JP2016045524A - 入力判定装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルの操作性を担保しつつ誤接触に係る入力操作を無効化する入力判定装置及び電子機器を提供する。【解決手段】制御部10は、タッチパネルに指示体がタッチを開始してから終了するまでの期間であるタッチ期間に、タッチパネルに指示体が接触したタッチ領域を特定するタッチ領域特定部11と、タッチの移動量を算出する移動量算出部13と、タッチ領域の少なくとも一部と端部領域とが重複しており、かつ移動量が所定の閾値以下である場合、タッチを無効とする処理可否決定部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、タッチ入力の有効および無効を判定する入力判定装置および電子機器に関する。
従来の携帯型の情報処理端末(以下、単に「端末」という)では本体の周縁に額縁部を設け、該額縁部の内側のみをタッチパネル等の入力面としている(図7の(a)および(b))。これに対し、近年持ち手が接触する箇所にもタッチパネル等を設置する狭額縁の端末が増加している。しかし、端末の縁ぎりぎりまで表示面の面積を大きくすると、端末を把持する手や指による意図しない接触が起こり、当該接触をタッチパネルが処理すべき入力操作と誤認識してしまうという課題があった(図7の(c)〜(e))。
このような誤認識の問題を解決するため、入力面の端縁に、例えば図7の(f)〜(h)の領域Dのように入力操作の無効領域を規定する技術が存在する。例えば、特許文献1には、タッチセンサパネルの特定の端部帯域に対する接触を無視する技術が開示されている。また、特許文献2には、タッチパネルの周縁の端部座標点を含むタッチ座標群を示すタッチに係る入力操作の判別を保留にする技術が開示されている。
特開2013−041629号公報(2013年2月28日公開) 特開2013−196474号公報(2013年9月30日公開)
しかしながら、上述のような従来技術を狭額縁の端末に適用しても、ユーザの意図した(入力操作を目的とした)接触と、ユーザの意図しない接触(誤接触)とを適切に判別し処理することは困難である。狭額縁の端末においてユーザの意図しない接触を確実に無効化するためには、入力面において入力操作の無効領域を十分に広く規定する必要がある。しかし、上記無効領域の幅を広げると今度はユーザの意図した操作までも、上記無効領域に含まれ無効化されてしまう虞がある。このように、ユーザが意図して行った操作まで無効化されてしまうと、タッチパネルの操作性は低下してしまう。本発明は上記問題点に鑑みたものであり、その目的は、タッチパネルの操作性を担保しつつ誤接触に係る入力操作を無効化する入力判定装置等を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る入力判定装置は、タッチパネルに指示体がタッチを開始してから終了するまでの期間であるタッチ期間に、上記タッチパネルに上記指示体が接触した範囲をタッチ領域として特定するタッチ領域特定手段と、上記タッチ期間に、上記タッチパネル上を上記指示体が移動した移動量を算出する移動量算出手段と、上記タッチ領域特定手段が特定した上記タッチ領域の少なくとも一部と、上記タッチパネルの端部に規定された端部領域とが重複している場合で、かつ、上記移動量算出手段が算出した上記移動量が所定の閾値以下である場合、上記タッチ期間に係るタッチを無効とする入力無効決定手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、タッチパネルの操作性を担保しつつ誤接触に係る入力操作を無効化することができる。
本発明の実施形態1に係る入力判定装置を搭載したスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、上記スマートフォンのタッチパネルの入力面における端部領域の規定の仕方の具体例を示す図である。 (a)は上記タッチパネルに対するタッチおよび当該タッチに係るタッチの移動量と、上記スマートフォンにおけるタッチの有効および無効判定の結果とを示した図である。(b)は上記タッチパネルに途中でタッチの方向が変わるタッチ入力を行った場合を示す図である。 (a)および(b)は上記スマートフォンを把持しタッチ操作(スライド操作)を行った場合の、手指と上記タッチパネルとの接触範囲の例を示す図である。 上記スマートフォンにおける処理の流れを示すフローチャートである。 上記スマートフォンにおけるタッチの有効および無効判定の他の判定方法を示す図である。 (a)〜(h)は、従来の携帯端末の問題点を説明するための図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の第1の実施の形態について図1〜5を用いて詳細に説明する。なお、以降の説明では一例として、本実施形態に係る入力判定装置をスマートフォンに搭載した場合について説明する。しかしながら、上記入力判定装置はスマートフォンに限らず、タッチパネルを備えたあらゆる電子機器に適用することが可能である。
≪要部構成≫
まず始めに、上記入力判定装置を搭載したスマートフォン(電子機器)1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る入力判定装置を搭載したスマートフォン1の要部構成を示すブロック図である。図示の通り、スマートフォン1は、制御部(入力判定装置)10と、タッチパネル20と、入力制御部21と、ディスプレイ(表示装置)30と、表示制御部31と、周辺部材40と、周辺部材制御部41と、RAM50と、フラッシュメモリ60とを含む。
タッチパネル20は指示体の接触(タッチ)を受け付けるものである。また、入力制御部21は、タッチパネル20に対する指示体のタッチ位置を検出するものである。タッチパネル20の入力面がタッチされると、タッチ位置において静電容量の変化等の電気信号が発生する。入力制御部21は当該電気信号を検出し、入力信号として制御部10へと送信する。なお、タッチパネル20は、入力面へのタッチが検出可能であれば、静電容量式以外の方式を用いたタッチパネルであってもよい。
表示制御部31は、制御部10の指示に応じて、ディスプレイ30の動作を制御するドライバである。ディスプレイ30は、表示制御部31の制御に従い画像を表示する表示パネルである。ディスプレイ30はタッチパネル20と重畳して形成されている。周辺部材40は、スマートフォン1が備える、本明細書にて明示的に説明する部材以外の各部材を概念的に示すものである。周辺部材40の具体例としては、スピーカやマイクロフォンなどが挙げられる。周辺部材制御部41は、制御部10の指示に応じて、スマートフォン1の周辺部材40の動作を制御するドライバである。フラッシュメモリ60は、制御部10が実行するプログラムや制御部10が使用するデータなどを記憶しておくための記憶装置である。また、RAM50は、制御部10が実行するプログラムを一時的に展開しておいたり、制御部10が使用するデータをフラッシュメモリ60から読み出し一時的に格納しておいたりするための一時記憶装置である。
制御部10は、スマートフォン1を統括的に制御するものである。制御部10は、入力制御部21から受信した入力信号(タッチ位置を示す情報)に対応した処理制御を特定し、各部に対し当該処理制御を行うよう指示する。制御部10は、さらに詳しくは、タッチ領域特定部(タッチ領域特定手段)11と、端部重複判定部12と、移動量算出部(移動量算出手段)13と、処理可否決定部(入力無効決定手段)14と、処理実行部15とを備える。また制御部10は、表示方向特定部(表示方向特定手段)16と、端部領域決定部(端部領域決定手段)17とを備えていてもよい。
タッチ領域特定部11は、入力制御部21から受信した入力信号が示すタッチ座標(タッチ座標群)またはタッチ範囲から上記タッチ領域を特定し、特定したタッチ領域を表す情報を端部重複判定部12および移動量算出部13へ送信するものである。ここで、タッチ領域とは、タッチパネル20に指示体がタッチを開始してから終了するまでの期間(タッチ期間)に、タッチパネル20に指示体が接触した範囲を示す。
端部重複判定部12は、タッチ領域特定部11から受信したタッチ領域の少なくとも一部がタッチパネル20の端部領域と重複するか否かを判定し、当該判定結果を処理可否決定部14に送信する。ここで、「端部領域」とは、タッチパネル20の入力面上における、当該入力面の周縁(入力面が矩形ならば各辺)の端部を含む領域である。端部領域の大きさ(幅)および形は予め定められており、フラッシュメモリ60または制御部10自体が、端部領域の大きさおよび形を示す情報を記憶している。端部重複判定部12は上記情報を参照し上記判定を行う。なお、端部領域の大きさおよび形はユーザが自由に設定可能であってもよい。なお、端部重複判定部12は、タッチ領域が端部領域と重複する場合、端部領域と重複するタッチ領域を特定し、当該タッチ領域を示す情報を処理可否決定部14に送信してもよい。
移動量算出部13は、タッチ領域特定部11から受信したタッチ領域の情報から、当該タッチの移動量を算出する。ここで、「タッチの移動量」とは、指示体がタッチ期間中にタッチパネル20上を移動した移動量(移動距離)を示す。移動量算出部13は、算出した移動量の値を処理可否決定部14へと送信する。移動量算出部13は例えば、タッチ期間中にタッチの方向が変更しない(すなわち、1方向に向けてのタッチまたは静止したタッチ)の場合、当該タッチに係るタッチ領域のうち、タッチ期間の開始時点において指示体が接触している範囲と、タッチ期間の終了時点において指示体が接触している範囲との間の距離を算出し、これをタッチの移動量とすればよい。また例えば、移動量算出部13は、タッチ期間中にタッチの方向が変化する場合、各方向毎に移動量を算出してもよい。移動量の算出の具体例は、後で詳述する。なお、移動量算出部13はタッチ領域に含まれる座標群の、最も離れた2点間の距離をタッチの移動量としてもよい。また、移動量算出部13は、タッチ開始からタッチ終了までの、タッチ領域の総移動距離(または指示体が移動する軌跡の長さ)をタッチの移動量としてもよい。
処理可否決定部14は、端部重複判定部12の判定結果と移動量算出部13の算出したタッチの移動量とから、当該タッチ領域を示すタッチを有効とするか無効とするかを決定するものである。ここで、「タッチを有効にする」とは、後述する処理実行部15にて当該タッチを入力操作として捉え、当該入力に対応する処理制御を実行することを示す。また、「タッチを無効にする」とは、処理実行部15にて上記処理制御を実行しない(または処理をキャンセルする)ことを示す。処理可否決定部14は、端部重複判定部12がタッチ領域の少なくとも一部と端部領域とに重複が生じたと判定した場合で、かつタッチの移動量が所定の閾値以下であった場合、当該タッチを無効と決定する。一方、処理可否決定部14はタッチ領域が端部領域と重複しない場合、およびタッチの移動量が所定の閾値より大きい場合の少なくとも一方に該当する場合は、当該タッチを有効と決定する。処理可否決定部14の決定(タッチを有効とするか無効とするか)は処理実行部15に送信される。
処理実行部15は、処理可否決定部14が実行すると決定した処理制御を実行させる。制御部10は、当該処理制御の実行結果に応じて、表示制御部31、周辺部材制御部41などに制御指示を送信する。
(端部領域の規定)
次に、タッチパネル20における端部領域の規定方法の具体例について、図2を用いて詳述する。図2の(a)〜(c)は、タッチパネル20の入力面における端部領域Aの規定の仕方の具体例を示す図である。図2の(a)は、入力面の各辺の端部から内側に向かって上下同幅および左右同幅の領域を端部領域と規定した場合の端部領域Aを示している。なお、図2の(a)に示す縦の長さM、横の長さNのタッチパネル20では、端部領域Aの上下の幅M1と左右の幅N1が同じ幅(N1=M1)となっているが、幅M1と幅N1は異なっていてもよい。N1およびM1の長さ(幅)は、タッチパネル20(もしくはディスプレイ30)の画面サイズ(縦横の長さ)、またはスマートフォン1自体の大きさ(縦横の長さ)に基づいて規定することができる。
例えば、スマートフォン1のサイズが7インチ未満の場合、M1をタッチパネル20の縦の長さMの約10%、N1をタッチパネル20の横の長さNの約10%と規定することが実用上望ましい。またこの場合、M1およびN1をそれぞれMおよびNの約5%程度の幅まで狭めてもよい。なぜならば、スマートフォン1がこれを把持する手指に対して比較的小型である場合、タッチパネル20の入力面で上記手指が誤って接触する可能性が高い領域が入力面全体に占める割合は、大型のスマートフォン1における上記割合に比べて大きくなる傾向にあるからである。このため、スマートフォン1のサイズが7インチ未満と比較的小型である場合、タッチパネル20の縦横の長さ(MおよびN)に対する端部領域の幅(M1およびN1)の割合を、スマートフォン1が大型である場合に比べて大きくすることが望ましい。これにより、手指が誤って接触することにより生じたタッチを確実に無効化することができる。
一方、スマートフォン1のサイズが7インチ以上の場合、M1およびN1をそれぞれMおよびNの約5%程度の幅とすることが実用上望ましい。またこの場合、M1およびN1をそれぞれMおよびNの約3%程度の幅まで狭めてもよい。なぜならば、スマートフォン1がこれを把持する手指に対して比較的大型である場合、タッチパネル20の入力面で上記手指が誤って接触する可能性の高い領域が入力面全体に占める割合は、小型のスマートフォン1における上記割合に比べて小さくなる傾向にあるからである。このため、スマートフォン1のサイズが7インチ以上と比較的大型である場合、タッチパネル20の縦横の長さに対する端部領域の幅の割合を、スマートフォン1が小型である場合より小さくしてもよい。これにより、端部領域の幅を最小限の幅としながら、ユーザの意図して行ったタッチと、誤って接触した場合のタッチとを適切に判別することができる。
さらに、図2の(b)および(c)に示すように、端部領域Aの各辺からの幅を異なる幅に規定してもよい。端部領域Aは図2の(b)に示すように、下の幅M2bが上の幅M2aに比べて広くなるように規定されてもよい。スマートフォン1が図示の通りの方向(縦向き)に把持される場合、スマートフォン1を把持している手の指や手の平がタッチパネル20の下端部に接触する可能性が高い。換言すると、スマートフォン1が縦向きに把持される場合、タッチパネル20の下端部において意図しないタッチが発生する可能性が高い。そのため、下端部の端部領域Aの幅を広く規定しておくことで、意図しないタッチをより確実に無効化することができる。また、端部領域Aは図2の(c)に示すように、上の幅M3aが下の幅M3bに比べて狭くなるように規定されてもよい。上述のようにスマートフォン1が縦向きに把持される場合、スマートフォン1を把持している手の指や手の平がタッチパネル20の上端部に接触する可能性は低い。そのため、端部領域Aの上端部の幅を下端部および左右端部の幅より狭く規定したとしても、ユーザの意図しないタッチを有効と判定してしまう可能性は低い。したがって、例えばスマートフォン1のサイズが4インチ以上である場合など、スマートフォン1がこれを把持する手指と比べある程度の大きさがある場合、端部領域Aのうち上端部の幅を狭くすることにより、ユーザの意図しないタッチを無効にしつつ、タッチパネル20の操作性をより高く保つことができる。
さらに、制御部10は表示方向特定部16によってディスプレイ30における画像の表示方向を特定し、端部領域決定部17によって上記表示方向に応じて端部領域Aの大きさ(各辺からの幅)を決定してもよい。表示方向特定部16は、ディスプレイ30における画像の表示方向を特定するものである。なお、表示方向の特定方法は特に限定しないが、例えば制御部10から表示制御部31へと送信される画像の表示制御の指示から画像の表示方向を特定すればよい。表示方向特定部16は、特定した画像の表示方向を端部領域決定部17に通知する。端部領域決定部17は、画像の表示方向に応じて端部領域の大きさ(タッチパネル20の各辺からの端部領域の幅)を決定するものである。端部領域決定部17は決定した端部領域の大きさを示す情報をフラッシュメモリ60または制御部10自体に記憶させる。このように、端部領域の大きさを画像の表示方向に応じて決定する場合にも、端部重複判定部12はフラッシュメモリ60などに記憶された端部領域の大きさを示す情報を参照し、当該情報にて規定されている大きさの端部領域と、タッチ領域とが重複するか否かを判定する。
(タッチの移動量とタッチ入力の有効および無効判定)
続いて、図3を用いて、処理可否決定部14のタッチの有効および無効判定の方法について、具体例を挙げて説明する。まず始めに、処理可否決定部14の処理(タッチの有効化または無効化)と、タッチの移動量との関係について図3の(a)を用いて詳述する。図3の(a)は、タッチパネル20に対するタッチおよび当該タッチに係るタッチの移動量と、処理可否決定部14における移動量の閾値とを示した図である。なお、図3の(a)における丸印はタッチ期間中のある時点での、指示体とタッチパネル20との接触位置(タッチ位置)を示しており、矢印は、タッチ位置の時間経過による移動方向を示してる。例えば、a1からa2への矢印はa1からa2へ指示体が移動したことを示す。以降の図でも同様に、ある時点でのタッチ位置を丸印、タッチの移動方向を矢印で示すこととする。さらに、領域Bは、処理可否決定部14における移動量の閾値をタッチパネル20上の座標として図示したものである。すなわち、図3の(a)の例において、処理可否決定部14におけるx軸方向の移動量の閾値はDx、y軸方向の移動量の閾値はDyである。なお、前述した各種移動量のいずれかについて1つの閾値を設定してもよい。
図3の(a)に示すように、a1からa2の方向に移動するタッチが行われると、端部重複判定部12は、a1〜a2を移動する間(タッチ期間)のタッチ領域の少なくとも一部と端部領域とが重複しているか否かを判定し、当該判定結果を処理可否決定部14に送信する。また、移動量算出部13は、a1〜a2間の移動量(x軸方向およびy軸方向の移動量)を算出し、処理可否決定部14に送信する。処理可否決定部14は上記判定結果および移動量を受信する。図示の通り、a1は端部領域Aと重複しているので、処理可否決定部14はさらに移動量算出部13から受信するタッチの移動量が閾値以下か否かを判定する。より詳しくは、処理可否決定部14はa1からa2までのx軸方向の移動距離がDx以下かつy軸方向の移動距離がDy以下であるか否かを判定する。図示の通り、a1からa2までの移動量はx軸方向がDxより大きく、y軸方向がDy以下である。このように、x軸方向およびy軸方向いずれかについて、閾値(Dx、Dy)より移動量が大きい場合、a1と端部領域Aとの重複が検出されていても当該移動量を示すタッチは有効と判定される。
一方、図3の例において、a1からa3の方向へ移動するタッチが行われたとする。この場合もa1からa2へ移動するタッチと同様の判定が行われる。しかしながら、a1からa3までの移動量はx軸方向もy軸方向も閾値以下であるのでa1からa3まで移動するタッチは無効と判定される。なお、タッチ方向(タッチ領域の移動方向)が逆になった場合も端部重複判定部12、移動量算出部13、および処理可否決定部14の処理は同様である。例えば、図3のb1からb3へと移動するタッチは、上記a1からa2へと移動するタッチと同様、有効と判定される。一方、図3のb2からb3へと移動するタッチは、上記a1からa3へと移動するタッチと同様、無効と判定される。また、本実施形態において処理可否決定部14は上述のように、x軸方向およびy軸方向への移動量がいずれも閾値以下である場合に、当該移動量を示すタッチを無効と判定している。しかしながら、処理可否決定部14は、x軸方向またはy軸方向のいずれか1方向への移動量が閾値以下であった場合に、当該移動量を示すタッチを無効と判定してもよい。
続いて、処理可否決定部14のタッチの有効および無効の決定方法の変形例について、図3の(b)を用いて説明する。図3の(b)は、上記タッチパネルに途中でタッチの方向が変わるタッチ入力を行った場合を示す図である。タッチ入力において途中でタッチの方向が変わる場合、処理可否決定部14はタッチの方向それぞれについての移動量を算出し、当該移動量を用いてタッチの有効および無効を決定してもよい。具体的には、図3の(b)に示すように、c1からc2を経由しc3へと移動するタッチの場合、すなわち、c1〜c2と、c2〜c3とでタッチの方向が変わる場合、移動量算出部13は、図3の(a)に示す場合と同様に、c1とc2との間のx軸およびy軸方向の移動量(移動量αxおよびαy)と、c2とc3との間のx軸およびy軸方向の移動量(移動量βxおよびβy)とをそれぞれ算出する。そして、処理可否決定部14は、移動量αxおよびβxがいずれも閾値(例えばDx)以下であるか否かを判定する。また、処理可否決定部14は移動量αyおよびβyがいずれも閾値(例えばDy)以下であるか否かを判定する。そして、処理可否決定部14はこれら移動量αx、αy、βx、およびβyのいずれもがそれぞれに対する閾値以下の値であった場合に、上記タッチを無効とする。
処理可否決定部14は、タッチ方向が途中で変わるタッチについて上述のように判定することにより、例えばタッチの開始点と終了点との間の距離は小さいが、タッチ期間内に大きな移動が含まれているようなタッチを有効とすることができる。例えば、図3の(b)に示すd1〜d3に係るタッチおよびe1〜e3に係るタッチは、どちらも開始点および終了点が互いに接近しているが、タッチ途中の移動距離を考慮し、前者のタッチを無効、後者のタッチを有効であると適切に決定することができる。
(タッチ操作および誤接触によるタッチ領域)
次に、ユーザが意図して入力したタッチ(タッチ操作)と、ユーザが意図せず(誤って)タッチパネル20にタッチした場合とのタッチ領域およびタッチの移動量の違いについて図4を用いて説明する。図4の(a)はスマートフォン1を把持しタッチ操作(スライド操作)を行った場合の、手指とタッチパネル20との接触範囲の例を示している。また、図4の(b)は、同図の(a)で示すようにスマートフォン1を把持した場合のタッチ位置の移動を図示したものである。図4の(b)のタッチ領域h1〜h5は図示の通り、スマートフォン1を把持している手指がタッチパネル20の端部に意図せずに接触(誤接触と呼ぶ)した場合のタッチ位置である。また、同図のg1〜g5は、ユーザが意図して行ったタッチ操作のタッチ位置である。
図4の(a)および(b)に示す通り、スマートフォン1を把持する手指の誤接触により生じるタッチは、タッチパネル20の端部にて起こる場合が多く、この場合タッチの移動量は少ない。一方、スライド操作やフリック操作などユーザが意図して行うタッチ操作はタッチ領域が端部領域Aと重複することがあるが、当該タッチの移動量は上記誤接触に係るタッチの移動量より大きいことが多い。そのため、制御部10の処理可否決定部14は、タッチ期間中にタッチ領域の少なくとも一部と端部領域Aとの重複が生じた場合で、かつタッチの移動量が閾値以下の場合に当該タッチを無効化することで、ユーザが意図して行ったタッチ操作と、誤接触とを適切に判別しタッチを有効または無効と決定することができる。
(スマートフォンの処理の流れ)
最後に、スマートフォン1が行う処理の流れについて、図5を用いて説明する。図5は、スマートフォン1における処理の流れを示すフローチャートである。タッチパネル20に対しタッチが行われると、入力制御部21は当該タッチ位置を示す座標群またはタッチ範囲を検出し、タッチ領域特定部11へと送信する(S10)。タッチ領域特定部11は、入力制御部21からタッチ期間中に受信する上記座標群またはタッチ範囲からタッチ領域を特定し(S12)、端部重複判定部12および移動量算出部13に送信する。端部重複判定部12はタッチ領域と端部領域とが重複しているか否かを判定し、その結果を処理可否決定部14に送信する(S14)。また移動量算出部13はタッチの移動量を算出し、処理可否決定部14へと送信する(S16)。
処理可否決定部14は、端部重複判定部12の判定結果と移動量算出部13の算出したタッチの移動量とから、上記タッチ領域が示すタッチを有効とするか無効とするかを決定する。より詳しくは、処理可否決定部14は、端部重複判定部12の判定の結果、タッチ期間中にタッチ領域の少なくとも一部と端部領域との重複が生じた場合(S18でYES)、移動量算出部13の算出したタッチの移動量が所定の閾値以下か否かを判定する(S20)。タッチの移動量が所定の閾値以下である場合(S20でYES)、処理可否決定部14は当該タッチ領域で示されるタッチを無効とする(S22)。一方、端部重複判定部12の判定の結果、タッチ領域が端部領域と重複していない場合(S18でNO)、またはタッチの移動量が所定の閾値より大きい場合(S20でNO)、処理可否決定部14は当該タッチ領域で示されるタッチを有効とする(S24)。
なお、S14の処理とS16の処理とは逆の順序で行ってもよい。また、処理可否決定部14は、S18の判定とS20の判定とを逆の順序で行ってもよい。すなわち、処理可否決定部14は移動量算出部13から受信したタッチの移動量が閾値以下であるか否かを先に判定してもよい。そして、処理可否決定部14は上記判定の結果、タッチの移動量が所定の閾値以下であった場合に、続いて端部重複判定部12の判定結果を参照し、タッチ領域が端部領域と重複する場合に当該タッチ領域を示すタッチを無効と決定してもよい。また、S14の処理の後、S18の判定をS16の処理より先に行い、S18でYESの場合にS16の処理を行ってもよい。
以上の処理によると、処理可否決定部14はS14における端部重複判定部12の判定結果と、S16で算出した移動量と閾値との大小関係とを用いて、タッチの有効および無効を決定することができる。特に、S14の判定において端部重複判定部12は、タッチ期間の開始時点(および当該開始時点から所定の期間内)のタッチ位置以外におけるタッチ位置(例えば、タッチ期間の中間点や、タッチ期間の終了時点のタッチ位置)が端部領域と重複している場合も「重複あり」と判定することができる。
〔実施形態2〕
以下、本発明の第2の実施形態について、図6を用いて説明する。なお、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材についてはその説明を省略する。図6は、スマートフォン1におけるタッチの有効および無効判定の他の判定方法を示す図である。
本発明において、タッチパネル20に対し単一の(連続しない)タッチがなされた場合、移動量算出部13はタッチの移動量を0と算出してもよいが、算出しなくともよい。移動量を算出しない場合、処理可否決定部14は、端部重複判定部12の判定結果のみに応じて、すなわち、上記タッチに係るタッチ領域が端部領域と重複するか否かのみに応じて、タッチの有効および無効を決定すればよい。具体的には、処理可否決定部14は図6のk1のように、端部領域Aと重複する単一のタッチ入力は無効と決定し、同図のk2のように、端部領域Aと重複しない単一のタッチ入力は有効と決定してもよい。
また、端部重複判定部12は、タッチ領域の所定の割合以上の範囲が端部領域と重複していた場合、その旨を処理可否決定部14に通知してもよい。そして、処理可否決定部14は、端部重複判定部12から当該通知を受けた場合は、上記タッチの移動量に関わらず当該タッチ領域が示すタッチを無効としてもよい。さらに、端部重複判定部12は、タッチ期間中所定の割合以上の期間タッチ領域が端部領域と重複している場合(例えばタッチ期間中常にタッチ領域が端部領域にかかっている場合)タッチの移動量に関わらず当該タッチを無効と判定してもよい。例えば、処理可否決定部14は図6に示すi1からi2へ移動するタッチのように、タッチ領域と端部領域との重複範囲(面積)が小さい、またはタッチ領域が端部領域と重複している期間が短いタッチは、実施形態1にて説明したように当該タッチの移動量の大小に応じてタッチの有効および無効を決定すればよい。一方、処理可否決定部14は、j1からj2へ移動するようなタッチのように、タッチ領域と端部領域との重複範囲が大きい、またはタッチ領域と端部領域との重複期間が長いタッチは、当該タッチの移動量に関わらずタッチ無効と決定してもよい。
〔実施形態3:ソフトウェアによる実現例〕
制御部10の各制御ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、制御部10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る入力判定装置(制御部10)は、タッチパネル(20)に指示体がタッチを開始してから終了するまでの期間であるタッチ期間に、上記タッチパネルに上記指示体が接触した範囲をタッチ領域として特定するタッチ領域特定手段(タッチ領域特定部11)と、上記タッチ期間に、上記タッチパネル上を上記指示体が移動した移動量を算出する移動量算出手段(移動量算出部13)と、上記タッチ領域特定手段が特定した上記タッチ領域の少なくとも一部と、上記タッチパネルの端部に規定された端部領域とが重複している場合で、かつ、上記移動量算出手段が算出した上記移動量が所定の閾値以下である場合、上記タッチ期間に係るタッチを無効とする入力無効決定手段(処理可否決定部14)と、を備えている。
上記構成によると、入力無効決定手段は、タッチ領域特定手段が特定したタッチ領域の少なくとも一部が端部領域と重複する場合(条件1)、かつ当該タッチ領域の入力のために指示体がタッチパネル上を移動した移動量が閾値以下である場合(条件2)に、上記タッチ領域を示すタッチを無効と決定することができる。ここで、入力判定装置を搭載した電子機器などを把持する手指による、意図しないタッチ(タッチパネルに対する手指の誤接触)は通常タッチパネルの端部で起こることが多く、かつ当該タッチの移動量は、タッチパネルに対する入力操作が示す移動量に比べ少ないことが多い。したがって、入力無効決定手段は、上記条件1および2を満たすタッチを無効と決定することで意図しないタッチを無効と決定することができる。
なお、入力無効決定手段がタッチの無効を決定するのは、上述の通り上記条件1および条件2が共に満たされた場合である。条件1および条件2の少なくとも一方の条件が満たされない場合、入力無効決定手段はタッチを有効であるとする。したがって、端部領域と重複しないタッチを有効とするのはもちろん、移動量が閾値を超えるスライド操作、フリック操作など、ユーザが意図して入力した可能性の高いタッチを有効と決定することができる。したがって、入力判定装置は、ユーザが意図して入力操作を行った際のタッチパネルの操作性を担保しつつ、ユーザが意図しないタッチ(誤接触)が起こった場合に、当該タッチに係る入力操作を無効化することができるという効果を奏する。
なお、上記移動量は、タッチ領域の入力のために指示体がタッチパネル上を移動した距離の長さの程度を示す指標であればよい。例えば、上記移動量は、指示体の総移動量でもよいし、タッチ領域の両端の距離、タッチ開始時の指示体の接触領域の中心からタッチ終了時の指示体の接触領域の中心までの距離であってもよい。
本発明の態様2に係る入力判定装置は、上記態様1において、上記入力無効決定手段は、上記タッチ領域のうち上記タッチ期間の開始時点から所定の期間内において上記タッチパネルに上記指示体が接触した領域を除く領域と上記端部領域とが重複している場合で、かつ、上記移動量が所定の閾値以下である場合、上記タッチ期間に係るタッチを無効としてもよい。
上記構成によると、入力無効決定手段はタッチ領域のうちタッチ開始時および開始時点から所定の期間内の接触領域を除く領域が端部領域と重複する場合で、かつ上記条件2を満たす場合において、当該タッチを無効とする。
これにより、入力無効決定手段は特に、端部領域と重複しない位置から開始されたタッチが、当該タッチの終了前に端部領域と重複した場合について、タッチの移動量が閾値以下であるか否かに応じて当該タッチ操作の有効および無効を決定することができる。
本発明の態様3に係る入力判定装置は、上記態様1または2において、上記入力無効決定手段は、上記タッチ領域の所定の割合以上の範囲が上記端部領域と重複していた場合、上記移動量に依らず上記タッチ期間に係るタッチを無効としてもよい。
ユーザの意図しないタッチ(例えばタッチパネルを把持する手指の接触)は、当該タッチが大きく移動する場合(例えば、タッチパネルを把持する指を動かしたような場合)でも、そのタッチ領域が高い割合でタッチパネルの端部領域と重複している可能性が高い。
そのため、上記構成とすることにより、入力無効決定手段は上述のように、タッチ領域が高い割合でタッチパネルの端部領域と重複しているタッチを無効とすることができる。
本発明の態様4に係る入力判定装置は、上記態様1から3のいずれか一態様において、上記入力無効決定手段は、上記タッチ期間の所定の割合以上の期間、上記タッチ領域が上記端部領域と重複していた場合、上記移動量に依らず上記タッチ期間に係るタッチを無効としてもよい。
上記構成によると、入力無効化手段は、タッチ期間中、端部領域と重複していた期間が所定の割合以上長い場合、当該タッチを無効と決定することができる。これにより、入力無効化手段は、ユーザの意図した操作では起こりにくいと考えられる、タッチパネルの端部を継続して移動するようなタッチを無効とすることができる。
本発明の態様5に係る入力判定装置は、上記態様1から4のいずれか一態様において、上記タッチパネルと重畳して構成された表示装置(ディスプレイ30)における画像の表示方向を特定する表示方向特定手段(表示方向特定部16)と、上記表示方向特定手段が特定した上記表示方向に応じて、上記端部領域の大きさを決定する端部領域決定手段(端部領域決定部17)と、を備えていてもよい。
上記構成によると、端部領域決定手段は、表示方向特定手段が特定した表示装置の画像の表示方向、すなわちユーザがタッチパネルを把持する方向に応じて、端部領域の大きさを決定することができる。したがって端部領域決定手段は、ユーザのタッチパネルの把持方向に応じて適切な大きさに端部領域を決定することができる。
本発明の態様6に係る電子機器(スマートフォン1)は、上記態様1から5のいずれか1態様に記載の入力判定装置と、上記タッチパネルと、を備えている。
上記構成によると電子機器は上記各態様に記載の入力判定装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る入力判定装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記入力判定装置が備える各手段として動作させることにより上記入力判定装置をコンピュータにて実現させる入力判定装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、スマートフォン、携帯電話、タブレット型PC(Personal Computer)、P
C、およびテレビジョン受像機などの各端末装置に搭載する入力判定装置として好適に利用することができる。
1 スマートフォン(電子機器)、10 制御部(入力判定装置)、11 タッチ領域特定部(タッチ領域特定手段)、12 端部重複判定部、13 移動量算出部(移動量算出手段)、14 処理可否決定部(入力無効決定手段)、16 表示方向特定部、17 端部領域決定部、20 タッチパネル、30 ディスプレイ

Claims (5)

  1. タッチパネルに指示体がタッチを開始してから終了するまでの期間であるタッチ期間に、上記タッチパネルに上記指示体が接触した範囲をタッチ領域として特定するタッチ領域特定手段と、
    上記タッチ期間に、上記タッチパネル上を上記指示体が移動した移動量を算出する移動量算出手段と、
    上記タッチ領域特定手段が特定した上記タッチ領域の少なくとも一部と、上記タッチパネルの端部に規定された端部領域とが重複している場合で、かつ、上記移動量算出手段が算出した上記移動量が所定の閾値以下である場合、上記タッチ期間に係るタッチを無効とする入力無効決定手段と、を備えていることを特徴とする入力判定装置。
  2. 上記入力無効決定手段は、上記タッチ領域のうち上記タッチ期間の開始時点から所定の期間内に上記タッチパネルに上記指示体が接触した領域を除く領域と上記端部領域とが重複している場合で、かつ、上記移動量が所定の閾値以下である場合、上記タッチ期間に係るタッチを無効とすることを特徴とする、請求項1に記載の入力判定装置。
  3. 上記入力無効決定手段は、上記タッチ領域の所定の割合以上の範囲が上記端部領域と重複していた場合、上記移動量に依らず上記タッチ期間に係るタッチを無効とすることを特徴とする、請求項1または2に記載の入力判定装置。
  4. 上記入力無効決定手段は、上記タッチ期間の所定の割合以上の期間、上記タッチ領域が上記端部領域と重複していた場合、上記移動量に依らず上記タッチ期間に係るタッチを無効とすることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の入力判定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力判定装置と、
    上記タッチパネルと、を備えていることを特徴とする電子機器。
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