JP2016043108A - 空気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、除菌、脱臭性能を高めることができる空気浄化装置を提供することを目的とする。【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口2と吹出口3とを有した本体ケース1と、本体ケース1内には、空気浄化手段5と、吸気口2から空気浄化手段5を介して吹出口3までを連通する空気流路12と、空気流路12に吸気口2から空気を送風する送風手段4とを備え、空気浄化手段5は、水を貯水するトレイ6と、トレイ6内で水を電解水へ生成する電解ユニット8と、中空円筒状にして回転可能に形成し前記電解水に一部が浸漬するように配置したフィルター部9とを有し、フィルター部9の下流側での相対湿度が飽和する回転速度で回転させるものである。【選択図】図3
Description
本発明は、水に通電することにより得られる電解水を用いて、空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭いなどの除去を行う空気浄化装置に関するものである。
従来のこの種の空気浄化装置の構造は、以下のようになっていた。
すなわち、水を電気分解して電解水を生成させ、この電解水をフィルター部に供給し、空気と電解水を接触させ、空気中に細菌、ウイルス、臭気等の除去を図る構成となっていた(例えば下記特許文献1)。
この種の電解水を室内空気に接触させて、細菌、ウイルス、臭気などの除去を行う空気浄化装置においては、除菌脱臭効果を高めることが求められる。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであり、除菌、脱臭性能を高めることができる空気浄化装置を提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために本発明は、吸気口と吹出口とを有した本体ケースと、前記本体ケース内には、空気浄化手段と、前記吸気口から前記空気浄化手段を介して前記吹出口までを連通する空気流路と、前記空気流路に前記吸気口から空気を送風する送風手段とを備え、前記空気浄化手段は、水を貯水するトレイと、前記トレイ内で水を電解水へ生成する電解ユニットと、中空円筒状にして回転可能に形成し前記電解水に一部が浸漬するように配置したフィルター部とを有し、前記フィルター部の下流側での相対湿度が飽和する回転速度で回転させるものである。そして、これら手段により、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、フィルター部がフィルター部の空気流路下流側での相対湿度が飽和する回転速度で回転することで、フィルター上において十分水分が含有した状態となり、細菌、ウイルス、臭気などを含む室内空気と電解水の接触する頻度を高め、電解水に細菌、ウイルス、臭気を取り込み、脱臭、除菌効果を向上できる。
また、フィルター部が再びトレイに貯水された電解水に浸水する頻度も増えることで、フィルター部に付着した細菌、ウイルス、臭気などの汚れをトレイ内の電解水に拡散させて洗い流す効果が向上し、再度きれいな状態の電解水をフィルター部に含ませることで、全体として除菌、脱臭性能を高めることが出来る空気浄化装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の空気浄化装置は、吸気口と吹出口とを有した本体ケースと、前記本体ケース内には、空気浄化手段と、前記吸気口から前記空気浄化手段を介して前記吹出口までを連通する空気流路と、前記空気流路に前記吸気口から空気を送風する送風手段とを備え、前記空気浄化手段は、水を貯水するトレイと、前記トレイ内で水を電解水へ生成する電解ユニットと、中空円筒状にして回転可能に形成し前記電解水に一部が浸漬するように配置したフィルター部とを有し、前記フィルター部の下流側での相対湿度が飽和する回転速度で回転させることを特徴とする。
これにより、フィルター部がフィルター部の空気流路下流側での相対湿度が飽和する回転速度で回転することで、フィルター部上において十分水分が含有した状態となり、細菌、ウイルス、臭気などを含む室内空気と電解水の接触する頻度を高め、電解水に細菌、ウイルス、臭気を取り込み、脱臭、除菌効果を向上できる効果を奏する。
また、フィルター部が再びトレイに貯水された電解水に浸水する頻度も増えることで、フィルター部に付着した細菌、ウイルス、臭気などの汚れをトレイ内の電解水に拡散させて洗い流す効果が向上し、再度きれいな状態の電解水をフィルター部に含ませることで、全体として除菌、脱臭性能を高めることが出来る効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態の空気浄化装置においては、略箱形状の本体ケース1を備えている。本体ケース1の両側面には、略四角形状の吸気口2を設け、また本体ケース1の天面には、略四角形状の吹出口3を設けている。
図1に示すように、本実施の形態の空気浄化装置においては、略箱形状の本体ケース1を備えている。本体ケース1の両側面には、略四角形状の吸気口2を設け、また本体ケース1の天面には、略四角形状の吹出口3を設けている。
図2に示すように、この本体ケース1内には、送風手段4と空気浄化手段5を備えている。
送風手段4は、本体ケース1の上部に設けられ、モータとモータにより回転する羽根車とそれらを囲むケースとから構成したシロッコファンである。
空気浄化手段5は、水を貯水するトレイ6と、トレイ6に水を供給する給水タンク7と、トレイ6内の水で電解水を生成する電解ユニット8と、トレイ6内の電解水に一部を浸漬したフィルター部9とから構成している。
トレイ6は、天面を開口した箱形状をしており、水を貯水できる構造となっており、本体ケース1の下部に配置され、本体ケース1から水平方向にスライドして着脱可能となっている。
給水タンク7は本体ケース1内部の正面側に、トレイ6に内蔵される形で設置され、トレイ6から着脱可能な構造となっている。
給水タンク7は水栓10を設けたキャップ11により密閉できる構造となっている。トレイ6に給水タンク7を設置すると、キャップ11に設けた水栓10が解放し、水をトレイ6に供給する構造となっている。水面が水栓10まで上昇してくると、水面により水栓10が閉じて給水タンク7が密閉され、水の供給が停止し、常に一定量の水を供給することができる。
電解ユニット8は、複数枚の電極板で構成されており、この電極板がトレイ6内の水に浸かるように設置されている。これらの電極に通電することによりトレイ6内の塩化物イオンを含む水を電気化学的に電気分解することとなり、電解水を生成する。塩化物イオンを含む水は、例えば、水道水に塩化ナトリウムを溶解させた水を用いることができる。
フィルター部9は、トレイ6において電解ユニット8により生成された電解水と、送風手段4によって本体ケース1内に吸込まれた室内空気とを接触させる部材である。さらにフィルター部9は、中空円筒状に構成され、円筒部分に空気が流通可能な孔を備えており、その円筒部分の一部がトレイ6の電解水に浸漬できるように、トレイ6に回転自在に内蔵されている。
そして、図3に示すように、駆動部14による回転がされ、電解水と室内空気を連続的に接触させる構造となっている。
フィルター部9の下流側の空気流路12には、湿度センサ13が設置され、駆動部14は、フィルター部9の下流側で相対湿度が飽和するようにフィルター部9の回転速度を制御するものである。
なお、フィルター部9を構成する材料としては、電解水に反応性の少ない材料、即ち、電解水による劣化が少ない材料、例えばポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、PET(ポリエチレン・テレフタラート樹脂)、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、ETFE等)、セルロース系材料又はセラミック系材料等が使用され、本実施例では、ポリエステルが採用される。
以上の構成において、空気浄化装置の動作を説明する。
給水タンク7により水道水がトレイ6に供給される。このときユーザーにより、塩化ナトリウムが同時にトレイ6に投入される。通電された電解ユニット8は、塩化物イオンを含んだ水を電気分解して、活性酸素種を含む電解水を生成する。
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、或いは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素を含むものである。
フィルター部9は一回転することによりフィルター部9全周を電解水に浸漬させることができる。送風手段4が送風することにより、空気流路12に吸気口2から室内空気を送通風することとなり、本体ケース1内に吸込まれて空気浄化手段5を通過する室内空気は電解水と接触することになる。このとき室内空気とともに本体ケース1内に吸込まれる、空気中の細菌、真菌(カビ)、ウイルス、臭い成分などは、フィルター部9上で、電解水と接触することにより、分解、不活化などがなされる。そして、分解、不活化などによって浄化された空気が、吹出口3から室内に供給されることになる。
特に、フィルター部9がフィルター部9の下流側の空気流路12での相対湿度が飽和する回転速度で回転することで、フィルター部9上において十分水分が含有した状態とすることができ、細菌、ウイルス、臭気などを含む室内空気と電解水の接触する頻度を高め、分解、不活化を行うことができる。また、電解水に細菌、ウイルス、臭気を取り込み、脱臭、除菌効果を向上できる。
また、フィルター部9がフィルター部9の下流側の空気流路12での相対湿度が飽和する回転速度で回転することで、従来技術に比べてフィルター部9の回転数が高くなり、フィルター部9が再びトレイ6に貯水された電解水に浸水する頻度も増えるので、フィルター部9に付着した細菌、ウイルス、臭気などの汚れをトレイ6内の電解水に拡散させて洗い流す効果が向上する。これにより再度きれいな状態の電解水をフィルター部9に含ませることができ、結果として除菌、脱臭性能を高めた空気浄化装置を提供することができる。
以上のように、本実施例によれば、除菌、脱臭性能を高めることができる空気浄化装置を簡単な構成で提供することができる。
家庭用や事務用、公共空間などの、除菌・脱臭などの空気浄化装置としての活用が期待されるものである。
1 本体ケース
2 吸気口
3 吹出口
4 送風手段
5 空気浄化手段
6 トレイ
7 給水タンク
8 電解ユニット
9 フィルター部
10 水栓
11 キャップ
12 空気流路
13 湿度センサ
14 駆動部
2 吸気口
3 吹出口
4 送風手段
5 空気浄化手段
6 トレイ
7 給水タンク
8 電解ユニット
9 フィルター部
10 水栓
11 キャップ
12 空気流路
13 湿度センサ
14 駆動部
Claims (1)
- 吸気口と吹出口とを有した本体ケースと、
前記本体ケース内には、
空気浄化手段と、
前記吸気口から前記空気浄化手段を介して前記吹出口までを連通する空気流路と、
前記空気流路に前記吸気口から空気を送風する送風手段とを備え、
前記空気浄化手段は、
水を貯水するトレイと、
前記トレイ内で水を電解水へ生成する電解ユニットと、
中空円筒状にして回転可能に形成し前記電解水に一部が浸漬するように配置したフィルター部とを有し、
前記フィルター部の下流側での相対湿度が飽和する回転速度で回転させることを特徴とする空気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014170321A JP2016043108A (ja) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | 空気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014170321A JP2016043108A (ja) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | 空気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016043108A true JP2016043108A (ja) | 2016-04-04 |
Family
ID=55634276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014170321A Pending JP2016043108A (ja) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | 空気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016043108A (ja) |
-
2014
- 2014-08-25 JP JP2014170321A patent/JP2016043108A/ja active Pending
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Legal Events
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RD01 | Notification of change of attorney |
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