JP2020000772A - 空気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体内にトレイを設け、そのトレイに満たされた次亜塩素酸水にフィルタを浸水させ、次亜塩素酸水を含浸させたフィルタ部材へ吸込口より取り込んだ空気を曝露させることで、本体内で空気の浄化を行う殺菌装置において、取り込んだ空気の本体内での清浄化効果を高めることで、吹き出し空気の清浄度が高い空気浄化装置を提供する。【解決手段】帰還風路18は気液接触フィルタ7を通過した後の風路から前記気液接触フィルタ7の上流側に連通するように備えられ、送風部6は、前記気液接触フィルタ7の上流側と前記帰還風路18の間に設置し、前記気液接触フィルタ7を通過した空気の一部を前記帰還風路18から前記気液接触フィルタ7の上流側に引き込むことにより、気液接触フィルタ7へ通気される空気が多くなるため、空気浄化装置1内における清浄効果が向上することにより、吹き出し空気の清浄度が向上させることができる。【選択図】図2
Description
本発明は、空気中の細菌、ウイルス、臭いなどの除去を行う空気浄化装置に関するものである。
水を電気分解して得られる次亜塩素酸水をフィルタ部材へ供給、通気させることで次亜塩素酸水を空気と接触、次亜塩素酸を気化させ、空気中の細菌、ウイルス、臭気物質の除去を行う空気浄化装置がすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような空気浄化装置において、吹き出し口から放出される空気の清浄度は、おもに電気分解して得られた次亜塩素酸水の濃度とフィルタ部材へ供給される風量よって決定される。空間全体を対象とした拡散運転の場合と、特定の範囲を対象としたスポット運転の場合では、求められる吹き出し風量、空気の清浄度は異なる。
空間全体を対象とした拡散運転の場合は、空気浄化装置からより多くの空気を放出させること、または気化した次亜塩素酸を遠くまで飛ばしたいため、より大きい風量で吹き出すことが望まれる。
一方、例えば病院の診察室で病人を診察する医師を対象としたスポット運転の場合は、大きな風量よりも医師への感染を防ぐために、吹き出す空気は高い清浄度が求められる。そこで、スポット運転時に、より清浄度が高い空気を放出することができる空気浄化装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る空気浄化装置は、次亜塩素酸水を保持する貯留槽部と、次亜塩素酸を生成するために電気分解を行う電解槽部と、次亜塩素酸を電気分解で生成するための電解手段と、次亜塩素酸を揮発させるための気液接触フィルタと、送風機と、運転制御を行う制御手段と、給水手段を備え、次亜塩素酸で殺菌する空気浄化装置において、気液接触フィルタを通過した後の風路から前記気液接触フィルタの上流側に連通する帰還風路を備え、前記送風機を前記気液接触フィルタの上流側と前記帰還風路の間に設置し、前記気液接触フィルタを通過した空気の一部を前記帰還風路から前記気液接触フィルタの上流側に引き込むことができる構成としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、気液接触フィルタを通過した後の風路から前記気液接触フィルタの上流側に連通する帰還風路を設け、送風機を前記気液接触フィルタと帰還風路の間に設置するという構成にしたことにより、空気浄化装置内で空気の一部を循環させることが可能となるため、空気浄化装置内の湿度は高くなる。また、循環風路を利用しないで風量を低くする場合と比べて、気液接触フィルタへ通気される空気が多くなるため、空気浄化装置内における除菌効果が向上することにより、吹き出し空気の清浄度が向上する。
本発明の請求項1に係る空気浄化装置は、次亜塩素酸水を保持する貯留槽部と、次亜塩素酸を生成するために電気分解を行う電解槽部と、次亜塩素酸を電気分解で生成するための電解手段と、次亜塩素酸を揮発させるための気液接触フィルタと、風路と送風機と、運転制御を行う制御手段と、給水手段を備え、次亜塩素酸で殺菌する空気浄化装置において、前記風路に、気液接触フィルタを通過した後の風路から前記気液接触フィルタの上流側に連通する帰還風路を備え、前記送風機は、前記気液接触フィルタの上流側と前記帰還風路の間に設置し、前記気液接触フィルタを通過した空気の一部を前記帰還風路から前記気液接触フィルタの上流側に引き込むことができるものである。
これにより、空気浄化装置内で空気の一部を循環させることが可能となるため、気液接触フィルタへ通気される空気が多くなるため、空気浄化装置内における除菌効果が向上することにより、吹き出し空気の清浄度が向上する。
また、請求項2に係る空気浄化装置は、前記帰還風路の開口度を調整できるものである。
これにより、室内空間を対象とした拡散運転と、人などを対象としたスポット運転と切替えるために、吹き出し風量を変更する際に、前記帰還風路の開口度を変更することで、循環する空気の量を変更し、吹出風量を変更することが可能となるため、循環風路を利用しないで風量を低くする場合と比べて、気液接触フィルタを通過する空気が多くなるため、除菌性能が向上し、スポット運転の際により高い清浄度の吹き出し空気を供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本実施の形態の空気浄化装置1の外観を示す。
図1に本実施の形態の空気浄化装置1の外観を示す。
図1に示すように、略箱形状の本体ケース2を備え、その両側面には室内空気を吸い込む略四角形状の吸込口3と、天面には浄化された空気を吹き出す略四角形状の吹出口4を設けている。
図2に示すように、本体ケース2内部には、空気風路5と、送風部6と、気液接触フィルタ7と、給水タンク8と、給水検知手段9と、トレイ10と、制御部11とが設けられている。
気液接触フィルタ7は、その表面に複数の開口部を有する回転可能な中空円筒形状体であり、送風部6よりも気流の上流側において、気液接触フィルタ7の表面が空気風路5を遮るように設けられている。
給水タンク8とトレイ10は、本体ケース2の下部に設けられており、これらは本体ケース2から取り外すことが可能である。
給水タンク8はキャップにより密閉できる構造となっているが、トレイ10に給水タンク8を設置すると、キャップに設けられた水栓が解放され、水がトレイ10に供給される構造となっている。水面が水栓まで上昇してくると、水面により給水タンク8が密閉され、水の供給が停止し、常に一定量の水を供給することができる。
トレイ10内には、電極14を有する電解槽部15と、貯留槽部16と、給水検知手段9が設けられている。
給水検知手段9は磁気を利用したフロートセンサーを使用している。給水検知手段9は、トレイ10内が渇水となったことを検知するものである。
電解槽部15と貯留槽部16とは、仕切り板17によって区切られている。仕切り板17において、貯留槽部16と電解槽部15間での前記溶解液の移動を制限するために、仕切り板17の一端側の下部とトレイ10の底部との間で隙間を備えている。
電解槽部15は、給水タンク8から給水された水にタブレット状の塩化ナトリウムを投入して作製した塩化ナトリウム水溶液を電極14で電気分解して、溶解液としての次亜塩素酸水を生成するものである。
貯留槽部16内部において、気液接触フィルタ7の下部を前記溶解液に浸漬させている。
気液接触フィルタ7に電気分解した次亜塩素酸水を供給するためには、気液接触フィルタの回転軸19と仕切り板17を並行にして設けることが好ましい。
また、気液接触フィルタ7の回転方向は、水面上では、風上から風下へ向けて回転するようにしている。
空気風路5は、本体ケース2の内部において、気液接触フィルタ7と送風部6を通る風路であって、吸込口3から吹出口4とを連通させている。さらに、気液接触フィルタ7の下流側から気液接触フィルタ7の上流側へと空気の一部を帰還させる帰還風路18を備えている。
送風部6は、本体ケース2内に設けられ、帰還風路18の下流側から、気液接触フィルタ7の上流側に備えられている。送風部6は、一例として、モータとモータにより回転する羽根車と該モータと羽根車を囲むケースとから構成されるいわゆるシロッコファンを備えることが望ましい。
上記構成において、空気浄化装置1の動作前に給水タンク8を取り付け、トレイ10内に塩化ナトリウム溶液を供給する。なお、給水タンク8の内容物を水道水とし、塩化ナトリウムのタブレットを使用者がトレイ10内に投入する形式としてもよい。
空気浄化装置1を動作させると、まず、電極14が動作し電解槽部15内に存在する塩化ナトリウムが消費されて次亜塩素酸水が生成される。この次亜塩素酸水は仕切り板17の隙間を通って貯留槽部16に備えられた気液接触フィルタ7に供給される。
そして、送風部6が動作すると、室内空間の空気は、吸込口3から空気浄化装置1内に吸い込まれ、空気風路5を流れて気液接触フィルタ7に接触し、空気の一部が帰還風路18により、気液接触フィルタの上流側へと帰還され、残りの空気は、吹出口4から空気浄化装置1外の室内空間に排出される。この空気は空気浄化装置1で気液接触フィルタ7と接触した際に除菌脱臭される。そのため、帰還風路18により空気の一部を空気風路5内で循環させることで、気液接触フィルタ7との接触回数が増えるため、空気浄化装置1から排出される空気をより清浄度の高い空気とすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1の構成において、室内空間全体を対象とした拡散運転の場合は、より多くの風量が、人を対象としたスポット運転の場合は、風量よりも、より高い清浄度の空気が求められるため、空気浄化装置1は、吹出口4より吹出す風量を目的に応じて調節できることが望ましい。
実施の形態1の構成において、室内空間全体を対象とした拡散運転の場合は、より多くの風量が、人を対象としたスポット運転の場合は、風量よりも、より高い清浄度の空気が求められるため、空気浄化装置1は、吹出口4より吹出す風量を目的に応じて調節できることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、図2に示す制御部11は、使用者の操作によって、室内空間を対象とした拡散運転と人を対象としたスポット運転とを切り替えを行うものであり、制御部11は、風路切り替え装置12によって帰還風路へ帰還する風量を調節するものである。
風路切り替え装置12は帰還風路18を開閉するものであり、風路切り替え装置12によって帰還風路が開閉することで帰還風路18を通過する風量を調整することができる。拡散運転時は風路切り替え装置12により帰還風路18は閉状態となり、吸込口3から空気浄化装置1内に吸い込まれた空気は、吹出口4から空気浄化装置1外の室内空間に排出される。スポット運転時には風路切り替え装置12により帰還風路18は開状態となり、吸込口3から空気浄化装置1内に吸い込まれた空気は、一部は帰還風路18をフィルタの下流側から上流側へと帰還され、残りの空気は空気浄化装置1外の室内空間に排出される。
風路切り替え装置12は帰還風路18を開閉するものであり、風路切り替え装置12によって帰還風路が開閉することで帰還風路18を通過する風量を調整することができる。拡散運転時は風路切り替え装置12により帰還風路18は閉状態となり、吸込口3から空気浄化装置1内に吸い込まれた空気は、吹出口4から空気浄化装置1外の室内空間に排出される。スポット運転時には風路切り替え装置12により帰還風路18は開状態となり、吸込口3から空気浄化装置1内に吸い込まれた空気は、一部は帰還風路18をフィルタの下流側から上流側へと帰還され、残りの空気は空気浄化装置1外の室内空間に排出される。
この動作を行うことにより、拡散運転の場合はより多い風量で運転し、スポット運転の時は室内空間より取り込んだ空気を帰還風路へ循環させることで風量を減らしつつ、空気と気液接触フィルタ7の接触回数を増やすことで、高い清浄度の空気を吹出すことができる。
このようにして、空気浄化装置1は目的に応じて吹き出し風量を減少させる際に、高い清浄度の空気を排出することができる。
家庭用や事務用、公共空間などの、除菌・脱臭などの空気浄化装置としての活用が期待されるものである。
1 空気浄化装置
2 本体ケース
3 吸込口
4 吹出口
5 空気風路
6 送風部
7 気液接触フィルタ
8 給水タンク
9 給水検知手段
10 トレイ
11 制御部
12 風路切り替え装置
14 電極
15 電解槽部
16 貯留槽部
17 仕切り板
18 帰還風路
2 本体ケース
3 吸込口
4 吹出口
5 空気風路
6 送風部
7 気液接触フィルタ
8 給水タンク
9 給水検知手段
10 トレイ
11 制御部
12 風路切り替え装置
14 電極
15 電解槽部
16 貯留槽部
17 仕切り板
18 帰還風路
Claims (2)
- 次亜塩素酸水を保持する貯留槽部と、次亜塩素酸を生成するために電気分解を行う電解槽部と、次亜塩素酸を電気分解で生成するための電解手段と、次亜塩素酸を揮発させるための気液接触フィルタと、風路と送風機と、運転制御を行う制御手段と、給水手段を備え、次亜塩素酸で殺菌する空気浄化装置において、前記風路に、気液接触フィルタを通過した後の風路から前記気液接触フィルタの上流側に連通する帰還風路を備え、前記送風機は、前記気液接触フィルタの上流側と前記帰還風路の間に設置し、前記気液接触フィルタを通過した空気の一部を前記帰還風路から前記気液接触フィルタの上流側に引き込むことができる空気浄化装置。
- 前記帰還風路の開口度を変更することで、循環する空気の量を調整し、吹出風量を変更する請求項1に記載の空気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018125686A JP2020000772A (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 空気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018125686A JP2020000772A (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 空気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020000772A true JP2020000772A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69097783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018125686A Pending JP2020000772A (ja) | 2018-07-02 | 2018-07-02 | 空気浄化装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2020000772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022070514A1 (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流制御システム、気流制御方法及びプログラム |
-
2018
- 2018-07-02 JP JP2018125686A patent/JP2020000772A/ja active Pending
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WO2022070514A1 (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流制御システム、気流制御方法及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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