JP2016042982A - 医療用観察システム - Google Patents

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Abstract

【課題】手術の動画を編集する際の便宜に供するための処理を、手術中の撮像時に自動で実行することができる医療用観察システムを提供する。
【解決手段】被観察体の微小部位の拡大画像を撮像して動画の画像データを生成する撮像部と、撮像部の動作指示の入力を受け付ける入力部と、入力部が受け付けた動作指示が所定の条件を満たす場合、画像データに対応するメタデータとして、該動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加するメタデータ付加部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、被観察体の微小部位を観察する医療用観察システムに関する。
従来、被観察体である患者の脳や心臓等における微小部位の手術を行う際に該微小部位を観察するための技術として、該微小部位を撮像し、撮像した画像をモニタで表示するとともに動画データとして記録する技術が知られている。
記録された動画データは、医師が学会で発表したり、講義を行ったりする際に使用されることがある。その場合、医師は、長時間に及ぶ動画から事前に所望の箇所の画像を抽出して編集するのが一般的である。
手術時の動画データから所望の箇所の画像を抽出して編集するための技術として、医師または助手等の医療従事者が手術中にリアルタイムで表示される画像を見ながら、任意のタイミングで画像データに栞データを挿入する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、医療従事者が任意のタイミングで指令スイッチを操作することにより、撮像中の動画の1コマをインデックス画像として記録する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
これらの従来技術によれば、医療従事者が手術の動画を編集する際に、栞データまたはインデックス画像に基づいて所望の箇所の画像を抽出することができるため、編集作業を効率よく行うことができる。
特開2002−95630号公報 特開2006−43209号公報
しかしながら、上述した従来技術では、医療従事者が手術中に栞データを挿入する指示またはインデックス画像を記録する指示を入力するという、手術とは直接関係のない処理を行わなければならず、医療従事者の負担となっていた。このため、医療従事者の手を煩わすことなく、手術の動画を編集する際の便宜に供するための処理を行うことができる技術が待望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、手術の動画を編集する際の便宜に供するための処理を、手術中の撮像時に自動で実行することができる医療用観察システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る医療用観察システムは、被観察体の微小部位の拡大画像を撮像して動画の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部の動作指示の入力を受け付ける入力部と、前記入力部が受け付けた動作指示が所定の条件を満たす場合、前記画像データに対応するメタデータとして、該動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加するメタデータ付加部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る医療用観察システムは、上記発明において、前記メタデータ付加部は、前記動作指示の種類に応じて異なるチャプタ情報を付加することを特徴とする。
本発明に係る医療用観察システムは、上記発明において、前記撮像部を移動可能に支持する支持部をさらに備え、前記所定の条件は、前記動作が前記撮像部の撮像視野の中心方向の1点を固定した状態で、前記支持部の動きによって該撮像視野を変更するピボット動作である場合を含むことを特徴とする。
本発明に係る医療用観察システムは、上記発明において、前記所定の条件は、複数の前記動作指示の指示順序を含めた組み合わせからなることを特徴とする。
本発明に係る医療用観察システムは、上記発明において、前記所定の条件は、複数の前記動作指示の中で最後に受け付けた前記動作指示が前記撮像部のズーム動作またはフォーカス動作である場合を含むことを特徴とする。
本発明によれば、入力部が受け付けた動作指示が所定の条件を満たす場合、画像データに対応するメタデータとして、該動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加するため、手術の動画を編集する際の便宜に供するための処理を、手術中の撮像時に自動で実行することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察システムの全体構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察装置の顕微鏡部とその周辺の構成を示す拡大斜視図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察システムの機能構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察システムの動画ファイル生成部が生成する動画ファイルの構成を模式的に示す図である。 図5は、チャプタ情報が付加された動画ファイルにおける画像データとチャプタ情報との関係を模式的に示す図である。 図6は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察システムを用いて行われる手術の状況を模式的に示す図である。 図7は、チャプタ情報が付加された動画ファイルにおける画像データとチャプタ情報との関係(第2例)を模式的に示す図である。 図8は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察システムの付加条件記憶部が記憶する付加条件の別な例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。なお、図面はあくまで模式的なものであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、本発明の一実施の形態に係る医療用観察システムの全体構成を示す図である。同図に示す医療用観察システム1は、被観察体の微小部位を拡大して撮像する顕微鏡としての機能を有する医療用観察装置(以下、観察装置という)2と、医療用観察システム1の動作を統括して制御する制御装置3と、観察装置2が撮像した画像を表示する表示装置4とを備える。
観察装置2は、被観察体の微小部位を観察する顕微鏡部5と、顕微鏡部5の基端部に接続し、顕微鏡部5を回動可能に支持する支持部6と、支持部6の基端部を回動可能に保持し、床面上を移動可能なベース部7と、を有する。
図2は、顕微鏡部5とその周辺の構成を示す拡大斜視図である。顕微鏡部5は、円柱状の外観を有し、その内部に、ズームおよびフォーカス機能を有する光学系と、光学系が集光した光を光電変換して撮像信号を生成する撮像素子とを有する。また、顕微鏡部5の側面には、観察装置2の動作指示の入力を受け付ける入力部24を構成する各種スイッチが設けられている。顕微鏡部5の下端部の開口面には、内部の光学系を保護するカバーガラスが設けられている(図示せず)。術者等のユーザは、顕微鏡部5を把持した状態で各種スイッチを操作しながら、顕微鏡部5を移動したりズームまたはフォーカス動作を行ったりする。このため、ユーザは、光学系の光軸の方向または顕微鏡部5の撮像視野の中心方向を直感的に把握することができ、顕微鏡部5を所望の位置へ容易に移動させることができる。なお、顕微鏡部5の形状は円筒状に限られるわけではなく、多角筒状であってもよい。
支持部6は、先端側から順に、第1関節部61、第1アーム部71、第2関節部62、第2アーム部72、第3関節部63、第3アーム部73、第4関節部64、第4アーム部74、第5関節部65、第5アーム部75、および第6関節部66が連結されている。
第1関節部61は、先端側で顕微鏡部5を、該顕微鏡部5の光軸と一致する第1軸O2のまわりに回動可能に保持するとともに、基端側で第1アーム部71の先端部に固定された状態で第1アーム部71に保持される。
第2関節部62は、先端側で第1アーム部71を第1軸O1と直交する第2軸O2のまわりに回動可能に保持するとともに、基端側で第2アーム部72に保持される。同様に、第3関節部63〜第5関節部65は、先端側で第2アーム部72〜第4アーム部74をそれぞれ回動可能に保持するとともに、基端側で第3アーム部73〜第5アーム部75の先端部にそれぞれ固定された状態で保持される。
第6関節部66は、先端側で第5アーム部75を回動可能に保持するとともに、基端側でベース部7に固定された状態で保持される。
第2アーム部72〜第5アーム部75は、第3軸O3〜第6軸O6をそれぞれ回転軸として回動可能である。第4軸O4および第5軸O5は、第2軸O2とそれぞれ平行である。第3軸O3と第4軸O4、第5軸O5と第6軸O6は、それぞれ直交する。
第1関節部61〜第6関節部66は、各々の先端側の顕微鏡部5、第1アーム部71〜第5アーム部75の回動を禁止する電磁ブレーキをそれぞれ有する。電磁ブレーキは、顕微鏡部5の入力部24が入力を受け付ける解除指示に応じて解除される。電磁ブレーキが解除されると、顕微鏡部5、第1アーム部71〜第5アーム部75は、第1関節部61〜第6関節部66に対してそれぞれ回動可能な状態となる。以下、顕微鏡部5、第1アーム部71〜第5アーム部75が第1関節部61〜第6関節部66に対してそれぞれ回動可能である状態をアームオールフリーという。なお、電磁ブレーキの代わりにエアブレーキを適用してもよい。
第1関節部61〜第6関節部66には、顕微鏡部5、第1アーム部71〜第5アーム部75の回動をそれぞれアシストするためのアクチュエータが設けられている。また、第1関節部61〜第6関節部66には、各関節部の位置、速度、加速度、回転角度、回転速度、回転加速度、発生トルク等の少なくとも一部をそれぞれ検出するための各種センサが設けられている。
以上の構成を有する支持部6は、顕微鏡部5における並進3自由度および回転3自由度の計6自由度の動きを実現する。
図3は、医療用観察システム1の機能構成を示すブロック図である。以下、図3を参照して、医療用観察システム1の機能構成を説明する。
観察装置2は、被観察体の像を拡大して撮像することによって撮像信号を生成する撮像部21と、観察装置2の顕微鏡部5および支持部6を駆動する駆動部22と、観察装置2の状態を検出する検出部23と、各種動作の指示等の入力を受け付ける入力部24と、観察装置2を制御する制御部25と、を有する。
撮像部21は、被観察体からの光を集光して結像するとともに、ズームおよびフォーカス機能を有する光学系と、光学系によって結像された被観察体の像を電気的な撮像信号に変換する撮像素子とを有する。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いて構成される。撮像部21が生成する撮像信号は、伝送ケーブルを介して制御装置3に伝送される。
駆動部22は、第1関節部61〜第6関節部66にそれぞれ設けられる電磁ブレーキおよびアクチュエータを有する。電磁ブレーキは、オールアームフリー動作の際に入力部24が入力を受け付ける解除指示にしたがって解除される。アクチュエータは、検出部23による状態検出結果に応じて制御装置3から送信されてくる制御信号に応じて動作する。
検出部23は、観察装置2の状態情報を逐次検出する。観察装置2の状態情報は、撮像部21の位置、フォーカスおよびズームに関する情報、第1関節部61〜第6関節部66の位置、速度、加速度、回転角度、回転速度、回転加速度、発生トルクの少なくとも一部に関する情報、第1アーム部71〜第5アーム部75の位置、速度、加速度の少なくとも一部に関する情報、ならびにピボット、アームオールフリーおよびパワーアシスト等の動作に関する情報を含む。検出部23は、これらの情報を検出するための各種センサを有する。
ピボット動作は、撮像部21の撮像視野の中心方向の1点で固定した状態で、その1点を頂点とした円錐面上を顕微鏡部5が支持部6の動きによって移動する旋回動作であり、ポイントロック動作とも呼ばれる。このピボット動作の旋回軸は、円錐の高さ方向の中心軸である。ピボット動作では、固定点と撮像部21との距離が一定に保たれる。手術の際には、例えば手術部位が上述した固定点として選ばれる。このようなピボット動作によれば、手術部位を等距離で異なる角度から観察することができるため、ユーザは手術部位をより正確に把握することができる。
パワーアシスト動作は、顕微鏡部5、第1アーム部71〜第5アーム部75に作用する重力をそれぞれ打ち消すように第1関節部61〜第6関節部66の状態を制御するとともに、顕微鏡部5、第1アーム部71〜第5アーム部75の移動をそれぞれアシストするように第1関節部61〜第6関節部66の状態を制御する動作である。パワーアシスト動作により、ユーザはより小さい力で支持部6を動かすことができるようになるため、観察装置2の操作性が向上する。
入力部24は、撮像部21および駆動部22に対する動作指示の入力を受け付ける。入力部24は、駆動部22が有する電磁ブレーキを解除してアームオールフリー動作の指示入力を受け付けるアーム操作スイッチ、撮像部21におけるフォーカスおよびズーム操作をそれぞれ指示する入力を受け付けるフォーカススイッチおよびズームスイッチ、ピボット動作の指示入力を受け付けるピボットスイッチ、ならびにパワーアシスト動作の指示入力を受け付けるパワーアシストスイッチを有する。入力部24を構成する各種スイッチやボタン等は、図2に示すように、顕微鏡部5の側面に設けられる。なお、図2では、入力部24を構成する各種スイッチやボタン等の一部を記載している。
制御部25は、入力部24が入力を受け付けた動作指示に応じて撮像部21および駆動部22の動作を制御する。また、制御部25は、後述する制御装置3の制御部34と通信可能であり、制御部34と連携して観察装置2を統括して制御する。制御部25は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。
制御装置3は、観察装置2から送られてきた撮像信号に所定の画像処理を施し、表示用の動画ファイルを生成する動画ファイル生成部31と、各種指示信号の入力を受け付ける入力部32と、医療用観察システム1の動作に必要な情報を含む各種情報を記憶する記憶部33と、医療用観察システム1を統括して制御する制御部34とを有する。
動画ファイル生成部31は、観察装置2から送られてきた撮像信号に所定の画像処理を施して生成した画像データに関連するメタデータを付加するメタデータ付加部311を有する。メタデータ付加部311は、メタデータとして、観察装置2の状態情報を付加する一方、入力部24が入力を受け付けた動作指示が所定の条件(付加条件)を満たす場合、該動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加する。
図4は、動画ファイル生成部31が生成する動画ファイルの構成を模式的に示す図である。同図に示す動画ファイル101は、画像データ102と、画像データ102に関連するメタデータ103とを有する。メタデータ103は、画像データ102を撮像している間の観察装置2の状態情報の履歴を記録した状態履歴情報131と、画像データ102中で付加条件を満たす動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報132とを有する。
記憶部33は、動画ファイル生成部31が生成した動画ファイルを記憶する動画ファイル記憶部331と、入力部24または入力部32が入力を受け付けた動作指示に関する情報をその動作指示の入力時間とともに記憶する動作指示情報記憶部332と、動画ファイルにチャプタ情報を付加する付加条件を記憶する付加条件記憶部333と、を有する。
付加条件記憶部333は、入力部24がピボット、アームオールフリーおよびパワーアシストのいずれかの動作指示の入力を受け付けた場合を付加条件として記憶する。なお、付加条件記憶部333が記憶する付加条件として、少なくともピボットの動作指示の入力を受け付けた場合が含まれていることが望ましい。ピボット動作は、手術部位等の重要な箇所に対して行われる可能性が高いためである。
図5は、メタデータとしてチャプタ情報132が付加された動画ファイル101における画像データ102とチャプタ情報132との関係を模式的に示す図である。図5では、チャプタ情報132を黒丸印で記載している。図5に示すように、動画ファイル101では、各動作指示のタイミングにチャプタ情報132が付加されており、画像データ102と時間的な対応づけがなされている。このため、ユーザが動画ファイル101を用いて編集を行う際には、チャプタ情報132を用いて対応する画像データを抽出することができる。
記憶部33は、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等を用いて構成され、医療用観察システム1を動作させるための各種プログラムや、医療用観察システム1の動作に必要な各種パラメータ等も記憶する。
制御部34は、観察装置2の制御部25と通信可能であり、制御部25と連携して観察装置2を含む医療用観察システム1全体を統括して制御する。例えば、制御部34は、検出部23から受信した観察装置2の状態情報および入力部24または入力部32が入力を受け付けた動作指示に基づいて、駆動部22の駆動を制御する制御信号を生成して制御部25へ送信する。制御部34は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。
以上の構成を有する制御装置3は、1または複数のコンピュータを用いて構成される。複数のコンピュータを用いて制御装置3を構成する場合には、通信ネットワークを介して複数のコンピュータを通信可能に接続してもよい。
表示装置4は、制御装置3が生成した動画データを制御装置3から受信し、該動画データに対応する画像を表示する。このような表示装置4は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)からなる表示パネルを備える。
次に、以上の構成を有する医療用観察システム1を用いて行われる手術の概要を説明する。図6は、医療用観察システム1を用いた手術の状況を模式的に示す図である。具体的には、図6は、ユーザである術者201が被観察体である患者202の頭部を手術している状況を模式的に示す図である。術者201は、表示装置4が表示する画像を目視しながら、顕微鏡部5を把持して所望の位置まで移動させるアームフリー動作を行った後、顕微鏡部5の位置を固定する。その後、ユーザは撮像部21のズームおよびフォーカスを調整することによって所望の画像を表示装置4に表示させる。この後、術者201は、必要に応じてピボット動作等を行いながら、手術を進めていく。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、入力部24が受け付けた動作指示が所定の条件を満たす場合、画像データに対応するメタデータとして、該動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加するため、手術の動画を編集する際の便宜に供するための処理を、手術中の撮像時に自動で実行することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、チャプタ情報に基づいた画像データの抽出を行うことができるため、ユーザは動画の編集作業を効率よく行うことができる。
また、本実施の形態によれば、動作指示の種類に応じて異なるチャプタ情報を付加するため、ユーザは動画の編集作業を行う際、所望の動作に対応する画像の抽出を行うことができ、一段と効率よく編集作業を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、入力部24がピボット動作の指示入力を受け付けた場合にメタデータを付加する。ピボット動作を行う箇所は重要な手術箇所または患部であることが多く、動画を編集する際にも抽出対象となる可能性が高い。したがって、入力部24がピボット動作の指示入力を受け付けた場合にチャプタ情報を付加することにより、動画編集を効率よく行うことが可能となる。
(変形例)
本実施の形態において、メタデータ付加部311が、付加条件に応じて異なる種類のチャプタ情報を付加することも可能である。図7は、この場合の画像データとチャプタ情報との関係を模式的に示す図である。図7では、ピボットに対応するチャプタ情報を黒丸印で記載し、アームオールフリーに対応するチャプタ情報を黒三角印で記載し、パワーアシストに対応するチャプタ情報を黒四角印で記載している。すなわち、図7では、チャプタ情報の形状の違いが、チャプタ情報の種類の違いを模式的に示している。
また、本実施の形態において、チャプタ情報の付加条件は、上述したものに限られるわけではない。図8は、付加条件記憶部333が記憶する付加条件の別な例を示す図である。同図に示すテーブルTbは、入力部24または入力部32が時間的に前後して指示入力を受け付ける動作の組み合わせに応じたチャプタ情報の付加の可否を与えている。具体的には、テーブルTbでは、ピボット、アームオールフリー、ズーム、フォーカスの4つの動作の動作順を含む組み合わせについて、チャプタ情報の付加の可否を与えており、チャプタ情報を付加する場合を○で記載し、チャプタ情報を付加しない場合を×で記載している。
テーブルTbにおいて、チャプタ情報を付加するのは、(1)後動作として撮像部21のズーム動作またはフォーカス動作が行われた場合(6通り)、(2)前動作がフォーカスであって後動作がピボットである場合、の計7通りである。ここで、(1)の場合にチャプタ情報を付加するのは、これらの動作が撮像対象を特定してから行われることが多い動作であり、動画編集時に抽出される可能性が高いと考えられるためである。また、(2)の場合にチャプタ情報を付加するのは、その動作の組み合わせが手術部位や患部等の重要度が高い箇所に対して行われることが多く、動画編集時に抽出される可能性が高いと考えられるためである。
図8に示す場合、メタデータ付加部311は、メタデータとして、前動作の動作入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加する。
なお、図8における前動作と後動作の間隔は、例えば3〜5分程度で設定されるが、ユーザが設定を変更できるようにしてもよい。また、図8に示す組合せはあくまでも一例に過ぎず、例えばパワーアシスト等の他の動作との組合せをさらに加えることも可能である。
また、3つ以上の連続する動作を組み合わせることによって付加条件を設定してもよい。この場合、メタデータ付加部311は、最初の動作入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加する。
また、上述した単独動作の付加条件と、図8に示す2つの動作の組み合わせによる付加条件とを並立させてもよい。この場合にも、付加条件に応じて異なる種類のチャプタ情報を付加するようにすればより好ましい。
また、本実施の形態において、特異な場面転換が生じた箇所にチャプタ情報を付加するようにしてもよい。このような特異な場面転換としては、例えばパワーアシストの際に第1関節部61〜第6関節部66および第1アーム部71〜第5アーム部75の少なくとも1つの状態が所定の範囲よりも大きく変化した場合を挙げることができる。また、特異な場面転換の別な例として、高倍側へのズーム動作と低倍側へのズーム動作とを繰り返す操作を挙げることができる。このような繰り返し操作は、例えば血管吻合の処置を行う際にみられる操作である。
また、チャプタ情報の付加条件自体を、ユーザが入力部32を用いて設定変更することができるようにしてもよい。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は、上述した一実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、入力部24にチャプタ情報の付加を指示する信号の入力を受け付けるチャプタボタンを設けることにより、ユーザが所望のタイミングでチャプタ情報を付加することができるようにしてもよい。
また、撮像部に2つの撮像素子を設けることによって視差を有する2つの画像を撮像し、この2つの画像をもとに3次元画像を生成して表示するようにしてもよい。この場合、ユーザは、3次元画像用の眼鏡を装着することにより、表示装置4が表示する3次元画像を目視することとなる。表示装置4が3次元画像を表示すれば、ユーザは術部を立体的に把握することができるようになる。
また、第1関節部61〜第6関節部66に対してアクチュエータを設けることなく支持部6を構成することも可能である。
また、支持部は、2つのアーム部および該2つのアーム部の一方を他方に対して回動可能に連結する関節部からなる組を少なくとも一組有していればよい。
また、観察装置の構成は、本明細書で説明したものに限定されるわけではなく、被観察体の微小部位の拡大画像を撮像して動画の画像データを生成するものであれば、いかなる構成を有していても構わない。
このように、本発明は、特許請求の範囲に記載した技術的思想を逸脱しない範囲内において、さまざまな実施の形態等を含み得るものである。
1 医療用観察システム
2 医療用観察装置
3 制御装置
4 表示装置
5 顕微鏡部
6 支持部
7 ベース部
21 撮像部
22 駆動部
23 検出部
24、32 入力部
25、34 制御部
31 動画ファイル生成部
33 記憶部
61 第1関節部
62 第2関節部
63 第3関節部
64 第4関節部
65 第5関節部
66 第6関節部
71 第1アーム部
72 第2アーム部
73 第3アーム部
74 第4アーム部
75 第5アーム部
101 動画ファイル
102 画像データ
103 メタデータ
131 状態履歴情報
132 チャプタ情報
311 メタデータ付加部
331 動画ファイル記憶部
332 動作指示情報記憶部
333 付加条件記憶部

Claims (5)

  1. 被観察体の微小部位の拡大画像を撮像して動画の画像データを生成する撮像部と、
    前記撮像部の動作指示の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部が受け付けた動作指示が所定の条件を満たす場合、前記画像データに対応するメタデータとして、該動作指示の入力を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加するメタデータ付加部と、
    を備えたことを特徴とする医療用観察システム。
  2. 前記メタデータ付加部は、前記動作指示の種類に応じて異なるチャプタ情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の医療用観察システム。
  3. 前記撮像部を移動可能に支持する支持部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記動作が前記撮像部の撮像視野の中心方向の1点を固定した状態で、前記支持部の動きによって該撮像視野を変更するピボット動作である場合を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の医療用観察システム。
  4. 前記所定の条件は、複数の前記動作指示の指示順序を含めた組み合わせからなり、
    前記メタデータ付加部は、複数の前記動作指示の最初の前記動作指示を受け付けたタイミングを示すチャプタ情報を付加することを特徴とする請求項1または2に記載の医療用観察システム。
  5. 前記所定の条件は、複数の前記動作指示の中で最後に受け付けた前記動作指示が前記撮像部のズーム動作またはフォーカス動作である場合を含むことを特徴とする請求項4に記載の医療用観察システム。
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