JP2016042950A - スプリンクラーヘッド配管の取付装置 - Google Patents

スプリンクラーヘッド配管の取付装置 Download PDF

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久誉 大越
Hisataka Okoshi
久誉 大越
豊 立石
Yutaka Tateishi
豊 立石
一真 伊藤
Kazuma Ito
一真 伊藤
文江 菊池
Fumie Kikuchi
文江 菊池
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Abstract

【課題】 スプリンクラーヘッドを天井下地材に取付けて固定する際の位置出し作業の手間や時間が削減できるスプリンクラーヘッド配管の取付装置を提供する。
【解決手段】 末端にスプリンクラーヘッドSHが接続された立下り管12に対して空回り可能に係合された筒10と、前記筒10と係合可能であり天井下地材30に設置された支持部材20とを備えており、前記筒10の外周に形成された螺旋溝13との係合構造を前記支持部材20の内周部に形成して、天井ボート設置後にスプリンクラーヘッドの位置出し作業を容易に行えるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、消火用のスプリンクラーヘッドを天井下地材に固定設置する際の取付装置に関するものである。
スプリンクラーヘッドは建物内の天井面や壁面に設置されている。スプリンクラーヘッドは、一端側に天井裏や壁の内側に敷設された配管と接続可能なノズルを有しており、他端側には感熱分解部が設けられている。平時において感熱分解部はノズルを閉止する弁体を支持している。ノズルの放出方向の延長上にはノズルから放出された消火液を周囲に飛散させるデフレクターを備えている。
こうした従来のスプリンクラーヘッドは、火災が発生すると、先ず火災の熱によって感熱分解部が分解作動する。感熱分解部によって押圧支持されていた弁体は、その支持力を失い配管内の水圧を受けて弁座から離脱し、本体の外部に脱落する。開放したノズルからは配管内の水が放出され、放出された水がデフレクターに衝突して周囲に飛散することで消火を行う。
上記のスプリンクラーヘッドは、天井面や壁面から感熱分解部のみが突出して設置されている。ノズルは天井裏に設置された配管と接続されており、この配管は固定金具によって野縁や野縁受け等の天井下地材に固定されている。特許文献1および特許文献2にはスプリンクラーヘッドが接続された配管と天井下地材との固定構造が記載されている。
スプリンクラーヘッドが接続された配管を天井下地材に固定するときには、スプリンクラーヘッドの天井下面から室内側への突出量を調整する。具体的にはスプリンクラーヘッドに装着されている保護キャップに取付基準線が表示されており、この取付基準線と天井下面の高さ位置が合うようにスプリンクラーヘッドの位置調整をして配管を天井下地材に固定する。
しかしながら、スプリンクラーヘッドが接続された配管を天井下地材に固定する時点では天井ボードが設置されていないので、作業者は天井ボードの厚さを考慮して天井下地材の下面よりも下方に取付基準線の位置を合わせて作業を行っている。その際、定規を使って天井下地材からの距離を測定する。保護キャップの取付基準線と天井下地材の下面との距離に目処を付けて、固定金具を操作して配管を天井下地材に固定する。固定後、再び定規により取付基準線と天井下地材の下面との距離を測定して微調整を行う。
特にマンション等の共同住宅においては天井からのスプリンクラーヘッドの突出量に気を使うため、室内のスプリンクラーヘッドの突出量が均一となるように位置出し作業を丁寧に行っており、スプリンクラーヘッドの位置出し作業は非常に手間や時間がかかるものであった。
特開平6−261956号公報 特開平7−151269号公報
上記問題に鑑み、スプリンクラーヘッドが接続された配管を天井下地材に取付けて固定する際の位置出し作業の手間や時間が削減できるスプリンクラーヘッド配管の取付装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下のスプリンクラーヘッド配管の取付装置を提供する。
すなわち、末端にスプリンクラーヘッドが接続された立下り管に対して空回り可能に係合された筒と、前記筒と係合可能であり天井下地材に設置された支持部材とを備えており、前記筒の外周に形成された溝または突起との係合構造が前記支持部材の内周部に形成されているスプリンクラーヘッド配管の取付装置である。
これによれば、末端にスプリンクラーヘッドが接続された立下り管に設置された筒と、天井下地材に設置された支持部材とを係合させることで、天井下地材にスプリンクラーヘッド配管を係合させることができる。さらに、筒と支持部材との係合構造をネジ構造とすることで天井下地に設置された支持部材に対して筒を回転させることで上下方向に移動可能となり、スプリンクラーヘッドの高さ調整が可能となる。
また筒を立下り管の末端部、つまりスプリンクラーヘッドの近傍に設置することで、天井ボードを設置した後にスプリンクラーヘッドの高さ調整を行う場合に、室内側から天井ボードの穴に工具等を挿通して筒を回転させることができる。その際、筒の下端に外側に拡張された鍔部を形成しておくと、鍔部と工具を係合させて筒部を回転させることができる。
さらに本発明は、スプリンクラーヘッドの外周部に取付けられる筒部と筒部の下方に皿部を有するシーリングプレートと、前記筒部と係合可能であり天井下地材に設置された支持部材と、を備えており、前記筒部の外周に形成された溝または突起との係合構造が前記支持部材の内周部に形成されたスプリンクラーヘッド配管の取付装置である。
これによれば、天井下地材に設置された支持部材と係合可能な筒部をシーリングプレートに設けることで、支持部材と筒部を係合させることで、天井下地材にスプリンクラーヘッド配管を係合させることができる。さらに筒部の内周にスプリンクラーヘッドを保持する保持部を備えており、シーリングプレートに対してスプリンクラーヘッドが所定の位置で保持されることから、シーリングプレートの皿部から室内側に突出するスプリンクラーヘッドの突出量が一定となる。これにより、支持部材と筒部を係合させる際に、皿部の上面が天井ボードに近接させて設置することでスプリンクラーヘッドの高さ位置を容易に揃えることができる。
前述の支持部材は、前記筒または前記筒部を内部に収容可能であり、前記筒または前記筒部の中心軸が天井面に対して略垂直に設置されることで、スプリンクラーヘッドを天井面に対して垂直に設置することができる。また、シーリングプレートの皿部を天井面と略平行に配置することができる。
さらに支持部材は、天井下地材に取付けられる第1支持部と、筒または筒部と係合する第2支持部から構成することも可能である。
以上説明したように、本発明のスプリンクラーヘッド配管の取付装置によれば、天井ボードを設置した後にスプリンクラーヘッドの高さ調整を容易に行うことができるので、スプリンクラーヘッドの位置出し作業の手間や時間を削減することができる。
第1実施形態のスプリンクラーヘッド配管の取付装置の断面図。 螺旋溝と爪の係合部分の拡大断面図。 図1の支持部材の平面図であり、(a)は角バーに固定設置前の平面図、(b)は角バーに固定設置後の平面図。 第1実施形態の取付装置の分解斜視図。 天井下地材にスプリンクラーヘッドを設置した状態の斜視図。 第1実施形態の取付装置によるスプリンクラーヘッドの設置手順の断面図。 第1実施形態の支持部材の変形例の分解斜視図。 第2実施形態のスプリンクラーヘッド配管の取付装置の断面図。 図8のシーリングプレートと第2支持部材の分解断面図。 図8の第1支持部材の平面図であり、(a)は第2支持部を設置する前の平面図、(b)は第2支持部を設置した後の平面図。 第2実施形態の取付装置によるスプリンクラーヘッドの設置手順の断面図。
第1実施形態(図1〜図6)
第1実施形態のスプリンクラーヘッド配管の取付装置(以下、取付装置とする)100は、筒10、支持部材20から構成される。
筒10は円筒形状をしており、スプリンクラーヘッドSHが末端に接続された立下り管に係合している。本実施形態では立下り管としてフレキシブル配管11を用いており、その末端の直管部12に筒10が空回り可能に係合している。
具体的に説明すると、直管部12の外径は筒10の内径よりも小さく、筒10の内部で直管部12が空回り可能となっている。さらに直管部12の外周面には溝12Aが刻設されており、この溝12Aと係合する突起が筒10の内周面に形成されている。これにより直管部12に対して筒10が空回り可能に係合される。
筒10の外周には螺旋溝13が刻設されている。螺旋溝13は後述する支持部材20の爪27と係止可能である。螺旋溝13の断面形状は図2に示すようにネジ山の下側が筒10の外周面に対して略垂直に形成した鋸形ネジとなっている。これにより、螺旋溝13と後述する支持部材20の爪27とを強固に係合させることができる。
筒10の下端には外側に拡張した鍔部14が設置されている。本実施形態において鍔部14は筒10の外周から放射方向に突出した複数の突起によって構成されている。図1に示すように鍔部14の先端は、スプリンクラーヘッドSHの外周縁よりも外側に突出しており、直管部12にスプリンクラーヘッドSHが接続された状態で、鍔部14の先端に工具を引っ掛けて筒10を回転させることができる。
図3、図4に示す支持部材20は、内部に筒10を収容可能である。支持部材20は天井下地材30に取付けられる第1支持部21と、筒10と係合する第2支持部22から構成される。
第1支持部21は、角バー31の上面に載置される水平面21Aと、水平面21Aから角バー31の外周面に沿って略垂直に屈曲して形成した垂直面21B、21Cを有する。角バー31の断面輪郭形状は略正方形である。
水平面21Aは角バー31の幅よりも広く形成されている。垂直面21Bには牝ネジ23が設けられており、牝ネジ23には蝶ネジ24が螺入される。蝶ネジ24を角バー31側に螺入すると、角バー31は蝶ネジ24の先端によって垂直面21Bと対向する垂直面21C側に押されて移動することができる。
垂直面21Cの下端には、第2支持部21を係止する段25を有する。段25は垂直面21Cの先端を垂直面21Bの方向に屈曲させて形成している。段25と水平面21Aとの間は、角バー31の幅よりも僅かに広い。垂直面21Cの中心部は、水平面21Aから垂直面21Cの下端まで切欠かれた切欠き部26が形成されている。
第2支持部22は板材を屈曲させて構成されており、断面がU字型ををしている。両端の直線部分22A、22Aの先端は直線部分22Aに対して略垂直に折り曲げられ、第1支持部21の段25に係合する接続部22Cが形成されている。第2支持部22の中間の曲線部分22Bの内周部には筒10の螺旋溝13と係合可能な爪27が複数設置されている。
爪27は第2支持部22の内周部から斜め上方に向かって形成されている。爪27は支持部22を内側に折り曲げて形成している。こうすることで筒10を第2支持部22の下から挿通して上方に押し上げると、螺旋溝13のネジ山の上側の斜面によって爪27が弾性変形して、筒10を上方に移動させることができる。
次に第1実施形態の取付装置100を用いて、スプリンクラーヘッドSHを天井下地材30に設置する手順を説明する。
スプリンクラーヘッドSHはフレキシブル管11および主配管(図示しない)と接続された状態で室内の上部に設置されている。フレキシブル管11の両端部は、スプリンクラーヘッドSHや主配管と接続するためのネジ部を有する直管部12となっているが、中間部分は撓み性を有しており、巻いた状態で主配管の近傍に備えられている。これらの配管の下方に天井下地材30が設置された後、フレキシブル管11を伸ばしてスプリンクラーヘッドSHを天井下地材30に取付ける。
先ず、第2支持部22の爪27と筒10の螺旋溝13を係合させる。第2支持部22の直線部分22A側から筒10を第2支持部22の内部に嵌め入れ、爪27と螺旋溝13を係合させる。このとき筒10の上側を第2支持部22の内部に嵌め入れる。
続いて、第1支持部21の水平面21Aを角バー31の上に載置して、垂直面21Bを角バー31に近付ける(図3(a)参照)。この状態で垂直面21Cの段部25の下方から接続部22Cを第1支持部21の内側に回り込ませて段部25の上に載置させる。
この状態で蝶ネジ24を角バー31の方向に螺入させると、蝶ネジ24の先端に押されて角バー31と垂直面21Cとの距離が縮まり、接続部22Cが角バー31と垂直面21Cによって挟持される(図3(b)参照)。
これにより、第1支持部21と第2支持部22から成る支持部材20を角バー31に取付けることができる。さらに支持部材20の内部の爪27には筒10の螺旋溝13が係合されているので、スプリンクラーヘッドSHが接続された直管部12が天井下地材30に設置された状態となる。
また、接続部22Cは第1支持部21の水平面21Aと段部25Aによって上下方向への移動が阻止された状態となる。さらに角バー31と垂直面21Cによって接続部22Cが挟持されているので、筒10が回転した際に、第2支持部22が動いたり第1支持部21から外れたりすることを防止している。
次に、天井ボードCを天井下地材30に設置する(図6(a)参照)。天井ボードCを設置すると、支持部材20の内部に収容された筒10の中心軸(図示しない)が天井ボードCの下面に対して略垂直に設置される。天井ボードCのスプリンクラーヘッドSHが設置される位置には穴40が穿設されており、スプリンクラーヘッドSHは穴40から室内側に突出した状態にある。
続いて、穴40からスプリンクラーヘッドSHの先端が所定距離だけ突出するように高さ位置の調整を行う。天井ボードCから室内側に突出しているスプリンクラーヘッドSHを上方に押し上げると、爪27が螺旋溝13によって弾性変形して螺旋溝13が爪27を乗り越えて筒10を第2支持部22の奥側(上方)に移動させることができる(図6(b)参照)。
このとき、第2支持部22は、接続部22Cが水平面21Aと段部25によって上下方向への移動を阻止されているので、筒10の移動によって第2支持部22が移動したり、外れたりすることを防止している。
穴40の内部に鍔部14が収容されたら、穴40に工具(図示しない)を挿通させて、筒10の鍔部14に工具を係止して筒10を回転させる。このとき、筒10の回転動作によって第2支持部22の接続部22Cが、垂直面21Cと角バー31によって挟持されているので第2支持部22が筒10と供回りすることを防止している。
螺旋溝13が爪27に沿って移動することで筒10はさらに上方に移動するので、天井ボードCの下面に対してスプリンクラーヘッドSHの突出量が適切になるように高さ位置を調整する。具体的には、保護キャップの側面に表示されている取付基準線Lと天井ボードCの下面の高さ位置を合わせる(図6(c)参照)。
最後に、保護キャップをスプリンクラーヘッドSHから取り外し、穴40を覆い隠すためのシーリングプレート41を設置して作業が完了する(図6(d)参照)。
尚、上記の取付装置100は、スプリンクラーヘッドSHの交換作業においても作業時間や手間を削減することができる。その交換手順として、先ずフレキシブル管11および主配管の水を抜いて、シーリングプレート41を取り外す。すると穴40の奥に鍔部14が見えるので工具を鍔部14に係止させ筒10を回転させ、筒10の下部を天井ボードCよりも下に移動させる。
続いて、直管部12の外部を保持してスプリンクラーヘッドSHを回転させ、スプリンクラーヘッドSHを直管部12から取り外す。フレキシブル管11の内部の残水を排出してから新品のスプリンクラーヘッドSHを直管部12に接続させる。鍔部14を上方に押し上げ、前述の設置手順と同じようにスプリンクラーヘッドの高さ位置を調整して作業を完了する。
第1実施形態の変形例(図7)
上記に説明した取付装置100の変形例を図7に示す。図7の支持部材20は、第1支持部21の垂直面21Cと、第2支持部22の接続面22Cに係合構造を設けたものである。具体的には接続面22Cに突起28を突設し、垂直面21Cの突起28に対応する位置に穴29を形成したものである。第2支持部22を第1支持部21に取付ける際に突起28と穴29を係合させることで、筒10の移動や回転によって第2支持部22が外れたり移動することを防止できる。
第2実施形態(図8〜図11)
第2実施形態の取付装置200は、シーリングプレート50と、支持部材60から構成される。尚、第1実施形態と構成が同じ箇所には同符号を付して詳細な説明は省略する。
シーリングプレート50は、筒部51と皿部52を有している。筒部51の内部にはスプリンクラーヘッドSHを載置可能な段53が形成されている。段53はスプリンクラーヘッドSHを保持する保持部である。
筒部51の外周は上端から段部53まで複数の縦溝によって切欠かれており、複数の舌状部54が形成されている。舌状部54の外面には爪55が刻設されている。爪55は螺旋状に形成されており、第1実施形態の螺旋溝13と同様に断面形状が鋸型をしている。爪55の斜面部分に力が加わると舌状部54が内側に弾性変形する。
皿部52は筒部51の下端に設置されており、外部へ拡張したフランジ形状をしている。皿部52は外縁に向かって厚さが薄くなるように形成されている。具体的には皿部52の上面は天井ボードCと平行な面となっており、下面が緩い傾斜面となっている。皿部52によって天井ボードCに穿設された穴40を覆い隠している。
支持部材60は、第1支持部61と第2支持部62を有する。第1支持部61は板材を断面コ字型に屈曲させ、上下の水平部61A、61Aとその間の垂直部61Bを備えている。水平部61Aは上下に2箇所設置されているが、上下とも同じ形状をしている。水平部61Aには第2支持部62の側面を嵌め入れることができる切欠き63が形成されている。切欠き63の先端63Aは鉤状になっており、切欠き63の内側に第2支持部62を内包している。
垂直部61Bには牝ネジ23が設けられており、牝ネジ23には蝶ネジ24が螺入される。第1支持部61の内部に角バー31を挿通させて蝶ネジ24を角バー31の方向に螺入すると、角バー31は切欠き63の方向に移動する。
第2支持部62は筒状をしており、内部にスプリンクラーヘッドSHおよび直管部12を挿通可能である。第2支持部62の内部には螺旋溝64が形成されている。螺旋溝64の断面形状は鋸型をしているが、第1実施形態の螺旋溝13とは上下が逆になっている。螺旋溝64は爪55と係合される。
第2支持部62の上端にはフランジ状の鍔部65、65が形成されており、第2支持部62を切欠き63の内側に収容すると、鍔部65が切欠き63の縁と係合して、第2支持部62の上下方向への移動を阻止している。
鍔部65、65の間の外周部に、第2支持部62の回転を防止するための凹凸(図示しない)を設けることが可能である。凹凸が角バー31に当接した状態において、第2支持部の回転を阻止可能である。あるいは、切欠き63の縁に上記の凹凸を設けても同様の効果を得ることができる。
図8、図9において、第2支持部62の上端側は鍔部65が設置された第1支持部61との接続部となっており、下端側は内部に螺旋溝64が形成されたシーリングプレート50との接続部となっている。こうすることで、第1支持部61の蝶ネジ24を強くねじ込み過ぎて第2支持部62の上端側が若干変形しても、螺旋溝64は変形の影響を受けにくく、筒部51との係合に支障をきたさないようにしている。
次に第2実施形態の取付装置200を用いて、スプリンクラーヘッドSHを天井下地材30に設置する手順を図10、図11を参照して説明する。
先ず、支持部材60の第1支持部61の切欠き63に第2支持部62を嵌め入れる。
すると、第2支持部62の鍔部65が切欠き63の縁と係合する。続いて、図10(b)に示すように角バー31を第1支持部61の内側に挿通させて、蝶ネジ24を角バー31の方向に螺入させる。
蝶ネジ24の先端が角バー31を押して、角バー31が第2支持部62側に移動する。第2支持部62は、角バー31と切欠き63の縁によって挟持される。これにより、第1支持部61と第2支持部62から成る支持部材60が角バー31に取付けられる。
次に第2支持部62の上方からスプリンクラーヘッドSHを挿通させた後、天井下地材30に天井ボードCを設置する(図11(a)参照)。
天井ボードCのスプリンクラーヘッドSHが設置される位置には穴40が穿設されており、穴40からスプリンクラーヘッドSHの先端が所定距離だけ突出するように設置する。具体的には、図11(b)に示すように保護キャップを取り外したスプリンクラーヘッドSHを、シーリングプレート50の段53に載置させて保持し、そのまま筒部51を第2支持部62の内部に挿通させる。
筒部51を第2支持部62に押し込むと、爪55の斜面が螺旋溝64によって押圧され、舌状体54が筒部51の内側に弾性変形して爪55が螺旋溝64を乗り越えて筒部51を第2支持部62の奥側(上方)に移動させることができる。さらに筒部51を上方に移動させ、皿部52の上面を天井ボードCの下面に近接させる(図11(c)参照)。続いて皿部52を回転させることでシーリングプレート50を天井ボートCの下面に接触させて作業が完了する(図11(d)参照)。
第2実施形態では、シーリングプレート50に対してスプリンクラーヘッドSHが所定の位置で保持されるので、シーリングプレート50の皿部52から室内側に突出するスプリンクラーヘッドSHの突出量が一定となる。従って、保護キャップの取付基準線Lが無くてもスプリンクラーヘッドSHの高さ位置を容易に揃えることができる。
第2実施形態の取付装置200も第1実施形態と同様にスプリンクラーヘッドSHの交換作業においても作業時間や手間を削減することができる。その交換手順として、先ずフレキシブル管11および主配管の水を抜いて、シーリングプレート50を回転させ支持部材60から取り外す。
次に、フレキシブル管11を室内側に引っ張り、直管部12を天井ボードCよりも下に移動させる。直管部12に接続されているスプリンクラーヘッドSHを新品と交換する。後は前述の設置手順に従ってスプリンクラーヘッドSHを設置する。

100、200 取付装置
10 筒
11 フレキシブル配管
12 直管部
13、64 螺旋溝
14、65 鍔部
20、60 支持部材
21、61 第1支持部
22、62 第2支持部
24 蝶ネジ
25 段部
27、55 爪
30 天井下地材
31 角バー
40 穴
41、50 シーリングプレート
51 筒部
52 皿部
53 段

Claims (10)

  1. 末端にスプリンクラーヘッドが接続された立下り管に対して空回り可能に係合された筒と、
    前記筒と係合可能であり天井下地材に設置された支持部材と、を備えており、
    前記筒の外周に形成された溝または突起との係合構造が前記支持部材の内周部に形成されていることを特徴とするスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  2. 前記支持部材の内周部に形成された係合構造は、前記筒の外周に形成された溝または突起と螺合可能なネジ構造である請求項1記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  3. 前記筒は立下り管の末端部に設置される請求項1または請求項2記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  4. 前記筒の下端に外側に拡張された鍔部を有する請求項1〜請求項3何れか1項記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  5. スプリンクラーヘッドの外周部に取付けられる筒部と筒部の下方に皿部を有するシーリングプレートと、
    前記筒部と係合可能であり天井下地材に設置された支持部材と、を備えており、
    前記筒部の外周に形成された溝または突起との係合構造が前記支持部材の内周部に形成されていることを特徴とするスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  6. 前記筒部の内周にスプリンクラーヘッドを保持する保持部を有する請求項5記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  7. 前記支持部材は、前記筒または前記筒部を内部に収容可能であり、前記筒または前記筒部の中心軸が天井面に対して略垂直に設置される請求項1〜請求項6何れか1項記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  8. 前記支持部材は、天井下地材に取付けられる第1支持部と、筒または筒部と係合する第2支持部から構成される請求項1〜請求項7何れか1項記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  9. 第2支持部は、第1支持部と天井下地材によって挟持される請求項8記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
  10. 第2支持部は、筒または筒部との供回りを防止する回転防止部を備える請求項8または請求項9記載のスプリンクラーヘッド配管の取付装置。
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JP2019150264A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッドの位置出し装置およびスプリンクラーヘッドの位置出し方法
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