JP2016046026A - 電気化学素子電極用複合粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 電極活物質及びバインダーを含むスラリーを作製するスラリー作製工程と、前記スラリーを造粒して複合粒子を得る造粒工程と、面内運動式篩分け装置を用いて前記複合粒子から粗大粒子及び/または微小粒子を除去する除去工程とを含む電気化学素子電極用複合粒子の製造方法、
(2) 前記面内運動式篩分け装置における全振幅が30〜150mmであって、回転数が100〜400r/minである(1)記載の電気化学素子電極用複合粒子の製造方法
が提供される。
本発明のスラリー作製工程で作製されるスラリーは、電極活物質及びバインダーを含む。
電気化学素子がリチウムイオン二次電池である場合の正極活物質としては、リチウムイオンをドープ及び脱ドープ可能な活物質が用いられ、無機化合物からなるものと有機化合物からなるものとに大別される。
本発明に用いるバインダーとしては、上述の電極活物質を相互に結着させることができる物質であれば特に限定はない。バインダーとしては、溶媒に分散する性質のある分散型のバインダーを好ましく用いることができる。
本発明に用いるスラリーは、水溶性高分子を含むことが好ましい。本発明に用いる水溶性高分子とは、25℃において、高分子0.5gを100gの純水に溶解させた場合の未溶解分が10.0重量%未満の高分子をいう。
本発明に用いるスラリーは、必要に応じて導電材を含んでいてもよい。必要に応じて用いられる導電材としては、ファーネスブラック、アセチレンブラック(以下、「AB」と略記することがある。)、及びケッチェンブラック(アクゾノーベル ケミカルズ ベスローテン フェンノートシャップ社の登録商標)、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、グラフェンなどの導電性カーボンが好ましく用いられる。これらの中でも、アセチレンブラックがより好ましい。導電材の平均粒子径は、特に限定されないが、より少ない使用量で十分な導電性を発現させる観点から、電極活物質の平均粒子径よりも小さいものが好ましく、好ましくは0.001〜10μm、より好ましくは0.005〜5μm、さらに好ましくは0.01〜1μmである。
導電材を添加する場合における導電材の配合量は、電極活物質100重量部に対して、好ましくは1〜10重量部、より好ましくは1〜5重量部である。
本発明の複合粒子は、さらに必要に応じてその他の添加剤を含有していてもよい。その他の添加剤としては、例えば、界面活性剤が挙げられる。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、ノニオン性、ノニオニックアニオン等の両性の界面活性剤が挙げられるが、中でもアニオン性またはノニオン性界面活性剤が好ましい。界面活性剤の配合量は、特に限定されないが、複合粒子中において、電極活物質100重量部に対して好ましくは0〜50重量部、より好ましくは0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜5重量部である。界面活性剤を添加することで、スラリーから得られる液滴の表面張力を調整することができる。
本発明で用いるスラリーは、電極活物質、バインダー、必要に応じて添加される水溶性高分子及び導電材を含有する。スラリーは、電極活物質、バインダー、必要に応じて添加される水溶性高分子及び導電材を、溶媒に分散又は溶解させることにより調製することができる。なお、この場合において、バインダーが溶媒に分散されたものである場合には、溶媒に分散させた状態で添加することができる。
本発明の造粒工程では、スラリー作製工程で得られたスラリーを造粒して複合粒子を得る。スラリーの「造粒」とは、スラリーから溶媒を除去して乾燥させることと、スラリーの成分である電極活物質、バインダー及び必要に応じて添加される導電材の粒子のそれぞれ複数からなり、さらに必要に応じて添加される水溶性高分子を含有する複合粒子を形成させること、の両方を含む、複合粒子の製造工程のことである。
以下、噴霧乾燥造粒法について説明する。
本発明においては、面内運動式篩分け装置を用いて造粒工程で得られた複合粒子から粗大粒子及び/または微小粒子を除去する。面内運動式篩分けとしては、篩網を用いた篩分けであって、水平方向にのみ振動するものなど、篩分けの際の垂直振動成分がないか、無視できるほど小さい方式の篩分け、軸偏心ラジアル傾斜、タンジェンシャル傾斜を組み合わせた3次元の動きにより複合粒子をソフトに篩分けする方式等が挙げられる。
本発明の複合粒子の形状は、流動性が良好でホッパートラブルを防止できる観点、ホッパーからの複合粒子の供給が良好であり、厚み精度の良い電極を得ることができる観点から実質的に球形であることが好ましい。すなわち、複合粒子の短軸径をls、長軸径をll、la=(ls+ll)/2としたとき、(ll−ls)×100/laで表される球形度(%)が好ましくは15%以下、より好ましくは13%以下、さらに好ましくは12%以下、最も好ましくは10%以下である。ここで、短軸径lsおよび長軸径llは、透過型電子顕微鏡または走査型電子顕微鏡の写真像から測定することができる。球形度が大きすぎると、複合粒子の流動性が悪化し、ホッパートラブルが起きやすくなる。また、電極の目付精度が悪化し、厚み精度のよい電極が得難くなる。
本発明の電気化学素子電極用複合粒子を含む電極活物質層を集電体上に積層することにより、電気化学素子電極を得ることができる。集電体の材料としては、たとえば、金属、炭素、導電性高分子などを用いることができ、好適には金属が用いられる。金属としては、通常、銅、アルミニウム、白金、ニッケル、タンタル、チタン、ステンレス鋼、その他の合金等が使用される。これらの中で導電性、耐電圧性の面から、銅、アルミニウム又はアルミニウム合金を使用するのが好ましい。また、高い耐電圧性が要求される場合には特開2001−176757号公報等で開示される高純度のアルミニウムを好適に用いることができる。集電体は、フィルム又はシート状であり、その厚みは、使用目的に応じて適宜選択されるが、好ましくは1〜200μm、より好ましくは5〜100μm、さらに好ましくは10〜50μmである。
本発明の電気化学素子は、上述のようにして得られる正極、負極、セパレーターおよび電解液を備え、正極または負極のうちの少なくとも一方に本発明の電気化学素子電極を用いる。電気化学素子としては、例えば、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ等が挙げられる。
セパレーターとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂や、芳香族ポリアミド樹脂を含んでなる微孔膜または不織布;無機セラミック粉末を含む多孔質の樹脂コート;などを用いることができる。具体例を挙げると、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ塩化ビニル)、及びこれらの混合物あるいは共重合体等の樹脂からなる微多孔膜;ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルスルフォン、ポリアミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリアラミド、ポリシクロオレフィン、ナイロン、ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂からなる微多孔膜;ポリオレフィン系の繊維を織ったもの又はその不織布;絶縁性物質粒子の集合体等が挙げられる。これらの中でも、セパレーター全体の膜厚を薄くすることができ、リチウムイオン二次電池内の活物質比率を上げて体積あたりの容量を上げることができるため、ポリオレフィン系の樹脂からなる微多孔膜が好ましい。
リチウムイオン二次電池用の電解液としては、例えば、非水溶媒に支持電解質を溶解した非水電解液が用いられる。支持電解質としては、リチウム塩が好ましく用いられる。リチウム塩としては、例えば、LiPF6、LiAsF6、LiBF4、LiSbF6、LiAlCl4、LiClO4、CF3SO3Li、C4F9SO3Li、CF3COOLi、(CF3CO)2NLi、(CF3SO2)2NLi、(C2F5SO2)NLiなどが挙げられる。中でも、溶媒に溶けやすく高い解離度を示すLiPF6、LiClO4、CF3SO3Liが好ましい。これらは1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。解離度の高い支持電解質を用いるほど、リチウムイオン伝導度が高くなるので、支持電解質の種類によりリチウムイオン伝導度を調節することができる。
添加剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
なお、リチウムイオンキャパシタ用の電解液としては、上述のリチウムイオン二次電池に用いることができる電解液と同様のものを用いることができる。
リチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタ等の電気化学素子の具体的な製造方法としては、例えば、正極と負極とをセパレーターを介して重ね合わせ、これを電池形状に応じて巻く、折るなどして電池容器に入れ、電池容器に電解液を注入して封口する方法が挙げられる。さらに、必要に応じてエキスパンドメタル;ヒューズ、PTC素子などの過電流防止素子;リード板などを入れ、電池内部の圧力上昇、過充放電を防止してもよい。リチウムイオン二次電池の形状は、コイン型、ボタン型、シート型、円筒型、角形、扁平型など、何れであってもよい。電池容器の材質は、電池内部への水分の侵入を阻害するものであればよく、金属製、アルミニウムなどのラミネート製など特に限定されない。
実施例及び比較例において作製した電極(リチウムイオン二次電池負極またはリチウムイオン二次電池正極)を、幅方向(TD方向)10cm、長さ方向(MD方向)1mにカットし、カットした電極について、TD方向に均等に3点、及びMD方向に均等に5点の合計15点(=3点×5点)を円状に2cm2打ち抜き重量測定を行い、打ち抜いた電極から集電箔の重さを差し引いたものを目付とし、その平均値A及び平均値から最も離れた値Bを求めた。そして、平均値A及び最も離れた値Bから、下記式(1)にしたがって、目付ムラを算出し、下記基準にて成形性を評価した。目付ムラが小さいほど電極の均一性に優れ、目付精度に優れていると判断できる。
目付ムラ(%)=(|A−B|)×100/A…(1)
A:目付ムラが5%未満
B:目付ムラが5%以上、10%未満
C:目付ムラが10%以上、15%未満
D:目付ムラが15%以上
E:電極層に穴が開いている
実施例及び比較例において作製した電極(リチウムイオン二次電池負極またはリチウムイオン二次電池正極)の外観を検査し、欠け、カスレ等の不良がないか確認した。なお、表面にスジ模様が見られる場合をカスレあり、クレーターや亀裂、集電体が剥き出している部分が見られる場合を欠けがあると判定した。
実施例及び比較例において作製した電極(リチウムイオン二次電池負極またはリチウムイオン二次電池正極)の上記外観検査において、欠け、カスレ等が認められない箇所を長手方向に2mにカットし、幅方向(TD方向)の中央から両端にかけて均等に5cm間隔で3点、長さ方向(MD方向)に均等に10cm間隔で膜厚測定を行い、膜厚の平均値A及び平均値から最も離れた値Bを求めた。そして、平均値A及び最も離れた値Bから、下記式(2)にしたがって、厚みムラを算出し、下記基準にて成形性を評価した。厚みムラが小さいほど、厚みの均一性、即ち、厚み精度に優れていると判断できる。
厚みムラ(%)=(|A−B|)×100/A ・・・(2)
A:厚みムラが2.5%未満
B:厚みムラが2.5%以上、5.0%未満
C:厚みムラが5.0%以上、7.5%未満
D:厚みムラが7.5%以上、10%未満
E:厚みムラが10%以上
(バインダーの製造)
攪拌機付き5MPa耐圧容器に、スチレン62部、1,3−ブタジエン34部、メタクリル酸3部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4部、イオン交換水150部、連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタン0.4部および重合開始剤として過硫酸カリウム0.5部を入れ、十分に攪拌した後、50℃に加温して重合を開始した。重合転化率が96%になった時点で冷却し反応を停止して、粒子状のバインダーS(スチレン・ブタジエン共重合体;以下、「SBR」と略記することがある。)を得た。
負極活物質として人造黒鉛(平均粒子径:24.5μm、黒鉛層間距離(X線回折法による(002)面の面間隔(d値)):0.354nm)を100部、上記粒子状のバインダーSを固形分換算量で1部、水溶性高分子としてカルボキシメチルセルロース(BSH−12;第一工業製薬社製)(以下、「CMC」ということがある。)を固形分換算量で1部を混合し、さらにイオン交換水を固形分濃度が35wt%となるように加え、混合分散してスラリーを得た。
上記スラリーを回転円盤方式のピン型アトマイザー(直径84mm)を用いたスプレー乾燥機(大川原化工機社製)に255mL/分で供給し、回転数17,000rpm、熱風温度150℃、粒子回収出口の温度を90℃の条件で噴霧乾燥造粒を行った。得られた複合粒子の体積平均粒子径は85μmであった。
上記で得られた複合粒子を、有効網面積0.3m2の面内運動式篩分け装置を使用し、全振幅70mm、回転数250r/min、篩網目開き135μmの条件にて篩分けを行い、粗大粒子を除去した。続けて全振幅70mm、回転数250r/min、篩網目開き75μmの条件にて篩分けを行い、微小粒子を除去して負極用複合粒子を得た。
リチウムイオン二次電池負極の製造は、図1に示すロール加圧成形装置を用いて行った。ここで、図1に示すようにロール加圧成形装置2は、ホッパー4と、ホッパー4に定量フィーダー16を介して供給された複合粒子6を導電性接着剤層付集電箔8に圧縮する一対のロール(10A,10B)からなるプレ成形ロール10、プレ成形ロール10により形成されたプレ成形体をさらにプレスする一対のロール(12A,12B)からなる成形ロール12、および一対のロール(14A,14B)からなる成形ロール14を備えている。
(実施例2)
(バインダーの製造)
メカニカルスターラー及びコンデンサを装着した反応器に、窒素雰囲気下、脱イオン水210部及び濃度30%のアルキルジフェニルオキシドジスルホネート(ダウファックス(登録商標)2A1、ダウ・ケミカル社製)を固形分換算量で1.67部仕込み、撹拌しながら70℃に加熱し、1.96%過硫酸カリウム水溶液25.5部を反応器に添加した。次いで、メカニカルスターラーを装着した上記とは別の容器に、窒素雰囲気下、アクリル酸ブチル35部、メタクリル酸エチル62.5部、メタクリル酸2.4部、濃度30%のアルキルジフェニルオキシドジスルホネート(ダウファックス(登録商標)2A1、ダウ・ケミカル社製)を固形分換算量で1.67部、及び脱イオン水22.7部を添加し、これを攪拌し、乳化させて単量体混合液を調製した。そして、この単量体混合液を攪拌し、乳化させた状態にて、2.5時間かけて一定の速度で、脱イオン水210部及び過硫酸カリウム水溶液を仕込んだ反応器に添加し、重合転化率が95%になるまで反応させて、粒子状のバインダーA(アクリレート系重合体)の水分散液を得た。
正極活物質としてのLiCoO2(以下、「LCO」ということがある。)100部、導電材としてのアセチレンブラック(HS−100、電気化学工業社製)(以下、「AB」ということがある。)4部、バインダーとして粒子状のバインダーA(アクリレート系重合体)の水分散液を固形分換算で1部、水溶性高分子としてカルボキシメチルセルロース(BSH−12;第一工業製薬社製)を固形分換算量で1部混合し、さらにイオン交換水を適量加え、プラネタリーミキサーにて混合分散して固形分濃度50%の正極用のスラリーを調製した。
上記スラリーを回転円盤方式のピン型アトマイザー(直径84mm)を用いたスプレー乾燥機(大川原化工機社製)に255mL/分で供給し、回転数17,000rpm、熱風温度150℃、粒子回収出口の温度を90℃の条件で噴霧乾燥造粒を行った。得られた複合粒子の体積平均粒子径は55μmであった。
上記で得られた複合粒子を、有効網面積0.3m2の面内運動式篩分け装置を使用し、全振幅70mm、回転数250r/min、篩網目開き150μmの条件にて篩分けを行い、粗大粒子を除去した。続けて全振幅70mm、回転数250r/min、篩網目開き45μmの条件にて篩分けを行い、微小粒子を除去して正極用複合粒子を得た。
まず、図1に示すロール加圧成形装置2において50℃に加熱されたロール径50mmφの一対のプレ成形ロール10(ロール10A,10B)上に導電性接着剤層付集電箔8を設置した。ここで、導電性接着剤層付集電箔8は、導電性接着剤をアルミニウム集電体上にダイコーターで塗布、乾燥することで得た導電性接着剤層付アルミニウム集電箔である。次に、定量フィーダー16を介して、前記プレ成形ロール10の上部に設けられたホッパー4に複合粒子6として上記にて得られた複合粒子を供給した。プレ成形ロール10の上部に設けられたホッパー4内の前記複合粒子6の堆積量がある一定高さになったところで、10m/分の速度でロール加圧成形装置2を稼働させ、前記プレ成形ロール10で複合粒子6を加圧成形し、前記導電性接着剤層付アルミニウム集電箔上に正極活物質層のプレ成形体を形成した。その後、前記ロール加圧成形装置2のプレ成形ロール10の下流に設けられ、100℃に加熱された二対の300mmφ成形ロール12、14で前記正極活物質層がプレ成形された電極をプレスし、前記電極の表面を均すとともに電極密度を高めた。このままロール加圧成形装置2を連続して10分間稼働し、リチウムイオン二次電池正極を約100m作製した。
複合粒子の除去工程において、微小粒子の除去を行わなかった以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子の除去を行わなかった以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子及び微小粒子の除去を行う際の面内運動式篩分け装置の全振幅をそれぞれ120mmとした以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子及び微小粒子の除去を行う際の面内運動式篩分け装置の全振幅をそれぞれ50mmとした以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子及び微小粒子の除去を行う際の面内運動式篩分け装置の回転数をそれぞれ350r/minとした以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子及び微小粒子の除去を行う際の面内運動式篩分け装置の回転数をそれぞれ150r/minとした以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子及び微小粒子の除去を行う際に用いる篩分け装置を振動式篩分け装置とした以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
複合粒子の除去工程において、粗大粒子及び微小粒子の除去を行う際に用いる篩分け装置を風力篩分け装置とした以外は、実施例1と同様に負極用複合粒子を得た。また、この負極用複合粒子を用いた以外は、実施例1と同様にリチウムイオン二次電池負極の作製を行った。
Claims (2)
- 電極活物質及びバインダーを含むスラリーを作製するスラリー作製工程と、
前記スラリーを造粒して複合粒子を得る造粒工程と、
面内運動式篩分け装置を用いて前記複合粒子から粗大粒子及び/または微小粒子を除去する除去工程と
を含む電気化学素子電極用複合粒子の製造方法。 - 前記面内運動式篩分け装置における全振幅が30〜150mmであって、回転数が100〜400r/minである請求項1記載の電気化学素子電極用複合粒子の製造方法。
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