JP2014164835A - 電線圧着装置、及び電線接続構造体の製造方法 - Google Patents

電線圧着装置、及び電線接続構造体の製造方法 Download PDF

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小澤  正和
Yukihiro Kawamura
幸大 川村
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翔 外池
Takuo Yamada
拓郎 山田
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Abstract

【課題】圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、キャリアにおける端子金具との連結部を良好な分離状態で、且つスムーズに切断すること。
【解決手段】端子連結帯100をキャリア150と端子金具110とに分離するキャリア分離手段50を備え、キャリア150に対して、該キャリア150の厚み方向における、圧着部130に導体先端部201aを装着する側の空間であるとともに、圧着部130よりも端子軸方向におけるキャリア150側の空間を、圧着部130に導体先端部201aを装着可能な状態に被覆電線200の配置を許容する電線配置空間500に設定し、キャリア分離手段50を、端子金具110の外側における電線配置空間500に干渉しない非干渉位置510に配置した。
【選択図】図1

Description

この発明は、帯状に形成されたキャリアと該キャリアの幅方向の少なくとも一端側から突出する複数の端子金具とで構成した端子連結帯における端子金具を、被覆電線における、先端側の絶縁被覆を剥がして導体を露出させた導体先端部に圧着接続するための電線圧着装置、及び導体先端部に端子金具を圧着接続した電線接続構造体を製造する製造方法に関する。
被覆電線の先端側の絶縁被覆を剥がした導体先端部に、端子金具を圧着接続した電線接続構造体は、端子連結帯をリールから繰出しつつ端子連結帯のキャリア長手方向に沿って鎖状に備えた複数の端子金具を電線圧着装置に間欠的に送りながら製造する。
電線圧着装置には、端子金具における圧着部を圧着するため圧着型として、昇降自在なクリンパ(可動型)と圧着部を保持するアンビル(固定型)とを互いに対向状態で備えるとともに、端子金具をキャリアから切断するためのキャリアカッターを備えている。
電線圧着装置において、圧着部に対して上下各側に配置した圧着型によって、該圧着部に挟み付けるようにプレスすることにより、端子金具の圧着部を被覆電線の先端側の導体先端部に対して圧着接続するとともに、キャリアカッターによって、端子金具をキャリアから切断する。
例えば、特許文献1に記載の自動圧着機も上述した電線圧着装置の一つである。
特許文献1に記載の自動圧着機をはじめとして従来の自動圧着機は、図11(a),(b)に示すように、端子長手方向における圧着部130に相当する位置に圧着刃型910を配置するとともに、キャリアカッター900は、圧着刃型910の上型910uの可動範囲を含めて該圧着刃型910に干渉しないように、端子長手方向における端子連結帯100のキャリア150側に配置している。
しかし、特許文献1に記載の自動圧着機のように、キャリアカッター900を、上述したように、端子の長手方向におけるキャリア150側に配置した場合には、圧着刃型910との干渉は回避できるが、被覆電線200の導体先端部201aと圧着部130とを圧着する際に、該導体先端部201aを圧着部130に配置した状態において、該圧着部130からキャリア150側へ配索される被覆電線200がキャリアカッター900に干渉するおそれがある。
このように、圧着部130に導体先端部201aを配置した状態の被覆電線200とキャリアカッター900とが干渉した場合には、圧着部130に対して配置した導体先端部201aの位置がずれるなど、導体先端部201aを圧着部130に対して適切な位置に安定して配置することができず、圧着部130と導体先端部201aとを適切に圧着接続できないことや、圧着部130に対して導体先端部201aを適切に配置するのに時間を要するという課題が生じるおそれがあった。
なお、圧着部130に導体先端部201aを配置した状態の被覆電線200とキャリアカッター900とが干渉することに起因する上述した課題を回避するために、キャリアカッター900を、キャリア面に対して上方へ突出する突出量を出来るだけ抑え、キャリア面に対して低背となるように構成するなど、キャリアカッター900自体の形状を改良することも考えられる。
しかし、この場合には、キャリアカッター900は、連結部152を切断するための本来の優れた切断性能を得ることができない場合もあり、切断後の端子金具110の基端部にバリが生じるなどの課題も有していた。
特開2001−223059号公報
そこでこの発明は、圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、キャリアにおける端子金具との連結部を良好な分離状態で、且つスムーズに切断することができる電線圧着装置、及び電線接続構造体の製造方法の提供を目的とする。
本発明は、帯状に形成されたキャリアと、該キャリアの幅方向の少なくとも一端側から突出する複数の端子金具とで構成した端子連結帯における前記端子金具に備えるとともに、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線を圧着する圧着部と、前記被覆電線における、先端側の前記絶縁被覆を剥がして前記導体を露出させた導体先端部と、を圧着接続する電線圧着手段を備えた電線圧着装置であって、前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離するキャリア分離手段を備え、前記キャリアに対して、該キャリアの厚み方向における、前記圧着部に前記導体先端部を装着する側の空間であるとともに、前記圧着部よりも端子軸方向における前記キャリア側の空間を、前記圧着部に前記導体先端部を装着可能な状態に前記被覆電線の配置を許容する電線配置空間に設定し、前記キャリア分離手段を、
前記端子金具の外側における前記電線配置空間に干渉しない非干渉位置に配置したことを特徴とする。
上述した構成によれば、圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、端子金具をキャリアに対して良好な分離状態で、且つスムーズに分離することができる。
詳しくは、上述した構成によれば、前記キャリア分離手段を、前記端子金具の外側における前記電線配置空間に干渉しない非干渉位置に配置することにより、被覆電線における導体先端部を圧着部に配置した状態において、前記電線配置空間に配置された被覆電線が前記キャリア分離手段に干渉することがない。
このため、被覆電線と前記キャリア分離手段とが干渉することによって、被覆電線の配索経路が不自然に曲がるなどして、圧着部に対する導体先端部の配置位置が不測に位置ずれることなく、適切な配置位置に安定して配置することができる。
よって、圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、端子金具をキャリアに対して良好な分離状態で、且つスムーズに分離することができる。
従って、圧着部と導体先端部とを強固に圧着接続することができるため、導通性、及び止水性に優れた電線接続構造体を製造することができる。
加えて、端子金具における、キャリアとの分離箇所にバリなどが残留することなく、被覆電線における、絶縁被覆がバリなどに不測に接触することよって損傷し、剥離することで、該剥離部分から絶縁被覆の内部に水分が浸入することを防ぐことができる。
ここで、前記端子金具は、雄型端子、及び雌型端子のいずれであってもよく、また、いわゆるクローズドバレル型の端子金具、及びオーブンバレル型の端子金具のいずれの側であってもよい。
前記キャリア分離手段は、例えば、キャリアカッターなどによりキャリアを切削する手段、鋏のように挟み込むなどして、キャリアをせん断する手段、振動等の摩擦によりキャリアを研磨する手段、或いはレーザーや電気、ガスなどの熱によりキャリアを溶融する手段など、キャリアを分離可能な手段であれば特に限定しない。
この発明の態様として、少なくとも前記導体先端部を基端側から挿入可能であるとともに、該導体先端部を囲繞可能な中空形状に形成した前記圧着部と、前記導体先端部とを圧着接続することができる。
本発明によれば、中空形状に形成した圧着部を備えたいわゆるクローズドバレル型の端子金具であっても、導体先端部を圧着部の内部に適切に、且つ、スムーズに配置することができる。
詳述すると、キャリア分離手段を電線配置空間に配置した場合には、上述したように、圧着部に導体先端部を配置した状態の被覆電線がキャリア分離手段に干渉するため、導体先端部を圧着部に適切に配置することができないことになる。
ここで、端子金具が中空形状の圧着部を備えた、いわゆるクローズドバレル型の端子金具である場合、圧着部の内部には、圧着部の基端側のみからしか導体先端部を挿入することができないことになる。
そうすると、キャリア分離手段を電線配置空間に配置した場合には、圧着部の基端側から前記導体先端部を挿入する際に、キャリア分離手段と干渉するため、圧着部の基端側からの前記導体先端部を挿入することができないことになり、導体先端部を圧着部に配置することができないことになる。
これに対して、本発明によれば、前記キャリア分離手段を、前記非干渉位置に配置したため、導体先端部を中空形状に形成した圧着部の内部に確実、且つスムーズに挿入することができ、いわゆるクローズドバレル型の端子金具であっても、導体先端部を圧着部の内部に適切に配置することができる。
またこの発明の態様として、前記キャリア分離手段を、前記キャリア長手方向に沿って複数配置したそれぞれの端子金具の端子幅方向の外側に有する端子間空間のうち、少なくとも1つの前記端子間空間に配置することができる。
上述したように、前記キャリア分離手段を、前記端子間空間に配置することで前記電線配置空間に配置された被覆電線が前記キャリア分離手段に干渉することがないため、圧着部に導体先端部を適切に配置することができる。
しかも、キャリア長手方向において、複数配置した端子金具のうち所定の端子金具が、キャリア分離手段と電線圧着手段に対して同時に加工する加工対象となる場合であっても、前記キャリア分離手段を、前記端子間空間に配置することで、圧着部と導体先端部とを圧着する際に、電線圧着手段がプレス動作しても、圧着刃型と前記キャリア分離手段とが干渉することないため、圧着部と導体先端部とを適切に圧着することができる。
またこの発明の態様として、前記キャリアを、帯状に形成されたキャリア本体と、該キャリア本体、及び前記端子金具を連結する連結部とで形成し、前記キャリア分離手段による前記キャリアと前記端子金具との分離を補助する分離補助部を前記連結部に形成する分離補助部形成手段を備えることができる。
上述した構成によれば、分離補助部を予め連結部に形成しておくことで、前記キャリア分離手段によって、連結部をスムーズに分離することができるとともに、端子金具における連結部との分離箇所にバリ等のない良好な分離状態で分離することができる。
ここで、前記分離補助部は、例えば、厚みを前記連結部の他の部分と比較して薄くしたノッチ(刻み部)や、前記連結の他の部分と比較して幅小となるように、幅方向へ切欠いた切欠き部で形成することができるが、これに限らず、前記キャリア分離手段による、前記キャリアと前記端子金具との分離を補助可能な構成であれば他の構成であってもよい。
なお、前記ノッチには、前記連結部における他の部分と比較して厚み方向において薄肉とした薄肉部や、厚み方向において貫通させた貫通部を含む。
前記切欠き部の切欠き形状は、例えば、弧状、V字状など特に限定せず、また、前記切欠き部は、連結部の幅方向の少なくとも一方側に形成することができる。
前記分離補助部形成手段は、連結部に前記分離補助部を形成可能な手段であれば、例えば、切削、溶融、打ち抜きなど、その形成手段は特に限定しない。
またこの発明は、帯状に形成されたキャリアと該キャリアの幅方向の少なくとも一端側から突出する複数の端子金具とで形成する端子連結帯における前記端子金具に備えるとともに、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線を圧着する圧着部と、前記被覆電線における、先端側の前記絶縁被覆を剥がして前記導体を露出させた導体先端部とを圧着接続する電線圧着工程を行う電線接続構造体の製造方法であって、前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離するキャリア分離手段を備えた電線圧着装置を用いるとともに、前記キャリアに対して、該キャリアの厚み方向における、前記圧着部に前記導体先端部を装着する側の空間であるとともに、前記圧着部よりも端子軸方向における前記キャリア側の空間を、前記圧着部に前記導体先端部を装着可能な状態に前記被覆電線の配置を許容する電線配置空間に設定し、前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離するキャリア分離工程と、前記電線配置空間に前記被覆電線を配置した状態で前記圧着部に前記導体先端部を配置する電線配置工程とを行い、前記キャリア分離工程において、前記端子金具の外側における前記電線配置空間に干渉しない非干渉位置に配置した前記キャリア分離手段によって、前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離することを特徴とする。
上述した構成によれば、圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、キャリアにおける端子金具との連結部分を良好な分離状態で、且つスムーズに分離することができる。
詳しくは、上述した構成によれば、前記キャリア分離手段を、前記端子金具の外側における前記電線配置空間に干渉しない非干渉位置に配置することにより、電線配置工程において、前記電線配置空間に配置される被覆電線と前記キャリア分離手段とが干渉することがない。
このため、被覆電線と前記キャリア分離手段とが干渉することによって、被覆電線の配索経路が不自然に曲がるなどして、圧着部に対する導体先端部の配置位置が不測に位置ずれることなく、適切な配置位置に安定して配置することができる。
よって、電線圧着工程において、圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、前記キャリア分離工程において、キャリアにおける端子金具との連結部分を良好な分離状態で、且つスムーズに切断することができる。
従って、圧着部と導体先端部とを強固に圧着接続することができるため、導通性、及び止水性に優れた電線接続構造体を製造することができる。
さらにまた、このように、端子金具の基端側の連結部をスムーズに切断することができるとともに、導体先端部を圧着部の内部において、適切な位置に安定した状態で配置することができる。
これにより、圧着工程において、圧着部と導体先端部とをスムーズに圧着接続することができ、止水性、及び導通性に優れた高品質な圧着端子付き電線を、効率よく量産することができる。
ここで、キャリア分離工程、電線配置工程、及び電線圧着工程は、電線配置工程の後に電線圧着工程を行う限り、それぞれの工程をいずれの順番で行ってもよい。
例えば、圧着部に導体先端部を配置する電線配置工程の後に、端子金具とキャリアとを分離するキャリア分離工程を行う工程を行ってもよく、或いは、キャリア分離工程の後で電線配置工程を行ってもよい。
この発明の態様として、少なくとも前記導体先端部を該圧着部の基端側から挿入可能であるとともに、該導体先端部を囲繞可能な中空形状に形成した前記圧着部を備えた端子金具を用い、前記電線配置工程を、少なくとも前記導体先端部を前記電線配置空間に通過させながら前記圧着部の基端側から該圧着部に挿入する電線挿入工程として行うことができる。
本発明によれば、中空形状に形成した圧着部を備えたいわゆるクローズドバレル型の端子金具であっても、導体先端部を圧着部の内部に適切に配置することができる。
詳述すると、キャリア分離手段を電線配置空間に配置した場合には、上述したように、配索した被覆電線がキャリア分離手段に干渉するため、導体先端部を圧着部に適切に配置することができないことになる。
ここで、端子金具が中空形状の圧着部を備えたクローズドバレル型の端子金具である場合、前記電線配置工程として、少なくとも前記導体先端部を前記電線配置空間に通過させながら前記圧着部の基端側から該圧着部に挿入する電線挿入工程を行う必要がある。
しかし、上述したように、配索した被覆電線がキャリア分離手段に干渉するため、電線挿入工程において、圧着部の内部には、圧着部の基端側のみからしか導体先端部を挿入することができないことになり、導体先端部を圧着部に配置することができないことになる。
これに対して、本発明によれば、前記キャリア分離手段を、前記非干渉位置に配置したため、電線挿入工程において、導体先端部を中空形状に形成した圧着部の内部に確実、且つスムーズに挿入することができ、いわゆるクローズドバレル型の端子金具であっても、導体先端部を圧着部の内部に適切に配置することができる。
またこの発明の態様として、前記キャリア分離工程と前記電線圧着工程とを同時に行うことができる。
上述した構成によれば、前記キャリア分離工程と前記電線圧着工程とを別々に行う場合と比較して端子金具を圧着端子として加工する加工時間の短縮を図ることができる。
そして、前記キャリア分離工程と前記電線圧着工程とを同時に行った場合であっても、前記電線配置工程において、導体先端部を圧着部に配置した状態で電線配置空間に配置される被覆電線や、電線圧着工程において圧着部を圧着する圧着型に対して、キャリア分離手段が干渉することなく、前記キャリア分離工程と前記電線圧着工程とのそれぞれの工程を確実に行うことができる。
またこの発明の態様として、前記キャリア分離工程の前に、前記キャリアと前記端子金具との前記キャリア分離手段による分離を補助する分離補助部を形成する分離補助部形成工程を行うことができる。
上述した構成によれば、キャリア分離工程の前に、分離補助部形成工程を行うことで、分離補助部を予め連結部に形成しておくことができるため、キャリア分離工程において、前記キャリア分離手段によって、連結部をスムーズに分離することができるとともに、端子金具における連結部との分離箇所にバリ等のない良好な分離状態で分離することができる。
この発明により、圧着部と導体先端部とをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、キャリアにおける端子金具との連結部を良好な分離状態で、且つスムーズに切断することができる電線圧着装置、及び電線接続構造体の製造方法を提供することができる。
本実施形態の電線圧着装置の構成説明図。 本実施形態の電線圧着装置の構成説明図。 圧着端子付き電線の構成説明図。 圧着端子付き電線の製造方法の説明図。 溶接工程、及び封止部形成工程の説明図。 切欠き形成手段、及び切欠き形成工程の作用説明図。 キャリアカット手段、及びキャリアカット工程の説明図。 電線挿入工程、及び電線圧着工程の説明図。 他の実施形態の切欠き部の説明図。 他の実施形態における端子切断手段の説明図。 従来の端子圧着装置を示す説明図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は電線圧着装置1におけるキャリアカット手段50、電線挿入手段60、電線圧着手段70、及び端子保持手段80の説明図であり、電線先端部200aを圧着端子110Aの圧着部130に挿入する直前の状態を示している。
図2は、電線圧着装置1におけるキャリアカット手段50、電線挿入手段60、電線圧着手段70、及び端子保持手段80の説明図であり、詳しくは、図2(a)は、後述するメイン加工位置Pmにある端子金具110の近傍を示す平面図であり、図2(b)は、メイン加工位置Pmにある端子金具110の近傍を示す右側面図である。
図3(a)は、圧着端子付き電線300の先端側部分を示す斜視図であり、図3(b)は、圧着端子付き電線300の先端側部分を示す縦断面図である。
図4は端子連結帯100を用いて圧着端子付き電線300を製造する各工程を示すとともに、及び工程ごとの端子金具110、又は圧着端子11Aの形態を模式的に示した圧着端子付き電線300の製造方法の説明図である。
図5(a)は溶接手段20、及び溶接工程S2の説明図であり、詳しくは、図5(a1)、(a2)は、それぞれファイバーレーザーLにより圧着部132に溶接部39を形成している様子を示す端子金具110の縦断面図、平面図である。図5(b)は封止部形成手段30、及び封止部形成工程S3の説明図であり、詳しくは、図5(b1)、(b2)は、それぞれ封止部形成手段30により圧着部130における先端側をプレスする直線の様子を示す端子金具110の縦断面図、平面図である。
図6は切欠き形成手段40、及び切欠き形成工程S4の説明図である。詳しくは、図6(a1)は、連結部152に切欠き部111を形成している様子を示す端子金具110の平面図であり、図6(a2)は、図6(a1)中の領域Z1の拡大図である。図6(b1)は、連結部152に切欠き部111を形成している様子を示す端子金具110の右側面図であり、図6(b2)は、図6(b1)中の領域Z2の拡大図である。図6(c)は、図6(a1)中のA−A線拡大断面図である。
図7はキャリアカット手段50、及びキャリアカット工程S5の作用説明図の説明図である。詳しくは、図7(a1)は、連結部152を切断している様子を示す端子金具110の平面図であり、図7(a2)は、図7(a1)中の領域Z3の拡大図である。図7(b1)は、キャリア150と分断した状態の端子金具110の平面図であり、図7(b2)は、図7(b1)中の領域Z4の拡大図であり、図7(b3)は、キャリア150と分断した状態の端子金具110の右側面である。図7(c)は、図7(a1)中のB−B線拡大断面図である。
図8(a)は電線挿入手段60、及び電線挿入工程S6の説明図であり、圧着部130に電線先端部200aを挿入している様子を示す端子金具110の平面図であり、図8(b)、(c)は電線圧着手段70、及び電線圧着工程S7の説明図であり、詳しくは、図8(b)は圧着部130と電線先端部200aとを圧着前の状態を示す端子金具110の縦断面図であり、図8(c)は圧着部130と電線先端部200aとを圧着後の状態を示す端子金具110の縦断面図である。
図9(a)〜(f2)は他の実施形態の切欠き部111P1〜111P6を形成した連結部152の近傍の平面図であり、特に、図9(c2)は図9(c1)中のC−C線断面図であり、図9(d)、(e)は他の実施形態のノッチ部を備えた連結部152の長手方向に沿った断面を示す。図9(f2)は図9(f1)中のD−D線断面図である。
本実施形態の電線圧着装置1は、端子連結帯100を図示しないリールから繰出しつつ端子連結帯100のキャリア150の長手方向に沿って鎖状に備えた複数の端子金具110を間欠的に上流側Lcuから下流側Lcdへ送りながら端子金具110を端子形状に加工し、さらに、端子金具110をキャリア150に対して分離するとともに、端子金具110の圧着部130を被覆電線200の先端側に圧着接続して圧着端子付き電線300を構成する装置である。
ここで、以下の説明において、キャリア150の長手方向をキャリア長手方向Lcに設定するとともに、キャリア150の幅方向をキャリア幅方向Wcに設定する。さらに、キャリア150の長手方向のうち、キャリア150を送る方向(キャリア150進行方向)を送り方向下流側Lcdに設定するとともに、送り方向下流側Lcdと反対側を送り方向上流側Lcuに設定する。
電線圧着装置1は、主に、端子連結帯100の送り方向上流側Lcuから下流側Lcdへ沿って、図示しない曲げ加工手段、溶接手段20、封止部形成手段30、切欠き形成手段40、キャリアカット手段50、電線挿入手段60、電線圧着手段70、及び端子保持手段80を備えて構成している。
曲げ加工手段、溶接手段20、封止部形成手段30、及び切欠き形成手段40は、それぞれ端子連結帯100の送り方向上流側Lcuから下流側Lcdへ沿ってこの順に配置するとともに、キャリアカット手段50、電線挿入手段60、及び電線圧着手段70は、切欠き形成手段40よりも下流側Lcdにおいて、送り方向において同じ位置に配置している。
ここで、端子連結帯100の長手方向において、キャリアカット手段50、電線挿入手段60、及び電線圧着手段70は、キャリア長手方向Lcにおいて同一箇所に配置し、これら手段を配置した位置を、図4に示すように、メイン加工位置Pmに設定する。
一方、曲げ加工手段、溶接手段20、封止部形成手段30、及び切欠き形成手段40は、キャリア長手方向Lcにおいてそれぞれ異なる位置に配置しているが、それぞれの手段を配置した各位置を、図4に示すように、メイン加工準備位置Ps(Ps1,Ps2,Ps3,Ps4)に設定する。
電線圧着装置1の加工対象である端子連結帯100の構成について説明する。
端子連結帯100は、表面が錫メッキ(Snメッキ)された黄銅等の板状の基材としての銅合金条(図示せず)を、図示しない打ち抜き加工によってキャリア150と端子金具110とを一体に打ち抜いて形成される。
これにより端子連結帯100は、図1、及び図2に示すように、帯状に形成されたキャリア150と、該キャリア150のキャリア幅方向Wcの一端側から突出する雌型の端子金具110とで一体に構成している。
キャリア150は、帯状に形成したキャリア本体151と、そのキャリア長手方向Lcにおいて一定間隔(所定ピッチ)ごとに複数の端子金具110を連結する連結部152とで構成している。
キャリア150には、圧着端子110Aを製造する際に、該キャリア150を送り方向下流側Ludへ送りながら位置決め可能な図示しない位置決めピンの挿入を許容する位置決め孔151aを端子金具110の突出部分ごとに穿孔している。
端子金具110は、雌型の圧着端子110Aを平面展開した端子形状に形成され、キャリア幅方向Wcの一端側から連結部152を介してキャリア幅方向Wcの外側へ向けて突出している(図4参照)。
続いて、本実施形態の電線圧着装置1により構成する圧着端子付き電線300の構成について図3(a),(b)を用いて説明する。
圧着端子付き電線300は、被覆電線200と、該被覆電線200の先端側に圧着接続された雌型の圧着端子110Aとで構成している。
被覆電線200は、アルミニウム素線201aaを束ねたアルミニウム芯線としての導体201を、絶縁樹脂で構成する絶縁被覆202で被覆して構成している。詳しくは、導体201は、断面が0.75mmとなるように、アルミニウム合金線を撚って構成している。
被覆電線200の先端側には、圧着部130に圧着接続される電線先端部200aを備え、該電線先端部200aは、被覆電線200の先端部分において、被覆先端部202aと導体先端部201aとを先端側へ向けてこの順に直列に備えている。
導体先端部201aは、被覆電線200の前方側の絶縁被覆202を剥がして導体201を露出させた部分である。被覆先端部202aは、被覆電線200の先端部分であるが、被覆先端部202aよりも後方側部分であって、導体201を絶縁被覆202で被覆した部分である。
一方、上述した雌型の圧着端子110Aは、キャリア150から分離した状態の端子金具110であり、端子長手方向Ltの先端側である前方Ltfから後方Ltbに向かって、図示省略する雄型圧着端子110Aにおける挿入タブの挿入を許容するボックス部120と、ボックス部120の後方で、所定の長さのトランジション部140を介して配置された圧着部130とを一体に構成している。
ここで、端子金具110の長手方向を示す端子長手方向Ltは、図1に示すように、圧着部130を圧着して接続する被覆電線200の長手方向、及びキャリア幅方向Wcと一致する方向である。
端子金具110の幅方向を示す端子幅方向Wtは、端子長手方向Ltに対して平面方向において交差する方向であるとともに、キャリア長手方向Lcと一致する方向である。また、端子長手方向Ltにおける圧着部130に対するボックス部120の側を前方Ltf(先端側)とし、逆に、ボックス部120に対する圧着部130の側を後方Ltb(基端側)としている。
ボックス部120は、倒位の中空四角柱体で構成され、内部に、端子長手方向Ltの後方に向かって折り曲げられ、挿入される雄型コネクタの挿入タブ(図示省略)に接触する弾性接触片121を備えている。
また、中空四角柱体であるボックス部120は、底面部の端子長手方向Ltと直交する端子幅方向Wtの両側部に連設された側面部が重なり合うように折り曲げて、端子長手方向Ltの先端側Ltfから見て略矩形状に構成している。
圧着部130は、電線圧着部131と封止部132とを後方から前方側へこの順に配設するとともに、周方向全体において連続する連続形状で一体に形成している(図3(a)、(b)参照)。
封止部132は、電線圧着部131よりも前方端部を略平板状に押し潰すように変形させて、上下方向に対向する所定部分が互いに重合する偏平形状で構成している。
電線圧着部131は、被覆圧着部131a、及び導体圧着部131bを、後方から前方側へこの順に連続して直列に配設している。
電線圧着部131は、電線先端部200aを挿入可能に後方側のみが開口するとともに、先端側、及び周面部全体が開口していない中空形状(筒状)で構成している。
被覆圧着部131aは、電線先端部200aを電線圧着部131に挿入した状態において、電線圧着部131の端子長手方向Ltにおける被覆先端部202aに相当する部分であり、被覆先端部202aを囲繞可能な中空形状に形成している。
導体圧着部131bは、電線先端部200aを電線圧着部131に挿入した状態において、電線圧着部131の端子長手方向Ltにおける導体先端部201aに相当する部分であり、導体先端部201aを囲繞可能な中空形状に形成している。
なお、被覆圧着部31a、及び導体圧着部31bは、圧着前の状態においては互いに略同じ径をした筒状に形成しているが、圧着前の圧着部31はこの構成に限定らない。
例えば、被覆圧着部31aと導体圧着部31bとの境界部分を段違いに形成する、或いは、被覆圧着部31aの基端部を他の部分と比較して拡径させたいわゆるベルマウス形状に形成するなど、被覆圧着部31aと導体圧着部31bとのそれぞれを異なる径になるように形成してもよい。
続いて本実施形態の電線圧着装置1の構成を、各部の構成ごとに詳述する。
曲げ加工手段は、板状の端子基材を、立体的な端子形状に成形する図示しない成形装置であり、溶接手段20は、図5(a1)、(a2)に示すように、ファイバーレーザーLにより溶接個所を溶解させて溶接部39を形成するファイバーレーザー溶接装置Fwを備えている。さらに、封止部形成手段30は、図5(b1)、(b2)に示すように、圧着部130における先端側に備え、封止部132に相当する箇所をプレスして圧縮可能な封止部形成刃型(30)であり、クリンパ31(可動型)とアンビル32(固定型)とで構成している。
切欠き形成手段40は、図6(a1)、(a2)、(b1)、及び(b2)に示すように、連結部152に平面視Vの字形状の切欠き部111を形成可能な切欠き用カッター33(切削刃)を備え、該切欠き用カッター33は、連結部152の幅方向の両外側端部を幅方向の内側へ切断可能に連結部152に対して端子幅方向の両外側に配置している。
さらに、切欠き用カッター33は、図6(c)に示すように、連結部152に切欠き部111を形成可能な切欠き形成位置Paと、切欠き部111を形成しない状態において連結部152に対して退避する退避位置Pbとの間で枢動自在に形成している。
切欠き形成位置Paは、連結部152の幅方向の外側から連結部152の幅方向長さに対して所定量だけ切欠いた箇所に切欠き用カッター33の刃先が到達する位置を示す。一方、退避位置Pbは、少なくとも連結部152を幅方向において切り込まないように連結部152に対して幅方向の外側位置に退避するとともに、送り方向下流側Lcdに移動する端子連結帯100と干渉しないように、該端子連結帯100のキャリア面よりも下方に位置するように退避する位置を示す。
また、キャリアカット手段50は、端子金具110の外側における電線配置空間500に干渉しない非干渉位置510に配置している。
ここで、電線配置空間500は、圧着部130に導体先端部201aを装着可能な状態に被覆電線200の配置を許容する空間であり、詳しくは、キャリア150に対して、キャリア厚み方向Zcにおける、圧着部130に導体先端部201aを装着する側の空間であるとともに、圧着部130よりも端子長手方向Ltにおけるキャリア150側の空間である。
換言すると、キャリアカット手段50は、図1、及び図2(a)、(b)に示すように、キャリア150に対して下側の空間であって、端子長手方向Ltにおいて、後述する電線圧着刃型(70)よりもキャリア150側の空間に配置している。
さらに、キャリアカット手段50には、キャリア150を切断するキャリアカッター51を備えている。
キャリアカッター51は、連結部152の幅方向の両外側に、該連結部152を幅方向の外側から切断可能に刃先を連結部152に向けて配置している。
具体的には、端子長手方向Ltにおいては、連結部152において切欠き部111を形成した箇所と一致する位置にキャリアカッター51の刃先が対向するように配置している。一方、厚み方向Zcにおいては、キャリアカット手段50は、キャリア本体151の上面から突出しない高さで配置している。
なお、本実施形態においては、キャリアカット手段50におけるキャリアカッター51の上端部がキャリア150の上面と略面一になるように配置している。
電線挿入手段60は、図1、及び図2(a)、(b)に示すように、被覆電線200を保持する電線装着部61(チャック)を備え、該電線装着部61に、被覆電線200の長手方向における電線先端部200aよりも後方側部分を装着した状態で、例えば、モータ、エアシリンダ、或いは、油圧など適宜のアクチュエータを駆動させながらメイン加工位置Pmに供給された端子金具110における圧着部130の内部に電線先端部200aを挿入して配置する手段である。
電線圧着手段70は、図1、及び図2(b)に示すように、圧着部130における電線圧着部131に相当する箇所において、電線圧着部131をプレス可能な電線圧着刃型(70)で構成し、電線圧着刃型(70)は、電線圧着部131に対して上方に配置したクリンパ71(可動型)と電線圧着部131に対して下方に配置したアンビル72(固定型)とで構成している。
端子保持手段80は、図1、図2、図7、及び図8に示すように、メイン加工位置Pmに配置するとともに、図5、図6に示すように、メイン加工準備位置Psごとに配置している。
換言すると、端子保持手段80は、図4に示すように、メイン加工位置Pm、及びメイン加工準備位置Ps(Ps2〜Ps4)に適宜、備え、メイン加工位置Pmにおいては、後述するキャリアカット工程S5、電線挿入工程S6、及び電線圧着工程S7を行う間に、キャリア150に対して端子金具110の位置、姿勢が変動しないように端子金具110のボックス部120を保持する。
さらに、端子保持手段80は、メイン加工準備位置Psにおいては、後述する溶接工程S2、封止部形成工程S3、及び切欠き形成工程S4を行う間に、キャリア150に対して端子金具110の位置、姿勢が変動しないように端子金具110のボックス部120を保持する。
なお、端子保持手段80は、端子金具110を着脱自在に保持する構成で構成するとともに、端子金具110を保持していない状態においては、キャリア150の送り方向に沿って移動する端子金具110と干渉しない退避位置Pbに退避するように構成している。
続いて、端子連結帯100を用いて上述した圧着端子付き電線300を製造する製造方法について図1乃至図8を用いて説明する。
圧着端子付き電線300は、図4に示すように、端子連結帯100に対して曲げ加工工程S1と、溶接工程S2と、封止部形成工程S3と、切欠き形成工程S4、キャリアカット工程S5、電線挿入工程S6、電線圧着工程S7とをこの順で行い製造する。
曲げ加工工程S1は、図4に示すような端子連結帯100における、平面状の端子金具110を図示しない曲げ加工手段を用いて折り曲げて端子金具110を立体形状に曲げ加工する。
詳しくは、曲げ加工工程S1において、端子金具110を、中空四角柱体のボックス部120と後方視略丸型の圧着部130とからなる立体的な端子形状に曲げ加工する。
溶接工程S2は、被覆電線200における電線先端部200aを圧着接続する圧着部130に相当する、端子金具110における圧着部130を、該端子金具110の軸回りに曲げて対向する対向端部同士をファイバーレーザーLにより溶接した円筒状に構成する工程である。
詳しくは、図5(a1),(a2)に示すように、端子金具110の圧着部30に相当する箇所は、対向端部同士を突き合わせた状態で、ファイバーレーザー溶接装置Fwを例えば、圧着部130の先端部(ボックス部120側)から基端部(キャリア150側)へ端子長手方向Ltに沿ってスライドさせながら一対の対向端部同士を溶接することで溶接部39を形成する。
封止部形成工程S3では、図5(b1),(b2)に示すように、圧着部130の電線圧着部131よりも先端側が封止されるまで該圧着部130の先端側を、封止部形成刃型(30)としてのクリンパ31とアンビル32で圧縮させる工程である。
なお、封止部形成工程S3の後に、ファイバーレーザー溶接装置Fwを封止部132の端子幅方向Wtに沿ってスライドさせながら溶接し、封止部132の封止特性を向上させてもよい。
切欠き形成工程S4では、図6に示すように、端子金具110を連結する連結部152に切欠き部111を形成する工程である。
具体的には、図6(c)に示すように、切欠き形成手段40の切欠き用カッタ33を退避位置Pbから切欠き形成位置Paにまで枢動させることで、図6(a1),(a2),(b1)に示すように、切欠き用カッタ33によって連結部152の幅方向の両側部分を幅方向の内側へ所定量だけ切削することができる。これにより、連結部152の幅方向の両側部分に平面視Vの字形状の切欠き部111を形成することができる。
続いて、メイン加工位置Pmに移動した端子金具110に対してキャリアカット工程S5、電線挿入工程S6、電線圧着工程S7をこの順で行う。
キャリアカット工程S5では、図7に示すように、端子金具110のボックス部120を端子保持手段80で保持した状態で連結部152を、キャリアカット手段50で切断することにより端子金具110をキャリア150から分断する。
具体的には、図7(c)に示すように、キャリアカッター51を連結部152の幅方向の両外側に配置した状態から図7(a1),(a2)に示すように、幅方向の内側へスライドさせて図7(b1),(b2),(b3)に示すように、連結部152を切断する。
電線挿入工程S6では、電線装着部61に被覆電線200を装着した状態で、図8(b)に示すように、電線挿入手段60で圧着部130における電線圧着部131の内部に電線先端部200aを挿入する。これにより、被覆圧着部131aの内部に電線先端部200aの被覆先端部202aが挿入されるとともに、導体圧着部131bの内部に電線先端部200aの導体先端部201aが挿入される。
電線圧着工程S7では、図8(b)に示すように、圧着部130における電線圧着部131に電線先端部200aを挿入した状態で、電線圧着手段70(圧着刃型)としてのクリンパ71やアンビル72により電線圧着部131をプレスすることにより、電線先端部200aに対して電線圧着部131を圧着接続することができる。
上述した製造方法により圧着端子付き電線300を製造することができ、上述した電線圧着装置1、並びに、圧着端子付き電線300の製造方法が奏する作用効果について説明する。
上述した構成によれば、電線圧着工程S7において、圧着部130と導体先端部201aとをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、キャリアカット工程S5において、端子金具110と、該端子金具110に連結する、キャリア150における連結部152とを良好な切断状態で、且つスムーズに切断することができる。
詳しくは、上述した構成によれば、電線配置空間500に干渉しない非干渉位置510を、連結部152の幅方向に対して外側であって、キャリア150上面よりも上方に突き出さない位置に設定するとともに、キャリアカッター51を、前記非干渉位置510に配置している。
このため、切断工程において、連結部152を切断している最中の状態、或いは、切断工程の後に待機している状態のいずれの状態においても、キャリアカッター51を含めたキャリアカット手段50を、電線配置空間500に存在しない状態とすることができる。
よって、断面中空形状の圧着部130の内部に、電線先端部200aを該圧着部130の基端側からスムーズに挿入することができるとともに、電線先端部200aを挿入した状態において、圧着部130からキャリア150側へと電線配置空間500に配置される被覆電線200と、キャリアカッター51を含めてキャリアカット手段50とが干渉することがない(図8(a),(b)参照)。
これにより、圧着部130の内部に電線先端部200aを配置した状態において、電線配置空間500に配置される被覆電線200とキャリアカット手段50との干渉によって、該被覆電線200の配置経路が、不測に変動することを強いられることがなく、導体先端部201aが圧着部130の内部において例えば、捩じれたり、偏ったりすることがないため、導体先端部201aを圧着部130の内部における適切な位置に安定した状態で配置することができる。
よって、電線圧着工程S7において、圧着部130と電線先端部200aとをしっかりと、且つスムーズに圧着接続することができるとともに、キャリアカット工程S5において、連結部152を良好な切断状態で、且つスムーズに切断することができる。
従って、圧着部130と電線先端部200aとを強固に圧着接続することができるため、導通性、及び止水性に優れた圧着端子付き電線300を製造することができる。
さらにまた、上述したように、キャリアカット工程S5において、端子金具110の基端側の連結部152をスムーズに切断することができるとともに、電線挿入工程S6において、電線先端部200aを圧着部130の内部において、適切な位置に安定した状態で配置することができることから、圧着工程S7において、圧着部130と電線先端部200aとをスムーズに圧着接続することができる。
従って、止水性、及び導通性に優れた高品質な圧着端子付き電線300を、効率よく大量生産することができる。
また、キャリアカッター51を上述した非干渉位置510に配置したため、キャリアカッター51は、被覆電線200に対する干渉を回避しつつ、連結部152の幅方向の両外側において、キャリアカッター51の刃先が連結部152の幅方向の外側端部に対向するように、キャリアカッター51を連結部152に対して適切な姿勢で配置することができる。
これにより、端子金具110の基端側の切断部分にバリなどが生じることなく、連結部152を良好な切断状態で、且つスムーズに切断することができる。
すなわち、端子金具110における、キャリア150との切断部分にバリなどが残留することがないため、被覆電線200における、絶縁被覆202がバリなどに不測に接触することよって損傷し、剥離するなどして、該剥離部分から絶縁被覆202の内部に水分が浸入するという事態を防ぐことができる。
また、キャリア150と端子金具110との従来の切断装置(キャリアカッター装置)は、図示しないが圧着部130を電線先端部200aに圧着する際に、圧着部130を電線圧着手段70としての圧着刃型70でプレスするプレス力を利用して連結部152をせん断力により切断するものが多かった。
このような従来の切断装置は、圧着部130をプレスするプレス力を連結部152をせん断するせん断力として利用するため、圧着部130をプレスして連結部152をせん断する際に、被覆電線200にも多少なりとも負荷が加わる場合がある点で難点があった。
これに対して、本実施形態のキャリアカット手段50は、キャリアカッター51を連結部152の切断ラインに沿って該キャリアカッター51の刃により切削しながら切断する構成である。
このため、電線圧着工程S7の際に、圧着部130に電線先端部200aを配置した状態で、圧着部130を圧着刃型でプレスするプレス力を利用して連結部152をせん断力により切断する従来の構成とは異なり、圧着部130をプレスすることによって連結部152をせん断する際に、被覆電線200にも負荷が加わることがない。
すなわち、本実施形態の構成によれば、被覆電線200に負荷をかけることなく連結部152を確実に切断することができる。
また、本実施形態の圧着端子付き電線300の製造方法は、上述したように、電線先端部200aを該圧着部130の内部に基端側から挿入可能であるとともに、該電線先端部200aを囲繞可能な中空形状に形成した圧着部130を備えた端子金具110を製造している。
このような中空形状に形成した圧着部130を備えたいわゆるクローズドバレル型の端子金具110であっても、電線先端部200aを圧着部130の内部に適切に配置することができる。
詳しくは、上述した構成によれば、キャリアカット手段50を、非干渉位置510に配置したため(図1、及び図2(b)参照)、電線挿入工程S6において、電線先端部200aを電線配置空間500に通過させながら圧着部130の基端側から該圧着部130の内部に挿入する際に、電線配置空間500に配置した被覆電線200がキャリアカット手段50に干渉することがない(図8(a),(b)参照)。
従って、上述した構成によれば、電線先端部200aを中空形状に形成した圧着部130の内部に確実、且つスムーズに挿入することができ、いわゆるクローズドバレル型の端子金具110であっても、電線先端部200aを圧着部130の内部に適切に配置することができる。
また、上述した構成によれば、キャリアカット手段50における少なくともキャリアカッター51を、キャリア長手方向Lcに沿って複数配置したそれぞれの端子金具110の端子幅方向Wtの外側に有する端子間空間のうち、少なくとも1つの端子間空間に配置することにより、電線配置空間500に配置された被覆電線200がキャリアカッター51に干渉することがないため、圧着部130に電線先端部200aを適切に配置することができる。
しかも、本実施形態の製造装置1は、メイン加工位置Pmに配置した、キャリアカット手段50と圧着刃型70とによって端子金具110を加工する構成であるが、キャリアカット手段50については端子間空間に相当する非干渉位置510に配置しているため、圧着部130と電線先端部200aとを圧着する際に、圧着刃型70がプレス動作しても、圧着刃型70とキャリアカット手段50とが干渉することなく、圧着部130と電線先端部200aとを適切に圧着することができるとともに、端子金具110をキャリア150に対して適切に切断することができる。
また、上述した構成によれば、キャリアカット工程S5の前の切欠き形成工程S4において、切欠き形成手段40によって、切欠き部111を連結部152に予め形成しておくことで、キャリアカッター51により連結部152を切断する際に、該キャリアカッター51は、切欠き部111に入り込んで、切欠き部111の奥に達した状態から連結部152の切断が開始するため、連結部152に切欠き部111を形成していない場合と比較してキャリアカッター51による連結部152の切断距離を短くすることができる。
従って、キャリアカット手段50によって、連結部152をスムーズに切断することができるとともに、キャリア150における、端子金具110との連結部152を、バリ等のない良好な切断状態で切断することができる。
この発明の電線接続構造体は、実施形態の圧着端子付き電線300に対応し、以下、同様に、
キャリア分離手段は、キャリアカット手段50に対応し、
分離補助部は、切欠き部111に対応し、
分離補助部形成工程は、切欠き形成工程S4に対応し、
キャリア分離工程は、キャリアカット工程S5に対応し、
端子軸方向は、端子長手方向Ltに対応し、
キャリアの幅方向は、キャリア幅方Wc向に対応し、
キャリアの厚み方向は、キャリア厚み方向Zcに対応するもこの発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、切欠き形成工程S4において、切欠き形成手段40の切欠き用カッタ33(切削刃)を用いて連結部152に形成した切欠き部111は、上述した形状、深さ、位置に形成するに限らず、様々な実施形態で形成することができる。
具体的には、切欠き部111P1は、図6(a1)に示したように、平面視Vの字形状で形成するに限らず、図9(a)に示すように、平面視孤状に形成してもよい。
この構成によれば、切欠き部111P1を広い溝幅で形成できるため、切欠き形成工程S4の後で行うキャリアカット工程S5において、キャリアカッター51を切欠き部111P1に進入し易くなり、連結部152の切断をよりスムーズに行うことができる。
さらに、切欠き部111P2は、図9(b)に示すように、連結部152の幅方向の各側において、切断ラインに対して、対称形状となるような平面視三角形状でそれぞれ形成してもよい。
さらにまた、切欠き部111P3は、連結部152を幅方向の外側から切欠いたものに限定せず、図9(c1)、(c2)に示すように、厚み方向に切欠いたいわゆるノッチ(刻み部)として形成してもよい。
図9(c1)、(c2)に示す切欠き部111P3は、連結部152の厚み方向の上側部分を例えば、肉厚の3分の1程度の切り込み深さで幅方向全体に沿って切欠いた形状であり、この連結部152の長手方向における切欠き部111P3を形成した箇所を他の肉厚と比較して薄肉とすることができる。
このような厚み方向の切欠き部111は、連結部152の厚み方向の上側部分に形成するに限らず、図9(d)に示すように、連結部152の厚み方向の上側部分と下側部分との双方に形成した切欠き部111P4であってもよく、図9(e)に示すように、連結部152の厚み方向の下側部分に形成した切欠き部111P5であってもよい。
また、図9(f1)、(f2)に示す切欠き部111P6は、厚み方向に貫通する貫通孔111Hを幅方向に沿って所定間隔ごとに複数形成し、全体としていわゆるミシン目のように形成してもよい。
上述したように、切欠き形成工程S4において、切欠き部111は、様々な形状、深さ、位置に形成することができる。
また、切欠き部111は、切欠き形成工程S4によって、キャリア150と端子金具110とを分離することを補助可能に形成したが、切欠き形成工程S4において、カッター33による切削で形成するに限らず、レーザーや電気等を用いて溶解して形成してもよい。或いは、板状の基材を打ち抜く打ち抜き工程において、予め、連結部152に切欠き部111が形成された形状に打ち抜いて形成してもよい。
また、端子連結帯100をキャリア150と端子金具110とに分離する手段としては、キャリアカッター5151を備えたキャリアカット手段50で構成し、キャリアカット工程S5においてキャリアカッター51を用いて行った連結部152を切断するに限らず、他の分離手段で構成してもよい。
例えば、図10(a)、(b)に示すように、ファイバーレーザーL照射装置50P1からファイバーレーザーLを連結部152における切断箇所に照射して該切断箇所を切断することができる。
ここで、ファイバーレーザー溶接は他のレーザ溶接と比べ、焦点を極小なスポットに合わせることができ、高出力なレーザ溶接を実現することができるとともに、連続照射可能である。
したがって、連結部152の切断をファイバーレーザーLにより行うことで、スムーズ、且つ、良好な切断状態で切断することができる。
また、圧着端子110Aの圧着部130と、電線先端部200aとの圧着接続は、キャリア150に対して端子金具110を分断した工程の後に行うに限らず、キャリア150と一体に連結された端子金具110に対して電線先端部200aを圧着接続してもよい。その際、キャリアカット工程S5は、電線圧着工程S7と同時に行ってもよく、また、電線圧着工程S7の後に行ってもよい。
特に、キャリアカット工程S5と電線圧着工程S7とを同時に行うことにより、キャリアカット工程S5と電線圧着工程S7とを別々に行う場合と比較して端子金具110を圧着端子110Aとして加工する加工時間の短縮を図ることができる。
また、上述した圧着端子付き電線300の製造方法では、曲げ加工工程S1、溶接工程S2、封止部形成工程S3、切欠き形成工程S4、キャリアカット工程S5、電線挿入工程S6、及び電線圧着工程S7の全ての工程を連続して行ったが、その製造方法に限定せず、上述した各工程のうち少なくとも1つの工程を別工程で独立に行ってもよい。
なお、本実施形態では、上述したように、ボックス部120と圧着部130で構成する雌型圧着端子110Aで構成したが、圧着部130を有する圧着端子110Aであれば、上述の雌型圧着端子110Aにおけるボックス部120に挿入接続する図示しない挿入タブと圧着部130とで構成する雄型圧着端子であってもよく、或いは、圧着部130のみで構成し、複数本の被覆電線200の導体201を束ねて接続するための圧着端子であってもよい。
1…電線圧着装置
50…キャリアカット手段
70…電線圧着手段
100…端子連結帯
110…端子金具
110A…圧着端子
111…切欠き部
130…圧着部
150…キャリア
151…キャリア本体
152…連結部
200…被覆電線
201…導体
201a…導体先端部
202…絶縁被覆
300…圧着端子付き電線
500…電線配置空間
510…非干渉位置
S4…切欠き形成工程
S5…キャリアカット工程
S6…電線挿入工程
S7…電線圧着工程
Wc…キャリア幅方向
Zc…キャリア厚み方向

Claims (8)

  1. 帯状に形成されたキャリアと、該キャリアの幅方向の少なくとも一端側から突出する複数の端子金具とで構成した端子連結帯における前記端子金具に備えるとともに、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線を圧着する圧着部と、
    前記被覆電線における、先端側の前記絶縁被覆を剥がして前記導体を露出させた導体先端部と、を圧着接続する電線圧着手段を備えた電線圧着装置であって、
    前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離するキャリア分離手段を備え、
    前記キャリアに対して、該キャリアの厚み方向における、前記圧着部に前記導体先端部を装着する側の空間であるとともに、
    前記圧着部よりも端子軸方向における前記キャリア側の空間を、
    前記圧着部に前記導体先端部を装着可能な状態に前記被覆電線の配置を許容する電線配置空間に設定し、
    前記キャリア分離手段を、
    前記端子金具の外側における前記電線配置空間に干渉しない非干渉位置に配置した
    電線圧着装置。
  2. 少なくとも前記導体先端部を基端側から挿入可能であるとともに、該導体先端部を囲繞可能な中空形状に形成した前記圧着部と、前記導体先端部とを圧着接続する
    請求項1に記載の電線圧着装置。
  3. 前記キャリア分離手段を、
    前記キャリア長手方向に沿って複数配置したそれぞれの端子金具の端子幅方向の外側に有する端子間空間のうち、少なくとも1つの前記端子間空間に配置した
    請求項1、又は2に記載の電線圧着装置。
  4. 前記キャリアを、
    帯状に形成されたキャリア本体と、該キャリア本体、及び前記端子金具を連結する連結部とで形成し、
    前記キャリア分離手段による前記キャリアと前記端子金具との分離を補助する分離補助部を前記連結部に形成する分離補助部形成手段を備えた
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の電線圧着装置。
  5. 帯状に形成されたキャリアと該キャリアの幅方向の少なくとも一端側から突出する複数の端子金具とで形成する端子連結帯における前記端子金具に備えるとともに、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線を圧着する圧着部と、前記被覆電線における、先端側の前記絶縁被覆を剥がして前記導体を露出させた導体先端部とを圧着接続する電線圧着工程を行う電線接続構造体の製造方法であって、
    前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離するキャリア分離手段を備えた電線圧着装置を用いるとともに、
    前記キャリアに対して、該キャリアの厚み方向における、前記圧着部に前記導体先端部を装着する側の空間であるとともに、
    前記圧着部よりも端子軸方向における前記キャリア側の空間を、
    前記圧着部に前記導体先端部を装着可能な状態に前記被覆電線の配置を許容する電線配置空間に設定し、
    前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離するキャリア分離工程と、
    前記電線配置空間に前記被覆電線を配置した状態で前記圧着部に前記導体先端部を配置する電線配置工程とを行い、
    前記キャリア分離工程において、
    前記端子金具の外側における前記電線配置空間に干渉しない非干渉位置に配置した前記キャリア分離手段によって、前記端子連結帯を前記キャリアと前記端子金具とに分離する
    電線接続構造体の製造方法。
  6. 少なくとも前記導体先端部を該圧着部の基端側から挿入可能であるとともに、該導体先端部を囲繞可能な中空形状に形成した前記圧着部を備えた端子金具を用い、
    前記電線配置工程を、少なくとも前記導体先端部を前記電線配置空間に通過させながら前記圧着部の基端側から該圧着部に挿入する電線挿入工程として行う
    請求項5に記載の電線接続構造体の製造方法。
  7. 前記キャリア分離工程と前記電線圧着工程とを同時に行う
    請求項5、又は6に記載の電線接続構造体の製造方法。
  8. 前記キャリア分離工程の前に、前記キャリアと前記端子金具との前記キャリア分離手段による分離を補助する分離補助部を形成する分離補助部形成工程を行う
    請求項5から7のうちいずれか一項に記載の電線接続構造体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017054812A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンクTE Connectivity Germany GmbH 接続タブの幾何学的形状が改良された金属板部品
JP2019192658A (ja) * 2019-08-09 2019-10-31 住友電装株式会社 端子保持具および端子圧着装置

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