端側に露出した電線先端部を有する絶縁被覆電線を、前記電線先端部の挿入を許容する電線挿入口に挿入する電線挿入工程と、前記電線先端部の圧着接続を許容する中空形状である圧着部を備えた圧着端子と前記電線先端部とを圧着する圧着工程により製造される圧着端子付電線の製造方法あって、所定の間隔で並列配置した前記圧着端子の前記電線挿入口と、前記圧着端子の長手方向に対して直交する方向に延びる帯状のキャリアとを、連結部を介して連結するとともに、前記キャリアの長手方向において上流側から下流側に移動する端子連結体から前記圧着端子を切断して分離する切断分離手段により、前記端子連結体と前記圧着端子とを切断して分離する分離工程と、前記圧着端子の前記電線挿入口に前記絶縁被覆電線の前記電線先端部を挿入する挿入工程と、前記挿入工程により圧着部に挿入された前記絶縁被覆電線を前記圧着端子の圧着部に圧着する圧着工程とをこの順で行い、前記切断分離手段を、前記圧着部で圧着する前記圧着端子に対して上流側に隣接する上流側圧着端子との間のキャリアを切断する第一切断手段と、前記圧着手段で圧着する前記圧着端子とキャリアとを連結する前記連結部を切断する第二切断手段とで構成し、前記分離工程を、前記第一切断手段により、前記圧着端子と前記上流側圧着端子との間のキャリアを切断する第一切断工程及び、前記圧着端子と前記連結部とを切断する第二切断工程を有することを特徴とする圧着端子付電線の製造方法とすることできる。
前記第一切断手段による切断形状は、前記キャリアを平面視した場合において、前記キャリアの長手方向に対して直角となるように切断する形状や、前記キャリアの長手方向に対して斜めとなるように切断する形状、前記キャリアの長手方向に対して波型となるように切断する形状を含む概念である。換言すると、前記キャリアから前記圧着端子を切断して分離できるのであれば、その断面形状などはどのような形状でも構わない。
また、上記第一切断手段による切断は、完全に切断して分離される状態あるいは、前記第二切断手段の切断を伴う引き込みによって、前記キャリアの断面に対する厚さ方向や幅方向において、切断して分離されるように一部分を残して他の部分が切断された状態を含む概念である。
また、前記第一切断手段と前記第二切断手段とは、一体とした構成された切断分離手段や、別々に構成された切断分離手段を含む概念である。
この発明によれば、前記絶縁被覆電線の先端部分において絶縁被覆から導体が露出した前記電線先端部を、クローズドバレル型の圧着端子に確実に挿入し、前記圧着端子の圧着部と前記電線先端部とを圧着することができる。
詳述すると、前記圧着端子と前記上流側圧着端子とを繋ぐ前記キャリアを前記第一切断手段により切断する構成により、前記キャリアが前記第二切断手段の切断動作に伴い引き込まれても、隣接する前記上流側圧着端子のキャリアに影響なく、電線挿入位置において前記上流側圧着端子の前記電線挿入口が所定の位置からずれないようにすることができる。
これにより、クローズドバレル型の前記圧着端子における中空形状の前記圧着部と、前記圧着部に挿入した前記電線先端部とを確実に圧着することができる。
この発明の態様として、前記圧着端子の前記電線挿入口に対して前記絶縁被覆電線を挿入する方向から見て、前記圧着端子と前記キャリアとを切断した前記切断分離手段を前記電線挿入口の内径よりも径外位置まで相対的に退避させる退避機構を備えることができる。
上記の相対的に退避させるとは、前記切断分離手段を前記電線挿入口の内径よりも径外位置まで退避させることや、前記圧着端子を移動させることにより前記切断分離手段を前記電線挿入口の内径よりも径外位置まで退避させること、前記切断分離手段及び前記圧着端子の両方を移動することにより前記切断分離手段を前記電線挿入口の内径よりも径外位置まで退避させることを含む概念である。すなわち、前記切断分離手段及び圧着端子の少なくとも一方を移動させ、前記切断分離手段を前記電線挿入口の内径よりも径外位置まで相対的に退避させることを含む概念である。
また、上記の退避機構による退避とは、切断方向と同方向、同一方向、あるいは異なる方向への退避を含むものとする。
この発明によれば、前記被覆電線の先端部である前記電線先端部を前記圧着部の電線挿入口に容易かつ確実に挿入することができる。
詳述すると、前記連結部を前記切断分離手段により切断した後に、前記切断分離手段が前記電線挿入口の内径の径外位置まで退避する前記退避機構を備えることにより、前記切断分離手段により前記キャリアと前記圧着端子とを切断して分離した後に前記電線挿入口と前記絶縁被覆電線の先端部との間に、前記切断手段が位置しないように配置することができる。これにより、前記絶縁被覆電線の先端部を前記圧着部の電線挿入口に容易かつ確実に挿入することができる。
なお、前記退避機構は、前記切断分離手段を移動させるための移動機構と別の機構である場合、前記移動機構の一部である場合、前記移動機構と一体として構成している場合などを含む概念である。
さらに、前記第一切断手段の切断する方向と退避する方向、前記第二切断手段の切断する方向と退避する方向、前記切断分離手段の切断する方向と退避する方向のいずれかが同方向に動作を行う構成とする場合、電線圧着装置の構成をより単純な構成とすることもできる。
またこの発明の態様として、前記第一切断手段と前記第二切断手段とを一体に構成することができる。
この発明によれば、前記第一切断手段と前記第二切断手段とを一体とすることで、一動作でキャリア及び連結部の切断することができる。すなわち、第二切断手段のための新たな機構を設けることなく、圧着端子とキャリアとを切断して分離することができる。
またこの発明の態様として、前記切断分離手段にスリットを設け、前記第一切断手段を前記スリットの上流側端部に構成するとともに、前記第二切断手段を前記スリットにおいて圧着端子と対向する対向側端部に構成し、前記スリットに、下流側に向かって下方に傾斜するスロープを備えることができる。
この発明によれば、切断されたキャリアを下流側の下方に向かって移動することができ、前記切断されたキャリアを排出することができる。このため、前記切断されたキャリアが前記スリット内に留まらず、前記上流側圧着端子が前記絶縁被覆電線を圧着するために前記絶縁被覆電線の電線先端部を挿入するための電線挿入位置にスムーズに移動することができる。
この発明により、絶縁被覆電線の先端部分において絶縁被覆から導体が露出した電線先端部を、クローズドバレル型の圧着端子に確実に挿入し、圧着端子の圧着部と電線先端部とを圧着する電線圧着装置及び圧着端子付電線の製造方法を提供することができる。
電線圧着装置の概略斜視図。 電線圧着装置の一部を透過した概略斜視図。 電線圧着装置の別方向からの概略斜視図。 電線圧着装置の一部を透過した別方向からの概略斜視図。 電線圧着装置の概略フローチャート。 圧着端子が電線挿入準備位置にある場合の電線圧着装置の説明図。 キャリア切断後の電線圧着装置の説明図。 連結部切断後の電線圧着装置の説明図。 電線挿入時の電線圧着装置の説明図。 絶縁被覆電線挿入時の電線圧着装置1の概略斜視図。 雌型圧着端子の圧着時の説明図。
この発明の一実施形態を以下図面1乃至図面11に基づいて詳述する。
図1は、電線圧着装置1の概略斜視図を示し、図2は、電線圧着装置1の一部を透過した概略斜視図を示し、図3は、電線圧着装置1の別方向からの概略斜視図を示し、図4は、電線圧着装置1の一部を透過した別方向からの概略斜視図を示している。
図5は、電線圧着装置1の概略フローチャートを示し、図6は、雌型圧着端子100が電線圧着装置1の電線挿入準備位置Poにある場合の電線圧着装置1の説明図を示し、図7は、キャリア150切断後の電線圧着装置1の説明図を示し、図8は、連結部160切断後の電線圧着装置1の説明図を示し、図9は、電線挿入時の電線圧着装置1の説明図を示し、図10は、絶縁被覆電線200挿入時の電線圧着装置1の概略斜視図を示し、図11は、雌型圧着端子100の圧着時の電線圧着装置1の説明図を示している。
また、図6乃至図9及び図11において、(a)は電線圧着装置1の+X軸側から見た正面図を、(b)は電線圧着装置1の−Y軸側から見た左側面図を、(c)は−X軸側から見た電線圧着装置1の背面図を示している。
なお、図1において雌型圧着端子100の長手方向をX軸方向とし、雌型圧着端子100の前方側、すなわち雌型圧着端子100のボックス部110側を−X方向、雌型圧着端子100の後方側、すなわち圧着部130側を+X方向とする。また、キャリア150の長手方向に沿った方向をY軸方向とし、キャリア150に対して電線圧着装置1の位置する方向を+Y方向とする。
さらにまた、X軸及びY軸の双方に垂直な方向をZ軸方向とし、図1において端子切断分離部材60に対してベース体20が位置する方向を+Z軸方向(上方向)、ベース体20に対して端子切断分離部材60が位置する方向を−Z軸方向(下方向)とする。
端子連結体10は、帯状に形成したキャリア150と、該キャリア150の長手方向において−X方向側に一定間隔で配置した複数の雌型圧着端子100と、各々の雌型圧着端子100とキャリア150とを連結する連結部160とで構成している(図1参照)。
なお、端子連結体10は、表面が錫でメッキした黄銅等の板状の基材(図示せず)を、図示しない打ち抜き加工によってキャリア150と雌型圧着端子100とを一体に打ち抜いて形成される。
雌型圧着端子100は、図1乃至図4に示すように、雌型の圧着端子の形状に形成されたクローズドバレル型の圧着端子であり、雌型圧着端子100の長手方向の先端側(―X方向側)から後方に向かって、図示しない雄型コネクタにおける挿入タブの挿入を許容するボックス部110と、ボックス部110の後方で所定の長さを有するトランジション部120と、該トランジション部120を介してボックス部110と連結する圧着部130とで一体に構成している。
なお、長手方向とは、圧着部130を圧着して接続する絶縁被覆電線200の長手方向と一致する方向である。
また、本実施例において圧着端子は雌型圧着端子100としているが、雄型圧着端子としても良い。
ボックス部110は、倒位の中空四角柱体で構成され、内部に、端子の長手方向Xの後方に向かって挿入される雄型コネクタの挿入タブ(図示省略)に接触する弾性接触片(図示省略)を備えている。
また、中空四角柱体であるボックス部110は、底面部の雌型圧着端子100の長手方向(X方向)と直交する端子幅方向(Y方向)の両側に連設された側面部同士、及び上面と底面とがそれぞれ対向するように折り曲げて、端子の長手方向の先端側(―X方向)から見て略矩形状に構成している。
圧着部130は、図1乃至図4に示すように、絶縁樹脂220で導体210を覆った被覆電線200を挿入する電線挿入口131と、挿入された電線と圧着部をかしめることにより圧着接触する被覆圧着部132と導体圧着部133、及び封止部134とを後方から前方側へこの順に配設している。
電線挿入口131は、被覆電線200を圧着部130に挿入するための挿入口であり、電線挿入口131の径の長さは被覆電線200の外径の長さと略同一の長さである。
被覆電線200は、図1又は図3で示すように、複数のアルミニウム素線(図示省略)を束ねたアルニミウム芯線からなる導線210を絶縁樹脂220で被覆する絶縁体被覆電線であり、電線圧着装置1を用いて雌型圧着端子100と圧着接続する前に、図示しない被覆剥離装置によって、被覆電線200における先端部分の絶縁樹脂220を予め剥離している。なお、絶縁樹脂220を剥離して導線210が露出した部分を電線先端部201とし、絶縁樹脂220に覆われている部分を被覆部分202とする。
ここで、本実施例においては、被覆電線200の導線210はアルミニウム芯線からなる導線としているが、本発明は本実施例に限られるものではなく、例えばアルミニウムと銅とからなるアルミニウム系の合金であってもよい。また、アルミニウム合金からなる導線210に限らず、銅や銅合金からなる導体としてもよく、使用環境に応じて適宜設定することができる。
被覆圧着部132は、被覆導線200のうち絶縁樹脂220で覆われている被覆部分202の外径と略同じ長さの内径の円筒形状であり、該円筒内部は中空となっている。一方、導体圧着部133は、絶縁被覆から導体が露出した電線先端部201の外径と略同一の長さの内径を有する円筒形状を形成しており、該円筒形状の内部を中空形状に形成している。
すなわち、圧着部130の後方である被覆圧着部132の内径が、圧着部130の前方である導体圧着部133の内径よりも絶縁樹脂220の厚さ分だけ長いため、圧着部130は径の長さが異なる中空状の円筒形を二つ繋げた形状をしており、圧着部130に被覆電線200(電線先端部201及び被覆部分202)を挿入した際には、被覆圧着部132で被覆部分202を、導体圧着部133で電線先端部201をそれぞれ囲繞可能となるように形成している。
封止部134は、電線圧着部132よりも前方端部を略平板状に押し潰すように変形させて、上下方向に対向する所定部分が互いに重合する偏平形状で構成している。
キャリア150は、所定の間隔で並んだ雌型圧着端子100を連結するための帯状体であり、キャリア150の幅方向(X軸方向)に位置決め孔151を備えている。位置決め孔151は、キャリア150の長手方向に沿って並列する雌型圧着端子100に対応する位置においてキャリア150の厚み方向に貫通している位置決め孔であり、+Y方向(下流側)に移動することにより雌型圧着端子100に被覆電線200を挿入することができる位置(電線挿入準備位置Po)に、雌型圧着端子100を移動させるための孔である。
連結部160は、雌型圧着端子100の電線挿入口131の下端とキャリア150とを連結する連結部である。連結部160は、表面が錫でメッキした黄銅等の板状の基材から雌型圧着端子100の打ち抜きを行う際にキャリア150とともに打ち抜きされる部分であるため、雌型圧着端子100及びキャリア150と同一の素材からできている。
このような構成を備える端子連結体10は、上述のように雌型圧着端子100をキャリア150の長手方向に対して所定の方向(−X方向)に沿って並列配置するとともに、連結部160を介して雌型圧着端子100の電線挿入口131とキャリア150とが連結している。
次に、電線圧着装置1の構成について図1乃至図4に基づいて説明する。
電線圧着装置1は、図1乃至図4に示すように、ベース体20、アンビル治具30、クリンパ治具40、パンチ部材50、及び端子切断分離部材60で構成されている。
ベース体20は、端子搬送案内部21、端子連結体10を+Y方向に移動させるキャリア送り機構(図示省略)及びクリンパ治具40及びパンチ部材50を上下方向に移動させる昇降機構22で構成している。
端子搬送案内部21は、図1に示すように、キャリア送り機構によって上流側から下流側に移動する端子連結体10の移動を案内する案内路であり、後述する端子切断分離部材60に備えられたスリット63に端子連結体10が移動するように案内する。
昇降機構22は、ベース体20に図示しないボルトで固定されたZ方向に延びる四角柱であって、クリンパ治具40及びパンチ部材50とそれぞれ独立に係合する歯車(図示省略)によりクリンパ治具40及びパンチ部材50をそれぞれ独立して上下方向に移動することができる。
なお、図6乃至図9及び図11の側面図においては、昇降機構22の図示を省略している。
アンビル治具30は、図示しないボルトによってベース体20に固定されたアンビル治具であり、インシュレーションアンビル31及びワイヤーアンビル32で構成されている。
インシュレーションアンビル31は、図3に示すように、アンビル治具30を−X方向から視た場合において、被覆圧着部132の外径と略同一の径を有する半円柱状の溝を上面に構成する。このような構成を有することにより、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断するために仮固定する場合や、雌型圧着端子100に被覆電線200を挿入して圧着する場合において、雌型圧着端子100の圧着部130における被覆圧着部132を下方から支持することができる。
ワイヤーアンビル32は、インシュレーションアンビル31と同様に、圧着部130の導体圧着部133を下から支持する支持体であり、アンビル治具30を背面視した場合において、アンビル治具30の上面に導体圧着部133の外径と略同一の径を有する半円柱状の溝を形成する(図3及び図6(c)参照)。この形状を有することにより、ワイヤーアンビル32は導体圧着部133を支持することができる(図8(c)参照)。
クリンパ治具40は、アンビル治具30に対向する位置に配置されているとともに、昇降機構22に沿って上下方向に移動可能に構成されており、インシュレーションクリンパ41及びワイヤークリンパ42で構成されている。
インシュレーションクリンパ41及びワイヤークリンパ42は、図3及び図6(c)に示すように、下方に延びる二本の脚部(インシュレーションクリンパ脚部41a及びワイヤークリンパ脚部42a)とインシュレーションクリンパ脚部41a同士又はワイヤークリンパ脚部42a同士を繋ぐ半円状のつなぎ部により構成されており、X軸方向から見た場合において、逆U字型に形成されている。
また、インシュレーションクリンパ41は、インシュレーションアンビル31に対して所定間隔を隔てて上方向に対向するように配置するとともに、インシュレーションアンビル31と上下方向で組み合わせた際、雌型圧着端子100と被覆電線200とが圧着した圧着状態における圧着部130、より正確には被覆圧着部132の外形形状に応じた内面形状に形成している。
同様に、ワイヤークリンパ42も、ワイヤーアンビル32に対して所定間隔を隔てて上方向に対向するように配置するとともに、ワイヤーアンビル32と上下方向で組み合わせた際、雌型圧着端子100と被覆電線200とが圧着した圧着状態における圧着部130、より正確には導体圧着部133の外形形状に応じた内面形状に形成している。
なお、本実施例においては、インシュレーションクリンパ41及びワイヤークリンパ42は一体として構成しており昇降機構22に沿って移動するが、インシュレーションクリンパ41及びワイヤークリンパ42は一体として移動する構成に限定されるものではなく、例えば、インシュレーションクリンパ41とワイヤークリンパ42とを別体で構成してもよい。また、インシュレーションクリンパ41とワイヤークリンパ42を別体として構成した場合において、インシュレーションクリンパ41及びワイヤークリンパ42の上下方向への移動を司る昇降機構22もそれぞれ独立の昇降機構としてもよい。
パンチ部材50は、ベース体20に備えられている昇降機構22により上下方向に移動可能に構成されており、パンチ押下部51と被覆電線200を電線挿入口131に挿入する際の案内となる上方電線案内部52とを備えている。
パンチ押下部51は、パンチ部材50の+Y方向の一端側の下面において、上方向(+Z方向)に向けて凹状に形成している(図1及び図4参照)。
上方電線案内部52は、パンチ部材50の下面に形成された底面及び上面が半円でX軸方向を高さとする錐台状の溝である。詳述すると、上方電線案内部52は、パンチ部材50の被覆電線200側(+X軸側)の側面に、円弧が上方となるように形成された半円である上方電線側半円52a(図1参照)を底面とし、パンチ部材50の端子側(−X軸側)の側面に、円弧側が上方となるように形成された半円である上方端子側半円52b(図4参照)を上面とする錐台の溝部である。
なお、上方端子側半円52bの径の長さは、電線挿入口131の内径の長さと略等しく、上方電線側半円52aの径の長さは上方端子側半円52bの径の長さよりも長い。
本実施例においては、パンチ押下部51と上方電線案内部52とが一体として構成しているが、別体として構成されていてもよい。また、パンチ押下部51及び上方電線案内部52が別体で構成されている場合において、パンチ押下部51及び上方電線案内部52の上下方向への移動は、ともに上述の昇降機構22を用いてもよいし、別の機構により昇降してもよい。
端子切断分離部材60は、パンチ部材50が昇降機構22により降下してきた場合に、パンチ部材50によって押圧されることにより降下する筐体であり、パンチ受け部61、被覆電線200を電線挿入口131に挿入する際に被覆電線200を案内する下方電線案内部62、及びスリット63とを備える(図1参照)。
パンチ受け部61は、パンチ部材50に備えられたパンチ押下部51と対向する位置に配置されており、端子切断分離部材60の上面から上方に突出した突部である。パンチ受け部61は、昇降機構22に沿って上述するパンチ部材50が降下することにより押圧を受ける部分となる。
なお、端子切断分離部材60の上面に対するパンチ受け部61の高さは、パンチ部材50の下面に対するパンチ押下部51の高さと同じである。したがって、パンチ押下部51がパンチ受け部61を押下する場合、パンチ部材50の下面と端子切断分離部材60の上面とが接することとなる。
下方電線案内部62は、図1に示すように、端子切断分離部材60の電線側(+X側)の側面に、円弧側が下方となるように形成された半円である下方電線側半円62aを底面とし、端子切断分離部材60の端子側(−X側)の側面に、円弧側が下方となるように形成された半円である下方端子側半円62bを上面とする錐台の溝部を形成する。
なお、下方端子側半円62bの径の長さは、電線挿入口131の内径の長さと等しく、下方電線側半円62aの径の長さは下方端子側半円62bの径の長さよりも大きく、上方電線側半円52aの径の長さと等しい。
スリット63は、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離するために、端子切断分離部材60に形成された中空状の切断分離手段であり、端子切断分離部材60がパンチ部材50に押下される前の位置において、端子搬送案内部21に沿って移動するキャリア150がスリット63の内部に入れるようにスリット口63aを備える。
スリット口63aは、端子搬送案内部21に沿って移動してきたキャリア150が端子切断分離部材60に入るために端子切断分離部材60の−Y方向側側面に設けられた長方形状の入口であり、長辺の長さがキャリア150の幅と略同一の長さであり、短辺の長さがキャリア150の高さよりも高い形状をしている(図6(b)参照)。また、スリット口63aは前記長方形の−X方向側の短辺に該当する箇所が開口した構成である(図4及び図6(b)参照)。
さらに、スリット63は、スリット口63aを形成する長方形を底面とし、+Y方向に図4に示す仮想線Lを高さとする直方体形状の空間を形成しており、該空間を形成する部分にキャリア150を切断するキャリア切断手段64、連結部160を切断する連結部切断手段65を備えるとともに、前記空間の下部に切断されたキャリア切片150aを移動可能とする空間を形成し、該空間の下部にスライダ66を有する。
キャリア切断手段64は、―Y方向側面に形成されたスリット口63aの上辺部に備えられた切断手段である(図1参照)。
一方で連結部切断手段65は、端子切断分離部材60の−X方向側面においてスリット63を形成する上辺部に備えられた切断手段である(図4参照)。
本実施形態において、キャリア切断手段64と連結部切断手段65とは、一体として構成しているが、本願発明においては、キャリア切断手段64及び連結部切断手段65が一体とした構成する態様に限定されるものでなく、別体として構成される態様としてもよい。
スライダ66は、図3及び図4に示すように、端子切断分離部材60に形成されたスリット63の下方に形成された空間に備えられたスロープであり、キャリア150に対して所定の角度を有するように形成されており(図10参照)、切断されたキャリア150のキャリア切片150aを所望の位置に移動させることができる。
上記構成を有する電線圧着装置1は、クリンパ治具40やパンチ部材50をベース体20に備えられている昇降機構22により降下させることができる。パンチ部材50を降下させることにより、パンチ部材50のパンチ押下部51が端子切断分離部材60のパンチ受け部61を押下することとなると同時に、上方電線側半円52aと下方電線側半円62aと、上方端子側半円52b及び下方端子側半円62bとがそれぞれ接することとなる。
ここで、上述のように、上方端子側半円52b及び下方端子側半円62bの径の長さは等しい。また、上方電線側半円52aと下方電線側半円62aの径の長さも等しいため、パンチ部材50と端子切断分離部材60とを合わせることにより形成される円錐台形状は、−X側に向かうにつれて縮径するテーパ状のテーパガイド部70を形成することとなる。
続いて、上述した構成である電線圧着装置1を用いて、端子連結体10に連結された雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離するとともに、雌型圧着端子100の圧着部130に被覆電線200の先端側を挿入して圧着し、雌型圧着端子100と被覆電線200とを接続した圧着端子付電線300を製造する製造方法について図6乃至図9に基づいて説明する。
先ず、端子配置工程(ステップs1)、端子仮固定工程(ステップs2)、キャリア分離工程(ステップs3)、電線挿入工程(ステップs4)、電線圧着工程(ステップs5)からなる圧着端子付電線300の製造過程を、図5に基づいて簡単に説明する。
先ず、端子配置工程(ステップs1)では、被覆電線200の先端部を挿入可能な位置に移動できる電線挿入準備位置Poに、端子搬送案内部21に沿って移動してきた雌型圧着端子100を配置する。次に、クリンパ治具40を降下させることで、雌型圧着端子100をアンビル治具30及びクリンパ治具40で仮固定するとともに、被覆電線200を圧着部130に挿入可能な位置に移動させる(ステップs2)。そして、パンチ部材50を降下させることで端子切断分離部材60を押下させ、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離するとともに、パンチ部材50と丹精切断分離部材60とで電線の挿入を案内するテーパガイド部70を形成し(ステップs3)、該テーパガイド部70に沿って雌型圧着端子100の電線挿入口131に被覆電線200の先端部である導線210を挿入する(ステップs4)。そして、被覆電線200が挿入された雌型圧着端子100をアンビル治具30及びクリンパ治具40でかしめることにより、雌型圧着端子100と被覆電線200とを圧着接続する(ステップs5)。
以下、各工程を詳細に説明する。
先ず、端子配置工程(ステップs1)について、図6とともに説明する。
端子配置工程(ステップs1)では、図示しないキャリア送り機構により端子連結体10を+Y方向に移動させることで連結部160を介してキャリア150と連結している雌型圧着端子100が、ベース体20に備える端子搬送案内部21に沿って+Y方向へ搬送される。この際に、キャリア150に位置決め孔151が備えられているため、キャリア150が所定の位置に到達した際にその位置でキャリアの移動が一時的に止まるように調整することができる。したがって、雌型圧着端子100は、前記電線挿入準備位置Poに間欠的に搬送することができる。
その際に、図6(c)に示すように、雌型圧着端子100の上方向(+Z方向)にはクリンパ治具40が配置され、下方向(−Z方向)にはアンビル治具30が配置されることとなる。換言すると、電線挿入準備位置Poに雌型圧着端子100を移動するとは、雌型圧着端子100をアンビル治具30とクリンパ治具40に挟まれる位置に移動することである。
なお、雌型圧着端子100が電線挿入準備位置Poに位置する際には、クリンパ治具40及びパンチ部材50は雌型圧着端子100の上方に位置している(図6参照)。
次に、図7に基づいて端子仮固定工程(ステップs2)を説明する。
雌型圧着端子100が、電線挿入準備位置Poの位置に配置されると、ベース体20に備えられている昇降機構22によりクリンパ治具40が降下することにより、雌型圧着端子100がクリンパ治具40により押下され、雌型圧着端子100の圧着部130の下端部はアンビル治具30に配置されることとなるとともに、インシュレーションクリンパ41及びワイヤークリンパ42の下端部分であるインシュレーションクリンパ脚部41a及びワイヤークリンパ脚部42aが、雌型圧着端子100の圧着部130(被覆圧着部132及び導体圧着部133)を圧着部130のY方向両側から仮固定することとなる(図7参照)。これにより、アンビル治具30とクリンパ治具40とが、雌型圧着端子100を軽く挟み込むように仮固定するとともに、被覆電線200を圧着部130に挿入できる位置に雌型圧着端子100を配置することとなる。
次に、キャリア分離工程(ステップs3)について、図8及び図9に基づき説明する。
上述のように、クリンパ治具40を降下させて雌型圧着端子100を仮固定した後に、パンチ部材50を降下させることによりパンチ押下部51が対向する位置に配置されているパンチ受け部61を押下することとなる。該パンチ受け部61が押下されることで、端子切断分離部材60が下方に移動し、スリット口63aを通りスリット63の内部に挿入されたキャリア150がスリット63の上面と接することになる(図示省略)。
キャリア150がスリット63の上面に接することにより、キャリア150はスリット63に備えられているキャリア切断手段64と接し、端子切断分離部材60をさらに押下することで、キャリア150がキャリア切断手段64により切断される。(図8(c)参照)。この際、雌型圧着端子100は連結部160と連結しているため、雌型圧着端子100とキャリア150とは完全に分離されていない(図8(b)参照)
なお、キャリア150の切断とは、キャリア切断手段64によるせん断をいう。
さらに端子切断分離部材60を押下することにより、連結部切断手段65が雌型圧着端子100とキャリア150とを連結する連結部160に接することとなり、連結部160を切断することができる(図9参照)。
なお、連結部160の切断とは、連結部切断手段65によるせん断をいう。
上述のように、キャリア切断手段64によりキャリア150を切断するとともに、連結部切断手段65により連結部160を切断することで、雌型圧着端子100とキャリア150とは切断して分離することができる。また、雌型圧着端子100は、アンビル治具30に支持されている。なお、分離されたキャリア150の断片(キャリア切片150a)は支持されていないため落下し、スリット63の下方に備えられているスライダ66に沿って下流側の所定の位置に移動することとなる(図9参照)。これにより、キャリア切片150aは排出され、スリット内にキャリア切片が蓄積しないようにすることができる。したがって、雌型圧着端子100とキャリア150を切断した後に、上流側圧着端子が電線挿入準備位置Poに移動することを妨げないようにすることができる。
次に、図9乃至図11に基づいて、雌型圧着端子100に被覆電線200を挿入する電線挿入工程(ステップs4)及び電線圧着工程(ステップs5)について説明する。
上述のように、パンチ部材50を昇降機構22により降下させることで、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離できる位置に端子切断分離部材60を移動することができる。
この際、パンチ部材50に備えられている上方電線案内部52及び、端子切断分離部材60に備えられている下方電線案内部62は、パンチ部材50と端子切断分離部材60とが上下方向に組み合わされた状態において、−X側に向かうにつれて縮径するテーパ状のガイドであるテーパガイド部70を構成する(図8乃至図10参照)。
また、パンチ部材50及び端子切断分離部材60を降下させることにより、図9(a)及び図9(b)に示すように、テーパガイド部70の構成要素である上方電線側半円42b及び下方電線側半円52bにより形成する円は電線挿入口131の位置と対応する位置となる。したがって、テーパガイド部70に沿って、被覆電線200を−X軸方向に挿入することにより、被覆電線200の先端部分である電線先端部201を電線挿入口131に挿入することができる(図9及び図10参照)。
このようにして被覆電線200が挿入された圧着部130に対し、図11に示すように、クリンパ治具40をさらに降下することにより、被覆圧着部132をインシュレーションアンビル31及びインシュレーションクリンパ41で、導体圧着部133をワイヤーアンビル32及びインシュレーションクリンパ41でかしめることができる。これにより、雌型圧着端子100と被覆電線200とが圧着接続された圧着端子付電線300を製造することができる。また、製造された圧着端子付電線300を移動することでスリット63の内部が空くため、端子搬送案内部21に沿ってキャリア150を移動することで上流側圧着端子を電線挿入準備位置Poに移動することができる。
以上のように、端子配置工程(ステップs1)乃至電線圧着工程(ステップs5)の工程を繰り返すことで、被覆電線200の先端部分において絶縁樹脂220から導線210が露出した電線先端部201を、クローズドバレル型の雌型圧着端子100に確実に挿入し、雌型圧着端子100の圧着部130と電線先端部201及び被覆部分202と圧着した圧着端子付電線300を製造することができる。
ここで、本実施例は、キャリア切断手段64によりキャリア150を切断した後に、連結部切断手段65により連結部160を切断する構成とすることにより、キャリア150と雌型圧着端子100とを切断して分離しているが、−Y側に隣接する雌型圧着端子100の電線挿入口131の位置に影響がないのであれば、必ずしもキャリア150を先に切断しなければならないわけではない。
例えば、連結部切断手段65による連結部160との切断を先に切断してもよいし、キャリア切断手段64によるキャリア150の切断と連結部切断手段65による連結部160の切断とを同時にしてもよい。
また、本実施例においては、アンビル治具30とクリンパ治具40とで雌型圧着端子100の圧着部130を軽く挟み込むと同時に、インシュレーションクリンパ41の構成であるインシュレーションクリンパ脚部41a及びワイヤークリンパ42の構成であるワイヤークリンパ脚部42aにより、圧着部130を仮固定する構成としている。つまり、アンビル治具30とクリンパ治具40を雌型圧着端子100の仮固定手段とすることで、雌型圧着端子100の位置が仮固定され、キャリア切断手段64によりキャリア150を切断する場合に、キャリア150が容易に切断方向に引き込まれることを防ぐことができるのみならず、キャリア150を切断し易いといった効果を得ることができる。
さらに、本実施例においては、キャリア切断手段64及び連結部切断手段65はキャリア150及び連結部160の幅方向に対して垂直に切断する構成としているが、キャリア150及び連結部160を切断することにより、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離することができればよく、キャリア150及び連結部160の幅方向に対して垂直に切断する場合に限定されない。例えば、キャリア150の幅方向に対して斜めに切断してもよい。
さらには本実施例のように、キャリア切断手段64及び連結部切断手段65の刃型を直線状の形状に限定される必要はなく、キャリア150の幅方向などに対して波型などの他の形状でであってもよい。
また、本実施例においては、キャリア切断手段64により上流側に隣接する雌型圧着端子100とキャリア150を完全に切断する構成としているが、被覆電線200を雌型圧着端子100に挿入する際に雌型圧着端子100とキャリア150とが切断して分離できていれば、本実施形態に限定するものではなく、例えば、キャリア切断手段64による切断を、キャリア150の幅方向又は厚さ方向に対して一部分を部分切断する構成とし、連結部切断手段65によって連結部160を切断する際に、部分切断された部分が連結部160に係る負荷などで折れる構成としてもよい。
このように、導体210が絶縁樹脂220から先端側に露出した電線先端部201を有する被覆電線200と、電線先端部201を挿入可能な電線挿入口131を有するとともに、電線先端部201を圧着接続するクローズドバレル型の圧着部130を備えた雌型圧着端子100とを圧着により接続する電線圧着装置1に、所定の間隔で並列配置した雌型圧着端子100の電線挿入口131と、雌型圧着端子100の長手方向に対して直交する方向に延びる帯状のキャリア150とを、連結部160を介して連結するとともに、キャリア150の長手方向において上流側から下流側に移動する端子連結体10から雌型圧着端子100を切断して分離する端子切断分離部材60と、端子連結体10から分離された雌型圧着端子100の電線挿入口131から圧着部130内部に挿入した電線先端部201と圧着部130とを圧着するアンビル30及びクリンパ40とを備え、端子切断分離部材60に、アンビル30及びクリンパ40で圧着する雌型圧着端子100に対して上流側に隣接する上流側圧着端子との間のキャリア150を切断するキャリア切断手段64と、アンビル30及びクリンパ40で圧着する雌型圧着端子100とキャリア150とを連結する連結部160を切断する連結部切断手段65とを備えているため、被覆電線200の先端部分において絶縁樹脂220から導体210が露出した電線先端部201を、クローズドバレル型の圧着端子に確実に挿入し、雌型圧着端子100の圧着部130と電線先端部201とを圧着することができる。
詳述すると、雌型圧着端子100と上流側圧着端子とを繋ぐキャリア150をキャリア切断手段64により切断する構成により、キャリア150がキャリア切断手段64の切断動作に伴い引き込まれても、隣接する上流側圧着端子のキャリア150に影響なく、電線挿入位置において上流側圧着端子の電線挿入口131が所定の位置からずれないようにすることができる。
したがって、雌型圧着端子1はクローズドバレル型の雌型圧着端子100における中空形状の圧着部130と、圧着部130に挿入した電線先端部201とを確実に圧着することができる。
また、雌型圧着端子1を用いて圧着端子付電線300を製造する製造方法として、所定の間隔で並列配置した雌型圧着端子100の電線挿入口131と、雌型圧着端子100の長手方向に対して直交する方向に延びる帯状のキャリア150とを、連結部160を介して連結するとともに、キャリア150の長手方向において上流側から下流側に移動する端子連結体10から雌型圧着端子100を切断して分離する端子切断分離部材60により、端子連結体10と雌型圧着端子100とを切断して分離する分離工程(ステップs3)と、雌型圧着端子100の電線挿入口131に被覆電線200の電線先端部201を挿入する挿入工程(ステップs4)と、挿入工程により圧着部130に挿入された被覆電線200を、雌型圧着端子100の圧着部130に圧着する圧着工程(ステップs5)をこの順で行い、前記分離工程(ステップs3)を、雌型圧着端子100と上流側雌型圧着端子との間のキャリア150をキャリア切断手段64で切断するとともに、雌型圧着端子100と連結部160とを連結部切断手段65で切断することより同様の効果を得ることができる。
また、電線圧着装置1では昇降機構22により雌型圧着端子100の電線挿入口131に対して被覆電線200を挿入する方向から見て、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断した端子切断分離部材60を電線挿入口131の内径よりも径外位置まで退避させるため、被覆電線200の先端部である電線先端部201を、圧着部130の電線挿入口131に容易かつ確実に挿入することができる。
詳述すると、連結部160を端子切断分離部材60で切断した後に、昇降機構22により端子切断分離部材60が電線挿入口131の内径の径外位置まで退避することにより、端子切断分離部材60によりキャリア150と雌型圧着端子100とを切断して分離した後に電線挿入口131と被覆電線200の先端部との間に端子切断分離部材60が位置せず、被覆電線200の先端部を圧着部130の電線挿入口131に容易かつ確実に挿入することができる。
また、キャリア切断手段64と連結部切断手段65とを、端子切断分離部材60として一体構成しているため、一動作でキャリア150及び連結部160を切断することができる。すなわち、連結部切断手段65のための新たな機構を設けることなく、雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離をすることができる。
また、キャリア切断手段64の切断方向及び連結部切断手段65の切断方向が端子切断分離部材60の退避する方向と同方向であるため、電線圧着装置1の構成を単純な構成とすることができる。
さらにまた、導線をアルミニウム系材料で構成した導体210としたことを特徴とすることにより、銅線による電線導体を有する被覆電線に比べて軽量化できるとともに、電気導電性に優れた圧着端子付電線を作ることができる。
さらにまた、雌型圧着端子100に、圧着部130における電線挿入口131の反対側端部を偏平状に形成した封止部134を備えることを特徴とすることにより、圧着部130において被覆電線200の電線先端部201を挿入する側と反対側において封止部120を備えることにより、電線先端部201の挿入方向の反対方向に確実な止水性を確保することができる。したがって、より止水性の高い圧着端子付電線を作ることができる。
また、端子切断分離部材60にスリット63を設け、キャリア切断手段64をスリット63の上流側端部に構成するとともに、連結部切断手段65をスリット63において圧着端子と対向する対向側端部に構成し、スリット63に、下流側に向かって下方に傾斜するスライダ66を備えることにより、キャリア切片150aを下流側の下方に向かって移動することにより、キャリア切片150aを排出することができる。また、キャリア切片150aがスリット63内に留まらず、上流側圧着端子が被覆電線200を圧着するために被覆電線200の電線先端部201を挿入するための電線挿入位置にスムーズに移動することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
絶縁被覆は、絶縁樹脂220bに対応し、
絶縁被覆電線は、被覆電線200に対応し、
圧着端子は、雌型圧着端子100に対応し、
切断分離手段は、端子切断分離部材60に対応し、
圧着手段は、アンビル30及びクリンパ40に対応し、
退避機構は、昇降機構22に対応し、
第二切断手段は、連結部切断手段65に対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるのもではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施例においては、退避機構を昇降機構22とするとともに、パンチ部材50に形成する上方電線案内部52と端子切断分離部材60に形成する下方電線案内部62からなるテーパガイド部70を備えることで、被覆電線200の電線先端部201を電線挿入口131に挿入する際に端子切断分離部材60が干渉せずに被覆電線200を雌型圧着端子100の電線挿入口131に挿入可能な構成としたが、テーパガイド部70を備えておらずパンチ部材50及び端子切断分離部材60を昇降機構22により下方又は上方に移動させることにより、被覆電線200を雌型圧着端子100の電線挿入口131に挿入可能にする構成としてもよい。
また、本実施例においては、退避機構を昇降機構22とすることにより、パンチ部材50及び端子切断分離部材60が退避動作する構成としているが、雌型圧着端子100を配置したアンビル治具30が上昇することにより、パンチ部材50及び端子切断分離部材60が電線挿入口131の内径よりも外径に退避する構成としてもよく、また、アンビル治具30並びにパンチ部材50及び端子切断分離部材60が相対的に移動することにより、パンチ部材50及び端子切断分離部材60が電線挿入口131の内径よりも外径に退避する構成としてもよい。
また、本実施例において、退避機構である昇降機構22が下方に向かって退避する構成としたが、端子切断分離部材60が退避することにより、被覆電線200を雌型圧着端子100の電線挿入口131に挿入できればよいため、上方(+Z軸方向)に退避する構成としてもよいし、Y軸方向に退避する構成としてもよい。
また、本実施例において、パンチ部材50等を移動する移動機構としての役割を有する昇降機構22を退避機構としているが、パンチ部材50等を移動する移動機構である昇降機構22とは別に退避機構を有する構成としてもよい。
また、本実施例において、クリンパ治具40とパンチ部材50とは昇降機構22により別個独立に上下方向に移動可能な構成としているが、昇降機構22によりクリンパ治具40とパンチ部材50とを一体として昇降移動する構成としてもよいし、パンチ押下部51をパンチ部材50と別体として備え、パンチ押下部51とクリンパ治具40とが一体として又は別個独立に昇降する構成としても良い。なお、クリンパ治具40とパンチ部材50とが一体として昇降する構成においては、パンチ押下部51が端子切断分離部材60を押下することで雌型圧着端子100とキャリア150とを切断して分離し、その後にパンチ部材50が降下することでテーパガイド部70を形成するとともに圧着部130に被覆電線200を挿入可能とする。
また、本実施例において、アンビル治具30とクリンパ治具40を雌型圧着端子100の仮固定手段とすることで、雌型圧着端子100の位置が仮固定する構成としているが、例えばアンビル治具30のみで仮固定する構成としてもよく、またクリンパ治具40のみで仮固定する構成としてもよい。すなわち、仮固定手段はアンビル治具30及びクリンパ治具40の組み合わせだけでなく、アンビル治具30やクリンパ治具40単独としてもよく、さらには別途仮固定手段を設けてもよい。
なお、本実施例において圧着端子は雌型圧着端子100としているが、雄型圧着端子としても良い。
さらにまた、本実施例においては、雌型圧着端子100とキャリア150を切断して分離する過程で生産されるキャリア切片150aを下流側に移動させるように下流側下方に向かって所定の角度で傾斜するスライダ66を備えているが、他の実施形態として、例えばスライダ66を上流側に傾斜するスロープとしてもよいし、スロープを備えずにキャリア切片150aがスリット63の下方に落下する構成としてもよい。また、負圧を利用して吸引する吸引手段によりキャリア切片150aを吸引することにより、キャリア切片150aを所望の位置に移動させる構成としてもよい。
すなわち、電線圧着装置1は雌型圧着端子100とキャリア150を切断して分離する過程で産出されるキャリア切片150aを所望の位置に排出する排出手段を備える構成とすることができ、排出手段を備えることによりスリット63内部にキャリア切片150aが留まることなく、例えばキャリア切片150aによって上流側圧着端子移動が妨げられることを防ぐことができる。
1 電線圧着装置
10 端子連結体
100 雌型圧着端子
130 圧着部
131 電線挿入口
150 キャリア
160 連結部
22 昇降機構
200 被覆電線
201 電線先端部
210 導体
220 絶縁樹脂
30 アンビル治具
40 クリンパ
60 端子切断分離部材
63 スリット
64 キャリア切断手段
65 連結部切断手段
66 スライダ

Claims (7)

  1. 導体が絶縁被覆から先端側に露出した電線先端部を有する絶縁被覆電線と、前記電線先端部を挿入可能な電線挿入口を有するとともに、前記電線先端部を圧着接続するクローズドバレル型の圧着部を備えた圧着端子とを圧着により接続する電線圧着装置であって、
    所定の間隔で並列配置した前記圧着端子の前記電線挿入口と、前記圧着端子の長手方向に対して直交する方向に延びる帯状のキャリアとを、連結部を介して連結するとともに、前記キャリアの長手方向において上流側から下流側に移動する端子連結体から前記圧着端子を切断して分離する切断分離手段と、
    前記端子連結体から切断して分離された前記圧着端子の前記電線挿入口から圧着部内部に挿入した前記電線先端部と前記圧着部とを圧着する圧着手段と、
    前記切断分離手段を、前記圧着手段で圧着する前記圧着端子に対して上流側に隣接する上流側圧着端子との間の前記キャリアを切断する第一切断手段と、前記圧着手段で圧着する前記圧着端子と前記キャリアとを連結する前記連結部を切断する第二切断手段とで構成した
    電線圧着装置。
  2. 前記圧着端子の前記電線挿入口に対して前記絶縁被覆電線を挿入する方向から見て、前記圧着端子と前記キャリアとを切断した前記切断分離手段を前記電線挿入口の内径よりも径外位置まで退避させる退避機構を備えた
    請求項1に記載の電線圧着装置。
  3. 前記第一切断手段と前記第二切断手段とを一体に構成した
    請求項1又は請求項2に記載の電線圧着装置。
  4. 前記切断分離手段にスリットを設け、
    前記第一切断手段を前記スリットの上流側端部に構成するとともに、
    前記第二切断手段を前記スリットにおいて圧着端子と対向する対向側端部に構成し、
    前記スリットに、下流側に向かって下方に傾斜するスロープを備えた
    請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載の電線圧着装置。
  5. 導体が絶縁被覆から先端側に露出した電線先端部を有する絶縁被覆電線を、前記電線先端部の挿入を許容する電線挿入口に挿入する電線挿入工程と、前記電線先端部の圧着接続を許容する中空形状である圧着部を備えた圧着端子と前記電線先端部とを圧着する圧着工程により製造される圧着端子付電線の製造方法あって、
    所定の間隔で並列配置した前記圧着端子の前記電線挿入口と、前記圧着端子の長手方向に対して直交する方向に延びる帯状のキャリアとを、連結部を介して連結するとともに、前記キャリアの長手方向において上流側から下流側に移動する端子連結体から前記圧着端子を切断して分離する切断分離手段により、前記端子連結体と前記圧着端子とを切断して分離する分離工程と、
    前記圧着端子の前記電線挿入口に前記絶縁被覆電線の前記電線先端部を挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程により圧着部に挿入された前記絶縁被覆電線を、前記圧着端子の圧着部に圧着する圧着工程とをこの順で行い、
    前記切断分離手段を、
    前記圧着部で圧着する前記圧着端子に対して上流側に隣接する上流側圧着端子との間のキャリアを切断する第一切断手段と、
    前記圧着手段で圧着する前記圧着端子とキャリアとを連結する前記連結部を切断する第二切断手段とで構成し、
    前記分離工程を、
    前記第一切断手段により、前記圧着端子と前記上流側圧着端子との間のキャリアを切断する第一切断工程及び、
    前記圧着端子と前記連結部とを切断する第二切断工程を行う
    圧着端子付電線の製造方法。
  6. 前記圧着端子を仮固定する仮固定工程を、前記切断分離工程の前に行う
    請求項5に記載の圧着端子付電線の製造方法。
  7. 前記仮固定工程においてを、前記圧着部を圧着する圧着手段により圧着端子を仮固定することを特徴とする
    請求項6に記載の圧着端子付電線の製造方法。
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