JP2016042555A - 電磁シールド部材及び電磁シールド部材製造方法 - Google Patents

電磁シールド部材及び電磁シールド部材製造方法 Download PDF

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武史 清水
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Abstract

【課題】スリットが形成されたスリット形成部が変形することにより曲がった形状を有することが可能な電磁シールド部材において、その強度を向上させること。【解決手段】電磁シールド部材1は、シールド体2と補強部材3とを備える。シールド体2は、複数のスリット210が形成されたスリット形成部21とスリット非形成部22とを含む。補強部材3は、シールド体2のスリット形成部21の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分31と、シールド体2のスリット形成部21の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分32と、シールド体2のスリット形成部21におけるスリット210を通じて内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを繋ぐ第一連結部33と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁ノイズを遮蔽する技術に関する。
車両に搭載されるワイヤーハーネスにおいて、電磁遮蔽具は、シールド対象の電線とこの電線を一括して覆う電磁シールド部材とを備える。電磁シールド部材は、電線の周囲を囲み電磁ノイズを遮蔽する。
例えば、特許文献1に示される電磁シールド部材は、薄い金属板が筒状に形成された部材である。この電磁シールド部材は、スリットが形成されたスリット形成部とスリットが形成されていないスリット非形成部とを備える。この電磁シールド部材は、スリットが拡大するようにスリット形成部が変形することにより、曲げることが可能である。
特開2013−162728号公報
ところで、電磁シールド部材の耐久性の向上のため、特許文献1に示されるような薄い金属板で形成された電磁シールド部材の強度を向上させたいという要望がある。
本発明は、スリットが形成されたスリット形成部が変形することにより曲がった形状を有することが可能な電磁シールド部材において、その強度を向上させることを目的とする。
第1態様に係る電磁シールド部材は、金属の筒体を成し、それぞれ前記筒体の長手方向の一端側から他端側へ向かう方向に沿う複数のスリットが前記筒体の周方向において並列に並んで形成された部分であるスリット形成部と、前記スリット形成部に長手方向において隣接するスリット非形成部と、を含むシールド体と、前記シールド体の前記スリット形成部の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部における前記スリットを通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋ぐ第一連結部と、を含む補強部材と、を備える。
第2態様に係る電磁シールド部材は、第1態様に係る電磁シールド部材の一態様である。第2態様に係る電磁シールド部材においては、前記補強部材の前記内周面側補強部分が、さらに前記スリット非形成部の内周面に沿って設けられ、前記補強部材の前記外周面側補強部分が、さらに前記スリット非形成部の外周面に沿って設けられている。
第3態様に係る電磁シールド部材は、第1態様又は第2態様に係る電磁シールド部材の一態様である。第3態様に係る電磁シールド部材においては、前記補強部材が、前記シールド体の前記内周面に沿うフィルム状の前記内周面側補強部分と、前記シールド体の前記外周面に沿うフィルム状の前記外周面側補強部分と、前記外周面側補強部分と前記内周面側補強部分とが接合された部分である前記第一連結部と、を含む。
第4態様に係る電磁シールド部材は、第1態様又は第2態様に係る電磁シールド部材の一態様である。第4態様に係る電磁シールド部材においては、前記補強部材は、液状の樹脂が前記シールド体の前記内周面に沿う状態で硬化して形成された前記内周面側補強部分と、液状の前記樹脂が前記シールド体の前記外周面に沿う状態で硬化して形成された前記外周面側補強部分と、液状の前記樹脂が前記シールド体の前記スリット形成部における前記スリットを通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋いだ状態で硬化して形成された前記第一連結部と、を含む。
第5態様に係る電磁シールド部材は、第1態様から第4態様のいずれか1つに係る電磁シールド部材の一態様である。第5態様に係る電磁シールド部材においては、前記シールド体は、板状の金属部材が筒状に曲げられた部材である。
第6態様に係る電磁シールド部材は、第1態様から第5態様のいずれか1つに係る電磁シールド部材の一態様である。第6態様に係る電磁シールド部材においては、前記シールド体の前記スリットが、前記補強部材により塞がれている。
第7態様に係る電磁シールド部材は、第1態様から第6態様のいずれか1つに係る電磁シールド部材の一態様である。第7態様に係る電磁シールド部材においては、前記シールド体の端部が、前記補強部材により覆われておらず露出している。
第8態様に係る電磁シールド部材は、第1態様から第7態様のいずれか1つに係る電磁シールド部材の一態様である。第8態様に係る電磁シールド部材においては、前記シールド体には、前記スリットとは別の前記内周面側から前記外周面側へ貫通する少なくとも1つの貫通孔が形成されており、前記補強部材が、さらに、前記貫通孔を通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋ぐ第二連結部を含む。
第9態様に係る電磁シールド部材は、第1態様から第8態様のいずれか1つに係る電磁シールド部材の一態様である。第9態様に係る電磁シールド部材においては、前記補強部材が、有彩色の部材である。
第10態様に係る電磁シールド部材製造方法は、金属の筒体を成し、それぞれ前記筒体の長手方向の一端側から他端側へ向かう方向に沿う複数のスリットが前記筒体の周方向において並列に並んで形成された部分であるスリット形成部と、前記スリット形成部に長手方向において隣接するスリット非形成部と、を含むシールド体と、前記シールド体の前記スリット形成部の内周面及び前記スリット非形成部の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部の外周面及び前記スリット非形成部の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部における前記スリットを通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋ぐ第一連結部と、を含み液状の樹脂が硬化した部材である補強部材と、を備える電磁シールド部材の製造方法であって、(a)液状の前記樹脂を前記スリットが形成された金属部材の前記スリットを臨む縁部及び前記スリットの周囲の両面に付着させるように、前記金属部材を液状の前記樹脂に浸漬させる工程と、(b)前記金属部材の前記スリットを臨む前記縁部及び前記スリットの周囲の前記両面に付着した前記樹脂を硬化させる工程と、を備える。
第11態様に係る電磁シールド部材製造方法は、第10態様に係る電磁シールド部材製造方法の一態様である。第11態様に係る電磁シールド部材製造方法においては、前記シールド体は、板状の前記金属部材が筒状に曲げられた部材であり、(c)板状の前記金属部材を筒状に曲げる工程をさらに備える。
上記の各態様において、補強部材は、シールド体のスリット形成部の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分と、シールド体のスリット形成部の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分と、シールド体のスリット形成部におけるスリットを通じて内周面側補強部分と外周面側補強部分とを繋ぐ第一連結部と、を含む。この場合、補強部材は、曲げられる際に変形するスリット形成部におけるスリット間の部分の周囲を覆う。これにより、スリット形成部におけるスリット間の部分の強度が向上する。即ち、スリットが形成されたスリット形成部が変形することにより曲がった形状を有することが可能な電磁シールド部材において、その強度を向上させることが可能となる。
また、上記の各態様においては、補強部材の第一連結部が、スリット形成部におけるスリットを通じて内周面側補強部分と外周面側補強部分とを繋いでいる。この場合、内周面側補強部分がシールド体の内周面から剥離すること及び外周面側補強部分がシールド体の外周面から剥離することを抑制できる。
また、上記の第2態様において、補強部材の内周面側補強部分が、さらにスリット非形成部の内周面に沿って設けられている。また、補強部材の外周面側補強部分が、さらにスリット非形成部の外周面に沿って設けられている。この場合、補強部材によって、スリット非形成部が補強される。即ち、電磁シールド部材の強度をより向上させることが可能となる。
また、上記の第3態様において、補強部材が、シールド体の内周面に沿うフィルム状の内周面側補強部分と、シールド体の外周面に沿うフィルム状の外周面側補強部分と、外周面側補強部分と内周面側補強部分とが接合された部分である第一連結部と、を含む。この場合、例えば、シールド体の内周面に沿うフィルム状の内周面側補強部分と外周面に沿うフィルム状の外周面側補強部分とをスリットの箇所で接着することにより、第一連結部を設けることが可能となる。そのため、電磁シールド部材を簡易に作ることができる。
また、上記の第4態様において、補強部材は、液状の樹脂がシールド体の内周面に沿う状態で硬化して形成された内周面側補強部分と、液状の樹脂がシールド体の外周面に沿う状態で硬化して形成された外周面側補強部分と、液状の樹脂がシールド体のスリット形成部におけるスリットを通じて内周面側補強部分と外周面側補強部分とを繋いだ状態で硬化して形成された第一連結部と、を含む。この場合、シールド体の内周面側の液状の樹脂、外周面側の液状の樹脂及びスリット内の液状の樹脂を硬化させることにより、電磁シールド部材を簡易に作ることができる。
また、上記の第5態様において、シールド体は、板状の金属部材が筒状に曲げられた部材である。この場合、シールド対象の電線を囲むように板状の金属部材を筒状に曲げることにより、電磁シールド部材をシールド対象の電線に対して後付けすることができる。
また、上記の第6態様において、シールド体のスリットが、補強部材により塞がれている。この場合、シールド体のスリットから飛び石等の外部からの異物又は水等の液体が内部に浸入することを抑制できる。
また、上記の第7態様において、シールド体の端部が、補強部材により覆われておらず露出している。この場合、電磁シールド部材とシールド体の端部に接続されるシールドシェル等の相手側部材との電気的な接続をより良好にすることができる。
また、上記の第8態様において、シールド体には、スリットとは別の内周面側から外周面側へ貫通する少なくとも1つの貫通孔が形成されている。また、補強部材が、さらに、貫通孔を通じて内周面側補強部分と外周面側補強部分とを繋ぐ第二連結部を含む。この場合、さらに、スリットとは別に形成された貫通孔を通じて、補強部材の内周面側補強部分と外周面側補強部分とが連結される。そのため、補強部材をより強固にシールド体に装着することが可能となる。
また、上記の第9態様において、補強部材が、有彩色の部材である。この場合、他の部材と電磁シールド部材との区別を容易に行うことができる。また、例えば、オレンジ色の補強部材を使用すれば、電磁シールド部材の内部のシールド対象の電線が高圧であることを周囲に喚起することができる。
また、上記の第10態様において、電磁シールド部材製造方法は、液状の樹脂をスリットが形成された板状の金属部材のスリットを臨む縁部及びスリットの周囲の両面に付着させるように、金属部材を液状の樹脂に浸漬させる工程(a)と、金属部材のスリットを臨む縁部及びスリットの周囲の両面に付着した樹脂を硬化させる工程(b)と、を備える。この場合、液状の樹脂が硬化した補強部材を備える電磁シールド部材を簡易に作ることができる。
また、上記の第11態様において、シールド体は、板状の金属部材が筒状に曲げられた部材である。また、電磁シールド部材製造方法は、板状の金属部材を筒状に曲げる工程(c)をさらに備える。この場合、シールド対象の電線に対して電磁シールド部材を後付けすることが可能となる。
第1実施形態に係る電磁シールド部材の側方斜視図である。 第1実施形態に係る電磁シールド部材の断面図である。 第1実施形態に係る電磁シールド部材の展開平面図である。 第1実施形態に係る電磁シールド部材の展開正面図である。 第1実施形態に係る展開された電磁シールド部材の一部拡大平面図である。 第1実施形態に係る展開された電磁シールド部材の一部拡大平面図である。 第2実施形態に係る電磁シールド部材の側方斜視図である。 第2実施形態に係る電磁シールド部材の断面図である。 第2実施形態に係る電磁シールド部材の製造方法の一部の工程を示す概略図である。 第2実施形態に係る電磁シールド部材の製造方法の一部の工程を示す概略図である。 第2実施形態に係る電磁シールド部材の製造方法の一部の工程を示す概略図である。 第2実施形態に係る電磁シールド部材の製造方法の一部の工程を示す概略図である。 第3実施形態に係る電磁シールド部材の側方斜視図である。 第3実施形態に係る電磁シールド部材の展開平面図である。 第3実施形態に係る展開された電磁シールド部材の一部拡大平面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
図1〜6を参照しながら、第1実施形態に係る電磁シールド部材1について説明する。電磁シールド部材1は、金属の筒体を成すシールド体2と補強部材3とを備える。電磁シールド部材1は、例えば、自動車などの車両に搭載される。電磁シールド部材1は、電線9の周囲を囲み電磁ノイズを遮蔽する。
図1は、電磁シールド部材1の側方斜視図である。図1では、電線9が仮想線で描かれている。図2は、図1のII−II平面における電磁シールド部材1の断面図である。
電線9は、例えば、銅又はアルミニウムなどを主成分とする導体と、その導体の周囲を覆う絶縁被覆と、を有する絶縁電線である。図1では、3本の電線9を一括してその周囲を電磁シールド部材1が囲む場合が示されている。なお、電磁シールド部材1が、1本の電線9の周囲を覆う場合、2本の電線9の周囲を覆う場合或いは4本以上の電線9の周囲を覆う場合も考えられる。
<電磁シールド部材:シールド体>
シールド体2は、スリット形成部21とスリット非形成部22とを含む。本実施形態は、シールド体2が、3箇所のスリット形成部21と4箇所のスリット非形成部22とを含む場合の事例である。本実施形態において、スリット形成部21とスリット非形成部22とは、シールド体2の長手方向に沿って交互に並んで形成されている。なお、シールド体2の長手方向は、筒状のシールド体2の軸心方向でもある。
また、本実施形態において、シールド体2は、板状の金属部材が筒状に曲げられた部材である。本実施形態では、シールド体2は、シールド体2の周方向に沿って複数形成された折り目に沿って金属部材が曲げられて筒状に形成されている。なお、シールド体2に折り目が形成されていない場合も考えられる。シールド体2は、例えば、アルミニウム等を主成分とする金属部材であることが考えられる。
スリット形成部21は、複数のスリット210が、シールド体2の周方向において並列に並んで形成された部分である。
スリット210各々は、シールド体2の長手方向の一端側から他端側へ向かう方向に沿って形成されている。本実施形態では、スリット210各々は、シールド体2の長手方向に沿って形成されている。なお、スリット210各々が、シールド体2の長手方向に対して斜めの方向に沿って形成されることも考えられる。
また、本実施形態では、スリット形成部21各々において、複数のスリット210は、周方向において等間隔で形成されている。図1,2に示される例では、スリット形成部21ごとに7つのスリット210が等間隔で形成されている。なお、スリット210が上記の数以外の場合も考えられる。
また、シールド体2は、板状の金属部材の両端面219が、対向する状態で筒状に曲げられている。そのため、スリット形成部21において、両端面219は、1つのスリットを成している。
従って、本実施形態は、スリット形成部21ごとに7つのスリット210と両端面219が成す1つのスリットとを併せた8つのスリットが、シールド体2の全周方向を8等分する間隔で形成されている場合の事例である。
シールド体2において、スリット形成部21のスリット210間の部分である帯状部211は、他の部分よりも変形しやすい。そのため、シールド体2は、曲げ方向の外力が加わると、一部の帯状部211が、シールド体2の外周面側へ突出するように曲がることにより、曲がった帯状部211を内側にして曲がる。
本実施形態では、スリット形成部21におけるスリット210間の帯状部211は、予め外周面側へ突出した形状に曲げられている。帯状部211は、スリット210の長手方向における中央部分で外周面側へ突出して湾曲した形状に曲げられている。この場合、帯状部211は、スリット210の長手方向において伸縮するように変形しやすい。
また、本実施形態では、図1,2に示されるように、帯状部211が予め外周面側に突出した形状で曲げられることにより、スリット210各々が開いた状態になっている。
スリット非形成部22は、スリット形成部21に長手方向において隣接する部分である。スリット非形成部22には、スリット210が形成されていない。例えば、スリット非形成部22は、シールド体2における同形状の部分が長手方向において連続して繋がった部分であることが考えられる。
また、シールド体2において、少なくともシールド体2各々の端部29からの一部は、スリット非形成部22であることが考えられる。シールド体2の端部29のスリット非形成部22は、例えば、不図示のシールドシェル部材に形成された筒状の部分に被せられて固定される。シールドシェル部材は、シールド対象となる電線9の接続相手である電装機器を収容する筐体に接続される金属部材である。
本実施形態では、シールド体2が、複数のスリット形成部21を含んでいる。そのため、スリット形成部21間の部分にもスリット非形成部22が形成されている。
また、スリット非形成部22における周方向の両端を成す一対の縁部220は、相互に連結されている。これにより、板状の金属部材が、筒状に維持されている。
例えば、スリット非形成部22における周方向の両端を成す一対の縁部220のうち少なくとも一方は、この縁部220に隣接するスリット形成部21の端面219の位置から張り出して形成されていることが考えられる。この場合、スリット形成部21の両端面219が対向する状態で、スリット非形成部22における一方の縁部220を他方の縁部220に重ねた状態で連結することが可能となる。なお、本実施形態では、スリット非形成部22における周方向の両端を成す一対の縁部220の両方が、この縁部220に隣接するスリット形成部21の端面219の位置から張り出して形成されている。この場合、スリット形成部21の端面219の位置から張り出した状態で、縁部220同士が連結される。
スリット非形成部22の一対の縁部220は、例えば、熱溶接又は超音波溶接によって連結されていることが考えられる。また、スリット非形成部22の一対の縁部220が、接着剤によって接着されている場合等も考えられる。
<電磁シールド部材:補強部材>
補強部材3は、シールド体2のスリット形成部21の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分31と、シールド体2のスリット形成部21の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分32と、シールド体2のスリット形成部21におけるスリット210を通じて内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを繋ぐ第一連結部33と、を含んでいる。また、本実施形態においては、補強部材3の内周面側補強部分31は、さらにシールド体2のスリット非形成部22の内周面に沿って形成されている。また、補強部材3の外周面側補強部分32は、さらにシールド体2のスリット非形成部22の外周面に沿って形成されている。
また、本実施形態は、補強部材3が、シールド体2の内周面に沿うフィルム状の内周面側補強部分31と、シールド体2の外周面に沿うフィルム状の外周面側補強部分32と、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが接合された部分である第一連結部33と、を含む場合の事例である。例えば、補強部材3は、PET(ポリエチレンテレフタラート)又はPP(ポリプロピレン)等の樹脂フィルムの内周面側補強部分31及び外周面側補強部分32を含むことが考えられる。また、補強部材3が、ゴムフィルム等の伸縮性を有するフィルムの内周面側補強部分31及び外周面側補強部分32を含む場合も考えられる。
また、本実施形態では、補強部材3は、シールド体2におけるシールド体2の端部29を除く範囲に設けられている。即ち、本実施形態では、シールド体2の端部29は、補強部材3により覆われておらず露出している。
補強部材3の内周面側補強部分31は、スリット形成部21の内周面及びスリット非形成部22の内周面に沿って設けられている。本実施形態において、シールド体2の両端部29のスリット非形成部22の内周面には、一部の範囲(両端を除く範囲)に内周面側補強部分31が設けられている。なお、補強部材3の内周面側補強部分31が、スリット形成部21の内周面のみに沿って設けられている場合も考えられる。
本実施形態では、シールド体2の端部29のスリット非形成部22における内周面側補強部分31が設けられていない部分と上述したシールドシェル部材とが接触することにより、シールド体2とシールドシェル部材との電気的な接続を良好にすることができる。
また、本実施形態において、内周面側補強部分31は、シールド体2の内周面に接合されていない。本実施形態では、補強部材3の内周面側補強部分31は、シールド体2の内周面に接触した状態で設けられている。しかしながら、内周面側補強部分31がシールド体2の内周面に接合されている場合も考えられる。
補強部材3の外周面側補強部分32は、スリット形成部21の外周面及びスリット非形成部22の外周面に沿って設けられている。本実施形態において、シールド体2の両端部29のスリット非形成部22の外周面には、一部の範囲(両端を除く範囲)に外周面側補強部分32が設けられている。なお、補強部材3の外周面側補強部分32が、スリット形成部21の外周面のみに沿って設けられている場合も考えられる。
また、本実施形態において、外周面側補強部分32は、シールド体2の外周面に接合されていない。本実施形態では、補強部材3の外周面側補強部分32は、シールド体2の外周面に接触した状態で設けられている。しかしながら、外周面側補強部分32がシールド体2の外周面に接合されている場合も考えられる。
補強部材3の第一連結部33は、スリット形成部21のスリット210を通じて内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを繋ぐ部分である。第一連結部33により、内周面側補強部分31がシールド体2の内周面に接触した状態及び外周面側補強部分32がシールド体2の外周面に接触した状態が維持される。
本実施形態は、第一連結部33が、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが重なった状態で熱溶接又は超音波溶接されることにより接合された部分である場合の事例である。即ち、第一連結部33は、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32との溶着部分である。なお、第一連結部33が、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが重なった状態で接着剤によって接着された部分である場合等も考えられる。
また、本実施形態では、補強部材3には、シールド体2のスリット210に重なる箇所にスリット30が形成されている。これにより、補強部材3が、帯状部211の変形に応じて変形しやすくなる。
本実施形態において、補強部材3は、例えば、図3〜6に示されるようにしてシールド体2に装着される。なお、図3〜6は、電磁シールド部材1の製造工程の一部を示した図である。図3,4は、それぞれ板状の金属部材(以下、シールド体2Xと称する)に補強部材3が装着される様子を示す平面図及び正面図である。図5は、補強部材3が装着されたシールド体2Xのスリット210付近を拡大した平面図である。図6は、補強部材3が装着されスリット30が形成されたシールド体2Xのスリット210付近を拡大した平面図である。
図3,4に示されるように、補強部材3の内周面側補強部分31と外周面側補強部分32との間に、シールド体2Xが配設される。これにより、シールド体2Xが、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32との間に挟まれる状態になる。
そして、図5に示されるように、スリット210の箇所で、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが接合される。本実施形態では、シールド体2Xが内周面側補強部分31と外周面側補強部分32との間に挟まれた状態で、内周面側補強部分31の一部と外周面側補強部分32の一部とがスリット210を通じて接合されるように加熱されることにより、第一連結部33が形成される。これらの作業は、例えば、シールド体2X及び内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを含む補強部材3が、ラミネート機に通されることにより行われる。なお、便宜上、図5,6において、第一連結部33には網点が付されている。
なお、図5に示される例では、スリット210よりも小さい範囲に第一連結部33が形成されている。しかしながら、スリット210と同じ範囲、即ち、スリット210を塞ぐように第一連結部33が形成されている場合も考えられる。
なお、本実施形態では、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが、さらに、シールド体2Xのスリット形成部21の端面219及びスリット非形成部22の縁部220の外側でも接合されている。即ち、本実施形態では、シールド体2Xのスリット形成部21の端面219及びスリット非形成部22の縁部220は、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とにより覆われている。
また、本実施形態では、シールド体2Xのスリット210は、長手方向及び短手方向において、幅を有するスリットである。スリット210の大きさは、例えば、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが十分に接合されるような大きさであることが考えられる。なお、シールド体2Xのスリット210の短手方向における寸法は、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが接合可能な範囲で小さくすることも考えられる。
内周面側補強部分31と外周面側補強部分32との溶着部分である第一連結部33は、スリット210の内部に形成される。そして、図6に示されるように、本実施形態では、スリット210の内部で内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが接合されて形成された第一連結部33にスリット30が入れられる。
スリット30は、スリット210の短手方向において、第一連結部33の中間部分に形成される。即ち、スリット30の両側には、第一連結部33の領域が存在する。本実施形態では、スリット30全体が第一連結部33の内部に形成され、また、スリット30が、第一連結部33の一部を分断するように形成されている。しかしながら、スリット30の一部が第一連結部33から内周面側補強部分31又は外周面側補強部分32に亘る範囲に形成されている場合も考えられる。
第一連結部33にスリット30が形成されることにより、シールド体2Xが板状から筒状に曲げられるとき及びシールド体2の帯状部211が外周面側に突出するように曲がるとき等に、補強部材3がシールド体2の形状に応じて変形しやすくする。そのため、例えば、補強部材3として比較的硬質の樹脂フィルム等が採用された場合でも、補強部材3のシールド体2への装着状態がより良好となる。なお、補強部材3として伸縮可能なフィルムが採用される場合等には、第一連結部33にスリット30が形成されないことも考えられる。この場合、シールド体2は、全周に亘って補強部材3により覆われる。従って、シールド体2の内部に飛び石等の外部からの異物又は水等の液体が浸入することを抑制できる。
本実施形態においては、スリット210の内部に第一連結部33が設けられることにより、帯状部211の縁部が、補強部材3の内周面側補強部分31、外周面側補強部分32及び第一連結部33によって覆われている。即ち、スリット形成部21の帯状部211の周囲を取り囲むように補強部材3が設けられている。
また、本実施形態では、スリット形成部21の両端面219及びスリット非形成部22における一対の縁部220が、補強部材3の内周面側補強部分31及び外周面側補強部分32により覆われている。
即ち、本実施形態では、シールド体2Xにおける補強部材3が装着された部分において、スリット形成部21及びスリット非形成部22の縁部の端面が露出していない。そのため、補強部材3がシールド体2の内周面及び外周面から剥離することを抑制できる。
補強部材3が装着されたシールド体2Xは、筒状に曲げられる。例えば、シールド体2が電線9の周囲を覆うように筒状に曲げられた後、スリット非形成部22における周方向の両端を成す一対の縁部220が、相互に連結される。これにより、電線9と電線9の周囲を覆う電磁シールド部材1とを含むワイヤーハーネス(電磁遮蔽具)を得ることができる。
<効果>
本実施形態において、補強部材3は、シールド体2のスリット形成部21の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分31と、シールド体2のスリット形成部21の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分32と、シールド体2のスリット形成部21におけるスリット210を通じて内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを繋ぐ第一連結部33と、を含む。この場合、補強部材3が、曲げられる際に変形するスリット形成部21におけるスリット210間の帯状部211の周囲を覆う。これにより、スリット形成部21における帯状部211の強度が向上する。即ち、スリット210が形成されたスリット形成部21が変形することにより曲がった形状を有することが可能な電磁シールド部材1において、その強度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態において、補強部材3の第一連結部33が、スリット形成部21におけるスリット210を通じて内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを繋いでいる。この場合、内周面側補強部分31がシールド体2の内周面から剥離すること及び外周面側補強部分32がシールド体2の外周面から剥離することを抑制できる。
また、本実施形態において、補強部材3の内周面側補強部分31が、さらにスリット非形成部22の内周面に沿って設けられている。また、補強部材3の外周面側補強部分32が、さらにスリット非形成部22の外周面に沿って設けられている。この場合、補強部材3によって、スリット非形成部22が補強される。即ち、電磁シールド部材1の強度をより向上させることが可能となる。
また、本実施形態において、補強部材3が、シールド体2の外周面に沿うフィルム状の外周面側補強部分32と、シールド体2の内周面に沿うフィルム状の内周面側補強部分31と、外周面側補強部分32と内周面側補強部分31とが接合された部分である第一連結部33と、を含む。この場合、例えば、外周面に沿うフィルム状の外周面側補強部分32と内周面に沿うフィルム状の内周面側補強部分31とをスリット210の箇所で接合することにより、第一連結部33を設けることが可能となる。そのため、電磁シールド部材1を簡易に作ることができる。
また、本実施形態において、シールド体2は、板状の金属部材が筒状に曲げられた部材である。この場合、シールド対象の電線9を囲むように板状の金属部材を筒状に曲げることにより、電磁シールド部材1をシールド対象の電線9に対して後付けすることができる。
また、本実施形態において、シールド体2の端部29が、補強部材3により覆われておらず露出している。この場合、電磁シールド部材1とシールド体2の端部に接続されるシールドシェル等の相手側部材との電気的な接続をより良好にすることができる。
<第2実施形態>
次に、図7〜12を参照しつつ、第2実施形態に係る電磁シールド部材1Aについて説明する。図7は、電磁シールド部材1Aの側方斜視図である。図8は、図7のIII−III平面における電磁シールド部材1Aの断面図である。なお、図7,8において、図1〜6に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本実施形態では、補強部材3Aが液状の樹脂が硬化した部材である点が、第1実施形態と異なる。以下、電磁シールド部材1Aにおける電磁シールド部材1と異なる点について説明する。
電磁シールド部材1Aにおいて、補強部材3Aは、液状の樹脂がシールド体2の内周面に沿う状態で硬化して形成された内周面側補強部分31Aと、液状の樹脂がシールド体2の外周面に沿う状態で硬化して形成された外周面側補強部分32Aと、液状の樹脂がシールド体2のスリット形成部21におけるスリット210を通じて内周面側補強部分31Aと外周面側補強部分32Aとを繋いだ状態で硬化して形成された第一連結部33Aと、を含む。
なお、本実施形態は、補強部材3Aが、熱硬化性樹脂が硬化して形成された部材である場合の事例である。また、本実施形態の補強部材3Aは、伸縮可能な弾性部材である。補強部材3Aを構成する樹脂としては、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)又はシリコン等の樹脂が考えられる。なお、補強部材3Aが、紫外線硬化樹脂又は熱可塑性樹脂等が硬化して形成された部材である場合等も考えられる。また、補強部材3Aが、伸縮性を有しない部材である場合も考えられる。
また、本実施形態では、補強部材3Aは、スリット形成部21及びシールド体2の端部29を除く範囲のスリット非形成部22に設けられている。即ち、本実施形態において、シールド体2の端部29は、補強部材3Aにより覆われておらず露出している。
補強部材3Aの内周面側補強部分31Aは、スリット形成部21の内周面及びスリット非形成部22の内周面に沿って設けられている。なお、シールド体2の両端部29のスリット非形成部22の内周面には、一部の範囲に内周面側補強部分31が設けられている。また、本実施形態において、内周面側補強部分31Aは、シールド体2の内周面に接合されていない。本実施形態では、補強部材3Aの内周面側補強部分31Aは、シールド体2の内周面に接触した状態で設けられている。しかしながら、補強部材3Aの内周面側補強部分31Aが、シールド体2の内周面に接合されている場合も考えられる。
補強部材3Aの外周面側補強部分32Aは、スリット形成部21の外周面及びスリット非形成部22の外周面に沿って設けられている。なお、シールド体2の両端部29のスリット非形成部22の外周面には、一部の範囲に外周面側補強部分32Aが設けられている。また、本実施形態において、外周面側補強部分32Aは、シールド体2の外周面に接合されていない。本実施形態では、補強部材3Aの外周面側補強部分32Aは、シールド体2の外周面に接触した状態で設けられている。しかしながら、補強部材3Aの外周面側補強部分32Aが、シールド体2の外周面に接合されている場合も考えられる。
補強部材3Aの第一連結部33Aは、内周面側補強部分31Aと外周面側補強部分32Aとを繋ぐ部分である。本実施形態では、第一連結部33Aは、スリット210内の液状の樹脂が硬化して形成された部分である。第一連結部33Aにより、内周面側補強部分31Aがシールド体2の内周面に接触した状態及び外周面側補強部分32Aがシールド体2の外周面に接触した状態が維持される。
また、本実施形態において、シールド体2のスリット210は、補強部材3Aにより塞がれている。図7,8に示される例では、補強部材3Aの第一連結部33Aが、スリット210を塞ぐように形成されている。従って、本実施形態では、シールド体2は、全周に亘って補強部材3Aにより覆われている。
また、本実施形態において、補強部材3Aは、有彩色の部材である。例えば、補強部材3Aがオレンジ色の部材である場合、電磁シールド部材1Aの内部のシールド対象の電線9が高圧であることを周囲に喚起することができる。また、車両搭載時に電磁シールド部材1Aと他部材との区別を容易に行うこともできる。
次に、図9〜12を参照しつつ、電磁シールド部材1Aの製造方法である電磁シールド部材製造方法について説明する。電磁シールド部材製造方法は、液状の樹脂をスリット210が形成された金属部材(シールド体2X)のスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着させるように、シールド体2を液状の樹脂に浸漬させる工程(a)と、金属部材(シールド体2X)のスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着した樹脂を硬化させる工程(b)と、を備える。また、本実施形態では、電磁シールド部材1Aのシールド体2Xは、板状の金属部材であり、シールド体2は、シールド体2Xが、筒状に曲げられた部材である。従って、本実施形態において、電磁シールド部材製造方法は、シールド体2Xを筒状に曲げる工程(c)を備える。
図9,10は、電磁シールド部材製造方法の工程(a)を示す概略図である。図11は、電磁シールド部材製造方法の工程(b)により得られるシールド体2Xの概略図である。図12は、電磁シールド部材製造方法の工程(c)を示す概略図である。なお、図9〜12において、図1〜8に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
<電磁シールド部材製造方法>
本実施形態では、図9,10に示されるように、まず、板状の金属部材であるシールド体2Xが、ポッド5内の液状の樹脂4に浸けられる。その後、図11に示されるように、シールド体2Xの樹脂4が硬化され、補強部材3Aが形成される。そして、図12に示されるように、補強部材3Aが装着されたシールド体2Xが、筒状に曲げられることにより、シールド体2及び補強部材3Aを備える電磁シールド部材1Aが得られる。
本実施形態において、工程(a)は、液状の樹脂4をスリット210が形成されたシールド体2Xのスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着させるように、シールド体2Xを液状の樹脂4に浸漬させる工程である。また、工程(b)は、シールド体2Xのスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着した樹脂4を硬化させる工程である。また、工程(c)は、シールド体2Xを筒状に曲げる工程である。なお、本実施形態において、液状の樹脂4は、熱硬化性樹脂である。そのため、工程(b)は、樹脂4を加熱することにより、硬化させる工程である。液状の樹脂4は、硬化すると、伸縮可能な補強部材3Aを形成する。
本実施形態の工程(a)は、シールド体2Xを、ポッド5内の液状の樹脂4に浸漬させることにより行われる。本実施形態では、シールド体2Xは、筒状の形状に近づくように平板状から少し曲げられた板状の金属部材である。しかしながら、シールド体2Xが、曲げられていない平板状の金属部材である場合も考えられる。また、シールド体2Xが筒体を成す金属部材である場合も考えられる。この場合、工程(c)が省略されることが考えられる。
液状の樹脂4にシールド体2X全体が浸けられることにより、樹脂4が、シールド体2Xのスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着する。本実施形態では、樹脂4は、シールド体2Xにおけるスリット210の縁部と、スリット210が形成されたスリット形成部21の両面と、スリット形成部21に隣接するスリット非形成部22の両面と、に付着する。即ち、液状の樹脂4は、スリット210の周縁部全体を覆っている。
なお、図9,10に示される例では、シールド体2Xの長手方向における両端部29には、マスキング用のテープ6が貼りつけられている。そのため、シールド体2Xの端部29には、樹脂4が付着しない。即ち、本実施形態では、樹脂4は、シールド体2Xにおけるスリット210の縁部と、スリット210が形成されたスリット形成部21の両面と、スリット形成部21に隣接するスリット非形成部22におけるシールド体2の端部29を除く範囲の両面と、に付着している。
また、本実施形態では、液状の樹脂4が、シールド体2Xのスリット210を埋める。そのため、本実施形態では、例えば、スリット210が十分に大きいこと又は液状の樹脂4がスリット210に入り込むことが可能なほど粘性の低い樹脂であること等が考えられる。なお、シールド体2Xのスリット210を、ポッド5内の液状の樹脂4が流れ込むことが可能な範囲で小さくすることも考えられる。
また、本実施形態において、シールド体2Xは、加熱された状態で、ポッド5内の液状の樹脂4に浸けられる。この場合、シールド体2Xの各面に付着した液状の樹脂4の一部が硬化する。即ち、本実施形態では、シールド体2Xが、ポッド5内の液状の樹脂4に浸けられることにより、工程(b)の一部も行われている。
そして、図11に示されるように、液状の樹脂4が付着したシールド体2Xをポッド5内から取り出し、液状の樹脂4を完全に硬化させる。即ち、工程(b)の残りが行われる。工程(b)の残りが行われることにより、樹脂4が、シールド体2Xのスリット210の周縁部を繋いで覆う状態で完全に硬化し、内周面側補強部分31A、外周面側補強部分32A及び第一連結部33Aを含む補強部材3Aが形成される。なお、本実施形態において、工程(b)の残りは、乾燥条件の下で行うことが好ましい。
また、マスキング用のテープ6は、工程(b)の残りを行う前、或いは、工程(b)の残りを行った後にはがされることが考えられる。また、マスキング用のテープ6が、次の工程(c)を行った後にはがされる場合も考えられる。
その後、図12に示されるように、補強部材3Aが装着されたシールド体2Xは、筒状に曲げられる。即ち、工程(c)が行われる。そして、シールド体2Xのスリット非形成部22における周方向の両端を成す一対の縁部220が、相互に連結される。なお、図12において、便宜上、一対の縁部220の補強部材3Aを省略している。そして、帯状部211を曲げることにより、図7に示すようなシールド体2及び補強部材3Aを備える電磁シールド部材1Aが得られる。なお、工程(c)を、電磁シールド部材1Aが電線9の周囲を覆うように、補強部材3Aが装着されたシールド体2Xの上に電線9を配置しながら行うことも考えられる。
また、本実施形態では、液状の樹脂4が硬化して形成された補強部材3Aには、スリット等が形成されていない。本実施形態において、液状の樹脂4が硬化して形成された補強部材3Aは、伸縮可能な部材であり、シールド体2の形状に応じて変形可能なためである。なお、補強部材3Aに、スリット等が形成されている場合も考えられる。
<効果>
本実施形態においては、補強部材3Aは、液状の樹脂4がシールド体2の内周面に沿う状態で硬化して形成された内周面側補強部分31Aと、液状の樹脂4がシールド体2の外周面に沿う状態で硬化して形成された外周面側補強部分32Aと、液状の樹脂4がシールド体2のスリット形成部21におけるスリット210を通じて内周面側補強部分31Aと外周面側補強部分32Aとを繋いだ状態で硬化して形成された第一連結部33Aと、を含む。この場合、シールド体2の外周面側の液状の樹脂4、内周面側の液状の樹脂4及びスリット内の液状の樹脂4を硬化させることにより、電磁シールド部材1Aを簡易に作ることができる。
また、本実施形態において、シールド体2のスリット210が、補強部材3Aにより塞がれている。この場合、シールド体2のスリット210から飛び石等の外部からの異物又は水等の液体が内部に浸入することを抑制できる。
また、本実施形態において、補強部材3Aが、有彩色の部材である。この場合、他の部材と電磁シールド部材1Aとの区別を容易に行うことができる。例えば、オレンジ色の補強部材3Aを使用すれば、電磁シールド部材1Aの内部のシールド対象の電線9が高圧であることを周囲に喚起することができる。
また、本実施形態において、電磁シールド部材製造方法は、液状の樹脂4をスリット210が形成された金属部材(シールド体2X)のスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着させるように、シールド体2Xを液状の樹脂4に浸漬させる工程(a)と、金属部材のスリット210を臨む縁部及びスリット210の周囲の両面に付着した樹脂4を硬化させる工程(b)と、を含む。この場合、液状の樹脂4が硬化した補強部材3Aを備える電磁シールド部材1Aを簡易に作ることができる。
また、本実施形態において、シールド体2が、シールド体2X(板状の金属部材)が筒状に曲げられた部材である。また、電磁シールド部材製造方法は、シールド体2Xを筒状に曲げる工程(c)をさらに含む。この場合、シールド対象の電線9に対して電磁シールド部材1Aを後付けすることが可能となる。
<第3実施形態>
次に、図13〜15を参照しつつ、第3実施形態に係る電磁シールド部材1Bについて説明する。図13は、電磁シールド部材1Bの側方斜視図である。図14,15は、電磁シールド部材1Bの製造工程の一部を示した図である。図14は、板状の金属部材(以下、シールド体2BXと称する)に補強部材3が装着される様子を示す平面図である。図15は、図14に示されるシールド体2Xのスリット210付近を拡大した図である。なお、図13〜15において、図1〜12に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
本実施形態では、電磁シールド部材1Bのシールド体2Bに貫通孔25Bが形成されている点が、第1実施形態と異なる。以下、電磁シールド部材1Bにおける電磁シールド部材1と異なる点について説明する。
電磁シールド部材1Bのシールド体2Bには、スリット210とは別に少なくとも1つの貫通孔25Bが形成されている。貫通孔25Bは、シールド体2Bの内周面側から外周面側へ貫通する孔である。
本実施形態では、貫通孔25Bは、スリット非形成部22に形成されている。図13〜15に示される例は、シールド体2Bのスリット非形成部22に8つの貫通孔25Bが等間隔に形成されている場合の事例である。なお、貫通孔25Bが上記数以外の場合も考えられる。また、複数の貫通孔25Bが、等間隔に形成されていない場合も考えられる。
また、貫通孔25Bが、スリット形成部21の帯状部211に形成されている場合も考えられる。また、貫通孔25Bが、スリット形成部21の帯状部211及びスリット非形成部22の両方に形成されている場合も考えられる。
また、図13〜15に示される例において、貫通孔25Bは、正方形状に形成されている。しかしながら、貫通孔25Bが、矩形状、円形状又は角丸長方形状等の形状に形成されている場合も考えられる。
また、本実施形態において、補強部材3は、貫通孔25Bを通じて内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とを繋ぐ第二連結部34をさらに含んでいる。
本実施形態は、第二連結部34が、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが重なった状態で熱溶接又は超音波溶接されることにより接合された部分である場合の事例である。本実施形態では、シールド体2BXが内周面側補強部分31と外周面側補強部分32との間に挟まれた状態で、内周面側補強部分31の一部と外周面側補強部分32の一部とが貫通孔25Bを通じて接合されるように加熱されることにより、第二連結部34が形成される。なお、便宜上、図15において、第二連結部34には網点が付されている。
なお、第二連結部34が、内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが重なった状態で接着剤によって接着された部分である場合等も考えられる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、スリット210とは別に形成された貫通孔25Bを通じて、補強部材3の内周面側補強部分31と外周面側補強部分32とが連結される。そのため、補強部材3をより強固にシールド体2Bに装着することが可能となる。
<応用例>
第3実施形態において、電磁シールド部材1Bが、補強部材3の代わりに、補強部材3Aを備える場合も考えられる。この場合、第二連結部34は、液状の樹脂がシールド体2Bのスリット形成部21における貫通孔25Bを通じて内周面側補強部分31Aと外周面側補強部分32とAを繋いだ状態で硬化して形成された部分であることが考えられる。
なお、各実施形態において、シールド体2,2Bは、断面形状が多角形状になるように、板状の金属部材(シールド体2X,2BX)が曲げられた部材である。しかしながら、シールド体2,2Bは、断面形状が円形状又は角丸長方形状等になるように、板状の金属部材(シールド体2X,2BX)が曲げられた部材である場合も考えられる。
また、第2実施形態において、工程(c)が、工程(a)の前に行われることも考えられる。
なお、本発明に係る電磁シールド部材及び電磁シールド部材製造方法は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは、各実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 電磁シールド部材
1A 電磁シールド部材
1B 電磁シールド部材
2 シールド体
21 スリット形成部
210 スリット
22 スリット非形成部
25B 貫通孔
2B シールド体
3 補強部材
30 スリット
31 内周面側補強部分
31A 内周面側補強部分
32 外周面側補強部分
32A 外周面側補強部分
33 第一連結部
33A 第一連結部
34 第二連結部
3A 補強部材
4 樹脂

Claims (11)

  1. 金属の筒体を成し、それぞれ前記筒体の長手方向の一端側から他端側へ向かう方向に沿う複数のスリットが前記筒体の周方向において並列に並んで形成された部分であるスリット形成部と、前記スリット形成部に長手方向において隣接するスリット非形成部と、を含むシールド体と、
    前記シールド体の前記スリット形成部の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部における前記スリットを通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋ぐ第一連結部と、を含む補強部材と、を備える、電磁シールド部材。
  2. 請求項1に記載の電磁シールド部材であって、
    前記補強部材の前記内周面側補強部分が、さらに前記スリット非形成部の内周面に沿って設けられ、
    前記補強部材の前記外周面側補強部分が、さらに前記スリット非形成部の外周面に沿って設けられている、電磁シールド部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電磁シールド部材であって、
    前記補強部材が、前記シールド体の前記内周面に沿うフィルム状の前記内周面側補強部分と、前記シールド体の前記外周面に沿うフィルム状の前記外周面側補強部分と、前記外周面側補強部分と前記内周面側補強部分とが接合された部分である前記第一連結部と、を含む、電磁シールド部材。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電磁シールド部材であって、
    前記補強部材は、液状の樹脂が前記シールド体の前記内周面に沿う状態で硬化して形成された前記内周面側補強部分と、液状の前記樹脂が前記シールド体の前記外周面に沿う状態で硬化して形成された前記外周面側補強部分と、液状の前記樹脂が前記シールド体の前記スリット形成部における前記スリットを通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋いだ状態で硬化して形成された前記第一連結部と、を含む、電磁シールド部材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電磁シールド部材であって、
    前記シールド体は、板状の金属部材が筒状に曲げられた部材である、電磁シールド部材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電磁シールド部材であって、
    前記シールド体の前記スリットが、前記補強部材により塞がれている、電磁シールド部材。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電磁シールド部材であって、
    前記シールド体の端部が、前記補強部材により覆われておらず露出している、電磁シールド部材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電磁シールド部材であって、
    前記シールド体には、前記スリットとは別の前記内周面側から前記外周面側へ貫通する少なくとも1つの貫通孔が形成されており、
    前記補強部材が、さらに、前記貫通孔を通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋ぐ第二連結部を含む、電磁シールド部材。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電磁シールド部材であって、
    前記補強部材が、有彩色の部材である、電磁シールド部材。
  10. 金属の筒体を成し、それぞれ前記筒体の長手方向の一端側から他端側へ向かう方向に沿う複数のスリットが前記筒体の周方向において並列に並んで形成された部分であるスリット形成部と、前記スリット形成部に長手方向において隣接するスリット非形成部と、を含むシールド体と、
    前記シールド体の前記スリット形成部の内周面及び前記スリット非形成部の内周面に沿って設けられた内周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部の外周面及び前記スリット非形成部の外周面に沿って設けられた外周面側補強部分と、前記シールド体の前記スリット形成部における前記スリットを通じて前記内周面側補強部分と前記外周面側補強部分とを繋ぐ第一連結部と、を含み液状の樹脂が硬化した部材である補強部材と、を備える電磁シールド部材の製造方法であって、
    (a)液状の前記樹脂を前記スリットが形成された金属部材の前記スリットを臨む縁部及び前記スリットの周囲の両面に付着させるように、前記金属部材を液状の前記樹脂に浸漬させる工程と、
    (b)前記金属部材の前記スリットを臨む前記縁部及び前記スリットの周囲の前記両面に付着した前記樹脂を硬化させる工程と、を備える、電磁シールド部材製造方法。
  11. 請求項10に記載の電磁シールド部材製造方法であって、
    前記シールド体は、板状の前記金属部材が筒状に曲げられた部材であり、
    (c)板状の前記金属部材を筒状に曲げる工程をさらに備える、電磁シールド部材製造方法。
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