JP3982255B2 - 燃料電池の発電量制御 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムの制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、環境に優しいクリーンな電源として注目されている。また、近年では、燃料電池を効率的に運転するための種々の努力がなされている。例えば、特開200−208161号公報では、燃料電池スタックを構成する複数のセルのセル電圧の標準偏差を算出し、この標準偏差に基づいて燃料電池の電流を制御して、運転効率を向上させる方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
燃料電池スタックは多数のセルで構成されており、その中の1つでも発電不能になると、燃料電池全体が発電不能になる。しかし、上述した従来技術では、1つのセルのみが発電不能に近い状態になったときには、セル電圧の標準偏差にあまり大きな変化が無いので、燃料電池内で発生している不具合を検出できないという問題があった。
【0004】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池スタック内の任意の1つのセルの性能が低下したときにも、燃料電池スタックをこれに応じた適切な運転状態で運転させることのできる技術を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明による燃料電池システムは、複数のセルを有する燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックの各セルの電圧を測定するセル電圧測定部と、測定されたセル電圧の中の最低値である最低セル電圧に基づいて、前記燃料電池スタックで出力可能な電力量を算出するとともに、前記出力可能な電力量以下の電力量を前記燃料電池スタックに発生させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記最低セル電圧が所定の閾値よりも低く、かつ、前記最低セル電圧の降下率が所定値未満のときに、前記最低セル電圧と前記閾値との差分に応じて前記出力可能な電力量を徐々に低下させるとともに、前記最低セル電圧の降下率が前記所定値以上のときに、前記出力可能な電力量をゼロに設定することを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、最低セル電圧に基づいて燃料電池スタックで出力可能な電力量を算出するので、任意の1つのセルの性能が低下したときにも、燃料電池スタックをこれに応じた適切な運転状態で運転させることが可能である。また、最低セル電圧と閾値との差分に応じた低下量で出力可能な電力量を低下させるので、燃料電池システムの発電量をより適切に制御することが可能である。さらに、最低セル電圧が所定以上の降下率を示したときに、出力可能な電力量をゼロに設定するので、セルの不具合の進行を素早く停止させることが可能である。
【0015】
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システムおよびその制御方法、それらのシステムを備える移動体およびその制御方法、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
B.変形例:
【0017】
A.実施例:
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車の概略構成図である。この電気自動車(以下、単に「車両」と呼ぶ)の車輪駆動機構は、モータ20と、トルクコンバータ30と、変速機40とを有している。モータ20の回転軸13は、トルクコンバータ30に結合されている。トルクコンバータの出力軸14は、変速機40に結合されている。変速機40の出力軸15は、ディファレンシャルギヤ16を介して車輪18の車軸17に結合されている。
【0018】
モータ20は、ロータ22と、ステータ24とを備える三相の同期モータである。ロータ22の外周面には、複数個の永久磁石が設けられている。また、ステータ24には、回転磁界を形成するための三相コイルが巻回されている。モータ20は、ロータ22に備えられた永久磁石による磁界と、ステータ24の三相コイルによって形成される磁界との相互作用により回転駆動する。また、ロータ22が外力によって回転させられる場合には、これらの磁界の相互作用により三相コイルの両端に起電力を生じさせる。この場合には、モータ20は発電機として機能する。
【0019】
モータ20には、主電源としての燃料電池システム60と、補助電源としてのバッテリ(2次電池)50と、の2つの電源が備えられている。バッテリ50は燃料電池システム60が故障した場合や、車両の始動時等のように燃料電池システム60から十分な電力を出力することができない場合などに、不足する電力をモータ20に供給する。バッテリ50の電力は、さらに、車両の制御を行う制御ユニット70や、照明装置などの電力機器(図示せず)にも供給される。
【0020】
2つの電源50,60からの電力は、それぞれの駆動回路51,52と、切替スイッチ80とを介してモータ20に供給される。切替スイッチ80は、バッテリ50と、燃料電池システム60と、モータ20の3者間の接続状態を任意に切り替えることができる。ステータ24は、切替スイッチ80および第1の駆動回路51を介してバッテリ50に電気的に接続され、また、切替スイッチ80および第2の駆動回路52を介して燃料電池システム60に接続される。2つの駆動回路51,52は、それぞれトランジスタインバータで構成されており、モータ20の三相それぞれに対して、ソース側とシンク側の2つを一組としてトランジスタが複数備えられている。これらの駆動回路51,52は、制御ユニット70と電気的に接続されている。
【0021】
制御ユニット70は、シフトレバー72と、アクセルペダル74と、ブレーキペダル76とから与えられる運転者の指令に基づいて、車両のための各種の制御を実行する。制御ユニット70が駆動回路51,52の各トランジスタのオン・オフの時間をPWM制御すると、バッテリ50および燃料電池システム60を電源とする擬似三相交流がステータ24の三相コイルに流れ、回転磁界が形成される。モータ20は、このような回転磁界の作用によって、先に説明した通り電動機または発電機として機能する。
【0022】
なお、制御ユニット70の各種の制御動作は、制御ユニット70に内蔵されている図示しないメモリ内に格納されたコンピュータプログラムを、制御ユニット70が実行することによって実現される。このメモリとしては、ROMやハードディスクなどの種々の記録媒体を利用することが可能である。
【0023】
図2は、燃料電池システム60の構成を示す説明図である。この燃料電池システム60は、FC制御部100と、燃料電池110と、燃料ガス供給部120と、空気供給部140とを有している。燃料電池110は、複数の単位セルが積層された構成を有しており、以下では「燃料電池スタック」とも呼ぶ。燃料電池110には、各単位セルの電圧を測定するためのセル電圧センサ112が設けられている。
【0024】
燃料ガス供給部120は、燃料ガス供給源122と燃料ガス用配管124とを有しており、燃料電池110内部の燃料ガス通路に、水素を含む燃料ガスを供給する。燃料ガス供給源122としては、水素ボンベや水素吸蔵合金、改質装置などを利用することができる。燃料ガス用配管124には、圧力調整弁126と、ガスフローメータ128と、圧力センサ130と、排出弁132とが設けられている。排出弁132は、必要に応じて外部への燃料排ガス(水素排ガス)の排出を停止するための開閉弁である。
【0025】
空気供給部140は、コンプレッサ142と空気用配管144とを有しており、燃料電池110内部の空気通路に空気を供給する。空気用配管144には、圧力調整弁146と、ガスフローメータ148と、圧力センサ150とが設けられている。
【0026】
図2に示されている電力制御部200は、図1に示す制御ユニット70に含まれている。この電力制御部200は、車両の出力要求に応じて燃料電池システム60とバッテリ50との出力配分を決定し、燃料電池システム60の要求電力Preq をFC制御部100に出力する。この要求電力Preq は、燃料電池システム60に出力させたい電力量を意味している。FC制御部100は、この要求電力Preq を受けると、出力可能電力Pmax を算出して電力制御部200に返信する。FC制御部100による出力可能電力Pmax の算出方法については後述する。電力制御部200は、この出力可能電力Pmax に基づいて、燃料電池システム60から実際に発生させる電力量Pexを決定して、FC制御部100に再度指令する。
【0027】
FC制御部100は、電力制御部200からの電力指令値Pexと、燃料電池システム60内の各種のセンサからの検出信号とに基づいて、燃料電池システム60の各構成要素の動作を制御する。
【0028】
図3は、燃料電池システム60の電力量制御の構成を示すブロック図である。FC制御部100は、電流値算出部101と、第1の減算器102と、ガード処理部103と、出力可能電力算出部104と、第2の減算器105と、PI補償部106とを有している。
【0029】
図4は、電力量制御の手順を示すフローチャートである。ステップS1では、電流値算出部101が、電力制御部200から与えられた要求電力Preq に応じて、これに対応する燃料電池スタック110の電流値I0を算出する。図5は、燃料電池スタック110の電流と電圧と電力の三者の関係を示すグラフである。一般に、電流の増大に伴って電圧は減少するが、出力電力は増大する。電流値算出部101は、このような出力電力とFC電流との関係を用いて、要求電力Preq に対応する電流値I0を求める。
【0030】
ステップS2では、この電流値I0が、セル電圧センサ112(図2)で測定されたセル電圧の中の最低値Vmin (「最低セル電圧Vmin 」と呼ぶ)に応じて補正される。図3に示すように、最低セル電圧Vmin は、第2の減算器105にフィードバックされている。減算器105は、所定の閾値Vthから最低セル電圧Vmin を減算して、差分ΔV(=Vth−Vmin )を求める。なお、閾値Vthの値は、セル電圧がこの閾値Vth以下のときに、そのセルに不具合が発生している可能性があると判断できるような値に予め設定されている。
【0031】
PI補償部106は、減算器105から与えられた差分ΔVを用い、以下の(1)式に従って電流補正量Icを算出する。
【0032】
Ic=Kp×ΔV+Ki×ΣΔV …(1)
【0033】
ここで、Kp,Kiは所定の係数であり、Σは一定周期毎に累算する演算を表す演算子である。この(1)式からも理解できるように、PI補償部106は、電圧の差分ΔVに対していわゆる比例補償と積分補償とを行っている。この電流補正量Icは、第1の減算器102において電流値I0から減算され、この結果、以下の(2)式で与えられる補正後の電流値I1が得られる。
【0034】
I1=I0−Kp×ΔV−Ki×ΣΔV …(2)
【0035】
すべてのセルが正常に動作している場合には、最低セル電圧Vmin は閾値Vthよりも大きいので、これらの差分ΔV(=Vth−Vmin )は負の値を取る。従って、このときには補正後の電流値I1は元の電流値I0よりも大きくなる。これは、燃料電池スタック110が要求電力Preq 以上の電力を出力できることを意味する、と考えることもできる。一方、1つのセルでも不具合が発生していると、電圧の差分ΔVが正の値になり、補正後の電流値I1は元の電流値I0よりも小さくなる。これは、燃料電池スタック110で発電できる電力量が要求電力Preq よりも小さいことを意味している。(2)式の演算は、一定周期毎に実行されるので、最低セル電圧Vmin が閾値Vthよりも低いときには、補正後の電流値I1は徐々に低下する。
【0036】
図4のステップS3では、ガード処理部103が最低セル電圧Vmin の変化率に応じて所定のガード処理を実行し、ガード処理後の電流値I2を求める。ガード処理の内容は、以下の通りである。
【0037】
(1)最低セル電圧Vmin の降下率がその閾値δ未満のとき:
I2=I1
(2)最低セル電圧Vmin の降下率がその閾値δ以上のとき:
I2=0
【0038】
最低セル電圧Vmin の降下率としては、例えば最低セル電圧Vmin の近似微分値の符号を反転した値を利用することができる。ガード処理は、最低セル電圧Vmin が急激に降下したときに、燃料電池スタック110の発電を中止して、セルに発生し始めている不具合の進行を停止させるためのものである。このガード処理の利点についてさらに後述する。
【0039】
ステップS4では、出力可能電力算出部104が、ガード処理後の電流値I2から、燃料電池スタック110が出力可能な電力量Pmax を算出する。この算出は、図5に示した電流と出力との関係を参照して行われる。
【0040】
ステップS5では、電力制御部200が、FC制御部100から出力可能電力量Pmax を受け取り、これに応じて電力の再配分を行って、燃料電池システム60(具体的にはFC制御部100)に実行電力量Pexを指令する。この実行電力量Pexは、出力可能電力量Pmax と等しい値でもよく、これより小さな値でもよい。燃料電池システム60は、この実行電力量Pexを発生するように運転される。具体的には、燃料電池スタック110への燃料ガスと空気の供給量が実行発電量Pexに応じて調整され、また、燃料電池システム60から実行電力量Pexが出力されるように駆動回路52(図1)が制御される。
【0041】
以上のように、本実施例によれば、最低セル電圧Vmin に基づいて燃料電池スタック110から出力可能な電力量Pmax を決定しているので、任意の1つのセルのセル電圧が低下したときに、そのセル電圧に応じて燃料電池システム60の運転状態を制御することが可能である。この結果、燃料電池スタック110の運転を可能な限り継続させることが可能である。特に、本実施例では、最低セル電圧Vmin とその閾値Vthとの差分ΔVに応じて出力可能な電流値I1,I2(すなわち出力可能な電力量Pmax )をフィードバック補正しているので、最低セル電圧Vmin が閾値Vthと等しい値に達するするまで、出力可能な電力量Pmax が徐々に低下する。従って、セル電圧の低下の原因となっているセルの不具合の進行を防止するように、燃料電池スタック110の電力量を制御することが可能である。
【0042】
また、ガード処理においては、最低セル電圧Vmin が所定値δ以上の降下率を示したときに、出力可能な電流値I2(すなわち出力可能な電力量Pmax )を、ゼロに設定している。このガード処理を行えば、最低セル電圧Vmin を示すセルに何らかの不具合が発生し始めたときに、直ちに発電を一時的に中止して、その不具合の進行を停止させることが可能である。
【0043】
ガード処理によって電流値I2をゼロに設定して燃料電池スタック110による発電を停止したときには、ガード処理部103は、最低セル電圧Vmin を監視しつつ徐々に電流値I2を増加させるようにしてもよい。例えば、最低セル電圧Vmin をその閾値Vthとほぼ等しい値に保ちつつ、電流値I2を徐々に回復するようにするしてもよい。このようにすれば、セルの不具合の進行を可能な限り防止しつつ、燃料電池スタック110による発電を継続させることが可能である。
【0044】
なお、最低セル電圧Vmin の降下率がその閾値δ以上のときに電流値I2を完全にゼロに設定せずに、他の規則に応じてゼロに近い値に電流値I2を設定してもよい。換言すれば、ガード処理では、最低セル電圧Vmin の降下率がその閾値δ以上のときに最低セル電圧Vmin とその閾値Vthとの差分ΔVに応じた低下量以上の量で燃料電池スタック110の出力可能な電流値I2(すなわち出力可能な電力量)を低下させるようにすればよい。また、ガード処理は省略することも可能である。
【0045】
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0046】
B1.変形例1:
上記実施例では、燃料電池スタック110の電力/電流関係を用いて、電力量を電流値に変換し、この電流値を最低セル電圧Vthに基づいて補正していたが、この代わりに、電力量を最低セル電圧Vthに基づいて補正するようにしてもよい。
【0047】
B2.変形例2:
上記実施例では、すべてのセルが正常に動作しているときに、最低セル電圧Vmin とその閾値との差分ΔV(=Vth−Vmin )は負の値を取り、補正後の電流値I1は元の電流値I0よりも大きくなるものとしていたが、この代わりに、電圧の差分ΔVが負のときには比例補償のゲインKpをゼロに設定してもよい。
【0048】
また、上記実施例では、いわゆるPI制御を利用して燃料電池スタック110の電流値や電力量を補正していたが、PI制御以外の方法を利用して電流値や電力量の補正を行ってもよい。例えば、最低セル電圧Vmin が閾値Vthを下回ったときには、燃料電池スタック110の出力可能な電力量Pmax をゼロでない所定の低い値に設定するようにしてもよい。一般には、最低セル電圧Vmin に基づいて燃料電池スタック110から出力可能な電力量Pmax を決定すればよい。
【0049】
B3.変形例3:
上記実施例では、燃料電池システム60を使用した電気自動車の例について説明したが、本発明は、船舶や電車などのような、自動車以外の移動体にも適用可能である。すなわち、本発明は、一般に、燃料電池を含む電源から供給される電力によって駆動される原動機を備える移動体にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての電気自動車の概略構成図。
【図2】燃料電池システム60の内部構成を示す説明図。
【図3】燃料電池システム60の電力量制御の構成を示すブロック図。
【図4】電力量制御の手順を示すフローチャート。
【図5】燃料電池スタック110の電流と電圧と電力の三者の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
13…回転軸
14…出力軸
15…出力軸
16…ディファレンシャルギヤ
17…車軸
18…車輪
20…モータ
22…ロータ
24…ステータ
30…トルクコンバータ
40…変速機
50…バッテリ
51,52…駆動回路
60…燃料電池システム
70…制御ユニット
72…シフトレバー
74…アクセルペダル
76…ブレーキペダル
80…切替スイッチ
100…FC制御部
101…電流値算出部
102…減算器
103…ガード処理部
104…出力可能電力算出部
105…減算器
106…PI補償部
110…燃料電池(燃料電池スタック)
112…セル電圧センサ
120…燃料ガス供給部
122…燃料ガス供給源
124…燃料ガス用配管
126…圧力調整弁
128…ガスフローメータ
130…圧力センサ
132…排出弁
140…空気供給部
142…コンプレッサ
144…空気用配管
146…圧力調整弁
148…ガスフローメータ
150…圧力センサ
200…電力制御部

Claims (2)

  1. 燃料電池システムであって、
    複数のセルを有する燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックの各セルの電圧を測定するセル電圧測定部と、
    測定されたセル電圧の中の最低値である最低セル電圧に基づいて、前記燃料電池スタックで出力可能な電力量を算出するとともに、前記出力可能な電力量以下の電力量を前記燃料電池スタックに発生させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記最低セル電圧が所定の閾値よりも低く、かつ、前記最低セル電圧の降下率が所定値未満のときに、前記最低セル電圧と前記閾値との差分に応じて前記出力可能な電力量を徐々に低下させるとともに、
    記最低セル電圧の降下率が前記所定値以上のときに、前記出力可能な電力量をゼロに設定することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料電池システムの制御方法であって、
    (a)複数のセルを有する燃料電池スタックの各セルの電圧を測定する工程と、
    (b)測定されたセル電圧の中の最低値である最低セル電圧に基づいて、前記燃料電池スタックで出力可能な電力量を算出するとともに、前記出力可能な電力量以下の電力量を前記燃料電池スタックに発生させる工程と、
    を備え、
    前記工程(b)は、
    前記最低セル電圧が所定の閾値よりも低く、かつ、前記最低セル電圧の降下率が所定値未満のときに、前記最低セル電圧と前記閾値との差分に応じて前記出力可能な電力量を徐々に低下させる工程と、
    記最低セル電圧の降下率が前記所定値以上のときに、前記出力可能な電力量をゼロに設定する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
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