JP2007233639A - 風力発電出力予測方法、風力発電出力予測装置およびプログラム - Google Patents

風力発電出力予測方法、風力発電出力予測装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】精度の高い風力発電出力の予測方法を提供する。
【解決手段】風力発電出力予測方法であって、過去の地形条件、気象条件および実測値を用いて、複数の物理モデルおよび複数の統計モデルについて集団学習をすることにより、複数の物理モデルおよび複数の統計モデルを最適に組み合わせた最終モデルを決定する手順と、最終モデルを用いて、過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、特定の時刻における対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する手順とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、風力発電出力予測方法、風力発電出力予測装置およびプログラムに関する。特に、本発明は、物理モデルおよび統計モデルを用いる風力発電出力予測方法、風力発電出力予測装置およびプログラムに関する。
風力発電の発電量は風速の3乗に比例することから、小さな風速の予測誤差が、風力発電の発電出力の大きな予測誤差につながる。このようなことから、気象予報データ等を入力して、風速、または、発電出力を計算する方法が知られている(例えば、特許文献1および2を参照)。
特開2000−145614号公報 特開2004−19583号公報
しかしながら、風力発電出力等の予測値を計算する各方法は、気象条件等の入力データの値に応じて、計算結果の精度における、得手不得手が存在する。このために、気象条件等の入力データの値によって、予測値の誤差が大きくなるという不具合がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、風力発電出力予測方法であって、物理方程式を用いて対象地点の風力発電出力に関する物理予測値を算出する一または複数の物理モデルを準備する手順と、風力発電出力に関する統計的な統計予測値を算出する一または複数の統計モデルを準備する手順と、複数の物理モデルを用いて、地形条件および気象条件に基づいて物理予測値をそれぞれ算出する手順と、一または複数の統計モデルを用いて、地形条件、気象条件および物理予測値、並びに、風力発電出力に関する過去の実測値に基づいて、統計予測値をそれぞれ算出する手順と、過去の地形条件、気象条件および実測値を用いて、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数を最適に組み合わせた最終モデルを決定する手順と、最終モデルを用いて、過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、特定の時刻における対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する手順とを備える。
上記風力発電出力予測方法において、最終モデルを決定する手順は、集団学習により一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数を組み合わせから新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、集団学習により複数の新規モデルを組み合わせて最終モデルを決定する手順とを有してもよい。
上記の風力発電出力予測方法において、過去の地形条件および気象条件、並びに、風力発電出力に関する過去の実測値を用いて、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数から新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、集団学習により複数の新規モデルを組み合わせた組合せモデルを決定する手順とをさらに備え、最終モデルを決定する手段は、一または複数物理モデル、一または複数の統計モデルおよび組合せモデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデル、一または複数の統計モデルおよび組合せモデルのうちの複数を組み合わせた最終モデルを決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、最終モデルを決定する手段は、一または複数の物理モデルの物理予測値、および、一または複数の統計モデルの統計予測値、のうちの複数を重み付け平均する重み付け係数を決定する手順を含んでもよい。
上記風力発電出力予測方法において、物理モデルを準備する手順は、物理モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、物理モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、統計モデルを準備する手順は、統計モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、統計モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、物理モデルを準備する手順は、物理モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、物理モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、統計モデルを準備する手順は、統計モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、統計モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、物理モデルを準備する手順は、物理モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、統計モデルを準備する手順は、統計モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測方法において、一または複数の物理モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含んでもよい。また、上記風力発電出力予測方法において、一または複数の統計モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含んでもよい。
上記風力発電出力予測方法において、複数の物理モデルの複数の物理予測値および複数の統計モデルの複数の統計予測値のばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し出力する手順をさらに備えてもよい。
本発明の第2の形態において、風力発電出力予測装置であって、物理方程式を用いて対象地点の風力発電出力に関する物理予測値を算出する一または複数の物理モデルを取得し、一または複数の物理モデルを用いて、地形条件および気象条件に基づいて物理予測値をそれぞれ算出する物理予測部と、風力発電出力に関する統計的な統計予測値を算出する一または複数の統計モデルを取得し、一または複数の統計モデルを用いて、地形条件、気象条件および物理予測値、並びに、風力発電出力に関する過去の実測値に基づいて、統計予測値をそれぞれ算出する統計予測部と、過去の地形条件、気象条件および実測値を用いて、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数を最適に組み合わせた最終モデルを決定する最終モデル決定部と、最終モデルを用いて、過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、特定の時刻における対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する最終予測部とを備える。
上記風力発電出力予測装置において、最終モデル決定部は、集団学習により一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数を組み合わせて新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成し、集団学習により複数の新規モデルを組み合わせて最終モデルを決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、過去の地形条件および気象条件、並びに、風力発電出力に関する過去の実測値を用いて、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数から新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成し、集団学習により複数の新規モデルを組み合わせた組合せモデルを決定する組合せモデル決定部をさらに備え、最終モデル決定部は、一または複数の物理モデル、一または複数の統計モデルおよび組合せモデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデル、一または複数の統計モデルおよび組合せモデルのうちの複数を組み合わせた最終モデルを決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、最終モデル決定部は、一または複数の物理モデルの物理予測値、および、一または複数の統計モデルの統計予測値のうちの複数を重み付け平均する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、物理モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの種類を格納する物理モデル格納部をさらに備え、最終モデル決定部は、物理モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、統計モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの種類を格納する統計モデル格納部をさらに備え、最終モデル決定部は、統計モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、物理モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を格納する物理モデル格納部をさらに備え、最終モデル決定部は、物理モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、統計モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を格納する統計モデル格納部をさらに備え、最終モデル決定部は、統計モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、物理モデルに対応付けて、誤差傾向を格納する物理モデル格納部をさらに備え、最終モデル決定部は、過去の誤差傾向に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、一または統計モデルに対応付けて、誤差傾向を格納する統計モデル格納部をさらに備え、最終モデル決定部は、過去の誤差傾向に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記風力発電出力予測装置において、一または複数の物理モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含んでもよい。また、上記風力発電出力予測装置において、複数の統計モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含んでもよい。
上記風力発電出力予測装置において、複数の物理モデルの複数の物理予測値および複数の統計モデルの複数の統計予測値のばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し出力する信頼性算出部をさらに備えてもよい。
本発明の第3の形態において、風力発電出力を予測するコンピュータのプログラムであって、コンピュータに、物理方程式を用いて対象地点の風力発電出力に関する物理予測値を算出する一または複数の物理モデルを準備する手順と、風力発電出力に関する統計的な統計予測値を算出する一または複数の統計モデルを準備する手順と、一または複数の物理モデルを用いて、地形条件および気象条件に基づいて物理予測値をそれぞれ算出する手順と、一または複数の統計モデルを用いて、地形条件、気象条件および物理予測値、並びに、風力発電出力に関する過去の実測値に基づいて、統計予測値をそれぞれ算出する手順と、過去の地形条件、気象条件および実測値を用いて、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数を最適に組み合わせた最終モデルを決定する手順と、最終モデルを用いて、過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、特定の時刻における対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する手順とを実行させる。
上記プログラムにおいて、最終モデルを決定する手順は、集団学習により一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数を組み合わせて新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、集団学習により複数の新規モデルを組み合わせて最終モデルを決定する手順とを有してもよい。
上記プログラムにおいて、過去の地形条件および気象条件、並びに、風力発電出力に関する過去の実測値を用いて、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデルおよび一または複数の統計モデルのうちの複数から新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、集団学習により複数の新規モデルを組み合わせた組合せモデルを決定する手順とをさらに実行させ、最終モデルを決定する手段は、一または複数物理モデル、一または複数の統計モデルおよび組合せモデルのうちの複数について集団学習をすることにより、一または複数の物理モデル、一または複数の統計モデルおよび組合せモデルのうちの複数を組み合わせた最終モデルを決定してもよい。
上記プログラムにおいて、最終モデルを決定する手段は、一または複数の物理モデルの物理予測値、および、一または複数の統計モデルの統計予測値、のうちの複数を重み付け平均する重み付け係数を決定する手順を含んでもよい。
上記プログラムにおいて、物理モデルを準備する手順は、物理モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、物理モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記プログラムにおいて、統計モデルを準備する手順は、統計モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、統計モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記プログラムにおいて、物理モデルを準備する手順は、物理モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、物理モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記プログラムにおいて、統計モデルを準備する手順は、統計モデルに対応付けて、地形条件および気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、統計モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記プログラムにおいて、物理モデルを準備する手順は、物理モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記プログラムにおいて、統計モデルを準備する手順は、統計モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を決定してもよい。
上記プログラムにおいて、一または複数の物理モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含んでもよい。また、上記プログラムにおいて、一または複数の統計モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含んでもよい。
上記プログラムにおいて、複数の物理モデルの複数の物理予測値および複数の統計モデルの複数の統計予測値のばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し出力する手順をさらに備えてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、予測に用いる複数の物理モデルおよび複数の統計モデルを、集団学習により最適化して組み合わせるので、風力発電出力をより高い精度で予測することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態にかかる風力発電出力予測装置10を含むシステムを模式的に示す。風力発電出力予測装置10は、風力発電出力予測装置10を制御するプログラムを実行する本体12と、表示画面を有しユーザに対して本体12からの出力に基づく表示をするディスプレイ14と、ユーザから本体12に対する入力手段の一例としてのキーボード16及びマウス18とを備える。風力発電出力予測装置10は通信ネットワーク60を介して、風力発電出力実測装置30、気象データ配信装置40および地形条件配信装置50に接続される。風力発電出力予測装置10は、複数の物理モデルおよび複数の統計モデルを組み合わせることにより、風力発電出力をより正確に予測することを目的とする。
風力発電出力実測装置30は、予め定められた時刻の風力発電出力の実測値を取得する。さらに、風力発電出力実測装置30は、取得した実測値を上記時刻に対応付けて、通信ネットワーク60を介して、風力発電出力予測装置10へ送信する。
気象データ配信装置40は、予め定められた時刻の気象情報を配信する。例えば、気象データ配信装置40は、約20キロメッシュ毎に気温、湿度、気圧面高度、風速(南北・東西成分)等を上記時刻に対応付けて、通信ネットワーク60を介して、風力発電出力予測装置10へ送信する。
地形条件配信装置50は、標高データ、土地利用データ等の地形条件を配信する。地形条件配信装置50は、地形条件として、例えば、約100メートルメッシュ毎に粗度、アルベド(反射能)、蒸発効率等を、通信ネットワーク60を介して、風力発電出力予測装置10へ送信する。風力発電出力予測装置10は、地形条件配信装置50からこれらの地形条件を受信することに替えて、非図示の記憶媒体を介して、これらのデータを取得してもよい。
図2は、本体12の一例をブロック図で示す。図3は、予測値およびモデルの関係を模式的に示す。図2に示すように、本体12は、物理モデル記憶部100、統計モデル記憶部110、物理予測部120、統計予測部130、最終予測部140、信頼性算出部142、実測値取得部150、最終モデル決定部160および組み合わせ記憶部200を備える。
物理モデル記憶部100は、地形条件および気象条件から、物理方程式を用いて対象地点の風速および風向の予測値を算出する複数の物理モデルA1、A2、A3を記憶する。物理モデル記憶部100は、これら複数の物理モデルとして、線形モデルA1、A2および非線形モデルA3を記憶することが好ましい。これにより、線形モデルと非線形モデルとで互いに不得意な部分を補完しあって、より正確な予測値を算出することができる。以下、物理モデルにより算出される予測値を物理予測値という。
統計モデル記憶部110は、風力発電出力に関する統計的な予測値を算出する複数の統計モデルB1、B2、B3を記憶する。統計モデル記憶部110は、複数の統計モデルとして、線形モデルB1、B2および非線形モデルB3を記憶することが好ましい。これにより、線形モデルと非線形モデルとで互いに不得意な部分を補完しあって、より正確な補正値を算出することができる。以下、統計モデルにより算出される予測値を統計予測値という。
本体12は、通信ネットワーク60を介して、複数の物理モデルA1、A2、A3を取得して、物理モデル記憶部100に記憶すると共に、複数の統計モデルB1、B2、B3を取得して、統計モデル記憶部110に記憶する。
組み合わせ記憶部200は、対象地点に対応付けて、物理モデルおよび統計モデルの組み合わせを記憶する。図3に示す形態では、組み合わせ記憶部200は、対象地点に対応付けて、物理モデル別の物理予測値および統計モデル別の統計予測値を重み付け平均するそれぞれの重み付け係数C1、C2、・・・C15を記憶する。
物理予測部120は、複数の物理モデルA1、A2、A3を用いて、地形条件および気象条件に基づいて対象地点の風速および風向の予測値を算出し、その対象地点の風力発電出力の予測値a1、a2、a3に変換して出力する。具体的には、まず、物理予測部120は、通信ネットワーク60を介して地形条件配信装置50または気象データ配信装置40から、地形条件および気象条件を取得する。物理予測部120は、取得した地形条件および気象条件を、物理モデル記憶部100に記憶された物理モデルA1に入力して、物理モデルA1における対象地点別の風速および風向の予測値を算出する。物理予測部120は、この風速および風向の予測値と、対象地点それぞれの発電機または発電所の仕様とに基づいて、物理モデルA1における対象地点別の風力発電出力の予測値a1を算出する。同様に、物理予測部120は、物理モデルA2、A3を用いて対象地点別の風力発電出力の予測値a2、a3を算出する。物理予測部120は、算出した風力発電出力のそれぞれの予測値a1、a2、a3を、統計予測部130、および、最終予測部140に出力する。なお、物理予測部120は、気象データ配信装置40等にかえてまたは加えて、キーボード16またはマウス18を介して入力された情報を地形条件および気象条件として取得してもよい。
統計予測部130は、複数の統計モデルB1、B2、B3を用いて、複数の物理モデルA1、A2、A3により算出された風力発電出力の物理予測値a1、a2、a3を統計的に補正したそれぞれの統計予測値を算出する。具体的には、まず、統計予測部130は、物理予測部120から風力発電出力のそれぞれの物理予測値a1、a2、a3を取得する。統計予測部130は、物理モデルA1の風力発電出力の物理予測値a1を、統計モデル記憶部110に記憶された統計モデルB1に入力して、物理モデルA1および統計モデルB1における、対象地点別の風力発電出力の統計予測値a1−b1を算出する。同様に統計予測部130は、物理モデルA2、A3の風力発電出力の物理予測値a2、a3を、統計モデル記憶部110に記憶された統計モデルB1に入力して、物理モデルA1、A2および統計モデルB1における、対象地点別の風力発電出力の統計予測値a2−b1、a2−b1、a3−b1を算出する。さらに同様に統計予測部130は、物理モデルA1、A2、A3の風力発電出力の物理予測値a1、a2、a3を、統計モデルB2、B3に入力して、対象地点別の風力発電出力の統計予測値a1−b2、a2−b2、・・・a3−b3を算出する。
さらに、統計予測部130は、複数の統計モデルB1、B2、B3を用いて、地形条件および気象条件、並びに、過去の風力発電出力の実測値のすくなくともいずれか一つから対象地点の風力発電出力の統計予測値を算出する。この場合に、まず、統計予測部130は、気象条件の一例として過去の風速および風向の実測値を気象データ配信装置40から物理予測部120を介して取得する。さらに、統計予測部130は、過去の風速および風向の実測値から、統計モデル記憶部110に記憶された統計モデルB1を用いて風力発電出力の統計予測値b1を算出する。同様に、統計予測部130は、過去の風速および風向の実測値から、統計モデルB2、B3を用いて風力発電出力の統計予測値b2、b3を算出する。また上記の過去の風速および風力に代えて、統計予測部130は、過去の風力発電出力を風力発電出力実測装置30から取得して、複数の統計モデルB1、B2、B3を用いて、対象地点の風力発電出力の統計予測値を算出してもよい。
最終予測部140は、複数の物理モデルの物理予測値a1、a2、a3、複数の統計モデルの統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3を最終モデルに基づいて組み合わせることにより、特定の時刻におけるある対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する。図3に示す形態においては、まず、最終予測部140は、特定の時刻におけるある対象地点について、物理予測部120から物理予測値を、統計予測部130から統計予測値を取得する。また、最終予測部140は、組み合わせ記憶部200からその対象地点に係る物理モデルおよび統計モデルのそれぞれの重み付け係数C1、C2、・・・C15を取得する。最終予測部140は、物理モデル別の物理予測値a1、a2、a3、および、統計モデル別の統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3を重み付け係数C1、C2、・・・C15で重み付け平均することにより、特定の時刻におけるある対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する。
信頼性算出部142は、複数の物理モデルの複数の物理予測値a1、a2、a3、複数の統計モデルの複数の統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3の値を最終予測部140から受け取り、これらのばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し、最終予測部140に出力する。ここで、信頼性を示す指標の一例は、上記物理予測値および統計予測値の分散である。ただし、これに限られず、値のばらつきを示す他の指標であってもよい。なお、信頼性算出部142は、複数の物理モデルの複数の物理予測値a1、a2、a3の信頼性と、複数の統計モデルの複数の統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3の信頼性とをそれぞれ算出してもよい。
実測値取得部150は、通信ネットワーク60を介して風力発電出力実測装置30から、時刻別、対象地点別の風力発電出力の実測値を取得する。実測値取得部150は、取得した風力発電出力の実測値を最終モデル決定部160に供給する。なお、実測値取得部150は、風力発電出力実測装置30にかえてまたは加えて、キーボード16またはマウス18を介して入力された情報を風力発電出力の実測値として取得してもよい。
最終モデル決定部160は、過去の前記地形条件、気象条件および実測値を用いて、複数の物理モデルA1、A2、A3および複数の統計モデルB1、B2、B3について集団学習をすることにより、複数の物理モデルA1、A2、A3および複数の統計モデルB1、B2、B3を最適に組み合わせた最終モデルを決定する。最終モデル決定部160は、一例として、過去の実測値を例題として集団学習をすることにより、当該実測値と予測値の誤差を小さくする複数の物理モデルおよび複数の統計モデルの線形結合の重み付け係数C1、C2、・・・C15を決定する。さらに、最終モデル決定部160は、これらの重み付け係数C1、C2、・・・C15を組み合せ記憶部200に格納する。
記憶媒体70は、物理モデル記憶部100、統計モデル記憶部110、物理予測部120、統計予測部130、最終予測部140、実測値取得部150、最終モデル算出部160、および、組み合わせ記憶部200の動作を行わせるプログラムを格納する。本体12は記憶媒体70に格納された上記プログラムをインストールすることにより、物理モデル記憶部100等の動作を行わせてもよい。さらに、他の方法として、本体12は、そのようなプログラムを、通信ネットワーク60を介して取得してもよい。また、記憶媒体70は、複数の物理モデル、および、複数の統計モデルを格納してもよい。記憶媒体70が複数の物理モデル等を格納する場合には、本体12は、通信ネットワーク60を介して、複数の物理モデル等を取得することにかえて、記憶媒体70から複数の物理モデル等を取得してもよい。
図4は、本体12の動作をフローチャートで示す。本フローチャートにより、ある対象地域の最終予測値を日次で算出する動作を説明する。また、一例として、本体12が、実測値と予測値の誤差を小さくする複数の物理モデルおよび複数の統計モデルの線形結合により、最終予測値を算出する場合について説明する。
まず、最終モデル決定部160は、最終予測部140を介して、前日の物理予測値a1、a2、a3、b1、b2、b3、および、統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3を取得する(S100)。また、最終モデル決定部160は、実測値取得部150を介して、前日の実測値を取得する(S102)。
最終モデル決定部160は、物理モデルおよび統計モデルのそれぞれの重み付け係数を決定する(S106)。この場合に、最終モデル決定部160は、特定の時刻におけるある対象地点について、重み付け係数C1、C2、・・・C15を変更し、変更後に算出する風力発電出力の最終予測値と実測値との誤差がより小さくなるときのそれぞれの重み付け係数C1、C2、・・・C15を算出する。例えば、最終モデル決定部160は、組み合わせ記憶部200を参照し、重み付け係数C1、C2、・・・C15の総和を1に保つ拘束条件の下で、その対象地点のそれぞれの重み付け係数C1、C2、・・・C15を微小に変化させて、最終予測値と実測値の誤差がより小さくなる重み付け係数C1、C2、・・・C15の組み合わせを決定する。この場合に、既知の統計的手法、例えばMoE(Mixture of Experts)等が用いられてもよい。そして最終モデル決定部160は、その対象地点について、組み合わせ記憶部200に記憶されているそれぞれの重み付け係数を、新たに算出したそれぞれの重み付け係数に更新する。
物理予測部120は、地形条件および本日の気象条件を各物理モデルA1、A2、A3に適用することにより、物理予測値a1、a2、a3を算出して、統計予測部130および最終予測部140に出力する(S108)。統計予測部130は、地形条件、本日の気象条件、上記物理予測値a1、a2、a3、および、前日の実測値の少なくともいずれかを用いて、各統計モデルB1、B2、B3により本日の統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3を算出して、最終予測部140に出力する(S110)。
次に、信頼性算出部142は、複数の物理モデルの複数の物理予測値a1、a2、a3、複数の統計モデルの複数の統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3の値を最終予測部140から受け取り、これらのばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し、最終予測部140に出力する(S111)。
最終予測部140は、本日の最終予測値を算出する(S112)。この場合に、まず、最終予測部140は、物理予測部120から本日のそれぞれの物理予測値a1、a2、a3、および、統計予測部130から本日のそれぞれの統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3を取得する。また、最終予測部140は、組み合わせ記憶部200から、ステップS106において更新されている重み付け係数を取得する。最終予測部140は、この重み付け係数C1、C2、・・・C15と、それぞれの物理予測値a1、a2、a3と、それぞれの統計予測値a1−b1、a2−b1、・・・a3−b3、b1、b2、b3とから、本日の最終予測値を算出する。最終予測部140は、算出した本日の最終予測値をディスプレイ14に表示する。そして本フローチャートは終了する。
本フローチャートに示すように、最終予測部140は、対象地点の特定の時刻における物理モデルおよび統計モデルの組み合わせにより、特定の時刻よりも後の時刻について、その対象地点の最終予測値を算出する。これにより、前回の実測値との誤差に基づいて、今回の予測に用いる複数の物理モデルの予測値、および、複数の統計モデルの補正値および予測値の組み合わせを最適化するので、風力発電出力の最終予測値の誤差を小さくすることができる。
図5および図6は、本体12の他の実施形態に用いられる情報を示す。図5は、物理モデル記憶部100に記憶される情報を示し、図6は、統計モデル記憶部110に記憶される情報を示す。なお、図1から図4に示す実施形態と同じ構成については、説明を省略する。
図5に示す物理モデル記憶部100は、複数の物理モデルのそれぞれに対応付けて、地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類、および、パラメータの値を記憶する。同様に、図6に示す統計モデル記憶部110は、複数の統計モデルのそれぞれに対応付けて、誤差傾向を記憶する。
図5に示す実施形態において、最終モデル決定部160は、物理モデルに対して入力されたパラメータの種類に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を更新する。具体的には、物理モデル記憶部100が図5に示すパラメータの種類を記憶している場合に、物理予測部120が「パラメータ2(蒸発効率)」を取得したときは、最終モデル決定部160は、「パラメータ2(蒸発効率)」を使用しない物理モデルA2、A3を用いて算出される物理予測値の重み付け係数を「0」とし、「パラメータ2(蒸発効率)」を使用する物理モデルA1を用いて算出される物理予測値の重み付け係数を算出する。これにより、入力されたパラメータの種類に応じて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け平均の重み付け係数を最適化するので、風力発電出力の最終予測値の誤差を小さくすることができる。
また、最終モデル決定部160は、物理モデルに対して入力されたパラメータの値に基づいて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け係数を更新する。例えば、物理モデル記憶部100が図5に示すパラメータの種類を記憶している場合に、物理予測部120が、「パラメータ1(地形の傾斜)」の値「Y度(Z度>Y度>X度)」を取得したときは、最終モデル決定部160は、「パラメータ1(地形の傾斜)」の値「Y度」を使用可能な範囲としない物理モデルA3を用いて算出される物理予測値の重み付け係数を「0」とし、「パラメータ1(地形の傾斜)」の値「Y度」を使用可能な範囲とする物理モデルA1、A2を用いて算出される物理予測値の重み付け係数を算出する。これにより、入力されたパラメータの値に応じて、物理モデルの物理予測値に対する重み付け平均の重み付け係数を最適化するので、風力発電出力の最終予測値の誤差を小さくすることができる。
さらに、最終モデル決定部160は、誤差傾向に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け係数を更新する。例えば、統計モデル記憶部110が図6に示す誤差傾向を記憶している場合に、最終モデル決定部160は、誤差傾向を「年間を通じて一定である」と判断したときは、統計モデルB2、B3を用いて算出される統計予測値の重み付け係数を「0」とし、統計モデルB1を用いて算出される統計予測値の重み付け係数を算出する。これにより、誤差傾向に基づいて、統計モデルの統計予測値に対する重み付け平均の重み付け係数を最適化するので、風力発電出力の最終予測値の誤差を小さくすることができる。
なお、図5および図6に示す実施形態において、地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類、および、パラメータの値に対応付けて物理モデルが記憶され、当該パラメータの種類、および、パラメータの値に基づいて、物理モデルの物理予測値の重み付け係数が更新されたが、これに限られない。例えばこれに代えてまたは加えて、地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類、および、パラメータの値に対応付けて統計モデルが記憶され、当該パラメータの種類、および、パラメータの値に基づいて、統計モデルの統計予測値の重み付け係数が更新されてもよい。同様に、図5および図6に示す実施形態において、誤差傾向に対応付けて統計モデルが記憶され、当該誤差傾向に基づいて、統計モデルの統計予測値の重み付け係数が更新されたが、これに限られない。例えばこれに代えてまたは加えて、誤差傾向に対応付けて物理モデルが記憶され、当該誤差傾向に基づいて、物理モデルの物理予測値の重み付け係数が更新されてもよい。
図1から図6の実施形態において、最終モデル決定部160は、物理モデル記憶部100に記憶された複数の物理モデルの物理予測値、および、統計モデル記憶部110に記憶された複数の統計モデルの統計予測値に重み付けして結合する最終モデルを決定した。しかし、最終モデル決定部160が最終モデルを決定する方法はこれに限られない。
図7は、最終モデル決定部160が最終モデルを決定する他の実施形態における、予測値およびモデルの関係を模式的に示す。この実施形態において、最終モデル決定部160は、複数の物理モデルA1、A2、A3および複数の統計モデルB1、B2、B3から、集団学習によって複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを作成し、当該複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを組み合わせて最終モデルを決定する。なお、この実施形態において、図1から図6の実施形態と同じ構成および動作については、説明を省略する。
図8は、図7の実施形態における本体12の動作を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、図4のフローチャートと同様に、最終モデル決定部160は、各予測値および実測値を取得する(S100、S102)。
次に、最終モデル決定部160は、物理モデル記憶部100に記憶された複数の物理モデルA1、A2、A3、および、統計モデル記憶部110に記憶された複数の統計モデルB1、B2、B3から、過去の実測値を例題として、集団学習により複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを作成する(S104)。さらに、最終モデル決定部160は、過去の実測値を例題として、集団学習により複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを線形結合する重み付け係数E1、E2、・・・Enを決定することにより、最終モデルを決定する(S107)。上記ステップS104、S106において、既知の統計的手法、例えばブースティング等が用いられてもよい。最終モデル決定部160は、複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnおよびそれらの重み付け係数E1、E2、・・・Enを組み合わせ記憶部200に記憶する。上記最終モデル決定部160により決定された最終モデルを用いて最終予測値を算出する手順(S108からS112)は、図4のフローチャートと同じであるので、説明を省略する。
以上、図7および図8に示す実施形態によれば、複数の物理モデルA1、A2、A3および複数の統計モデルB1、B2、B3から、集団学習によって複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを作成する。よって、予め準備する複数の物理モデルA1、A2、A3および複数の統計モデルB1、B2、B3の数が少ない場合およびこれらのモデルにおいて変更できるパラメータの数が少ない場合においても、より精度の高い最終モデルを決定することができる。
図9は、さらに他の実施形態におけるブロック図を示す。図10は、図9の実施形態における、予測値およびモデルの関係を模式的に示す。この実施形態の本体12は、図1から図6の実施形態に加えて、組み合わせモデル決定部210を有する。なお、この実施形態において、図1から図6の実施形態と同じ構成および動作については、説明を省略する。
組み合わせモデル決定部210は、図7および図8の最終モデル決定部160において最終モデルが決定される手法と同じ手法を用いて、新たな統計モデルDxを作成する。すなわち、組み合わせモデル決定部210は、複数の物理モデルA1、A2、A3および複数の統計モデルB1、B2、B3から、集団学習によって複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを作成し、当該複数の新規モデルD1、D2、・・・Dnを組み合わせて新たな統計モデルDxを決定する。さらに組み合わせモデル決定部210は、新たな統計モデルDxを統計モデル記憶部110に記憶する。
統計予測部130、最終予測部140および最終モデル決定部160は、組み合わせモデル決定部210により決定された新たな統計モデルDxを、予め準備された統計モデルB1、B2、B3に加えて、図1から図6の実施形態と同様の動作を行う。この本実施形態によれば、より精度の高い最終モデルを決定することができる。
以上、図1から図10の実施形態によれば、前回の実測値等に基づいて、集団学習により、今回の予測に用いる複数の物理モデルおよび複数の統計モデルの組み合わせを最適化する。よって、風力発電出力をより高い精度で予測することができる。
なお、本実施例において、3種類の物理モデルおよび3種類の統計モデルを用いて最終モデルが決定されるが、物理モデルおよび統計モデルの種類はこれに限られず、全体として複数のモデルが組み合わされればよい。例えば、1種類の物理モデルおよび2種類以上の物理モデルの組み合わせ、2種類以上の物理モデルおよび1種類の統計モデルの組み合わせ、または、2種類以上の物理モデルおよび2種類以上の統計モデルの組み合わせにより最終モデルが決定されてもよい。
また、本実施例において、統計予測部130は、物理モデルにより算出された風力発電出力の物理予測値を統計的に補正したそれぞれの統計予測値を算出したが、これにかえて、統計予測部130は、物理モデルにより算出された風速および風向の物理予測値を統計的に補正したそれぞれの統計予測値を算出し、風力発電出力の予測値に変換して出力してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
風力発電出力予測装置10等を模式的に示す。 本体12の一例をブロック図で示す。 予測値およびモデルの関係を模式的に示す。 本体12の動作をフローチャートで示す。 他の実施形態において物理モデル記憶部100に記憶される情報を示す。 他の実施形態において統計モデル記憶部110に記憶される情報を示す。 他の実施形態における、予測値およびモデルの関係を模式的に示す。 図7の実施形態における本体12の動作を示すフローチャートである。 さらに他の実施形態における本体12のブロック図を示す。 図9の実施形態における、予測値およびモデルの関係を模式的に示す。
符号の説明
10 風力発電出力予測装置、12 本体、14 ディスプレイ、16 キーボード、18 マウス、30 風力発電出力実測装置、40 気象データ配信装置、50 地形条件配信装置、60 通信ネットワーク、70 記憶媒体、100 物理モデル記憶部、110 統計モデル記憶部、120 物理予測部、130 統計予測部、140 最終予測部、142 信頼性算出部、150 実測値取得部、160 最終モデル決定部、200 組み合わせ記憶部、組み合わせモデル決定部210

Claims (39)

  1. 物理方程式を用いて対象地点の風力発電出力に関する物理予測値を算出する一または複数の物理モデルを準備する手順と、
    前記風力発電出力に関する統計的な統計予測値を算出する一または複数の統計モデルを準備する手順と、
    前記一または複数の物理モデルを用いて、地形条件および気象条件に基づいて前記物理予測値をそれぞれ算出する手順と、
    前記一または複数の統計モデルを用いて、前記地形条件、前記気象条件および前記物理予測値、並びに、前記風力発電出力に関する過去の実測値に基づいて、前記統計予測値をそれぞれ算出する手順と、
    過去の前記地形条件、前記気象条件および前記実測値を用いて、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数を最適に組み合わせた最終モデルを決定する手順と、
    前記最終モデルを用いて、前記過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、前記特定の時刻における前記対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する手順と
    を備える風力発電出力予測方法。
  2. 前記最終モデルを決定する手順は、
    前記集団学習により前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数を組み合わせて新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、
    前記集団学習により前記複数の新規モデルを組み合わせて前記最終モデルを決定する手順と
    を有する請求項1に記載の風力発電出力予測方法。
  3. 過去の前記地形条件および前記気象条件、並びに、前記風力発電出力に関する過去の実測値を用いて、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数から新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、
    前記集団学習により前記複数の新規モデルを組み合わせた組合せモデルを決定する手順と
    をさらに備え、
    前記最終モデルを決定する手段は、前記一または複数の物理モデル、前記一または複数の統計モデルおよび前記組合せモデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデル、前記一または複数の統計モデルおよび前記組合せモデルのうちの複数を組み合わせた最終モデルを決定する請求項1に記載の風力発電出力予測方法。
  4. 前記最終モデルを決定する手段は、前記一または複数の物理モデルの前記物理予測値、および、前記一または複数の統計モデルの前記統計予測値、のうちの複数を重み付け平均する重み付け係数を決定する手順を含む請求項1に記載の風力発電出力予測方法。
  5. 前記物理モデルを準備する手順は、前記物理モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記物理モデルに対して入力された前記パラメータの種類に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項4に記載の風力発電出力予測方法。
  6. 前記統計モデルを準備する手順は、前記統計モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記統計モデルに対して入力された前記パラメータの種類に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項4または5に記載の風力発電出力予測方法。
  7. 前記物理モデルを準備する手順は、前記物理モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記物理モデルに対して入力された前記パラメータの値に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項4に記載の風力発電出力予測方法。
  8. 前記統計モデルを準備する手順は、前記統計モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記統計モデルに対して入力された前記パラメータの値に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項4または7に記載の風力発電出力予測方法。
  9. 前記物理モデルを準備する手順は、前記物理モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項4に記載の風力発電出力予測方法。
  10. 前記統計モデルを準備する手順は、前記統計モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項4または9に記載の風力発電出力予測方法。
  11. 前記一または複数の物理モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含む請求項1から10のいずれかに記載の風力発電出力予測方法。
  12. 前記一または複数の統計モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含む請求項1から11のいずれかに記載の風力発電出力予測方法。
  13. 前記複数の物理モデルの複数の前記物理予測値および前記複数の統計モデルの複数の前記統計予測値のばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し出力する手順をさらに備える請求項1に記載の風力発電出力予測方法。
  14. 物理方程式を用いて対象地点の風力発電出力に関する物理予測値を算出する一または複数の物理モデルを取得し、前記複数の物理モデルを用いて、地形条件および気象条件に基づいて前記物理予測値をそれぞれ算出する物理予測部と、
    前記風力発電出力に関する統計的な統計予測値を算出する一または複数の統計モデルを取得し、前記複数の統計モデルを用いて、前記地形条件、前記気象条件および前記物理予測値、並びに、前記風力発電出力に関する過去の実測値に基づいて、前記統計予測値をそれぞれ算出する統計予測部と、
    過去の前記地形条件、前記気象条件および前記実測値を用いて、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数を最適に組み合わせた最終モデルを決定する最終モデル決定部と、
    前記最終モデルを用いて、前記過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、前記特定の時刻における前記対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する最終予測部と
    を備える風力発電出力予測装置。
  15. 前記最終モデル決定部は、
    前記集団学習により前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数を組み合わせて新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成し、前記集団学習により前記複数の新規モデルを組み合わせて前記最終モデルを決定する請求項14に記載の風力発電出力予測装置。
  16. 過去の前記地形条件および前記気象条件、並びに、前記風力発電出力に関する過去の実測値を用いて、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数から新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成し、前記集団学習により前記複数の新規モデルを組み合わせた組合せモデルを決定する組合せモデル決定部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、前記一または複数の物理モデル、前記一または複数の統計モデルおよび前記組合せモデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデル、前記一または複数の統計モデルおよび前記組合せモデルのうちの複数を組み合わせた最終モデルを決定する請求項14に記載の風力発電出力予測装置。
  17. 前記最終モデル決定部は、前記一または複数の物理モデルの前記物理予測値、および、前記一または複数の統計モデルの前記統計予測値、のうちの複数を重み付け平均する重み付け係数を決定する請求項14に記載の風力発電出力予測装置。
  18. 前記物理モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類を格納する物理モデル格納部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、前記物理モデルに対して入力された前記パラメータの種類に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項17に記載の風力発電出力予測装置。
  19. 前記統計モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類を格納する統計モデル格納部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、前記統計モデルに対して入力された前記パラメータの種類に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項17または18に記載の風力発電出力予測装置。
  20. 前記物理モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を格納する物理モデル格納部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、前記物理モデルに対して入力された前記パラメータの値に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項17に記載の風力発電出力予測装置。
  21. 前記統計モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を格納する統計モデル格納部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、前記統計モデルに対して入力された前記パラメータの値に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項17または20に記載の風力発電出力予測装置。
  22. 前記物理モデルに対応付けて、誤差傾向を格納する物理モデル格納部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、過去の誤差傾向に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項17に記載の風力発電出力予測装置。
  23. 前記統計モデルに対応付けて、誤差傾向を格納する統計モデル格納部をさらに備え、
    前記最終モデル決定部は、過去の誤差傾向に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項17または22に記載の風力発電出力予測装置。
  24. 前記一または複数の物理モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含む請求項14から23のいずれかに記載の風力発電出力予測装置。
  25. 前記一または複数の統計モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含む請求項14から24のいずれかに記載の風力発電出力予測装置。
  26. 前記複数の物理モデルの複数の前記物理予測値および前記複数の統計モデルの複数の前記統計予測値のばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し出力する信頼性算出部をさらに備える請求項14に記載の風力発電出力予測装置。
  27. 風力発電出力を予測するコンピュータのプログラムであって、前記コンピュータに、
    物理方程式を用いて対象地点の風力発電出力に関する物理予測値を算出する一または複数の物理モデルを準備する手順と、
    前記風力発電出力に関する統計的な統計予測値を算出する一または複数の統計モデルを準備する手順と、
    前記一または複数の物理モデルを用いて、地形条件および気象条件に基づいて前記物理予測値をそれぞれ算出する手順と、
    前記一または複数の統計モデルを用いて、前記地形条件、前記気象条件および前記物理予測値、並びに、前記風力発電出力に関する過去の実測値に基づいて、前記統計予測値をそれぞれ算出する手順と、
    過去の前記地形条件、前記気象条件および前記実測値を用いて、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数を最適に組み合わせた最終モデルを決定する手順と、
    前記最終モデルを用いて、前記過去よりも後の特定の時刻における地形条件、気象条件および実測値に基づいて、前記特定の時刻における前記対象地点の風力発電出力の最終予測値を算出する手順と
    を実行させるプログラム。
  28. 前記最終モデルを決定する手順は、
    前記集団学習により前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数を組み合わせて新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、
    前記集団学習により前記複数の新規モデルを組み合わせて前記最終モデルを決定する手順と
    を有する請求項27に記載のプログラム。
  29. 過去の前記地形条件および前記気象条件、並びに、前記風力発電出力に関する過去の実測値を用いて、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記一または複数の物理モデルおよび前記一または複数の統計モデルのうちの複数から新たに統計的な予測値を算出する複数の新規モデルを作成する手順と、
    前記集団学習により前記複数の新規モデルを組み合わせた組合せモデルを決定する手順と
    をさらに実行させ、
    前記最終モデルを決定する手段は、前記一または複数の物理モデル、前記一または複数の統計モデルおよび前記組合せモデルのうちの複数について集団学習をすることにより、前記複数の物理モデル、前記複数の統計モデルおよび前記組合せモデルのうちの複数を組み合わせた最終モデルを決定する請求項27に記載のプログラム。
  30. 前記最終モデルを決定する手段は、前記複数の物理モデルの前記物理予測値、および、前記複数の統計モデルの前記統計予測値を重み付け平均する重み付け係数を決定する手順を含む請求項27に記載のプログラム。
  31. 前記物理モデルを準備する手順は、前記物理モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記物理モデルに対して入力された前記パラメータの種類に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項30に記載のプログラム。
  32. 前記統計モデルを準備する手順は、前記統計モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの種類を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記統計モデルに対して入力された前記パラメータの種類に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項30または31に記載のプログラム。
  33. 前記物理モデルを準備する手順は、前記物理モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記物理モデルに対して入力された前記パラメータの値に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項30に記載のプログラム。
  34. 前記統計モデルを準備する手順は、前記統計モデルに対応付けて、前記地形条件および前記気象条件に含まれるパラメータの値の範囲を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、前記統計モデルに対して入力された前記パラメータの値に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項30または33に記載のプログラム。
  35. 前記物理モデルを準備する手順は、前記物理モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、前記物理モデルの前記物理予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項30に記載のプログラム。
  36. 前記統計モデルを準備する手順は、前記統計モデルに対応付けて、誤差傾向を管理する手順を有し、
    前記重み付け係数を決定する手順において、過去の誤差傾向に基づいて、前記統計モデルの前記統計予測値に対する前記重み付け係数を決定する請求項30または35に記載のプログラム。
  37. 前記一または複数の物理モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含む請求項27から36のいずれかに記載のプログラム。
  38. 前記一または複数の統計モデルは、線形モデルまたは非線形モデルを含む請求項27から37のいずれかに記載のプログラム。
  39. 前記複数の物理モデルの複数の前記物理予測値および前記複数の統計モデルの複数の前記統計予測値のばらつきに基づいて信頼性を示す指標を算出し出力する手順をさらに備える請求項27に記載のプログラム。
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