JP2016045799A - 予測モデル生成装置、予測モデル生成方法及びプログラム - Google Patents

予測モデル生成装置、予測モデル生成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アンサンブル予測における各要素モデルの重みを制御対象システムの状態の変化に応じて適切に変更する。【解決手段】制御対象システムにおける予測対象データの値を検出データの値から予測するための予測モデルの生成装置であって、過去の実績値を用いて複数種類の要素モデルを作成する要素モデル作成部と、予測対象時点から遡及期間だけ遡った第1データ取得期間に得られた検出データの実績値と各要素モデルとを用いて算出される予測対象データの要素モデル毎の暫定予測値と実績値との一致の度合いに応じた重み係数を要素モデル毎に算出する重み算出部と、予測対象時点における検出データの値と各要素モデルとを用いて算出される要素モデル毎の暫定予測値に重み係数を乗じて得られるそれぞれの値を合計するように予測モデルを生成する予測モデル生成部と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、予測モデル生成装置、予測モデル生成方法及びプログラムに関する。
化学プラントや電力プラントなど(以下、プラントとも記す)を制御する際には、プラントの状態を正確に把握することが重要であるが、プラントの状態を把握するために必要となるデータは、センサを用いてオンラインで検出可能なものばかりではなく、オンラインでは検出が困難なものもある。
このため、検出可能なデータと検出困難なデータとの間で予測モデルを構築し、検出可能なデータから検出困難なデータを予測するソフトセンサと呼ばれる手法が開発されている。
ここで、プラントにおける検出困難なデータを予測する場合には、検出可能な何等かのデータから予測対象データの予測値を出力する予測器を用いて予測を行う場合が多い。この予測器を一般に「予測モデル」と呼ぶ。「予測モデル」は、例えば「統計モデル」のように、過去のデータの実績値を用いて作成することができる。
また、予測モデルの精度は、予測モデルを作成する際に用いるデータの選び方や、説明変数として使用する変数の選び方、あるいは予測モデル作成時のパラメータの設定の仕方によって大きく変わる。予測モデル作成時のパラメータとは、例えば部分的最小二乗法における潜在変数の数や、ニューラルネットワークにおける中間層の数等である。
一方で、いわゆるアンサンブル予測、あるいはアンサンブル学習のように、予測モデルの中に複数種類の要素モデルを含み、各要素モデルの出力の平均をとることで予測精度を向上させようとする手法も開発されている(例えば、非特許文献1参照)。
上田修巧,外1名,「アンサンブル学習における汎化誤差解析」,電子情報通信学会論文誌,D-II, 情報・システム, II-情報処理 J80-D-2(9), 2512-2521, 1997-09-25
このアンサンブル予測を行う場合には、予測モデルを構成する各要素モデルの出力を単に平均しただけでは、精度の悪い要素モデルの影響によって全体の予測精度が低下する。このため、精度の高い要素モデルには大きい重みを設定し、精度の低い要素モデルには小さい重みを設定するように、各要素モデルの出力を加重平均することで精度を高めることも行われている。
しかしながら、各要素モデルに適切な重みの値はプラントの状態によって時間と共に変動するため、プラントの状態の変化を考慮して各要素モデルの重みを適切に変更できるような技術が求められている。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、プラントなどの制御対象システムにおける予測対象データの値をアンサンブル予測を用いて予測する場合に、制御対象システムの状態の変化を考慮して、予測モデルを構成する各要素モデルの重みを適切に変更できるような予測モデルを生成可能な予測モデル生成装置、予測モデル生成方法及びプログラムを提供することを一つの目的とする。
上記課題を解決するための手段の一つは、制御対象システムにおける予測対象データの値を、前記予測対象データとは異なる検出データの値から予測するための予測モデルを生成する予測モデル生成装置であって、前記検出データ及び前記予測対象データの過去の実績値を用いて、前記検出データから前記予測対象データを予測するための複数種類の要素モデルを作成する要素モデル作成部と、前記予測対象データの予測対象時点から所定の遡及期間だけ遡った第1データ取得期間に得られた前記検出データの実績値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記予測対象データの前記要素モデル毎の暫定予測値と、前記第1データ取得期間における前記予測対象データの実績値と、の一致の度合いに応じた重み係数を前記要素モデル毎に算出する重み算出部と、前記予測対象時点における前記検出データの値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記要素モデル毎の暫定予測値に、前記各要素モデルの前記重み係数を乗じて得られるそれぞれの値を合計するように、前記予測モデルを生成する予測モデル生成部と、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
本発明によれば、アンサンブル予測における各要素モデルの重みを、制御対象システムの状態の変化を考慮して適切に変更できる。
予測モデル生成装置のハードウェア構成を示す図である。 予測モデル生成装置の機能構成を示す図である。 予測モデル生成装置の記憶装置を示す図である。 プラントデータ記憶テーブルを示す図である。 精度指標値記憶テーブルを示す図である。 予測モデルの生成処理を示す図である。 アンサンブル予測に用いられる予測モデルの生成処理を示す図である。 アンサンブル予測に用いられる予測モデルの生成処理を示す図である。 モデル作成期間、重み評価期間、予測精度評価期間を示す図である。 重み評価指標及び精度評価指標を示す図である。 重み評価指標及び精度評価指標を示す図である。 各要素モデルの重み係数を算出する処理を示す図である。 予測モデル生成装置の処理の流れを示すフローチャートである。 モデル作成期間、重み評価期間、予測精度評価期間を示す図である。 重み評価指標及び精度評価指標を示す図である。 重み評価指標と精度評価指標との相関係数を示す図である。 予測対象データの予測値及び実績値を示す図である。 予測対象データの予測値及び実績値の比較例を示す図である。 重み設定指標と精度評価指標の相関関係を示す散布図である。 重み評価指標と精度評価指標との相関係数を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
本実施形態に係る予測モデル生成装置100の全体構成を図1及び図2に示す。図1は、予測モデル生成装置100のハードウェア構成を説明するための図であり、図2は、予測モデル生成装置100の機能構成を説明するための図である。
本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、各種のプラントP(不図示)において、オンラインで検出することが困難な、予測対象データ(出力変数)の値を、オンラインで検出することが可能な検出データ(入力変数)の値から予測するための予測モデルを生成する情報処理装置である。
図1に示すように、本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、CPU(Central Processing Unit)110、メモリ120、通信装置130、記憶装置140、入力装置150、出力装置160及び記録媒体読取装置170を有して構成されるコンピュータである。
CPU110は予測モデル生成装置100の全体の制御を司るもので、記憶装置140に記憶される本実施形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成される制御プログラム600をメモリ120に読み出して実行することにより、予測モデル生成装置100としての各種機能を実現する。
例えば、詳細は後述するが、CPU110により制御プログラム600が実行され、メモリ120や通信装置130、記憶装置140等のハードウェア機器と協働することにより、モデル作成部101、精度指標値算出部102、モデル精度評価部103、重み算出部104、モデル合成部105などが実現される。
メモリ120は例えば半導体記憶装置により構成することができる。
通信装置130は、ネットワークカードなどのネットワークインタフェースである。通信装置130は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して他のコンピュータからデータを受信し、受信したデータを記憶装置140やメモリ120に記憶する。また通信装置130は、記憶装置140やメモリ120に記憶されているデータを、ネットワークを介して他のコンピュータへ送信する。
入力装置150は、キーボードやマウス、マイク等の装置であり、予測モデル生成装置100の操作者による情報の入力を受け付けるためのユーザインタフェースとして機能する装置である。出力装置160は、LCD(Liquid Crystal Display)やプリンタ、スピーカ等の装置であり、情報を出力するためのユーザインタフェースとして機能する装置である。
記憶装置140は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等により構成することができる。記憶装置140は、各種プログラムやデータ、テーブル等を記憶するための物理的な記憶領域を提供する装置である。なお記憶装置140は、通信可能に接続される他のコンピュータが備えるように構成されていてもよい。
図3には、記憶装置140に制御プログラム600、プラントデータ記憶テーブル700、及び精度指標値記憶テーブル710が記憶されている様子を示す。
プラントデータ記憶テーブル700は、図4に示すように、プラントPに関する各種のセンサによってオンラインで所定時間毎に(本実施形態では1分毎に)検出される検出データの実績値の他に、オンラインでは検出が困難な予測対象データの予測値が記憶されている。
図4に示すように、本実施形態に係るプラントデータ記憶テーブル700には、オンラインで検出される検出データの値が測定された日時を示す日時情報と対応付けて、その日時における検出データの実績値(温度の実績値、圧力の実績値、流量の実績値)が記録されている。
なお本実施形態におけるプラントPは、濃度をオンラインで検出することが困難であり、図4に示すように、本実施形態に係る予測モデルを用いて算出された濃度の予測値が記録されている。濃度の実績値は、別途の処理によって値が判明する所定時間(例えば数分ないし数時間)が経過した後に、プラントデータ記憶テーブル700に記録される。そのため図4において濃度の実績値欄の値は、カッコ内に記載されている。
なお、以下の説明において、プラントデータ記憶テーブル700に記憶されるデータのことをプラントデータとも記す。またこれらのデータが得られる検出タイミングを、サンプリングタイミングとも記す。
精度指標値記憶テーブル710は、図5に示すように、過去の複数の連続するデータ取得期間(図5に示す例では9/1〜9/8の連続する各日)における複数種類の要素モデル(モデルID=1〜K)のそれぞれの精度指標値(Sjk、及びTk)を記録したテーブルである。精度指標値は、予測モデルを構成する複数種類の要素モデルがそれぞれ算出する予測対象データの予測値(暫定予測値)と、予測対象データの実績値と、の一致の度合いを示す指標値である。
本実施形態に係る予測モデル生成装置100が生成する予測モデルは、アンサンブル予測を行うために複数種類の要素モデルを有して構成されているが、各要素モデルは、精度が高いものや精度が低いものがある。そのため、本実施形態に係る予測モデル生成装置100が生成する予測モデルは、これらの要素モデルの算出値に所定の重み係数を乗じたものを合計することで、予測対象データの予測値を算出する。なお重み係数は、予測精度が高い要素モデルほど大きな値になるように設定される。
図3に戻って、制御プログラム600は、記録媒体読取装置170を用いて、記録媒体(各種の光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリ等)800から記憶装置140に読み出すことで、予測モデル生成装置100に格納されるようにすることもできるし、通信装置130を介して通信可能に接続される他のコンピュータから取得することで、予測モデル生成装置100に格納されるようにすることもできる。
次に、図2に示すように、本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、モデル作成部101、精度指標値算出部102、モデル精度評価部103、重み算出部104、モデル合成部105の各機能ブロックを備えて構成されている。
モデル作成部101は、プラントデータ記憶テーブル700に記録されている検出データ(温度、圧力、流量)の過去の実績値と、予測対象データ(濃度)の過去の実績値と、を用いて、検出データから予測対象データを予測するための複数種類の要素モデルを作成する。詳細は後述するが、本実施形態では、予測モデル生成装置100は、7/7〜8/31までの過去の検出データ(温度、圧力、流量)の実績値と、予測対象データ(濃度)の実績値と、を用いて、15種類の要素モデルを作成する。
精度指標値算出部102は、過去の複数の連続するデータ取得期間(本実施形態では9/1〜9/8の連続する各日)における検出データ(温度、圧力、流量)の実績値と、予測対象データ(濃度)の実績値と、上記の複数種類の要素モデルと、を用いて、データ取得期間毎に、各要素モデルの精度指標値(Sjk,Tk)を求める。上述した様に、精度指標値は、各要素モデルから算出される予測対象データの予測値(暫定予測値)と、予測対象データの実績値と、の一致の度合いを示す指標値である。
具体的には、精度指標値算出部102は、各データ取得期間に得られた検出データの実績値と、各要素モデルと、を用いて、各データ取得期間における予測対象データ(濃度)の予測値(暫定予測値)を要素モデル毎に算出する。
そして精度指標値算出部102は、要素モデル毎に算出した上記暫定予測値と、予測対象データの実績値と、の一致の度合いを示す精度指標値を要素モデル毎に算出する。そして精度指標値算出部102は、この精度指標値を、精度指標値記憶テーブル710に記録する。
そしてモデル精度評価部103は、上記各データ取得期間(9/1〜9/8の連続する各日)の要素モデル毎の精度指標値の類似度に基づいて、類似度が最も高い2つのデータ取得期間(第2データ取得期間(例えば9/8)と第3データ取得期間(例えば9/6))を選出し、これらのデータ取得期間の間隔(2日)を求める。この間隔は、以下に述べる遡及期間となる。
重み算出部104は、予測対象データの予測対象時点(例えば9/9の各時点)から上記遡及時間(2日)だけ遡った時点(9/7の対応する時点)を含む第1データ取得期間(9/7)に得られた各要素モデルの精度指標値を用いて、各要素モデルの予測精度に応じた重み係数を算出する。第1データ取得期間(9/7)に得られた各要素モデルの精度指標値は、精度指標値記憶テーブル710に記録されているので、重み算出部104は、この精度指標値記憶テーブル710に記録されている精度指標値を利用して、重み係数を算出する。
もちろん重み算出部104は、精度指標値記憶テーブル710に記録されている精度指標値を利用せずに、プラントデータ記憶テーブル700に記録されている第1データ取得期間(9/7)に得られた検出データ(温度、圧力、流量)の実績値と、予測対象データ(濃度)の実績値と、各要素モデルと、を用いて、重み係数を算出してもよい。
なおこのとき、重み算出部104は、暫定予測値と実績値との一致の度合いが高い要素モデルほど大きな値となるように、各要素モデルの重み係数を算出する。また、要素モデルに重み係数を乗じたものを、以下、重み付き要素モデルとも記す。
モデル合成部105は、予測対象時点(9/9の各時点)における検出データの値と、各重み付き要素モデルと、を用いてそれぞれ算出される重み付きの暫定予測値を合計することにより、予測対象時点における予測対象データの予測値が算出されるような予測モデルを生成する。
もちろん、予測モデルは予測対象時点が到来する前に生成されている必要があるため、9/9に使用される予測モデルをモデル合成部105が生成するのは、9/9よりも前である。
このように生成された予測モデルを構成する各重み付き要素モデルの予測精度は、各重み付き要素モデルによって異なるが、一方で、重み付き要素モデルが同一であっても、その重み付き要素モデルに入力されるデータによって出力データの予測精度は変わる。そのため、例えば9/6の検出データを用いて算出した予測対象データの予測値の精度は、9/7の検出データを用いて算出した予測対象データの精度と、同じとは限らない。
一般的にプラントPの状態は時間の経過と共に変化しており、検出データの特性もプラントPの状態の変化に伴って変化する。例えば、温度が通常よりも高めの傾向を示す日があったり、圧力が通常よりも高めの傾向を示す日があったり、というような変動がプラントPには存在する。
このようなプラントPの変動を生じさせる理由は様々であるが、多くの場合は、何らかの周期性をもって特性が変化する。
本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、予測モデルを生成するにあたり、このような周期性をとらえて遡及期間とし、予測対象データの予測対象時点から遡及期間だけ遡った過去のプラントデータの実績値を使って求めた各要素モデルの予測精度を基に、各要素モデルの重み係数を算出する。そしてこの重み係数で各要素モデルの算出値(暫定予測値)を加重平均するようにしている。従って、例えば翌日になれば、予測モデルを構成する各要素モデルの重み係数はまた新たな値に更新される。
このように、本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、プラントPの状態の変化を考慮して各要素モデルの重み係数を変更できるため、プラントPの状態の変化に合わせて各要素モデルの重み係数を適切な値に維持することができる。このため、本実施形態に係る予測モデル生成装置100によって生成された予測モデルを用いることによって、予測対象データを継続的に高精度に予測することができる。
次に、図6〜図12を参照しながら、本実施形態に係る予測モデル生成装置100について、具体的に説明する。
まず、本実施形態に係る予測モデル生成装置100が扱う統計モデルである回帰モデルとしての予測モデルは、予測対象データ(出力変数)と、それを予測するために使用する検出データ(入力変数)に対して、後者から前者を表す入出力モデルである。
そして本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、入力変数と出力変数の一定の入出力特性を持つ過去のデータを元に、予測モデルを作成する。
これにより例えば図6に示すように、線形の重回帰モデルや部分的最小二乗法、非線形なニューラルネットワークモデルが作成される。そして予測モデル生成装置100によって作成された予測モデルに入力変数データが入力されることにより出力変数データが出力され、これが一定のサンプリング周期(例えば1分)ごとに実行される。
次に、図7に示すように、予測モデル生成装置100は、予測モデルを作成するために使用するモデル作成用データ、変数の選び方、パラメータの設定を変えて、複数種類の要素モデルを作成する。
また図8に示すように、予測モデル生成装置100によって作成される予測モデルは、上記のようにして得られた複数種類の要素モデルのそれぞれに入力データを与えて得られる個々の出力に対して、重み付平均を施した値を、予測値として出力する。
ここで、各要素モデルに付加される重み係数の設定処理について、以下に述べる。
本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、「モデル作成期間」に得られたデータの実績値を用いて複数種類の要素モデルを作成した後に、各要素モデルに重み係数を設定するためのデータ期間として「重み評価期間」及び「予測精度評価期間」を設定する。
本実施形態では、一例として、「モデル作成期間」は連続する複数の日から構成され、「重み評価期間」も連続する複数の日から構成され、「予測精度評価期間」は一日で構成される。本実施形態における、モデル作成期間、重み評価期間、予測精度評価期間のそれぞれの時系列上の関係を図9に示す。
予測モデル生成装置100は、モデル作成期間において、プラントPからの検出データの実績値と、予測対象データの実績値と、を用いて、複数種類の要素モデルを作成する。
その後、予測モデル生成装置100は、重み評価期間及び予測精度評価期間の各日において、各要素モデルの精度指標値を算出する。なお、図5の精度指標値記憶テーブル710に示すように、説明の便宜上、重み評価期間における各要素モデルの精度指標値をSjkで表し、予測精度評価期間における各要素モデルの精度指標値をTkで表す。
また予測モデル生成装置100は、予測精度評価期間において、予測精度評価期間における精度指標値と相関性の高い精度指標値が算出された重み評価期間中の日を特定する。このとき、予測精度評価期間が第2データ取得期間に相当し、重み評価期間中の上記特定された日が第3データ取得期間に相当する。
そして予測モデル生成装置100は、第2データ取得期間から第3データ取得期間までの間隔を、遡及期間として定める。
なお、予測精度評価期間は予測対象データの予測値と実績値が得られている最後(最も新しい)の単位期間(例えば1日)である。一方「重み評価期間」は「予測精度評価期間」に先行し、単位期間の整数倍の期間である(例えば予測精度評価期間に先行する1週間(7日分)とする)。その様子を図10に示す。
予測モデル生成装置100は、上記のようにして設定した予測精度評価期間と重み評価期間の各日のデータを用いて、各要素モデルに検出データの実績値を入力し、要素モデル毎に、予測対象データの予測値(暫定予測値)を得る。
またこれらの期間においては予測対象データの実績値も得られているため、予測モデル生成装置100は、予測精度を評価する。
具体的には、予測モデル生成装置100は、単位期間ごとに、後述する精度評価指標(予測精度評価期間における各要素モデルの精度指標値)ならびに重み設定指標(重み評価期間における各要素モデルの精度指標値)を計算し、予測精度評価期間における各要素モデルの精度評価指標と、重み評価期間の各日における各要素モデルの重み設定指標と、を比較する。具体的に各期間につき、各要素モデルから各指標が計算される様子を図11に示す。
次に、予測モデル生成装置100が、予測精度評価期間におけるデータに対して行う処理と精度評価指標について説明する。
予測モデル生成装置100は、予測精度評価期間(1日)での精度評価指標を、例えば式(1)に示す算出式を用いて算出する。この精度評価指標(以下、精度評価指標1とも記す)は、予測精度評価期間における予測対象データの暫定予測値と実績値の乖離度を表す指標であり、予測対象データの暫定予測値と実績値の差のp-ノルムである。精度評価指標1は、値が小さいほど予測精度が高いことを示す。
本実施形態においては、予測精度評価期間中のサンプル数Mは、1440個である。
ここでpの値は任意に選ぶことができ、p=2のときにはRMSE(2乗平均誤差平方根)のM倍となる。Mは単位期間の長さで固定値であるので2-ノルムはRMSEに比例するため、以降では2-ノルムの代わりにRMSEを用いて評価する場合もある。これにより、精度評価指標の算出を簡易に行うことが可能になる。
また予測モデル生成装置100は、予測精度評価期間(1日)での精度評価指標を、例えば式(2)に示す算出式を用いて算出することもできる。この精度評価指標(以下、精度評価指標2とも記す)は、予測精度評価期間における予測対象データの暫定予測値と実績値の相関係数を表す指標である。精度評価指標2は、値が大きいほど(+1に近いほど)、予測精度が高いことを示す。
本実施形態においては、予測精度評価期間中のサンプル数Mは1440個である。
次に、予測モデル生成装置100が、重み評価期間におけるデータに対して行う処理と重み設定指標について説明する。
予測モデル生成装置100は、重み評価期間(例えば単位期間を1日として予測精度評価期間に先行するn日)での重み設定指標を、例えば式(3)に示す算出式を用いて算出する。予測モデル生成装置100は、予測精度評価期間における精度評価指標としてp-ノルムを用いた場合は、式(3)のように、重み設定指標にもp-ノルムを用いる。この重み設定指標(以下、重み設定指標1とも記す)は、重み評価期間の各日における予測対象データの暫定予測値と実績値の乖離度を表す指標であり、予測対象データの暫定予測値と実績値の差のp-ノルムである。重み設定指標1は、値が小さいほど予測精度が高いことを示す。
本実施形態では、サンプル数Mは1440個である。
また予測モデル生成装置100は、予測精度評価期間における精度評価指標として相関係数を用いた場合は、式(4)のように、重み設定指標にも相関係数を用いる。
この重み設定指標(以下、重み設定指標2とも記す)は、重み評価期間の各日における予測対象データの暫定予測値と実績値の相関係数を表す指標である。重み設定指標2は、値が大きいほど(+1に近いほど)予測精度が高いことを示す。
本実施形態では、サンプル数Mは1440個である。
なお、予測値と実績値の乖離度(p-ノルム)は値が小さいほど精度が高く、相関係数は値が大きいほど精度が高い指標である。したがって予測モデル生成装置100は、精度評価指標に乖離度を用いる場合は重み評価指標も乖離度を用い、精度評価指標に相関係数を用いる場合は重み評価指標も相関係数を用いる。
次に、予測モデル生成装置100は、式(5)に示すように、重み評価期間中の1〜nの各単位期間における重み設定指標と、予測精度評価期間における精度評価指標と、の相関係数Rjを求める。
また、予測モデル生成装置100が重み評価期間中の1〜nの各単位期間における重み設定指標と、予測精度評価期間における精度評価指標と、の相関をとる様子を図12に示す。
そして予測モデル生成装置100は、予測精度評価期間における精度評価指標と最も相関性が高い重み設定指標が算出された重み評価期間中の単位期間を特定する。
予測精度評価期間における精度評価指標と相関性が最も高い重み設定指標が算出された単位期間が、予測精度評価期間のL日前(L番目の単位期間)の重み評価期間だったとすると、予測モデル生成装置100は、遡及期間としてL日を設定する。
このようにして遡及期間を特定したら、予測モデル生成装置100は、予測対象データの予測対象時点から上記遡及時間(L日)だけ遡った時点を含む日(第1データ取得期間)に得られた各要素モデルの重み設定指標を用いて、各要素モデルの予測精度に応じた重み係数を算出する。この第1データ取得期間に得られた各要素モデルの重み設定指標は、精度指標値記憶テーブル710に記録されているので、予測モデル生成装置100は、この精度指標値記憶テーブル710に記録されている重み設定指標を利用して、重み係数を算出する。
このとき、予測モデル生成装置100は、以下の式(6)や式(7)ようにして、各要素モデルの重み係数Wkを定める。
なお、L番目(L日前)の単位期間における重み設定指標を用いて算出される要素モデルk、jに対する重み設定指標をSLk、SLjと表す。
予測モデル生成装置100は、精度評価指標及び重み設定指標として、指標値が小さいほど精度が高くなるような乖離度(p-ノルム)を用いた場合は、重み設定指標SLkが小さいほど重み係数Wkの値を大きくする。例えば予測モデル生成装置100は、式(6)のように、重み設定指標の逆数に比例するように、各要素モデルに付加する重み係数を算出する。
また予測モデル生成装置100は、精度評価指標及び重み設定指標として、指標値が大きいほど精度が高くなるような相関係数を用いた場合は、重み設定指標SLkが大きいほど重み係数Wkの値を大きくする。例えば予測モデル生成装置100は、式(7)のように、重み設定指標に比例するように、各要素モデルに付加する重み係数を算出する。
このようにすることで、予測精度評価期間の精度評価指標と、予測精度評価期間のL日前の重み評価期間中の日における重み評価指標と、の相関が高ければ、オンラインでの予測を行う場合においても、予測対象日のL日前の重み評価指標に基づいて当該予測対象日の重み係数を設定することで、予測対象データを高精度で予測可能な予測モデルが生成できる。
例えばプラントPの特性変化にL日ごとの周期性があれば、予測精度評価期間のL日前の誤差(重み設定指標)と、予測精度評価期間の誤差(精度評価指標)と、の相関性が上がるため、L日前の指標に基づき重みを設定することが望ましいことになる。
なお、精度評価指標及び重み設定指標としてp-ノルムを用いた場合は、以下のような効果が期待される。
上述したように、予測モデルを複数種類の要素モデルを用いて構成すると、誤差の大きな要素モデルにより、予測モデル全体の誤差を増大させることになる。一方でp-ノルムによる精度評価指標、重み設定指標はそれぞれの期間における予測誤差の大きさ(絶対値)の平均に相当する。この予測誤差の大きさで除することになる重みを設定することで、要素モデル間の誤差のバラツキが抑制され、予測モデルの誤差を小さくすることができる。
また、精度評価指標としてp-ノルム(値が小さいほうが予測精度が高いことを表す指標)を採用した場合には、重み設定指標としてp-ノルムを採用する他に、平均誤差やT2統計量を採用することもできる。これらの重み設定指標も、p-ノルムと同様に、値が小さいほうが予測精度が高いことを表す指標である。
重み設定指標として平均誤差を採用した場合の算出式を式(8)に示す。式(8)に示す平均誤差は、重み評価期間の各日における予測対象データの予測値と実績値の乖離度を表す指標であり、予測対象データの予測値と実績値の誤差の平均値である。
以上のような重み設定指標を採用することにより、予測誤差の大きい要素モデルに対しては重み係数が小さく設定され、予測誤差の小さい要素モデルに対しては重み係数が大きく設定される。これにより、精度の高い予測モデルを生成することができる。
次に、本実施形態に係る予測モデル生成装置100が行う、各要素モデルへの重み設定処理の流れを、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず予測モデル生成装置100は、プラントデータ記憶テーブル700に記憶されている精度評価期間(例えば9/8)のデータを用いて、事前に作成したK個の要素モデルについての精度評価指標Tkをそれぞれ計算し、精度指標値記憶テーブル710に記憶する(S1000、S1010)。
また予測モデル生成装置100は、プラントデータ記憶テーブル700に記憶されてい重み設定期間(例えば9/1〜9/7)のデータを用いて、K個の各要素モデルについて、重み設定期間内の単位期間ごとに(9/1〜9/7の各日)重み設定指標Sjkを計算し、精度指標値記憶テーブル710に記憶する(S1020、S1030、S1040)。
そして予測モデル生成装置100は、重み設定期間の各単位期間の重み設定指標Sjkと、精度評価指標Tkと、の相関係数を算出する(S1050)。
そして予測モデル生成装置100は、精度評価指標Tkと最も相関の高い重み設定指標Sjkが得られた単位期間を選出し、精度評価期間と上記単位期間との期間(遡及期間L)を特定する(S1060)。
その後、予測モデル生成装置100は、予測対象日から遡及期間Lだけ遡及した日の重み設定指標Sjkを精度指標値記憶テーブル710から読み出して、各要素モデルの重み係数を算出する(S1070)。
次に、本実施形態に係る予測モデル生成装置100について、図14〜図20を参照しながら、具体的な例を用いて説明する。
まず、予測モデル生成装置100は、あるプラントPから発生する物質の濃度(予測対象データ)を、同プラントPの各部位での温度や圧力等のセンサデータ(検出データ)から予測するための複数種類の要素モデルを、PLS(部分的最小二乗法)等の回帰モデルとして作成する。
各要素モデルは、例えば「コンピュータ・ケミストリーシリーズ3 ケモメトリックス 化学パターン認識と多変量解析 宮下・佐々木 共立出版 1995」に述べられているような手法を用いることで作成可能である。
このとき、予測モデル生成装置100は、以下の期間1〜期間15の各期間の時系列データを用いて、15種類の要素モデルを作成する。なお、各期間における時系列データのサンプリング周期は1分である。
期間1 :7/7 〜8/31(8週間)
期間2 :7/7 〜8/3 (前半4週間)
期間3 :8/4 〜8/31(後半4週間)
期間4 :7/7 〜7/20(最初の2週間)
期間5 :7/21〜8/3 (2番目の2週間)
期間6 :8/4 〜8/17(3番目の2週間)
期間7 :8/18〜8/31(4番目の2週間)
期間8 :7/7 〜7/13(1週目)
期間9 :7/4 〜7/20(2週目)
期間10:7/21〜7/27(3週目)
期間11:7/28〜8/3 (4週目)
期間12:8/4 〜8/10(5週目)
期間13:8/11〜8/17(6週目)
期間14:8/18〜8/24(7週目)
期間15:8/25〜8/31(8週目)
そして予測モデル生成装置100は、過去の複数の連続するデータ取得期間(9/1〜9/8の各日)における、プラントPの検出データの実績値と、予測対象データの実績値と、各要素モデルと、を用いて、15個の要素モデルそれぞれの精度指標値を、データ取得期間毎に求める。
そして予測モデル生成装置100は、各データ取得期間の要素モデル毎の精度指標値の類似度に基づいて、精度指標値の類似性が高い2つのデータ取得期間を特定する。そして予測モデル生成装置100は、これら2つのデータ取得期間の間隔を遡及期間として定める。
例えば予測モデル生成装置100は、各データ取得期間の精度指標値の相互の相関係数を算出し、相関係数が最も高い2つのデータ取得期間を特定する。例えば9/2の精度指標値と9/6の精度指標値との相関係数が最も高い場合には、予測モデル生成装置100は、遡及期間を4日と定める。予測モデル生成装置100は、このようにして、プラントPの変動の周期性をとらえる。
なおこのとき、予測モデル生成装置100は、プラントPの変動の周期が4日であることをより確実にするために、例えば、上記の9/2と9/6の精度指標値の相関係数の他に、9/1と9/5、9/3と9/7、9/4と9/8についても、精度指標値の相関係数を求め、これらの相関係数を例えば出力装置160に表示して操作者に提示してもよい。そして予測モデル生成装置100は、操作者による承認を受け付けた場合に、遡及期間を4日と確定するようにしてもよい。
あるいは予測モデル生成装置100は、各データ取得期間の精度指標値の相互の相関係数を算出したら、全ての相関係数を日付情報とともに出力装置160に表示して操作者に提示してもよい。そして予測モデル生成装置100は、操作者によって選択された2つの日付を指定する情報(例えば9/2と9/4)、あるいは遡及期間を指定する情報(例えば4日)の入力を受け付けた場合に、遡及期間を確定するようにしてもよい。
このような態様により、予測モデル生成装置100は、プラントPの変動の周期性、すなわち遡及期間をより確実に定めることが可能となり、予測対象データの予測値をより高精度に算出することができる予測モデルを生成することが可能となる。
なお、本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、上記9/1〜9/8の各データ取得期間のうちの最新のデータ取得期間(9/8)を予測精度評価期間(第2データ取得期間)として選択した上で、予測精度評価期間に先行する9/1〜9/7の各データ取得期間を重み評価期間とし、上記予測精度評価期間における精度指標値と最も相関性が高い精度指標値が算出された、重み設定期間の中のデータ取得期間(第3データ取得期間)を選択する。
このような態様により、予測モデル生成装置100が遡及期間を求めるための情報処理の負担を軽減し、予測モデルをより短時間で生成することが可能になる。
本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、9/1〜9/8の精度指標値を算出する際には、まず、プラントデータ記憶テーブル700に記憶されている検出データ(温度、圧力、流量)の実績値と、上記15個の要素モデルと、を用いて、上記各日の予測対象データ(濃度)の暫定予測値を要素モデル毎に算出する。そして予測モデル生成装置100は、要素モデル毎に算出した上記暫定予測値と、各日における予測対象データの実績値と、を用いて、精度指標値を要素モデル毎に算出する。
ここでは、予測モデル生成装置100は、各日の予測対象データの実績値と各要素モデルの暫定予測値との差分のRMSEを精度指標値として算出する。予測モデル生成装置100が要素モデルごとに算出した各日の実績値と暫定予測値との差分のRMSEを、図15に示す。
そして予測モデル生成装置100は、9/1〜9/8の各データ取得期間のうちの最新のデータ取得期間(9/8)を予測精度評価期間(第2データ取得期間)として選択し、予測精度評価期間に先行する9/1〜9/7の各データ取得期間を重み評価期間とした上で、図16に示すように、重み評価期間中の各日における精度指標値(重み設定指標)と、予測精度評価期間における精度指標値(精度評価指標)と、の相関係数Rjを求める。
予測モデル生成装置100は、これらの相関係数Rjを比較して、9/6、すなわち9/8の2日前の相関係数Rjが最大であると判別できるため、遡及期間として2日を求めることができる。
このため、予測モデル生成装置100は、上記15個の各要素モデルの重み係数を、予測対象日の2日前のRMSEの逆数に比例する形で設定する。
このようにして、予測モデル生成装置100は、予測精度の高い要素モデルほど重みを増すような重み係数を各要素モデルに乗じて構成される予測モデルを生成する。
このようにして予測モデル生成装置100によって生成される予測モデルを用いて、プラントPの予測対象データ(濃度)の予測値を求めた結果を図17に示す。
図17は、9/9〜9/20までの各日について、本実施形態に係る予測モデル生成装置100によって生成された予測モデルを用いて算出されるプラントPの予測対象データ(濃度)の予測値と、予測対象データの実績値と、を示すものである。
図17に示すように、本実施形態に係る予測モデル生成装置100によって生成された予測モデルを用いることによって、高精度に予測対象データの予測値が算出できることがわかる。しかも、予測モデルを構成する各要素モデルの重み係数が、制御システムPの変動とともに毎日更新されるため、継続的に高精度な予測値を算出することができる。
一方で、比較のために、予測モデルの各要素モデルを単純平均することでプラントPの予測対象データ(濃度)の予測値を求めた結果を図18に示す。
なお上記実施形態では、図16に示したように、予測モデル生成装置100が、予測精度評価期間における精度指標値(精度評価指標)と、重み評価期間中の各日における精度指標値(重み設定指標)と、の相関係数Rjを求め、これらの相関係数Rjを比較することで、相関係数Rjが最大となる日を選出する場合について説明したが、例えば、図19に示すように、予測モデル生成装置100は、精度評価指標と、重み設定指標と、の相関関係を表す散布図を出力装置160に表示し、操作者に適切な日を選択させるようにしてもよい。
このとき、操作者は、『精度評価指標を「RMSE」により計算した場合』、及び『「相関係数」により計算した場合』のいずれかを選択することができる。
そして『精度評価指標を「RMSE」により計算した場合』を選択した場合には、操作者は、『重み設定指標を「RMSE」により計算した場合』、あるいは『「平均誤差」により計算した場合』を選択することができる。もちろん、重み設定指標は、重み評価期間中の各日の中から選ぶことができる。
また『精度評価指標を「相関係数」により計算した場合』を選択した場合には、操作者は、『重み設定指標を「相関係数」により計算した場合』を選択することができる。この場合も、重み設定指標は、重み評価期間中の各日の中から選ぶことができる。
そして予測モデル生成装置100は、操作者が上記散布図を参照しながら選択した日から予測精度評価期間までの日数を、遡及期間として定める。
なお、上記のような散布図を操作者に提示できるようにする場合には、本実施形態に係る予測モデル生成装置100は、精度評価指標を算出する際に、p-ノルム、及び相関係数の両方を用いて精度評価指標を算出しておく。同様に、予測モデル生成装置100は、重み設定指標を算出する際には、p-ノルム、相関係数、及び平均誤差の全てを用いて重み設定指標をを算出しておく。
このような態様により、複数の計算方法によって算出された複数種類の指標値を総合的に考慮することでプラントPの変動の様子をより正確にとらえることが可能になるので、より適切に要素モデルの重み係数を設定することが可能となる。
また上述したように、各要素モデルによって算出された予測対象データの予測値(暫定予測値)と、予測対象データの実績値と、の一致の度合いを示す精度指標値として採用可能なp-ノルム及び平均誤差のいずれも、値が小さいほうが予測精度が高いことを表す指標である点で共通するため、式(8)に示したように、精度評価指標としてp-ノルムを採用した場合には、重み設定指標として平均誤差を採用することができる。
このように、精度評価指標をp-ノルムで計算し、重み設定指標を平均誤差で計算した場合の相関係数Rjを図20に示す。
このように、異なる計算方法で算出した指標との相関係数Rjも併用することにより、より総合的に、プラントPの変動の周期性をとらえることも可能となる。
以上、本実施形態に係る予測モデル生成装置100について説明したが、本実施形態に係る予測モデル生成装置100によれば、アンサンブル予測における予測モデルを構成する各要素モデルの重み係数を、プラントPの状態の変化を考慮して適切に変更できる。このため、予測対象データの予測値を継続的に高精度に保つことができる。
なお上述した実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、検出データは、プラントPに装着されたセンサによって検出されるプラントPの温度や圧力などのデータだけでなく、気温や気圧、湿度などのプラントPの外部環境の状態を示すデータが含まれていてもよい。
100 予測モデル生成装置
101 モデル作成部
102 精度指標値算出部
103 モデル精度評価部
104 重み算出部
105 モデル合成部
110 CPU
120 メモリ
130 通信装置
140 記憶装置
150 入力装置
160 出力装置
170 記録媒体読取装置
600 制御プログラム
700 プラントデータ記憶テーブル
710 精度指標値記憶テーブル
800 記録媒体

Claims (8)

  1. 制御対象システムにおける予測対象データの値を、前記予測対象データとは異なる検出データの値から予測するための予測モデルを生成する予測モデル生成装置であって、
    前記検出データ及び前記予測対象データの過去の実績値を用いて、前記検出データから前記予測対象データを予測するための複数種類の要素モデルを作成する要素モデル作成部と、
    前記予測対象データの予測対象時点から所定の遡及期間だけ遡った第1データ取得期間に得られた前記検出データの実績値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記予測対象データの前記要素モデル毎の暫定予測値と、前記第1データ取得期間における前記予測対象データの実績値と、の一致の度合いに応じた重み係数を前記要素モデル毎に算出する重み算出部と、
    前記予測対象時点における前記検出データの値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記要素モデル毎の暫定予測値に前記各要素モデルの前記重み係数を乗じて得られるそれぞれの値を合計するように、前記予測モデルを生成する予測モデル生成部と、
    を備えることを特徴とする予測モデル生成装置。
  2. 請求項1に記載の予測モデル生成装置であって、
    過去の連続する複数のデータ取得期間毎に、前記検出データの実績値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記予測対象データの前記要素モデル毎の暫定予測値と、前記予測対象データの実績値と、の一致の度合いを示す精度指標値を算出する精度指標値算出部と、
    前記各データ取得期間の前記精度指標値の相互の類似度に基づいて選出される2つの前記データ取得期間である、第2データ取得期間から第3データ取得期間までの期間を、前記遡及期間として定める遡及期間算出部と、
    を備えることを特徴とする予測モデル生成装置。
  3. 請求項2に記載の予測モデル生成装置であって、
    前記遡及期間算出部は、前記各データ取得期間のうちの最新の前記データ取得期間を前記第2データ取得期間として選択した上で、前記第2データ取得期間における前記精度指標値と最も相関性が高い前記精度指標値が算出された前記データ取得期間を前記第3データ取得期間として選択し、前記遡及期間を定める
    ことを特徴とする予測モデル生成装置。
  4. 請求項2または3に記載の予測モデル生成装置であって、
    前記遡及期間算出部は、前記各データ取得期間における前記精度指標値の相互の相関性を示す情報を所定のユーザインタフェースに出力し、前記ユーザインタフェースを介して入力される情報に基づいて前記遡及期間を定める
    ことを特徴とする予測モデル生成装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の予測モデル生成装置であって、
    前記各データ取得期間には、前記検出データの実績値及び前記予測対象データの実績値が得られるサンプリングタイミングが複数含まれ、
    前記精度指標値は、前記各サンプリングタイミングにおける前記暫定予測値と前記予測対象データの実績値とのそれぞれの差分のノルムを用いて算出される
    ことを特徴とする予測モデル生成装置。
  6. 請求項2〜4のいずれかに記載の予測モデル生成装置であって、
    前記各データ取得期間には、前記検出データの実績値及び前記予測対象データの実績値が得られるサンプリングタイミングが複数含まれ、
    前記精度指標値は、前記各サンプリングタイミングにおける前記暫定予測値と前記予測対象データの実績値とのそれぞれの相関係数を用いて算出される
    ことを特徴とする予測モデル生成装置。
  7. 制御対象システムにおける予測対象データの値を、前記予測対象データとは異なる検出データの値から予測するための予測モデルの生成方法であって、
    前記検出データ及び前記予測対象データの過去の実績値を用いて、前記検出データから前記予測対象データを予測するための複数種類の要素モデルを作成し、
    前記予測対象データの予測対象時点から所定の遡及期間だけ遡った第1データ取得期間に得られた前記検出データの実績値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記予測対象データの前記要素モデル毎の暫定予測値と、前記第1データ取得期間における前記予測対象データの実績値と、の一致の度合いに応じた重み係数を前記要素モデル毎に算出し、
    前記予測対象時点における前記検出データの値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記要素モデル毎の暫定予測値に前記各要素モデルの前記重み係数を乗じて得られるそれぞれの値を合計することにより、前記予測モデルを生成する
    ことを特徴とする予測モデル生成方法。
  8. 制御対象システムにおける予測対象データの値を、前記予測対象データとは異なる検出データの値から予測するための予測モデルを生成する予測モデル生成装置に、
    前記検出データ及び前記予測対象データの過去の実績値を用いて、前記検出データから前記予測対象データを予測するための複数種類の要素モデルを作成する手順と、
    前記予測対象データの予測対象時点から所定の遡及期間だけ遡った第1データ取得期間に得られた前記検出データの実績値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記予測対象データの前記要素モデル毎の暫定予測値と、前記第1データ取得期間における前記予測対象データの実績値と、の一致の度合いに応じた重み係数を前記要素モデル毎に算出する手順と、
    前記予測対象時点における前記検出データの値と前記各要素モデルとを用いて算出される前記要素モデル毎の暫定予測値に、前記各要素モデルの前記重み係数を乗じて得られるそれぞれの値を合計するように、前記予測モデルを生成する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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