JP2016043590A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でヘッドを保持しているヘッドホルダの高さを調整できるようにする必要がある。【解決手段】記録ヘッド6を保持するヘッドホルダ51は主走査方向に配置された基準部材71によって保持され、キャリッジ5には基準軸部材71を保持する中間部材72が主走査方向に移動可能に設けられ、中間部材72とキャリッジ5には主走査方向で高さが変化する傾斜面72a、5aが設けられ、中間部材72はキャリッジ5に対して主走査方向に移動されることにより、キャリッジ5に対して高さ方向に変位可能であり、キャリッジ5を主走査方向端部側に移動させて、中間部材72を主走査方向端部側に当てて接触させることで、中間部材72がキャリッジ5に対して主走査方向に移動して高さが変化し、基準軸部材71の高さが変化することでギャップを変化できる。【選択図】図10

Description

本発明は画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、使用する媒体(被記録媒体、用紙などともいう。)の厚みに応じて、記録ヘッドと媒体搬送面との間のギャップを調整可能としている。
ここで、画像形成装置として、液滴を吐出する記録ヘッドをヘッドホルダに保持して、キャリッジには主走査方向に配置された基準部材を設け、ヘッドホルダを基準部材に引っ掛けて保持するようにしたものが知られている(特許文献1)。
また、キャリッジの高さを変化させてギャップ調整を行うギャップ調整機構として、キャリッジの移動を案内するガイド部材と、キャリッジに対し上下方向に相対変位可能に取り付けられたベアリング部材と、キャリッジとベアリング部材との間でキャリッジ移動方向にスライド可能に装着されたスライド部材とを備え、キャリッジをシャーシに突き当てて、スライド部材をキャリッジ移動方向にスライドさせることでガイド部材に対するキャリッジの高さ位置を切り替えることによりギャップを切り替えるものがある(特許文献2)。
特開2012−250451号公報 特開2007−301833号公報
上述した従来のギャップ調整機構にあっては、キャリッジの高さを調整するものであるため、キャリッジに保持されたヘッドホルダのみの高さを調整してギャップを調整することができない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、ヘッドホルダの高さを調整可能としてギャップ調整を行えるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
画像を形成する記録ヘッドを保持するヘッドホルダと、
前記ヘッドホルダを保持して、主走査方向に移動するキャリッジと、を備え、
前記ヘッドホルダは、主走査方向に配置された基準部材に保持され、
前記キャリッジには、前記基準部材を保持する中間部材が、主走査方向に移動可能に設けられ、
前記中間部材及び前記キャリッジの少なくとも一方には主走査方向で高さが変化する傾斜面が設けられ、他方には前記傾斜面と接触可能な接触部が設けられ、
前記中間部材が前記キャリッジに対して主走査方向に移動されることで、前記傾斜面が他方の接触部と接触して、前記中間部材の前記キャリッジに対して高さ方向に変位可能であり、
前記キャリッジを主走査方向端部側に移動させて、前記中間部材を主走査方向端部側に当てて接触させることで、前記中間部材が前記キャリッジに対して主走査方向に移動して高さが変化し、前記基準部材の高さが変化する
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で、ヘッドホルダの高さを調整可能としてギャップ調整を行うことができるようになる。
本発明を適用する画像形成装置の一例の外観斜視説明図である。 同装置のキャリッジ走査機構部の斜視説明図である。 ヘッドホルダをキャリッジに装着する前の状態を説明するキャリッジ部分の模式的斜視説明図である。 キャリッジへのヘッドホルダの支持構造の説明に供する斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 中間部材を上昇させるときの説明に供する模式的説明図である。 中間部材を下降させるときの説明に供する模式的説明図である。 本発明に係る実施形態の一例における中間部材の斜視説明図である。 図8を矢印E方向から見た斜視説明図である。 中間部材の昇降動作の説明に供する説明図である。 凸形状部の形状説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同装置の斜視説明図、図2は同じくキャリッジ走査機構部の斜視説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1と、記録装置本体1を支持する支持台2を備えている。
装置本体1の内部には、図示しない両側板で主走査方向に配置されたガイド部材であるガイドロッド3及びガイドステー4が掛け渡されている。そして、これらのガイドロッド3及びガイドステー4に、キャリッジ5が矢示A方向(主走査方向:キャリッジ移動方向)に移動可能に保持されている。
キャリッジ5には、記録ヘッド6が搭載されている。記録ヘッド6は、例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成される。液体吐出ヘッドで構成される記録ヘッド6には、液体吐出ヘッドにインクを供給するヘッドタンクが一体的に備えられている。
そして、キャリッジ5を移動走査する主走査機構部10を備えている。主走査機構部10は、主走査方向の一方側に配置される駆動モータ11を有する。また、主走査機構部10は、駆動モータ11によって回転駆動される駆動プーリ12と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ13と、駆動プーリ12と従動プーリ13との間に掛け回されたタイミングベルト14とを備えている。
このキャリッジ5における主走査領域のうち、記録領域では、用紙20が吸引搬送部7によってキャリッジ5の主走査方向と直交する矢印B方向(副走査方向、媒体搬送方向)に間欠的に搬送される。
また、主走査領域のうち一方の端部側領域には、記録ヘッド6の維持回復を行う維持回復機構8が配置されている。さらに、主走査方向のキャリッジ移動領域外又は、上記主走査領域のうち他方の端部側領域には、記録ヘッド6のサブタンクに供給する各色のインクを収容したメインカートリッジ9が装置本体1に対して着脱自在に装着される。
また、給紙手段21には、ロール紙(以下「用紙」という。)20がセットされているが、幅方向のサイズが異なるロール紙がセット可能である。給紙手段21から搬送された用紙20は、装置本体1の後方から前方に向けて、搬送手段により記録領域へ搬送される。
そして、キャリッジ5を主走査方向に移動し、吸引搬送部7にて用紙20を間欠的に送りながら、記録ヘッド6を画像情報に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、用紙20上に所要の画像が形成される。さらに、画像形成後の用紙20は、所定の長さにカットされ、装置本体1の正面側に配置された図示しない排紙部へ排出される。
次に、キャリッジ5の構成の一例について図3を参照して説明する。図3はヘッドホルダをキャリッジに装着する前の状態を説明するキャリッジ部分の模式的斜視説明図である。
キャリッジ5には、黒用のヘッドホルダ51Aと、カラー用のヘッドホルダ51Bとが主走査方向に並んで保持されている。
ヘッドホルダ51Aには、副走査方向に千鳥状に配置されたブラックの液滴を吐出する2つの記録ヘッド6A、6Bが搭載されている。ヘッドホルダ51Bには、記録ヘッド6Aと副走査方向位置を同じくして、イエロー、マゼンタ、シアンの液滴を吐出する3つの記録ヘッド6C、6D、6Eが搭載されている。なお、前記のとおり、記録ヘッドを区別しないときは「記録ヘッド6」と称している。ヘッドホルダ51A、51Bで保持する記録ヘッド6は1個でもよい。
ここで、ヘッドホルダ51A、51B(以下、区別しないときには、「ヘッドホルダ51」という。)は、主走査方向(キャリッジ移動方向)に配置されて基準部材71にて保持される。
具体的には、ヘッドホルダ51には基準部材71に着脱可能に嵌り込むフック形状の引っ掛け部53が設けられている。そしてヘッドホルダ51は引っ掛け部53を基準部材71に引っ掛けることで基準部材71に保持され、キャリッジ5に保持される。
次に、キャリッジへのヘッドホルダの支持構造について図4及び図5を参照して説明する。図4は同支持構造の説明に供する斜視説明図、図5は同じく側面説明図である。
キャリッジ5の内部には、各ヘッドホルダ51を同時に精度よく上昇させるために、昇降一体部材としての中間部材72が配置されている。
中間部材72は、基準部材71を支持又は保持する形状を有している。これにより、基準部材71は中間部材72を介してキャリッジ5に設けられることになる。
また、中間部材72がキャリッジ5に対して相対的に上昇又は下降すると、基準部材71も同様に同じ量の上昇又は下降を行う。すなわち、基準部材71もキャリッジ5に対して相対的に上昇又は下降が可能(変位可能)な状態で設けられている。
これにより、基準部材71に位置決め保持されているヘッドホルダ51は、高さ方向において、中間部材72と基準部材71と同じ動きを行うので、記録ヘッド6のノズル面と媒体搬送面とのギャップを変化(調整)できる。
なお、キャリッジ5又は中間部材72は、ヘッドホルダ51の回転止めの機能(姿勢決めの機能)を行う形状を有している。
次に、中間部材を昇降させる構成の一例について図6及び図7を参照して説明する。図6は中間部材を上昇させるときの説明に供する模式的説明図、図7は中間部材を下降させるときの説明に供する模式的説明図である。
中間部材72は、主走査方向で高さが変化する傾斜面72aを有している。キャリッジ5には、中間部材72の斜面部72aが接触する、主走査方向で高さが変化する傾斜面5aを有している。なお、傾斜面72a、5aの一方のみとして、他方は単に一方の接触面に接触する接触部と構成することもできる。
まず、中間部材72を下降位置から上昇させるときには、図6(a)に示すように、キャリッジ5を矢印C方向に右側板81側に移動させて、突き当て部材82に中間部材72を突き当てる。更に、キャリッジ5を矢印C方向に移動させることで、図6(b)に示すように、中間部材72はキャリッジ5に対して相対的に逆方向(矢印D方向)に移動する。
このとき、中間部材72の斜面部72aがキャリッジ5の斜面部5aに沿って移動するので、中間部材72が上昇する。中間部材72が上昇することで、中間部材72に支持されている基準部材71が上昇し、基準部材71に保持されているヘッドホルダ51が上昇し、記録ヘッド6のノズル面と媒体搬送面とのギャップが変化する(広がる。)。
また、中間部材72が上昇した状態から、図7(a)に示すように、キャリッジ5を矢印D方向に左側板83側に移動させて、突き当て部材84に中間部材72を突き当てる。更に、キャリッジ5を矢印D方向に移動させることで、図7(b)に示すように、中間部材72はキャリッジ5に対して相対的に逆方向(矢印C方向)に移動する。
このとき、中間部材72の斜面部72aがキャリッジ5の斜面部5aに沿って移動するので、中間部材72が下降する。中間部材72が下降することで、中間部材72に支持されている基準部材71が下降し、基準部材71に保持されているヘッドホルダ51が下降し、記録ヘッド6のノズル面と媒体搬送面とのギャップが変化する(狭くなる。)。
なお、本体側板81、83の右端・左端と中間部材72の昇降は、上記の関係とは逆でもよい(この場合には、傾斜部の傾斜方向は上記と逆方向になる)。
次に、本発明に係る実施形態の一例について図8ないし図11を参照して説明する。図8は同実施形態における中間部材の斜視説明図、図9は図8を矢印E方向から見た斜視説明図、図10は中間部材の昇降動作の説明に供する説明図、図11は凸形状部の形状説明に供する説明図である。
中間部材72は、主走査方向で高さが変化する傾斜面72aと、傾斜面72aの最も下端から連続形成される主走査方向に沿う方向の底面72bとを有している。
キャリッジ5には、主走査方向で高さが変化する傾斜面5aと、傾斜面5aの最も下端から連続して形成される主走査方向に沿う方向で中間部材72の移動を案内するガイド形状部ともなるガイド面5bとを有している。
キャリッジ5の傾斜面5aは中間部材72の傾斜面72aと接触可能な接触部である。また、キャリッジ5にガイド面5bは中間部材72の底面72bと接触することで、中間部材72の高さ位置を規制する。
これにより、中間部材72がキャリッジ5に対して相対的に主走査方向に移動することで、傾斜面72aが傾斜面5aに倣って主走査方向移動して、キャリッジ5に対する中間部材72の高さが変化する。
この場合、中間部材72に傾斜面72aを設け、キャリッジ5には傾斜面72aに当たって接触する傾斜面以外の接触部を設ける構成とすることもできる。この構成でも、中間部材72が主走査方向に移動することで、傾斜面72aが接触部に接触しながら移動するのでキャリッジ5に対する高さが変化する。
同様に、キャリッジ5に傾斜面5aを設け、中間部材72には傾斜面5aに当たって接触する傾斜面以外の接触部を設ける構成とすることもできる。この構成でも、中間部材72が主走査方向に移動することで、接触部が傾斜面5aが接触しながら移動するのでキャリッジ5に対する高さが変化する。
また、中間部材72には、基準部材71を保持する保持溝72cが形成されている。なお、基準部材71はキャリッジ5に対して高さ方向に変位可能に設けられている。
そして、中間部材72には、主走査方向の両端側に突き当たり部72d、72eを有している。
突き当たり部72d、72eには、キャリッジ5に対する主走査方向位置を規制する凸形状部73が保持されている。凸形状部73は、ばねなどの弾性部材74で下方向に勢いを付けられて、高さ方向に変位可能に保持されている。凸形状部73は、下方側が先端側となる角錐台形状としている。
一方、キャリッジ5には、中間部材72の突き当たり部72dに対応して、主走査方向位置が異なり、大きさの異なる2つ(3つ以上でもよい。)の凹形状部75、76を有している。また、キャリッジ5には、中間部材72の突き当たり部72eに対応して、主走査方向位置が異なり、大きさの異なる2つ(3つ以上でもよい。)の凹形状部75、76を有している。ここで、凹形状部75は凹形状部76よりも大きい形状としている。
これにより、凸形状部73と2つの凹形状部75、76とは抜き差し可能に嵌り合うことが可能である。
次に、本実施形態におけるヘッドホルダの昇降動作について図10を参照して説明する。
まず、ヘッドホルダ51が下降した位置にある初期状態では、図10(a)に示すように、中間部材72の下面側である底面72bがキャリッジ5のガイド面5bに接触し、中間部材72の高さはキャリッジ5との接触位置で定まっている。なお、基準部材71を中間部材72に対して高さ方向を固定しているときには、基準部材71とキャリッジ5の接触位置で定めることもできる。
このとき、中間部材72の凸形状部73はキャリッジ5の大きい方の凹形状部75に嵌り合っている。
この初期状態からギャップを広げるためにヘッドホルダ51を上昇させるときには、キャリッジ5を図10(a)で矢印C方向に移動させ、主走査方向端部側である前述した右側板81側に移動させる。
そして、中間部材72の突き当たり部72eを、主走査方向端部側である前述した右側板81の突き当て部82に突き当てる。
さらに、キャリッジ5を矢印C方向に移動させることにより、図10(b)に示すように、中間部材72はキャリッジ5に対して相対的に矢印D方向に移動する。
これにより、中間部材72の凸形状部73がキャリッジ5の凹形状部75から外れて、中間部材72は傾斜面72aがキャリッジ5の傾斜面5aに沿って移動し、中間部材72が上昇する。
そして、図10(b)に示すように、中間部材72は、中間部材72の凸形状部73がキャリッジ5の凹形状部76に嵌り合う位置まで移動される。
このとき、中間部材72は、弾性部材74の力により持ち上げられ、高さ方向は、弾性部材74と凸形状部73により決まっている。そのため、弾性部材74による力は、中間部材72、基準部材71、ヘッドホルダ51の重量の和より大きい必要がある。
このようにして、中間部材72が上昇することで、基準部材71も上昇して(高さ方向に変位して)ヘッドホルダ51が上昇し、記録ヘッド6のノズル面と媒体搬送面とのギャップが広くなる。
さらに、中間部材72を上昇させてギャップを広くしたから初期状態のギャップに戻すためにヘッドホルダ51を下降させるときには、キャリッジ5を図10(b)で矢印D方向に移動させ、中間部材72を主走査方向端部側である前述した左側板83側に移動させる。
そして、中間部材72の突き当たり部72dを、主走査方向端部側である前述した左側板83の突き当て部84に突き当てる。
さらに、キャリッジ5を矢印D方向に移動させることにより、中間部材72はキャリッジ5に対して相対的に図10(a)に示す矢印D方向に移動する。
これにより、中間部材72の凸形状部73がキャリッジ5の凹形状部76から外れて、中間部材72は傾斜面72aがキャリッジ5の傾斜面5aに沿って移動し、中間部材72が下降する。
そして、中間部材72は、中間部材72の凸形状部73がキャリッジ5の凹形状部75に嵌り合う位置まで移動される。
このようにして、中間部材72が下降することで、基準部材71も下降して(高さ方向に変位して)ヘッドホルダ51が下降し、記録ヘッド6のノズル面と媒体搬送面とのギャップが狭くなる(初期状態のギャップに戻る。)。
この昇降動作において、中間部材72の主走査方向への移動を規制することで、キャリッジ5の往復動作(振動など)による中間部材72の位置ずれを防ぐことができる。
また、キャリッジ5の左右両側に設けている複数の凹形状部75、76の間隔は、左右で同じ間隔である。同じ間隔にすることで、左右において凸形状部73と凹形状部75、76が同じ位置に嵌ることになる。
なお、ここでは、主走査方向端部側となる側板に突き当て部を設けているが、中間部材を直接側板に突き当てる構成とすることもできる。
次に、中間部材72の凸形状部73の形状について図11を参照して説明する。
凸形状部73は、高さ方向において、下端の主走査方向長さaが、複数の凹形状部75、76の内の最も主走査方向長さの短い凹形状部(ここでは、凹形状部76)より短い。
また、凸形状部73は、高さ方向において、上端の主走査方向長さbが、複数の凹形状部75、76の内の最も主走査方向長さの短い凹形状部(ここでは、凹形状部76)より長く、最も主走査方向長さの長い凹形状部(ここでは、凹形状部75)より短い。
これにより、凸形状部73が広い方の凹形状部75に嵌り合っているときには、キャリッジ5による位置規制が可能となり、初期状態(上昇していない状態)の位置精度が高くなる。このとき、弾性部材74による位置決めでないためヘッドホルダ51の振動も抑えられる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、媒体、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも含む。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
1 装置本体
5 キャリッジ
5a 傾斜面
6、6A〜6D 記録ヘッド
51、51A、51B ヘッドホルダ
53 引っ掛け部
71 基準部材
72 中間部材
72a 傾斜面
73 凸形状部
74 弾性部材
75、76 凹形状部

Claims (7)

  1. 画像を形成する記録ヘッドを保持するヘッドホルダと、
    前記ヘッドホルダを保持して、主走査方向に移動するキャリッジと、を備え、
    前記ヘッドホルダは、主走査方向に配置された基準部材に保持され、
    前記キャリッジには、前記基準部材を保持する中間部材が、主走査方向に移動可能に設けられ、
    前記中間部材及び前記キャリッジの少なくとも一方には主走査方向で高さが変化する傾斜面が設けられ、他方には前記傾斜面と接触可能な接触部が設けられ、
    前記中間部材が前記キャリッジに対して主走査方向に移動されることで、前記傾斜面が他方の接触部と接触して、前記中間部材の前記キャリッジに対して高さ方向に変位可能であり、
    前記キャリッジを主走査方向端部側に移動させて、前記中間部材を主走査方向端部側に当てて接触させることで、前記中間部材が前記キャリッジに対して主走査方向に移動して高さが変化し、前記基準部材の高さが変化する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間部材には凸形状部を有し、
    前記中間部材の前記凸形状部は高さ方向に変位可能であり、
    前記キャリッジには凹形状部を有し、
    前記凸形状部と前記凹形状部とは抜き差し可能に嵌り合うことが可能であり、
    前記凸形状部と前記凹形状部とが嵌り合うことで前記中間部材の前記キャリッジに対する主走査方向の位置が規制される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記キャリッジには、主走査方向の異なる位置に、複数の大きさの異なる凹形状部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の大きさの異なる凹形状部は、主走査方向において、前記中間部材を挟んで、前記キャリッジの両側にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間部材の前記凸形状部が、前記キャリッジの複数の大きさの異なる凹形状の内の最も大きい凹形状部に嵌り込んでいるとき、前記中間部材の下面側は前記キャリッジで支持されている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間部材の前記凸形状部は、高さ方向において、
    下端の主走査方向長さaが、前記キャリッジの複数の大きさの異なる凹形状の内の最も小さい凹形状部の主走査方向長さより短く、
    上端の主走査方向長さbが、前記キャリッジの複数の大きさの異なる凹形状の内の最も小さい凹形状部の主走査方向長さより長く、前記キャリッジの複数の大きさの異なる凹形状の内の最も大きい凹形状部の主走査方向長さより短い
    ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記キャリッジには、主走査方向に沿う方向で、前記中間部材の移動を案内するガイド形状部を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
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