JP2016043960A - ディスプレイ箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封展示に際して、安定的に自立可能とし、箱の自立状態に比べて内包商品を傾斜展示可能とする。
【解決手段】表板11、裏板12、底板13、天板14、左右側板15,16を有する箱からなり、裏板の高さ方向中央位置に略水平方向に設けられた二つ折り線18と、二つ折り線を跨いで形成された係止手段20と、が設けられ、表板の下端位置を残して除去可能な開封部17が設けられ、左右側板には、二つ折り線端部から表板まで延在する分割線18b,18cが設けられ、開封時には、二つ折り線から二つ折りにされて係止手段で係止することにより底板および天板を脚部として自立可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明はディスプレイ箱に関し、特に、搬送状態で起立展示でき、開封しても起立可能に平袋状の内容物を傾斜展示可能なディスプレイ箱に用いて好適な技術に関する。
平袋状の内包に小分けされた商品の輸送可能な紙箱は従来から知られている。平袋状の内包に小分けされた商品の輸送可能な紙箱に関する先行技術として次の特許文献に記載されたものがある。
これらの特許文献では、複数の内容物を収納しているが、箱そのものが自立する寸法であり扁平ではなく、紙箱を開封して小分けの商品を販売することを想定して、扁平な商品を箱の中で傾斜展示するものである。
また、同様な商品のうち、湿布などに対しては、扁平な紙箱を傾けた立位で展示するとともに箱ごと購入する方式が一般的である。
特開2011−184054号公報 特開2011−184093号公報
しかし、近年、湿布などの扁平な商品で、複数枚を包装した紙箱での販売と同時に、内包された平袋状の小品を小分けして個別に販売したいという要求がある。このような扁平な紙箱はそれ自身での自立が難しく、しかも内包された平袋状の商品はそもそも自身では自立できない形状となっている。このため、自立できない形状の内包物は傾斜させないと立位での展示販売ができない上に、下端部を押さえておかないと傾斜方向に滑り落ちる可能性があるという問題があった。これを解消するために、別体となる展示用の傾斜台などを使用することも考えられるが、コストが発生する上に展示棚の運用に支障を来す可能性があり好ましくない。
さらに、包装した紙箱での販売において、通常、箱を立位にて載置する展示棚の高さは商品の箱高さに対応したものとされており、湿布等の内包物では、箱の高さ寸法よりも内包物の対応する高さ寸法の方が大きく、傾斜した状態でないと展示できないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、以下の目的を達成しようとするものである。
1.平袋状の内包に小分けされた商品を輸送および展示可能なディスプレイ箱において、内包商品の個別販売用に開封展示を容易に可能とすること。
2.内包商品を個別販売する開封展示に際して、安定的に自立可能とすること。
3.開封展示に際して、箱の自立状態に比べて、内包商品を傾斜展示可能とすること。
4.極めて扁平な紙箱において、自立状態での開封展示を安定的かつ容易に可能とすること。
5.商品輸送用の紙箱において、余計な部品を追加する必要がなく、低コストで開封展示を実現可能とすること。
本発明のディスプレイ箱は、表板、裏板、底板、天板、左右側板を有する箱からなり、
前記裏板には、裏板の高さ方向中央位置に略水平方向に設けられた二つ折り線と、該二つ折り線を跨いで形成された係止手段と、が設けられ、
前記表板には、該表板の下端位置を残して除去可能な開封部が設けられ、
前記左右側板には、前記二つ折り線端部から前記表板まで延在する分割線が設けられ、
開封時には、前記二つ折り線から二つ折りにされて前記係止手段で係止することにより前記底板および前記天板を脚部として自立可能とされていることにより上記課題を解決した。
本発明では、前記係止手段が、前記二つ折り線の位置から前記二つ折り線と交差する方向に設けられた係止溝と、前記二つ折り線に対して前記係止溝と反対側から該係止溝に向けて延在しその前記二つ折り線側が前記係止溝よりも幅広とされた係止部とからなることが好ましい。
本発明は、前記底板および前記天板が、前記係止手段で係止した開封自立時に略面一となるよう設定されてなることができる。
本発明の前記開封部には、前記表板の全幅を占める開放領域と、前記天板と接続されない部分を有する天側領域とが設けられ、前記底板と接続する部分が設けられないことがある。
本発明の前記開封部が、前記表板の幅方向に複数分割されていることが望ましい。
本発明は、前記係止部が前記二つ折り線より前記底板側に設けられた手段か、前記係止部が前記二つ折り線より前記天板側に設けられた手段を採用することができる。
本発明においては、前記係止部として、前記二つ折り線より前記底板側の前係止部と、前記係止部が前記二つ折り線より前記天板側の後係止部とが設けられ、前係止部と後係止部とで係止部の長さ寸法が異なることがある。
本発明のディスプレイ箱は、表板、裏板、底板、天板、左右側板を有する箱からなり、
前記裏板には、裏板の高さ方向中央位置に略水平方向に設けられた二つ折り線と、該二つ折り線を跨いで形成された係止手段と、が設けられ、
前記表板には、該表板の下端位置を残して除去可能な開封部が設けられ、
前記左右側板には、前記二つ折り線端部から前記表板まで延在する分割線が設けられ、
開封時には、前記二つ折り線から二つ折りにされて前記係止手段で係止することにより前記底板および前記天板を脚部として自立可能とされていることにより、開封部を除去し、分割線を切り離し、二つ折り線から二つ折りにして、係止手段によって係止することで、ディスプレイ箱を自立させることができる。
なお、本出願でいう「ディスプレイ箱」とは、組み立てられて、いわゆる箱状となっている場合は勿論のこと、組み立てられる前の状態をも含むものである。
本発明では、前記係止手段が、前記二つ折り線の位置から前記二つ折り線と交差する方向に設けられた係止溝と、前記二つ折り線に対して前記係止溝と反対側から該係止溝に向けて延在しその前記二つ折り線側が前記係止溝よりも幅広とされた係止部とからなることにより、係止部を折り込み係止溝に幅広な部分をはめ込んで係止するだけで、二つ折り状態を維持して、自立形状を持続することができる。
本発明は、前記底板および前記天板が、前記係止手段で係止した開封自立時に略面一となるよう設定されてなることにより、前記係止手段で係止した開封自立時に略面一となった前記底板および前記天板が、例えば水平面とされる載置面との接触箇所を増やすようにされてなることにより、自立状態での安定性を向上することができる。
本発明の前記開封部には、前記表板の全幅を占める開放領域と、前記天板と接続されない部分を有する天側領域とが設けられ、前記底板と接続する部分が設けられないことにより、開放領域を設けたことによって、開封展示状態における内容商品の表示領域を大きくして購入者への視認度を高め、かつ、個別の平袋状の内包商品を取り出しやすくすることができるとともに、天側領域によって、開封時に分離切断する開封部の輪郭線が、表板と天板との境界部に位置する長さを短くして、収納輸送時における箱の強度低下を防止することが可能となる。
本発明の前記開封部が、前記表板の幅方向に複数分割されていることにより、大判の湿布等、幅寸法が大きな内包物を収納するディスプレイ箱であっても、開封部の開封を容易にかつ簡便におこなうことができ、同時に、開封部をその輪郭線に沿わない位置で切断してしまうことを防止して、開封したディスプレイ箱の開封状態における美観を望ましい状態にすることができる。
本発明は、前記係止部が前記二つ折り線より前記底板側に設けられた手段か、前記係止部が前記二つ折り線より前記天板側に設けられた手段を採用することにより、二つ折り線より前記底板側に係止部が設けられることで、二つ折り線よりも底板側に平袋状の内包物を入れた状態で箱を二つ折り状に自立させることができ、また、二つ折り線より前記天板側に係止部が設けられることで、二つ折り線よりも天板側に平袋状の内包物を入れた状態で箱を二つ折り状に自立させることができる。
本発明においては、前記係止部として、前記二つ折り線より前記底板側の前係止部と、前記係止部が前記二つ折り線より前記天板側の後係止部とが設けられ、前係止部と後係止部とで係止部の長さ寸法が異なることにより、前係止部と後係止部とを切り替えることにより、二つ折りの角度を変えることが可能となり、内包物の傾斜状態を切り替えて選択可能とすることができる。
本発明によれば、自立できない形状の平袋状の内包物を内部に収納して輸送可能な箱において、内包物を傾けた状態でのディスプレイを安定しておこなうことができるとともに、箱形状から開封して自立展示状態に容易に変形できるとともに、自立状態を安定して維持することが可能となるディスプレイ箱を提供することができるという効果を奏することが可能となる。
本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態を示す展開図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態における収納状態を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態にる収納する平袋状の内包物の例を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態における開封自立状態を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態における開封自立状態を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態における展示状態を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第2実施形態を示す展開図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第2実施形態における開封自立状態を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第2実施形態における開封自立状態を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ箱の第2実施形態に係る係止手段の他の例を示す展開図である。
以下、本発明に係るディスプレイ箱の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるディスプレイ箱を示す展開図であり、図2は、本実施形態におけるディスプレイ箱の収納状態を示す斜視図であり、図3は、本実施形態におけるディスプレイ箱に収納する内包物を示す斜視図であり、図4は、本実施形態におけるディスプレイ箱の開封状態を示す斜視図であり、図5は、本実施形態におけるディスプレイ箱の開封状態を示す斜視図であり、図6は、本実施形態におけるディスプレイ箱の展示状態を示す斜視図であり、図において、符号10は、ディスプレイ箱である。
本実施形態に係るディスプレイ箱10は、図1〜図6に示すように、表板11と、裏板12と、底板13と、天板14と、右側板15と、左側板16とからなる矩形の箱状とされる。ディスプレイ箱10は、湿布薬等の薄い袋状にパッケージングされた内包物である商品C(図2参照)を収納し、搬送・輸送するとともに、展示・販売可能な紙箱とされる。なお、ディスプレイ箱10は、商品Cを収納・搬送・輸送・展示が可能なものであれば、紙製である必要はなく、樹脂フィルム、金属薄膜、シート等あるいは、これらの複合材料からなる材質とすることが可能である。
ディスプレイ箱10は、枚葉のシート10aを折り曲げて組み立てられる。
枚葉のシート10aは、図1に示すように、略矩形の輪郭形状を有する表板11の右側に表板11と略同じ高さ寸法の右側板15が連続して接続され、表板11の左側に表板11と略同じ高さ寸法の左側板16が連続して接続される。右側板15と、左側板16とは、同じ左右寸法(厚さ寸法)を有する。
表板11の下側に表板11と同じ幅寸法の底板13が連続して接続され、表板11の上側に表板11と同じ幅寸法の天板14が連続して接続される。底板13と天板14とは、いずれも右側板15および左側板16の左右寸法(厚さ寸法)と同じ上下寸法(厚さ寸法)を有する。なお、底板13の寸法については後述する。
天板14の上側に、折り込みフラップ14aが接続される。折り込みフラップ14aは、天板14と同じ幅寸法として天板14に接続され、天板14から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。天板14と折り込みフラップ14aとの接続位置両端部には、切り込みが形成されている。
右側板15の上側に折り込みフラップ14bが接続される。折り込みフラップ14bは、右側板15と同じ幅寸法として右側板15に接続され、右側板15から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
左側板16の上側に折り込みフラップ14cが接続される。折り込みフラップ14cは、左側板16と同じ幅寸法として左側板16に接続され、左側板16から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
右側板15の右側には表板11と略同じ高さ寸法の裏板12が連続して接続され、裏板12の右側に裏板12と同じ高さ寸法の貼り着けフラップ16aが連続して接続される。
右側板15の下側に折り込みフラップ13bが接続される。折り込みフラップ13bは、右側板15と同じ幅寸法として右側板15に接続され、右側板15から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
左側板16の下側に折り込みフラップ13cが接続される。折り込みフラップ13cは、左側板16と同じ幅寸法として左側板16に接続され、左側板16から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
右側板15および左側板16の下端形状と、折り込みフラップ13bおよび折り込みフラップ13cの上端形状については後述する。
裏板12の下端部には、貼り着けフラップ13aが連続して接続されている。貼り着けフラップ13aは、裏板12と同じ幅寸法として裏板12に接続され、裏板12から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
裏板12の右側には、貼り着けフラップ16aが連続して接続されている。貼り着けフラップ16aは、裏板12と同じ高さ寸法として裏板12に接続され、裏板12から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
なお、裏板12の上端部に、貼り着けフラップ13aと同等の貼り着けフラップを連続して接続させるとともに、この貼り着けフラップを折り込みフラップ14aに変えて、後述する底板13と貼り着ける貼り着けフラップ13aのように対応させて、天板14と貼り合わせる構成とすることも可能である。
ディスプレイ箱10は、図2に示すように、表板11および表板11と略同形状とされる裏板12の縦横寸法に対して、底板13と、天板14と、右側板15と、左側板16との縦横寸法は小さく設定されており、複数の薄厚商品Cを収納するように、厚さの小さい扁平な箱状となるように形成されている。
表板11には、図1に示すように、表板11の下端部分11aを残して除去可能な開封部17が設けられており、商品Cを収納した状態で、この開封部17を箱本体から分離切断可能とされている。
開封部17としては、図1に示すように、高さ方向において表板11の中間位置に、表板11の全幅を占める開放領域17aが設けられ、高さ方向において表板11の開放領域17aよりも上側に、天板14と接続されない部分(残部)11b,11cを切り取り線17dの幅方向両側に位置するように設けた天側領域17bが設けられる。
また、開封部17としては、高さ方向において表板11の開放領域17aよりも下側には、底板13と接続する表板11下端側の開封部17が設けられない部分(残部)11aを含んだ狭隘領域17cが設けられる。
狭隘領域17cにおいては、開封部17の下端部が、右側板15側および左側板16側から狭隘化するように、幅方向に延在する切り取り線17eによって断続的に下端部11aに連続するとともに、開封部17として右側板15および左側板16と接続されない部分(残部)11e,11fを有する。
狭隘領域17cの上側輪郭、つまり、残部11e,11fの上端側輪郭は、右側板15側および左側板16側から下側かつ幅方向中央側に向かう傾斜直線とされ、この直線の下端側が表板11の幅寸法より小さい幅寸法とされる開封部17下端とされる。
開封部17の輪郭となる切り取り線は、開放領域17aおよび天側領域17bにおいては、破断した切り込み線とされて、かつ、各破断線において開封時に切断の進行方向後側には、開封部17の輪郭内側に向けてガイド破断線が設けられ、切断された断裂線が、切断の進行方向次の破断線へと断裂線を導くガイドとなっている。これにより、表板11と右側板15との境界線、表板11と左側板16との境界線、および、表板11と天板14との境界線付近においては、輸送時等にディスプレイ箱10に外部から負荷がかかった場合でも、この、開封部17の輪郭となる破断線から容易に切断してしまうことを防止して、輸送に必要な強度を維持している。
また、狭隘領域17cにおいては、このような強度維持の必要性よりも、開封時の美観を重視して、ガイド破断線のない、破断線によって切り取り線が構成されている。
なお、 開封部17の輪郭は、表板11と天板14との境界線と重なる幅方向中央付近において、天板14側に位置して、開封し易さを向上している。
表板11とほぼ同じ輪郭形状とされる裏板12には、裏板12の高さ方向中央位置に略水平方向として設けられた二つ折り線18と、二つ折り線18を跨いで形成された係止手段20と、が設けられる。
右側板15には、二つ折り線18端部から表板11まで延在する分割線18bが設けられ、左側板16には、二つ折り線18端部から表板11まで延在する分割線18cが設けられる。
これら分割線18bおよび分割線18cは、狭隘領域17cにおける開封部17輪郭線と連続する傾斜直線として設けられている。分割線18bおよび分割線18cは、狭隘領域17cにおける開封部17の切り取り線と同様にガイド破断線のない、破断線とされている。また、貼り着けフラップ16aには、左側板16に貼り着けた際に分割線18cと協働してこの分割線18cと同時に切断可能となるように、分割線18cと重なる位置として分割線16cが設けられる。
二つ折り線18は、裏板12の高さ方向略中央に位置して幅方向と平行に裏板12の全幅に亘って設けられる。二つ折り線18によって裏板12を折り曲げることで、裏板12は、下裏板12Aと上裏板12Bとが略対向する位置まで近づくことになる。
係止手段20は、二つ折り線18の位置から二つ折り線18と交差する高さ方向に延在するように設けられた係止溝21と、二つ折り線18に対して係止溝21と反対側から係止溝21に向けて延在し、その先端22dである二つ折り線18側が係止溝21よりも幅広とされた係止部22とからなる。
本実施形態においては、図1に示すように、係止溝21が二つ折り線18の幅方向中央付近で、上裏板12Bに高さ方向に延在する平行な同じ長さの切り込み線21a,21bの間に形成され、その天板14側端部は、切り込み線21a,21bの端部どうしを結んだ幅方向と平行に延在する折り込み線21cとして形成される。
係止溝21は、これら切り込み線21a,21bの間に位置する折り曲げ片21Aを折り込み線21cから折り曲げることで形成される。なお、折り曲げ片21Aの底板13側の端部は二つ折り線18と一致する直線とされている。
係止部22は、二つ折り線18に対して係止溝21と対称な位置に対応して、図1に示すように、切り込み線21a,21bを、二つ折り線18を超えて延長した位置から二つ折り線18に向かって、切り込み線21a,21b間の幅寸法よりも大きくなるように設けた切り込み線22a,22bと、切り込み線21a,21b間の幅寸法と同じ長さ寸法とされ切り込み線22a,22bの端部どうしを結んだ幅方向と平行に延在する折り込み線22cとして形成される。
係止部22は、切り込み線21a,21b間の部分を折り込み線22cから折り曲げて、折り込み線22c付近を係止溝21に係止することで、自立状態を実現する。係止部22の天板14側の端部は二つ折り線18と一致する直線とされており、係止部22の天板14側の端部と、折り曲げ片21Aの底板13側の端部とは、互いに分離切断されている。
また、係止部22には、切り込み線21a,21bを延長した位置に、高さ方向に延在する平行な同じ長さの折れ線22e,22fを設けることができる。
底板13および天板14が、係止手段20で係止した開封自立時に略面一となるように設定されている。
本実施形態においては、底板13が、表板11及び裏板12に対してこれらと直交する厚さ方向から、表板11側から裏板12側に向かうにつれて、天板14に近づくように傾斜されている。
具体的には、右側板15の下端部が、表板11側から裏板12側に向かうにつれて、天板14に近づくように角度θの傾斜を有するようにされている。同時に、左側板16の下端部が、表板11側から裏板12側に向かうにつれて、天板14に近づくように角度θの傾斜を有するようにされている。
これにより、厳密に説明すると、表板11の高さ寸法に対して、裏板12の高さ寸法は、右側板15および左側板16の下端部の長さに対して角度θの正弦を乗じた分だけ短くなるように設定されている。
ディスプレイ箱10となるように枚葉のシート10aを組み立てる場合には、図2に示すように、貼り着けフラップ16aを裏板12との境界線で山折りにして、裏板12の右側板15と反対側辺に設けられた貼り着けフラップ16aを箱内側へと折り曲げるとともに、左側板16を表板11との境界線で山折りにし、右側板15を表板11との境界線で山折りにし、右側板15を裏板12との境界線で山折りにして、貼り着けフラップ16aの表面を左側板16の裏面に貼り着けることによって、これら表板11と、右側板15と、裏板12と、左側板16とが、周方向に環状となるように断面矩形の筒を形成する。このとき、分割線18cと分割線16cとが重なる位置として貼り着けフラップ16aと左側板16とが貼り着けられる。
次いで、筒状となった枚葉のシート10aにおいて、また、右側板15の底板13側辺に設けられた折り込みフラップ13bを、右側板15と折り込みフラップ13bとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げ、左側板16の底板13側辺に設けられた折り込みフラップ13cを、左側板16と折り込みフラップ13cとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げる。その後、裏板12の底板13側辺に設けられた貼り着けフラップ13aを、裏板12と貼り着けフラップ13aとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げろ。そして、底板13を、表板11と底板13との境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げて、底板13の裏面と貼り着けフラップ13aの表面とを貼り着けて、表板11と裏板12と、右側板15と、左側板16とが、底板13の全周に亘って立設された有底箱状に形成する。
さらに、図3に示したように、所定数の薄厚商品Cを内部に収納した後に、右側板15の天板14側辺に設けられた折り込みフラップ14bを、右側板15と折り込みフラップ14bとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げるとともに、左側板16の天板14側辺に設けられた折り込みフラップ14cを、左側板16と折り込みフラップ14cとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げる。
最後に、天板14の表板11と反対側辺に設けられた折り込みフラップ14aを、天板14と折り込みフラップ14aとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げた状態で、天板14を、表板11と天板14との境界を山折りとして、裏板12側に折り曲げて、折り込みフラップ14aを、裏板12の上端と折り込みフラップ14b,14cとの内側に差し込んで固定して、表板11と裏板12と、右側板15と、左側板16とが、底板13の全周に亘って立設された有底箱状の上部開口を天板14によって閉塞してディスプレイ箱10とする。折り込みフラップ14aと裏板12とは、商品Cを収納した後に貼り合わせてもよいし、表板11と折り込みフラップ14aとの境界線幅方向両端に設けられた切り込みが折り込みフラップ14b,14cと係止された状態で包装完了としてもよい。
本実施形態のディスプレイ箱10を自立展示状態とするには、図2に示すように、ディスプレイ箱10の上部となっている開封部17の切り取り線17dから開封部17を開封するとともに、開封部17の輪郭に沿って表板11、右側板15、および、左側板16から開封部17を切断してゆく。そして、切り取り線17eから開封部17を分離する。
次いで、分割線18bおよび分割線18cを分離して、分割線18bから右側板15を上下に二分割するとともに、分割線18cから左側板16を上下に二分割する。
同時に、裏板12を二つ折り線18から谷折りして上裏板12Bと下裏板12Aとの外側表面どうしが対向して面接触するように折り曲げる。
係止溝21となる切り込み線21a,21bの間に位置する折り曲げ片21Aを折り込み線21cから谷折りし、係止溝21を天板14側の裏板12方向に折り曲げて、係止溝21を形成する。次いで、折れ線22e,22fを谷折りまたは山折りにして係止部22の幅方向寸法を係止溝21の幅寸法と略同一の状態とした後、折り曲げ片21Aと同様に、切り込み線22a,22b間の係止部22を折り込み線22cから山折りし、この係止部22を天板14側の裏板12方向に折り曲げて、係止部22を係止溝21内に挿入する。
そして、係止部22の折り込み線22c付近となる幅寸法の小さい基端部分が係止溝21の切り込み線21a,21bの間に位置した状態で、折れ線22e,22fから折り曲げられていた折れ線22e,22fの幅方向外側に位置する両側部分を、折れ線22e,22fの間の部分と略面一になるように伸展させる。この状態とすることにより、係止部22が係止溝21に係止されて、図4〜図6に示すように、ディスプレイ箱10が自立展示状態となるとともに、このディスプレイ箱10の二つ折り状態を維持することが可能となる。
本実施形態におけるディスプレイ箱10は、開封部17を分離切断するとともに、二つ折り線18から裏板12を二つ折りとして係止手段20により係止した自立折り曲げ状態において、図4〜図6に示すように、底板13に傾斜が設けられていることにより、底板13と天板14とが、略面一となって、これら底板13と天板14との全面がほぼ載置面に接触している。これにより、自立展示状態において、扁平なディスプレイ箱10を、商品Cが傾斜した状態で底板13および天板14を脚部として自立安定的に自立維持させることが可能となる。この際、二つ折り線18の一方側の上裏板12Bは、ほぼ垂直に立設されており、二つ折り線18の他方側の下裏板12Aが、上述の角度θ分だけ傾斜した状態で商品Cの展示をおこなうことが可能となっている。
なお、ディスプレイ箱10を自立展示状態とする際に、必要ならば、開封部17の分離後に、商品Cを一度取り出してから組み立てることも可能である。
以下、本発明に係るディスプレイ箱の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。
図7は、本実施形態におけるディスプレイ箱を示す展開図、図8は、本実施形態におけるディスプレイ箱を示す斜視図、図9は、本実施形態におけるディスプレイ箱を示す斜視図であり、図において、符号30は、ディスプレイ箱である。
本実施形態において上述した第1実施形態と異なるのは開封部、係止手段、底板の傾斜に関する点である。
本実施形態においては、ディスプレイ箱30は、図7〜図9に示すように、表板31と、裏板32と、底板33と、天板34と、右側板35と、左側板36とからなる矩形の箱状とされる。ディスプレイ箱30は、第1実施形態と同様に、湿布薬等の薄い袋状にパッケージングされた内包物である商品C(図2参照)を収納し、搬送・輸送するとともに、展示・販売可能な箱とされるが、ディスプレイ箱10に比べてさらに、幅方向寸法が大きな商品を収納・展示するものとされる。なお、ディスプレイ箱30も、商品を収納・搬送・輸送・展示が可能なものであれば、紙製である必要はなく、樹脂フィルム、金属薄膜、シート等あるいは、これらの複合材料からなる材質とすることが可能である。
ディスプレイ箱30は、枚葉のシート30aを折り曲げて組み立てられる。
枚葉のシート30aは、図7に示すように、略矩形の輪郭形状を有する表板31の右側に表板31と略同じ高さ寸法の右側板35が連続して接続され、表板31の左側に表板31と略同じ高さ寸法の左側板36が連続して接続される。右側板35と、左側板36とは、同じ左右寸法(厚さ寸法)を有する。
表板31の下側に表板31と同じ幅寸法の底板33が連続して接続され、表板31の上側に表板31と同じ幅寸法の天板34が連続して接続される。底板33と天板34とは、いずれも右側板35および左側板36の左右寸法(厚さ寸法)と同じ上下寸法(厚さ寸法)を有する。
天板34の上側に、折り込みフラップ34aが接続される。折り込みフラップ34aは、天板34と同じ幅寸法として天板34に接続され、天板34から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。天板34と折り込みフラップ34aとの接続位置両端部には、切り込みが形成されている。
右側板35の上側に折り込みフラップ34bが接続される。折り込みフラップ34bは、右側板35と同じ幅寸法として右側板35に接続され、右側板35から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
左側板36の上側に折り込みフラップ34cが接続される。折り込みフラップ34cは、左側板36と同じ幅寸法として左側板36に接続され、左側板36から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
右側板35の右側には表板31と略同じ高さ寸法の裏板32が連続して接続され、裏板32の右側に裏板32と同じ高さ寸法の貼り着けフラップ36aが連続して接続される。
右側板35の下側に折り込みフラップ33bが接続される。折り込みフラップ33bは、右側板35と同じ幅寸法として右側板35に接続され、右側板35から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
左側板36の下側に折り込みフラップ33cが接続される。折り込みフラップ33cは、左側板36と同じ幅寸法として左側板36に接続され、左側板36から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
裏板32の下端部には、貼り着けフラップ33aが連続して接続されている。貼り着けフラップ33aは、裏板32と同じ幅寸法として裏板32に接続され、裏板32から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
裏板32の右側には、貼り着けフラップ36aが連続して接続されている。貼り着けフラップ36aは、裏板32と同じ高さ寸法として裏板32に接続され、裏板32から離間するに従って、その幅寸法が減少するように設定される。
ディスプレイ箱30は、図2に示したディスプレイ箱10と同様に、表板31および表板31と略同形状とされる裏板32の縦横寸法に対して、底板33と、天板34と、右側板35と、左側板36との縦横寸法は小さく設定されており、複数の薄厚商品Cを収納するように、厚さの小さい扁平な箱状となるように形成されている。
表板31には、図7に示すように、表板31の下端部分31aを残して除去可能な開封部37が設けられており、商品Cを収納した状態で、この開封部37を箱本体から分離切断可能とされている。
開封部37としては、図7に示すように、開封部17とは異なり、中央位置で高さ方向に延在する切り離し線37Aから、幅方向に大きく2分割されて右開封部37Bと、左開封部37Cとから構成されている。
開封部37B,37Cとしては、図7に示すように、高さ方向において表板31の中間位置に、表板31の全幅を占める開放領域37aが設けられる。
開放領域37aは、切り離し線37Aから、右開封部37Bと、左開封部37Cとに幅方向に大きく2分割されて閉塞されている。開放領域37aよりも高さ方向において表板31の上側には、表板31と天板34との境界部分に沿って、天板34と接続されない部分(残部)31bと、残部31cと、残部31gとが、切り取り線37dと切り取り線37fとともに幅方向に並んで位置するように設けた天側領域37bが設けられる。
これらは、左側板36側から右側板35側に向かって、残部31bと、切り取り線37dと、残部31gと、切り取り線37fと、残部31cと、が順に並ぶように配置されている。残部31gにおいては、切り離し線37Aの上端が残部31gの幅方向中央位置に接続されており、この切り離し線37Aの幅方向両側において、開封部37Bが、それぞれ開封部17における残部11b、切り取り線17d、残部11cに対応して、残部31b、切り取り線37f、残部11gを有するとともに、開封部37Cが、それぞれ開封部17における残部11b、切り取り線17d、残部11cに対応して、残部31g、切り取り線37d、残部11cを有する構成とされている。
また、開封部37としては、高さ方向において表板31の開放領域37aよりも下側には、底板33と接続する表板31下端側の開封部37が設けられない部分(残部)31aを含んだ狭隘領域37cが設けられる。
狭隘領域37cにおいては、開封部37の下端部が、右側板35側および左側板36側から狭隘化するように、幅方向に延在する切り取り線37eによって断続的に下端部31aに連続するとともに、開封部37として右側板35および左側板36と接続されない部分(残部)31e,31fを有する。
狭隘領域37cの上側輪郭、つまり、残部31e,31fの上端側輪郭は、右側板35側および左側板36側から下側かつ幅方向中央側に向かう傾斜直線とされ、この直線の下端側が表板31の幅寸法より小さい幅寸法とされる開封部37下端とされる。切り取り線37eの幅方向中央位置には、切り離し線37Aの下端が接続されている。
開封部37の輪郭となる外周に位置する切り取り線は、開放領域37aおよび天側領域37bにおいては、破断した切り込み線とされて、かつ、各破断線において開封時に切断の進行方向後側には、開封部37の輪郭内側に向けてガイド破断線が設けられ、切断された断裂線が、切断の進行方向次の破断線へと断裂線を導くガイドとなっている。これにより、表板31と右側板35との境界線、表板31と左側板36との境界線、および、表板31と天板34との境界線付近においては、輸送時等にディスプレイ箱30に外部から負荷がかかった場合でも、この、開封部37の輪郭となる破断線から容易に切断してしまうことを防止して、輸送に必要な強度を維持している。同様に、切り離し線37Aもガイド破断線とされている。
また、狭隘領域37cにおいては、このような強度維持の必要性よりも、開封時の美観を重視して、ガイド破断線のない、破断線によって切り取り線が構成されている。
なお、開封部37の輪郭は、表板31と天板34との境界線と重なる幅方向中央付近において、高さ方向で天板34側に位置して、開封し易さを向上している。
表板31とほぼ同じ輪郭形状とされる裏板32には、裏板32の高さ方向中央位置に略水平方向として設けられた二つ折り線38と、二つ折り線38を跨いで形成された係止手段40と、が設けられる。
右側板35には、二つ折り線38端部から表板31まで延在する分割線38bが設けられ、左側板36には、二つ折り線38端部から表板31まで延在する分割線38cが設けられる。
これら分割線38bおよび分割線38cは、分割線18bおよび分割線18cと異なり、開放領域37aにおける開封部17輪郭線まで連続するように二つ折り線38を延長した幅方向に延在する直線として設けられている。分割線38bおよび分割線38cは、狭隘領域37cにおける開封部37の切り取り線と同様にガイド破断線のない、破断線とされている。また、貼り着けフラップ36aには、左側板36に貼り着けた際に分割線38cと協働してこの分割線38cと同時に切断可能となるように、分割線38cと重なる位置として分割線36cが設けられる。
二つ折り線38は、裏板32の高さ方向略中央に位置して幅方向と平行に裏板32の全幅に亘って設けられる。二つ折り線38によって裏板32を折り曲げることで、裏板32は、下裏板32Aと上裏板32Bとが略対向する位置まで近づくことになる。
係止手段40は、二つ折り線38の位置から二つ折り線38と交差する高さ方向に延在するように設けられた係止溝41と、二つ折り線38に対して係止溝41と反対側から係止溝41に向けて延在し、その二つ折り線38側である先端42dが係止溝41よりも幅広とされた係止部42とからなる。
本実施形態においては、図7に示すように、係止溝41が二つ折り線38の幅方向中央付近で、上裏板32Bに高さ方向に延在する平行な同じ長さの切り込み線41a,41bと、切り込み線41a,41bよりも二つ折り線38側でこの切り込み線41a,41b間よりも幅方向寸法である間隔が大きく拡大された切り込み線41c,41dと、切り込み線41a,41bの天板34側端部どうしを結んで幅方向と平行に延在する折り込み線41eと、から形成され、切り込み線41a,41bの間の基端部分41Aと、切り込み線41c,41dの間に位置する拡幅端部41Bとからなる折り込み片41と同一形状とされる。
これら切り込み線41aと切り込み線41cとは、係止溝41の幅方向寸法がなめらかに拡大するように接続され、同様に、切り込み線41bと切り込み線41dとは、係止溝41の幅方向寸法がなめらかに拡大するように接続されている。
また、切り込み線41a,41bの天板34側の端部には、折り込み線41eと接続する位置に、それぞれ係止溝41の幅方向寸法が大きくなるように拡幅溝41f,41gが設けられている。
また、係止溝41は、切り込み線41a,41bの間の間隔である基端部分41Aの幅寸法が、二つ折り線38側から天板34側に向かって縮小し、拡幅溝41f,41gの直近で最も小さくなるように設定することもできる。
係止溝41は、これら基端部分41Aおよび拡幅端部41Bとからなる折り曲げ片41を折り込み線41eから折り曲げることで、二つ折り線38側の幅寸法が大きく天板34側寸法が小さくなった形状として形成される。
なお、折り曲げ片41の底板33側の拡幅端部41Bの先端は二つ折り線38と一致する直線とされている。
係止部42は、二つ折り線38に対して係止溝41と対称な位置に対応して、図7に示すように、切り込み線41c,41dを、二つ折り線38を超えて延長してこの切り込み線41c,41dと同じ間隔(幅寸法)として設けた切り込み線41c,41dと、この切り込み線41c,41dよりも底板33側の位置で切り込み線41a,41bを、二つ折り線38を超えて延長してこの切り込み線41a,41bと同じ間隔(幅寸法)として設けた切り込み線42a,42bと、切り込み線42a,42bの底板33側端部どうしを結んだ幅方向と平行に延在する折り込み線42e、から形成されて、切り込み線42a,42bの間の基端部分42Aと、切り込み線42c,42dの間に位置する拡幅端部42Bとからなる。
これら切り込み線42aと切り込み線42cとは、係止部42の幅方向寸法がなめらかに拡大するように接続され、同様に、切り込み線42bと切り込み線42dとは、係止部42の幅方向寸法がなめらかに拡大するように接続されている。
また、切り込み線42a,42bの底板33側端部には、折り込み線42eと接続する位置として折り込み線42eを外側に延長するように、それぞれ係止部42の幅方向寸法が大きくなるように拡幅溝42f,42gが設けられている。
また、係止部42は、切り込み線42a,42bの間の間隔である基端部分42Aの幅寸法が、二つ折り線38側から底板33側に向かって縮小し、拡幅溝42f,42gの直近で最も小さくなるように設定することもできる。
係止部42は、基端部分42Aおよび拡幅端部42Bを折り込み線42eから折り曲げて、下裏板32A側に接続された係止部42の基端部分42Aの大部分と拡幅端部42Bとを、折り曲げた上裏板32Bの箱外側位置に突出させて、拡幅端部42Bより基端側の切り込み線41a,41bの間の幅方向寸法の小さな基端部分42Aを係止溝41に係止することでディスプレイ箱30の自立状態を実現する。
係止部42の天板34側先端である拡幅端部42Bは二つ折り線38と一致する直線とされており、拡幅端部42Bの天板34側の先端と、拡幅端部41Bの底板33側の先端とは、互いに分離切断されている。
また、係止部42の拡幅端部42Bには、切り込み線41a,41bを延長した位置に、高さ方向に延在する平行な同じ長さの折れ線42h,22jを設けることができる。
枚葉のシート30aを組み立ててディスプレイ箱30とする場合には、貼り着けフラップ36aを裏板32との境界線で山折りにして、裏板32の右側板35と反対側辺に設けられた貼り着けフラップ36aを箱内側へと折り曲げるとともに、左側板36を表板31との境界線で山折りにし、右側板35を表板31との境界線で山折りにし、右側板35を裏板32との境界線で山折りにして、貼り着けフラップ36aの表面を左側板16の裏面に貼り着けることによって、これら表板31と、右側板35と、裏板32と、左側板36とが、周方向に環状となるように断面矩形の筒を形成する。このとき、分割線38cと分割線36cとが重なる位置として貼り着けフラップ36aと左側板36とが貼り着けられる。
次いで、筒状となった枚葉のシート30aにおいて、また、右側板35の底板33側辺に設けられた折り込みフラップ33bを、右側板35と折り込みフラップ33bとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げ、左側板36の底板33側辺に設けられた折り込みフラップ33cを、左側板36と折り込みフラップ33cとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げる。その後、裏板32の底板33側辺に設けられた貼り着けフラップ33aを、裏板32と貼り着けフラップ33aとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げろ。そして、底板33を、表板31と底板33との境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げて、底板33の裏面と貼り着けフラップ33aの表面とを貼り着けて、表板31と裏板32と、右側板35と、左側板36とが、底板33の全周に亘って立設された有底箱状に形成する。
さらに、図3に示したように、所定数の薄厚商品Cを内部に収納した後に、右側板35の天板34側辺に設けられた折り込みフラップ34bを、右側板35と折り込みフラップ34bとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げるとともに、左側板36の天板34側辺に設けられた折り込みフラップ34cを、左側板36と折り込みフラップ34cとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げる。
最後に、天板34の表板31と反対側辺に設けられた折り込みフラップ34aを、天板34と折り込みフラップ34aとの境界を山折りとして、箱内側へと折り曲げた状態で、天板34を、表板31と天板34との境界を山折りとして、裏板32側に折り曲げて、折り込みフラップ34aを、裏板32の上端と折り込みフラップ34b,34cとの内側に差し込んで固定して、表板31と裏板32と、右側板35と、左側板36とが、底板33の全周に亘って立設された有底箱状の上部開口を天板34によって閉塞してディスプレイ箱30とする。折り込みフラップ34aと裏板32とは、商品Cを収納した後に貼り合わせてもよいし、表板31と折り込みフラップ34aとの境界線幅方向両端に設けられた切り込みが折り込みフラップ34b,34cと係止された状態で包装完了としてもよい。
本実施形態のディスプレイ箱30を自立展示状態とするには、図8に示すように、ディスプレイ箱30の上部となっている開封部37の切り取り線37fから右開封部37Bを開封するとともに、右開封部37Bの輪郭に沿って表板31、右側板35、および、左開封部37Cから切り離し線37Aよりも右側板35側の開封部37の半分である右開封部37Bを切断してゆく。同様に、切り取り線37dから左開封部37Cを開封するとともに、左開封部37Cの輪郭に沿って表板31、左側板36、および、右開封部37Bとの連続部分から切り離し線37Aよりも左側板36側の開封部37の半分である左開封部37Cを切断してゆく。
なお、右開封部37Bと左開封部37Cとはどちらを先に開封しても構わない。そして、切り取り線37eから開封部17を分離する。
次いで、分割線38bおよび分割線38cを分離して、分割線38bから右側板35を上下に二分割するとともに、分割線38cから左側板36を上下に二分割する。
同時に、裏板32を二つ折り線38から谷折りして上裏板32Bと下裏板32Aとの外側表面どうしが対向して面接触するように折り曲げる。
係止溝41となる折り曲げ片の基端部分41Aを折り込み線41eから谷折りし、折り曲げ片41を上裏板32B内側方向に折り曲げて、係止溝41を形成する。次いで、折り曲げ片41と同様に、係止部42の基端部分42Aを折り込み線42eから山折りし、この基端部分42Aおよび拡幅端部42Bを上裏板32B内側方向に折り曲げて、係止部42の基端部分42Aを係止溝41内に挿入する。
さらに、係止部42の基端部分42Aを、拡幅溝41f,41gに挟持されるように挿入する。
この際、係止溝41には、拡幅端部41Bに対応して二つ折り線38側が拡幅されているために、折れ線42h,22jを谷折りまたは山折りにして係止部42における拡幅端部42Bの幅方向寸法を係止溝21の幅寸法と略同一の状態とする必要はない。
そして、係止部42の基端部分42Aのうち拡幅端部42Bの直近部分が係止溝41の拡幅溝41f,41gに位置した状態とすることにより、裏板32における二つ折り線38付近の弾性により上裏板32Bと下裏板32Aとが互いに離間しようとして、拡幅端部42Bが拡幅溝41f,41gに係止される。これにより、図8に示すように、ディスプレイ箱30が自立展示状態となるとともに、このディスプレイ箱30の上裏板32Bと下裏板32Aとの折り曲げ角度を係止部42の基端部分42Aの長さに対応した状態に設定して、二つ折り状態を維持することが可能となる。
さらに、本実施形態におけるディスプレイ箱30は、係止手段40においては、上裏板32B側に位置する係止溝41と下裏板32A側に位置する係止部42との役割を入れ替えて、係止することが可能である。
具体的には、本実施形態におけるディスプレイ箱30は、図9に示すように、下裏板32A側に位置する基端部分42Aを折り込み線42eから谷折りし、基端部分42Aおよび拡幅端部42Bを下裏板32A内側方向の底板33側に折り曲げて、係止溝42を形成する。次いで、同様に、基端部分41Aを折り込み線41eから山折りし、この基端部分41Aおよび拡幅端部41Bを係止部41として下裏板32A内側方向の底板33側に折り曲げて、基端部分41Aおよび拡幅端部41Bを係止部41として、係止溝42内に挿入する。
そして、係止部41としての基端部分41Aの拡幅端部41B側に位置する部分を、拡幅溝42f,42gに挟持されるように挿入する。
そして、係止部41としての基端部分41Aのうち拡幅端部41Bの直近部分が係止溝42の拡幅溝42f,42gに位置した状態とすることにより、拡幅端部41B直近が拡幅溝42f,42gに係止されて、図9に示すように、ディスプレイ箱30が自立展示状態となる。同時に、図8に示す係止部42とされた基端部分42Aの長さに対して、図9に示す係止部41とされた基端部分41Aの長さが短く設定されていることに対応して、自立状態におけるディスプレイ箱30の上裏板32Bと下裏板32Aとの折り曲げ角度を、図8に示した係止部42の基端部分42Aに対応した状態より、図9に示すように、傾斜の少ない状態に設定して二つ折り状態を維持することが可能となる。
なお、係止部41または係止部42を用いてディスプレイ箱30を自立展示状態とする際に、必要ならば、右開封部37B、左開封部37Cの分離後に、商品Cを一度取り出してから組み立てることも可能である。
本実施形態におけるディスプレイ箱30は、開封部37を分離切断するとともに、二つ折り線38から裏板32を二つ折りとして係止手段40により係止した自立折り曲げ状態とすることができ、扁平なディスプレイ箱30を、商品Cが傾斜した状態で底板33および天板34を脚部として自立安定的に自立維持させることが可能となる。さらに、この際、同時に、図8または図9に示すように、この自立展示状態とする際に、二つ折り線38の両側に位置する係止手段40において係止する方向を切り替えることにより、垂直に近い状態と、傾斜の大きい状態を切り替えて、商品Cの傾斜状態を選択して展示をおこなうことが可能となっている。
さらに、本実施形態においては、図10に示すように、二つ折り線38の両側で、基端部分41Aおよび基端部分42Aに変えて、さらに、長さの異なるように基端部分41Cおよび基端部分42Cとするとともに、拡幅端部41Bと拡幅端部42BDに変えて、拡幅端部41Dと拡幅端部42Dとの境界線を二つ折り線38よりもより短い基端部分41C側(天板34側)に移動させて、よりいっそう、商品Cの傾斜角度の差を大きくした状態を選択して展示をおこなうことが可能である。
本発明の活用例として、例示した大判の湿布以外にも、縦長であるスティック状の包装体などを収納展示販売搬送するディスプレイ箱とすることができる。
10、30…ディスプレイ箱
11,31…表板
11a,31a…下端部分(残部)
11c,11b,11e,11f,31b,31c,31e,31f…残部
12,32…裏板
13,33…底板
14,34…天板
15,35…右側板
16,36…左側板
17,37…開封部
17a,37a…開放領域
17b,37b…天側領域
37A…切り離し線
37B…右開封部
37C…左開封部
18、38…二つ折り線
18b,18c,38b,38c…分割線
20,40…係止手段
21,41…係止溝
22,42…係止部

Claims (8)

  1. 表板、裏板、底板、天板、左右側板を有する箱からなり、
    前記裏板には、裏板の高さ方向中央位置に略水平方向に設けられた二つ折り線と、該二つ折り線を跨いで形成された係止手段と、が設けられ、
    前記表板には、該表板の下端位置を残して除去可能な開封部が設けられ、
    前記左右側板には、前記二つ折り線端部から前記表板まで延在する分割線が設けられ、
    開封時には、前記二つ折り線から二つ折りにされて前記係止手段で係止することにより前記底板および前記天板を脚部として自立可能とされていることを特徴とするディスプレイ箱。
  2. 前記係止手段が、前記二つ折り線の位置から前記二つ折り線と交差する方向に設けられた係止溝と、前記二つ折り線に対して前記係止溝と反対側から該係止溝に向けて延在しその前記二つ折り線側が前記係止溝よりも幅広とされた係止部とからなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ箱。
  3. 前記底板および前記天板が、前記係止手段で係止した開封自立時に略面一となるよう設定されてなることを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイ箱。
  4. 前記開封部には、前記表板の全幅を占める開放領域と、前記天板と接続されない部分を有する天側領域とが設けられ、前記底板と接続する部分が設けられないことを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のディスプレイ箱。
  5. 前記開封部が、前記表板の幅方向に複数分割されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のディスプレイ箱。
  6. 前記係止部が前記二つ折り線より前記底板側に設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれか記載のディスプレイ箱。
  7. 前記係止部が前記二つ折り線より前記天板側に設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれか記載のディスプレイ箱。
  8. 前記係止部として、前記二つ折り線より前記底板側の前係止部と、前記係止部が前記二つ折り線より前記天板側の後係止部とが設けられ、前係止部と後係止部とで係止部の長さ寸法が異なることを特徴とする請求項1から7のいずれか記載のディスプレイ箱。
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