JP2016046082A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池に供給する水素ガスの圧力の、目標圧力への追従性を向上させることができる燃料供給装置を提供すること。
【解決手段】水素供給管67を開閉して燃料電池5への水素ガスの供給及び遮断を制御する燃料供給弁64と、燃料供給弁64の供給方向下流の圧力を検出する第2圧力センサ66と、第2圧力センサ66の検出した圧力P1が目標圧力となっていない場合、燃料供給弁64を開閉させるとともに、第2圧力センサ66によって検出された圧力に基づいて燃料供給弁64を開いた時の燃料供給弁64の供給方向下流の圧力が予め設定された圧力を超えないように燃料供給弁64を開く時間を制御して燃料供給弁64の供給方向下流の圧力を目標圧力まで上昇させるECU7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料供給装置に関し、特に、水素ガスのような燃料ガスを供給する燃料供給装置に関する。
水素ガスを燃料とした燃料電池を搭載した車両では、燃料の水素ガスは、車両に固定された容器に最大70[MPa]の高圧状態で貯蔵される。貯蔵容器と燃料電池の負極の間は、水素ガスを燃料電池に供給するための水素供給管により接続される。水素供給管には、水素供給管を全開または全閉して燃料電池への水素ガスの供給及び遮断を制御する電磁弁や、電磁弁の水素ガスの供給方向の上流側の圧力を調整する一次レギュレータや、電磁弁の供給方向下流側の圧力を調整する二次レギュレータなどが設けられている。水素ガスは、電磁弁が開かれると、一次レギュレータ及び二次レギュレータにより圧力が燃料電池に供給すべき目標圧力に調整され燃料電池に供給される。
ここで、正極が大気開放されている空冷式の燃料電池の場合、電磁弁が閉じられた燃料電池の停止後に水素ガスは負極から正極へ流れて大気中に放出される。これにより、二次レギュレータの供給方向下流の水素ガスも放出され、二次レギュレータの供給方向下流の水素供給管内は大気圧となる。このため、燃料電池の再稼働時に電磁弁が開かれると、電磁弁の供給方向上流と二次レギュレータの供給方向下流との圧力差により瞬間的に大きな圧力すなわちオーバーシュート圧力が二次レギュレータ供給方向下流の燃料電池へかかる。過大なオーバーシュート圧力が燃料電池へかかると、燃料電池の異常を検出するための圧力センサが異常圧力を検出したり、燃料電池の性能が劣化したり、燃料電池の破損の原因になったりするおそれがある。
また、水冷式の燃料電池の場合にも、燃料電池の停止後、水素ガスは大気中に放出されないものの、負極から正極に流れるため、空冷式の燃料電池と同様に電磁弁の供給方向上流と二次レギュレータの供給方向下流に圧力差が生じ、過大なオーバーシュート圧力が発生するおそれがある。
特許文献1には、所定の周期で所定の時間だけ水素供給管を開くことで供給方向下流側の圧力を調整することが可能なインジェクタを設け、このインジェクタの供給方向下流側の検出圧力と燃料電池に供給する水素ガスの目標圧力との偏差に基づいて、水素供給管を開く周期を短く設定してオーバーシュート圧力を抑制することが提案されている。
特開2011−138790号公報
しかしながら、このような特許文献1に記載の燃料供給装置にあっては、一定の周期で一定の時間だけしか水素供給管を開いていないため、燃料電池に供給する水素ガスの圧力を目標圧力に上昇させるのに時間がかかり、目標圧力への追従性が悪かった。
そこで、本発明は、燃料電池に供給する水素ガスの圧力の、目標圧力への追従性を向上させることができる燃料供給装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決する燃料供給装置の発明の一態様は、燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、燃料タンクから供給される燃料ガスによって発電し電力を供給する燃料電池と、燃料タンクと燃料電池を接続する燃料供給管と、燃料供給管を開閉することで燃料電池に燃料ガスを供給させる燃料供給弁と、燃料供給弁を制御して燃料電池への燃料の供給を制御する制御部と、を備える燃料供給装置であって、燃料供給管の燃料供給弁の供給方向下流の圧力を検出する圧力検出部を備え、制御部は、燃料供給弁を開閉させるとともに、圧力検出部によって検出された圧力に基づいて、燃料供給弁を開いた時の燃料供給弁の供給方向下流の圧力が予め設定された圧力を超えないように燃料供給弁を開く時間を制御して、燃料供給弁の供給方向下流の圧力を目標圧力まで上昇させるものである。
このように本発明の一態様によれば、燃料電池に供給する水素ガスの圧力の、目標圧力への追従性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を示す図であり、その概念ブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を示す図であり、その制御系の構成を示す概念ブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を示す図であり、その燃料供給時間とオーバーシュート圧の関係を示すグラフである。 図4は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を示す図であり、その燃料供給時間を求めるマップである。 図5は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を示す図であり、そのオーバーシュート抑制制御処理を示すフローチャートである。 図6は、燃料供給装置のオーバーシュート抑制制御による二次レギュレータの供給方向下流の圧力の変化を示すタイムチャートである。 図7は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を示す図であり、そのオーバーシュート抑制制御による二次レギュレータの供給方向下流の圧力の変化を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を搭載した車両1は、走行用モータ2と、モータコントローラ3と、電力変換装置4と、燃料電池5と、燃料供給系6と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)7と、を含んで構成される。
走行用モータ2は、例えば、複数の永久磁石が埋め込まれたロータと、ステータコイルが巻きつけられたステータと、を備えた同期型モータで構成される。走行用モータ2は、ステータコイルに三相交流電力が印加されることでステータに回転磁界が形成され、この回転磁界によりロータが回転して動力を生成する。走行用モータ2の生成する動力は、不図示のトランスミッションにより変速され不図示の駆動輪に伝達され車両1を走行させる。また、走行用モータ2は、車両1の減速時に、駆動輪側から走行用モータ2側に動力が伝達されると、発電機として機能して回生電力を発生する。回生された電力は、電力変換装置4とモータコントローラ3との間に接続された、不図示のバッテリに蓄電される。走行用モータ2は、モータコントローラ3に接続されている。
モータコントローラ3は、三相交流電力を走行用モータ2に供給して走行用モータ2の出力トルクを制御する。モータコントローラ3は、ECU7の出力するトルク指令信号に従って走行用モータ2に供給する三相交流電力の電流量を制御して走行用モータ2の出力トルクがトルク指令信号の指令トルクになるようにする。
電力変換装置4は、燃料電池5の発電した電力を走行用モータ2に適合するように変換するものである。
燃料電池5は、燃料供給系6から供給される水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化剤ガスとを電解質を介して電気化学的に反応させ、電解質両面に設けた電極間から電気エネルギーを直接取り出すものである。
燃料供給系6は、燃料タンクとしての水素タンク61と、一次レギュレータ62と、第1圧力センサ63と、燃料供給弁64と、二次レギュレータ65と、第2圧力センサ66と、水素供給管67と、を含んで構成される。
水素供給管67の一方端には水素タンク61が接続されており、水素供給管67の他方端には燃料電池5の負極側が接続されている。水素タンク61は、燃料ガスである水素ガスを高圧の状態に圧縮して貯蔵するものである。水素タンク61と水素供給管67との間には、主止弁61aが設けられている。主止弁61aは、ECU7によって開閉が制御される常閉型の電磁弁により構成される。この主止弁61aが閉弁状態である場合、水素タンク61内は密閉状態となる。
水素供給管67の水素ガスが供給される方向である供給方向の主止弁61aよりも下流側には、一次レギュレータ62、第1圧力センサ63、燃料供給弁64、二次レギュレータ65、第2圧力センサ66、が順に設けられている。
一次レギュレータ62は、水素タンク61から供給される水素ガスの圧力を、例えば、1.0[MPa]未満に減圧させる。第1圧力センサ63は、一次レギュレータ62の供給方向下流の圧力を検出する。燃料供給弁64は、ECU7によって開閉が制御される常閉型の電磁弁により構成される。主止弁61a及び燃料供給弁64が開弁状態である場合には、水素タンク61内の水素ガスが水素供給管67を介して燃料電池5に供給される。一方、燃料供給弁64が閉弁状態になった場合には、燃料電池5に水素ガスが供給されなくなる。
二次レギュレータ65は、一次レギュレータ62により減圧された水素ガスを更に減圧させて、水素ガスの圧力を燃料電池5に供給するべき圧力である目標圧力にする。第2圧力センサ66は、燃料電池5へ供給される水素ガスの圧力を検出する。すなわち、第2圧力センサ66は、本発明の圧力検出部を構成する。ここで、目標圧力は、燃料電池5に供給すべき水素ガスの圧力であり、予め実験等により求められ、ECU7のROMに記憶されている。
ECU7は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ECU7のROMには、各種制御定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU7として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、ECU7において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU7として機能する。
ECU7の入力ポートには、前述の第1圧力センサ63と、第2圧力センサ66とを含む各種センサ類が接続されている。一方、ECU7の出力ポートには、主止弁61aと、燃料供給弁64とを含む各種制御対象類が接続されている。
ECU7は、燃料供給弁64の開閉を制御して燃料電池5に水素ガスを供給させて燃料電池5に発電させる。ECU7は、燃料電池5が発電した電力を電力変換装置4により走行用モータ2に適合するように変換させ、モータコントローラ3を制御して走行用モータ2を駆動させ、車両1を走行させるようになっている。
さらにECU7は、図2に示すように、圧力変化率算出部71を備えている。圧力変化率算出部71は、予め設定された所定の時間間隔で第2圧力センサ66の検出する圧力P1を参照し、所定の時間間隔での圧力P1の変化率、すなわち、今回の検出圧力P1nと1つ前の検出圧力P1n-1との差の、1つ前の検出圧力P1n-1に対する割合を算出する。
ECU7は、第2圧力センサ66の検出した圧力P1が目標圧力となっていない場合、燃料電池5に供給する水素ガスの圧力を目標圧力にするように、燃料供給弁64の開弁時間を制御して水素ガスを供給するようになっている。
燃料電池5を再起動する際など、二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力は燃料供給弁64の供給方向上流の圧力より低い圧力となっている。このような状態で、燃料供給弁を開くと、二次レギュレータ65の供給方向下流に瞬間的に大きな圧力、すなわちオーバーシュート圧力がかかる。
図3に示すように、第2圧力センサ66の検出する圧力P1が低いほど、また、燃料供給弁64を開いている時間である燃料供給時間が長いほど、オーバーシュート圧力が高くなる。ECU7は、オーバーシュート圧力が目標圧力となるように燃料供給時間を制御する。
このため、ECU7は、図4に示すような、目標圧力と第2圧力センサ66の検出する圧力P1とからオーバーシュート圧力が目標圧力となるような燃料供給時間が決まるマップをROMに記憶している。
ECU7は、第2圧力センサ66の検出した圧力P1が目標圧力となっていない場合、図4に示すようなマップにより、目標圧力と第2圧力センサ66の検出した圧力P1から燃料供給時間を求め、この燃料供給時間に従って燃料供給弁64を開いて水素ガスを供給させる。ECU7は、第2圧力センサ66の検出した圧力P1が目標圧力となるまで、図4に示すようなマップによる燃料供給時間だけ燃料供給弁64を開く燃料供給を繰り返す。
ECU7は、燃料供給弁64を燃料供給時間だけ開いた後、圧力変化率算出部71が算出する変化率の絶対値が予め設定された閾値α以下となって燃料電池5に供給される水素ガスの圧力が安定したと判断した場合、第2圧力センサ66の検出した圧力P1が目標圧力となっているか否かを判定し、圧力P1が目標圧力になっていない場合、図4に示すようなマップによる燃料供給時間だけ燃料供給弁64を開く燃料供給を行う。ここで、閾値αは、二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力が安定したと判断される変化率の絶対値であり、予め実験等により求められ、ECU7のROMに記憶されている。
以上のように構成された本実施形態に係る燃料供給装置によるオーバーシュート抑制制御処理について、図5を参照して説明する。なお、以下に説明するオーバーシュート抑制制御処理は、燃料電池5の起動時に実行される。
まず、ECU7は、第2圧力センサ66により二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1を検出させる(ステップS11)。次いで、ECU7は、圧力P1が前述の目標圧力に等しいか否かを判定する(ステップS12)。圧力P1が目標圧力に等しいと判定した場合、ECU7は処理を終了する。ここで、「等しい」とは、同一の値だけでなく、同一の値から予め設定された値までの値が含まれてもよい。
一方、圧力P1が目標圧力に等しくないと判定した場合、ECU7は、圧力P1と目標圧力から、図4に示すようなマップにより燃料供給時間を求め(ステップS13)、求めた燃料供給時間だけ燃料供給弁64を開いて燃料供給を行う(ステップS14)。
そして、ECU7は、圧力変化率算出部71の算出する圧力変化率を参照し(ステップS15)、圧力変化率の絶対値が前述の閾値α以下であるか否かを判定する(ステップS16)。圧力変化率の絶対値が閾値α以下でないと判定した場合、ECU7は、ステップS15に戻って処理を繰り返す。
一方、圧力変化率の絶対値が閾値α以下であると判定した場合、ECU7は、ステップS11に戻って処理を繰り返す。
以上のように説明した本実施形態の燃料供給装置の作用について、図6、図7を参照して説明する。
図6に示すように、従来のオーバーシュート抑制制御処理では、第2圧力センサ66により検出された二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1と目標圧力とからマップより求めた燃料供給時間t1だけ燃料供給弁64を開いて燃料供給を実施する。このとき、燃料電池5に高圧の水素ガスが流入するため、二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1がオーバーシュート圧力である目標圧力まで一気に上昇してから、燃料供給開始前の圧力より高く、オーバーシュート圧力より低い圧力まで降下して圧力の変化が安定する。
第2圧力センサ66により検出される圧力P1の圧力変化率の絶対値が閾値α以下となると、再び燃料供給時間t1だけ燃料供給弁64を開いて燃料供給を実施する。このとき、燃料供給前の二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1は、前回の燃料供給時よりも高くなっているため、図3に示すように、同じ燃料供給時間t1では、オーバーシュート圧力は目標圧力よりも低下し、燃料供給後の圧力の変化が安定したときの圧力の上昇量も低くなる。
このような燃料供給時間t1の燃料供給を繰り返し、オーバーシュート圧力を抑制しながら、時間T1が経過した時点で第2圧力センサ66により検出される圧力P1が目標圧力と等しくなると、オーバーシュート抑制制御処理を終了する。
本実施形態のオーバーシュート抑制制御処理では、図7に示すように、まず、第2圧力センサ66により検出された二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1と目標圧力とからマップより求めた燃料供給時間t1だけ燃料供給弁64を開いて燃料供給を実施する。このとき、燃料電池5に高圧の水素ガスが流入するため、二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1がオーバーシュート圧力である目標圧力まで一気に上昇してから、燃料供給開始前の圧力より高く、オーバーシュート圧力より低い圧力まで降下して圧力の変化が安定する。
圧力変化率算出部71の算出する圧力変化率が閾値α以下となると、再び二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1を検出し、圧力P1と目標圧力とからマップより燃料供給時間t2を求め、燃料供給時間t2だけ燃料供給弁64を開いて燃料供給を実施する。このとき、二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1のオーバーシュート圧力が再び目標圧力まで一気に上昇してから、燃料供給開始前の圧力より高く、オーバーシュート圧力より低い圧力まで降下して圧力の変化が安定する。このため、圧力の変化が安定したときの圧力が従来のオーバーシュート抑制制御処理での圧力より高くなる、
同様に、燃料供給時間をt3、t4として燃料供給を実行する度にオーバーシュート圧力が目標圧力まで上昇し、二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1が上昇するため、図4のマップに基づいて、燃料供給時間はt1<t2<t3<t4と長くなりながら二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1は目標圧力に近づく。
そして、燃料供給時間t4の燃料供給が終了した時間T2が経過した時点で、圧力変化率算出部71の算出する圧力変化率が閾値α以下となり、かつ、第2圧力センサ66により検出される圧力P1が目標圧力と等しくなると、オーバーシュート抑制制御処理を終了する。
第2圧力センサ66により検出される圧力P1が上昇するに従い、燃料供給時間を長く設定することで、オーバーシュート圧力を目標圧力まで上昇させて、燃料供給を開始してから二次レギュレータ65の供給方向下流の圧力P1が目標圧力になるまでの時間T2をT1より短くすることができ、従来のオーバーシュート抑制制御処理よりも目標圧力への追従性を向上させることができる。
このように、上述の実施形態では、第2圧力センサ66の検出した圧力P1が目標圧力となっていない場合、燃料供給弁64を開閉させるとともに、第2圧力センサ66によって検出された圧力に基づいて燃料供給弁64を開いた時の燃料供給弁64の供給方向下流の圧力が予め設定された圧力を超えないように燃料供給弁64を開く時間を制御して燃料供給弁64の供給方向下流の圧力を目標圧力まで上昇させるECU7を備える。
これにより、燃料供給弁64を開いた時のオーバーシュート圧力が予め設定された圧力を超えないように燃料供給弁64を開く時間が制御され、燃料供給弁64を開く毎にオーバーシュート圧力を予め設定された圧力に抑えた燃料供給時間で燃料供給弁64の供給方向下流の圧力が上昇し、燃料供給弁64の供給方向下流の圧力を目標圧力まで早く上昇させることができ、目標圧力への追従性を向上させることができる。
また、燃料供給弁64を開いた時の燃料供給弁64の供給方向下流の圧力が目標圧力となるように燃料供給弁を開く時間を制御する。
これにより、燃料供給弁64を開く毎にオーバーシュート圧を目標圧力に抑えた燃料供給時間で燃料供給弁64の供給方向下流の圧力が上昇し、燃料供給弁64の供給方向下流の圧力を目標圧力まで早く上昇させることができ、目標圧力への追従性を向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
5 燃料電池
6 燃料供給系
7 ECU(制御部)
61 水素タンク
61a 主止弁
62 一次レギュレータ
63 第1圧力センサ
64 燃料供給弁
65 二次レギュレータ
66 第2圧力センサ(圧力検出部)
67 水素供給管
71 圧力変化率算出部

Claims (2)

  1. 燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、
    前記燃料タンクから供給される前記燃料ガスによって発電し電力を供給する燃料電池と、
    前記燃料タンクと前記燃料電池を接続する燃料供給管と、
    前記燃料供給管を開閉することで前記燃料電池に前記燃料ガスを供給させる燃料供給弁と、
    前記燃料供給弁を制御して前記燃料電池への燃料の供給を制御する制御部と、を備える燃料供給装置であって、
    前記燃料供給管の前記燃料供給弁の供給方向下流の圧力を検出する圧力検出部を備え、
    前記制御部は、前記燃料供給弁を開閉させるとともに、前記圧力検出部によって検出された圧力に基づいて、前記燃料供給弁を開いた時の前記燃料供給弁の供給方向下流の圧力が予め設定された圧力を超えないように前記燃料供給弁を開く時間を制御して、前記燃料供給弁の供給方向下流の圧力を目標圧力まで上昇させる燃料供給装置。
  2. 前記制御部は、前記燃料供給弁を開いた時の前記燃料供給弁の供給方向下流の圧力が前記目標圧力となるように前記燃料供給弁を開く時間を制御する燃料供給装置。
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